JPH0246289Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0246289Y2 JPH0246289Y2 JP1985112698U JP11269885U JPH0246289Y2 JP H0246289 Y2 JPH0246289 Y2 JP H0246289Y2 JP 1985112698 U JP1985112698 U JP 1985112698U JP 11269885 U JP11269885 U JP 11269885U JP H0246289 Y2 JPH0246289 Y2 JP H0246289Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- strength fibers
- fiber
- vibration
- fish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 16
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 13
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 9
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 claims description 9
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 5
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 3
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 9
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 3
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229920006231 aramid fiber Polymers 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 2
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 2
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fishing Rods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の目的
本考案は釣竿における中実穂先の改良に関する
もので、穂先の自由振動の減衰性を大きくして釣
獲作用を向上することを目的とするものである。
もので、穂先の自由振動の減衰性を大きくして釣
獲作用を向上することを目的とするものである。
従来の技術
カーボン、ガラス繊維等の高強度繊維を補強し
た熱硬化性合成樹脂よりなる中実の穂先が知られ
ているが、このような中実穂先は太さやテーパー
によつて剛性は調節することができるが、第3図
のように魚の引張りによる穂先の曲がりが復元力
によつて戻るまでの時間は第4図イのように急激
であること即ち自由振動の減衰係数が小さいた
め、魚が餌をついばむ時には穂先は軽く引込まれ
て容易に曲がるが魚が餌を離すときには穂先は急
に戻つて餌は口もとから急激に引出されるような
恰好になつて魚に違和感及び警戒性を与え釣獲作
用を低下させる欠陥がある。これを防止するため
穂先を細くして曲げ剛性を小さくするとガイドの
取付け等が困難となると共に衝撃にも弱くなつて
折損し易くなるのが現状である。
た熱硬化性合成樹脂よりなる中実の穂先が知られ
ているが、このような中実穂先は太さやテーパー
によつて剛性は調節することができるが、第3図
のように魚の引張りによる穂先の曲がりが復元力
によつて戻るまでの時間は第4図イのように急激
であること即ち自由振動の減衰係数が小さいた
め、魚が餌をついばむ時には穂先は軽く引込まれ
て容易に曲がるが魚が餌を離すときには穂先は急
に戻つて餌は口もとから急激に引出されるような
恰好になつて魚に違和感及び警戒性を与え釣獲作
用を低下させる欠陥がある。これを防止するため
穂先を細くして曲げ剛性を小さくするとガイドの
取付け等が困難となると共に衝撃にも弱くなつて
折損し易くなるのが現状である。
考案の構成
本考案はこれらの欠陥を改善して穂先の振動の
減衰性(減衰係数)を大きくして釣果の向上を図
るようにしたもので、カーボン、ガラス等の高強
度繊維を補強した熱硬化性合成樹脂で形成された
中実竿杆の外周部に前記高強度繊維より振動の減
衰係数の大きい繊維糸条を綾巻状にかつ先端に向
け次第に密になるように一体的に捲着せしめたこ
とを要旨とするものである。
減衰性(減衰係数)を大きくして釣果の向上を図
るようにしたもので、カーボン、ガラス等の高強
度繊維を補強した熱硬化性合成樹脂で形成された
中実竿杆の外周部に前記高強度繊維より振動の減
衰係数の大きい繊維糸条を綾巻状にかつ先端に向
け次第に密になるように一体的に捲着せしめたこ
とを要旨とするものである。
本考案の実施例を図面について説明すると、中
空竿管1の先端に設けられた穂先2は、カーボ
ン、ガラス等の高強度繊維で補強された熱硬化性
合成樹脂で形成された中実竿杆3とその外周部に
綾巻状に一体的に捲着された前記高強度繊維より
振動の減衰係数の大きい繊維糸条4とで構成され
ている。
空竿管1の先端に設けられた穂先2は、カーボ
ン、ガラス等の高強度繊維で補強された熱硬化性
合成樹脂で形成された中実竿杆3とその外周部に
綾巻状に一体的に捲着された前記高強度繊維より
振動の減衰係数の大きい繊維糸条4とで構成され
ている。
しかして前記自由振動の減衰係数の大きい繊維
糸条4としては、アラミド繊維、低弾性カーボン
繊維等を使用し、これを先端に向け次第に密にな
るように綾巻きするものであり、中実竿杆3に一
体的に捲着する手段としては、中実竿杆3の外周
面にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の熱硬化
性樹脂を塗布してから同じ熱硬化性樹脂を含浸せ
しめ又含浸せしめない繊維糸条4を綾巻きし更に
その上部に熱硬化性樹脂を塗布してテーピングし
た後熱硬化処理するものである。
糸条4としては、アラミド繊維、低弾性カーボン
繊維等を使用し、これを先端に向け次第に密にな
るように綾巻きするものであり、中実竿杆3に一
体的に捲着する手段としては、中実竿杆3の外周
面にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の熱硬化
性樹脂を塗布してから同じ熱硬化性樹脂を含浸せ
しめ又含浸せしめない繊維糸条4を綾巻きし更に
その上部に熱硬化性樹脂を塗布してテーピングし
た後熱硬化処理するものである。
なお熱硬化性樹脂にエポキシ樹脂を使用した場
合の自由振動の減衰係数はアラミド繊維で150×
10-4、低弾性カーボン繊維で450×10-4であるの
に対しカーボン繊維は30×10-4、ガラス繊維は47
×10-4である。
合の自由振動の減衰係数はアラミド繊維で150×
10-4、低弾性カーボン繊維で450×10-4であるの
に対しカーボン繊維は30×10-4、ガラス繊維は47
×10-4である。
考案の効果
本考案の穂先は、カーボン、ガラス等の高強度
繊維で補強された熱硬化性合成樹脂で形成された
中実竿杆の外周部に振動の減衰係数の大きい繊維
糸条を綾巻状に一体に捲着せしめたので、第4図
ロのように穂先部の曲がり時の振動の減衰性を大
きくでき、従つて穂先部の振動における捻れの防
止と振動の減衰性の向上を同時に図りながら、更
に前記振動の減衰性を先端部程大きくなるように
して魚が餌をついばんで餌を離したときの餌の不
自然の動きを短時間で解消して違和感を与えるこ
とを防止し、釣果の向上を図ると共に魚信の感知
も容易にすることができ、また綾巻きする繊維糸
条の太さピツチ等を調節することにより魚種魚法
に応じた最適の穂先が得られ、しかも必要以上に
細くする必要がないのでガイドの取付けも安定し
て確実にできる等の優れた特徴と実用性を有する
ものである。
繊維で補強された熱硬化性合成樹脂で形成された
中実竿杆の外周部に振動の減衰係数の大きい繊維
糸条を綾巻状に一体に捲着せしめたので、第4図
ロのように穂先部の曲がり時の振動の減衰性を大
きくでき、従つて穂先部の振動における捻れの防
止と振動の減衰性の向上を同時に図りながら、更
に前記振動の減衰性を先端部程大きくなるように
して魚が餌をついばんで餌を離したときの餌の不
自然の動きを短時間で解消して違和感を与えるこ
とを防止し、釣果の向上を図ると共に魚信の感知
も容易にすることができ、また綾巻きする繊維糸
条の太さピツチ等を調節することにより魚種魚法
に応じた最適の穂先が得られ、しかも必要以上に
細くする必要がないのでガイドの取付けも安定し
て確実にできる等の優れた特徴と実用性を有する
ものである。
第1図は本考案の一部切欠正面図、第2図は同
要部の縦断面図、第3図は穂先の作用説明図、第
4図イは従来の穂先の自由振動図、ロは本考案の
自由振動図である。 2…穂先、3…中実竿杆、4…繊維糸条。
要部の縦断面図、第3図は穂先の作用説明図、第
4図イは従来の穂先の自由振動図、ロは本考案の
自由振動図である。 2…穂先、3…中実竿杆、4…繊維糸条。
Claims (1)
- カーボン、ガラス等の高強度繊維を補強した熱
硬化性合成樹脂で形成された中実竿杆の外周部に
前記高強度繊維より振動の減衰係数の大きい繊維
糸条を綾巻状にかつ先端に向け次第に密になるよ
うに一体的に捲着せしめた釣竿の穂先。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985112698U JPH0246289Y2 (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985112698U JPH0246289Y2 (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6221861U JPS6221861U (ja) | 1987-02-09 |
JPH0246289Y2 true JPH0246289Y2 (ja) | 1990-12-06 |
Family
ID=30993810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985112698U Expired JPH0246289Y2 (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0246289Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5542570A (en) * | 1978-09-22 | 1980-03-25 | Daiwa Seiko Co | Production of ear fishing rod |
-
1985
- 1985-07-23 JP JP1985112698U patent/JPH0246289Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5542570A (en) * | 1978-09-22 | 1980-03-25 | Daiwa Seiko Co | Production of ear fishing rod |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6221861U (ja) | 1987-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6148558A (en) | Fishing rod | |
JPH0246289Y2 (ja) | ||
US5239768A (en) | Fishing rod, and its manufacturing method | |
JP3511562B2 (ja) | 釣 竿 | |
JP2001037377A (ja) | 釣 竿 | |
EP0880891B1 (en) | Fishing rod | |
JPS61104732A (ja) | 釣竿 | |
JPS6222529A (ja) | 釣竿の穂先 | |
GB2206307A (en) | Method of manufacturing a fishing rod | |
JP5626747B2 (ja) | 釣り竿用竿体及び釣り竿 | |
JP3139564B2 (ja) | 穂先竿 | |
JP3188180B2 (ja) | 釣り竿 | |
JP2581407Y2 (ja) | 中通し釣竿 | |
JP2019176769A (ja) | 芯材に繊維強化樹脂層が巻回された竿体を有する釣竿及びその製造方法 | |
JPH0349633A (ja) | 釣竿 | |
JPH019413Y2 (ja) | ||
JPS6239661Y2 (ja) | ||
GB2193897A (en) | Shaft of composite racket frame | |
JP4382206B2 (ja) | ゴルフシャフト | |
JP3483075B2 (ja) | 釣り竿 | |
JP3154322B2 (ja) | 中通し釣竿 | |
JPS60171176U (ja) | 釣竿 | |
JPS623028Y2 (ja) | ||
JPH0750926Y2 (ja) | 釣 竿 | |
JP2000041536A (ja) | 中実杆を使用した釣竿 |