JPH0245306A - 物品の充填包装方法 - Google Patents

物品の充填包装方法

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JPH0245306A
JPH0245306A JP19449088A JP19449088A JPH0245306A JP H0245306 A JPH0245306 A JP H0245306A JP 19449088 A JP19449088 A JP 19449088A JP 19449088 A JP19449088 A JP 19449088A JP H0245306 A JPH0245306 A JP H0245306A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、食品等の物品を容器内に充填し包装する方法
に関し、より詳細には容器内に物品を充填した後、該容
器と蓋材との間でヒートシールを行なう包装方法に関す
る。
(従来の技術及びその問題点) ヒートシール用フランジを備えた容器と蓋とがヒートシ
ールにより密封された包装体は、ヒートシール容器とし
て食品包装等の種々の分野で広く使用されている。
この様な包装体は、予じめ容器内に食品等の物品を充填
し、次いでこれをヒートシール作業域に搬送して蓋体と
の間でヒートシールを行なうことによって得られる。
然しながら、この様な従来技術の手段にょれば、液状或
いは液汁を含む物品または粉体などの物品が容器に充填
される際に、容器フランジ部に該物品が付着し、ヒート
シール予定部が汚染されることがある。また、充填後、
容器がヒートシール作業域に搬送される際にも、搬送条
件によって物品が飛散し、ヒートシール予定部が汚染さ
れたり、さらには周囲が不衛生となり易くなる。特に、
ヒートシール予定部の汚染は、容器と蓋体とのヒートシ
ール強度のばらつきの原因となるばかりでなく、物品中
にヒートシールを著しく阻害するようなもの、例えば、
固形成いは繊維質などを含む場合には密封不良の原因と
もなヴ、品質上望ましくない。
多くの場合、上記の問題点を解決するために、充填容器
の搬送速度は低く設定され、ヒートシール時間は1.5
秒から2秒と比較的長く設定されるのが一般的である。
また、密封不良を起こし易い物品を対象とする場合には
、充填後、ヒートシール予定部の付着物を手作業により
取り除くといった手段がとられている。このため、生産
性は低くなっているのが実情である。特に、充填する物
品が液状のものから固形のものまでというように、多品
種の物品を対象とし使用されている充填シール機の場合
には、対象とする物品毎に搬送速度を調整するというこ
とはなく、一般的に、搬送速度は最悪条件を想定して最
も遅く設定されるため、生産性は極めて低くなっている
以上のような理由により、従来技術においては、品質と
生産性を同時に高めることは著しく困難であった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、容器内に物品を充填する前の段階で、容器フ
ランジ部に容器開口部よりも小さな充填用開口を有する
中間フィルムを設けることによって上述した問題点を解
決したものである。
即ち本発明によれば、蓋材によりフランジ部で密封すべ
き容器の開口部を覆うように中間フィルムを供給し該容
器のフランジ熱封緘予定部と該中間フィルムとを熱接着
し、熱接着の前後のいずれかにおいて該中間フィルムに
容器開口部よりも小さい充填用の開口部を形成し、該開
口部を通して容器内に物品を充填し、次いで該容器のフ
ランジ熱封緘予定部において該中間フィルムと蓋材とを
熱接着させることを特徴とする物品の充填包装方法が提
供される。
(作 用) 本発明の包装方法の工程を示す第1図において、まずヒ
ートシール用フランジ1を有するカップ状の容器本体2
について、その開口部を覆う様に中間フィルム3が供給
され、該フランジ1と中間フィルム3との間でヒートシ
ールが行なわれる(工程(A))。
次いで該フィルム3には打ち抜き等の手段で、容器本体
2に形成されている開口部よりも小さな充填用開口部4
が形成される(工程(B))。
この場合、予じめ充填用開口部4をフィルム3に形成し
ておき、この状態で容器本体2にヒートシールを行なう
ことも勿論可能である。
次いで、前記充填用開口部4を介して、充填ノズル5か
ら容器本体2内に、液体食品等の物品6が充填される(
工程(C))。
本発明においては、中間フィルム3がヒートシールされ
且つ物品6が充填されている容器本体2を、次のヒート
シール作業域に搬送し、該域において中間フィルム3に
蓋材7をヒートシールすることにより、内容物が充填さ
れた包装体が形成される(工程(D))。
即ち本発明によれば、容器本体2内に物品6を充填する
際には、前記中間フィルム3は物品6が容器外に飛散す
るのを防止する遮蔽板として作用し、工程(C)におい
て、固形状のものはもとよ、り比較的飛散し易い液状或
いは液汁を含む物品6または粉体などの物品6を充填す
る際にも、充填用開口部4の形状、大きさ及び位置を適
宜選択することにより、充填速度を速く設定することが
可能となる。また、固形物乃至比較的粘度の高い流動性
の物品6、或いは固形物と比較的粘度の高い液汁とから
なる物品6などの充填に際しては、充填の際或いは充填
後、容器本体2を回転、揺動或いは振動させることによ
り、物品6が容器内に山積み状態となることを防止する
ことができ、粘度の高い液汁も固形物中へすばやく浸透
させることが可能となる。
また充填の際、誤って物品6が容器フランジ部1付近に
付着したとしても、前記中間フィルム3が容器フランジ
部1の内側に張出しているので、ヒートシール予定部の
付着物を手作業はもとより吸引等の方法を利用した装置
により、容易に且つすばやく取り除くことが可能となる
また、本発明によれば、工程(C)を行なう作業域から
工程(D)のヒートシール作業域へ容器を搬送する際に
も、中間フィルム3が前記遮蔽板としての作用を有して
いることから、搬送速度を速く設定することも可能とな
る。
更に、本発明によれば、ヒートシール予定部の物品6に
よる汚染を防止することが可能となるので、M7をヒー
トシールした際に、ヒートシール強度がばらつく、密封
不良が発生するといった不都合も有効に回避される。こ
のため、品質が向上し、しかもヒートシール時間の短縮
も可能となる。
以上の結果として、本発明によれば、品質と生産性を同
時に向上させることが可能となる。
また本発明によれば、蓋7と容器本体2との間に中間フ
ィルム3が介在していることに関連して、容器本体2と
中間フィルム3との間のシール10と、中間フィルム3
と蓋7との間のシール11とにおけるシール強度に差異
を設けることによって、容器外側からの剥離に対しては
易剥離性であり、且つ容器内側からの剥離乃至破壊強度
に対しては、例えば2.3kg/15mm巾以上の強度
となるシール構造とすることが可能となる。
例えば、シール構造の一例を示す第2−A図において、
前記シール10をタイトシールとし、シール11を易剥
離性シールとし、タイトシール部10の内周側端縁10
aは、易剥離性シール部11の内周側端縁11aよりも
容器外側に位置する様に規制される。
この場合には、容器内側からの剥離力乃至破壊力Pは、
タイトシール部10に作用し、この結果として容器内側
からの剥離力乃至破壊力に対しては、例えば2.3kg
/15mm巾以上の強度を示し、レトルト殺菌等による
内圧増大や落下衝撃に対しても耐え得るシール構造が得
られる。
またこの態様においては、第2−B図に示す通り、開封
開始部分において、N7の一部がフランジ1よりも容器
外方に突出して把持部20が形成され、タイトシール部
10の外周側端11 t o bを易剥離性シール部1
1の外周側端縁11bよりも容器外側に位置する様に規
制される。
即ち、容器外側からの剥離力Pは、易剥離性シール部1
1に作用し、この結果として例えば2kg/15mm巾
以下の剥離強度となって、手による剥離開封が至9て容
易に行なわれることとなる。
上述した利点は、タイトシールと易剥離性シールとの位
置関係を逆にしても達成可能である。
即ち、第3−A図に示す通り、容器フランジ1と中間フ
ィルム3との間のシール10を易剥離性シールとし、中
間フィルム3とM7どの間のシール11をタイトシール
とする。
この場合にも、タイトシール11の内周側端縁11は、
易剥離性シール10の内周側端縁10aよりも容器外側
に位置する様に規制される。
この結果として、やはり容器内側からの剥離力乃至破壊
力Pは、タイトシール部11に作用し、2.3kg/l
sam巾以上の剥離強度が得られる。
同様にして開封開始部分においては、第3−B図に示す
通り、タイトシール部11の外周側端縁jlbは、易剥
離性シール部10の外周側端縁10bよりも容器外側に
位置する様に規制される。また、この場合、中間フィル
ム3を蓋7とともに把持部20として突出させてもよい
この結果として、開封開始部分における容器外側からの
剥離力Pは、易剥離性シール部10に作用し、手による
開封が至って容易に行なわれることとなる。
第2−A図及び第2−B図に示すヒートシール構造では
、開封後、中間フィルム3が容器側に残るが、第3−A
図及び第3−B図のヒートシール構造では、中間フィル
ム3はM7側に残り、フランジ部1はきれいな外観とな
る。
(発明の好適態様) l艷主止及旦l 容器本体、蓋はそれ自体公知の任意の容器形成素材、例
えば樹脂、金属、紙、ガラス、セラミック或いはそれら
の積層体から形成されていることができる。好適な容器
本体、蓋は少なくとも内面が中間フィルムとヒートシー
ル性を有する樹脂からなるものであり、例えば、これに
限定されるものではないが、低−中一高密度ポリエチレ
ン、アイソタクティックボリブロビレン、プロピレン−
エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン系不飽和ガルポン酸乃至その無水物でグラフト変
性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂:比較的
低融点乃至低軟化点のポリアミド乃至コポリアミド樹脂
:比較的低融点乃至低軟化点のポリエステル乃至コポリ
エステル樹脂:ポリカーボネート樹脂などから成るもの
である。
また、これらの樹脂は無機充填剤が配合されたものであ
ってもよい。
容器本体は、これらの樹脂単独から形成された容器であ
ってもよいし、アルミ、銅、ブリキ等の金属箔を中間層
として含む積層容器であってもよい。また、これらの金
属素材に熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等それ自体公知の
樹脂被覆を施したいわゆる公知の金属製容器であっても
よい。
蓋体は、アルミ箔、スズ箔、銅箔、ブリキ箔等の金属箔
、エチレン−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニリデ
ン樹脂、ナイロン樹脂等の高酸素バリヤー性樹脂フィル
ム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二
軸延伸ナイロンフィルム、ポリカーボネートフィルム等
の熱可塑性樹脂フィルム、各種紙載いは更にこれらのラ
ミネート等を基材とし、これに前述したと−トシール性
樹脂層を内面材として積層したものであってもよい。
中間フィルム 中間フィルムは、前述したヒートシール性樹脂の一層ま
たは二層以上からなるフィルム或いはシートであって、
その厚みは少なくとも開封、し]・ルト殺菌、落下衝撃
などに伴う力に耐えるものでなければならず、材質によ
っても異なるが一般に15乃至1000μm、特に30
乃至100μmの範囲にあるものが望ましい。
中間フィルムの製造方法としては任意の方法でよく、中
間フィルムが単層ならばインジェクション法、コンプレ
ッションモールディング法なども可能であるが、厚みの
ばらつき等を考慮すれば、キャスティング法或いはイン
フレーション法による方法が望ましい。また、中間フィ
ルムが多層ならば、多層のダイを用いた共押出法、或い
は予め成形した基材に必要な層を押出しコーティングす
る方法や基材と基材とをヒートラミネーション或いはサ
ンドラミネーションによりラミネートする方法などが挙
げられる。
また本発明において、中間フィルムに形成される充填用
開口部の形状の具体例を第4−A図乃至第4−C図に示
す。
即ち、この開口部4は、容器の中心に対して同心円状と
なフているもの(第4−A図)に限らず、例えば第4−
B図に示す通り、容器の一方側に偏心した形状であって
もよく、また第4−C図に示す通り、クロスカットの様
な切り抜き状となっていてもよい。充填用開口部4は、
少なくとも対象とする物品を充填することができる形状
及び大きさである必要があり、且つ、本発明の効果が発
現され得る形状、大きさ及び位置でなければならない。
つまり、本発明の効果を最大限に発現するためには、使
用する充填ノズルの外径、或いは手作業で充填する場合
にはその充填物の大きさより、間口部4の大きさを僅か
に大きく設定し、且つ、なるべく容器の中央に位置させ
ることが望ましい。一般に流動性の物品を充填する充填
ノズルの外径は5〜15mm範囲にあり、フルーツなど
の固形物を対象とする充填ノズルでも外径は30mm以
内の範囲にあることより、開口部4の大きさは10〜3
5mmの範囲にあればよい。しかしながら、例えば第4
−A図の容器において、開口部4の開口端縁4aと容器
フランジ部1の内周縁1aとの間隔が十分にとれる場合
には、上記の範囲にとられれることなく、開口部4を大
きくしてもよい。開口端縁4aと内周縁1aとの間隔は
、容器の形状及び大きさ、充填物、充填量、充填方法、
搬送方法、搬送速度などによって適宜選択されるもので
あるが、少なくとも2mm以上、特に5IIIIn以上
の範囲となるように設定することが好適である。
即ち、この間隔があまり狭い場合には、充填或いは搬送
に際して、容器本体内に充填された物品が容器外に飛び
散るのを防止するという本発明の主目的が達成困難とな
り、特に液状物を充填する場合に、充填速度或いは搬送
速度を大きくすることができないという不都合を生ずる
ヒートシール構造 本発明において、中間フィルムの一方の側にタイトシー
ルを設け、他方の側に易剥離性シール部を形成させるた
めには、中間フィルムと蓋内面材、あるいは容器内面材
とのヒートシール強度の違いを利用する。
例えば、中間フィルムがポリプロピレンフィルムの場合
、蓋内面あるいは容器内面がポリプロピレンで形成され
ていれば、タイトシールが形成する。また、蓋内面ある
いは容器内面がポリプロピレンとそれ以外の重合体、例
えばポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−プロピレンゴム等とのブレンド物で形成されて
いれば易剥離性シールが形成する。また、中間フィルム
がポリプロピレン層と前記ブレンド物層の積層描造体か
らなり、かつ蓋内面および容器内面が共にポリプロピレ
ンで形成されている場合、ポリプロピレン層側にタイト
シール及びブレンド層側に易剥離性シールが形成される
ことになる。これらの例は、ポリエチレン、ポリエステ
ル、ポリアミド等のヒートシール性樹脂の場合にもあて
はまる。
また、ポリオレフィンフィルムは一定の塗膜に対してヒ
ートシール性を有することが知られている。すなわち、
酸化ポリエチレンや酸変性オレフィン樹脂を分散させた
塗膜に対して、ポリオレフィンフィルムはすぐれたヒー
トシール性を示す。
蓋内面あるいは容器内面にこの塗膜を設け、酸化ポリエ
チレンや酸変性オレフィン樹脂の分散量、或いは更にヒ
ートシール性を阻害する第三成分の分散量を調節するこ
とにより、ポリオレフィンフィルムの一方の側にタイト
シール、他方の側に易剥離性シールを形成させることが
できる。このような傾向は、塗料とヒートシール性を示
すポリエステル・ポリアミド等の樹脂にもあてはまる。
易剥離性シール部における剥離は、巨視的に見れば、中
間フィルムと蓋内面材間或いは中間フィルムと容器内面
材間での界面剥離によるように見られるが、微視的に見
れば、ヒートシール界面での界面剥離、この界面近傍で
の凝集破壊或いは眉間剥離などの破壊現象が単独に或い
はそれぞれの現象が組合された状態で行われる。
易剥離性シール部の内周側及び外周側端縁、ならびにタ
イトシール部の内周側及び外周側端縁の位置規制は、任
意の手段で行うことができる。最も単独には、中間フィ
ルムの蓋或いは容器フランジ部へのヒートシールに際し
てヒートシールヘッドの形状と位置の規制を行うことに
よりそれらの内周側端縁及び外周側端縁の位置規制を行
うことができる。
また、別法として、ヒートシール部の内周側及び外周側
端縁を規定する非接着性の被膜を印刷、塗布、蒸着、溶
着或いはその他のそれ自体公知の薄膜形成技術によって
フランジ面、蓋内面或いは中間フィルムに施してヒート
シール部の内周側及び外周側端縁の位置規制を行うこと
ができる。
本発明においては、中間フィルムを介してタイトシール
部と易剥離性シール部というように異なる接着強度のヒ
ートシール面を設け、それらの内周側端縁及び外周側端
縁の位置規制することにより、容器の中心側からの剥離
或いは破壊強度と容器の外側からの剥離強度との間に所
定の差異を与えることができる。更にこの差異はタイト
シール部及び易剥離性シール部の接着強度、それぞれの
シール部の内周側端縁及び外周側端縁の位置関係、中間
フィルムの材料強度等の条件を適当に選ぶことにより任
意に設定される。例えば、良好な密封性能と開封性能を
両立させるためには、タイトシール部と易剥離性シール
部の接着強度の差を大きくし、例えば、タイトシール部
については2.5 kg/ 15 mm巾以上、望まし
くは3kg以上、易剥離性シール部については0.2 
kg/ 15 mm巾以上2kg/15mm巾以下、望
ましくは0.4 kg/15mm巾以上1.5 kg/
 15 mm巾以下とし、それぞれのシール部の内周側
@縁及び外周側端縁の位置的なずれ量は0.5mm以上
、望ましくは1mm以上とし、実用的には内周側端縁側
の位置的なずれ量は5mm以下とする。また、中間フィ
ルムとしては伸び難く、切れ強い材料物性或いは材料厚
さとするとよい。
本発明により得られた包装体を、内容物をレトルト殺菌
乃至ボイル殺菌し、或いは熱間充填により滅菌する用途
に適用する場合には、耐熱性の見地から容器及び蓋の内
面材はポリプロピレン系樹脂で構成するのが一般的であ
る。この用途に特に適した中間フィルムとして、厚みが
15乃至1000μm、特に30乃至100μmの範囲
のポリプロピレン層と、厚みが1乃至100μm、特に
3乃至50μmのエチレン含有率10%以下の結晶性プ
ロピレン−エチレンランダム共重合体と、ポリエチレン
との90対10乃至50対50のブレンド物層とからな
る中間フィルムを挙げることができる。
ポリプロピレン層としては、ホモのポリプロピレン或い
はエチレン含有率10%以下のプロピレン−エチレンブ
ロック共重合体から成るもの、或いはこの層の外側にタ
イトシールを形成する側の面のヒートシール性を改良す
るためにエチレン含有率10%以下の結晶性プロピレン
−エチレンランダム共重合体層を有するものなどがよい
。また、ポリプロピレン層にはフィルムの物性を落さな
い程度に異なる成分がブレンドされていてもよいし、ブ
レンド物層はプロピレン−エチレンゴムなどを第三成分
として含むものであってもよい。
延−厘 本発明においては、一般的に装置として中間フィルム貼
着用の装置、充填装置、ヒートシール装置或いは充填シ
ール装置を使用する。それぞれは、任意の装置が適用さ
れるが、本発明においては、スタック可能なカップであ
っても中間フィルム3を貼着した後はスタックができな
くなる。そのため、中間フィルム貼着用の装置は、望ま
しくは充填装置、ヒートシール装置或いは充填シール装
置と一つのラインとなっているか、或いは一つの装置の
中にすべて組込まれているものがよい。
第5図はその一例を示した装置図である。カップ2は受
台に固定されて図面の下方から右方へ間欠搬送され、中
間フィルム3の原反がロール21から供給される。中間
フィルム3の原反はヒートシールヘッド22よりカップ
2に貼着され、のこぎり刃23或いは回転刃23により
充填用開口部が形成されると共に、スクラップが取除か
れる。充填ノズル24によって物品6が充填された後、
ロール25から供給された蓋材7の原反によって、ヒー
トシールヘッド28.27により、ヒートシールされる
。この後、のこぎり刃28により、容器が中間フィルム
3及び蓋材7の原反より切離される。中間フィルム3及
び蓋材7のスクラップがロール29に巻取られる。この
装置では、物品6が充填された時点からスクラップがロ
ール29に巻取られるまで、中間フィルム3の原反が受
台を覆っているので、物品6による装置の汚染を効果的
に防止するという利点もある。
(発明の効果) 本発明によれば、包装体に物品を充填する過程及び充填
後に包装体を搬送側る課程において、内容物の容器外へ
の飛び散りが有効に抑制され、この結果として充填する
物品が液体乃至粉体のように飛散し易いものであっても
、充填速度及び搬送速度を大きくすることが可能となり
、また、内容物を安定した充填状態にするために、中間
包装体に正転、反転等の回転を与えたり、振動乃至揺動
等を加えることも可能となる。
また、上述した如く、内容物の飛散が防止されることに
関連して、ヒートシール部が内容物によって汚染される
という不都合も有効に回避され、更に、例えヒートシー
ル部が内容物によって汚染されても中間フィルムが容器
フランジ部の内側に張出しているので、吸引装置等を用
いて容易に且つすばやくヒートシール部を清浄にするこ
とが可能となる。これにより、確実且つ安定したヒート
シールが形成されるとともに、この包装方法を所謂無菌
(アセブチイック)充填方法に適用することも可能であ
る。
かくして本発明によれば、品質と生産性を同時に向上さ
せることが可能となる。
また本発明により得られる包装体は、レトルト殺菌等の
用途に有用であり、優れた耐熱密封性と易開封性シール
とを備えたシール構造を形成することが可能である。
本発明を次の例で説明する。
実施例及び比較例 蓋材として、12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムと7μmの軟質アルミニウム箔をウレタ
ン系接着剤で積層した基材のアルミニウム側に、ヒート
シール層として70μmのエチレン含有t4%のブロビ
レンーエチレンブロックコボリマーとエチレン含有量4
%のプロピレン−エチレンランダムコポリマーとからな
る共押出フィルム(厚み比7:3)を、ランダムコポリ
マー側がヒートシール面となるようにウレタン系接着剤
で積層したものを準備した。
カップ状容器として、75μmの表面処理鋼箔の片面に
40μm及び他面に70μmの無延伸ポリプロピレンフ
ィルムをウレタン系接着剤で積層し、次に、この積層体
を70μmのフィルム側がヒートシール面となるように
深絞り成形し、さらに、巾5mm(外径75μm、内径
65μm)のヒートシール用フランジを形成させた深さ
30 mm。
滴注容量85ccの円形容器を準備した。
中間フィルムとして、10μmのエチレン含有量4%の
プロピレン−エチレンランダム共重合体(API)と、
46μmのホモのポリプロピレン層(BJI)と、エチ
レン含有量4%のプロピレン−エチレンランダム共重合
体に線状低密度ポリエチレンを36重量%及びエチレン
−プロピレンゴムを21i量%ブレンドした4μmのブ
レンド層(0層)とからなる、3層系の共押出しフィル
ムを準備した。
先ず、前記中間フィルムの原反より、円形及び互いに直
交する切込みとした充填用開口部を有するフィルムを切
出し、前記カップ状容器の開口部を覆うようにヒートシ
ール用フランジ面と中間フィルムのC層側とを、200
℃−0,5秒の条件で熱接着(易剥離性シール)した。
このとき、表1の示すように、開口部の形状を円形とし
、開口部を容器中央に位置させたもの(カップA、C。
D、E、G)、容器中央部より5mm偏心させたもの(
カップB)、開口部を切込みとし、容器中央に位置させ
たもの(カップF)を作製した。(なお、カップGはフ
ランジの内周縁と中間フィルムの開口端縁とが一致する
状態とした比較例用の容器である)。
この後、容器にクリーム・コーン・スープ、肉野菜煮、
水ようかんを充填した。充填後、中間フィルムのA層側
と蓋内面材とをヒートシール(タイトシール)して密封
し、レトルト殺菌した。それぞれの内容物に対する充填
条件、殺菌条件を表2に示す。
このようにして作製した密封容器の易剥離性シール部及
びタイトシール部は、第3−A図及び第3−B図に示し
たシールの構造と同様な構造となるように、ヒートシー
ルヘッドの形状と位置を規制しヒートシールを行なった
。なお、易剥離性シール部の内径及び外径は66mm及
び74mm、タイトシール部の内径及び外径は69mm
及び75mmとした。さらに、開封開始部においては中
間フィルム及び蓋の把持部がフランジの外側で接着され
るように受台とヒートシールヘッドの形状を工夫した。
充填シール機としては一般的な直列間欠駆動式の装置を
使用した。この装置は、1ショット当り搬送時間とヒー
トシール時間の比が200度:160度に調整されてお
り、搬送時の液こぼれを考慮し、常時毎分15シヨツト
の生産速度(標準速度)で使用されている。しかし、本
実験では駆動系のプーリーを交換することにより、毎分
15,20,25.30シヨツトの4段階に生産速度を
可変し使用した。このとき、ヒートシール温度も生産速
度に応じて設定し直した。また、前記蓋材は原反供給し
た。
それぞれの充填物に対する充填結果を以下にまとめる。
クリーム・コーン・スープ 表1に示したカップA、B、C,Dの容器に、毎分15
.20.25.30のショットの4段階の生産速度で、
クリーム・コーン・スープを充填した。充填シール時の
状態を表3に示す。カップGを使用した場合には、毎分
15シヨツト(標準速度)より速い条件ではヒートシー
ル面が内容品により汚染され、毎分25ショット以上で
は搬送時の液こぼれのため、内容量は設定値の1割以上
少なくなフていた(比較例1)。カップAを使用した場
合では毎分25シヨツトまで、カップB。
D、Fを使用した場合では毎分30シヨツトまで、ヒー
トシール面が内容品により汚染されることもなく、内容
量もほぼ設定値となっていた(実施例1,2,3.4)
これらの充填容器の密封不良の割合について調べたとこ
ろ、ヒートシール面が内容品により汚染され無かった条
件のものについては不良品はみつからなかったが、汚染
された条件のものでは50個中2個から3個の割合で不
良品がみつかった。
肉野菜点 肉野菜煮は、表1に示したカップC及びGの容器に、固
形物のみを充填した後、液汁を充填し、毎分25シヨツ
トの生産速度でシールした。
固形物を充填するときには、充填シール機と異なる充填
機を使用し、容器の中心を軸にして容器を回転させ、遠
心力によって固形物が容器の中央に山積み状態となるの
を防止する方法を試みた。
このとき、カップGの場合には固形物中に含まれる液汁
が容器外に飛散した(比較例2)が、カップCの場合に
は飛散することはなかった(実施例5)。
また、液汁を充填した際にも、搬送時にカップGでは液
汁のかなり量が容器外にこぼれてしまった(比較例2)
が、カップCではまったくこぼれることはなかった(実
施例5)。シールが終了し。
た段階で内容品の量を調べたところ、カップGでは平均
で8グラム設定値より少なかった(比較例2)、。カッ
プCではほぼ設定値どうりであった(実施例5)。
水ようかん 水ようかんを表1に示したカップE及びGの容器に、毎
分15シヨツトの生産速度で滴注充填し、シールした。
カップGに水ようかんを充填したときには、液面センサ
ーを使用しても2〜3ccのオーバーフローは避けられ
ず、また、搬送時にも内容品が容器外にこぼれてしまっ
た。このため、ヒートシールはかみ込みシールとなった
(比較例3)。
一方、カップEを使用したときには、液面センサーを使
用することによって、内容品は中間フィルム上へわずか
にあふれただけで、ヒートシール面は汚染されることは
なかった。搬送時にも内容品が容器外にこぼれることも
なく、ヒートシール面は汚染されなかった。さらに、生
産速度を毎分20シヨツト及び25シヨツトに上げてみ
たが同様の結果と゛なった(実施例6)。
このようにして得られた密封充填容器の内、不良品でな
いものについて剥離強度及び開封強度を引張試験機を用
いて測定した。剥離強度の測定は、ヒートシールの方向
に対し直角に15mm巾の短冊を切りだし、短冊の蓋材
側を上のチャックにカップの側壁を下のチャックにはさ
み、300mmZ分の速度で上下に引っ張って行なった
。また、開封強度はクロス・ヘッドに容器を45°傾け
て固定し、蓋及び中間フィルムの開封のための把持部を
同時に上のチャックにはさみ(容器の上面と蓋の把持部
とのなす角が45°となった状態)、300 ++++
n/分の速度で上下に引っ張って行なった。
容器の内側からの剥離あるいは破壊強度は、平均値で3
.2 kg/ 15 mm巾を示し、レトルト殺菌にも
耐え得る強度を示していた。開封開始部における外側か
らの剥離強度は、平均値で0.9 kg/l 5mm巾
であった。開封開始時における開封強度の最大値は平均
値で1.5 kgであった。任意の容器を選らんで、実
際に手により開封したところ、容易に開封できた。
表 表 表 充填量71ccは内容品の液面からフランジ面までの間
隔が約5mmとなる量であり、85ccは滴注充填とな
る量である。
表中の記号は、以下の状態をそれぞれ示す。
O:搬送時に内容品が中間フィルム上にあふれることな
く、ヒートシール面は汚染され無かった。
△:搬送時に内容品が中間フィルム上にあふれたが、ヒ
ートシール面は汚染され無かった。
X:搬送時に内容品が中間フィルム上にあふれ、ヒート
シール面は汚染された。
×X:搬送時に内容品が容器外にあふれ、周囲に飛散し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包装方法を示した工程図であり、N2
−A図、第2−B図、第3−A図及び第3−B図は本発
明の包装方法により作製される容器のシール構造を例示
した断面図であり、第4−A図、第4−B図及び第4−
0図は中間フィルムに形成される充填用開口部を例示し
た図であり、第5図は本発明で好適に使用される装置を
例示した図である。 印照数字1はヒートシール用フランジ、2は容器本体、
3は中間フィルム、4は充填用間口部、5は充填ノズル
、6は食品等の物品(内容品)、7は蓋、10は容器本
体2と中間フィルム3との間のシール、11は中間フィ
ルム3とN7との間のシール、20は開封用の把持部、
22.26及び27はヒートシールヘッド、23及び2
8はのこぎり刃を示す。 第2−A図 第2−B図 (ヒートシール) (開口) (D) 第3−A図 第3−B図 第4−A図 第4−C図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蓋材によりフランジ部で密封すべき容器の開口部
    を覆うように中間フィルムを供給し該容器のフランジ熱
    封緘予定部と該中間フィルムとを熱接着し、熱接着の前
    後のいずれかにおいて該中間フィルムに容器開口部より
    も小さい充填用の開口部を形成し、該開口部を通して容
    器内に物品を充填し、次いで該容器のフランジ熱封緘予
    定部において該中間フィルムと蓋材とを熱接着させるこ
    とを特徴とする物品の充填包装方法。
  2. (2)容器に物品を充填する際或いは充填後に容器を回
    転、揺動或いは振動させる請求項1記載の方法。
  3. (3)容器のフランジ熱封緘予定部と中間フィルムとの
    間をタイトシールとし、該中間フィルムと蓋材との間を
    易剥離性シールとする請求項1記載の方法。
  4. (4)容器のフランジ熱封緘予定部と中間フィルムとの
    間を易剥離シールとし、該中間フィルムと蓋材との間を
    タイトシールとする請求項1記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1412474A2 (en) * 2001-08-03 2004-04-28 Corning Incorporated Removable splash guards for culture plates

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1412474A2 (en) * 2001-08-03 2004-04-28 Corning Incorporated Removable splash guards for culture plates
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