JPH0243487A - 高い可視光透過率をもつ熱線遮蔽板 - Google Patents

高い可視光透過率をもつ熱線遮蔽板

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JPH0243487A
JPH0243487A JP12686588A JP12686588A JPH0243487A JP H0243487 A JPH0243487 A JP H0243487A JP 12686588 A JP12686588 A JP 12686588A JP 12686588 A JP12686588 A JP 12686588A JP H0243487 A JPH0243487 A JP H0243487A
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JP
Japan
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heat ray
film
oxide
thickness
ray shielding
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JP12686588A
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English (en)
Inventor
Takashi Muromachi
隆 室町
Hidemi Nakai
日出海 中井
Atsushi Kawaguchi
淳 川口
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車、または建築物の窓などに用いられる高
い可視光透過率を持つ熱線遮蔽板に関するものである。
[従来の技術] 従来この種の製品としては第3図および第4図に示すも
のがあった。第3図に示したものは熱線反射膜(103
)を付着したクリアのフロートガラス板(lot)とク
リアのフロートガラス板(102)とを中間樹脂膜(1
04)で接着した合せガラス(105)である、また、
第4図に示したものは熱線反射膜(103)を付着した
クリアのフロートガラス板(101)とクリアのフロー
トガラス板(102)とを空間(107)を介してセパ
レータ(106)により結合した複層ガラス(108)
である、これらの合せガラス(105)および複層ガラ
ス(108)の熱線反射膜(103)を付着したクリア
のフロートガラス板(101)は第5図に示されるよう
にフロートガラス板(lot)の上に順次膜厚300〜
400人のZnO膜(109)、膜厚70〜150人の
八gM(110)、膜厚300〜400人のZnOIg
I(111)の3層を積層しティる。基板(101)か
ら遠い方のZnO膜(111)を成膜する際にAg膜(
110)か酸化されるのを防ぐためにAg膜(110)
とZnO1IQ(111)の間に10〜20人のZn膜
を通常形成するが、このZn膜は後に酸化してZnOI
IIとなり(111)のZnOと一体となるので最終的
には第5図に示した膜構成となっている。
これらの従来の製品はAg膜(110)の持つ優れた光
学的性質、即ち高い可視光透過率、低い日射透過率を主
に利用し、更にAg112(11゛O)の上下に設けら
れたZn0II!2(109)、(111)か^1r[
(l l O)とガラス板または空気、中間膜との間の
反射防止層として働くことにより可視光透過率をより一
層向上し、また同時にこのZnO膜(109)、(11
1)かAg膜(110)の腐食をある程度防いでいた。
更にAg膜(110)は1(noIIQ(109)、(
111)があるにも係らず湿気を含んだ外気中では数日
〜数ケ月で腐食してしまうため、第3図、第4図に示し
たように合せガラス(105)及び複層ガラス(108
)にし、湿気を含んだ外気に触れないようにして数年以
上経ってもAg膜(110)か腐食しないように工夫さ
れていた。
これら2つの従来例のAg膜を用いたものは非常に優れ
た高い可視光透過率と低い日射透過率を有する熱線遮蔽
板となる。
[発明か解決しようとする問題点] しかしながら、この熱線反射膜(103)を直接湿気な
含んだ外気にさらす使用状況では数日〜数ケ月のうちに
Ag膜(110)か腐食して、光学特性か変化すると可
視光透過率の減少と共に日射透過率の上昇が起こり、ま
た外観上も腐食箇所がまだらになって見えるようになっ
てしまうという欠点があった。このため自動車のサイト
ウィンドウのようにガラス板を中板で用いその表面に形
成されている膜が直接外気に触れる用途には従来の3g
膜(110)を含んだ製品を用いることはできなかった
[問題点を解決するための手段] 本発明は前記のような従来のものの欠点を除去するため
になされたものであって、可視光透過率が高く、かつ日
射透過率が低い被膜をもち、該被膜が外気にさらされる
環境においても用いることかできる耐久性のある熱線遮
蔽板を提供するものである。すなわち、本発明は、ガラ
スまたは合成樹脂等の透明基板と、該透明基板の一方の
表面に形成された屈折率が屈折率が1,8〜2.4であ
る透明高屈折率の第1の金属酸化物誘電体層と、該第1
の金属酸化物誘電体層上に形成された透明な窒化物誘電
体層とからなる高い可視光透過率をもつ熱線遮蔽板であ
る。
本発明において、前記窒化金属層として窒化ジルコニウ
ム、窒化チタン、及び窒化ハフニウムのいずれかが用い
られる。
また、本発明において、前記第1及び第2の金属酸化物
誘電体層として夫々酸化錫、酸化ジルコニウム、酸化亜
鉛、酸化チタン、酸化タンタル、酸化タングステン、酸
化アルミニューム及び錫をドープした酸化インジウムの
いずれかが用いられる。
更にまた、前記窒化金属層の厚みは可視光線の透過率を
高く日射透過率を低くするため、通常50Å〜300人
にされ、前記第1及び第2の金属酸化物誘電体層の夫々
の厚みは可視域での反射率を下げ、可視光透過率を高く
たもっため、通常300Å〜800人にされる。
[作 用] 本発明は前記した構成になっているため、各層の光のモ
渉作用により高い可視光透過率を保ちながら、日射透過
率をある程度低く抑えることができ、また本発明に用い
られている被膜は従来用いられていたへg薄膜のように
大気中で腐食することかなく、耐摩耗性にも優れている
以下、本発明を図面に示した実施例について詳述する。
[実施例1] 第1図において、lは屈折率が1.51の511−厚さ
のクリアのフロートガラス板であって、ガラス板lの表
面に順次、厚みが620人の酸化錫(Snow)膜2と
、厚みが170人の窒化ジルコニウム(ZrNx  x
はG、I−1,2)[3と、厚みが570人の酸化錫(
SnO2)膜4とが夫々スパッタリング法で形成される
。酸化fi[2,及び4は2.5 X I O−2To
rrに減圧された80容積%の酸素ガスを含むアルゴン
ガス中で、金属錫ターゲットに一400■を印加して2
,5Aの電流を流すことによる反応性直流スパッタリン
グで形成され、窒化ジルコニウム膜3は5 X l O
−”丁orrに減圧された5、4容量%の窒素ガスを含
むアルゴンガス中で、ジルコニウムターゲットに一33
0vを印加して、 1.8 Aの電流を流すことによる
反応性直流スパッタリングで形成される。′B!化ジル
コニウム[3はスパッタリング雰囲気の窒素ガスの濃度
とスパッタリング電力を変化することにより、化学量論
比が変化し、金属モードと窒化モードの遷移債務のもの
が用いられる。
このようにして得られた熱線遮蔽板について、分光透過
率を第2図に、可視光透過率(YA)、日射透過率(T
、)、膜面側反射率(RA)およびガラス面側反射率(
R’A)を夫々第1表に記した。
更に被膜の耐久試験の結果を可視光透過率の変化でfI
S2表に示した。
第  1  表 [実施例2] 第1図において、1は屈折率1.51の5Il■厚さの
クリアフロートガラス板であって、ガラス板1の表面に
順次、厚みが660人の酸化タングステン(WOユ)膜
2と、厚みか150人の窒化ジルコニウム(ZrNx 
 xは0.1〜1.2)膜3と、厚みか610人の酸化
タングステン(W(h) M’とが夫々スパッタリング
法て形成される。酸化タングステン膜2.4は3 X 
10−3Torrに減圧された80容積%の酸素ガスを
含むアルゴンガス中で、金属タングステンターゲットに
一500Vを印加して6.0Aの電流を流すことによる
反応性直流スパッタリングで形成され、窒化ジルコニウ
ム膜3は実施例1と同様に形成される。
このようにして得られた熱線遮蔽板について、分光透過
率を第2図に、可視光透過率(YA)、日射′I!i過
率(Ta)、および膜面側反射率(RA)を夫夫第1表
に記した。
[実施例3] 第1図において、lは屈折率が1.51の51■厚さの
クリアーフロートガラス板てあって、ガラス板1の表面
に順次、厚みが450人の酸化チタン(↑102)膜2
と、厚みが240人の窒化ジルコニウム(2rNx  
xは0.1〜1.2)Ila 3と、厚みが380人の
酸化チタン膜4とが夫々スパッタリング法で形成される
。S化チタン膜2.4は3.5×10 ”3Torrに
減圧された20容積%の#素ガスを含むアルゴンガス中
で、金属チタンターゲットに一480Vを印加して6.
OAの電流を流すことによる反応性直流スパッタリング
で形成され、窒化ジルコニウム膜3は実施例1と同様に
形成される。
このようにして得られた熱&!遮蔽板について。
分光透過率を第2図に、可視光透過率(YA)、  日
射透過率(Ta)、膜面側反射率(RA)およびガラス
面側反射率(R’A)を夫々第1表に記した。更に被膜
の耐久試験の結果を可視光透過率の変化を第3表に示し
た。
[効 果] 以上のように、末完IJ′1によれば、70%以上の可
視光透過率と高い#を線遮蔽能力を有し、且つ被膜か外
気にさらされる環境で用いることができる耐久性を持つ
熱線遮蔽板を得ることがてきる。従って、被膜を湿った
外気にさらした状態で使用できるため、自動車のサイド
ウィンドのようにガラス板を単板で用いるような用途に
使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱線遮断板の断面図、第2図は本発明
の熱線遮蔽板の分光透過率曲線、第3図及び第4図は夫
々従来の熱線遮蔽板の断面図、第5図はガラス板と熱線
反射膜の拡大断面図である。 Lニガラス板、2:第1の金Hm化物誘電体層、3:窒
化金属層、4:第2の金属酸化物語電体層。 特許出願人 口本板硝子株式会社 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス又は合成樹脂等の透明基板と、該透明基板
    の一方の表面に形成された屈折率が1.8〜2.4であ
    る透明高屈折率の第1の金属酸化物誘電体層と、該第1
    の金属酸化物誘電体層上に形成された透明な窒化金属層
    と、該窒化金属層上に形成された屈折率が1.8〜2.
    4である透明高屈折率の第2の金属酸化物誘電体層とか
    らなる高い可視光透過率をもつ熱線遮蔽板。
  2. (2)前記窒化金属層が窒化ジルコニウム、窒化チタン
    、及び窒化ハフニウムのいずれかからなる特許請求の範
    囲第1項に記載の高い可視光透過率をもつ熱線遮蔽板。
  3. (3)前記第1及び第2の金属酸化物誘電体層が夫々酸
    化錫、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
    タンタル、酸化タングステン、酸化アルミニューム及び
    錫をドープした酸化インジウムのいずれかからなる特許
    請求の範囲第1項または第2項に記載の高い可視光透過
    率をもつ熱線遮蔽板。
  4. (4)前記第1及び第2の金属酸化物誘電体層の厚みが
    夫々300Å〜800Åであり、窒化金属層の厚みが5
    0〜300Åである特許請求の範囲第1項乃至第3項の
    いずれかの高い可視光透過率をもつ熱線遮蔽板。
JP12686588A 1988-04-19 1988-05-24 高い可視光透過率をもつ熱線遮蔽板 Pending JPH0243487A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5705278A (en) * 1991-09-30 1998-01-06 Ppg Industries, Inc. Heat processable metallic vacuum coatings
JP2010216081A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Bridgestone Corp 熱線遮蔽ガラスルーバー、及びこれを含む窓構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63190742A (ja) * 1987-01-30 1988-08-08 Asahi Glass Co Ltd 熱線反射ガラスの製法
JPS63206333A (ja) * 1987-02-24 1988-08-25 Asahi Glass Co Ltd 単板熱線反射ガラス

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