JPH0244627Y2 - - Google Patents

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JPH0244627Y2
JPH0244627Y2 JP1986008888U JP888886U JPH0244627Y2 JP H0244627 Y2 JPH0244627 Y2 JP H0244627Y2 JP 1986008888 U JP1986008888 U JP 1986008888U JP 888886 U JP888886 U JP 888886U JP H0244627 Y2 JPH0244627 Y2 JP H0244627Y2
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control rod
parallel
axle
wheeled vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は互いに平行な2つの車輪を持つ並輪車
に関するもので、特に脚の弱い人でも安全に乗れ
るような構造を持ち、リハビリテーシヨンに役立
つ並輪車を提供するものである。
(従来技術) 平行な2つの車輪を持ち、これをペタルにより
回転して進行する並輪車は、古くは明治14年
(1881年)にオツトーが開発したものがある。
(「発明の歴史、自転車」社団法人発明協会発行、
第33頁、第34頁)我が国においても特開昭−58−
101887号公報に示されるように、車輪の外側にク
ラツチ機構を設けて、これを操作ストツクで操作
するものが存する。しかしながら、これら従来の
並輪車は、方向を転換することが出来ないか、あ
るいは、そのための機構が複雑であり、実用に適
しないものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案者は、さきに、実願昭59−91278号とし
て、平行な2つの車輪の車軸を中心として揺動す
る操縦棒により、進行方向の変更を計り、車軸よ
り下方において、この操縦棒が、地表と車軸を結
ぶ垂直線と異なる位置で、地表と接するようにし
た並輪車を提供し、簡単な機構で自由に進行方向
を変えることの出来るものを提供した。
上記の並輪車が、その目的とする運動用、健康
用として充分な効果を有することにより、これを
リハビリテーシヨンに利用することを着目した
が、この並輪車は、一輪車よりは、簡単である
が、ある程度の技術を要し、特に前進走行中、前
へ倒れることを防ぐことが必要であり、脚の弱い
人には利用出来ないおそれが生じた。そこで、本
考案は、より安全な、より簡単に乗れる並輪車と
して、操縦棒に改良を加えるものである。
(問題を解決するための手段) 本考案は、ペダル付きクランク軸の両端を車軸
とする、2つの平行な車輪を持ち、車軸を中心と
して揺動する操縦棒を持つ並輪車において、操縦
棒が車軸の下方において挺部を構成し、車軸の中
心を通る垂直線の前後において、キヤスターを介
して地表と接するようにしたことを特徴とするも
のであり、操縦棒の上端に横方向の支持部材を設
けて操作をさらに容易にすることも出来るもので
ある。
(実施例) 1,1は平行に位置する2つの車輪、2はクラ
ンク軸、3はクランク軸に支承され自由に回転す
る一対のペダルであり、車輪1,1はクランク軸
2の両端を車軸4として、ペダル3を踏むことに
よりクランク軸2と一体に回転するものである。
5は操縦棒であつて、本実施例では2本の平行な
杆5a,5bから成り、この杆5a,5bは連結
部材9,9で結合されており、連結部材9,9間
に軸受10を設けて車軸4に枢着され揺動するも
のである。操縦棒5の車軸4より下方の部分は2
つの挺部7a,7bとなり各々地表と接するキヤ
スター8a,8bを備えており、この挺部7a,
7bは、車軸4を通る垂直線の前後において略対
称的な位置でキヤスター8a,8bを介して地表
と接することが出来るものである。
6は2本の杆5a,5bの各上端を連結する横
方向の支持部材であつて、後述するように乗る人
の支持を容易にするためのものである。
上記の実施例では、操縦棒5が2本の杆5a,
5bで構成されているが、これに限定されず、要
するに車軸4の下方における挺部が車軸を通る垂
直線の前後に分かれる構造であれば、どのような
構造も採用出来るものである。
本考案は以上のような構造より成るので、乗る
人は、両手で操縦棒5の上端の支持部材6を握
り、ペダルを踏めば操縦棒5は車軸4を中心とし
て揺動し、一方の挺部7aのキヤスター8aは地
表に接し、車輪1,1が安定し、楽に乗ることが
できる。そして、走行する場合には第1図、第2
図に示すように操縦棒5を略垂直の位置にすれ
ば、挺部7a,7bのキヤスター8a,8bが地
表から離れ早い速度で走行することができる。勿
論この場合も、前方または後方のキヤスター8
a,8bを地表と接した状態としても良く、その
場合は速度よりも安定に重視することとなる。
方向を変える場合、左方に曲がる場合には、左
方の操縦棒5を後方へ少し強く引けば、第3図に
示すようにキヤスター8aは地表に接し、左方の
車輪1を浮かすこととなり、回転力が伝わらず空
転状態となり、右方の車輪のみが走行するため容
易に左へ曲がることが出来、右方へ曲がる場合も
同様に右の操縦棒5を後方へ引けば良い。この時
キヤスター8a,8bは進行方向に応じて、自由
に方向を変えることとなる。
(効果) 本考案は、操縦棒の挺部が車軸を通る垂直線に
対して前後の2つの位置でキヤスターを介して地
表と接することが出来るように構成されているの
で、走行中前後左右に身体が倒れそうになつた場
合でも軽く操縦棒を前または後に引けば、車軸を
中心としていづれかの挺部のキヤスターが地表に
接し、操縦棒により身体を支持することが出来る
ので、走行中安全を保つことが容易である。また
乗る場合でも、前後のいづれかのキヤスターが地
表に接することになるので簡単である。このよう
に本考案の並輪車は、左右の方向、および円を、
描いて廻ることも出来、頭の体操にもなり、ま
た、身体の弱い人、社会復帰を目指す長期療養
者、身体障害者などのリハビリテーシヨンにも好
適なものを提供することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は左
に方向を転換する場合を示す側面図、第4図は左
に曲がる場合を示す背面図である。 1……車輪、2……クランク軸、3……ペダ
ル、4……車軸、5,5a,5b……操縦棒、6
……支持部材、7a,7b……挺部、8a,8b
……キヤスター。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ペタル付きクランク軸の両端を車軸とする、
    2つの平行な車輪を持ち、車軸を中心として揺
    動する操縦棒を持つ並輪車において、操縦棒が
    車軸の下方において挺部を構成し、車軸の中心
    を通る垂直線の前後において、キヤスターを介
    して地表と接するようにした並輪車。 (2) 操縦棒の上端に横方向の支持部材を設けた実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の並輪車。 (3) 操縦棒が平行な2つの扞から成り、車軸と枢
    着した部分の下方において、この扞は各々挺部
    となり、車軸を中心として前後の略対称的な位
    置において、キヤスターを介して地表と接して
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の並輪
    車。
JP1986008888U 1986-01-27 1986-01-27 Expired JPH0244627Y2 (ja)

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JP1986008888U JPH0244627Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

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JPS62121183U JPS62121183U (ja) 1987-07-31
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