JPH0247251Y2 - - Google Patents

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JPH0247251Y2
JPH0247251Y2 JP19466484U JP19466484U JPH0247251Y2 JP H0247251 Y2 JPH0247251 Y2 JP H0247251Y2 JP 19466484 U JP19466484 U JP 19466484U JP 19466484 U JP19466484 U JP 19466484U JP H0247251 Y2 JPH0247251 Y2 JP H0247251Y2
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head
cylinder head
liner
cylinder
intake
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JP19466484U
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は金属製のシリンダヘツドに対するセラ
ミツクス製のヘツドライナの位置決め構造に関す
るものである。
[従来の技術] ピストン冠部、シリンダライナ、シリンダヘツ
ド、フアイヤデツキなどの燃焼ガスに晒される壁
部にチツ化ケイ素、炭化ケイ素などのセラミツク
スを使用し、これらをピストン本体、シリンダ本
体、シリンダヘツドなどの金属構造体の内壁に結
合した断熱内燃機関は、例えば特開昭59−122765
号公報に開示されている。第4図に示すように、
上述の断熱内燃機関は通常の金属からなるシリン
ダヘツド1に円筒部1bが形成され、円筒部1b
の内部にセラミツクスからなるカツプ形のヘツド
ライナ3がガスケツト16を介して嵌合され、ヘ
ツドライナ3の下端面がガスケツト35を介して
シリンダ本体2に嵌合したシリンダライナ4の上
端面に突き合される。そして、シリンダヘツド1
から挿通した複数のボルト(図示せず)をシリン
ダ本体2へ螺合して、シリンダヘツド1とヘツド
ライナ3がシリンダ本体2へ結合される。
シリンダヘツド1の吸・排気ポートに連なる弁
座9,29がヘツドライナ3の上壁に形成され、
セラミツクスをコーテイングされた吸・排気弁
7,27により開閉される。
燃焼室はセラミツクスからなるカツプ形のヘツ
ドライナ3とセラミツクスからなるピストン冠部
8とにより区画され、燃焼室の主要部から離れた
部分で、前述のようにヘツドライナ3が好ましく
はセラミツクスからなるシリンダライナ4と突き
合される。
ピストンはセラミツクスからなるピストン冠部
8を、普通の金属からなるスカート部ないしピス
トン本体6に重ね合せ、上から挿通したボルト3
2にデイスタントスリーブ17を介してナツト3
3を締め付けて結合される。ピストン冠部8の上
面に燃料と空気の混合を促すくぼみ37が設けら
れ、下面中央に円筒部34が設けられる。ピスト
ン本体6は外周面のリング溝41にピストンリン
グが装着される一方、上面中央に柱10が形成さ
れる。柱10にピストン冠部8が重ね合され、柱
10と円筒部34との間に空部21が形成され
る。
ところで、多気筒内燃機関の場合、熱膨張率の
異なる金属からなるシリンダヘツド1と、セラミ
ツクスからなり各気筒ごとに別個に構成されるヘ
ツドライナ3とを位置決めするために、ヘツドラ
イナ3の外径部で位置決めを行うと当然異動が生
じ、セラミツクスからなるヘツドライナ3に局部
的に大きな応力が掛り破損する恐れがある。
そこで、シリンダヘツド1に対するヘツドライ
ナ3の位置決めを行うために、金属からなるシリ
ンダヘツド1の下面1aに、吸気通路11と連通
する円筒部18と、排気通路31と連通する円筒
部38とを突出させて一体に形成し、第5図に示
すように、各円筒部18,38をセラミツクスか
らなるヘツドライナ3の上面3aに設けた穴1
9,39に嵌合し、吸気通路11が吸気ポート1
1aと、排気通路31が排気ポート31aとそれ
ぞれ連通するように構成される。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、この場合にはシリンダヘツド1の下面
1aの平坦度と円筒部18,38の外径の寸法精
度を得るのに手数が掛り、コストの低減が困難で
あつた。
本考案の目的は上述の問題に鑑み、シリンダヘ
ツドの下面の平坦加工が容易で、ヘツドライナと
の位置決めが簡単かつ正確に得られる、シリンダ
ヘツドとヘツドライナとの位置決め構造を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は金
属製のシリンダヘツドとセラミツクス製のヘツド
ライナとの重なり部を、吸気通路と排気通路の一
方を接続するスリーブと位置決めピンとにより位
置決めし、位置決めピンは吸気通路の接続部の中
心と排気通路の接続部の中心とを結ぶ線に対して
鋭角に交差する線の方向に細長い長穴に嵌合した
ものである。
[作用] ヘツドライナの上面に吸気ポートと同心に設け
た穴と、吸気ポートの中心と排気ポートの中心と
を結ぶ線に対して傾きをもつ線の上に設けた長穴
とに、シリンダヘツドの下面において吸気通路の
端部に嵌合したスリーブと、同下面に固定した位
置決めピンとをそれぞれ嵌合して位置決めされ
る。
シリンダヘツドの下面とヘツドライナとの間の
隙間の部分で、吸気通路と吸気ポートとはスリー
ブにより接続される。また、排気通路と排気ポー
トとの接続部はシールリングにより封止される。
[考案の実施例] 第2図に示すように、ヘツドライナ3に吸気ポ
ート11aと排気ポート31aが設けられる。吸
気ポート11aと排気ポート31aの各中心を結
ぶ線に対して90゜以内の角度で交差する線a上に
長穴13が設けられる。
第1図に示すように、シリンダヘツド1の下面
1aは平坦とされ、下面1aにおいて吸気通路1
1に穴19aが設けられ、前述した長穴13に対
応する位置に位置決めピン12が嵌合固定され
る。
シリンダヘツド1にヘツドライナ3を組み合せ
るには、セラミツクスからなるスリーブ15を穴
19aと穴19にそれぞれ嵌合し、位置決めピン
12を長穴13に係合する。このように組み合せ
れば、多気筒内燃機関の場合でも自動的に吸気通
路11に対する吸気ポート11aの位置と、排気
通路31に対する排気ポート31aの位置とが決
定される。そして、排気通路31と排気ポート3
1aとの間は、シリンダヘツド1の下面1aとヘ
ツドライナ3の上面3aとの間に介装したシール
リング14により封止される。
なお、上述の実施例において、吸気通路11の
代りに、排気通路31と排気ポート31aとをス
リーブ15により接続するようにしても、全く同
様の効果が得られる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、金属製のシリンダヘツ
ドとセラミツクス製のヘツドライナとの重なり部
を、吸気通路と排気通路の一方を接続するスリー
ブと位置決めピンとにより位置決めし、位置決め
ピンは吸気通路の接続部の中心と排気通路の接続
部の中心とを結ぶ線に対して鋭角に交差する線の
方向に細長い長穴に嵌合したものであり、熱膨張
率の異なるシリンダヘツドとヘツドライナとの結
合位置が、スリーブと位置決めピンにより設定さ
れるから、従来例に比べてシリンダヘツドの下面
が平坦となり、その機械加工が非常に簡単にな
り、組立も簡単になり、コストの削減が可能とな
る。
位置決めピンはヘツドライナの長穴に沿つて移
動可能に嵌合され、排気通路と排気ポートとの接
続部はシールリングにより封止されるから、シリ
ンダヘツドに対してヘツドライナは僅かに相対移
動が可能であり、これにより熱応力の集中が回避
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシリンダヘツドとヘツド
ライナとの位置決め構造を示す第2図の線−
による側面断面図、第2図は同位置決め構造にお
けるヘツドライナの平面図、第3図は第2図の線
−による正面断面図、第4図は従来の断熱内
燃機関の正面断面図、第5図は同要部を拡大して
示す正面断面図である。 1:シリンダヘツド、3:ヘツドライナ、1
1:吸気通路、11a:吸気ポート、12:位置
決めピン、13:長穴、14:シールリング、1
5:スリーブ、19,19a:穴、31:排気通
路、31a:排気ポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製のシリンダヘツドとセラミツクス製のヘ
    ツドライナとの重なり部を、吸気通路と排気通路
    の一方を接続するスリーブと位置決めピンとによ
    り位置決めし、位置決めピンは吸気通路の接続部
    の中心と排気通路の接続部の中心とを結ぶ線に対
    して鋭角に交差する線の方向に細長い長穴に嵌合
    した、シリンダヘツドとヘツドライナとの位置決
    め構造。
JP19466484U 1984-12-22 1984-12-22 Expired JPH0247251Y2 (ja)

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JP19466484U JPH0247251Y2 (ja) 1984-12-22 1984-12-22

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JP19466484U JPH0247251Y2 (ja) 1984-12-22 1984-12-22

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JPS61171856U JPS61171856U (ja) 1986-10-25
JPH0247251Y2 true JPH0247251Y2 (ja) 1990-12-12

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JP19466484U Expired JPH0247251Y2 (ja) 1984-12-22 1984-12-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2503459B2 (ja) * 1986-11-20 1996-06-05 三菱自動車工業株式会社 シリンダヘッドの加工方法

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JPS61171856U (ja) 1986-10-25

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