JPH0247448Y2 - - Google Patents
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- JPH0247448Y2 JPH0247448Y2 JP1983099487U JP9948783U JPH0247448Y2 JP H0247448 Y2 JPH0247448 Y2 JP H0247448Y2 JP 1983099487 U JP1983099487 U JP 1983099487U JP 9948783 U JP9948783 U JP 9948783U JP H0247448 Y2 JPH0247448 Y2 JP H0247448Y2
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- angle
- degrees
- rotation
- rotating body
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 30
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01D—MEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01D5/00—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
- G01D5/12—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
- G01D5/244—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing characteristics of pulses or pulse trains; generating pulses or pulse trains
- G01D5/24471—Error correction
- G01D5/24476—Signal processing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Optical Transform (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、セオドライト等の角度測定装置の改
良に関する。
良に関する。
従来、目盛を使用せずに角度を測定する装置と
しては、たとえばU.S.
ARMYEngineerTopographicLaboratoriesの
ReportETL−TR−72−1の中で報告されている
ものがある。
しては、たとえばU.S.
ARMYEngineerTopographicLaboratoriesの
ReportETL−TR−72−1の中で報告されている
ものがある。
この角度測定装置は、等速回転体の周面に設け
られた切欠が、ある固定された基準点に対して1
回転するのに要する時間T1と、その基準点から
角度測定点まで回転するのに要する時間T2を求
め、360度×(T2/T1)を演算することによつ
て、角度を求めるものである。
られた切欠が、ある固定された基準点に対して1
回転するのに要する時間T1と、その基準点から
角度測定点まで回転するのに要する時間T2を求
め、360度×(T2/T1)を演算することによつ
て、角度を求めるものである。
上記のような角度測定装置は、目盛盤を必要と
しないので測定が簡単であり、しかもその構成も
簡単であるという特徴を有するものである。
しないので測定が簡単であり、しかもその構成も
簡単であるという特徴を有するものである。
また、同レポートにおいては、等速回転体の回
転中心と、角度測定点の回転中心の偏心による誤
差を補償するために、いわゆる180度対向読みに
ついて言及している。
転中心と、角度測定点の回転中心の偏心による誤
差を補償するために、いわゆる180度対向読みに
ついて言及している。
同レポートの方法においては、回転体の1回転
における等速回転性能が、その測角精度に大きく
影響する。したがつて、測角精度を高く維持する
ためには、回転体を駆動するモータの等速回転性
能が所定値以下にならないように、相当の注意を
払う必要がある。
における等速回転性能が、その測角精度に大きく
影響する。したがつて、測角精度を高く維持する
ためには、回転体を駆動するモータの等速回転性
能が所定値以下にならないように、相当の注意を
払う必要がある。
回転体が1回転する間に1周期の回転むらがあ
つた場合には、180度対向読みを採用すると、そ
の悪影響はキヤンセルされる傾向にある。一方、
同レポートの方式を我々が実験した結果、モータ
または回転制御のための帰環検出系において、回
転体1回転について2周期の回転むらが存在する
ことが判明した。したがつて、測角精度において
も、2周期の誤差カーブを描く結果が生じ、この
誤差は180度対向読みを採用してもキヤンセルさ
れずに残るという問題がある。
つた場合には、180度対向読みを採用すると、そ
の悪影響はキヤンセルされる傾向にある。一方、
同レポートの方式を我々が実験した結果、モータ
または回転制御のための帰環検出系において、回
転体1回転について2周期の回転むらが存在する
ことが判明した。したがつて、測角精度において
も、2周期の誤差カーブを描く結果が生じ、この
誤差は180度対向読みを採用してもキヤンセルさ
れずに残るという問題がある。
本考案は、上記の従来の問題点に着目してなさ
れたもので、回転体が1回転する間に生じる2周
期の回転むらを充分に補償することができるよう
にするとともに、検出部における温度補償を充分
に行なうことのできる装置を提供することを目的
とするものである。
れたもので、回転体が1回転する間に生じる2周
期の回転むらを充分に補償することができるよう
にするとともに、検出部における温度補償を充分
に行なうことのできる装置を提供することを目的
とするものである。
この目的を達成するために、本考案は、被検出
部を、必要に応じて5度以上360度未満の幅を有
する切欠で構成し、しかもその切欠の回転に応じ
て発生するパルスの立上がり情報と、そのパルス
の立下がり情報とを角度測定に利用するものであ
る。
部を、必要に応じて5度以上360度未満の幅を有
する切欠で構成し、しかもその切欠の回転に応じ
て発生するパルスの立上がり情報と、そのパルス
の立下がり情報とを角度測定に利用するものであ
る。
ここで、切欠SR,SMの角度幅を5度以上とした
のは、従来の切欠としては5度未満の角度幅を有
するものが使用されているが、5度以上の角度幅
を有する切欠であつても、回転体の1回転におけ
る2周期の回転むらを充分に補正することができ
ることが確認されたからである。
のは、従来の切欠としては5度未満の角度幅を有
するものが使用されているが、5度以上の角度幅
を有する切欠であつても、回転体の1回転におけ
る2周期の回転むらを充分に補正することができ
ることが確認されたからである。
以下、添附図面に示す実施例に基づいて本考案
を詳述する。第1図は、本考案の一実施例を示す
平面図であり、第2図は、第1図の−線から
見た縦断面図である。
を詳述する。第1図は、本考案の一実施例を示す
平面図であり、第2図は、第1図の−線から
見た縦断面図である。
回転体1は、2つの円板1a,1bで構成さ
れ、これらの回転軸1cを介してモータ3によつ
て等速回転するものであり、回転軸1cは、角度
測定装置の非可動部である基板2に軸支されてい
る。視準アーム4の回転軸は、回転軸1cとほぼ
一致するように設定されている。この視準アーム
4には、図示しない視準望遠鏡が固定され、視準
望遠鏡の角度と視準アーム4の角度とが一致する
ようになつている。
れ、これらの回転軸1cを介してモータ3によつ
て等速回転するものであり、回転軸1cは、角度
測定装置の非可動部である基板2に軸支されてい
る。視準アーム4の回転軸は、回転軸1cとほぼ
一致するように設定されている。この視準アーム
4には、図示しない視準望遠鏡が固定され、視準
望遠鏡の角度と視準アーム4の角度とが一致する
ようになつている。
さらに、基板2上には、基準となる基準点R
1,R2が設けられ、これら基準点R1,R2は
それぞれ対となつた発光素子と受光素子とを有す
る。また、回転体1を構成する円板1bの外周部
には、約90度の幅を有する切欠SRが設けられ、
この切欠SRは、回転体1の回転に伴い、基準点
R1およびR2を構成する発光素子から受光素子
に向かう光路の中を、通過するようになつてい
る。そして、回転体1が回転しているときに、切
欠SRがそれら光路を通過すると、各受光素子が
パルスを発生する。なお、切欠SRのうち、回転
方向の先端の端部をSR1とし、後端の端部をSR
2とする。切欠SRの角度幅は90度に限られず、
5度以上360度未満の幅の範囲内であれば、どの
角度幅を有していてもよい。
1,R2が設けられ、これら基準点R1,R2は
それぞれ対となつた発光素子と受光素子とを有す
る。また、回転体1を構成する円板1bの外周部
には、約90度の幅を有する切欠SRが設けられ、
この切欠SRは、回転体1の回転に伴い、基準点
R1およびR2を構成する発光素子から受光素子
に向かう光路の中を、通過するようになつてい
る。そして、回転体1が回転しているときに、切
欠SRがそれら光路を通過すると、各受光素子が
パルスを発生する。なお、切欠SRのうち、回転
方向の先端の端部をSR1とし、後端の端部をSR
2とする。切欠SRの角度幅は90度に限られず、
5度以上360度未満の幅の範囲内であれば、どの
角度幅を有していてもよい。
一方、視準アーム4の両端部には、角度測定点
M1,M2が設けられている。これら角度測定点
M1,M2には、基準点R1,R2と同様に、発
光素子と受光素子の組がそれぞれ設けられてい
る。これら発光素子と受光素子とは、円板1aを
挾むように対向し、その円板1aに設けられた切
欠SMが角度測定点M1,M2を通過する度に、
角度測定点M1,M2においてパルスが発生す
る。また、切欠SMはSRと径方向、周方向の位置
を同一にして設定されるもので、約90度の角度幅
で設置されているが、SRと同様5度以上360度未
満の幅の範囲内であれば、どの角度幅を有してい
てもよい。また、この切欠SMは、その回転方向
の先端の端部をSM1とし、後端の端部をSM2
としている。なお、切欠SMとSRの角度幅は、正
確な値がわかつていなくてもよい。
M1,M2が設けられている。これら角度測定点
M1,M2には、基準点R1,R2と同様に、発
光素子と受光素子の組がそれぞれ設けられてい
る。これら発光素子と受光素子とは、円板1aを
挾むように対向し、その円板1aに設けられた切
欠SMが角度測定点M1,M2を通過する度に、
角度測定点M1,M2においてパルスが発生す
る。また、切欠SMはSRと径方向、周方向の位置
を同一にして設定されるもので、約90度の角度幅
で設置されているが、SRと同様5度以上360度未
満の幅の範囲内であれば、どの角度幅を有してい
てもよい。また、この切欠SMは、その回転方向
の先端の端部をSM1とし、後端の端部をSM2
としている。なお、切欠SMとSRの角度幅は、正
確な値がわかつていなくてもよい。
第3図は、上記実施例に使用する回路の一例を
示すものであり、第4図は、第3図の要部の信号
波形を示すタイムチヤートである。
示すものであり、第4図は、第3図の要部の信号
波形を示すタイムチヤートである。
ここで、測定精度を向上させるには対向読み
(たとえば、ある切欠が、1つの基準点からその
隣の角度測定点まで移動する時間と、残りの基準
点から残りの角度測定点まで移動する時間との平
均をとる方法)を採用するが、以下、説明は一方
のみについて行なう。すなわち、各円板1a,1
bごとに切欠を使用するが、基準点としてはR1
のみを使用し、角度測定点としてはM1のみを使
用したとして説明する。対向読みを行なう際に
は、以下の説明に基づいて、さらに基準点R2,
角度測定点M2についても測定し、所定の演算を
実行した後、両者の平均をとればよい。
(たとえば、ある切欠が、1つの基準点からその
隣の角度測定点まで移動する時間と、残りの基準
点から残りの角度測定点まで移動する時間との平
均をとる方法)を採用するが、以下、説明は一方
のみについて行なう。すなわち、各円板1a,1
bごとに切欠を使用するが、基準点としてはR1
のみを使用し、角度測定点としてはM1のみを使
用したとして説明する。対向読みを行なう際に
は、以下の説明に基づいて、さらに基準点R2,
角度測定点M2についても測定し、所定の演算を
実行した後、両者の平均をとればよい。
第3図において、R1出力信号と表示したもの
は、基準点R1における受光素子の出力信号であ
り、M1出力信号と表示したものは、角度測定点
M1における受光素子の出力信号である。
は、基準点R1における受光素子の出力信号であ
り、M1出力信号と表示したものは、角度測定点
M1における受光素子の出力信号である。
RSフリツプフロツプ5は、R1出力信号の立
上がりエツヂでセツトされ、M1出力信号の立上
りエツヂでリセツトされるものである。RSフリ
ツプフロツプ6は、そのセツト入力端子、リセツ
ト入力端子に、それぞれインバータ6a,6bが
接続されているので、R1出力信号の立下がりエ
ツヂでセツトされ、M1出力信号の立下がりエツ
ヂでリセツトされるものである。
上がりエツヂでセツトされ、M1出力信号の立上
りエツヂでリセツトされるものである。RSフリ
ツプフロツプ6は、そのセツト入力端子、リセツ
ト入力端子に、それぞれインバータ6a,6bが
接続されているので、R1出力信号の立下がりエ
ツヂでセツトされ、M1出力信号の立下がりエツ
ヂでリセツトされるものである。
Dフリツプフロツプ7は、R1出力信号を入力
し、切欠SRの端部SR1が基準点R1を通過して
から、同じ端部SR1が基準点R1を再び通過す
るまでの時間、つまり回転体1の1回転時間の
間、パルスを出力するものである。
し、切欠SRの端部SR1が基準点R1を通過して
から、同じ端部SR1が基準点R1を再び通過す
るまでの時間、つまり回転体1の1回転時間の
間、パルスを出力するものである。
クロツク発生回路20は、所定周波数のクロツ
クパルスを発生するものである。カウンタ31
は、RSフリツプフロツプ5が出力している間、
すなわち、切欠SRの端部SR1が基準点R1を通
過してから、切欠SMの端部SM1が角度測定点
M1を通過するまでの間、クロツクパルスをカウ
ントするものである。カウンタ32は、RSフリ
ツプフロツプ6が出力している間、すなわち、切
欠SRの端部SR2が基準点R1を通過してから、
切欠SMの端部SM2が角度測定点M1を通過す
るまでの間、クロツクパルスをカウントするもの
である。カウンタ33は、回転体1が1回転する
時間に対応したパルス数をカウントするものであ
る。
クパルスを発生するものである。カウンタ31
は、RSフリツプフロツプ5が出力している間、
すなわち、切欠SRの端部SR1が基準点R1を通
過してから、切欠SMの端部SM1が角度測定点
M1を通過するまでの間、クロツクパルスをカウ
ントするものである。カウンタ32は、RSフリ
ツプフロツプ6が出力している間、すなわち、切
欠SRの端部SR2が基準点R1を通過してから、
切欠SMの端部SM2が角度測定点M1を通過す
るまでの間、クロツクパルスをカウントするもの
である。カウンタ33は、回転体1が1回転する
時間に対応したパルス数をカウントするものであ
る。
マイクロコンピユータ40は、カウンタ31,
32の内容を読み込み、これらを加算して2で割
り、この時間をT2とし、また、カウンタ33の
出力をT1としたときに、360度×(T2/T1)
を演算するものである。この演算結果が、測角値
である。なお、符号11,12,13はAND回
路である。
32の内容を読み込み、これらを加算して2で割
り、この時間をT2とし、また、カウンタ33の
出力をT1としたときに、360度×(T2/T1)
を演算するものである。この演算結果が、測角値
である。なお、符号11,12,13はAND回
路である。
第4図は、上記のように角度測定した場合に、
そのときの測定誤差が補償される原理を示したも
のであり、たとえば、切欠幅が90度の場合に、90
度の挾角をセオドライトの各位置で測定した誤差
カーブである。ここで実線のカーブは、従来方法
による誤差カーブ(第4図において、RSフリツ
プフロツプ5の非反転出力信号とDフリツプフロ
ツプ7の出力信号とを使用した場合に生じる誤差
カーブ)である。また図中、破線のカーブは、R
1出力信号の立下がりとM1出力信号の立下がり
とを使用して測定した場合の誤差カーブ(第4図
において、RSフリツプフロツプ6の非反転出力
信号とDフリツプフロツプ7の出力信号とを使用
した場合に生じる誤差カーブ)である。
そのときの測定誤差が補償される原理を示したも
のであり、たとえば、切欠幅が90度の場合に、90
度の挾角をセオドライトの各位置で測定した誤差
カーブである。ここで実線のカーブは、従来方法
による誤差カーブ(第4図において、RSフリツ
プフロツプ5の非反転出力信号とDフリツプフロ
ツプ7の出力信号とを使用した場合に生じる誤差
カーブ)である。また図中、破線のカーブは、R
1出力信号の立下がりとM1出力信号の立下がり
とを使用して測定した場合の誤差カーブ(第4図
において、RSフリツプフロツプ6の非反転出力
信号とDフリツプフロツプ7の出力信号とを使用
した場合に生じる誤差カーブ)である。
ところで、第5図は、視準アーム4の角度に対
する誤差を示したものであり、実線カーブは、従
来の角度測定装置において生じる誤差を表わして
あり、破線カーブは、その実線カーブを90度遅ら
せた場合を表わしたものである。そして、第1〜
4図に示した実施例は、第5図に示した実線の誤
差カーブと、破線のそれとが加えられて測定され
るものである。このために、実線カーブで示され
る誤差が破線カーブによつてキヤンセルされて、
そのときの誤差は理想的には零とすることができ
るものである。
する誤差を示したものであり、実線カーブは、従
来の角度測定装置において生じる誤差を表わして
あり、破線カーブは、その実線カーブを90度遅ら
せた場合を表わしたものである。そして、第1〜
4図に示した実施例は、第5図に示した実線の誤
差カーブと、破線のそれとが加えられて測定され
るものである。このために、実線カーブで示され
る誤差が破線カーブによつてキヤンセルされて、
そのときの誤差は理想的には零とすることができ
るものである。
上記のように、第5図において実線のカーブに
対する破線のカーブの遅れ角度が90度であるの
は、キヤンセルしようとする誤差が、回転体1の
1回転に対して2周期の割合で生じる誤差である
からである。もしその誤差が4周期の割合いで生
じるものであれば、破線のカーブの遅れ角度は45
度となる。したがつて、一般的には、回転体1が
1回転する間にn周期の誤差がある場合に、この
誤差をキヤンセルするには、上記破線の遅れ角度
は、360度/(2×n)となる。よつて、切欠
SM,SRの角度幅も、360度/(2×n)とする
ことが好ましい。
対する破線のカーブの遅れ角度が90度であるの
は、キヤンセルしようとする誤差が、回転体1の
1回転に対して2周期の割合で生じる誤差である
からである。もしその誤差が4周期の割合いで生
じるものであれば、破線のカーブの遅れ角度は45
度となる。したがつて、一般的には、回転体1が
1回転する間にn周期の誤差がある場合に、この
誤差をキヤンセルするには、上記破線の遅れ角度
は、360度/(2×n)となる。よつて、切欠
SM,SRの角度幅も、360度/(2×n)とする
ことが好ましい。
第3図の実施例においては、カウンタ31と3
2が設けられている。この2つのカウンタは、
RSフリツプフロツプ5,6のそれぞれのパルス
幅を同時に(並列的に)測定するためのものであ
り、このように2つのカウンタを設けることによ
つて、測定時間が短くなる。ところが、測定時間
が多少長くなつてもよい場合には、第6図に示す
ように、それら2つのカウンタ31,32の代り
に、1つのカウンタ34に置換えることができ
る。ただし、この場合には、マルチプレクサ50
が必要となる。
2が設けられている。この2つのカウンタは、
RSフリツプフロツプ5,6のそれぞれのパルス
幅を同時に(並列的に)測定するためのものであ
り、このように2つのカウンタを設けることによ
つて、測定時間が短くなる。ところが、測定時間
が多少長くなつてもよい場合には、第6図に示す
ように、それら2つのカウンタ31,32の代り
に、1つのカウンタ34に置換えることができ
る。ただし、この場合には、マルチプレクサ50
が必要となる。
すなわち、まず、R1出力信号とM1出力信号
とによつて、RSフリツプフロツプ8を作動させ
て、AND回路14を介して、カウンタ34がパ
ルス幅をカウントする。このカウント値を所定の
メモリに記憶しておく。次に、マイクロコンピユ
ータ40からの切換制御信号によつて、マルチプ
レクサ50が、R1出力信号の反転信号を選択
し、同時にM1出力信号の反転信号を選択する。
そして、AND回路14を介して、カウンタ34
がパルス幅をカウントする。このカウント値と、
上記メモリに記憶した値とを加えて2で割り、こ
の値をT2とする。このT2を、1周時間である
T1で割り、360度を掛けると、測角値を得るこ
とができる。
とによつて、RSフリツプフロツプ8を作動させ
て、AND回路14を介して、カウンタ34がパ
ルス幅をカウントする。このカウント値を所定の
メモリに記憶しておく。次に、マイクロコンピユ
ータ40からの切換制御信号によつて、マルチプ
レクサ50が、R1出力信号の反転信号を選択
し、同時にM1出力信号の反転信号を選択する。
そして、AND回路14を介して、カウンタ34
がパルス幅をカウントする。このカウント値と、
上記メモリに記憶した値とを加えて2で割り、こ
の値をT2とする。このT2を、1周時間である
T1で割り、360度を掛けると、測角値を得るこ
とができる。
さらに、マイクロコンピユータ40からの切換
制御信号によつて、マルチプレクサ50が最初の
信号の組合せを選択する。このようにして、これ
らの動作を繰り返す。上記の場合、パルスの各カ
ウントは、回転体1の回転時に行なえばよい。
制御信号によつて、マルチプレクサ50が最初の
信号の組合せを選択する。このようにして、これ
らの動作を繰り返す。上記の場合、パルスの各カ
ウントは、回転体1の回転時に行なえばよい。
また、上記実施例は、回転体1を多数回転させ
て、それらの各回転におけるT1,T2のデータ
をハード的に累積させることによつて、角度測定
することも可能である。
て、それらの各回転におけるT1,T2のデータ
をハード的に累積させることによつて、角度測定
することも可能である。
上記のように、本考案は、従来の角度測定装置
よりも切欠幅を広げ、しかもその切欠の回転に応
じて発生するパルスの立上がり情報と、そのパル
スの立下がり情報とを、角度測定に利用するよう
にしたものである。
よりも切欠幅を広げ、しかもその切欠の回転に応
じて発生するパルスの立上がり情報と、そのパル
スの立下がり情報とを、角度測定に利用するよう
にしたものである。
なお、上記実施例としては、パルスの立上がり
から立下がりまでの信号を使用したものを示した
が、この信号の代りに、そのパルスの立下がりか
ら立上がりまでの信号を用いても同様の結果が得
られるものである。
から立下がりまでの信号を使用したものを示した
が、この信号の代りに、そのパルスの立下がりか
ら立上がりまでの信号を用いても同様の結果が得
られるものである。
また、受光素子等の検出部は、温度によつてそ
の特性が変化するものであるが、上記立上がり情
報および立下がり情報は、その温度変化が互いに
逆の方向にあるので、全体的には、適切な温度補
償がなされることになる。
の特性が変化するものであるが、上記立上がり情
報および立下がり情報は、その温度変化が互いに
逆の方向にあるので、全体的には、適切な温度補
償がなされることになる。
上記のように、本考案は、回転体の1回転にお
ける2周期の回転むらを充分に補正することがで
きるとともに、検出部における温度補償も充分に
なされるので、高精度の測角を行なうことができ
るという効果を有する。
ける2周期の回転むらを充分に補正することがで
きるとともに、検出部における温度補償も充分に
なされるので、高精度の測角を行なうことができ
るという効果を有する。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図は第1図の−線から見た縦断面図、第3図
は上記実施例に使用する回路の一例を示したもの
第4図は上記実施例のタイムチヤート、第5図は
本考案の原理を示す図、第6図は本考案の他の実
施例を示す回路図である。 1……回転体、1a,1b……円板、2……基
板、3……モータ、4……視準アーム、5,6,
8……RSフリツプフロツプ、7……Dフリツプ
フロツプ、31,32,33,34……カウン
タ、40……マイクロコンピユータ、R1,R2
……検出点としての基準点、M1,M2……検出
点としての角度測定点、SR,SM……被検出部と
しての切欠、SR1,SM1,SR2,SM2……端
部。
図は第1図の−線から見た縦断面図、第3図
は上記実施例に使用する回路の一例を示したもの
第4図は上記実施例のタイムチヤート、第5図は
本考案の原理を示す図、第6図は本考案の他の実
施例を示す回路図である。 1……回転体、1a,1b……円板、2……基
板、3……モータ、4……視準アーム、5,6,
8……RSフリツプフロツプ、7……Dフリツプ
フロツプ、31,32,33,34……カウン
タ、40……マイクロコンピユータ、R1,R2
……検出点としての基準点、M1,M2……検出
点としての角度測定点、SR,SM……被検出部と
しての切欠、SR1,SM1,SR2,SM2……端
部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 等速回転体の周部に設けた被検出部が、固定
された基準点を基準にして1回転するのに要す
る時間T1と、前記基準点と角度測定点との間
を回転するのに要する時間T2を求め、360度
×(T2/T1)を演算することによつて被測
定角度を求める角度測定装置において、前記被
検出部を5度以上360度未満の角度幅を有する
切欠で構成し、しかもその切欠の回転に応じて
発生するパルスの立上がり情報と、そのパルス
の立下がり情報とを上記時間測定および角度測
定に利用する手段を設けたことを特徴とする角
度測定装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
記切欠の角度幅は、約90度であることを特徴と
する角度測定装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
記切欠の角度幅は、回転体が1回転する間にn
周期の誤差がある場合に、360度/(2×n)
であることを特徴とする角度測定装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983099487U JPS608811U (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 角度測定装置 |
US06/620,582 US4626682A (en) | 1983-06-29 | 1984-06-14 | Angle measuring device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983099487U JPS608811U (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 角度測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS608811U JPS608811U (ja) | 1985-01-22 |
JPH0247448Y2 true JPH0247448Y2 (ja) | 1990-12-13 |
Family
ID=14248658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983099487U Granted JPS608811U (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 角度測定装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4626682A (ja) |
JP (1) | JPS608811U (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5041979A (en) * | 1987-04-08 | 1991-08-20 | Motorola, Inc. | Bounded synchronous angle counter |
US4814704A (en) * | 1987-04-08 | 1989-03-21 | Motorola, Inc. | Rotor position indicator with correction for apparant acceleration and deceleration |
DE19601676A1 (de) * | 1996-01-18 | 1997-07-24 | Teves Gmbh Alfred | Lenkwinkelsensor mit Auswertung der Inkrementalspur zur Absolutwertbestimmung |
DE19601965A1 (de) * | 1996-01-20 | 1997-07-24 | Teves Gmbh Alfred | Lenkwinkelsensor mit Umdrehungszählwerk |
DE19743568A1 (de) * | 1997-10-02 | 1999-04-08 | Bosch Gmbh Robert | Winkelmeßgerät |
JP3783393B2 (ja) * | 1998-03-17 | 2006-06-07 | 松下電器産業株式会社 | 回転角度検出装置 |
SE520459C2 (sv) * | 1998-09-11 | 2003-07-15 | Inmotion Technologies Ab | Servostyrsystem med positionskalibrerande anordning för elektriska fordon |
US6834216B2 (en) | 2001-12-13 | 2004-12-21 | Freescale Semiconductor, Inc. | Method and apparatus for the automatic synchronization of dynamic angular and time domain control systems |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4318225A (en) * | 1979-12-04 | 1982-03-09 | Mchenry Systems, Inc. | Angle measuring apparatus |
-
1983
- 1983-06-29 JP JP1983099487U patent/JPS608811U/ja active Granted
-
1984
- 1984-06-14 US US06/620,582 patent/US4626682A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4626682A (en) | 1986-12-02 |
JPS608811U (ja) | 1985-01-22 |
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