JPH0243436B2 - - Google Patents
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- JPH0243436B2 JPH0243436B2 JP57135345A JP13534582A JPH0243436B2 JP H0243436 B2 JPH0243436 B2 JP H0243436B2 JP 57135345 A JP57135345 A JP 57135345A JP 13534582 A JP13534582 A JP 13534582A JP H0243436 B2 JPH0243436 B2 JP H0243436B2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 7
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P7/00—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
- H02P7/06—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current
- H02P7/18—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power
- H02P7/24—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices
- H02P7/28—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
- H02P7/285—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only
- H02P7/29—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using pulse modulation
- H02P7/2913—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using pulse modulation whereby the speed is regulated by measuring the motor speed and comparing it with a given physical value
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は直流モータに関するものであり、特
に、電源から供給される電力を効率良く利用する
ようにしたものである。
に、電源から供給される電力を効率良く利用する
ようにしたものである。
従来例の構成とその問題点
従来、たとえば直流モータに速度制御を施こす
場合などでは、出力電圧の一定な直流電源からト
ランジスタ等を用いて減圧、制御し、モータの速
度に対応した駆動電圧をコイルに供給していた。
この様な構成では、直流電源の供給電力はコイル
での有効消費電力とトランジスタのコレクタ損失
の和となる。通常の直流モータにおいては、電源
の供給電力に対する有効消費電力の比(電力効
率)は小さく、10〜30%程度であつた。特に、速
度可変範囲の広い多段速度切換えができる直流モ
ータや、駆動力の可変範囲の広い巻取用の直流モ
ータでは、低速度動作時や低駆動力動作時の効率
が著しく悪くなつていた。
場合などでは、出力電圧の一定な直流電源からト
ランジスタ等を用いて減圧、制御し、モータの速
度に対応した駆動電圧をコイルに供給していた。
この様な構成では、直流電源の供給電力はコイル
での有効消費電力とトランジスタのコレクタ損失
の和となる。通常の直流モータにおいては、電源
の供給電力に対する有効消費電力の比(電力効
率)は小さく、10〜30%程度であつた。特に、速
度可変範囲の広い多段速度切換えができる直流モ
ータや、駆動力の可変範囲の広い巻取用の直流モ
ータでは、低速度動作時や低駆動力動作時の効率
が著しく悪くなつていた。
そのような欠点を解消するために、本出願人は
特願昭54−17375号において、可変出力の直流電
圧を取り出すことのできるスイツチング方式の電
圧変換器を使用した電力効率の良い直流モータに
ついて、電子整流形の直流モータを例にとつて説
明している。ところで、このような電子整流子形
の直流モータにおいては、コイルに駆動トランジ
スタを介して電流、電圧を供給している。各駆動
トランジスタはモータ可動部(ロータ)の位置に
応動してオン・オフする。いま、速度制御を施こ
す場合を考えると、モータの起動・加速段階にお
いては、前記電圧変換器の出力電圧が大きくなり
コイルに大電流を供給する必要があり、駆動トラ
ンジスタのベース電流を大きくしなければならな
い。一方、所定速度にて制御されている状態(定
速回転制御状態)において、電圧変換器の出力電
圧は負荷トルクと逆起電圧(モータの回転速度に
比例)に応動した所要の値となり、駆動トランジ
スタのコイルへの供給電流は起動・加速時と比較
すればかなり小さな値となる(一例をあげれば、
起動時約2Aで定速制御時250mA程度となる)。
従つて、起動時の大電流時に必要とされる駆動ト
ランジスタのベース電流に較べて、定速制御時に
必要とされるベース電流は大幅に小さくなる。そ
の結果、起動時の大電流通電(起動トルクを大き
くするために必要とされる)を可能とするベース
電流を常時駆動トランジスタに与えるようにする
ならば、定速回転時の小電流通電時において大幅
な損失電力を生じて好ましくない。
特願昭54−17375号において、可変出力の直流電
圧を取り出すことのできるスイツチング方式の電
圧変換器を使用した電力効率の良い直流モータに
ついて、電子整流形の直流モータを例にとつて説
明している。ところで、このような電子整流子形
の直流モータにおいては、コイルに駆動トランジ
スタを介して電流、電圧を供給している。各駆動
トランジスタはモータ可動部(ロータ)の位置に
応動してオン・オフする。いま、速度制御を施こ
す場合を考えると、モータの起動・加速段階にお
いては、前記電圧変換器の出力電圧が大きくなり
コイルに大電流を供給する必要があり、駆動トラ
ンジスタのベース電流を大きくしなければならな
い。一方、所定速度にて制御されている状態(定
速回転制御状態)において、電圧変換器の出力電
圧は負荷トルクと逆起電圧(モータの回転速度に
比例)に応動した所要の値となり、駆動トランジ
スタのコイルへの供給電流は起動・加速時と比較
すればかなり小さな値となる(一例をあげれば、
起動時約2Aで定速制御時250mA程度となる)。
従つて、起動時の大電流時に必要とされる駆動ト
ランジスタのベース電流に較べて、定速制御時に
必要とされるベース電流は大幅に小さくなる。そ
の結果、起動時の大電流通電(起動トルクを大き
くするために必要とされる)を可能とするベース
電流を常時駆動トランジスタに与えるようにする
ならば、定速回転時の小電流通電時において大幅
な損失電力を生じて好ましくない。
前述の引例では、駆動トランジスタをダーリン
トン接続された2個のトランジスタによつて構成
し、ベース電流値の絶対値自体を小さくなしてい
る。しかし、この様な構成では、オン時の飽和電
圧が VCE(sat)(ダーリントン)=VBE+VCE(sat) と通常のトランジスタ飽和電圧VCE(sat)=0.1〜
0.6V(通電電流による)よりもVBE≒0.7Vも大き
くなり、ダーリントン接続された駆動トランジス
タでの電力損失が大きくなり、好ましくない。
トン接続された2個のトランジスタによつて構成
し、ベース電流値の絶対値自体を小さくなしてい
る。しかし、この様な構成では、オン時の飽和電
圧が VCE(sat)(ダーリントン)=VBE+VCE(sat) と通常のトランジスタ飽和電圧VCE(sat)=0.1〜
0.6V(通電電流による)よりもVBE≒0.7Vも大き
くなり、ダーリントン接続された駆動トランジス
タでの電力損失が大きくなり、好ましくない。
発明の目的
本発明は、そのような点を考慮し、コイルに供
給されている電流を検出し、その検出値に応動し
て駆動トランジスタのベース電流を増減させるこ
とによつて(駆動トランジスタはオン・オフ動
作)、低電流通電時のベース電流損失を小さくな
した電子整流子形の直流モータを提供することを
目的とするものである。
給されている電流を検出し、その検出値に応動し
て駆動トランジスタのベース電流を増減させるこ
とによつて(駆動トランジスタはオン・オフ動
作)、低電流通電時のベース電流損失を小さくな
した電子整流子形の直流モータを提供することを
目的とするものである。
発明の構成
上記目的を達成するために、本発明は、複数個
の磁極を有する界磁手段と、複数個のコイルと、
前記コイルと直流電源の間に挿入され、オン・オ
フ動作するスイツチングトランジスタのオン時間
比率を指令信号に応動して変化させ、前記スイツ
チングトランジスタのオン時間比率に比例もしく
は略比例した出力電圧を得る電圧変換手段と、前
記電圧変換手段の出力端子から前記コイルへの電
流路を切換えるためにオン・オフ動作する複数個
の駆動トランジスタと、モータ可動部の位置を検
出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力
信号に応動してオン状態にする前記駆動トランジ
スタを切換える切換手段を具備する直流モータで
あつて、前記切換手段は、オン状態の駆動トラン
ジスタの通電電流に比例もしくは略比例して変化
する電流信号を供給する電流供給手段と、前記電
流信号を前記位置検出手段の出力信号に対応した
前記オン状態の駆動トランジスタのベース端子に
供給する選択手段を含んで構成され、前記電流供
給手段と前記選択手段と前記駆動トランジスタに
より前記オン状態の駆動トランジスタの通電電流
の正帰還動作をおこなわせることにより、前記オ
ン状態の駆動トランジスタを完全な飽和状態に
し、かつ、前記オン状態の駆動トランジスタのベ
ース電流をその通電電流に応じて変化させるよう
に構成したものである。
の磁極を有する界磁手段と、複数個のコイルと、
前記コイルと直流電源の間に挿入され、オン・オ
フ動作するスイツチングトランジスタのオン時間
比率を指令信号に応動して変化させ、前記スイツ
チングトランジスタのオン時間比率に比例もしく
は略比例した出力電圧を得る電圧変換手段と、前
記電圧変換手段の出力端子から前記コイルへの電
流路を切換えるためにオン・オフ動作する複数個
の駆動トランジスタと、モータ可動部の位置を検
出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力
信号に応動してオン状態にする前記駆動トランジ
スタを切換える切換手段を具備する直流モータで
あつて、前記切換手段は、オン状態の駆動トラン
ジスタの通電電流に比例もしくは略比例して変化
する電流信号を供給する電流供給手段と、前記電
流信号を前記位置検出手段の出力信号に対応した
前記オン状態の駆動トランジスタのベース端子に
供給する選択手段を含んで構成され、前記電流供
給手段と前記選択手段と前記駆動トランジスタに
より前記オン状態の駆動トランジスタの通電電流
の正帰還動作をおこなわせることにより、前記オ
ン状態の駆動トランジスタを完全な飽和状態に
し、かつ、前記オン状態の駆動トランジスタのベ
ース電流をその通電電流に応じて変化させるよう
に構成したものである。
実施例の説明
以下、本発明を図示の実施例にもとづいて説明
する。第1図は、本発明の一実施例を表わす電気
回路図である。第1図において、1は直流電源、
2はモータ可動部(ロータ)にとりつけられた複
数個の磁極を有する界磁用のマグネツト(界磁手
段)、3,4,5はマグネツト2の磁束と鎖交す
る3相のコイル、6はモータ可動部の位置を検出
する位置検出部、7,8,9はコイル3,4,5
への電流路を切換える駆動トランジスタ群であ
り、破線にて囲まれた部分10は駆動トランジス
タのオン時のベース電流を供給するベース電流供
給器、11は位置検出器6の出力に応動してオン
となる駆動トランジスタを選択する選択器、12
は直流電源1とコイル3,4,5の間に挿入され
たスイツチング方式の電圧変換器である。また、
13はマグネツト2の回転速度を検出し、その速
度に対応した電圧信号Vdを得る速度検出器であ
る。
する。第1図は、本発明の一実施例を表わす電気
回路図である。第1図において、1は直流電源、
2はモータ可動部(ロータ)にとりつけられた複
数個の磁極を有する界磁用のマグネツト(界磁手
段)、3,4,5はマグネツト2の磁束と鎖交す
る3相のコイル、6はモータ可動部の位置を検出
する位置検出部、7,8,9はコイル3,4,5
への電流路を切換える駆動トランジスタ群であ
り、破線にて囲まれた部分10は駆動トランジス
タのオン時のベース電流を供給するベース電流供
給器、11は位置検出器6の出力に応動してオン
となる駆動トランジスタを選択する選択器、12
は直流電源1とコイル3,4,5の間に挿入され
たスイツチング方式の電圧変換器である。また、
13はマグネツト2の回転速度を検出し、その速
度に対応した電圧信号Vdを得る速度検出器であ
る。
次に、その動作について説明する。マグネツト
2(モータ可動部)の回転速度を速度検出器13
にて検出して、その速度に対応した電圧信号Vd
を電圧変換器12のコンパレータ42に入力す
る。電圧変換器12の発振器41は、所定周波数
(50KHz程度)の鋸歯状波信号を発生する。電圧
信号Vdと鋸歯状波信号はコンパレータ42にて
比較され、前記電圧信号Vdすなわち速度検出信
号Vdに対応したデユテイにてトランジスタ43
をオン・オフ動作させる。
2(モータ可動部)の回転速度を速度検出器13
にて検出して、その速度に対応した電圧信号Vd
を電圧変換器12のコンパレータ42に入力す
る。電圧変換器12の発振器41は、所定周波数
(50KHz程度)の鋸歯状波信号を発生する。電圧
信号Vdと鋸歯状波信号はコンパレータ42にて
比較され、前記電圧信号Vdすなわち速度検出信
号Vdに対応したデユテイにてトランジスタ43
をオン・オフ動作させる。
トランジスタ43がオンの時には定電流源44
の電流I1をバイパスし、トランジスタ48,49
がオフとなり、スイツチングトランジスタ51の
ベース電流を零となし、スイツチングトランジス
タ51をオフにする。トランジスタ43がオフの
時には、定電流源44の電流I1がダイオード4
5,46、抵抗47,50、トランジスタ48,
49からなるカレントミラーに供給されて、I1に
比例(約40倍)した電流をトランジスタ48,4
9のコレクタ側より吸引する。このコレクタ電流
はスイツチングトランジスタ51のベース電流と
なり、スイツチングトランジスタ51をオンにす
る。すなわち、スイツチングトランジスタ51は
速度検出信号Vdに対応したオン時間比率(デユ
ーテイ)にてオン・オフ動作する。
の電流I1をバイパスし、トランジスタ48,49
がオフとなり、スイツチングトランジスタ51の
ベース電流を零となし、スイツチングトランジス
タ51をオフにする。トランジスタ43がオフの
時には、定電流源44の電流I1がダイオード4
5,46、抵抗47,50、トランジスタ48,
49からなるカレントミラーに供給されて、I1に
比例(約40倍)した電流をトランジスタ48,4
9のコレクタ側より吸引する。このコレクタ電流
はスイツチングトランジスタ51のベース電流と
なり、スイツチングトランジスタ51をオンにす
る。すなわち、スイツチングトランジスタ51は
速度検出信号Vdに対応したオン時間比率(デユ
ーテイ)にてオン・オフ動作する。
スイツチングトランジスタ51がオンになると
直流電源1の電圧Vs(20V)が出力され(Vi≒
Vs)、インダクタンス素子53を介してコンデン
サ54およびコイル3,4,5に供給される。ス
イツチングトランジスタ51がオフになるとフラ
イホイールダイオード52が導通し、インダクタ
ンス素子53に蓄えられたエネルギーを負荷側に
供給する。その結果、ダイオード52、インダク
タンス素子53、コンデンサ54にて平滑され、
電圧変換器12の出力電圧VMはスイツチングト
ランジスタ51のオン時間比率に対応した値(速
度検出信号Vdに対応した値)となる。
直流電源1の電圧Vs(20V)が出力され(Vi≒
Vs)、インダクタンス素子53を介してコンデン
サ54およびコイル3,4,5に供給される。ス
イツチングトランジスタ51がオフになるとフラ
イホイールダイオード52が導通し、インダクタ
ンス素子53に蓄えられたエネルギーを負荷側に
供給する。その結果、ダイオード52、インダク
タンス素子53、コンデンサ54にて平滑され、
電圧変換器12の出力電圧VMはスイツチングト
ランジスタ51のオン時間比率に対応した値(速
度検出信号Vdに対応した値)となる。
位置検出器6はマグネツト2の磁束を感知する
オール素子とその出力を整形合成する回路によつ
て構成され、モータ可動部の位置に応じたデイジ
タル的な電圧信号を選択器11の各トランジスタ
33,34,35のベース端子に印加している。
オール素子とその出力を整形合成する回路によつ
て構成され、モータ可動部の位置に応じたデイジ
タル的な電圧信号を選択器11の各トランジスタ
33,34,35のベース端子に印加している。
選択器11のトランジスタ33,34,35は
エミツタを共通接続され、そのベース電位の最も
低いトランジスタが活性となり、他のトランジス
タは不活性となる。その結果、選択器11の入力
電流(共通エミツタ電流)は活性なトランジスタ
のコレクタ電流となり、他のトランジスタのコレ
クタ電流は零となる。選択器11のトランジスタ
33,34,35の各コレクタ電流はそれぞれ駆
動トランジスタ7,8,9のベース電流となり、
駆動トランジスタ7,8,9をオン・オフ制御す
る。
エミツタを共通接続され、そのベース電位の最も
低いトランジスタが活性となり、他のトランジス
タは不活性となる。その結果、選択器11の入力
電流(共通エミツタ電流)は活性なトランジスタ
のコレクタ電流となり、他のトランジスタのコレ
クタ電流は零となる。選択器11のトランジスタ
33,34,35の各コレクタ電流はそれぞれ駆
動トランジスタ7,8,9のベース電流となり、
駆動トランジスタ7,8,9をオン・オフ制御す
る。
選択器11の共通エミツタ電流はベース電流供
給器10によつて供給されている。ベース電流供
給器10は、コイルに供給される電流Iaを電流路
に直列に挿入された抵抗21(電流検出手段)の
電圧降下によつて検出する。その電圧降下は、ト
ランジスタ22と定電流源23のエミツタホロワ
ーおよびトランジスタ24と抵抗25によつて電
流i2に変換される。トランジスタ22と24のベ
ース・エミツタ間順方向電圧(約0.7V)は相殺
され、抵抗21と25の電圧降下は等しくなるか
ら、抵抗21と25の値をそれぞれR1,R2とす
ると i2=(R1/R2)・Ia ……(1) となり、トランジスタ24のエミツタ電流i2はコ
イルへの供給電流Ia(ここでは、駆動トランジス
タのエミツタ電流)に応動(比例)して変化す
る。ここで、R2=1000・R1とすればi2はIaの1000
分の1となり、十分に小さくなる(通常、R2は
R1の100倍以上に設定される)。また、R1におけ
る電圧降下の最大値は0.1V程度で良く、検出に
伴う電力損失は小さい(電流が少なくなるとR1
における電力損失は大幅に小さくなる)。
給器10によつて供給されている。ベース電流供
給器10は、コイルに供給される電流Iaを電流路
に直列に挿入された抵抗21(電流検出手段)の
電圧降下によつて検出する。その電圧降下は、ト
ランジスタ22と定電流源23のエミツタホロワ
ーおよびトランジスタ24と抵抗25によつて電
流i2に変換される。トランジスタ22と24のベ
ース・エミツタ間順方向電圧(約0.7V)は相殺
され、抵抗21と25の電圧降下は等しくなるか
ら、抵抗21と25の値をそれぞれR1,R2とす
ると i2=(R1/R2)・Ia ……(1) となり、トランジスタ24のエミツタ電流i2はコ
イルへの供給電流Ia(ここでは、駆動トランジス
タのエミツタ電流)に応動(比例)して変化す
る。ここで、R2=1000・R1とすればi2はIaの1000
分の1となり、十分に小さくなる(通常、R2は
R1の100倍以上に設定される)。また、R1におけ
る電圧降下の最大値は0.1V程度で良く、検出に
伴う電力損失は小さい(電流が少なくなるとR1
における電力損失は大幅に小さくなる)。
電流i2はトランジスタ24のコレクタ電流とな
り(トランジスタ24の電流増幅度が大きい)、
定電流源26の電流I3と合成されて、カレントミ
ラー(ダイオード28,29、抵抗27,30、
トランジスタ31,32)により反転増幅されて
出力電流i4となり、選択器11にて選ばれた駆動
トランジスタのベース電流となる。抵抗27と3
0の抵抗値をそれぞれR3,R4とすると、出力電
流i4(駆動トランジスタのベース電流)は i4(R3/R4)・(i2+I3) ……(2) となる(ダイオード28,29の電圧降下とトラ
ンジスタ31,32のベース・エミツタ間電圧降
下は相殺する)。すなわち、オンとなる駆動トラ
ンジスタのベース電流i4は、コイルへの供給電流
Iaが大きい時には大きくなり、コイルへの供給電
流Iaが小さい時には小さくなる。ここで、R3=
40・R4とするとi4は(i2+I3)の40倍となる(通
常、R3はR4の10倍以上に設定される)。
り(トランジスタ24の電流増幅度が大きい)、
定電流源26の電流I3と合成されて、カレントミ
ラー(ダイオード28,29、抵抗27,30、
トランジスタ31,32)により反転増幅されて
出力電流i4となり、選択器11にて選ばれた駆動
トランジスタのベース電流となる。抵抗27と3
0の抵抗値をそれぞれR3,R4とすると、出力電
流i4(駆動トランジスタのベース電流)は i4(R3/R4)・(i2+I3) ……(2) となる(ダイオード28,29の電圧降下とトラ
ンジスタ31,32のベース・エミツタ間電圧降
下は相殺する)。すなわち、オンとなる駆動トラ
ンジスタのベース電流i4は、コイルへの供給電流
Iaが大きい時には大きくなり、コイルへの供給電
流Iaが小さい時には小さくなる。ここで、R3=
40・R4とするとi4は(i2+I3)の40倍となる(通
常、R3はR4の10倍以上に設定される)。
第1図に示した本発明の実施例では、駆動トラ
ンジスタのベース電流i4をコイルへの供給電流Ia
に応じて変化させているために、定速制御状態に
おけるベース電流損失が著しく小さくなつてい
る。これについて説明すれば、モータの起動・加
速段階において定速検出器13の出力Vdは小さ
くなり、スイツチングトランジスタ51のオン時
間比率が大きくなり、電圧変換器12の出力電圧
VMを大きくし、コイル3,4,5への供給電流
を大きくする。コイルへの電流を大きくするため
には、駆動トランジスタ7,8,9のオンの通電
電流を大きくする必要があり、従つて、そのベー
ス電流を大きくする必要がある。いま、コイルへ
の供給電流Iaを2Aとし、駆動トランジスタのオ
ン時での電流増幅度hFEを25とすると、そのベー
ス電流として2A/25=80mA以上の電流を供給
する必要がある。ここで、定速制御状態における
コイルへの供給電流が250mA(負荷トルクに対
応)になるものとすると、駆動トランジスタ7,
8,9のオン時のベース電流として250mA/25
=10mAを必要とされるにすぎない。このとき、
起動・加速時に必要とされるベース電流(80mA
以上)をそのまま流すものとすれば、80mA−
10mA=70mAの損失(70mA×20V=1.4W)を
生じることになる。
ンジスタのベース電流i4をコイルへの供給電流Ia
に応じて変化させているために、定速制御状態に
おけるベース電流損失が著しく小さくなつてい
る。これについて説明すれば、モータの起動・加
速段階において定速検出器13の出力Vdは小さ
くなり、スイツチングトランジスタ51のオン時
間比率が大きくなり、電圧変換器12の出力電圧
VMを大きくし、コイル3,4,5への供給電流
を大きくする。コイルへの電流を大きくするため
には、駆動トランジスタ7,8,9のオンの通電
電流を大きくする必要があり、従つて、そのベー
ス電流を大きくする必要がある。いま、コイルへ
の供給電流Iaを2Aとし、駆動トランジスタのオ
ン時での電流増幅度hFEを25とすると、そのベー
ス電流として2A/25=80mA以上の電流を供給
する必要がある。ここで、定速制御状態における
コイルへの供給電流が250mA(負荷トルクに対
応)になるものとすると、駆動トランジスタ7,
8,9のオン時のベース電流として250mA/25
=10mAを必要とされるにすぎない。このとき、
起動・加速時に必要とされるベース電流(80mA
以上)をそのまま流すものとすれば、80mA−
10mA=70mAの損失(70mA×20V=1.4W)を
生じることになる。
本実施例では、ベース電流供給器10によりコ
イルへの電流Iaに応動して駆動トランジスタのオ
ン時のベース電流を変化させ、起動・加速時でも
十分に大きなベース電流(80mA以上)を供給す
ると共に、定速制御状態においてはそのベース電
流を小さくするようにしている。すなわち、Ia=
2Aとするとi2=2A/1000=2mAとなり、I3=
0.1mAとするとi2+I3=2.1mAとなり、駆動トラ
ンジスタ7,8,9のベース電流はi4=40・(i2+
I3)=84mAとなる(駆動トランジスタは十分にオ
ンとなる)。また、Ia=250mA(定速回転状態)
のときにはi2=0.25mAとなり、i2+I3=0.35mA
であるからi4=14mAとなる(必要ベース電流は
10mAであるから、駆動トランジスタ7,8,9
はオン・オフ動作する)。従つて、84mA−14mA
=70mAのベース電流損失(70mA×20V=1.4W)
が軽減されている。
イルへの電流Iaに応動して駆動トランジスタのオ
ン時のベース電流を変化させ、起動・加速時でも
十分に大きなベース電流(80mA以上)を供給す
ると共に、定速制御状態においてはそのベース電
流を小さくするようにしている。すなわち、Ia=
2Aとするとi2=2A/1000=2mAとなり、I3=
0.1mAとするとi2+I3=2.1mAとなり、駆動トラ
ンジスタ7,8,9のベース電流はi4=40・(i2+
I3)=84mAとなる(駆動トランジスタは十分にオ
ンとなる)。また、Ia=250mA(定速回転状態)
のときにはi2=0.25mAとなり、i2+I3=0.35mA
であるからi4=14mAとなる(必要ベース電流は
10mAであるから、駆動トランジスタ7,8,9
はオン・オフ動作する)。従つて、84mA−14mA
=70mAのベース電流損失(70mA×20V=1.4W)
が軽減されている。
なお、電圧変換器12の出力電圧VMが零の状
態(コイルへの供給電流Iaが零)よりモータの起
動・加速を行なう場合には、速度検出器13の出
力Vdが小さくなり、スイツチングトランジスタ
のオン時間比率が大きくなり、その出力電圧VM
を大きくする。選択器11にて選択された駆動ト
ランジスタの初期のベース電流は定電流源26の
電流I3に対応する値(i4=40・I3=4mA)であり、
駆動トランジスタの通電電流はIa=hFE・i4=
100mAとなり、完全なオン(飽和)とはならな
いが、その通電電流Iaによりベース電流供給器1
0の電流i2が流れ、さらに電流Iaを大きくし、駆
動トランジスタを完全なオンとなるように動作す
る。すなわち、過渡的に正帰還が生じて駆動トラ
ンジスタはオンとなる。
態(コイルへの供給電流Iaが零)よりモータの起
動・加速を行なう場合には、速度検出器13の出
力Vdが小さくなり、スイツチングトランジスタ
のオン時間比率が大きくなり、その出力電圧VM
を大きくする。選択器11にて選択された駆動ト
ランジスタの初期のベース電流は定電流源26の
電流I3に対応する値(i4=40・I3=4mA)であり、
駆動トランジスタの通電電流はIa=hFE・i4=
100mAとなり、完全なオン(飽和)とはならな
いが、その通電電流Iaによりベース電流供給器1
0の電流i2が流れ、さらに電流Iaを大きくし、駆
動トランジスタを完全なオンとなるように動作す
る。すなわち、過渡的に正帰還が生じて駆動トラ
ンジスタはオンとなる。
このような正帰還動作を安定に作動させ、かつ
ベース電流損失を小さくするためには、次のよう
に設定することが望ましい。
ベース電流損失を小さくするためには、次のよう
に設定することが望ましい。
コイルへの供給電流が零の場合にも駆動トラ
ンジスタに所定の小さなベース電流が供給され
るようにする(選択器11にて選択された駆動
トランジスタ)。
ンジスタに所定の小さなベース電流が供給され
るようにする(選択器11にて選択された駆動
トランジスタ)。
ベース電流供給器10における電流Iaから駆
動トランジスタのベース電流i4までの変換利得
をA1(第1図ではA1=(R1/R2)・(R3/R4)で
ある)とし、駆動トランジスタの電流増幅度を
A2(A2=1+hFE)とするとき、総合積A1・A2
を1に近づける。実際には、駆動トランジスタ
の電流増幅度A2が変動しやすいために、 0.8≦A1・A2≦10 ……(3) とすることが好ましい。
動トランジスタのベース電流i4までの変換利得
をA1(第1図ではA1=(R1/R2)・(R3/R4)で
ある)とし、駆動トランジスタの電流増幅度を
A2(A2=1+hFE)とするとき、総合積A1・A2
を1に近づける。実際には、駆動トランジスタ
の電流増幅度A2が変動しやすいために、 0.8≦A1・A2≦10 ……(3) とすることが好ましい。
(A1・A2が小さすぎると大電流動作時の駆
動トランジスタが十分にオンとならないため
に、コイル電流の最大値が小さくなる。また、
A1・A2が大きすぎると、駆動トランジスタに
過剰なベース電流を供給することになり、ベー
ス電流の軽減効果が小さくなる。) また、第1図の実施例では、駆動トランジスタ
がオン(飽和)している場合には、ベース電流i4
の増加分がそのまま電流Iaの増加分となるため
に、ベース電流自体による正帰還が生じている。
このような正帰還によつて、過大なベース電流が
生じないようにするためには、前述のA1を1よ
り小さくすることが必要となり(駆動トランジス
タは完全に飽和しているので、増加分に対する電
流増幅度A2=1と考えて良い)、 A1≦0.5 ……(4) とすることが好ましい。
動トランジスタが十分にオンとならないため
に、コイル電流の最大値が小さくなる。また、
A1・A2が大きすぎると、駆動トランジスタに
過剰なベース電流を供給することになり、ベー
ス電流の軽減効果が小さくなる。) また、第1図の実施例では、駆動トランジスタ
がオン(飽和)している場合には、ベース電流i4
の増加分がそのまま電流Iaの増加分となるため
に、ベース電流自体による正帰還が生じている。
このような正帰還によつて、過大なベース電流が
生じないようにするためには、前述のA1を1よ
り小さくすることが必要となり(駆動トランジス
タは完全に飽和しているので、増加分に対する電
流増幅度A2=1と考えて良い)、 A1≦0.5 ……(4) とすることが好ましい。
なお、コイル3,4,5に並列に接続された抵
抗61,63,65とコンデンサ62,64,6
6の直列回路は、電流路の切り換えに伴つてコイ
ル3,4,5に生じるスパイク電圧を低減するも
のである。
抗61,63,65とコンデンサ62,64,6
6の直列回路は、電流路の切り換えに伴つてコイ
ル3,4,5に生じるスパイク電圧を低減するも
のである。
第2図に本発明の他の実施例を表わす電気回路
図を示す。本実施例では、第1図の電圧変換器1
2のスイツチングトランジスタ51のオン時のベ
ース電流もコイルへの供給電流Iaに応動して変化
させ、そのベース電流損失を軽減している。ベー
ス電流供給器10トランジスタ71の抵抗72の
値をR5とすれば、その電流は i5=(R1/R5)・Ia ……(5) となる。定電流源73の電流I6と加算され、この
加算電流(i5+I6)はトランジスタ74,75に
よつて反転され、電圧変換器12のカレントミラ
ー(ダイオード45,46、抵抗47,50、ト
ランジスタ48,49によつて増幅されて、スイ
ツチングトランジスタ51のベース電流i7とな
る。抵抗47,50の値をそれぞれR6,R7とす
ると i7(R6/R7)・(i5+I6) ……(6) となる。ここで、R5=1000・R1,I6=0.1mA,
R6=40・R7とし、スイツチングトランジスタ5
1の電流増幅度を25とすると、駆動トランジスタ
のベース電流損失の低減の場合と同じように、ス
イツチングトランジスタ51のベース電流損失が
小さくなる(定速回転制御状態)。すなわち、Ia
=2Aのときにはi5=2mAとなり、I6=0.1mAであ
るからi5+I6=2.1mAとなり、スイツチングトラ
ンジスタ51のオン時のベース電流i7はi7=
84mAとなる(必要ベース電流は2A/25=
80mA)。また、Ia=250mA(定速回転時)のとき
にはi5=0.25mAとなり、i5+I6=0.35mAである
からi7=14mAとなる(必要ベース電流は
250mA/25=10mA)。
図を示す。本実施例では、第1図の電圧変換器1
2のスイツチングトランジスタ51のオン時のベ
ース電流もコイルへの供給電流Iaに応動して変化
させ、そのベース電流損失を軽減している。ベー
ス電流供給器10トランジスタ71の抵抗72の
値をR5とすれば、その電流は i5=(R1/R5)・Ia ……(5) となる。定電流源73の電流I6と加算され、この
加算電流(i5+I6)はトランジスタ74,75に
よつて反転され、電圧変換器12のカレントミラ
ー(ダイオード45,46、抵抗47,50、ト
ランジスタ48,49によつて増幅されて、スイ
ツチングトランジスタ51のベース電流i7とな
る。抵抗47,50の値をそれぞれR6,R7とす
ると i7(R6/R7)・(i5+I6) ……(6) となる。ここで、R5=1000・R1,I6=0.1mA,
R6=40・R7とし、スイツチングトランジスタ5
1の電流増幅度を25とすると、駆動トランジスタ
のベース電流損失の低減の場合と同じように、ス
イツチングトランジスタ51のベース電流損失が
小さくなる(定速回転制御状態)。すなわち、Ia
=2Aのときにはi5=2mAとなり、I6=0.1mAであ
るからi5+I6=2.1mAとなり、スイツチングトラ
ンジスタ51のオン時のベース電流i7はi7=
84mAとなる(必要ベース電流は2A/25=
80mA)。また、Ia=250mA(定速回転時)のとき
にはi5=0.25mAとなり、i5+I6=0.35mAである
からi7=14mAとなる(必要ベース電流は
250mA/25=10mA)。
また、Iaからi7までの変換利得をB1(B1=
(R1/R5)・(R6/R7))とし、スイツチングトラ
ンジスタ51の電流増幅度をB2とすると、 B1・B2≒1 ……(7) 0.8≦B1・B2≦10 ……(8) とすることが好ましい。さらに、Ia=0のときに
も、スイツチングトランジスタ51に小さなベー
ス電流を供給することも重要である。
(R1/R5)・(R6/R7))とし、スイツチングトラ
ンジスタ51の電流増幅度をB2とすると、 B1・B2≒1 ……(7) 0.8≦B1・B2≦10 ……(8) とすることが好ましい。さらに、Ia=0のときに
も、スイツチングトランジスタ51に小さなベー
ス電流を供給することも重要である。
なお、スイツチングトランジスタ51のベース
電流i7から電流Iaへの直接の伝達はないので、B1
自体の制限は考えなくても良い。その他、駆動ト
ランジスタ7,8,9のベース電流損失の軽減の
方法については、第1図の実施例と同様であり、
説明を省略する。
電流i7から電流Iaへの直接の伝達はないので、B1
自体の制限は考えなくても良い。その他、駆動ト
ランジスタ7,8,9のベース電流損失の軽減の
方法については、第1図の実施例と同様であり、
説明を省略する。
なお、前述の実施例では、3相のコイルを使用
した例を示したが、本発明はそのような場合に限
らず、一般に、複数個のコイルを有する直流モー
タを構成できる。また、速度検出器13、位置検
出器6等は周知の各種の構成が採用できる。さら
に、回転型の直流モータに限らず、モータ可動部
が直進移動する直進型の直流モータも構成でき
る。その他、本発明の主旨を変えずして種々の変
形が可能である。
した例を示したが、本発明はそのような場合に限
らず、一般に、複数個のコイルを有する直流モー
タを構成できる。また、速度検出器13、位置検
出器6等は周知の各種の構成が採用できる。さら
に、回転型の直流モータに限らず、モータ可動部
が直進移動する直進型の直流モータも構成でき
る。その他、本発明の主旨を変えずして種々の変
形が可能である。
発明の効果
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、(a)コイルへの供給電流の大きさに無関係に、
オン状態にある駆動トランジスタは完全な飽和状
態になり、(b)オン状態にある駆動トランジスタの
ベース電流が通電電流に応じて変化することによ
つて、コイルへの供給電流が小さいときのベース
電流損失が大幅に小さくなり、(c)電圧変換手段の
出力電圧を制御すれば、簡単にたとえばモータの
回転速度制御などを行うことができ、電力効率の
良い直流モータが得られる。従つて、本発明にも
とずいて、乾電池を電源とする音響、映像機器用
の直流モータを構成するならば、消費電力の小さ
い電池寿命の長い機器を実現することができる。
ば、(a)コイルへの供給電流の大きさに無関係に、
オン状態にある駆動トランジスタは完全な飽和状
態になり、(b)オン状態にある駆動トランジスタの
ベース電流が通電電流に応じて変化することによ
つて、コイルへの供給電流が小さいときのベース
電流損失が大幅に小さくなり、(c)電圧変換手段の
出力電圧を制御すれば、簡単にたとえばモータの
回転速度制御などを行うことができ、電力効率の
良い直流モータが得られる。従つて、本発明にも
とずいて、乾電池を電源とする音響、映像機器用
の直流モータを構成するならば、消費電力の小さ
い電池寿命の長い機器を実現することができる。
第1図は本発明の一実施例を表わす電気回路
図、第2図は本発明の他の実施例を表わす電気回
路図である。 1……直流電源、2……マグネツト、3,4,
5……コイル、6……位置検出器、7,8,9…
…駆動トランジスタ、10……ベース電流供給
器、11……選択器、12……電圧変換器、13
……速度検出器、21……電流検出用の抵抗、4
1……発振器、42……コンパレータ、51……
スイツチングトランジスタ。
図、第2図は本発明の他の実施例を表わす電気回
路図である。 1……直流電源、2……マグネツト、3,4,
5……コイル、6……位置検出器、7,8,9…
…駆動トランジスタ、10……ベース電流供給
器、11……選択器、12……電圧変換器、13
……速度検出器、21……電流検出用の抵抗、4
1……発振器、42……コンパレータ、51……
スイツチングトランジスタ。
Claims (1)
- 1 複数個の磁極を有する界磁手段と、複数個の
コイルと、前記コイルと直流電源の間に挿入さ
れ、オン・オフ動作するスイツチングトランジス
タのオン時間比率を指令信号に応動して変化さ
せ、前記スイツチングトランジスタのオン時間比
率に比例もしくは略比例した出力電圧を得る電圧
変換手段と、前記電圧変換手段の出力端子から前
記コイルへの電流路を切換えるためにオン・オフ
動作する複数個の駆動トランジスタと、モータ可
動部の位置を検出する位置検出手段と、前記位置
検出手段の出力信号に応動してオン状態にする前
記駆動トランジスタを切換える切換手段を具備す
る直流モータであつて、前記切換手段は、オン状
態の駆動トランジスタの通電電流に比例もしくは
略比例して変化する電流信号を供給する電流供給
手段と、前記電流信号を前記位置検出手段の出力
信号に対応した前記オン状態の駆動トランジスタ
のベース端子に供給する選択手段を含んで構成さ
れ、前記電流供給手段と前記選択手段と前記駆動
トランジスタにより前記オン状態の駆動トランジ
スタの通電電流の正帰還動作をおこなわせること
により、前記オン状態の駆動トランジスタを完全
な飽和状態にし、かつ、前記オン状態の駆動トラ
ンジスタのベース電流をその通電電流に応じて変
化させるようにしたことを特徴とする直流モー
タ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57135345A JPS5925589A (ja) | 1982-08-02 | 1982-08-02 | 直流モ−タ |
US06/518,284 US4527102A (en) | 1982-07-31 | 1983-07-28 | Drive system for a DC motor with reduced power loss |
DE19833327761 DE3327761A1 (de) | 1982-07-31 | 1983-08-01 | Steuersystem fuer einen gleichstrommotor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57135345A JPS5925589A (ja) | 1982-08-02 | 1982-08-02 | 直流モ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5925589A JPS5925589A (ja) | 1984-02-09 |
JPH0243436B2 true JPH0243436B2 (ja) | 1990-09-28 |
Family
ID=15149598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57135345A Granted JPS5925589A (ja) | 1982-07-31 | 1982-08-02 | 直流モ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925589A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0327262A (ja) * | 1989-06-22 | 1991-02-05 | Sanpuku Seimen:Kk | りんごファイバー入り麺類 |
AU2003903787A0 (en) | 2003-07-22 | 2003-08-07 | Sergio Adolfo Maiocchi | A system for operating a dc motor |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55120387A (en) * | 1979-03-06 | 1980-09-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Motor |
-
1982
- 1982-08-02 JP JP57135345A patent/JPS5925589A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55120387A (en) * | 1979-03-06 | 1980-09-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5925589A (ja) | 1984-02-09 |
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