JPH0247049A - 耐火袋 - Google Patents

耐火袋

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JPH0247049A
JPH0247049A JP19788988A JP19788988A JPH0247049A JP H0247049 A JPH0247049 A JP H0247049A JP 19788988 A JP19788988 A JP 19788988A JP 19788988 A JP19788988 A JP 19788988A JP H0247049 A JPH0247049 A JP H0247049A
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JP
Japan
Prior art keywords
bag
fire
outer sheet
plastic inner
metal outer
Prior art date
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Pending
Application number
JP19788988A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takase
高瀬 建次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Kako Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kako Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、火災時に袋内温度の上昇を抑え、重要書類や
可燃性貴重品等の破損、滅失を防止する新規な耐火袋に
関する。
(従来の技術) 従来、株券、各種会員券、預金証書2紙幣等の重要書類
、ダイヤモンド、芸術品等の可燃性貴重品、更には貴金
属加工品を火災から安全に保管する方法として、各種金
融機関の貸金庫、又は耐火金庫が利用されている。
(発明が解決しようとする課題) 貸金庫には、収容量に制限があり、維持経費がかかり、
更には簡便さに欠けるという問題点があり、充分には利
用できない。一方耐火金庫は、購入経費が大きいと共に
保管するために比較的太きいスペースを必要とする問題
点があり、一般家庭で簡易に利用することはできない。
紙類、インク等は350°〜400°Cで燃焼し、金、
銀1w4等の細工品も高熱によってその価値が著しく低
下する。火災時における耐火金庫内の温度を上記温度よ
り低く維持するためには、庫体を構成する外壁を金属板
にして、内側壁に厚い断熱材を用い、これら内外壁間に
水を介入させ、火災加熱時の水分蒸発潜熱によって庫内
の温度上昇を防ぎ低温に保つ耐火金庫も従来知られてい
る。
この種耐火金庫の耐火能力は非常に優れているが、庫内
容積に比較して外容積が大きく、而も重量が大きいため
、やはり一般家庭内での使用には不向きである。
一方近時では、個人の所有する重要書類や貴重品が大幅
に増加しているにも拘わらず、現実にこれらを一般家庭
内で簡便に而も安心して保管する手段がなく、これら貴
重品を家庭内で火災から守る簡便な収納手段の出現が望
まれている。
本発明は、上記の点に鑑み、きわめて小嵩にして大きな
設置場所を必要とせず、而も一般家庭において貴重品を
簡便に保管でき、万一火災にあっても内容物を損失する
ことのない新規な耐火袋を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明では、流動性のない
高含水物を金属製外側シートとプラスチック製内側膜と
の間に介在させて袋素材となし、この袋素材によって構
成した耐火袋を特徴とする。
上記金属製外側シートとプラスチック製内側膜との間に
無機繊維耐火材を芯材として介在させ、この無機繊維耐
火材中に高含水物を含ませることが、後記する理由によ
り特に効果的である。
また、金属製外側シートとプラスチック製内側膜との間
に無機繊維耐火材を介在させ、この無機繊維耐火材と金
属製外側シートあるいはプラスチック製内側膜との間の
何れかに高含水物を介在させてもよい。
また、金属製外側シートの外側に更に耐火性あるいは難
燃性の布あるいは膜によって表面波’ri−層を設ける
ことが好ましい。
更に、プラスチック製内側膜の更に内側に耐火性又は難
燃性の布あるいは膜によって内表面被覆層を設けである
ことが更に好ましい。
本発明に用いる上記流動性のない高含水物には、ポリア
クリル酸共重合体架橋物、ポリアクリルアミド架橋物、
不飽和ポリエステル樹脂等の水和物と、ホウ酸ナトリウ
ム、メタケイ酸ナトリウム。
硫酸アルミニウム、塩化カルシウム、炭酸ナトリウム等
の多結晶水化物が挙げられる。
金属性外側シートは、火災加熱時に高含水物から水が蒸
発する際、水分が袋の外側に逃げない作用をもつもので
、銅、アルミニウム、ステンレスが用いられる。
一方、プラスチック内側膜には、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等が用い
られる。
更に、上記耐火性あるいは難燃性の布あるいは膜として
は、シリカ繊維、セラミックファイバー等が優れている
上記素材によって構成される本発明耐火袋は、普通の袋
状に縫製されるかあるいは糊付けによって形成されるが
、完全に密封構造にすることは空気と水蒸気の置き換え
ができないために好ましくない。従って袋の入口の閉じ
構造は公知の長いホック状金具、チャック状金臭等によ
って開閉可能にすることが望ましいし、又開口部を二重
おり構造にして外側で閉じ状態を維持するような止め具
を具備させておくことがよい。
(作 用) 上記の構成からなる本発明耐火袋が火災等の高温雰囲気
にさらされると、金属製外側シートとプラスチック製内
側膜との間に介在させた高含水物の水分が蒸発して水蒸
気となり、その蒸発潜熱によって温度低下作用を生ずる
。同時に高温によってプラスチック製内側膜が溶融し、
上記発生した水蒸気が袋内に充満する。そしてこの水蒸
気は袋の外側に位置する金MHIJ外側シートにより袋
の外に逃げることが防止される。
上記作用により高含水物によって生じた水蒸気が袋内に
充満して、袋内にあった空気(酸素)を装入口等の僅か
な部分から追い出し、袋内を酸素のない状態にする。従
って上記蒸発潜熱によって袋内温度を低く保つと共に袋
内の酸素を追い出すことにより、袋内の貴重品の消失を
防ぐ。
このような本発明耐火袋において、無機繊維耐火材を芯
材とし、この無機繊維耐火材中に高含水物をぬり込んだ
りして含ませた構成の場合は、袋製作時の素材厚の均一
性の故作業性がよくて好ましいし、更には火災加熱時の
耐長時間化にも効果があり、最も効果的である。
更に素材内外に耐火性あるいは難燃性の布あるいは膜に
よって被ri層を設けることにより、外表面のデザイン
化をよくして付加価値を高めると共に内表面においては
収納貴重品の汚損をなくす上において効果的であり、更
に耐火性をもよくするとこができる。
(実施例) 図面は本発明の袋素材の断面を示すもので、第1図にそ
の基本構成を示しである。即ち図中lが金泥製外側シー
ト、2がプラスチック製内側膜で、これらの間に高含水
物3を介在させである。
第2図には金属製外側シート1とプラスチック製内側膜
2との間に無機繊維耐火材4を介在させ、この無機繊維
耐火材4中に高含水物3を含ませたものである。
更に第3図には無機繊維耐火材4と高含水物3とを重ね
て全屈製外側シートlとプラスチック製内側HrA2と
の間に介在させたものである。
次に第4図は第1図示の素材の内外両面に耐火性あるい
は難燃性の布あるいは膜によって構成した被覆層5,6
を設けたものである。
第5図は同様に第2図に示した素材の内外両面に上記同
様の被rj層5.6を設けたものであり、第6図は第3
図に示した素材の内外両面に被覆層5.6を設けたもの
である。
次に発明者は次の3種の実施例を作成し、耐火−人騒を
した。
実施例1゜ 流動性のない高含水物としてポリアクリル酸共重合体架
橋物「アクリソーバントH8200」 (ダイヤフロッ
ク株式会社製造):水−20:lのゲルを調整した。こ
のゲルを耐熱材であるアルミナシリカファイバーを網状
に織った厚手の耐熱材にねり込み、その水分量が063
g/c+Jになるようにし、一方側(外側)は銅箔で、
他側(内側)はポリ塩化ビニリデン膜で覆った。これを
シリカクロスで両側を覆い、銅箔側が袋の外側になるよ
うに針金で袋状に縫製した。これに印刷した上質紙を5
枚入れ袋の入口を折り曲げ金具ハンドをかけ入口を閉じ
た。上記試験品を3ヶ製作し、火炎の中(1,000°
C以上)で一定時間加熱した。
結果 20分加熱後の開袋状況:紙は全く変化なし。
(含水物が少し減っていた) 40分加熱後の開袋状況二組は全く変化なし。
(含水物は半分になった) 60分加熱後の開袋状況:紙の白色部の一部が黄変(含
水物は全くなくなり、ポリアクリル酸はカーボン化した
)。
従って、本試験品の耐火時間は60分位である。
実施例2゜ 流動性のない高含水物としてホウ酸ナトリウム10水塩
粉末をアルミナシリカファイバーを網状に織った厚手の
耐熱材に保持させ(その水分量は0.15g/cII!
であった)、一方側(外側)ハアルミ箔で覆い、更にそ
の両側をシリカクロスで覆って針金で袋状に縫製した。
これに印刷した上質紙を5枚入れ、袋の入口をおり曲げ
金具バンドをかけ入口を閉した。
上記試験品を3ヶ製作し、火炎の中で一定時間加熱した
結果 20分加熱後の開袋状況二組は全く変化なし。
30分加熱後の開袋状況二組は白色部が黄変。
40分加熱後の開袋状況二組は黒色になりほとんど全部
が炭化した。
従って本試験品の耐火時間は30分位である。
実施例3゜ 比較のため、含水物を使用しない袋で加熱試験した。ア
ルミナシリカファイバーを網状に織った厚手の耐火材を
一方側(外側)に銅箔で覆い、その両側をシリカクロス
で覆って、銅箔側が外側になるように針金で袋状に縫製
した。これに印刷した上質紙を5枚いれ、袋の入口を折
り曲げ金具バンドをかけ入口を閉じた。
上記試験品を3ヶ製作し、火炎の中で一定時間加熱した
結果 10分加熱後の開袋状況:紙は完全に炭化した。
20分加熱後の開袋状況:紙は完全に炭化した。
従って、本試験品では全く耐火性がないことがわかった
(発明の効果) 叙上の如く本発明耐火袋であれば、袋内の貴重品を火災
から守り、消損することがない。そして本発明耐火袋は
、袋であるから、小嵩にし得て、どこにでも保管でき、
一般家庭で充分使用でき、よく所期の目的を達し得た効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明耐火袋の素材の断面を示し、第1図はその
基本構成を示し、第2図は最も好ましい実施例の断面を
示し、第3図は他の実施例の断面を示し、第4図乃至第
6図は夫々内外に被覆層を設けた実施例の断面を示しで
ある。 1・・・・・・金属製外側シート 2・・・・・・プラスチック製内側膜 3・・・・・・高含水物   4・・・・・・無機繊維
耐火材5.6・・・・・・被覆層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、流動性のない高含水物を金属製外側シートとプ
    ラスチック製内側膜との間に介在させて袋素材となし、
    この袋素材によって構成したことを特徴とする耐火袋
  2. (2)、金属製外側シートとプラスチック製内側膜との
    間に無機繊維耐火材を芯材として介在させ、この無機繊
    維耐火材中に上記高含水物を含ませてあることを特徴と
    する請求項(1)記載の耐火袋
  3. (3)、金属製外側シートとプラスチック製内側膜との
    間に無機繊維耐火材を介在させ、この無機繊維耐火材と
    金属製外側シートあるいはプラスチック製内側膜との間
    の何れかに高含水物を介在させてあることを特徴とする
    請求項(1)記載の耐火袋
  4. (4)、金属製外側シートの外側に更に耐火性あるいは
    難燃性の布あるいは膜によって表面被覆層を設けてある
    ことを特徴とする請求項(1)、(2)又は(3)記載
    の耐火袋
  5. (5)、プラスチック製内側膜の更に内側に耐火性又は
    難燃性の布あるいは膜によって内表面被覆層を設けてあ
    ることを特徴とする(1)、(2)、(3)又は(4)
    記載の耐火袋
JP19788988A 1988-08-10 1988-08-10 耐火袋 Pending JPH0247049A (ja)

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