JPH024687Y2 - - Google Patents

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JPH024687Y2
JPH024687Y2 JP1982033304U JP3330482U JPH024687Y2 JP H024687 Y2 JPH024687 Y2 JP H024687Y2 JP 1982033304 U JP1982033304 U JP 1982033304U JP 3330482 U JP3330482 U JP 3330482U JP H024687 Y2 JPH024687 Y2 JP H024687Y2
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JP
Japan
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smoke
frame
hanging wall
ceiling
plate
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JP1982033304U
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English (en)
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JPS58136155U (ja
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Publication date
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Priority to JP3330482U priority Critical patent/JPS58136155U/ja
Publication of JPS58136155U publication Critical patent/JPS58136155U/ja
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Publication of JPH024687Y2 publication Critical patent/JPH024687Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、防煙垂れ壁に関する。
従来の防煙垂れ壁は、板ガラス等の不燃板の上
端を天井面の空間溝に挿着し、その下端を該空間
溝から吊り下げられたボルトに取付けられている
受け具に保持させることにより前記不燃板を天井
面から垂下させるものが一般的である。また、特
殊なものとして、実公昭52−54239号に開示され
ているガラス繊維布の上下縁を金属薄板で挾持
し、その下縁板は主断面がT字型であつて平常時
に天井開口部を通して天井内に捲き込み、前記下
縁板でその開口部を閉鎖し、火災時に上記ガラス
繊維布を垂下させる防煙垂れ壁の構成や、実公昭
56−2984号に開示されている板ガラス製の垂れ壁
の下端部にその板ガラスを支持する受け具を設
け、該受け具の下面もしくは側面にランプを設け
て室内の装飾や垂れ壁の所在を示すようにした防
煙垂れ壁が知られている。
しかしながら、従来のかかる防煙垂れ壁は、そ
の下端部が、受け具の断面および不燃板の端部
共、U型となつているため、後述するように防煙
垂れ壁を越えた煙は床に向つて降下するという欠
点を有しており、今日まで垂れ壁を越えた煙の挙
動については防煙垂れ壁の設計時には全く考慮さ
れていなかつた。
本考案は、上記の欠点および煙の挙動を考慮
し、板ガラス、セメント板、セラミツク板等の防
煙垂れ壁の下縁両面に円弧状で末広の傾斜側面を
有するフレームを設置することにより、垂れ壁を
越えた煙の流動を抑制し、より高い安全性を与え
る効果を防煙垂れ壁に付与するようにしたもので
ある。
以下本考案の具体例を図面により詳述する。
第1図、第2図および第3図は本考案の一具体
例を示す図面である。1は防煙垂れ壁を構成する
板ガラスであり、通常網または線入りの板ガラ
ス、もしくは合せ板ガラス等が用いられる。しか
して該板ガラス1の上端部は天井5の空間溝に設
置されているバー6に挿着されており、その下端
部はフレーム2に保持されている。該フレーム2
は、上部に板ガラス1を挿着する溝を有し、その
両側面7は末広の円弧面となつており、また所定
間隔毎に吊り下げボルト3を挿通する孔8が複数
個設けられる。
前記吊り下げボルト3は前記バー6から所定間
隔で複数本吊り下げられ、その先端にはその内外
側の何れでもよいがネジ16が刻設されてナツト
4と螺着可能となつており、この構成により前記
フレーム2を一定レベルに保持し、前記板ガラス
1を連続した壁面に構成するものであるが、前記
フレーム2、吊り下げボルト3およびナツト4の
材質は鉄・アルミニウム等の不燃材質であれば良
い。
また前記フレーム2の両側面7は第1〜3図に
示す円弧状がより効果的でありフレーム2の下部
の巾は広いほど、また下部の形状は円弧形状にな
る程好ましい。
さらにまた前記フレーム2は第4図に示すよう
に湾曲した長尺材でも良く、その長尺材を板ガラ
ス1の両面に接着して前述した形状のものと同一
の効果を発現させることも任意である。
第5図は本考案の他の具体例を示すもので、前
記フレーム2の下部に螢光灯あるいは非常灯等の
電灯9を設置し、その電灯9を網目状の電灯用ガ
バー10で覆い、該カバー10をフレーム2にビ
ス11で取付けるようにしたもので、防煙垂れ壁
を装飾用として用いたり、停電時の非常灯として
も用いることができる態様を示したものである。
次に本考案の一具体例による煙の遮断効果を風
洞試験装置によるモデル実験により説明する。
第6図は、風洞試験装置内に天井板5を付設
し、該天井5より防煙垂れ壁となる板ガラス1を
建築基準法施行令に基づいて、模型の大きさとし
て25cm垂下させ、風洞内の一端より所定速度の気
流を作用させ、その風上側に発煙筒を設けて発煙
させ、前記気流下における板ガラス1近辺の発煙
直後の煙の流動状態を示す図であり、第8図は発
煙10秒後の煙の流動状態を示す図であつて、共に
従来の防煙垂れ壁による態様を示したものであ
る。
第8図は、前記板ガラス1の下縁に巾4.5cm、
高さ4cmで両側面が末広の円弧を有するフレーム
2を挿着した場合の発煙直後の煙の流動状態を示
す図で、第9図は発煙10秒後の煙の流動状態を示
す図であつて、共に本考案による防煙垂れ壁の態
様を示したものである。
従来の防煙垂れ壁を示す第6図と、本考案のも
のによる第8図とを比較すると、第6図の場合の
煙は板ガラス1のかなり前から床に向つて下降し
ており、第8図の場合は板ガラス1及びフレーム
2によつて煙は完全遮断されてから床に向つて下
降している。また従来例の第7図と本考案による
第9図とを比較すると、第7図は発煙直後の煙の
状態とほぼ変化がなく床に向つて煙が下降してい
るが、第9図の場合は煙の下降角度が小さく煙の
遮断効果が大きいものである。これらの図示から
明らかなように、本考案の防煙垂れ壁のほうが従
来の防煙垂れ壁に比較して煙を風上側でよく停滞
させ風下側に向かうことを防止すると共に、煙を
天井にはわせる効果が大である。この理由として
は垂れ壁となる板ガラス1に末広の傾斜側面を有
するフレーム2を装着したため、風上側でフレー
ム2によつて吹上げ気流を起し逆流するかたちと
なつて天井面付近の気流と衝突し、風上側の板ガ
ラス1近辺の風速が減少し、一方風下側ではフレ
ーム2の存在により板ガラス1の後方での負圧域
が広がり煙を上方に誘引するためと考えられる。
以上のように本考案は、天井より垂下した不燃
板の垂れ壁の下縁両側に円弧状で末広の傾斜側面
を有するフレームを装着することにより、煙の遮
断を効果的に行ない、煙が隣室へ流れた場合でも
煙が床面に漂わず天井面に集るので火災時の避難
が容易にでき、安全性が高く、フレームに装飾等
を施し美感を与えることができるという著効を秦
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一具体例を示す断面図、第2
図はその部分斜視図、第3図は吊りボルト部分を
示す断面図、第4図、第5図はフレームの他の具
体例を示す断面図、第6図、第7図は従来の垂れ
壁による煙の流れを示す図、第8図、第9図は本
考案の一具体例による煙の流れを示す図である。 1……板ガラス、2……フレーム、5……天
井。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井より垂下した不燃板の下縁両側に円弧状で
    末広の傾斜側面を有するフレームを装着してなる
    防煙垂れ壁。
JP3330482U 1982-03-11 1982-03-11 防煙垂れ壁 Granted JPS58136155U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3330482U JPS58136155U (ja) 1982-03-11 1982-03-11 防煙垂れ壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3330482U JPS58136155U (ja) 1982-03-11 1982-03-11 防煙垂れ壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58136155U JPS58136155U (ja) 1983-09-13
JPH024687Y2 true JPH024687Y2 (ja) 1990-02-05

Family

ID=30044854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3330482U Granted JPS58136155U (ja) 1982-03-11 1982-03-11 防煙垂れ壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58136155U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219388U (ja) * 1975-07-29 1977-02-10
JPS5254239U (ja) * 1975-10-17 1977-04-19
JPS547612U (ja) * 1977-06-17 1979-01-18

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219388U (ja) * 1975-07-29 1977-02-10
JPS5254239U (ja) * 1975-10-17 1977-04-19
JPS547612U (ja) * 1977-06-17 1979-01-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58136155U (ja) 1983-09-13

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