JPH0244621Y2 - - Google Patents

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JPH0244621Y2
JPH0244621Y2 JP3254184U JP3254184U JPH0244621Y2 JP H0244621 Y2 JPH0244621 Y2 JP H0244621Y2 JP 3254184 U JP3254184 U JP 3254184U JP 3254184 U JP3254184 U JP 3254184U JP H0244621 Y2 JPH0244621 Y2 JP H0244621Y2
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JP
Japan
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unicycle
wheel
pedal
frame
drive roller
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JP3254184U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は遊戯用の一輪車に関する。
遊戯用自転車の1つに一輪車があることは従来
より周知である。従来の一輪車は、搭乗者の座席
が車輪の回転軸に相対回転自在に軸支され、この
回転軸にペダルのクランクが直結されている。そ
してこのペダルを搭乗者が漕いで走行するが、こ
のとき前後左右のバランスをとるのが難しく、自
由に走行できるようになるには充分な練習が必要
であつた。
本考案の目的は、従来よりも短時間の練習によ
り走行でき、しかも従来の一輪車とは異なつたフ
イーリングを搭乗者に与えることのできる遊戯用
の一輪車を提供することである。
以下、本考案の具体的な構成を実施例を示す図
面に従つて詳細に説明する。
第1図乃至第3図において、1は走行用の車輪
であり、該車輪1はチユーブ2a入りのタイヤ2
と、これを保持するリング状のリム3とから構成
されている。車輪1の側方にはリング状に形成さ
れたフレーム4が配置されており、このフレーム
4は、該フレームに腕部材5を介して固設された
適数の、本例では2つのサポートユニツト6によ
り前記車輪1と相対回転自在に連結されている。
第4図に示すように、サポートユニツト6は前
記腕部材5に支持されたケーシング6aおよびこ
のケーシング6aに回転自在に軸支された4つの
側方ローラ6bと下方ローラ6cとから構成され
ており、側方ローラ6bはリム3の側面、下方ロ
ーラ6cはリム3の内周面とそれぞれころがり接
触している。
再び第1図乃至第3図において、フレーム4の
下部にはユニツト状に構成された駆動装置7が腕
部材5aを介して固設されており、該装置7は前
記サポートユニツト6と同様、ケーシング7a、
およびこれに回転自在に軸支されリム3の側面と
ころがり接触する4つの側方ローラ7bを有して
いる。
ケーシング7aには軸9aが回転自在に支持さ
れ、第5図に明示する如くこの軸9aの端部には
取付部材8aが固着され、該部材8aにピン8b
を介して、ペダル8を支持するクランク8cが枢
着されている。このようにペダル8は、クランク
8c、ケーシング7a等を介してフレーム4に連
結される。ペダル8の非使用時には、クランク8
cおよびペダル8を、ピン8bのまわりで回動さ
せ、これを二点鎖線で示す位置に収めることがで
きる。またクランク8cはペダル8と共に、軸9
aを中心として第2図および第3図に実線で示し
た初期位置と破線で示した踏み込み位置との間を
回動可能である。
第6図にも示すように軸9aにはさらに駆動側
歯付きプーリ9が固設され、同様にケーシング7
aに回転自在に支持された他の軸10aには、従
動側歯付きプーリ10が固定されており、これら
プーリ9,10には歯付きベルト11が巻き掛け
られている。
また軸10aには後に詳しく述べる一方クラツ
チ100(第6図、第7図)を介して駆動ローラ
12が連結されており、該ローラ12は、リム3
の内周面ところがり接触している。またこのロー
ラ12の外周には、前記リム3との摩擦力を高め
る目的でゴムから成るリング12aが固着されて
いる。
ケーシング7aの上部には搭乗者が足を掛ける
ための板状の担持部材13がピン13aを介して
枢着され、該部材13は、その非使用時にペダル
8と同様、第2図および第3図に二点鎖線で示す
位置に収納される。
なお、第1図、第2図中の14はフレーム4に
設けられた制動装置である。
本例に係る一輪車は概ね上述の如く構成されて
おり、これを走行させるには、先ず担持部材13
を第2図および第3図に実線で示す位置にもたら
し、搭乗者はフレーム4につかまり、上記担持部
材13に乗る(第8図参照)。そしてペダル8に
足を掛け、これを矢印A(第2図)の方向に踏み
込む。これにより駆動側歯付きプーリ9は第6図
に示す如く反時計方向(矢印B方向)に回転し、
この回転が歯付きベルト11を介して従動側歯付
きプーリ10に伝えられ、該プーリ10も同じく
反時計方向(矢印C方向)に回転する。この回転
力は一方クラツチ100を介して駆動ローラ12
に伝えられ、該ローラ12も従動側歯付きプーリ
10と同様、矢印Cの方向に回転する。これによ
り駆動ローラ12ところがり接触しているリム
3、ひいては車輪1も反時計方向(矢印Dの方
向)に回転し、一輪車は第2図の左方向(矢印X
の方向)に走行する。
踏み込み位置にもたらされたペダル8に対する
踏力を解除すると、クランク8cの端部とケーシ
ング7aとに係留された復帰用張引りばね15
(第1図乃至第3図)の作用により、ペダル8は
初期位置に復帰する。このとき駆動側歯付きプー
リ9は矢印F(第6図)の方向に回転し、従動側
歯付きプーリ10も矢印Gの方向に回転するが、
この回転は、一方クラツチ100の作用により駆
動ローラは伝えられず、しかも駆動ローラ側の回
転がプーリ10側に伝えられることもなく、よつ
て一輪車はその慣性によつて走行を続けることが
できる。ペダル8を停止させたときも同様であ
る。
次に図示した一方クラツチ100の構成をより
具体的に明らかにする。
第6図および第7図から明らかなように、一方
クラツチ100は軸10aに固設された円板10
1を有し、該円板101には爪102がピン10
2bによつて矢印H方向に揺動自在に枢着され、
この爪102は円板101に係留されたばね10
3の弾性力により常に矢印Eの方向に付勢されて
いる。円板101の側方には、該円板101を覆
うように既述の駆動ローラ12が軸10aに対し
て回転自在に支承されており、駆動ローラ12と
円板101は、両者の間に配列された多数のボー
ル104を介してころがり接触している。また駆
動ローラ12には、前記爪102と対応する位置
の全周に多数のラチエツト歯105が形成されて
おり、そのうちの1つと爪102が弾性的に係合
している。10bは駆動ローラ12が円板101
から係脱するのを防ぐため軸10aに設けられた
ストツパである。
上記構成において、既述のようにペダル8を踏
み込み、従動側歯付きプーリ10を矢印Cの方向
(第6図)に回転させると、この回転力は円板1
01の爪102と、これと係合するラチエツト歯
105を介して駆動ローラ12に伝えられ、これ
により車輪1に矢印D方向の回転力が与えられ
る。
一方、ペダル8を停止させ、ないしは初期位置
に戻すときは、矢印C方向に回転している駆動ロ
ーラ12のラチエツト歯105が円板101側の
爪102の背面102aを、矢印E方向の付勢力
に抗して次々と乗り越えていき、よつて駆動ロー
ラ12は円板101に対して自由に回転し、一輪
車は走行を続けることができる。またこのとき駆
動ローラ12と円板101とに作用する摩擦力を
ボール104の作用によつて、小さく留めること
が可能である。
上述した一方クラツチ100の作用により、ペ
ダル8を繰り返し踏み込むことで車輪1に回転力
が与えられ一輪車は走行を続けるが、このとき搭
乗者は次の如く簡単に一輪車全体のバランスをと
ることができる。
先ず、一輪車の前後方向(第2図における左右
方向)のバランスについては、たとえば、第8図
に示すように搭乗者が自らの重心Oを一輪車の回
転中心(フレーム4の回転中心)Pよりも下方に
もたらすような姿勢をとることにより、常に安定
した状態を保つことができ、第9図に示す如く、
搭乗者の重心Oが移動しても、フレーム4が回転
して第8図に示す状態に迅速に復帰する。左右方
向のバランスは、第10図に示す如く、一輪車の
接地点O′の垂直線上に、搭乗者と一輪車の全体
重量の重心がくるように、搭乗者が自らの姿勢を
保つことにより調整できる。一輪車の走行方向を
変えるときは、搭乗者が瞬時にしてフレーム4の
向きを変えればよい。走行中の一輪車を停止もし
くはその走行速度を落とす場合、制動装置14が
用いられる。
第11図および第12図に示すように、制動装
置14はフレーム4に揺動自在に軸支された操作
レバー16を有し、このレバー16とフレーム4
の間には復帰用の圧縮ばね17が配設されてい
る。
またフレーム4には、車輪1に向かつて延びる
支持部材18が突設されており、これにブレーキ
パツド19を固設した制動部材20a,20bが
支承軸24a,24bを介して揺動可能に枢着さ
れ、この制動部材20a,20bと前記操作レバ
ー16とは摺動ケーブル21によつて連結されて
いる。上記摺動ケーブル21は、実際の動きを伝
達するインナケーブル21aと、これを覆うアウ
タチユーブ21bとから成つており、前記制動部
材20a,20bの互いに対向する部位に突設さ
れた操作腕22a,22bと、操作レバー16に
形成された操作突起16aが、インナケーブル2
1aにより連結されている。アウタチユーブ21
bの各端部は支持部材18と、フレーム4に設け
られた舌片23とにそれぞれ固着されている。
搭乗者が操作レバー16を握りこれを鎖線で示
す位置にもたらすと、インナーケーブル21aは
矢印Kの方向に引かれ、制動部材20a,20b
が第12図における実線で示す解放位置から鎖線
で表わした制動位置へと軸24a,24bを中心
に回動する。
これにより、リム3はブレーキパツド19に挟
持され、リム3とブレーキパツド19との摩擦力
により車輪1の回転が阻止される。
搭乗者が操作レバー16から手を離せば、圧縮
ばね17の弾性力により制動部材20a,20b
は解放位置にもたらされ、制動が解除される。
制動装置14として本例以外の適宜な構成、た
とえば自転車等に広く用いられているリンクおよ
びロツドを有する構成も採用できることは当然で
ある。
上述した実施例においては、ペダル8に加えら
れた駆動力が、歯付きプーリ9,10および歯付
きベルト11を介して、駆動ローラ12に伝えら
れるように構成したが、これらの伝動装置に代え
てスプロケツトホイールとチエーンを用いること
もできる。あるいは第13図および第14図に示
すように、これらの伝動装置を省略し、ペダル8
用のクランク8cを、一方クラツチ100を介し
て駆動ローラ12を支持する軸10aに直接連結
することもできる。第13図および第14図にお
ける他の構成は、軸10aがケーシング7aと、
フレーム4に突設された支持部4aに回転自在に
支持されている点、ばね15の一端がフレーム4
に係止されている点等の本質的でない部分で先に
示した実施例とわずかに異なるが、本質的な点で
異なるところはなく、よつて第13図および第1
4図における第1図乃至第12図と同様な部分に
は同符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本考案は上述した実施例の構成を各種改変で
き、たとえば一方クラツチとして、それ自体公知
な他の適宜なクラツチを用いてもよい。
以上説明からも明らかなように、本考案に係る
一輪車によれば、簡単にその全体のバランスをと
ることができ、従来の一輪車と比較して短時間の
練習により走行が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一輪車の全体斜視図、第
2図は第1図に示した一輪車の側面図、第3図は
第2図の部分断面正面図であつて、一部の構成要
素を省略して示した図、第4図は第2図における
−線断面図、第5図はペダルおよびその周辺
の構成を示す斜視図、第6図は一方クラツチおよ
びその周辺の構成を示す、一部を破断して示した
側面図、第7図は第6図における−線断面図
であつて、一部を省略して示した図、第8図は走
行時における一輪車の回転中心と搭乗者の重心と
の関係を示す図、第9図は第8図と同様の関係を
示し、かつ搭乗者の重心が移動した状態を示す
図、第10図は一輪車と搭乗者との左右方向の釣
り合い状態を示す図、第11図は制動装置の側面
図であり、一部を破断して示した図、第12図は
第11図におけるXII−XII線断面図であり、一部を
省略した図、第13図は他の実施例を示す側面
図、第14図は第13図の、第3図と同様な部分
断面正面図である。 1……車輪、2……タイヤ、3……リム、4…
…フレーム、8……ペダル、12……駆動ロー
ラ、13……担持部材、100……一方クラツ
チ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤと、タイヤを保持するリムとを有する車
    輪と、該車輪に相対回転可能に連結されたフレー
    ムと、該フレームに取り付けられた搭乗者担持用
    の担持部材と、フレームに連結されたペダルと、
    前記車輪のリムにころがり接触して該車輪に駆動
    力を伝達する駆動ローラとを有し、搭乗者によつ
    てペダルに加えられた駆動力を、一方クラツチを
    介して前記駆動ローラに伝達することを特徴とす
    る遊戯用の一輪車。
JP3254184U 1984-03-07 1984-03-07 遊戯用の一輪車 Granted JPS60144486U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3254184U JPS60144486U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 遊戯用の一輪車

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JP3254184U JPS60144486U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 遊戯用の一輪車

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Publication Number Publication Date
JPS60144486U JPS60144486U (ja) 1985-09-25
JPH0244621Y2 true JPH0244621Y2 (ja) 1990-11-27

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ID=30534147

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