JPH0247230A - 高精度熱電対用合金 - Google Patents
高精度熱電対用合金Info
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- JPH0247230A JPH0247230A JP19720688A JP19720688A JPH0247230A JP H0247230 A JPH0247230 A JP H0247230A JP 19720688 A JP19720688 A JP 19720688A JP 19720688 A JP19720688 A JP 19720688A JP H0247230 A JPH0247230 A JP H0247230A
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- alloy
- thermocouple
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はいわゆるクロメル(以下KPという)とアルメ
ル(以下KN>とから成る高精度熱電対用合金に関し、
特にKPの高精度化を実現したものである。
ル(以下KN>とから成る高精度熱電対用合金に関し、
特にKPの高精度化を実現したものである。
従来KPを十脚及びKNを一脚として構成されるJIS
C1802で規定されたに熱電対は広い温度範囲で汎
用性があり比較的安価な高温用熱雷対として広く用いら
れている。
C1802で規定されたに熱電対は広い温度範囲で汎
用性があり比較的安価な高温用熱雷対として広く用いら
れている。
ところでこれら熱電対に対してはそれを使用する各種高
温炉等のより正確な温度管理の必要性等から、次第に高
精度品が要求されており、このに熱電対に対してもJI
S C1602に測定温度に対する許容誤差として測定
温度において±2.5℃または測定温度の±0,75%
を認める従来の0.75級に加えて、最近新たに測定温
度において±1.5℃または測定温度の±0.4%のよ
り高い精度を求めた0、4級が設定された。
温炉等のより正確な温度管理の必要性等から、次第に高
精度品が要求されており、このに熱電対に対してもJI
S C1602に測定温度に対する許容誤差として測定
温度において±2.5℃または測定温度の±0,75%
を認める従来の0.75級に加えて、最近新たに測定温
度において±1.5℃または測定温度の±0.4%のよ
り高い精度を求めた0、4級が設定された。
しかし、K熱電対に関しては、ASTH−E 230等
一部の外国規格を除いて各脚、すなわち単線の基準熱起
電力値、あるいはその温度に対する許容差のいずれも規
定されておらず、これらの場合は両脚、すなわちKPと
KNとを組合わせたに熱電対としての通常の使用形態で
の値の規制となっている。したがって、通常製品として
は、両脚を組合わせた値が規格を満足すれば良いものと
一般には判断されていた。
一部の外国規格を除いて各脚、すなわち単線の基準熱起
電力値、あるいはその温度に対する許容差のいずれも規
定されておらず、これらの場合は両脚、すなわちKPと
KNとを組合わせたに熱電対としての通常の使用形態で
の値の規制となっている。したがって、通常製品として
は、両脚を組合わせた値が規格を満足すれば良いものと
一般には判断されていた。
この理由は、主にKP、場合によってはKNの熱起電力
(以下EMFという)特性の直線性に依るものである。
(以下EMFという)特性の直線性に依るものである。
しかし、例えば上述の単線規格を設けである上記外国規
格(ASTM−E230 >の単線規準値と照合した場
合(一般に、国内において単線規格を設定する必要のあ
る場合は、慣例的にこの規格を引用する)、その適合性
に欠くきらいがあった。即ち、第1図に示す通り、各温
度での規準値に対するEMFの偏差の一例は、KP単線
の場合は図中の1であり、KN単線の場合は図中の2で
あり、更にこれを組合せたに熱電対の場合を図中の3で
示しである。即ち、それぞれの単線で規格から外れてい
ても、実際の使用上ではこれらの組合せで規格を満足し
ていれば良い訳である。
格(ASTM−E230 >の単線規準値と照合した場
合(一般に、国内において単線規格を設定する必要のあ
る場合は、慣例的にこの規格を引用する)、その適合性
に欠くきらいがあった。即ち、第1図に示す通り、各温
度での規準値に対するEMFの偏差の一例は、KP単線
の場合は図中の1であり、KN単線の場合は図中の2で
あり、更にこれを組合せたに熱電対の場合を図中の3で
示しである。即ち、それぞれの単線で規格から外れてい
ても、実際の使用上ではこれらの組合せで規格を満足し
ていれば良い訳である。
しかしなかなら、上記のように計測の高精度化は、組合
せによる規格適合品について測定温度の精度に対して不
安感を招き、且つまた、指定組合せ以外の組合せでは使
用できないため、材料管理についても手間を掛ける結果
となっていた。ざらに、計測精度の高度化は、0.4級
規格以上の高精度量を要求する場合もおり、必然的に、
先の単線の特性曲線の改良が要求される様になった。
せによる規格適合品について測定温度の精度に対して不
安感を招き、且つまた、指定組合せ以外の組合せでは使
用できないため、材料管理についても手間を掛ける結果
となっていた。ざらに、計測精度の高度化は、0.4級
規格以上の高精度量を要求する場合もおり、必然的に、
先の単線の特性曲線の改良が要求される様になった。
(課題を解決するための手段〕
上記問題に対処するには各単線のEMF特性曲線の直線
化、すなわち規準値に対するEMF偏差曲線を極力水平
化・直線化すればよく、また特性の改良を行なう場合に
も、その手段として材料の組成を調整する際には使用時
における安定性の問題から従来の合金組成から大幅に変
更するのは望ましくないといえる。
化、すなわち規準値に対するEMF偏差曲線を極力水平
化・直線化すればよく、また特性の改良を行なう場合に
も、その手段として材料の組成を調整する際には使用時
における安定性の問題から従来の合金組成から大幅に変
更するのは望ましくないといえる。
これらに鑑み種々検討の結果、本発明はに熱電対に用い
るKPの高温での安定性を維持しつつ初期特性を含めた
に熱電対の高精度化を実現した熱電対用合金を開発した
ものである。
るKPの高温での安定性を維持しつつ初期特性を含めた
に熱電対の高精度化を実現した熱電対用合金を開発した
ものである。
即ち本発明は、Cr9゜5〜10wt%、3+0.4〜
0.8wt%及びF eO,2〜0.3 wt%を含み
、さらにそれぞれ’+wt%以下の範囲内でA1.2r
またはMgを1種または2種以上含み、残部は実質的に
Niからなることを特徴とするものでおる。
0.8wt%及びF eO,2〜0.3 wt%を含み
、さらにそれぞれ’+wt%以下の範囲内でA1.2r
またはMgを1種または2種以上含み、残部は実質的に
Niからなることを特徴とするものでおる。
(作 用)
このように添加元素の含有量を限定した理由を次に述べ
る。
る。
cr及びFeの添加は本発明合金からなるKPのEMF
特性曲線を水平化するのに有効で必って、Orの含有量
が9.5wt%未満では規準値に対してEMF特性曲線
は直線的にプラス側に増大し、Crの含有量が10wt
%を超えると逆にマイナス側へ変化してしまう。
特性曲線を水平化するのに有効で必って、Orの含有量
が9.5wt%未満では規準値に対してEMF特性曲線
は直線的にプラス側に増大し、Crの含有量が10wt
%を超えると逆にマイナス側へ変化してしまう。
Zr、A1またはM9の添加は脱酸及び耐熱性の改良、
即ち高温下での使用におけるEMFの経時変化の抑制を
目的とし、それぞれの含有量を1wt%以下としたのは
1wt%を超えると合金の加工性を害するからである。
即ち高温下での使用におけるEMFの経時変化の抑制を
目的とし、それぞれの含有量を1wt%以下としたのは
1wt%を超えると合金の加工性を害するからである。
次に本発明の実施例について説明する。
第1表に示す組成のNi合金鋳塊から常法に従ってそれ
ぞれ同一線径のKP単線を作製した復、マイナス脚とし
て白金線を接続し、200゜400 、600 、80
0及び1000℃に保持した炉中に上記KP−Pt熱電
対を装入して熱起電力を測定し、AST)l−E230
に表示されているKPの単線規準値からの偏差を求め、
これらの値を第1表に併記し、さらに第2図に線図とし
て示した。
ぞれ同一線径のKP単線を作製した復、マイナス脚とし
て白金線を接続し、200゜400 、600 、80
0及び1000℃に保持した炉中に上記KP−Pt熱電
対を装入して熱起電力を測定し、AST)l−E230
に表示されているKPの単線規準値からの偏差を求め、
これらの値を第1表に併記し、さらに第2図に線図とし
て示した。
ここで第1表中の合金NQA−Eは第2図中の折れ線の
番号A−Eに対応する。
番号A−Eに対応する。
なお第2図にはに熱電対に対しての0.4級の許容誤差
範囲を直線Zで示した。
範囲を直線Zで示した。
第1表及び第2図から明らかなように本発明合金A及び
Bはいずれも各温度でのEMFの偏差が小さく、E M
F fIti差曲線差水線化している。
Bはいずれも各温度でのEMFの偏差が小さく、E M
F fIti差曲線差水線化している。
これに対してCrの含有量が9.5wt%未満の比較合
金Cは偏差値がプラス側に大きく片寄り、Orの含有量
が10wt%を超える比較合金EのEMF偏差値はマイ
ナス側に大きく片寄っており、ざらにFe及びSiの含
有量が規定量を超える比較合金りはU字形の偏差曲線で
あって、いずれの曲線も水平化しておらず、また0、4
級の誤差範囲をはずれている。
金Cは偏差値がプラス側に大きく片寄り、Orの含有量
が10wt%を超える比較合金EのEMF偏差値はマイ
ナス側に大きく片寄っており、ざらにFe及びSiの含
有量が規定量を超える比較合金りはU字形の偏差曲線で
あって、いずれの曲線も水平化しておらず、また0、4
級の誤差範囲をはずれている。
(発明の効果)
このように本発明によればに熱電対のプラス脚であるK
P金合金組成を調整することにより単線規準値に対する
EMFtIi差曲線を水平曲線直線化せしめ、これによ
り高精度計測に対応できる熱電対の供給を可能にする等
工業上顕著な効果を秦するものである。
P金合金組成を調整することにより単線規準値に対する
EMFtIi差曲線を水平曲線直線化せしめ、これによ
り高精度計測に対応できる熱電対の供給を可能にする等
工業上顕著な効果を秦するものである。
第1図はKP単線、KN単線及びこれらを組み合わせた
に熱電対のEMF偏差値の一例を示す線図、第2図は本
発明合金及び比較合金についてEMF[差値を示す実測
図である。
に熱電対のEMF偏差値の一例を示す線図、第2図は本
発明合金及び比較合金についてEMF[差値を示す実測
図である。
Claims (1)
- (1)Cr9.5〜10wt%、Si0.4〜0.8w
t%及びFe0.2〜0.3wt%を含み、さらにそれ
ぞれ1wt%以下の範囲内でAl、ZrまたはMgを1
種または2種以上含み、残部は実質的にNiからなるこ
とを特徴とする高精度熱電対用合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19720688A JPH0247230A (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | 高精度熱電対用合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19720688A JPH0247230A (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | 高精度熱電対用合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0247230A true JPH0247230A (ja) | 1990-02-16 |
JPH0340097B2 JPH0340097B2 (ja) | 1991-06-17 |
Family
ID=16370585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19720688A Granted JPH0247230A (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | 高精度熱電対用合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0247230A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010037636A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Furukawa Techno Material Co Ltd | 熱電対用Ni−Cr合金 |
JP2014185938A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Furukawa Techno Material Co Ltd | N型熱電対用正極、n型熱電対正極用合金、及びこれらを用いたn型熱電対 |
CN108220689A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-06-29 | 重庆材料研究院有限公司 | 高温长时间稳定测温k型热电偶正极材料及制备方法 |
-
1988
- 1988-08-09 JP JP19720688A patent/JPH0247230A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010037636A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Furukawa Techno Material Co Ltd | 熱電対用Ni−Cr合金 |
JP2014185938A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Furukawa Techno Material Co Ltd | N型熱電対用正極、n型熱電対正極用合金、及びこれらを用いたn型熱電対 |
CN108220689A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-06-29 | 重庆材料研究院有限公司 | 高温长时间稳定测温k型热电偶正极材料及制备方法 |
CN108220689B (zh) * | 2017-11-29 | 2020-05-12 | 重庆材料研究院有限公司 | 高温长时间稳定测温k型热电偶正极材料及制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0340097B2 (ja) | 1991-06-17 |
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Legal Events
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