JPH0245263A - 車両用連結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用連結装置に係り、特に先頭車両に好適
な車両用連結装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、鉄道車両の連結装置は、先頭率であつても連結器
本体をその先頭部分にそのままの状態で設置する例が多
い。ところが、固定編成列車においては、先頭部分に設
置された連結器を使用する頻度が低く、通常走行時には
先頭部分のカバー内に収納する構成となっていた。この
ため、該連結器は上方へ吊り上げる構成となっており、
車体先頭部におけるその占有空１間が大きくなるといっ
た問題があった。そこで、前記車両先頭部分方の占有空
間の問題を解決するものとして、連結装置全体を車体長
手方向にスライド可能に設置し、必要時のみ車端部から
ｎ「記連結器を突出させて利用するといフた構成が考え
られている。

なお、この種の装置として関連するものに、例えば特公
昭４８−１５４８２号等が挙しられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術にあっては、必要時のみ連結器を車両先頭
部分に突出させて利用しているが、不慮の事故によって
車両が軌道の行き止部に設けられた車両止めに衡突した
場合、車体を損傷する恐れがあった。すなわち、従来の
連結装置においては、不慮の事故については、配慮され
ていなかった。

一方、前述の連結装置とは別に、車体先唄部に突出して
設けられた連結器を専用のカバーで覆う構造も採用され
ているが、先頭部のデザインを向上する観点から不利で
あった。

本発明の目的とするところは、車両が車両止めに衝突し
ても車体を損傷することなく、かつ、先頭部のデザイン
上も不利とならない車両用連結装置を提供することにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、対向配置された連結器と結合可能な連結器
と、車ｍｉ重を支え得る負担片と、前記連結器および負
担片を所定の角度をもつで転向可能に支持する支持手段
と、前記連結器および負担片からの車端荷重を受け、か
つ、該連結片および口担片の車体中央側に設けられたａ
衝手段とから構成したことにより、達成される。

〔作　　用〕

通常走行時に車端部に配置される負担片が不慮の事故の
際に車両止めに当った場合の荷重を受け、一方、該車両
を他の車両でけん引する場合には前記負担片を転向させ
ることにより連結器に切換えて用いる。このように必要
時のみ連結器を用い、それ以外はデザイン上問題のない
負担片を用いる。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第５図によって
説明する。同図において、ｌはモルレール車両における
先頭車で、軌道２上を走行するものである。田は前記軌
道２の終瑞で、油圧緩衝器を介して衝突片ｎを設置した
車両止め３が設けられている。ｎは前記先頭車ｌの先端
部に取付けられる連結装置で、以下その詳細構造につい
て説明する。４は他車両の連結器と連結可能な連結器で
、縦ビン６．４１１手部１４および水平ピン７を介して
ゴム１ａ術器５の周囲を囲むように構成された枠しに連
結されている。したがって、連結器４に作用する車端荷
重は、躬記ゴムＵ衝器５によって緩衛され車体に伝えら
れる。また、連結器４と車体との相対的な変位は、横ビ
ン６および縦ビン７によって許容される構成となってい
る。なお、前記ゴム緩衝器５は台枠ななす中梁１０に伴
板守１１を介して取付けられている。次に、８はＭ記群
手部１４に対して所定の角度（図示の例ではほぼ９０°
）を設けて一体に形成された負担片で、前記縦ビン７の
軸回りに転向可能に設置されている。すなわち、前記連
結器４と負担片８とは縦ビン７の軸回りに転向可能に設
置され、必要に応じて連結器４を端梁９より突出させる
かあるいは、負担片８を４Ｉ端側に配置するかを切換え
て使用する。１３は餌記角担片８の１１１７面に設けら
れる衝突片で、前記端梁９にピン結合されており、必要
に応じて前記負担片８の前面に設置されるものである。

１５は前記連結器４を支持する胴受で、その両端はばね
箱１６を介してレールガイド１９によって支持されてい
る。前記レールガイド１９はレール１７に摺動可能に嵌
合しており、該レール１７は台枠に取付けられ、ＩＩＩ
記連結器４をｆｊ４３図に示す位置で台枠内に収納でき
るように設けられている。なお、前記胴受巧およびばね
箱１６によつて、連結器４は水平方向に回動でき、かつ
、上下方向にも回動できる構成となっている。ところで
、Ｉｆｆ記連結器４と負担片８との切換えは、エンドレ
スワイヤあるいは旋回ギヤ等を用いて、運転室からの轡
取り操作あるいは制御指令により、前記レールガイド１
９をレール１７に沿って移動させ、連結器４を車体幅方
向に向け、かつ負担片８を車端へ向けることにより行な
われる。

また、連結器４を車端へ突出させる場合は、前述と逆の
動作となる。

このような構成において、前記先頭車ｌの通常走行時に
は負担片８を車端方向へ向け、その先端に衝突片１３を
設置する。一方、本先頭車ｌが他の車両にけん引される
場合には、連結器４を車端側へ向けて他車両との連結を
可能とする。

このような構成によれば、通常走行時に先頭車１の車端
部から突出したものがなく、単に衝突片Ｂがのぞいてい
るのみである。したがって、先頭車１の先端部に突出し
ているものがないことから、デザイン上前記部分をスマ
ートなものとすることができる。一方、不慮の事故によ
つて前記先頭車１が車両止め３に衝突しても、該車両止
め３と餌記衛突片１３が偽突することになり、直接車体
が車両止め１３に衝突することなく、該車体の損傷を防
止できる。また、前記衝突に際しては、車両止め３の油
圧緩衝器とゴム緩衝ｆｉｓによっである程度術撃をａｔ
和できる。さらに、連結器４は台枠内にＭ記し−ル１７
（曲面レール約１２０°）によりて案内され収納される
ことになり、先頭率ｌの先頭部分上部の空間を占有する
ことがない。

一方、前記先頭車ｌを他の車両でけん引する場合には、
前記連結ｎ４を運転室からの操作によって車端部に突出
させｌｌｉ前記前記率両と連結可能な状態に配置する。

この時、負担片８は第２図に示されるように、台枠内に
収納されている。したがって、餌記遅結器４によって他
の車両によってけん引される場合になんら障害となるこ
とがない。さらに、前記連結器４と同様に該負担片８も
水平方向に転向させて台枠内に収納する構成であるため
、先頭車１の先端部上方において設置空間を必要としな
い。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、車両が車両止めに
衝突しても車体を損傷することなく、かつ、先頭部のデ
ザインを向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による連結装置の一実施例を備えたモル
レール車両の先頭車の側面図、第２図および第３図は第
１図の連結装置の動作状況を示す平面図、第４図は第１
図の連結装置の側面図、第５図は第１図の連結装置の支
持状況を示す斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、対向配置された連結器と結合可能な連結器と、車端
   荷重を支え得る負担片と、前記連結器および負担片を所
   定の角度をもって転向可能に支持する支持手段と、前記
   連結器および負担片からの車端荷重を受け、かつ、該連
   結器および負担片の車体中央側に設けられた緩衝手段と
   から構成したことを特徴とする車両用連結装置。