JPS6181971A - 書類の収納方法およびその容器 - Google Patents
書類の収納方法およびその容器Info
- Publication number
- JPS6181971A JPS6181971A JP19682184A JP19682184A JPS6181971A JP S6181971 A JPS6181971 A JP S6181971A JP 19682184 A JP19682184 A JP 19682184A JP 19682184 A JP19682184 A JP 19682184A JP S6181971 A JPS6181971 A JP S6181971A
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- fire
- substance
- melts
- paper
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、火災に耐える書類の収納方法およびその容
器に係る。
器に係る。
火災に際して重要な書類が、たとえ金庫内に置かれたも
のであつても、焼損する場合が多く、悔いを残すことが
しばしば見受けられる。
のであつても、焼損する場合が多く、悔いを残すことが
しばしば見受けられる。
この発明は、主として紙質の重要書類を収納し、火災に
際してこれを焼損から守る方法およびその容器を提供す
るもので、その骨子は、不燃もしくは難燃性外装材の内
側に、好ましくは断熱材を介して、不燃性にして気密を
保持し得る包袋を設置し、この中に、常温では固型を維
持するも、昇温によつて溶融液状化する物質で、望まし
くはそれ自身難然性もしくは自己消炎性を有するものを
、適宜のシート状の担体に含浸もしくは塗布してこれを
書類と共に封入するようにしたものであり、火災に際し
ては、この物質が溶融して書類の紙質に浸透し、その着
火温度を著しく上昇させると共に分解炭化をも抑制する
効果を発現し、そのため書類の焼損を十分に防止するも
のである。
際してこれを焼損から守る方法およびその容器を提供す
るもので、その骨子は、不燃もしくは難燃性外装材の内
側に、好ましくは断熱材を介して、不燃性にして気密を
保持し得る包袋を設置し、この中に、常温では固型を維
持するも、昇温によつて溶融液状化する物質で、望まし
くはそれ自身難然性もしくは自己消炎性を有するものを
、適宜のシート状の担体に含浸もしくは塗布してこれを
書類と共に封入するようにしたものであり、火災に際し
ては、この物質が溶融して書類の紙質に浸透し、その着
火温度を著しく上昇させると共に分解炭化をも抑制する
効果を発現し、そのため書類の焼損を十分に防止するも
のである。
なおこの発明の容器は、これを汎用の金庫内に入れると
きは、上記の外装材および断熱材を省略することができ
る。すなわちその場合、「不燃性にして気密を保持し得
る包袋中に、常温では固型を維持するも、昇温によつて
溶融液状化する物質で、望ましくはそれ自身難然性もし
くは自己消焔性を有するものを、適宜のシート状の担体
に含浸もしくは塗布してこれを書類と共に封入するよう
にしたもの」がこの発明の構成要素となる。
きは、上記の外装材および断熱材を省略することができ
る。すなわちその場合、「不燃性にして気密を保持し得
る包袋中に、常温では固型を維持するも、昇温によつて
溶融液状化する物質で、望ましくはそれ自身難然性もし
くは自己消焔性を有するものを、適宜のシート状の担体
に含浸もしくは塗布してこれを書類と共に封入するよう
にしたもの」がこの発明の構成要素となる。
また上記包袋の「気密を保持」する度合については、常
圧下での自然換気を抑制すれば足りる程度のもので、と
くに耐圧的なシールなどを施す要はない。
圧下での自然換気を抑制すれば足りる程度のもので、と
くに耐圧的なシールなどを施す要はない。
以上の記述で明らかなように、この発明の基本的な技術
思想は、「常温では固型を維持し、昇温によつて溶融液
状化する物質」を火災時に自動的に「書類の紙質に浸透
」させることにある。
思想は、「常温では固型を維持し、昇温によつて溶融液
状化する物質」を火災時に自動的に「書類の紙質に浸透
」させることにある。
通常木材パルプを主材とする紙は、100℃を超え12
0〜130℃辺からは、含有水分の脱水乾燥だけでなく
、僅かながらも一部熱分解が始まり200°Cを超える
と、それが急速に進行して可燃ガスを発生し、空気(酸
素)の存在下では、260℃前後で着火燃焼を始めるに
至る。また空気を遮断しても、加熱が続く場合なお分解
は止らず、いわゆる乾溜状態となつて炭化が進行する。
0〜130℃辺からは、含有水分の脱水乾燥だけでなく
、僅かながらも一部熱分解が始まり200°Cを超える
と、それが急速に進行して可燃ガスを発生し、空気(酸
素)の存在下では、260℃前後で着火燃焼を始めるに
至る。また空気を遮断しても、加熱が続く場合なお分解
は止らず、いわゆる乾溜状態となつて炭化が進行する。
上述の技術思想は、この紙に沸点の高い重質油の類を含
浸させると、上記の分解開始温度が大幅にたかめられ、
それと共に炭化の進行も著しく抑制されるという知見が
得られたことに基づくものである。本発明においては、
この知見を敷衍して、その目的を達するべく、火災時に
のみ溶融し紙質に浸透して同様な効果を発現する物質を
求めこれを適用することとしたが、当然ながらその物質
の選定が重要な鍵となる。
浸させると、上記の分解開始温度が大幅にたかめられ、
それと共に炭化の進行も著しく抑制されるという知見が
得られたことに基づくものである。本発明においては、
この知見を敷衍して、その目的を達するべく、火災時に
のみ溶融し紙質に浸透して同様な効果を発現する物質を
求めこれを適用することとしたが、当然ながらその物質
の選定が重要な鍵となる。
実験の結果では、固型のパラフイン類がこの目的によく
適合してその有効性が確認され、更にこれを塩素化する
ことによつて難燃化し、自己消焔性を附与した「塩素化
パラフイン」を単独に使用するかもしくはこれを固型パ
ラフインと混合して使用したときに好適な結果を示すこ
とを知るに至つた。
適合してその有効性が確認され、更にこれを塩素化する
ことによつて難燃化し、自己消焔性を附与した「塩素化
パラフイン」を単独に使用するかもしくはこれを固型パ
ラフインと混合して使用したときに好適な結果を示すこ
とを知るに至つた。
なおまた、この塩素化パラフインを採用する場合はこれ
に更に適量の酸化アンチモンの粉末を併用すれば、周知
のような両者の相乗効果によつて、目的とする燃焼抑止
の機能が一段とたかめられることを知り得た。
に更に適量の酸化アンチモンの粉末を併用すれば、周知
のような両者の相乗効果によつて、目的とする燃焼抑止
の機能が一段とたかめられることを知り得た。
以下にこの発明の実施の態様を例示すると。
(1).外観を書籍型に成型した鉄板製の2つ割型のケ
ースの内側にセラミツク繊維を圧縮成型して成る2〜3
cm厚の断熱材をそれぞれ装着してその中間に厚さ約0
.05mmの銅箔製の包袋を設置し、その中に、予めガ
ラス繊維製の紙(単位重量50g/m2)に通常の固型
パラフインを溶融含浸させて成るシートを、1枚づつ書
類の間に挿入して、交互に積層した状態で封入する。
ースの内側にセラミツク繊維を圧縮成型して成る2〜3
cm厚の断熱材をそれぞれ装着してその中間に厚さ約0
.05mmの銅箔製の包袋を設置し、その中に、予めガ
ラス繊維製の紙(単位重量50g/m2)に通常の固型
パラフインを溶融含浸させて成るシートを、1枚づつ書
類の間に挿入して、交互に積層した状態で封入する。
(2).上記の実施例(1)中の「通常の固型パラフイ
ン」を、「通常の固型パラフインと、同じく常温で固型
の塩素化パラフインとを2:1の割合で混合したもの」
に置きかえたものとする。
ン」を、「通常の固型パラフインと、同じく常温で固型
の塩素化パラフインとを2:1の割合で混合したもの」
に置きかえたものとする。
(3).上記の実施例(2)において、固型のパラフイ
ンと塩素化パラフインの混合物を含浸させる前のガラス
繊維紙に、その粗面を利用して三酸化アンチモンの粉末
をまぶしたものを用いる。
ンと塩素化パラフインの混合物を含浸させる前のガラス
繊維紙に、その粗面を利用して三酸化アンチモンの粉末
をまぶしたものを用いる。
以上の3例とも、火災時のフラツシユオーバーの状態を
再現するテスト(摸擬火災による)において、いずれも
その損傷度合に多少の差異が見られたものの、書類につ
いての証拠価値の維持(紙幣については交換可能な範囲
の判定)が十分に確認されるという結果を得た。
再現するテスト(摸擬火災による)において、いずれも
その損傷度合に多少の差異が見られたものの、書類につ
いての証拠価値の維持(紙幣については交換可能な範囲
の判定)が十分に確認されるという結果を得た。
以上のように、この発明は、火災時に液状化して書類の
紙質に浸透する物質を活用することによつて、大がかり
な耐火設備や手段をとることなしに、重要書類を焼損か
ら守る効果的な方法およびその容器を提供するもので、
その経済性と簡便性の点で有用なものである。
紙質に浸透する物質を活用することによつて、大がかり
な耐火設備や手段をとることなしに、重要書類を焼損か
ら守る効果的な方法およびその容器を提供するもので、
その経済性と簡便性の点で有用なものである。
Claims (2)
- (1)、不燃性にして気密を保持し得る包袋中に、常温
では固型を維持するも、昇温によって溶融液状化する物
質で、望ましくはそれ自身難然性もしくは自己消■性を
有するものを、適宜のシート状の担体に含浸もしくは塗
布してこれを書類と共に封入するようにして成る、火災
に耐える書類の収納方法。 - (2)、前項の目的を達するようにしつらえた書類の収
納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19682184A JPS6181971A (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 | 書類の収納方法およびその容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19682184A JPS6181971A (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 | 書類の収納方法およびその容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6181971A true JPS6181971A (ja) | 1986-04-25 |
Family
ID=16364219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19682184A Pending JPS6181971A (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 | 書類の収納方法およびその容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6181971A (ja) |
-
1984
- 1984-09-21 JP JP19682184A patent/JPS6181971A/ja active Pending
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