JPH024584Y2 - - Google Patents
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- JPH024584Y2 JPH024584Y2 JP1982139199U JP13919982U JPH024584Y2 JP H024584 Y2 JPH024584 Y2 JP H024584Y2 JP 1982139199 U JP1982139199 U JP 1982139199U JP 13919982 U JP13919982 U JP 13919982U JP H024584 Y2 JPH024584 Y2 JP H024584Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top plate
- guide
- crank arm
- exterior member
- guide column
- Prior art date
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 27
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 20
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 20
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は天板部の高さ調整を可能とした机・テ
ーブル等の家具に関し更に詳しくは、天板部の高
さ調整装置を該家具の下部に組込み、もつて家具
両側部に挿入してなる天板部に垂設したガイド柱
を上下方向へ移動させることにより家具本体に対
して天板部を昇降させ天板部の高さを調整してな
る家具を提供せんとするものである。
ーブル等の家具に関し更に詳しくは、天板部の高
さ調整装置を該家具の下部に組込み、もつて家具
両側部に挿入してなる天板部に垂設したガイド柱
を上下方向へ移動させることにより家具本体に対
して天板部を昇降させ天板部の高さを調整してな
る家具を提供せんとするものである。
従来、家具の天板部の高さを調整しうるものと
しては特願昭53−116048号に示されるようなもの
があるが、これらの家具にあつては天板部の高さ
調整装置を天板部の中に組込み、もつて家具本体
に対して天板部を上下調整可能にしてなるもので
ある。しかしこれらの天板部高さ調整装置は天板
部の中に組込むことにより天板部の重量が大きく
なるうえにその組込み方には、構造上限界がある
ことからその改良が望まれていた。
しては特願昭53−116048号に示されるようなもの
があるが、これらの家具にあつては天板部の高さ
調整装置を天板部の中に組込み、もつて家具本体
に対して天板部を上下調整可能にしてなるもので
ある。しかしこれらの天板部高さ調整装置は天板
部の中に組込むことにより天板部の重量が大きく
なるうえにその組込み方には、構造上限界がある
ことからその改良が望まれていた。
本考案は、従来のこのような問題点に鑑み、天
板部に高さ調整装置を組込む該天板部の高さを調
整しうるようにした家具に比し、家具本体の下部
に高さ調整装置を位置させ、もつて天板部のガイ
ド柱を挿入した家具本体の側部で下面方向から該
ガイド柱を上下に駆動させ、天板部を家具本体に
対し上下位置調整可能にしてなる家具に係り、そ
の要旨とするところは、下端にナツトを設けた中
空のガイド柱を両側端に垂設してなる天板部と、
前記ガイド柱と嵌合関係にあり、該ガイド柱を受
け入れて上下に昇降案内可能なガイド柱挿入部を
両端部に有する家具本体と、両側の前記ガイド柱
挿入部の下部にそれぞれ定位置回動自在に垂設す
るとともに前記天板部のガイド柱下端に設けたナ
ツトと螺合させてなる高低調整螺軸と、前記2本
の高低調整螺軸下端にクランク腕を固定し、該ク
ランク腕の遊端に、中央で互いに枢着した2本の
連結伝達棒の端部を枢着し、しかもそれぞれの連
結伝達棒の軸線並びに長さ方向略中心に回転支持
ピンを上下に突設し、該回転支持ピンに対応する
外装部材等の部位に該回転支持ピンを案内する為
の長孔よりなる案内部を前記両高低調整螺軸の軸
線を結ぶ線上に沿つて設けるとともに連結伝達棒
の前記中央枢着点にはクランク腕一端を枢着し且
つ該クランク腕他端を外装部材に回動自在に枢支
された軸体の一端に固定し、該軸体の他端をモー
ター又は操作ハンドルからなる回動駆動源に連結
した天板部高さ調整装置とよりなるものである。
板部に高さ調整装置を組込む該天板部の高さを調
整しうるようにした家具に比し、家具本体の下部
に高さ調整装置を位置させ、もつて天板部のガイ
ド柱を挿入した家具本体の側部で下面方向から該
ガイド柱を上下に駆動させ、天板部を家具本体に
対し上下位置調整可能にしてなる家具に係り、そ
の要旨とするところは、下端にナツトを設けた中
空のガイド柱を両側端に垂設してなる天板部と、
前記ガイド柱と嵌合関係にあり、該ガイド柱を受
け入れて上下に昇降案内可能なガイド柱挿入部を
両端部に有する家具本体と、両側の前記ガイド柱
挿入部の下部にそれぞれ定位置回動自在に垂設す
るとともに前記天板部のガイド柱下端に設けたナ
ツトと螺合させてなる高低調整螺軸と、前記2本
の高低調整螺軸下端にクランク腕を固定し、該ク
ランク腕の遊端に、中央で互いに枢着した2本の
連結伝達棒の端部を枢着し、しかもそれぞれの連
結伝達棒の軸線並びに長さ方向略中心に回転支持
ピンを上下に突設し、該回転支持ピンに対応する
外装部材等の部位に該回転支持ピンを案内する為
の長孔よりなる案内部を前記両高低調整螺軸の軸
線を結ぶ線上に沿つて設けるとともに連結伝達棒
の前記中央枢着点にはクランク腕一端を枢着し且
つ該クランク腕他端を外装部材に回動自在に枢支
された軸体の一端に固定し、該軸体の他端をモー
ター又は操作ハンドルからなる回動駆動源に連結
した天板部高さ調整装置とよりなるものである。
図示した実施例に基づき本考案の詳細を更に説
明すると、図中1として示されたものは天板部
で、その両側端にはガイド柱2,2を垂設してな
り、該ガイド柱2,2の下端には内外を連通する
ナツト3,3を固定している。この天板部1は、
ガイド柱2,2を、図中4として示された家具本
体の両側部縦方向に設けられ、該ガイド柱2,2
と嵌合関係にあるガイド柱挿入部5,5に挿入
し、該ガイド柱2,2を介して支持され、該ガイ
ド柱挿入部5,5の中を前記ガイド柱2,2が昇
降することにより天板部1が家具本体4に対し位
置調整されるようにしてなる。従つてガイド柱挿
入部5,5とガイド柱2,2は互いに嵌合関係に
あることから、ガイド柱2,2が角柱であるとき
には該角柱をガタつきなく受入れる為の形状を有
することが必要である。図例のものはガイド柱
2,2として四角柱の筒体を用い、ガイド柱挿入
部5,5としてこのガイド柱2,2よりもやや大
なる外径を有する角筒状の挿入部が提示されてい
る。
明すると、図中1として示されたものは天板部
で、その両側端にはガイド柱2,2を垂設してな
り、該ガイド柱2,2の下端には内外を連通する
ナツト3,3を固定している。この天板部1は、
ガイド柱2,2を、図中4として示された家具本
体の両側部縦方向に設けられ、該ガイド柱2,2
と嵌合関係にあるガイド柱挿入部5,5に挿入
し、該ガイド柱2,2を介して支持され、該ガイ
ド柱挿入部5,5の中を前記ガイド柱2,2が昇
降することにより天板部1が家具本体4に対し位
置調整されるようにしてなる。従つてガイド柱挿
入部5,5とガイド柱2,2は互いに嵌合関係に
あることから、ガイド柱2,2が角柱であるとき
には該角柱をガタつきなく受入れる為の形状を有
することが必要である。図例のものはガイド柱
2,2として四角柱の筒体を用い、ガイド柱挿入
部5,5としてこのガイド柱2,2よりもやや大
なる外径を有する角筒状の挿入部が提示されてい
る。
次にこのようなガイド柱挿入部5,5の下部に
あつて前記天板部1のガイド柱2,2下端に固定
して設けたナツト3,3を螺合し、しかもガイド
柱挿入部5,5の底壁7に対して定位置回動自在
に垂設された高低調整螺軸が図中6として示され
ている。即ちガイド柱挿入部5,5の底壁7に前
記高低調整螺軸6,6の頭部8を回転可能に立起
支持させ、該螺軸6,6の雄ネジ9を前記ガイド
柱2,2のナツト3,3と螺合させて立設してい
るものであり、該高低調整螺軸6,6の下端は前
記ガイド柱挿入部5,5から下方へ露出してクラ
ンク腕10,10の一端を固定している。
あつて前記天板部1のガイド柱2,2下端に固定
して設けたナツト3,3を螺合し、しかもガイド
柱挿入部5,5の底壁7に対して定位置回動自在
に垂設された高低調整螺軸が図中6として示され
ている。即ちガイド柱挿入部5,5の底壁7に前
記高低調整螺軸6,6の頭部8を回転可能に立起
支持させ、該螺軸6,6の雄ネジ9を前記ガイド
柱2,2のナツト3,3と螺合させて立設してい
るものであり、該高低調整螺軸6,6の下端は前
記ガイド柱挿入部5,5から下方へ露出してクラ
ンク腕10,10の一端を固定している。
次いで前記2本の高低調整螺軸6,6の下端に
設けたクランク腕10,10の遊端には、中央で
互いに枢着した2本の連結伝達棒11,11のそ
れぞれの端部を枢着し、しかも連結伝達棒11,
11の軸線並びに長さ方向略中心に回転支持ピン
12,12を両面に突設し、該回転支持ピン1
2,12に対応する外装部材13等の部位、例え
ば前記連結伝達棒11,11を収容するビーム状
部材の上下面であつて前記両高低調整螺軸6,6
の軸線を結ぶ線上に沿つた部位に前記回転支持ピ
ン12,12を案内する為の案内長孔よりなる案
内部14,14を設けるとともに、連結伝達棒1
1,11の中央枢着点15にはクランク腕16一
端を枢着し、且つ該クランク腕16他端をモータ
ー17又は外装部材適所に位置固定された軸体を
介して想像線で示した操作ハンドル18に固定し
た天板部高さ調整装置が取付けられている。図例
のものにおける該天板部高さ調整装置は、家具と
しての机のステツプボード19の下面に前記高さ
調整装置を内蔵する外装部材としてのビーム状部
材を両側の前記ガイド柱挿入部5,5の下端間に
横設し、その両端を前記家具本体4の両側に位置
する高低調整螺軸6,6の下端に関係づけ、もつ
て連結伝達棒11,11の先端をクランク腕1
0,10を介して高低調整螺軸6,6に回転可能
に関係づけられている。又中央枢着点15に連結
したモーター17は、図中実線で示す如く、ステ
ツプボード19の上面にモーターを配し、減速機
等を介してその回転軸を前記クランク腕16の一
端に固定することによりモーター17の回転はク
ランク腕16を通じて連結伝達棒11,11へ伝
達される。又中央枢着点15に連結されるモータ
ー17の代りに手動用の操作ハンドル18を連結
するときには図中想像線で示す操作ハンドル18
の端部を前記クランク腕16の端部に立設固定し
たピン20に嵌挿することにより操作ハンドル1
8とクランク腕16の連結を着脱可能なように
し、もつて必要なときにステツプボード19上に
露出するクランク腕の連結ピン20へ該ハンドル
端を挿入して回転させ、不必要なときにはこれを
はずして置くことでステツプボード上から不必要
で机の使用に不便なものを取除いておける。尚、
これらのモーター17並びに操作ハンドル18
は、このような実施例のみに限らず他の適宜な組
合せ又は手段の採用はなし得るものである。尚
又、天板部高さ調整装置における連結伝達棒11
の上下両面に突設した回転支持ピン12,12と
該支持ピンに対応する部位に設けた長孔の案内部
14,14との関係は、第3図で、その位置関係
を平面状態で示す如く、モーター17や操作ハン
ドル18等の中央枢着点15と両端のクランク腕
10,10枢着点を結ぶ軸線X上で連結伝達棒1
1,11の長さ方向中心位置に、前記回転支持ピ
ン12,12をその上下両面に突設し、しかも該
回転支持ピン12,12の対応する外装部材13
における部位、例えば該外装部材13として筒状
のビーム状部材を用いているときには、該ビーム
状部材の上下両面の高低調整螺軸線Y上に前記回
転支持ピン12,12を受入れ、しかも該回転支
持ピン12先端をビームの長さ方向に摺動案内し
うる長孔からなる案内部14,14を第4図の如
く設けることにより、連結伝達棒11,11の摺
動及び回動案内がなされるものである。
設けたクランク腕10,10の遊端には、中央で
互いに枢着した2本の連結伝達棒11,11のそ
れぞれの端部を枢着し、しかも連結伝達棒11,
11の軸線並びに長さ方向略中心に回転支持ピン
12,12を両面に突設し、該回転支持ピン1
2,12に対応する外装部材13等の部位、例え
ば前記連結伝達棒11,11を収容するビーム状
部材の上下面であつて前記両高低調整螺軸6,6
の軸線を結ぶ線上に沿つた部位に前記回転支持ピ
ン12,12を案内する為の案内長孔よりなる案
内部14,14を設けるとともに、連結伝達棒1
1,11の中央枢着点15にはクランク腕16一
端を枢着し、且つ該クランク腕16他端をモータ
ー17又は外装部材適所に位置固定された軸体を
介して想像線で示した操作ハンドル18に固定し
た天板部高さ調整装置が取付けられている。図例
のものにおける該天板部高さ調整装置は、家具と
しての机のステツプボード19の下面に前記高さ
調整装置を内蔵する外装部材としてのビーム状部
材を両側の前記ガイド柱挿入部5,5の下端間に
横設し、その両端を前記家具本体4の両側に位置
する高低調整螺軸6,6の下端に関係づけ、もつ
て連結伝達棒11,11の先端をクランク腕1
0,10を介して高低調整螺軸6,6に回転可能
に関係づけられている。又中央枢着点15に連結
したモーター17は、図中実線で示す如く、ステ
ツプボード19の上面にモーターを配し、減速機
等を介してその回転軸を前記クランク腕16の一
端に固定することによりモーター17の回転はク
ランク腕16を通じて連結伝達棒11,11へ伝
達される。又中央枢着点15に連結されるモータ
ー17の代りに手動用の操作ハンドル18を連結
するときには図中想像線で示す操作ハンドル18
の端部を前記クランク腕16の端部に立設固定し
たピン20に嵌挿することにより操作ハンドル1
8とクランク腕16の連結を着脱可能なように
し、もつて必要なときにステツプボード19上に
露出するクランク腕の連結ピン20へ該ハンドル
端を挿入して回転させ、不必要なときにはこれを
はずして置くことでステツプボード上から不必要
で机の使用に不便なものを取除いておける。尚、
これらのモーター17並びに操作ハンドル18
は、このような実施例のみに限らず他の適宜な組
合せ又は手段の採用はなし得るものである。尚
又、天板部高さ調整装置における連結伝達棒11
の上下両面に突設した回転支持ピン12,12と
該支持ピンに対応する部位に設けた長孔の案内部
14,14との関係は、第3図で、その位置関係
を平面状態で示す如く、モーター17や操作ハン
ドル18等の中央枢着点15と両端のクランク腕
10,10枢着点を結ぶ軸線X上で連結伝達棒1
1,11の長さ方向中心位置に、前記回転支持ピ
ン12,12をその上下両面に突設し、しかも該
回転支持ピン12,12の対応する外装部材13
における部位、例えば該外装部材13として筒状
のビーム状部材を用いているときには、該ビーム
状部材の上下両面の高低調整螺軸線Y上に前記回
転支持ピン12,12を受入れ、しかも該回転支
持ピン12先端をビームの長さ方向に摺動案内し
うる長孔からなる案内部14,14を第4図の如
く設けることにより、連結伝達棒11,11の摺
動及び回動案内がなされるものである。
而して、本考案に係る天板部の高さが調整され
るようにしてなる家具にあつては、中央枢着点1
5を手動用の操作ハンドル18で又はモーター1
7で回転させることにより連結伝達棒11,11
は回転支持ピン12,12並びに外装部材13等
に設けた案内部14によつて回転が支持され伝達
棒11,11先端のクランク腕10,10を介し
て高低調整螺軸6,6を回転し、該高低調整螺軸
6,6に螺合してなりガイド柱2,2下部に固定
したナツト3,3を上方へ押上げることからガイ
ド柱2,2は家具本体4のガイド柱挿入部5,5
中を上方へ上動し、もつて天板部1は家具本体4
に対し上動するのである。又この逆動作をするこ
とにより天板部1は家具本体4に対し下降し天板
部1の高さが調整されるのである。
るようにしてなる家具にあつては、中央枢着点1
5を手動用の操作ハンドル18で又はモーター1
7で回転させることにより連結伝達棒11,11
は回転支持ピン12,12並びに外装部材13等
に設けた案内部14によつて回転が支持され伝達
棒11,11先端のクランク腕10,10を介し
て高低調整螺軸6,6を回転し、該高低調整螺軸
6,6に螺合してなりガイド柱2,2下部に固定
したナツト3,3を上方へ押上げることからガイ
ド柱2,2は家具本体4のガイド柱挿入部5,5
中を上方へ上動し、もつて天板部1は家具本体4
に対し上動するのである。又この逆動作をするこ
とにより天板部1は家具本体4に対し下降し天板
部1の高さが調整されるのである。
以上の如く本考案に係る家具は、その天板部が
ガイド柱を家具本体の両側に設けたガイド柱挿入
部へ挿入しガイド柱挿入部の下部に定位置回動自
在に垂設されている高低調整螺軸と互いに螺合し
ているから、該高低調整螺軸を家具本体の下部、
例えばステツプボードの下方に組込まれた天板部
高さ調整装置で回動させることで天板部を家具本
体に対し高さを調整することができるので、従来
の天板部高さ調整可能な家具の如く該高さ調整装
置を天板部中に組込んでいないことから、天板部
の重量を一般的な天板部と同様軽量でその取扱い
が容易であるうえにガイド柱挿入部の中をガイド
柱が上下に移動することによつてスムーズに位置
調整がなされるとともに、これらの天板部高さ調
整装置は家具本体の下部、例えばステツプボード
の下方に組込まれてなる場合は外観上これら装置
は何ら目視の対象にはならず、不体裁でなく要領
よく家具中のデツドスペースを利用して組込むこ
とができるのである。又この天板部高さ調整装置
を作動させる駆動源として従来の如く操作ハンド
ルを用いるときにはステツプボード上に連結伝達
棒の中央枢着点と連結したクランク腕端のピンを
露出させ、しかもハンドルと着脱自在にさせてお
くことにより、必要に応じてステツプボード上の
クランク腕端にハンドル端を連結すれば、該天板
部の上下動をさせることが可能であつて、その操
作は天板部の下面にこれらハンドルを取付けて作
動させるときよりも容易で又天板部の上面にハン
ドル取付孔を設ける場合のような外観上不体裁な
状況を作る必要がない。
ガイド柱を家具本体の両側に設けたガイド柱挿入
部へ挿入しガイド柱挿入部の下部に定位置回動自
在に垂設されている高低調整螺軸と互いに螺合し
ているから、該高低調整螺軸を家具本体の下部、
例えばステツプボードの下方に組込まれた天板部
高さ調整装置で回動させることで天板部を家具本
体に対し高さを調整することができるので、従来
の天板部高さ調整可能な家具の如く該高さ調整装
置を天板部中に組込んでいないことから、天板部
の重量を一般的な天板部と同様軽量でその取扱い
が容易であるうえにガイド柱挿入部の中をガイド
柱が上下に移動することによつてスムーズに位置
調整がなされるとともに、これらの天板部高さ調
整装置は家具本体の下部、例えばステツプボード
の下方に組込まれてなる場合は外観上これら装置
は何ら目視の対象にはならず、不体裁でなく要領
よく家具中のデツドスペースを利用して組込むこ
とができるのである。又この天板部高さ調整装置
を作動させる駆動源として従来の如く操作ハンド
ルを用いるときにはステツプボード上に連結伝達
棒の中央枢着点と連結したクランク腕端のピンを
露出させ、しかもハンドルと着脱自在にさせてお
くことにより、必要に応じてステツプボード上の
クランク腕端にハンドル端を連結すれば、該天板
部の上下動をさせることが可能であつて、その操
作は天板部の下面にこれらハンドルを取付けて作
動させるときよりも容易で又天板部の上面にハン
ドル取付孔を設ける場合のような外観上不体裁な
状況を作る必要がない。
更に天板部の両側ガイド柱に対して立設した高
低調整螺軸は、ガイド柱挿入部の底面でその下端
を支持されてなるだけであることから高低調整螺
軸に大きな負荷がかかつたときにおいても該螺軸
は適宜側方へ傾斜等することにより、その荷重を
逃がしたり又は連結伝達棒からの無理な回転力を
逃がして緩衝することができるものである。
低調整螺軸は、ガイド柱挿入部の底面でその下端
を支持されてなるだけであることから高低調整螺
軸に大きな負荷がかかつたときにおいても該螺軸
は適宜側方へ傾斜等することにより、その荷重を
逃がしたり又は連結伝達棒からの無理な回転力を
逃がして緩衝することができるものである。
最後に本考案においては、高低調整螺軸を回転
する為の連結伝達棒には回転支持ピンを該伝達棒
の上下両面に設け、連結伝達棒を外装するビーム
状外装部材等に前記回転支持ピンを案内する為の
長孔の案内部を設けてあることから、前記支持ピ
ンは位置設定の容易な前記連結伝達棒の枢着点を
結ぶ軸線上の中心に位置させればよく、また外装
部材の内面にピンを立設する等の複雑な加工を必
要とせず外装部材には単に長孔を穿設するだけの
加工で済み製造が容易であるばかりでなく、連結
伝達棒には回転支持ピンを突設する以外に孔を穿
設する等の該伝達棒の強度を弱める加工を施して
ないので巾を狭く設定しても回転を伝達するのに
充分な強度を保持でき、また丸棒、角棒又は管体
等適宜な断面形状を有する比較的細く軽量な棒部
材を採用することができ、前記回転支持ピンを受
入れる長孔の案内部もピン端が摺動可能な最小の
巾で設けるとともに案内部には回転支持ピンを遊
ばせる余裕を設ける必要がなく、従つて回転支持
ピン直径と回転支持ピンに対する案内部の内部短
径を最小限にしておけば、回転支持ピンの案内は
スムーズになされ連結伝達棒の回転支持の際ガタ
つきが発生したりすることはない。又案内部も高
低調整螺軸の軸線を結ぶ線上に設ければいいか
ら、例えば外装部材として内部加工の困難な筒体
のビーム状部材を用いたときには特に有効で、そ
の上下面に案内用の長孔を設けるだけで案内部を
形成することができ、その製造が容易であるうえ
に、組立てる場合において、連結伝達棒を駆動軸
となるピン及び両側の高低調整螺軸に固定した各
クランク腕の遊端にそれぞれ枢着し、その後回転
支持ピンを外装部材に形成した一方の案内用長孔
を通して前記連結伝達棒の軸線中心に嵌挿し又は
螺合して他方の案内用長孔に至らしめるだけで簡
単に設定することができるものである。なお、こ
のようなピンと案内部の関係から、本考案の連結
棒では、従来の高低調整螺軸における連結棒の如
くスリツトを設けていないから連結棒自体の強度
を損なうことなく、適宜形状の細い部材で必要な
強度を与え装置全体を軽量コンパクト化できるう
えにピンを連結棒に、長孔の案内部を外装部材に
設けるだけで連結棒回転時のテコ作用による支持
は充分になされるのである。
する為の連結伝達棒には回転支持ピンを該伝達棒
の上下両面に設け、連結伝達棒を外装するビーム
状外装部材等に前記回転支持ピンを案内する為の
長孔の案内部を設けてあることから、前記支持ピ
ンは位置設定の容易な前記連結伝達棒の枢着点を
結ぶ軸線上の中心に位置させればよく、また外装
部材の内面にピンを立設する等の複雑な加工を必
要とせず外装部材には単に長孔を穿設するだけの
加工で済み製造が容易であるばかりでなく、連結
伝達棒には回転支持ピンを突設する以外に孔を穿
設する等の該伝達棒の強度を弱める加工を施して
ないので巾を狭く設定しても回転を伝達するのに
充分な強度を保持でき、また丸棒、角棒又は管体
等適宜な断面形状を有する比較的細く軽量な棒部
材を採用することができ、前記回転支持ピンを受
入れる長孔の案内部もピン端が摺動可能な最小の
巾で設けるとともに案内部には回転支持ピンを遊
ばせる余裕を設ける必要がなく、従つて回転支持
ピン直径と回転支持ピンに対する案内部の内部短
径を最小限にしておけば、回転支持ピンの案内は
スムーズになされ連結伝達棒の回転支持の際ガタ
つきが発生したりすることはない。又案内部も高
低調整螺軸の軸線を結ぶ線上に設ければいいか
ら、例えば外装部材として内部加工の困難な筒体
のビーム状部材を用いたときには特に有効で、そ
の上下面に案内用の長孔を設けるだけで案内部を
形成することができ、その製造が容易であるうえ
に、組立てる場合において、連結伝達棒を駆動軸
となるピン及び両側の高低調整螺軸に固定した各
クランク腕の遊端にそれぞれ枢着し、その後回転
支持ピンを外装部材に形成した一方の案内用長孔
を通して前記連結伝達棒の軸線中心に嵌挿し又は
螺合して他方の案内用長孔に至らしめるだけで簡
単に設定することができるものである。なお、こ
のようなピンと案内部の関係から、本考案の連結
棒では、従来の高低調整螺軸における連結棒の如
くスリツトを設けていないから連結棒自体の強度
を損なうことなく、適宜形状の細い部材で必要な
強度を与え装置全体を軽量コンパクト化できるう
えにピンを連結棒に、長孔の案内部を外装部材に
設けるだけで連結棒回転時のテコ作用による支持
は充分になされるのである。
第1図は本考案に係る家具の正面状態を示す断
面説明図、第2図は第1図の要部を説明する為の
実施例拡大断面図、第3図は第2図の天板部高さ
調整装置の連結伝達棒の平面配置状態を下方から
示す説明図、第4図は回転支持ピンと案内部の関
係を示す実施例断面説明図である。 1:天板部、2:ガイド柱、3:ナツト、4:
家具本体、5:ガイド柱挿入部、6:高低調整螺
軸、7:底壁、8:頭部、9:雄ネジ、10:ク
ランク腕、11:連結伝達棒、12:回転支持ピ
ン、13:外装部材、14:案内部、15:中央
枢着点、16:クランク腕、17:モーター、1
8:操作ハンドル、19:ステツプボード、2
0:ピン。
面説明図、第2図は第1図の要部を説明する為の
実施例拡大断面図、第3図は第2図の天板部高さ
調整装置の連結伝達棒の平面配置状態を下方から
示す説明図、第4図は回転支持ピンと案内部の関
係を示す実施例断面説明図である。 1:天板部、2:ガイド柱、3:ナツト、4:
家具本体、5:ガイド柱挿入部、6:高低調整螺
軸、7:底壁、8:頭部、9:雄ネジ、10:ク
ランク腕、11:連結伝達棒、12:回転支持ピ
ン、13:外装部材、14:案内部、15:中央
枢着点、16:クランク腕、17:モーター、1
8:操作ハンドル、19:ステツプボード、2
0:ピン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 下端にナツトを設けた中空のガイド柱を両側端
に垂設してなる天板部と、 前記ガイド柱と嵌合関係にあり、該ガイド柱を
受け入れて上下に昇降案内可能なガイド柱挿入部
を両端部に有する家具本体と、 両側の前記ガイド柱挿入部の下部にそれぞれ定
位置回動自在に垂設するとともに前記天板部のガ
イド柱下端に設けたナツトと螺合させてなる高低
調整螺軸と、 両側の前記ガイド柱挿入部の下端間に横設した
ビーム状部材からなる外装部材と、 前記2本の高低調整螺軸下端にクランク腕を固
定し、該クランク腕の遊端に、前記外装部材内に
配し中央で互いに枢着した2本の連結伝達棒の端
部を枢着し、しかもそれぞれの連結伝達棒の軸線
並びに長さ方向略中心に回転支持ピンを上下に突
設し、該回転支持ピンに対応する前記外装部材の
上下面に該回転支持ピンを案内する為の長孔より
なる案内部を前記両高低調整螺軸の軸線を結ぶ線
上に沿つて設けるとともに連結伝達棒の前記中央
枢着点にはクランク腕一端を枢着し且つ該クラン
ク腕他端を外装部材の上面に回動自在に枢支され
た軸体の一端に固定し、該軸体の他端をモーター
又は操作ハンドルからなる回動駆動源に連結した
天板部高さ調整装置と、 よりなる家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13919982U JPS5944334U (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 家具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13919982U JPS5944334U (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 家具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5944334U JPS5944334U (ja) | 1984-03-23 |
JPH024584Y2 true JPH024584Y2 (ja) | 1990-02-02 |
Family
ID=30312075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13919982U Granted JPS5944334U (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 家具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944334U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5497156A (en) * | 1977-09-24 | 1979-08-01 | Schuckmann Alfred Von | Furniture arranged in forms of table* stand or similar articles |
-
1982
- 1982-09-13 JP JP13919982U patent/JPS5944334U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5497156A (en) * | 1977-09-24 | 1979-08-01 | Schuckmann Alfred Von | Furniture arranged in forms of table* stand or similar articles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5944334U (ja) | 1984-03-23 |
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