JPH0247388B2 - - Google Patents
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- JPH0247388B2 JPH0247388B2 JP58158652A JP15865283A JPH0247388B2 JP H0247388 B2 JPH0247388 B2 JP H0247388B2 JP 58158652 A JP58158652 A JP 58158652A JP 15865283 A JP15865283 A JP 15865283A JP H0247388 B2 JPH0247388 B2 JP H0247388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- steer
- axle
- push rod
- vehicle
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 241000193935 Araneus diadematus Species 0.000 claims description 10
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 7
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 12
- 241000239290 Araneae Species 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/15—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
- B62D7/1509—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels with different steering modes, e.g. crab-steering, or steering specially adapted for reversing of the vehicle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、車両に使用されるステア・ロツク
装置の改良に関する。
装置の改良に関する。
積載重量の重い後二軸型車両、例えば、後二軸
型トラツクにおいてエンジンで駆動されない最後
車軸は、セルフ・トレーリング型に構成され、そ
のトラツクの荷重を確実に支持することはもとよ
り、そのトラツクの旋回時にセルフ・ステアをし
旋回半径を小さくする。
型トラツクにおいてエンジンで駆動されない最後
車軸は、セルフ・トレーリング型に構成され、そ
のトラツクの荷重を確実に支持することはもとよ
り、そのトラツクの旋回時にセルフ・ステアをし
旋回半径を小さくする。
そのように最後車軸をセルフ・トレーリング型
にした後二軸型トラツクは、通常、ステア・ロツ
ク装置を備え、そのトラツクが高速走行すると
き、および、後退するとき、その最後車軸、すな
わち、セルフ・トレーリング型の最後車輪軸を中
立状態、すなわち、直進方向に向けられた状態で
ロツクし、そのトラツクの高速走行時の安定性を
向上し、また、そのトラツクの後退を安全かつ確
実にするように構成されてきている。
にした後二軸型トラツクは、通常、ステア・ロツ
ク装置を備え、そのトラツクが高速走行すると
き、および、後退するとき、その最後車軸、すな
わち、セルフ・トレーリング型の最後車輪軸を中
立状態、すなわち、直進方向に向けられた状態で
ロツクし、そのトラツクの高速走行時の安定性を
向上し、また、そのトラツクの後退を安全かつ確
実にするように構成されてきている。
そのステア・ロツク装置は、通常、空気圧若し
くは油圧シリンダからなり、そのシリンダをその
トラツクのシヤシ側に固定し、そのシリンダから
出し入れされるプツシユ・ロツド端をそのセル
フ・トレーリング型後車軸のナツクル・コントロ
ール・アーム側に連結している。
くは油圧シリンダからなり、そのシリンダをその
トラツクのシヤシ側に固定し、そのシリンダから
出し入れされるプツシユ・ロツド端をそのセル
フ・トレーリング型後車軸のナツクル・コントロ
ール・アーム側に連結している。
しかし、そのシリンダはそのシヤシに横方向に
配置され、そのプツシユ・ロツドが横方向に往復
動されるのに対し、そのナツクル・コントロー
ル・アームはその最後車輪軸を回転可能に支持し
ているキング・ピンのまわりを回転するので、そ
のプツシユ・ロツドには、そのナツクル・コント
ロール・アームに追従する動きが要求され、その
プツシユ・ロツドの往復運動とそのナツクル・コ
ントロール・アームの回転運動とのずれを吸収す
る機構をそのシリンダが備えなければならず、そ
の結果、通常の空気圧若しくは油圧シリンダをそ
のステア・ロツク装置として使用することが困難
になり、換言するならば、そのステア・ロツク装
置のための特別のシリンダを使用しなければなら
なかつた。
配置され、そのプツシユ・ロツドが横方向に往復
動されるのに対し、そのナツクル・コントロー
ル・アームはその最後車輪軸を回転可能に支持し
ているキング・ピンのまわりを回転するので、そ
のプツシユ・ロツドには、そのナツクル・コント
ロール・アームに追従する動きが要求され、その
プツシユ・ロツドの往復運動とそのナツクル・コ
ントロール・アームの回転運動とのずれを吸収す
る機構をそのシリンダが備えなければならず、そ
の結果、通常の空気圧若しくは油圧シリンダをそ
のステア・ロツク装置として使用することが困難
になり、換言するならば、そのステア・ロツク装
置のための特別のシリンダを使用しなければなら
なかつた。
この発明の目的・課題は、車両の走行状態に応
じて、セルフ・トレーリング型後車軸をセルフ・
ステア状態およびステア・ロツク状態の何れかに
置いてその車両の低速走行時には、旋回半径を小
さくし、そして、その車両の高速走行時および後
退時には操縦安全性を向上して安全な走行や後退
を可能にし、また、そのような動作を可能にする
手段において、ナツクル・コントロール・アーム
の回転運動に追従してプツシユ・ロツドの向きを
自由に変え、そのプツシユ・ロツドの往復運動と
そのナツクル・コントロール・アームの回転運動
とのずれを吸収する機構を省いて構造を簡略化
し、殊に、特別なシリンダを使用することなし
に、既存のシリンダを使用可能にするところの車
両に使用されるステア・ロツク装置の提供にあ
る。
じて、セルフ・トレーリング型後車軸をセルフ・
ステア状態およびステア・ロツク状態の何れかに
置いてその車両の低速走行時には、旋回半径を小
さくし、そして、その車両の高速走行時および後
退時には操縦安全性を向上して安全な走行や後退
を可能にし、また、そのような動作を可能にする
手段において、ナツクル・コントロール・アーム
の回転運動に追従してプツシユ・ロツドの向きを
自由に変え、そのプツシユ・ロツドの往復運動と
そのナツクル・コントロール・アームの回転運動
とのずれを吸収する機構を省いて構造を簡略化
し、殊に、特別なシリンダを使用することなし
に、既存のシリンダを使用可能にするところの車
両に使用されるステア・ロツク装置の提供にあ
る。
上述の目的・課題に関連して、この発明の車両
に使用されるステア・ロツク装置は、セルフ・ト
レーリング型後車軸側に固定的に連結されるナツ
クル・コントロール・アームと、シヤシの横方向
に配置され、一端を開口させ、そして、他端を閉
じてそのナツクル・コントロール・アームにボー
ル・ジヨイント連結させるスリーブと、その後車
軸付近に配置され、リターン・スプリングでシリ
ンダに引つ込め動作されるプツシユ・ロツドを有
し、そして、そのスリーブにそのプツシユ・ロツ
ドを往復動可能に嵌め合わせる流体圧型ステア・
ロツク・シリンダと、その後車軸付近で、そのシ
ヤシ側に固定的に配置されるシヤシ側ヨーク、そ
の流体圧型ステア・ロツク・シリンダのシリンダ
に固定的に配置されるシリンダ側ヨーク、およ
び、そのシヤシ側ヨークにそのシリンダ側ヨーク
を回転可能に連結させてそのプツシユ・ロツドを
往復動可能に嵌め合わせるクロス・スパイダから
なる自在継手と、車両の走行状態に応じて、その
流体圧型ステア・ロツク・シリンダに加圧流体を
給排する電磁弁とを含む構成にするところにあ
る。
に使用されるステア・ロツク装置は、セルフ・ト
レーリング型後車軸側に固定的に連結されるナツ
クル・コントロール・アームと、シヤシの横方向
に配置され、一端を開口させ、そして、他端を閉
じてそのナツクル・コントロール・アームにボー
ル・ジヨイント連結させるスリーブと、その後車
軸付近に配置され、リターン・スプリングでシリ
ンダに引つ込め動作されるプツシユ・ロツドを有
し、そして、そのスリーブにそのプツシユ・ロツ
ドを往復動可能に嵌め合わせる流体圧型ステア・
ロツク・シリンダと、その後車軸付近で、そのシ
ヤシ側に固定的に配置されるシヤシ側ヨーク、そ
の流体圧型ステア・ロツク・シリンダのシリンダ
に固定的に配置されるシリンダ側ヨーク、およ
び、そのシヤシ側ヨークにそのシリンダ側ヨーク
を回転可能に連結させてそのプツシユ・ロツドを
往復動可能に嵌め合わせるクロス・スパイダから
なる自在継手と、車両の走行状態に応じて、その
流体圧型ステア・ロツク・シリンダに加圧流体を
給排する電磁弁とを含む構成にするところにあ
る。
以下、この発明の車両に使用されるステア・ロ
ツク装置の特定された具体例について、図面を参
照して説明する。
ツク装置の特定された具体例について、図面を参
照して説明する。
第1ないし4図は、後二軸型トラツク63に適
用されたこの発明の車両に使用されるステア・ロ
ツク装置の具体例10を示している。
用されたこの発明の車両に使用されるステア・ロ
ツク装置の具体例10を示している。
その後二軸型トラツク63は、後前車軸65,
66がそのトラツクに搭載されたエンジン(図示
せず)で駆動され、そして、その後前車軸65,
66の後方に配置された最後車軸、所謂、両端に
最後車輪軸17,18を揺動可能に連結したリ
ア・アクスル・ビーム67がセルフ・トレーリン
グ型に構成されたもので、この発明のステア・ロ
ツク装置10は、その最後車輪軸17,18をセ
ルフ・ステア状態およびステア・ロツク状態に置
けるところに製作された。
66がそのトラツクに搭載されたエンジン(図示
せず)で駆動され、そして、その後前車軸65,
66の後方に配置された最後車軸、所謂、両端に
最後車輪軸17,18を揺動可能に連結したリ
ア・アクスル・ビーム67がセルフ・トレーリン
グ型に構成されたもので、この発明のステア・ロ
ツク装置10は、その最後車輪軸17,18をセ
ルフ・ステア状態およびステア・ロツク状態に置
けるところに製作された。
このステア・ロツク装置10は、その最後車輪
軸17,18のナツクル15,16に固定的に連
結されたナツクル・コントロール・アーム19,
20と、そのトラツク63のシヤシ64の横方向
に配置され、一端を開口させ、そして、他端を閉
じてそのナツクル・コントロール・アーム19,
20にボール・ジヨイント連結61,62したス
リーブ22,23と、その最後車輪軸17,18
およびリア・アクスル・ビーム67付近に配置さ
れ、リターン・スプリング32,33でシリンダ
26,27に引つ込め動作されるプツシユ・ロツ
ド13,14を有し、そして、そのスリーブ2
2,23にそのプツシユ・ロツド13,14を往
復動可能に嵌め合わせた空気圧型ステア・ロツ
ク・シリンダ11,12と、その最後車輪軸1
7,18および、リア・アクスル・ビーム67付
近で、そのシヤシ64側に固定的に配置されたシ
ヤシ側ヨーク44、その空気圧型ステア・ロツ
ク・シリンダ11,12のシリンダ26,27に
固定的に配置されたシリンダ側ヨーク45、およ
び、そのシヤシ側ヨーク44にそのシリンダ側ヨ
ーク45を回転可能に連結させてそのプツシユ・
ロツド13,14を往復動可能に嵌め合わせたク
ロス・スパイダ47,48からなる自在継手4
0,41と、そのトラツク63の走行状態に応じ
て、その空気圧型ステア・ロツク・シリンダ1
1,12に圧縮空気を給排する電磁弁85とより
構成され、勿論、その電磁弁85は、エア・タン
ク(図示せず)にそのステア・ロツク・シリンダ
11,12を接続した空気圧配管84に配置され
た。
軸17,18のナツクル15,16に固定的に連
結されたナツクル・コントロール・アーム19,
20と、そのトラツク63のシヤシ64の横方向
に配置され、一端を開口させ、そして、他端を閉
じてそのナツクル・コントロール・アーム19,
20にボール・ジヨイント連結61,62したス
リーブ22,23と、その最後車輪軸17,18
およびリア・アクスル・ビーム67付近に配置さ
れ、リターン・スプリング32,33でシリンダ
26,27に引つ込め動作されるプツシユ・ロツ
ド13,14を有し、そして、そのスリーブ2
2,23にそのプツシユ・ロツド13,14を往
復動可能に嵌め合わせた空気圧型ステア・ロツ
ク・シリンダ11,12と、その最後車輪軸1
7,18および、リア・アクスル・ビーム67付
近で、そのシヤシ64側に固定的に配置されたシ
ヤシ側ヨーク44、その空気圧型ステア・ロツ
ク・シリンダ11,12のシリンダ26,27に
固定的に配置されたシリンダ側ヨーク45、およ
び、そのシヤシ側ヨーク44にそのシリンダ側ヨ
ーク45を回転可能に連結させてそのプツシユ・
ロツド13,14を往復動可能に嵌め合わせたク
ロス・スパイダ47,48からなる自在継手4
0,41と、そのトラツク63の走行状態に応じ
て、その空気圧型ステア・ロツク・シリンダ1
1,12に圧縮空気を給排する電磁弁85とより
構成され、勿論、その電磁弁85は、エア・タン
ク(図示せず)にそのステア・ロツク・シリンダ
11,12を接続した空気圧配管84に配置され
た。
そのステア・ロツク・シリンダ11,12は、
空気逃し孔36,37,38,39を備えたシリ
ンダ26,27と、そのシリンダ26,27内に
配置されるダイヤフラム28,29と、一端側を
そのシリンダ26,27の一方の端面から出し入
れ可能にして他端のそのダイヤフラム28,29
に連結したプツシユ・ロツド13,14と、その
プツシユ・ロツド13,14を引つ込めるよう
に、そのシリンダ26,27内に配置されたリタ
ーン・スプリング32,33とより構成されてい
る。
空気逃し孔36,37,38,39を備えたシリ
ンダ26,27と、そのシリンダ26,27内に
配置されるダイヤフラム28,29と、一端側を
そのシリンダ26,27の一方の端面から出し入
れ可能にして他端のそのダイヤフラム28,29
に連結したプツシユ・ロツド13,14と、その
プツシユ・ロツド13,14を引つ込めるよう
に、そのシリンダ26,27内に配置されたリタ
ーン・スプリング32,33とより構成されてい
る。
勿論、そのステア・ロツク・シリンダ11,1
2のシリンダ26,27は、他方の端面にポート
34,35をそれぞれ備え、そのポート34,3
5からそのシリンダ26,27のシリンダ室に圧
縮空気が送られると、そのダイヤフラム28,2
9がそのリターン・スプリング32,33に抗し
て移動し、そのプツシユ・ロツド13,14の一
端側がそのシリンダ26,27の一方の端面から
押し出される。
2のシリンダ26,27は、他方の端面にポート
34,35をそれぞれ備え、そのポート34,3
5からそのシリンダ26,27のシリンダ室に圧
縮空気が送られると、そのダイヤフラム28,2
9がそのリターン・スプリング32,33に抗し
て移動し、そのプツシユ・ロツド13,14の一
端側がそのシリンダ26,27の一方の端面から
押し出される。
その自在継手40,41は、その最後車輪軸1
7,18付近で、それらステア・ロツク・シリン
ダ11,12をそのリア・アクスル・ビーム67
に回転可能に取り付けた。
7,18付近で、それらステア・ロツク・シリン
ダ11,12をそのリア・アクスル・ビーム67
に回転可能に取り付けた。
その自在継手40,41は、そのリア・アクス
ル・ビーム67に根元を固定したブラケツト4
2,43の先端に形成されたシヤシ側ヨーク44
と、そのステア・ロツク・シリンダ11,12の
一方の端面に固定されたシリンダ側ヨーク45
と、そのシヤシ側ヨーク44にそのシリンダ側ヨ
ーク45を回転可能に連結したクロス・スパイダ
47,48とより構成された。勿論、そのシヤシ
側およびシリンダ側ヨーク44,45は、スパイ
ダ・ボア74,75,76,77,78,79,
80,81をそれぞれ備え、また、そのクロス・
スパイダ47,48には、そのステア・ロツク・
シリンダ11,12のプツシユ・ロツド13,1
4を通す貫通孔57,58が形成されている。
ル・ビーム67に根元を固定したブラケツト4
2,43の先端に形成されたシヤシ側ヨーク44
と、そのステア・ロツク・シリンダ11,12の
一方の端面に固定されたシリンダ側ヨーク45
と、そのシヤシ側ヨーク44にそのシリンダ側ヨ
ーク45を回転可能に連結したクロス・スパイダ
47,48とより構成された。勿論、そのシヤシ
側およびシリンダ側ヨーク44,45は、スパイ
ダ・ボア74,75,76,77,78,79,
80,81をそれぞれ備え、また、そのクロス・
スパイダ47,48には、そのステア・ロツク・
シリンダ11,12のプツシユ・ロツド13,1
4を通す貫通孔57,58が形成されている。
従つて、そのクロス・スパイダ47,48のそ
れぞれの先端をそれらスパイダ・ボア74,7
5,76,77,78,79,80,81内に収
め、さらに、それらクロス・スパイダ47,48
のそれぞれの先端を回転可能に支持するように、
内側に複数のニードル・ベアリングを配置したス
パイダ・キヤツプ49,50,51,52,5
3,54,55,56をそれらスパイダ・ボア7
4,75,76,77,78,79,80,81
にそれぞれ嵌め込んでいる。
れぞれの先端をそれらスパイダ・ボア74,7
5,76,77,78,79,80,81内に収
め、さらに、それらクロス・スパイダ47,48
のそれぞれの先端を回転可能に支持するように、
内側に複数のニードル・ベアリングを配置したス
パイダ・キヤツプ49,50,51,52,5
3,54,55,56をそれらスパイダ・ボア7
4,75,76,77,78,79,80,81
にそれぞれ嵌め込んでいる。
そのようにして、そのクロス・スパイダ47,
48を介してそのシリンダ側ヨーク45がそのシ
ヤシ側ヨーク44に連結される際、そのステア・
ロツク・シリンダ11,12のプツシユ・ロツド
13,14はそのクロス・スパイダ47,48の
貫通孔57,58に通されている。
48を介してそのシリンダ側ヨーク45がそのシ
ヤシ側ヨーク44に連結される際、そのステア・
ロツク・シリンダ11,12のプツシユ・ロツド
13,14はそのクロス・スパイダ47,48の
貫通孔57,58に通されている。
勿論、上述のように自在継手40,41を介し
てリア・アクスル・ビーム67に回転可能に連結
されたそれらステア・ロツク・シリンダ11,1
2のプツシユ・ロツド13,14端は、そのトラ
ツク63の両側、すなわち、後述するナツクル・
コントロール・アーム19,20側に向けられて
いる。
てリア・アクスル・ビーム67に回転可能に連結
されたそれらステア・ロツク・シリンダ11,1
2のプツシユ・ロツド13,14端は、そのトラ
ツク63の両側、すなわち、後述するナツクル・
コントロール・アーム19,20側に向けられて
いる。
そのナツクル・コントロール・アーム19,2
0は、その最後車輪軸17,18を備えたそのナ
ツクル15,16にそれぞれ一体的に形成され
た。
0は、その最後車輪軸17,18を備えたそのナ
ツクル15,16にそれぞれ一体的に形成され
た。
すなわち、そのナツクル15,16はその最後
車輪軸17,18を備え、キング・ピン69,7
0を介してそのリア・アクスル・ビーム67の両
端にそれぞれ回転可能に連結されているもので、
そのナツクル・コントロール・アーム19,20
はそのトラツク63の前方側に向けて突出される
ようにしてそのナツクル15,16にそれぞれ一
体的に形成されている。
車輪軸17,18を備え、キング・ピン69,7
0を介してそのリア・アクスル・ビーム67の両
端にそれぞれ回転可能に連結されているもので、
そのナツクル・コントロール・アーム19,20
はそのトラツク63の前方側に向けて突出される
ようにしてそのナツクル15,16にそれぞれ一
体的に形成されている。
また、そのナツクル15,16はそのナツク
ル・コントロール・アーム19,20の突出方向
と反対側、すなわち、そのトラツク63の後方側
に向けて突出されたタイ・ロツド・アーム71,
72をそれぞれ備え、それらタイ・ロツド・アー
ム71,72はタイ・ロツド73を介して互いに
連結されている。
ル・コントロール・アーム19,20の突出方向
と反対側、すなわち、そのトラツク63の後方側
に向けて突出されたタイ・ロツド・アーム71,
72をそれぞれ備え、それらタイ・ロツド・アー
ム71,72はタイ・ロツド73を介して互いに
連結されている。
そのスリーブ22,23は、上述のステア・ロ
ツク・シリンダ11,12のプツシユ・ロツド1
3,14端を往復動可能に受け入れるように一端
を開口し、他端をそのナツクル・コントロール・
アーム19,20端にボール・ジヨイント連結6
1,62している。
ツク・シリンダ11,12のプツシユ・ロツド1
3,14端を往復動可能に受け入れるように一端
を開口し、他端をそのナツクル・コントロール・
アーム19,20端にボール・ジヨイント連結6
1,62している。
すなわち、そのスリーブ22,23は、そのプ
ツシユ・ロツド13,14端を往復動可能に受け
入れるためのロツド・ガイド・ボア24,25を
備えて一端を開口し、他端をそのナツクル・コン
トロール・アーム19,20端にボール・ジヨイ
ント連結61,62しているもので、そのステ
ア・ロツク・シリンダ11,12のプツシユ・ロ
ツド13,14が空気圧によつて押し出されると
き、そのプツシユ・ロツド13,14の先端がそ
のロツド・ガイド・ボア24,25の底壁59,
60、すなわち、ストツパに当り、そのナツク
ル・コントロール・アーム19,20はもとよ
り、キング・ピン69,70を中心とするそのナ
ツクル15,16の回転が規制され、換言するな
らば、その最後車輪軸17,18がステア・ロツ
ク状態に置かれるように構成されている。
ツシユ・ロツド13,14端を往復動可能に受け
入れるためのロツド・ガイド・ボア24,25を
備えて一端を開口し、他端をそのナツクル・コン
トロール・アーム19,20端にボール・ジヨイ
ント連結61,62しているもので、そのステ
ア・ロツク・シリンダ11,12のプツシユ・ロ
ツド13,14が空気圧によつて押し出されると
き、そのプツシユ・ロツド13,14の先端がそ
のロツド・ガイド・ボア24,25の底壁59,
60、すなわち、ストツパに当り、そのナツク
ル・コントロール・アーム19,20はもとよ
り、キング・ピン69,70を中心とするそのナ
ツクル15,16の回転が規制され、換言するな
らば、その最後車輪軸17,18がステア・ロツ
ク状態に置かれるように構成されている。
勿論、そのステア・ロツク・シリンダ11,1
2のプツシユ・ロツド13,14が引つ込められ
ているとき、そのプツシユ・ロツド13,14の
先端はそのロツド・ガイド・ボア24,25の底
壁に当ることなく、そのプツシユ・ロツド13,
14に対するそのスリーブ22,23の往復動が
許容され、その結果、その最後車輪軸17,18
がセルフ・ステア状態に置かれる。
2のプツシユ・ロツド13,14が引つ込められ
ているとき、そのプツシユ・ロツド13,14の
先端はそのロツド・ガイド・ボア24,25の底
壁に当ることなく、そのプツシユ・ロツド13,
14に対するそのスリーブ22,23の往復動が
許容され、その結果、その最後車輪軸17,18
がセルフ・ステア状態に置かれる。
また、そのスリーブ22,23の外側は、ラバ
ー・ブーツ(図示せず)で被われ、そのラバー・
ブーツの一端をそのスリーブ22,23に、他端
をそのプツシユ・ロツド13,14に連結して、
そのスリーブ22,23内への塵、砂、水などの
浸入を防止するように構成することが望ましい。
ー・ブーツ(図示せず)で被われ、そのラバー・
ブーツの一端をそのスリーブ22,23に、他端
をそのプツシユ・ロツド13,14に連結して、
そのスリーブ22,23内への塵、砂、水などの
浸入を防止するように構成することが望ましい。
そのエア・タンクは、その空気圧配管74を介
してそれらステア・ロツク・シリンダ11,12
のポート34,35にそれぞれ接続されている。
してそれらステア・ロツク・シリンダ11,12
のポート34,35にそれぞれ接続されている。
そのエア・タンク内の圧縮空気は、そのトラツ
ク63のエンジンで駆動されるエア・コンプレツ
サ(図示せず)から供給される。
ク63のエンジンで駆動されるエア・コンプレツ
サ(図示せず)から供給される。
また、そのエア・タンクとそれらステア・ロツ
ク・シリンダ11,12とを接続するその空気圧
配管84には、その電磁弁85が設けられてい
る。
ク・シリンダ11,12とを接続するその空気圧
配管84には、その電磁弁85が設けられてい
る。
その電磁弁85は、タンク・ポート86、シリ
ンダ・ポート87、および、排気ポート88をそ
れぞれ備える3方向制御弁で、電気信号によつて
その排気ポート88を閉じると同時にそのタン
ク・ポート86をそのシリンダ・ポート87に連
絡し、および、そのタンク・ポート86を閉じる
と同時にそのシリンダ・ポート87をその排気ポ
ート88に連絡する何れか一方の動作を選択的に
行なうように構成されている。
ンダ・ポート87、および、排気ポート88をそ
れぞれ備える3方向制御弁で、電気信号によつて
その排気ポート88を閉じると同時にそのタン
ク・ポート86をそのシリンダ・ポート87に連
絡し、および、そのタンク・ポート86を閉じる
と同時にそのシリンダ・ポート87をその排気ポ
ート88に連絡する何れか一方の動作を選択的に
行なうように構成されている。
その電磁弁85の電磁コイルは、車速センサ
(図示せず)およびそのトラツク63の変速機
(図示せず)におけるバツク・アツプ・スイツチ
(図示せず)からの信号を増幅するアンプリフア
イヤ(図示せず)に電気的に接続されている。
(図示せず)およびそのトラツク63の変速機
(図示せず)におけるバツク・アツプ・スイツチ
(図示せず)からの信号を増幅するアンプリフア
イヤ(図示せず)に電気的に接続されている。
勿論、その電磁弁85の電磁コイルは、その車
速センサおよびバツク・アツプ・スイツチからの
信号に応じ、、そのトラツク63が高速走行する
とき、若しくは、後退するときに励磁され、その
排気ポート88が閉じられると同時にそのタン
ク・ポート86がそのシリンダ・ポート87に連
絡され、また、そのトラツク63がそのような条
件以外で通常の走行をするときに励磁されず、そ
のタンク・ポート86が閉じられると同時にその
シリンダ・ポート87がその排気ポート88に連
絡されるように構成されている。
速センサおよびバツク・アツプ・スイツチからの
信号に応じ、、そのトラツク63が高速走行する
とき、若しくは、後退するときに励磁され、その
排気ポート88が閉じられると同時にそのタン
ク・ポート86がそのシリンダ・ポート87に連
絡され、また、そのトラツク63がそのような条
件以外で通常の走行をするときに励磁されず、そ
のタンク・ポート86が閉じられると同時にその
シリンダ・ポート87がその排気ポート88に連
絡されるように構成されている。
次に、上述のように構成されたそのステア・ロ
ツク装置10を備えるその後二軸型トラツク63
の走行について述べるに、そのトラツク63が低
速走行をすると、その車速センサからの信号によ
つてその電磁弁85の電磁コイルは励磁されず、
その電磁弁85のタンク・ポート86は閉じら
れ、そのシリンダ・ポート87がその排気ポート
88に連絡される。
ツク装置10を備えるその後二軸型トラツク63
の走行について述べるに、そのトラツク63が低
速走行をすると、その車速センサからの信号によ
つてその電磁弁85の電磁コイルは励磁されず、
その電磁弁85のタンク・ポート86は閉じら
れ、そのシリンダ・ポート87がその排気ポート
88に連絡される。
すなわち、そのステア・ロツク・シリンダ1
1,12のシリンダ室内の圧縮空気がその排気ポ
ート88から大気中に逃がされ、そのリターン・
スプリング32,33によつてそのプツシユ・ロ
ツド13,14が内側にそれぞれ引つ込められ
る。
1,12のシリンダ室内の圧縮空気がその排気ポ
ート88から大気中に逃がされ、そのリターン・
スプリング32,33によつてそのプツシユ・ロ
ツド13,14が内側にそれぞれ引つ込められ
る。
その結果、そのプツシユ・ロツド13,14に
対するそのスリーブ22,23の往復動が許容さ
れ、その最後車輪軸17,18がセルフ・ステア
状態に置かれ、そのトラツク63が低速走行する
ときの旋回半径が小さくなる。
対するそのスリーブ22,23の往復動が許容さ
れ、その最後車輪軸17,18がセルフ・ステア
状態に置かれ、そのトラツク63が低速走行する
ときの旋回半径が小さくなる。
その際、そのステア・ロツク・シリンダ11,
12はその自在継手40,41を介してそのリ
ア・アクスル・ビーム67に回転可能に支持され
ているので、その最後車輪軸17,18のセル
フ・ステアに応じて、そのステア・ロツク・シリ
ンダ11,12を向きが自由に変えられる。
12はその自在継手40,41を介してそのリ
ア・アクスル・ビーム67に回転可能に支持され
ているので、その最後車輪軸17,18のセル
フ・ステアに応じて、そのステア・ロツク・シリ
ンダ11,12を向きが自由に変えられる。
従つて、その最後車輪軸17,8のセルフ・ス
テアにそのステア・ロツク・シリンダ11,12
が実質的に干渉することなく、そのセルフ・ステ
アが極めて円滑になされる。
テアにそのステア・ロツク・シリンダ11,12
が実質的に干渉することなく、そのセルフ・ステ
アが極めて円滑になされる。
また、そのトラツク63が高速走行をするとそ
の車速センサからの信号によつてその電磁弁85
の電磁コイルが励磁され、その電磁弁85の排気
ポート88が閉じられ、そのタンク・ポート86
がそのシリンダ・ポート87に連絡される。
の車速センサからの信号によつてその電磁弁85
の電磁コイルが励磁され、その電磁弁85の排気
ポート88が閉じられ、そのタンク・ポート86
がそのシリンダ・ポート87に連絡される。
すなわち、そのエア・タンクからの圧縮空気が
そのステア・ロツク・シリンダ11,12のシリ
ンダ室内に送られ、そのダイヤフラム28,29
がそのリターン・スプリング32,33に抗して
移動され、そのプツシユ・ロツド13,14が外
側にそれぞれ押し出される。
そのステア・ロツク・シリンダ11,12のシリ
ンダ室内に送られ、そのダイヤフラム28,29
がそのリターン・スプリング32,33に抗して
移動され、そのプツシユ・ロツド13,14が外
側にそれぞれ押し出される。
その結果、そのプツシユ・ロツド13,14の
先端がそのスリーブ22,23におけるそのロツ
ド・ガイド・ボア24,25の底壁59,60に
当り、そのプツシユ・ロツド13,14に対する
そのスリーブ22,23の往復動が規制され、そ
の最後車輪軸17,18がステア・ロツク状態に
置かれ、そのトラツク63が高速走行するときの
走行安定性が向上される。
先端がそのスリーブ22,23におけるそのロツ
ド・ガイド・ボア24,25の底壁59,60に
当り、そのプツシユ・ロツド13,14に対する
そのスリーブ22,23の往復動が規制され、そ
の最後車輪軸17,18がステア・ロツク状態に
置かれ、そのトラツク63が高速走行するときの
走行安定性が向上される。
勿論、そのトラツク63が後退するときには、
変速機の後退操作によつてバツク・アツプ・スイ
ツチが自動的に付勢され、さらに、そのバツク・
アツプ・スイツチの付勢によつてその電磁弁85
の電磁コイルが励磁され、上述の高速走行の場合
と同様にその最後車輪軸17,18がステア・ロ
ツク状態に置かれ、後退時の操縦性が安定化され
る。
変速機の後退操作によつてバツク・アツプ・スイ
ツチが自動的に付勢され、さらに、そのバツク・
アツプ・スイツチの付勢によつてその電磁弁85
の電磁コイルが励磁され、上述の高速走行の場合
と同様にその最後車輪軸17,18がステア・ロ
ツク状態に置かれ、後退時の操縦性が安定化され
る。
上述のステア・ロツク装置10において、ナツ
クル・コントロール・アーム19,20は、それ
らナツクル15,16の動きを規制し得るよう
に、それらナツクル15,16に設けられるもの
であれば、そのナツクル15,16からの突出方
向は任意であり、そのタイ・ロツド・アーム7
1,72にそのナツクル・コントロール・アーム
19,20の機能を兼ねさせることも可能であ
る。その場合、そのスリーブ22,23の他端は
そのタイ・ロツド・アーム71,73の適宜の位
置にボール・ジヨイント連結される。
クル・コントロール・アーム19,20は、それ
らナツクル15,16の動きを規制し得るよう
に、それらナツクル15,16に設けられるもの
であれば、そのナツクル15,16からの突出方
向は任意であり、そのタイ・ロツド・アーム7
1,72にそのナツクル・コントロール・アーム
19,20の機能を兼ねさせることも可能であ
る。その場合、そのスリーブ22,23の他端は
そのタイ・ロツド・アーム71,73の適宜の位
置にボール・ジヨイント連結される。
上述から理解されるように、この発明の車両に
使用されるステア・ロツク装置は、セルフ・トレ
ーリング型後車軸側に固定的に連結されるナツク
ル・コントロール・アームと、シヤシの横方向に
配置され、一端を開口させ、そして、他端を閉じ
てそのナツクル・コントロール・アームにボー
ル・ジヨイント連結させるスリーブと、その後車
軸付近に配置され、リターン・スプリングでシリ
ンダに引つ込め動作されるプツシユ・ロツドを有
し、そして、そのスリーブにそのプツシユ・ロツ
ドを往復動可能に嵌め合わせる流体圧型ステア・
ロツク・シリンダと、その後車軸付近で、そのシ
ヤシ側に固定的に配置されるシヤシ側ヨーク、そ
の流体圧型ステア・ロツク・シリンダのシリンダ
に固定的に配置されるシリンダ側ヨーク、およ
び、そのシヤシ側ヨークにそのシリンダ側ヨーク
を回転可能に連結させてそのプツシユ・ロツドを
往復動可能に嵌め合わせるクロス・スパイダから
なる自在継手と、車両の走行状態に応じて、その
流体圧型ステアア・ロツク・シリンダに加圧流体
を給排する電磁弁とを含むところにあるので、こ
の発明の車両に使用されるステア・ロツク装置で
は、車両の低速走行時、加圧流体が、その電磁弁
によつてそのシリンダから排出され、そのプツシ
ユ・ロツドが、そのリターン・スプリングでその
シリンダに引つ込められるに伴つて、そのスリー
ブから引き戻されてその後車軸に揺動可能に連結
された車輪軸がセルフ・ステア状態に置かれ、そ
の結果、旋回半径が小さくなり、また、その車両
の高速走行時や後退時、加圧流体が、その電磁弁
によつて流体圧源からそのシリンダに供給され、
そのプツシユ・ロツドが、そのリターン・スプリ
ングに抗してそのシリンダから押し出されるに伴
つて、そのスリーブに押し付けられてその車輪軸
がステア・ロツク状態に置かれ、その結果、その
高速走行時には、走行安定性が向上され、そし
て、その後退時には、操縦性が安定化され、その
ようにして、安全な走行や後退が可能になり、さ
らには、そのような動作を可能にする手段におい
て、そのナツクル・コントロール・アームの回転
運動に追従してそのプツシユ・ロツドの向きがそ
の自在継手で自由に変えられ、そのプツシユ・ロ
ツドの往復運動とそのナツクル・コントロール・
アームの回転運動とのずれを吸収する機構が省か
れて構造が簡略化され、加えて、特別なシリンダ
を使用することなしに、既存のシリンダが使用可
能になり、極めて実用的になる。
使用されるステア・ロツク装置は、セルフ・トレ
ーリング型後車軸側に固定的に連結されるナツク
ル・コントロール・アームと、シヤシの横方向に
配置され、一端を開口させ、そして、他端を閉じ
てそのナツクル・コントロール・アームにボー
ル・ジヨイント連結させるスリーブと、その後車
軸付近に配置され、リターン・スプリングでシリ
ンダに引つ込め動作されるプツシユ・ロツドを有
し、そして、そのスリーブにそのプツシユ・ロツ
ドを往復動可能に嵌め合わせる流体圧型ステア・
ロツク・シリンダと、その後車軸付近で、そのシ
ヤシ側に固定的に配置されるシヤシ側ヨーク、そ
の流体圧型ステア・ロツク・シリンダのシリンダ
に固定的に配置されるシリンダ側ヨーク、およ
び、そのシヤシ側ヨークにそのシリンダ側ヨーク
を回転可能に連結させてそのプツシユ・ロツドを
往復動可能に嵌め合わせるクロス・スパイダから
なる自在継手と、車両の走行状態に応じて、その
流体圧型ステアア・ロツク・シリンダに加圧流体
を給排する電磁弁とを含むところにあるので、こ
の発明の車両に使用されるステア・ロツク装置で
は、車両の低速走行時、加圧流体が、その電磁弁
によつてそのシリンダから排出され、そのプツシ
ユ・ロツドが、そのリターン・スプリングでその
シリンダに引つ込められるに伴つて、そのスリー
ブから引き戻されてその後車軸に揺動可能に連結
された車輪軸がセルフ・ステア状態に置かれ、そ
の結果、旋回半径が小さくなり、また、その車両
の高速走行時や後退時、加圧流体が、その電磁弁
によつて流体圧源からそのシリンダに供給され、
そのプツシユ・ロツドが、そのリターン・スプリ
ングに抗してそのシリンダから押し出されるに伴
つて、そのスリーブに押し付けられてその車輪軸
がステア・ロツク状態に置かれ、その結果、その
高速走行時には、走行安定性が向上され、そし
て、その後退時には、操縦性が安定化され、その
ようにして、安全な走行や後退が可能になり、さ
らには、そのような動作を可能にする手段におい
て、そのナツクル・コントロール・アームの回転
運動に追従してそのプツシユ・ロツドの向きがそ
の自在継手で自由に変えられ、そのプツシユ・ロ
ツドの往復運動とそのナツクル・コントロール・
アームの回転運動とのずれを吸収する機構が省か
れて構造が簡略化され、加えて、特別なシリンダ
を使用することなしに、既存のシリンダが使用可
能になり、極めて実用的になる。
第1図は後二軸型トラツクに適用されたこの発
明の車両に使用されるステア・ロツク装置の具体
例を示す概説図、第2図は第1図に示されたステ
ア・ロツク装置の拡大平面図、第3図はステア・
ロツク・シリンダの縦断面図、および、第4図は
この発明の車両に使用されるステア・ロツク装置
の具体例を示す分解斜視図である。 11,12……空気圧型ステア・ロツク・シリ
ンダ、13,14……プツシユ・ロツド、17,
18……最後車輪軸、19,20……ナツクル・
コントロール・アーム、22,23……スリー
ブ、63……後二軸型トラツク、64……シヤ
シ、67……セルフ・トレーリング型最後車軸
(リア・アクスル・ビーム)。
明の車両に使用されるステア・ロツク装置の具体
例を示す概説図、第2図は第1図に示されたステ
ア・ロツク装置の拡大平面図、第3図はステア・
ロツク・シリンダの縦断面図、および、第4図は
この発明の車両に使用されるステア・ロツク装置
の具体例を示す分解斜視図である。 11,12……空気圧型ステア・ロツク・シリ
ンダ、13,14……プツシユ・ロツド、17,
18……最後車輪軸、19,20……ナツクル・
コントロール・アーム、22,23……スリー
ブ、63……後二軸型トラツク、64……シヤ
シ、67……セルフ・トレーリング型最後車軸
(リア・アクスル・ビーム)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 セルフ・トレーリング型後車軸側に固定的に
連結されるナツクル・コントロール・アームと、 シヤシの横方向に配置され、一端を開口させ、
そして、他端を閉じてそのナツクル・コントロー
ル・アームにボール・ジヨイント連結させるスリ
ーブと、 その後車軸付近に配置され、リターン・スプリ
ングでシリンダに引つ込め動作されるプツシユ・
ロツドを有し、そして、そのスリーブにそのプツ
シユ・ロツドを往復動可能に嵌め合わせる流体圧
型ステア・ロツク・シリンダと、 その後車軸付近で、そのシヤシ側に固定的に配
置されるシヤシ側ヨーク、その流体圧型ステア・
ロツク・シリンダのシリンダに固定的に配置され
るシリンダ側ヨーク、および、そのシヤシ側ヨー
クにそのシリンダ側ヨークを回転可能に連結させ
てそのプツシユ・ロツドを往復動可能に嵌め合わ
せるクロス・スパイダからなる自在継手と、 車両の走行状態に応じて、その流体圧型ステ
ア・ロツク・シリンダに加圧流体を給排する電磁
弁とを含む車両に使用されるステア・ロツク装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15865283A JPS6050072A (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 車両に使用されるステア・ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15865283A JPS6050072A (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 車両に使用されるステア・ロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6050072A JPS6050072A (ja) | 1985-03-19 |
JPH0247388B2 true JPH0247388B2 (ja) | 1990-10-19 |
Family
ID=15676385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15865283A Granted JPS6050072A (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 車両に使用されるステア・ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6050072A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0222882Y2 (ja) * | 1985-04-05 | 1990-06-21 | ||
JPS61167307U (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-17 | ||
JPS6226780U (ja) * | 1985-08-02 | 1987-02-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5026526U (ja) * | 1973-07-05 | 1975-03-27 |
-
1983
- 1983-08-30 JP JP15865283A patent/JPS6050072A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6050072A (ja) | 1985-03-19 |
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