JP7279923B2 - 集塵フィルタ清掃装置及び集塵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、雰囲気中の粉塵を除去する集塵装置に取付けられた集塵フィルタを清掃する装置、及び当該装置を用いた集塵装置に関する。
この種の装置として、出願人は、特許文献1に記載の技術を提案している。特許文献1に記載の技術によれば、圧縮空気の風圧でフィルタに付着した粉塵を押し出す方式の集塵フィルタ清掃装置よりも優れた清掃効果を得ることができる。
特開2016-13531号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、畜圧部に充填された気体を放出するスロート部を開閉するのにダイヤフラムを用いているため、耐久性の面で改善の余地があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来のものよりも弁部の耐久性を高めた集塵フィルタ清掃装置を提供することにある。
本発明は、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
[適用例]
本発明に係る集塵フィルタ清掃装置(1)は、
集塵装置内に取付けられた集塵フィルタ(23)を清掃する集塵フィルタ清掃装置であって、
鉛直方向に延び上端は閉塞され下端は開放されているシリンダ(14)と、
前記シリンダの下端と連結し加圧された気体が充填されるタンク室(15)と、
前記シリンダの下方に設けられ、内径が前記シリンダの内径よりも小さく、前記タンク室と連結して前記タンク室から放出された気体を前記集塵フィルタに向かって噴出させるノズル(16)と、
を有するケーシング(11)と、
前記シリンダ内に摺動自在に内嵌され、前記シリンダの上部に作動気体貯留区画(18)を形成するとともに、最下位置において、前記シリンダの下端近傍で前記作動気体貯留区画と前記タンク室とを連通させるオリフィス(19)を有するピストン弁(12)であって、
最下位置において所定長さ前記ノズルに内嵌されて前記ノズルを閉塞し、最下位置から所定距離上昇したところで前記ノズルから抜去されて前記ノズルを開放する先端部(12c)を有するピストン弁と、
前記ピストン弁が最下位置にあるときの前記作動気体貯留区画と、前記ケーシングの外部とを連通させるように、前記ケーシングに形成された気体導通路(17)と、
前記タンク室内の圧力よりも前記作動気体貯留区画内の圧力が小さくなったときの差圧が所定量を超えたときに、前記ノズルの先端部(12a)と該先端部(12a)以外のピストン弁(12)の境界に形成される段差部(121)に加わる差圧により前記ピストン弁を上方に移動させる上昇手段(142,121,19,14)と、
を備えたことを要旨とする。
このような構成とすることにより、従来のものよりも弁部の耐久性を高めることができる。
集塵フィルタ清掃装置を模式的に表す端面図である。 加圧気体が放出される際のピストン弁の状態を表す端面図である。 集塵フィルタ清掃装置の変形例を表す端面図である。 集塵フィルタ清掃装置の変形例を表す端面図である。 集塵装置を模式的に表す断面図である。
(第1の実施形態)
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施形態としての集塵フィルタ清掃装置1について説明する。
図1~図5を用いて、まず、集塵フィルタ清掃装置1の構成について説明する。図1は、本実施形態の集塵フィルタ清掃装置1を模式的に表す端面図である(電磁式バルブは端面図ではない)。図2は、加圧気体が放出される際のピストン弁の状態を表す端面図である(電磁式バルブは端面図ではない)。図3は、集塵フィルタ清掃装置1の変形例を表す端面図である(電磁式バルブは省略)。図4は、集塵フィルタ清掃装置1の変形例を表す端面図である(電磁式バルブは省略)。図5は、集塵フィルタ清掃装置1を適用した集塵装置を模式的に表す断面図である(集塵フィルタ、電磁式三方バルブ、吸気ファン等断面図でない部分もある)。
集塵フィルタ清掃装置1は、主にケーシング11、ピストン弁12、電磁式三方バルブ13で構成される。
ケーシング11は、略直方体形状で三つの部品111、112、113から構成されている。三つの部品111、112、113は、図示しないボルトによってボルト結合されている。ケーシング11の内部には、シリンダ14、タンク室15、ノズル16、気体導通路17が形成されている。
シリンダ14は、鉛直方向に延び、上端は閉塞され下端は開放されている。また、上側が直径の大きい大径部14aとなっており、下側は直径の小さい小径部14bとなっている。大径部14aと小径部14bの境界は、軸方向に垂直な面であるシリンダ段差部141となっている。なお、本実施形態では、このように異径部を有する円柱状であるが、図4に示す変形例のように単一径の円柱状とすることもできる。
シリンダ14には、シリンダ段差部141に複数の開口部が設けられ、それぞれの開口部と後述のタンク室15とを連通する連通孔142がシリンダ14に付随して設けられている。本実施形態では、同心円状に角度60度間隔で6個の連通孔142が設けられている。この連通孔142の役割については、使用法のところで説明する。
タンク室15は、シリンダ14の下端と連結し、加圧された気体が充填される空間である。タンク室15は、シリンダ14を囲むように平面視環状に形成されている。
従来の集塵フィルタ清掃装置(特許文献1)では、弁室の側方所定方向でやや下方に略直方体形状のタンク室が設けられていた。これではタンク室とノズルとの距離に近いところと遠いところができてしまう。ノズルは、タンク室内の気体の最終的な出口であるため、出口までの距離が異なることで、タンク室内の気体が放出され始めてから放出が完了するまでに時間がかかってしまっていた。発明者は、本装置の清掃効果を高めるためには、タンク室内の気体が放出され始めてから放出が完了するまでの時間をできるだけ短くなるようにし、一気にノズル内に流入させることが重要と考え、鋭意実験を重ねた結果、本形状を発明したのである。
タンク室15がシリンダ14を囲むようにすることで、タンク室15と後述のノズル16とをできるだけ近づけることができる。また、タンク室15内の気体が平面上の全方向からノズル16に向けて放出されるため、タンク室15内の気体を一気にノズル16内に流入させることができる。
タンク室15の形状をこのようにした本実施形態にかかる集塵フィルタ清掃装置1が従来のものよりも清掃効果が高いことは実験にて確認済みであるが、その原理の詳細は、未だ不明な点も多い。この点、発明者は、圧力波をより強力に発生することができるためだと考えている。
ノズル16は、シリンダ14の下方に流入開口部を有し、筒部が下方に延びている直管のノズルである。筒部の下端は開放端となっている。ノズル16は、タンク室15から放出された気体を受入れ、集塵フィルタ23に向けて噴出させる。ノズル16は、シリンダ14と同軸の円柱形状となっている。ノズル16の直径は、シリンダ14の小径部14bの直径よりもやや小さくなっている。
また、ノズル16の流入開口部の上端は、図1に示すように、タンク室15の高さ方向の中間に配置されている。タンク室15とノズル16との距離のうち近いところと遠いところの差をできるだけ少なくするためである。
また、図3に示す変形例のように、タンク室15の角を減らし、タンク室15から放出された気体がノズル16に流入する時の抵抗を減らすようにしてもよい。
また、タンク室15とノズル16との距離のうち近いところと遠いところの差をできるだけ少なくするという方向性とは異なるが、図4に示す変形例のように、タンク室15の底面とノズル16の流入開口部の上端を同一面としてもよい。これによれば、タンク室15から放出された気体がノズル16に流入する時の抵抗をより減らすことができる。
ノズル16の径及び長さは、ノズル16の開放端から噴出される圧力波の最大圧力を計測し、計測された最大圧力が所定の値以上であるものを採用している。
従来の集塵フィルタ清掃装置(特許文献1)にも、膨張部という名称で管状のノズルが設けられていたが、その役割は必ずしも明確ではなかった。
発明者は、本実施形態のような直管ノズルの場合、気体を膨張させて流速を上げるという作用以外にも、ノズルに流入した気体が、ノズル内の拡散できない空気の抵抗によって圧縮強調されて衝撃波のようになり、それがノズル出口で開放されるという作用があるのではないかと考えた。そして、鋭意実験を重ねた結果、集塵フィルタ清掃装置の性能を上げるためには、ノズルの径、長さが重要であることを発見し、本発明を完成するに至ったものである。
ノズルの径、長さを決定するための要因として、タンクの容量、圧力、ノズルまでの経路等、何が影響しているのか未だ不明である。したがって、ノズルの径、長さを計算で求めることはできない。
また、仮に原理が詳細に判明したとしても、理論的に求められる寸法は、気体が完全流体である場合のものであるため、最終的には、実機による実験で調整すべきものである。
このため、ノズル16の開放端から噴出される圧力波の最大圧力を計測し、計測された最大圧力が所定の値以上であるものを採用している。
ただし、ノズル16の径、及び長さを決定するにあたり、上記のような方法を採用することは本発明においては必須ではない。
また、気体がタンク室15からノズル16に流入する速度が亜音速であれば、ノズル16の形状を先細ノズルにして気体の流れを加速させてもよい。しかし、先細ノズルでは、その出口で超音速流を生成することはできず、亜音速流から超音速流を生成するには、先細末広ノズルを用いる必要がある。そこで、図示しないが、ノズル16の形状を先細末広ノズル(ラバルノズル、臨界ノズル、音速ノズルなどとも呼ばれる)としてもよい。
ピストン弁12は、上側が直径の大きい大径部12a、下側が直系の小さい先端部12cとなっており、上側と下側の中間が中間の直径である中径部12bとなっている。大径部12aと中径部12bの境界は、軸方向に垂直な面であるピストン段差部121となっている。このピストン段差部121の役割については、使用方法のところで説明する。
ピストン弁12は、シリンダ14内に摺動自在に内嵌され、シリンダ14の上部に作動気体貯留区画18を形成する。この作動気体貯留区画18の役割については、使用方法のところで説明する。
ピストン弁12には、上端から下側に向けて貫通しない穴が設けられており、穴からタンク室15方向に向けてオリフィス19が設けられている。オリフィス19は、ピストン弁12が最下位置にあるときに、作動気体貯留区画18とタンク室15とを連通させる位置に設けられている。このオリフィスの役割については、使用方法のところで説明する。
ピストン弁12の先端部12cは、最下位置において所定長さノズル16に内嵌されてノズル16を閉塞し、最下位置から所定距離上昇したところでノズル16から抜去されてノズル16を開放する。所定長さノズル16に内嵌されるのは、ノズル16を確実に閉塞するためであるのと同時に、ピストン弁12の上昇速度が上がったところで、ノズル16を開放し始めるため一気にノズル16を開放することができるからである。
気体導通路17は、シリンダ14の上部側面に設けられた給排気開口部17aから水平方向に開けられた貫通孔であり、ピストン弁12が最下位置にあるときの作動気体貯留区画18と、ケーシング11の外部とを連通させるように、ケーシング11に形成された空間である。
給排気開口部17aは、シリンダ14の上端から少し下がった位置に設けられている。この理由については、使用方法のところで説明する。
また、図3及び図4に示す変形例のように、気体導通路17はシリンダ14の最上部に連通する気体導通路17よりも流路の狭い迂回路17bを設けてもよい。この理由についても、使用方法のところで説明する。
電磁式三方バルブ13は、気体の導入孔(図示せず)をケーシング11の外側に設けられた気体導通路17の開口部(図示せず)に合わせて、ケーシング11に直付けされている。
電磁式三方バルブ13は、気体導通路17とポンプ(図示せず)の吐出側とを連通させる場合、気体導通路17とケーシング11の外部とを閉塞する場合、気体導通路17を大気開放とする場合、のうちいずれかの場合を選択するための切替バルブである。
つぎに、集塵フィルタ清掃装置1の使用方法について説明する。まず、電磁式三方バルブ13の加圧気体導入側にポンプ(図示せず)を接続する。気体は空気を利用する。なお、本実施形態では使用気体を空気としたが、ヘリウム等としてもよい。図5に示すように、清掃対象である集塵フィルタ23は、開口側を上側にして、集塵フィルタ清掃装置1の下方に離間して配置する。
<タンク室に空気を充填する場合>
電磁式三方バルブ13が大気開放になっている状態では、ピストン弁12は自重により、最下位置に存在する。
この状態で、気体導通路17とポンプ(図示せず)とを連通させるように電磁式三方バルブ13を作動させると、ポンプ(図示せず)Pから供給された空気は、気体導通路17、作動気体貯留区画18、オリフィス19を通ってタンク室15に流入する。なお、この時ノズル16はピストン弁12の先端部12cにより閉塞されている。
集塵フィルタ清掃装置1では、オリフィス19が作動気体貯留区画18とタンク室15を連通しているため、タンク室15に貯留しノズル16から放出する気体とピストン弁12を作動させる作動気体とを分ける必要がない。
<畜圧状態>
タンク室15の圧力がポンプ(図示せず)の吐出圧と同一圧力になったときに、気体導通路17とケーシング11の外部とを閉塞するように電磁式三方バルブ13を作動させる。これによって、作動気体貯留区画18とタンク室15には同じ圧力の加圧された空気が充填された状態になるとともに、当該充填状態が保持される。この時もノズル16は閉塞されている。
本実施形態では、タンク室15の圧力がポンプ(図示せず)の吐出圧と同一になったか否かを検出する圧力センサ等は設けていない。タンク室15に空気を充填させるように電磁式三方バルブ13を作動させてから所定時間が経過したときにタンク室15の圧力がポンプ(図示せず)の吐出圧と同一になったと推定し、気体導通路17とケーシング11の外部とを閉塞するように電磁式三方バルブ13を作動させるようになっている。なお、本実施形態では、ポンプ(図示せず)の吐出圧は、0.6MPaである。
<ノズルから空気を噴出する場合>
気体導通路17を大気開放とするように電磁式三方バルブ13を作動させる。これにより、気体導通路17に常時連通している作動気体貯留区画18の圧力がタンク室15の圧力よりも低くなる。そうすると、タンク室15内の空気が連通孔142を通ってピストン段差部121に作用し、ピストン弁12を上昇させる。
タンク室15内の圧力と作動気体貯留区画18内の圧力との差圧が僅かであるときは、ピストン弁12の重量およびピストン弁12とシリンダ14との摩擦力によって、ピストン弁12は上昇しないが、差圧が所定量を越えたときピストン弁12は上昇する。上記の場合は、タンク室15内の圧力がポンプ(図示せず)の吐出圧と同一であり、作動気体貯留区画18内の圧力が大気圧になるため、差圧が所定量を大幅に超えており、ピストン弁は勢いよく上昇する。
ピストン弁12が上昇し始めると、オリフィス19のタンク室15側開口部は、シリンダ14の側面に当接して閉塞される。これによって、タンク室15内の空気がオリフィス19を通って作動気体貯留区画18に流入するのを防いでいる。
この連通孔142、ピストン段差部121、オリフィス19のタンク室15側開口部の位置、シリンダ14が本発明の、ピストン弁12を上方に移動させる上昇手段に相当するものである。
なお、図3及び図4に示す変形例においては、ピストン段差部121、オリフィス19のタンク室15側開口部の位置、シリンダ14が本発明の上昇手段に相当するものである。
ピストン弁12は、加速して上昇する。そして、所定距離上昇したところで、先端部12cがノズル16から抜去されてノズル16を開放する。先端部12cは、所定長さノズル16に挿嵌されていたため、ノズル16から抜去される時には、上昇し始めの時よりもずいぶん速度が増している。これにより、タンク室15内に畜圧された空気の開放を瞬間的に行うことができる。
タンク室15から放出された気体は、ノズル16を通って、集塵フィルタ23の内部に向けて噴出される。そして、この際に圧力波を発生させる。
集塵フィルタ23から粉塵を除去できる原理の詳細は判明していないが、圧力波によって極めて短時間の周期で集塵フィルタ23を振動させて粉塵を振るい落とすということがわかっている。
ピストン弁12は、タンク室15内の空気を開放した後も上昇を続ける。そして、そのままではケーシング11を構成する部品111に勢いよく衝突してしまう。この点、気体導通路17の給排気開口部17aは、シリンダ14の上端から少し下がった位置に設けられており、ピストン弁12の上端が給排気開口部17aを越えると作動気体貯留区画18内に残った空気がピストン弁12の上昇の抵抗になるようになっている。これにより、ピストン弁12がケーシング11を構成する部品111に勢いよく衝突するのを防いでいる。
しかし、作動気体貯留区画18内に残った空気の逃げ場がないと、圧縮された空気が膨張に転じ、今度はピストン弁12が急下降してノズル16に勢いよく衝突してしまう。この点、図2に示すように、作動気体貯留区画18内に残った空気は、オリフィス19、連通孔142を通って、徐々にタンク室15に抜けていくため、これがショックアブソーバの役割を果たし、ピストン弁12が上昇から急下降に転じるのを防いでいる。
図3及び図4の変形例においては、作動気体貯留区画18内に残った空気は、迂回路17bを通って、徐々に気体導通路17に抜けていくため、これがショックアブソーバの役割を果たし、ピストン弁12が上昇から急下降に転じるのを防いでいる。
(第2の実施形態)
図5を用いて、まず、集塵装置2の構成について説明する。図5は、本実施形態の集塵装置2を模式的に表す断面図である(集塵フィルタ、電磁式三方バルブ、吸気ファン等断面図でない部分もある)。
集塵装置2は、主に集塵ケーシング21、集塵フィルタ23、集塵フィルタ清掃装置1、吸気ファン25で構成される。なお、集塵装置2は、レーザ加工や溶接作業時に発生する金属蒸気が凝集した微細な粒子(以下、粉塵という。)を補足する装置である。集塵装置2自体は周知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
集塵ケーシング21には、第1の仕切壁21aと第2の仕切壁21bが設けられ、一番下にフィルタ室22a、真中に集塵フィルタ清掃装置室22b、一番上に吸気ファン室22cが形成されている。
フィルタ室22aには、集塵フィルタ23が取付けられ、集塵フィルタ清掃装置室22bには、集塵フィルタ清掃装置1が配置され、吸気ファン室22cには吸気ファン25が配置されている。そして、集塵フィルタ清掃装置室22bは、下方で集塵フィルタ23の内側と連通し、上方で吸気ファン25の吸気口と連通している。
フィルタ室22aには、フィルタ室22aの外から粉塵を含む空気をフィルタ室22a内に取り込む吸入口22dが設けられ、吸気ファン室22cには、吸気ファン室22cの外に空気を排出する排出口22eが設けられている。
これにより、吸気ファン25を作動させると、粉塵を含む空気は、フィルタ室
22aの外からフィルタ室22aに入り、集塵フィルタ23の外側から内側に通り抜ける。そして、このとき、集塵フィルタ23は、空気(雰囲気)中の粉塵を濾過して当該空気中の粉塵を除去する。このため、集塵フィルタ23には、補足された粉塵が外周面側に蓄積されていく。
集塵フィルタ23は、パンチメタルで構成された円筒状の芯材(図示せず)、及び蛇腹状に折り畳まれた濾紙材(図示せず)等を有し、略円筒状に構成されている。なお、集塵フィルタ23の軸線方向一端側(本実施形態では下端側)は、閉塞体(図示せず)により閉塞されている。
その後、粉塵が除去された空気は、集塵フィルタ清掃装置室22bを通り、吸気ファン25に吸い込まれる。そして、吸気ファン25から吸気ファン室22cに排出され、最終的には、排出口22eから集塵ケーシング21の外側に排出される。
吸気ファン25は、図示しない遠心ファン、スクロールケーシング、電動モータ等で構成される周知の技術であるため、説明を省略する。
集塵フィルタ清掃装置1は、第1の仕切壁21a上に第1の仕切壁21aから少し離間して配置される。横から見ると宙に浮いているような状態である。集塵フィルタ清掃装置1のノズル16は、集塵フィルタ23の同軸上になるように配置されるが、集塵フィルタ23の内部に入り込んではおらず、ノズル16の開放端と集塵フィルタとは離間している。
なお、集塵フィルタ清掃装置1によって、除去された粉塵は、フィルタ室22aの下部に設けられた集塵部22fに集められる。
以上、実施形態に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。
すなわち、本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
1…集塵フィルタ清掃装置(第1の実施形態)
2…集塵装置(第2の実施形態)
11…ケーシング
12…ピストン弁
13…電磁式三方バルブ
14…シリンダ
15…タンク室
16…ノズル
17…気体導通路
18…作動気体貯留区画
19…オリフィス
21…集塵ケーシング
23…集塵フィルタ
25…吸気ファン

Claims (2)

  1. 集塵装置内に取付けられた集塵フィルタを清掃する集塵フィルタ清掃装置であって、
    鉛直方向に延び上端は閉塞され下端は開放されているシリンダと、
    前記シリンダの下端と連結し加圧された気体が充填されるタンク室と、
    前記シリンダの下方に設けられ、内径が前記シリンダの内径よりも小さく、前記タンク室と連結して前記タンク室から放出された気体を前記集塵フィルタに向かって噴出させるノズルと、
    を有するケーシングと、
    前記シリンダ内に摺動自在に内嵌され、前記シリンダの上部に作動気体貯留区画を形成するとともに、最下位置において、前記シリンダの下端近傍で前記作動気体貯留区画と前記タンク室とを連通させるオリフィスを有するピストン弁であって、
    最下位置において所定長さ前記ノズルに内嵌されて前記ノズルを閉塞し、最下位置から所定距離上昇したところで前記ノズルから抜去されて前記ノズルを開放する先端部を有するピストン弁と、
    前記ピストン弁が最下位置にあるときの前記作動気体貯留区画と、前記ケーシングの外部とを連通させるように、前記ケーシングに形成された気体導通路と、
    前記タンク室内の圧力よりも前記作動気体貯留区画内の圧力が小さくなったときの差圧が所定量を超えたときに、前記ノズルの先端部と該先端部以外の前記ピストン弁との境界に形成される段差部に加わる差圧により前記ピストン弁を上方に移動させる上昇手段と、
    を備えたことを特徴とする集塵フィルタ清掃装置。
  2. 雰囲気中の粉塵を除去する集塵装置であって、
    取り込んだ雰囲気中から粉塵を除去する集塵フィルタと、
    前記集塵フィルタを清掃する請求項1に記載の集塵フィルタ清掃装置と、
    を備えた集塵装置。
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