JPH0243461Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0243461Y2
JPH0243461Y2 JP9816786U JP9816786U JPH0243461Y2 JP H0243461 Y2 JPH0243461 Y2 JP H0243461Y2 JP 9816786 U JP9816786 U JP 9816786U JP 9816786 U JP9816786 U JP 9816786U JP H0243461 Y2 JPH0243461 Y2 JP H0243461Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
fluid
pilot
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9816786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS636020U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9816786U priority Critical patent/JPH0243461Y2/ja
Publication of JPS636020U publication Critical patent/JPS636020U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0243461Y2 publication Critical patent/JPH0243461Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、集塵機のフイルタに除塵用の圧力流
体を供給するための除塵流体供給弁に関するもの
である。
[従来の技術] 集塵機に使用されるフイルタには、フイルタに
堆積した塵埃による目詰りを解消するために、定
期的に圧力流体を供給することが一般的に行われ
ている。
従来、このような集塵機のフイルタに除塵用の
圧力流体を定期的に供給するための除塵流体供給
装置としては、シーケンシヤル・コントローラで
電気的に発生させた一定時間間隔のパルス信号
を、電磁弁またはこれを作動させるパイロツト弁
に伝達し、この信号によつて弁を開放させるも
の、或いは、フイルタの目詰りによつて生ずる差
圧を検出し、この差圧が所定圧になつたときに、
電気信号により電磁弁を開放させるものなどが知
られている。
しかしながら、前者の方式は、コントローラに
よるパルス信号の時間間隔とフイルタの目詰りと
の間に直接間係がないので、パルス信号の間隔を
短くすると、フイルタが目詰りしないうちに圧力
流体を供給することになつて、圧力流体の消費に
無駄が生じ、信号の間隔を長くすると、フイルタ
が目詰りした状態で集塵して集塵効率が低下す
る。また、電気的信号を利用するために、濾過流
体の種類によつては防爆手段が必要になり、この
場合には、著しく高価なものになる。
一方、後者の方式は、差圧とフイルタの目詰り
とが一定の関係を有しているので、圧力流体の無
駄な消費及びフイルタの目詰り状態での集塵とい
う上述の問題は解決されるが、検出した差圧を電
気信号に変換するための変換素子が必要であり、
また弁の開放に電気信号を利用するために、流体
の種類によつて防爆手段が必要になることは、前
者と同様である。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、フイルタの目詰りで生ずる差圧を、
直接パイロツト弁の開閉に利用することによつ
て、信号の制御、変換等の高価な電気部品や防爆
手段を必要としない安価な除塵流体供給弁を得る
ことを、解決すべき問題点とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の除塵流体供給弁は、 圧力流体が供給される入口ポートと集塵フイル
タの吸引側に接続される出口ポートとの間の主弁
座に、それを開閉する弁体を対向配置し、該弁体
の背後にパイロツト流体が供給される圧力作用室
を区画形成してなる主弁と、 上記圧力作用室に入口ポート側から流入したパ
イロツト流体を、パイロツト弁座の開閉によつて
流出可能としたパイロツト弁と、 絞りを介してフイルタの吸引側に連通する第1
の圧力室と集塵側または大気圧側に連通する第2
の圧力室とをダイヤフラムの両側に備え、上記ダ
イヤフラムと前記パイロツト弁の弁棒を、ダイヤ
フラムが第1の圧力室側へ変位することによつて
パイロツト弁が開放されるように連結した駆動部
と、 を備えることにより構成し、これによつて上記問
題点を解決したものである。
[作用] フイルタが目詰りしていないときは、駆動部に
おける第1及び第2の圧力室の流体圧力がほぼ等
しいので、パイロツト弁及び主弁は閉鎖してい
る。
フイルタの目詰りによつて、圧力室間に所定の
差圧が発生すると、この差圧によつて弁棒が駆動
され、パイロツト弁を開放させるので、圧力作用
室の流体圧の低下によつて主弁が開放する。
主弁の開放によつて出口ポートから流出する圧
力流体は、これに接続されたフイルタの吸引側か
ら集塵側に流出するので、この圧力流体でフイル
タが除塵されて、目詰りが解消される。また、こ
の圧力流体は、絞りを介した流路を通つて第1の
圧力室に供給される。
第1の圧力室は、絞りの開度で定まる一定時間
が経過すると、上記流路からの圧力流体によつて
昇圧し、両圧力室間の差圧が解消されて弁棒が元
の状態に復帰するので、パイロツト弁及び主弁が
順次閉鎖され、フイルタへの圧力流体の供給が自
動的に停止する。
上記弁棒によるパイロツト弁の開閉は、フイル
タの目詰りで生ずる吸引側と集塵側の差圧を直接
利用するので、従来例のように、高価な電気部品
やそれに伴う防爆手段を必要としない。
[実施例] 第1図は本考案の実施例を示し、この除塵流体
供給弁は、主弁1、主弁1の流路を開閉するため
のパイロツト弁2及び該パイロツト弁2を開閉さ
せる駆動部3とで構成されている。
一方、上記除塵流体供給弁でフイルタが除塵さ
れる集塵機4は、機内に設けた仕切壁5に複数の
開口が開設され、これらの開口にそれぞれバツグ
フイルタ6が取付けられて、この仕切壁5及びそ
れに取付けたバツグフイルタ6,…により、図示
を省略した吸引ブロアに連通する吸引側7と、集
塵側8とに区画されている。従つて、集塵側8か
らバツグフイルタ6,…を通つて吸引側7に吸引
される空気は、バツグフイルタ6,…によつて塵
埃が濾過される。
また、集塵機4の機壁には、以下に詳述する除
塵流体供給弁の出口ポートに一端が接続され、他
端がバツグフイルタ6,…内に開口する圧力流体
供給管9,…が設けられている。
上記除塵流体供給弁を構成する主弁1の本体1
1は、入口ポート12、出口ポート13及び両ポ
ート12,13を連通させる流路間の主弁座14
を備えている。上記入口ポート12は、圧力空気
源に接続され、出口ポート13はバツグフイルタ
6内に開口する圧力流体供給管9に接続されるも
のである。上記主弁座14を開閉する弁体15
は、弁本体11とこれを覆うパイロツト弁本体1
6との間に周縁を挟持されたダイヤフラム形とし
て構成したもので、ダイヤフラム17で区画され
た弁体15の背後には、パイロツト弁本体16と
の間に圧力作用室18が形成されている。
ダイヤフラム17は、入口ポート12と圧力作
用室18とを連通させる小径のオリフイス19を
備え、圧力作用室18側にダイヤフラムシエル
を、主弁座14側に弁部材20を有し、これらを
固定金具22により一体化して上述の弁体15を
構成し、弁体15とパイロツト弁本体16との間
には、弁体15を主弁座14に押圧する復帰スプ
リング21が設けられている。
パイロツト弁本体16は、圧力作用室18に連
通するパイロツトポート24、外部に開放された
排出ポート25及び両ポート24,25を連通さ
せる流路間のパイロツト弁座26を備え、該パイ
ロツト弁座26を開閉するパイロツト弁体27の
弁棒28は、上記駆動部3に突出されている。ま
た、上記パイロツト弁2は、パイロツト弁座26
の開口面積と弁棒28の断面積を略同一として、
パイロツト弁体27がパイロツト流体圧の影響を
受けないように構成している。
上記駆動部3は、パイロツト弁本体16に気密
に固定された筐体30と、これを覆うカバー31
と、それらの間に周縁を挟持されたダイヤフラム
32とを備え、内部がダイヤフラム32によつて
対向する2つの圧力室3,34に区画され、上記
ダイヤフラム32の中央には、両側面のダイヤフ
ラムシユルを介して前記弁棒28の先端が固定さ
れている。
カバー31は、中央に突出部を備え、該突出部
に摺動のみ自在に設けられた調整板35は、突出
部に回動可能に取付けた調整ねじ36に螺挿さ
れ、調整ねじ36の回動によつて摺動して、調整
板35とダイヤフラムシユルの間に縮設した調整
スプリング37の付勢力を調整するものである。
また、カバー31には、ブリード孔38が開設
され、該ブリード孔38は、ブリードスプリング
で付勢されたブリード弁39によつて、カバー外
から閉鎖されている。
上記カバー31とダイヤフラム32との間に形
成した第1の圧力室33は、可変絞り42を有す
る第1流路43によつて主弁1の出口ポート13
に連通され、一方、ダイヤフラム32を介して上
記第1の圧力室33に対向する第2の圧力室34
には、集塵機4の集塵側8に連通させる第2流路
44が接続されている。
なお、上記除塵流体供給弁の出口ポート13
は、分岐管によつて複数のバツグフイルタ6,…
における圧力流体供給管9に接続してもよい。
次に、上記実施例の作動を説明する。
第1図に示す状態で、図示を省略している吸引
フアンを駆動すると、集塵側8から吸引された空
気は、バツグフイルタ6,…を通過することによ
つて、塵埃が濾過されて清浄空気になり、吸引側
7に排出される。
バツグフイルタ6,…が目詰りしていないとき
は、流路43,44によつて吸引側7及び集塵側
8に各別に連通している圧力室33,34の流体
圧力がほぼ等しいので、ダイヤフラム32は、調
整スプリング37の付勢力によつて、パイロツト
弁体27がパイロツト弁座26を閉鎖する位置に
変位しており、これによつて圧力作用室18には
オリフイス19を通つて入口ポート12の圧力流
体が供給され、その流体圧力がダイヤフラム17
に作用しているので、弁体15は主弁座14を閉
鎖して、主弁1における圧力流体の流れは遮断さ
れている。
バツグフイルタ6,…の目詰りによつて、吸引
側7の流体圧が集塵側8の流体圧より低下し、圧
力室33,34間に差圧が生じて、第2圧力室3
4の流体圧による作用力が、第1圧力室3の流体
圧による作用力と調整スプリング37の付勢力の
和よりも大きくなると、ダイヤフラム32が第1
圧力室33側に変位するので、弁棒28がパイロ
弁2を開放する方向に駆動される。それによりパ
イロツト弁2が開放すると、圧力作用室18の流
体圧が低下して弁体15が主弁座14を開放する
ので、圧力流体が出口ポート13からバツグフイ
ルタ6,…内に供給され、この圧力流体がバツグ
フイルタ6,…を通つて集塵側8に流出すること
によつて、バツグフイルタ6,…が除塵される。
この場合、パイロツト弁2は、第2圧力室34の
流体圧及びパイロツト弁体26に作用するパイロ
ツト流体圧によつて、開放状態を維持している。
一方、出口ポート13に流出する圧力流体は、
絞り42と第1流路43を通つて第1圧力室33
に供給されるので、第1圧力室33の流体圧が上
昇し、これによつて、第1圧力室における流体圧
の作用力と調整スプリング37の付勢力の和が、
第2圧力室34の流体圧による作用力より大きく
なると、ダイヤフラム32及び弁棒28が元の状
態に復帰し、パイロツト弁2が閉鎖される。
この場合、第1圧力室33における流体圧の上
昇時間は、可変絞り42の開度を調節することに
よつて調整できる。
弁棒28の復帰によつてパイロツト弁2が閉鎖
すると、圧力作用室18の流体圧が上昇するの
で、弁体15が主弁座14を閉鎖して、出口ポー
ト13からの流体の流出が停止する。
なお、上記実施例では、第2流路44を集塵機
4の集塵側8に連通させているが、この第2圧力
室44を直接大気に連通させてもよい。また、主
弁1を開放させる差圧は、ユーザーによつて異な
るが、調整ねじ36を回動して調整スプリング3
7の付勢力を調節することにより、主弁開放時に
おける圧力室33,34の差圧を広範囲にわつた
て調整することができる。
上記実施例におけるパイロツト弁2は、パイロ
ツト弁座26の開口面積と弁棒28の断面積を略
等しくして、パイロツト弁体27がパイロツト流
体圧の影響を受けないように構成しているので、
ダイヤフラム32は、圧力室33,34間の微小
な差圧でも変位する微小差圧形とされている。こ
のため、第1圧力室33の流体圧力が所定の圧力
以上に上昇したときは、ブリード弁を開放させて
第1圧力室33の圧力の異常上昇を解消し、第1
圧力室33の圧力の異常上昇によるダイヤフラム
32の破損を防止するようにしている。
また、上記実施例は、バツグフイルタ6,…を
使用した集塵機4について説明したが、本考案の
除塵流体供給弁は、バツグフイルタ6,…の除塵
に限定されるものではなく、他のフイルタを使用
する集塵機に使用することができる。
[考案の効果] 本考案は、フイルタの目詰りによつて生ずるフ
イルタ前後の差圧を直接利用して主弁を開閉させ
るので、高価な電気部品や防爆手段を必要としな
い安価なフイルタの除塵流体供給弁を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る除塵流体供給弁の使用
状態を示す要部縦断正面図である。 1……主弁、2……パイロツト弁、3……駆動
部、6……バツグフイルタ、7……吸引側、8…
…集塵側、12……入口ポート、13……出口ポ
ート、14……主弁座、15……弁体、18……
圧力作用室、26……パイロツト弁座、27……
パイロツト弁体、28……弁棒、32……ダイヤ
フラム、33,34……圧力室、42……可変絞
り、43,44……流路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 圧力流体が供給される入口ポートと集塵フイル
    タの吸引側に接続される出口ポートとの間の主弁
    座に、それを開閉する弁体を対向配置し、該弁体
    の背後にパイロツト流体が供給される圧力作用室
    を区画形成してなる主弁と、 上記圧力作用室に入口ポート側から流入したパ
    イロツト流体を、パイロツト弁座の開閉によつて
    流出可能としたパイロツト弁と、 絞りを介してフイルタの吸引側に連通する第1
    の圧力室と集塵側または大気圧側に連通する第2
    の圧力室とをダイヤフラムの両側に備え、上記ダ
    イヤフラムと前記パイロツト弁の弁棒を、ダイヤ
    フラムが第1の圧力室側へ変位することによつて
    パイロツト弁が開放されるように連結した駆動部
    と、 を備えたことを特徴とする集塵フイルタのための
    除塵流体供給弁。
JP9816786U 1986-06-26 1986-06-26 Expired JPH0243461Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9816786U JPH0243461Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9816786U JPH0243461Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636020U JPS636020U (ja) 1988-01-16
JPH0243461Y2 true JPH0243461Y2 (ja) 1990-11-19

Family

ID=30965855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9816786U Expired JPH0243461Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0243461Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7279923B2 (ja) * 2019-02-18 2023-05-23 ユーエスウラサキ株式会社 集塵フィルタ清掃装置及び集塵装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS636020U (ja) 1988-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0833239A3 (en) Pneumatic pressure relay
AU582431B2 (en) Direct-flushing filter and filter discs particularly useful therein
CA2139975A1 (en) Duplex strainer
JPH0243461Y2 (ja)
EP0810396A3 (en) Fluid-flow control valve
CA2179583A1 (en) Flow Responsive Pressure Regulating Unloader
US4622995A (en) Integral valve and tank assembly for pulse-jet air cleaners
TWD214005S (zh) 流體控制閥
EP1022633B1 (en) A valve for regulating pressurised gas
JPS6113822Y2 (ja)
JP3014848B2 (ja) 真空ドレン排出装置
JPH0135218Y2 (ja)
CN219221429U (zh) 用于气动执行器的气源的过滤减压阀
RU1836590C (ru) Пневматический аналоговый повторитель-усилитель мощности
JPH0513368Y2 (ja)
JPH11282541A (ja) 調質機器用アダプタ
JPH0418018Y2 (ja)
JPH0510285A (ja) 気体圧縮機の容量調整装置
JP3310606B2 (ja) 多機能弁装置
SU1285226A1 (ru) Пневматический преобразователь
JPS5842690Y2 (ja) ガス湯沸器
JP2004516568A (ja) 過圧発生装置及び弁
JPH02127436U (ja)
TWD214004S (zh) 流體控制閥
JPH0547360Y2 (ja)