JPH0246072A - ディジタル画像における固定パターンノイズの低減方法 - Google Patents

ディジタル画像における固定パターンノイズの低減方法

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JPH0246072A
JPH0246072A JP63196006A JP19600688A JPH0246072A JP H0246072 A JPH0246072 A JP H0246072A JP 63196006 A JP63196006 A JP 63196006A JP 19600688 A JP19600688 A JP 19600688A JP H0246072 A JPH0246072 A JP H0246072A
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JP
Japan
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fixed pattern
pattern noise
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picture
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JP63196006A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Nomura
野村 由司彦
Michihiro Sagara
相良 道弘
Hiroshi Naruse
央 成瀬
Atsushi Ide
井手 敦志
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、TVカメラから計算機に入力したディジタ
ル画像における固定パターンノイズを低減する方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
ディジタル画像処理においては、TVカメラが出力する
アナログ画像信号はA/D変換器によりディジタル化さ
れ、画像メモリに記憶される。このときの量子化レベル
数は、人が検知できる画質変化の限界(テレビジョン学
会:゛°テレビジョン・画像ハンドブック”、オーム社
、 pp、273.1980)との関連で、通常7ビツ
トまたは8ビツトに制限され、量子化レベルより細かい
量は消滅して量子化誤差を生ずる。さらに、固体撮像素
子の場合には、このようにして入力されるディジタル値
、いわゆる濃度には光電変換素子や増幅器などから発生
するランダムノイズの他に、暗電流ムラ、あるいは素地
ムラとも呼ばれる固定パターンノイズが加わる(大西和
則: °“1.固体撮像素子の背景”、テレビ誌、 V
ol、40.No、11.pl+、1056〜1059
、1986)。このようにディジタル画像にはさまざま
な誤差が加わっており、これを用いて濃度階調変換を行
ってもノイズが強調される、あるいはエツジの位置を求
めても精度が不十分である、という問題があった。
ランダムノイズの低減方法としては、例えば、「野村由
司彦 他2名:画像の入力および記憶方法、特願昭63
−38593号」がある。この方法は、第6図のように
「標準偏差σなるランダムノイズは、同じ画像をm回観
測し、対応する同一画素の平均値を求めることにより、
σ/ m 0・5に低減できる」 (例えば、A、R,
Rosenfeld and A、C。
にak: ”Digital picture pro
cessing(2nd editio−n) Vol
、1″、Academic press、pp、254
.1982 )という原理に基づいている。この原理は
ランダムノイズが量子化誤差より大きい限り有効である
一方、固定パターンノイズの低減方法としては、例えば
、「西用英二: “暗出力補正回路”特開昭62−11
7473号公報」がある。この方法の主要な処理を第7
図に示す。この方法は、「固定パターンノイズは、暗時
画像に等しい」という前提のもとに、あらかじめ暗時画
像を検定しておき、後に実際の画像からこの暗時画像を
減ずれば固定パターンノイズを低減できるとするもので
ある。
次に、上記の固定パターンノイズ低減方法の性能を実験
で検討した結果を述べる。使用したTVカメラは、固体
撮像素子を用いており、TVカメラからのアナログ画像
信号は、A/D変換器により、横256×縦240画素
に標本化され、かつ各画素の濃度は、明るさに応じて0
,1.・・・・・・127の階調に量子化されて画像メ
モリに記憶される。ランダムノイズの低減をねらい、画
像の入力方法は、第6図の方法、すなわち、64回入力
して平均値を求める方法をとる。TVカメラレンズの絞
りを完全閉にして入力した暗時画像の一部20X10画
素の濃度分布を立体化して第8図に示す。この図におい
て格子模様の交点がその画素における濃度を表わす。以
下、他の図面についても同様である。
さらに、反射率が一様な対象を均一に照明して入力した
画像を第9図(a)、(b)、(c)。
(d)に示す。第9図(a)〜(d)では照度を変える
ことにより、入力した画像の濃度を16゜43.69,
113付近に変化させている。従来法に従って、入力画
像から暗時画像を減算した結果を第10図(a)〜(d
)に示す。第1O図かられかるように、固定パターンノ
イズ低減の効果はない。むしろ、ばらつきσ1を有する
量から、ばらつきσ2を有する量を減算して得られる量
のばらつきは(0,′+022)0.5となるので、誤
差はより大きくなってしまう。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来法で効果がなかフた原因は、第8図の暗時画像の変
化パターンが、第9図(a)〜(d)の実際の画像の変
化パターン、すなわち固定パターンノイズとは大きく異
なっていることである。さらに、このように異なってし
まう理由は次のように考えられる。
まず、濃度とランダムノイズの大きさの関係について説
明する。同一の画像を100枚入力し、ある画素におけ
る濃度の出現度数の分布をとった。濃度が約8(暗時出
力)、約20.約41゜約60.約80.約100にお
ける度数分布を第11図に示す。第11図から、暗時出
力のランダムノイズは量子化誤差に比べて著しく小さい
ので、はとんどが濃度8に量子化され、量子化誤差が生
ずる。他の濃度では、ランダムノイズが量子化誤差より
十分大きくなり、3種類以上の階調に量子化されている
。したがって、多数の画像の平均をとれば誤差を量子化
誤差よりもかなり小さくできる。このような理由から、
暗時画像は実際の画像とは異なったものになるのである
以上の検討は、多数の画像の平均をとった場合について
のものであるが、特開昭62−117473号公報のよ
うに、単に1枚の画像を用いる場合には、ランダムノイ
ズが大きくなるのでノイズ低減効果はより少なくなる。
すなわち、通常は第11図のようにランダムノイズが1
〜3階調(バラツキ幅1/2)あり、固定パターンノイ
ズより大きい。そのため、実際の画像から暗時画像を減
じて得た画像では、固定パターンノイズを低減できたと
しても、固定パターンノイズより大きい両画像のランダ
ムノイズが加算されたばらつきが生じてしまう。また、
仮に、ランダムノイズが写であフても、暗時画像と実際
の画像には、量子化誤差が付は加わった固定パターンノ
イズが含まれる。そのため、実際の画像から暗時画像を
減じて得た画像では、両画像の量子化誤差が加算された
ばらつきが生じてしまう。
この発明の目的は、従来法では量子化誤差以下に低減で
きなかったディジタル画像における固定パターンノイズ
を量子化誤差以下に著しく低減する方法を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかるディジタル画像における固定パターン
ノイズの低減方法は、TVカメラから輝度がほぼ一様な
対象のディジタル画像を、複数回、計算機のメモリに入
力する第1工程と、複数枚の入力画像について、各画素
(U、V)ごとに平均値s (u、v)を計算する第2
工程と、平均値s (u、v)に近い値を与える平面や
放物面などの連続関数S (U、V)を求める第3工程
と、各画素(u、v)ごとに平均値s (u、v)から
連続関数s (u、v)を減算して固定パターンノイズ
nf (u、v)を求める第4工程を含む予備工程と、
実際の観測対象のディジタル画像を、複数回、計算機の
メモリに入力する第5工程と、複数枚の入力画像につい
て、各画素(u、v)ごとに平均値f (u、v)を計
算する第6工程と、各画素(u、v)ごとに平均値f 
(u、v)から固定パターンノイズnf (u、v)を
減算する第7工程を含む実際の工程とからなるものであ
る。
〔作用〕
この発明においては、予備工程として、輝度がほぼ一様
な対象について複数の画像を入力し、複数の画像につい
て同一座標にある画素の濃度の平均を計算し、さらに、
その平均化画像の変化分のみを求めることによフて固定
パターンノイズを計測し、この固定パターンノイズを減
算することにより固定パターンノイズを低減する。
(実施例〕 さきに明らかにしたように、ある程度の濃度になれば、
複数の画像の平均化画像のランダム誤差は量子化誤差よ
り著しく小さくできる。この発明は、このようにして誤
差を小さくできれば固定パターンノイズも精度良く求め
られるという点に右目している。
第1図は、この発明の詳細な説明する流れ図である。1
〜4は予備工程として行う第1〜第4工程で、5〜7は
実際の工程として行う第5〜第7工程である。
まず、予備工程として、第1工程により、TVカメラか
ら輝度がほぼ一様な対象についてm3回画像s ((i
=1 、2. ・旧”+ ml )を画像メモリに入力
する。
第2工程により、各画素(u、v)ごとにSlの平均画
像Sを計算する。
第3工程により、iの回帰関数二を決定する。
回帰関数としては、例えば、i近傍の大きさをもつ一定
値(平面)としてもよいし、周辺が暗くなることを考慮
し、画像の中心を頂点とし、上に凸な放物面としてもよ
い。
第4工程により、平均画像iの回帰画像−からの差、す
なわち、固定パターンノイズnfを計算する。
次に実際の工程として、第5工程により、実際の対象に
ついて、m3回画像f、(i=1.2゜・・・・・・1
m2)入力する。
第6工程により、flの平均画像fを計算する。
第7工程により、平均画像fから固定パターンノイズn
、を減する。
この発明の効果を先の実験結果などを用・いて説明する
まず、予備工程として、濃度40近傍で輝度が一様な対
象の画像を入力して得られた固定パターンノイズを第2
図に示す。次に第2図の固定パターンノイズを先の入力
画像第9図(a)〜(d)から減じ、得られた画像を第
3図(a)〜(d)に示す。第3図は、第9図に比べ、
著しく凹凸、すなわち、固定パターンノイズが低減して
いることがわかる。この凹凸の標準偏差は約0.1階調
であり、量子化誤差に比べて著しく改善されている。
次に、他の実施例を示す。
実際の文字を撮影した濃淡画像を用いて、この発明のノ
イズ低減方法の有効性を確認する。文字の反射率が背景
のそれに比してわずかしか異っていないという条件で画
像を撮影する。ランダムノイズや固定パターンノイズの
低減処理を行わない場合について、濃度を3次元座標系
の高さ方向の座標によって斜投影図化して第4図に示す
。ノイズのために文字はわかりにくい。次に、ランダム
ノイズと固定パターンノイズを低減した場合を第5図に
示す。文字部と背景部の濃度差がわずかで1階調以下で
あるにもかかわらず、文字“P”がはっきりと浮き上が
っている。これにより、このノイズ低減法が有効である
ことがわかる。
〔発明の効果〕
この発明にかかるディジタル画像における固定パターン
ノイズの低減方法は、TVカメラから輝度がほぼ一様な
対象のディジタル画像を、複数回、計算機のメモリに入
力する第1工程と、複数枚の入力画像について、各画素
(U、V)ごとに平均値s (u、v)を計算する第2
工程と、平均値s (u、v)に近い値を与える平面や
放物面などの連続関数s (u、v)を求める第3工程
と、各画素(u、v)ごとに平均値s (u、v)から
連続関数■ (u、v)を減算して固定パターンノイズ
nl  (u、v)を求める第4工程を含む予備工程と
、実際の観測対象のディジタル画像を、複数回、計算機
のメモリに入力する第5工程と、複数枚の入力画像につ
いて、各画素(u、v)ごとに平均値f (u、v)を
計算する第6工程と、各画素(u、v)ごとに平均値f
 (u、v)から固定パターンノイズnf (u、v)
を減算する第7工程を含む実際の工程とからなるもので
あるので、ディジタル画像における固定パターンノイズ
を量子化誤差以下に著しく低減することができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の詳細な説明する流れ図、第2図はこ
の発明により求めた固定パターンノイズを示す図、第3
図はこの発明の固定パターンノイズ低減処理結果を示す
図、第4図は他の入力画像例を示す図、第5図はこの発
明の固定パターンノイズ低減処理結果を示す図、第6図
は従来のランダムノイズ低減方法を説明するための図、
第7図は従来の固定パターンノイズ低減方法を説明する
ための図、第8図は暗時ノイズの例を示す図、第9図は
入力画像の例を示す図、第10図は従来の固定パターン
ノイズ低減処理結果を示す図、第11図は濃度のばらつ
きの度数分布を示す図である。 図において、1〜4は予備工程として行う第1〜第4工
程で、5〜7は実際の工程として行う第5〜第7工程で
ある。 なお、各図中の同一符号は同一または相当部分を示す。 (予備工程) 第 図 第 図 (C) (d) 水+M榎(面lA) 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 哨 1゜ 図 (C) 第 図 (a) (b) 第 図 濃度

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  TVカメラが出力したアナログ画像信号をA/D変換
    器により複数の画素に標本化し、かつ複数階調のうちの
    ある階調に量子化して計算機のメモリに入力したディジ
    タル画像に発生する固定パターンノイズの低減方法にお
    いて、 輝度がほぼ一様な対象について、複数回、前記TVカメ
    ラから前記計算機のメモリにディジタル画像を入力する
    第1工程と、複数枚の前記入力画像について、各画素(
    u、v)ごとに平均値@s@(u、v)を計算する第2
    工程と、前記平均値@s@(u、v)に近い値を与える
    平面や放物面などの連続関数■(u、v)を求める第3
    工程と、 各画素(u、v)ごとに前記平均値@s@(u、v)か
    ら連続関数■(u、v)を減算して固定パターンノイズ
    n_f(u、v)を求める第4工程、 を含む予備工程と、 実際の観測対象について、複数回、ディジタル画像を計
    算機のメモリに入力する第5工程と、 複数枚の前記入力画像について、各画素(u、v)ごと
    に平均値@f@(u、v)を計算する第6工程と、 各画素(u、v)ごとに前記平均値@f@(u、v)か
    ら固定パターンノイズn_f(u、v)を減算する第7
    工程、 を含む実際の工程と、 から成ることを特徴とするディジタル画像における固定
    パターンノイズの低減方法。
JP63196006A 1988-08-08 1988-08-08 ディジタル画像における固定パターンノイズの低減方法 Pending JPH0246072A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10735680B2 (en) 2014-09-29 2020-08-04 Fujifilm Corporation Infrared imaging device, fixed pattern noise calculation method, and fixed pattern noise calculation program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10735680B2 (en) 2014-09-29 2020-08-04 Fujifilm Corporation Infrared imaging device, fixed pattern noise calculation method, and fixed pattern noise calculation program

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