JPH0246067B2 - - Google Patents

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JPH0246067B2
JPH0246067B2 JP57189884A JP18988482A JPH0246067B2 JP H0246067 B2 JPH0246067 B2 JP H0246067B2 JP 57189884 A JP57189884 A JP 57189884A JP 18988482 A JP18988482 A JP 18988482A JP H0246067 B2 JPH0246067 B2 JP H0246067B2
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JP
Japan
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dye composition
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water
dye
dyeing
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JP57189884A
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Hideo Hatsutori
Sadaji Abeta
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は新規な疎水性染料組成物およびそれを
用いる染色法に関するものである。
更に詳しくは、本発明は貯蔵安定性が良好であ
り、かつ高固着性を有し、ビルドアツプ性もすぐ
れた疎水性染料組成物およびそれを用いる繊維材
料の染色法に関するものである。
近年、染色業界においては節水や省エネルギー
化、省力化をはかるべく、低温短時間での染色、
低浴比での染色やコンピユータの利用が検討され
積極的に取り入れられている。
こうした中にあつて、染料、助剤、糊剤面での
改良の要望も強く、特に疎水性染料においては一
段と固着性の高いビルドアツプ性のすぐれたもの
の開発が望まれている。
このような問題を解決するため、従来から用い
られていたナフタレンスルホン残ナトリウムのホ
ルマリン縮合物やリグニンスルホン酸ナトリウム
のようなアニオン性分散剤のかわりに、高級アル
コールまたは高級脂肪酸とポリエチレングリコー
ルまたはポリプロピレングリコールとのエーテル
およエステル化合物等の非イオン性分散剤を使用
した疎水性染料(組成物)が提案されている。
(たとえば特開昭51−82090号公報、特開昭51−
92379号公報、特開昭55−23194号公報、特開昭56
−128370号公報) これらの方法は、いずれも従来品より染料の固
着率が高くビルドアツプ性がすぐれるという長所
を有している反面、長期保存あるいは高温または
低温下での貯蔵安定性や、水の蒸発により一部が
乾固したときの染料組成物の再分散性が劣るとい
う欠点を有していた。
本発明者らは、上記欠点を解決すべく鋭意検討
した結果、本発明に致達した。すなわち、本発明
は、疎水性染料、非イオン性分散剤、保水剤、ピ
ロリドン化合物および水を含有することを特徴と
する疎水性染料組成物である。
本発明において疎水性染料としては、水に不溶
または難溶の分散染料、蛍光増白剤またはこれら
の複合染料、または分散染料と反応染料との複合
であつてもよい。具体的には、アゾ系、アントラ
キノン系、キノフタロン系、オキシピリドン系染
料、ナフタル酸系、スチルベン系蛍光増白剤があ
げられる。
本発明における非イオン性分散剤は、ポリアル
キレングリコールアルキルフエニルエーテル化合
物またはポリプロピレングリコールポリエチレン
グリコールエーテル化合物であつて、特に水溶性
のものが好ましい。これらの非イオン性分散性は
それぞれ単独で、または二種以上混合して用いら
れる。
これらの中でも特に好ましく用いられるもの
は、ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレン
のブロツク共重合物系の下記一般式() (式中、a+cは100〜300であり、bは20〜100
である) で示される化合物である。
一般式()の化合物の分子量は1000〜10万、
好ましくは2000〜5万、より好ましくは5000〜2
万のものであり、総分子量中に占めるエチレンオ
キシドブロツクの重量分率が50−95%、好ましく
は60−85%のものである。
本発明において、ピロリドン化合物としては、
下記一般式() (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表
わす) で示されるものが用いられる。具体的には、ピロ
リドン、N−メチルピロリドン、N−エチルピロ
リドン等があげられる。
本発明において、保水剤としては、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビツ
トなどの多価アルコール類が例としてあげられ
る。これらは二種以上混合して使用してもよい。
本発明の染料組成物における好ましい各成分の
割合は、疎水性染料5−70重量%、好ましくは0
−50重量%、非イオン性分散剤1−30重量%、好
ましくは3−20重量%、保水剤1−20重量%、好
ましくは5−15重量%、ピロリドン化合物1−20
重量%、好ましくは3−15重量%、水25−90重量
%、ましくは30−80重量%である。
本発明の疎水性染料組成物は、たとえば次のよ
うにして製造することができる。疎水性染料、非
イオン性分散剤および水を任意の順序で混合し、
サンドミルあるいはコロイドミルなどで微粒化分
散する。ついで、保水剤およびピロリドン化合物
を添加し、更に必要に応じて殺菌剤、消泡剤など
を添加して組成物を得ることができる。また本発
明の組成物には、アニオン性分散剤や調色のため
市販の染料(製品)を本発明の効果を妨げない範
囲で、少量添加することもできる。
本発明において、対象となる繊維材料として
は、ポリエステル繊維またはそれとセルロース、
羊毛、トリアセテートもしくはポリアミド繊維と
の混紡、交織の繊維材料があげられる。
本発明において、染色法としては、公知の吸尽
染色、捺染、連続染があげられる。特に捺染およ
び連続染色が適する。染色にあたつては、均染
剤、金属イオン封鎖剤、PH調整剤、還元防止剤、
染着促進剤、消胞剤、浸透剤、糊剤などの助剤を
適宜使用することができる。更に捺染、連続染色
における固着方式としては、高温高圧スチーム、
高温過熱スチーム、高温乾燥空気を用いる方法あ
るいはホツトプレス、マイクロ波照射があげられ
る。
本発明の疎水性染料組成物は、長期間の保存、
高温または低温下でも沈降、ゲル化および染料粒
子の粗大化等の問題を起さず、また、水の蒸発に
より一部が乾固した染料組成物の水への再分散化
も容易である。
更に、本発明による疎水性染料組成物を使用し
て染色した場合、通常の市販品よりも高固着性お
よびビルドアツプ性に優れた染色物を得ることが
できる。その傾向は特にサーモゾル、高温過熱ス
チームおよび高温高圧スチーム方式による連続染
色ならびに捺染において顕著にあらわれる。ま
た、連続染色においてはパデイング時のテーリン
グおよび中間乾燥時の染料の不均一なマイグレー
シヨンが改善され、捺染においては電解質に敏感
な合成糊剤を含有する捺染ペーストの粘度を低下
する欠点がなく、且つ固着後の洗浄工程も簡単で
あるかあるいは省略できる。
以下、実施例によつて本発明を更に詳しく説明
する。文中、部、%は重量部、重量%を表わす。
実施例 1 スミカロン ターキス ブルー S−GL(住友
化学社製分散染料;C.I.デイスパース ブルー
60)コンクケーキ21部、分子量約15500でポリエ
チレンオキサイドが80%である一般式()の非
イオン性分散剤5部および水59部を加えてよく撹
拌混和してスラリー液とし、サンドミルにて平均
粒度05ミクロンンの微粒子に粉砕分散化して均一
な分散液を得た。これにエチレングリコール10部
およびピロリドン5部を加えて液状染料組成物(1)
を得た。得られた染料組成物(1)は高温あるいは低
温下での長期保存でも沈降やゲル化をせず、一部
が乾固した染料組成物でも容易に再分散が可能な
ものであつた。
比較のために本発明のピロリドン化合物のかわ
りに同量の尿素を加え、あとは同様にして調整し
た組成物(A)を用いて同一の条件で試験したとこ
ろ、再分散性は同等であつたが、60℃、1週間の
保存でアンモニヤガスが約300ppmも発生し、か
つ分散性の劣化が起つていた。
また、上記の両染料組成物をサーモゾル染色し
たところ、本発明の染料組成物(1)の方がビルドア
ツプ性、染色力とも優れていた。
実施例 2 スミカロン ブルー S−3RF(住友化学社製
分散染料;C.I.デイスパース ブルー 257)コ
ンクケーキ23部、分子量約16000でポリエチレン
オキサイドが75%である一般式()の非イオン
性分散剤8部および水51部を加えてよく撹拌混和
し実施例1と同様にして均一分散液を得た。これ
にジグリセリン8部およびN−メチルピロリドン
10部を加えて液状染料組成物(2)を得た。得られた
染料組成物(2)は貯蔵安定性、再分散性に優れ、か
つ高温過熱スチーム捺染で高固着性を有するもの
であつた。
比較のために本発明のN−メチルピロドンのか
わりに、同量のエレングリコールを加え、あとは
同様にして調整した組成物(B)を用いて同一の条件
で試験したところ、貯蔵安定性、高固着性はほぼ
同等であつたが、一部が乾固した染料組成物の再
生散性が不良であつた。
実施例 3 スミカロン レツド S−BDF(住友化学社製
分散染料;C.I.デイスパース レツド 348)コ
ンクケーキ10部、分子量約11500でポリエチレン
オキサイドが70%である一般式()の非イオン
性分散剤10部および水60部を加えて実施例1と同
様にして均一な分散液を得た。これにエチレング
リコール10部およびピロリドン10部を加えて液状
染料組成物(3)を得た。得られた染料組成物(3)は貯
蔵安定性、再分散性が優れていた。
比較のために本発明の非イオン性分散剤のかわ
りに同量のグリセリンとポリオキシエチレングリ
コールとのエーテル化合物(分子量約6000)を加
えて同様に分散化したところ、長時間の粉砕期間
を要し、かつ得られた分散液を同様にて液状染料
組成物(C)を調製したところ、貯蔵安定性が不良
で、かつ再分散性も劣つていた。
また、上記両染料組成物を高温過熱スチーム捺
染を行つて比較したところ、本発明の染料組成物
(3)の方が約20%も染着性が高く、還元洗浄処理を
しなくても諸堅牢度が優れていた。
実施例 4 実施施例2で得られた液状染料組成物(2)を45
部、スミフイツクス ブリリアント ブルー R
スペシヤル(住友化学社製反応染料;C.I.リア
クテイブ ブルー 19)55部を加えて均一に混合
し液状複合染料組成物(4)を得た。得られた組成物
(4)は長期間の保存においても安定であり、ポリエ
ステル/綿(65/35)混紡品をパツトサーモゾル
方式にて染色した場合、高固着性および高堅牢度
(摩擦、洗濯)有していた。
実施例 5 スミカロン ボルドー SE−BL(住友化学社
製分散染料;C・I.デイスパース バイオレツト
26)コンクケーキ15部、下記式 で示されるポリアルキレングリコールアルキルフ
エニルエーテル化合物15部、および水50部を混合
し、実施例1と同様に粉砕分散化して、均一な分
散液を得た。これにグリセリン10部およびN−メ
チルピロリドン5部を加えて、液状染料組成物を
得た。
得られた染料組成物につき、実施例1と同様し
て貯蔵安定性試験および染色試験および染色試験
を行つた。その結果、この染料組成物は、高温ま
たは低温下での長期保存でも沈際やゲル化をせ
ず、一部が乾固した場合でも容易に再分散が可能
なものであつた。また、この染料組成物は染色性
も良好であつた。
実施例 6 スミカロン ブリリアント ピンク SE−RL
(N) (住友化学社製分散染料;C.I.デイスパ
ース レツド 191)コンクケーキ11部、下記式 で示されるポリアルキレングリコールアルキルフ
エニルエーテル化合物10部、および水59部を混合
し、実施例1と同様にして均一な分散液を得た。
これにジエチレングリコール15部およびピロリド
ン5部を加えて、液状染料組成物を得た。
得られた染料組成物について、実施例1と同様
にして貯蔵安定性試験および染色試験を行つたと
ころ、いずれも良好な結果が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 疎水性染料、ポリアルキレングリコールアル
    キルフエニルエーテル化合物およびポリプロピレ
    ングリコールポリエチレングリコールエーテル化
    合物から選ばれる非イオン性分散剤、多価アルコ
    ール類から選ばれる保水剤、一般式 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表
    わす) で示されるピロリドン化合物、ならびに水を含有
    することを特徴とする疎水性染料組成物。 2 疎水性染料、ポリアルキレングリコールアル
    キルフエニルエーテル化合物およびポリプロピレ
    ングリコールポリエチレングリコールエーテル化
    合物から選ばれる非イオン性分散剤、多価アルコ
    ール類から選ばれる保水剤、一般式 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表
    わす) で示されるピロリドン化合物、ならびに水を含有
    する疎水性染料組成物を使用することを特徴とす
    る繊維材料の染色法。
JP57189884A 1982-10-27 1982-10-27 疎水性染料組成物およびそれを用いる染色法 Granted JPS5982479A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130823A (en) * 1974-07-04 1976-03-16 Ciba Geigy Senryo mataha kogakutekizohakuzainoreisuiyokaiseiseizai oyobi soreranoseiho
JPS5516086A (en) * 1978-07-17 1980-02-04 Ciba Geigy Ag Stable stilbene brightener solution

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130823A (en) * 1974-07-04 1976-03-16 Ciba Geigy Senryo mataha kogakutekizohakuzainoreisuiyokaiseiseizai oyobi soreranoseiho
JPS5516086A (en) * 1978-07-17 1980-02-04 Ciba Geigy Ag Stable stilbene brightener solution

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JPS5982479A (ja) 1984-05-12

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