JPH0243104Y2 - - Google Patents

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JPH0243104Y2
JPH0243104Y2 JP11732785U JP11732785U JPH0243104Y2 JP H0243104 Y2 JPH0243104 Y2 JP H0243104Y2 JP 11732785 U JP11732785 U JP 11732785U JP 11732785 U JP11732785 U JP 11732785U JP H0243104 Y2 JPH0243104 Y2 JP H0243104Y2
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heating element
far
synthetic resin
metal foil
resin sheet
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JP11732785U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は長波長の電磁波である遠赤外線を放
射する遠赤外線ヒータに関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来より遠赤外線電磁波のもつ生体熱反応を利
用した温熱療法が知られている。とくに波長が
8μから14μの遠赤外線は、人体の皮ふ下40〜50mm
まで透達し体の深部で熱を発生させて身体を内部
から温め、微細血管の拡張、血液循環の強化、新
陳代謝の強化などに効果があるものとされてい
る。この人体に良好に作用する波長が8μ〜14μの
遠赤外線は、アルミナ系やジルコニユウム系のフ
アインセラミツクスなどを低温で加熱すると得ら
れる。つまりフアインセラミツクスからなる遠赤
外線放射体を発熱体で加熱することによつて遠赤
外線を得ることができる。
従来、このような遠赤外線ヒータとして特開昭
58−61758号公報に示されるものがある。つまり、
この先行技術は電熱ヒータとリミツトスイツチを
サンドイツチして設けた布帛または金属基盤を第
1次発熱体とし、ついでセラミツクス粉末を合成
樹脂接着剤により布帛または金属基盤に接着して
第2次発熱体を作り、この第1次発熱体と第2次
発熱体とを重合接着し、第1次発熱体に通電する
ことにより、第2次発熱体から5μ〜50μの波長の
遠赤外線を放射できるようにしている。
しかしながらこのような構造は、セラミツクス
粉末を接着剤によつて布帛や金属基盤に接着する
ものであるから、セラミツクスと布帛等の接着面
との密着が脆弱であり、セラミツクスが剥離する
虞れがある。また、セラミツクスの粉末を布帛等
に全面にわたつて均一に接着することが難かし
く、結果的にセラミツクスの層が厚くなり、遠赤
外線を放射するために必要な熱容量が大きくな
り、不経済なものとならざるを得ないという欠点
もある。また、遠赤外線ヒータを寝具のように折
曲や湾曲がはげしい物品に用いる場合には、セラ
ミツクスと発熱体との密着が強固で、全体が柔軟
であることが要求されるため、そのような性能を
もつ遠赤外線ヒータの開発も望まれている。
〔考案の目的〕 この考案は、セラミツクスを発熱体に対して均
一かつ薄い層状に設けることができ、しかもそれ
の密着強度が高いばかりか、全体として十分な柔
軟性を有する遠赤外線ヒータを提供することを目
的とする。
〔考案の概要〕
この考案は、柔軟な電熱体を、接合された一対
の可撓性の合成樹脂シート間に設けて形成した面
状発熱体の一方の面に金属箔を介してセラミツク
スをメツキして設けることにより、上記セラミツ
クスを面状発熱体に薄く均一な層状に、しかも強
固に設けることができるようにした遠赤外線ヒー
タである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。第1図はこの考案に係る遠赤外線ヒータ
の断面図である。この遠赤外線ヒータは面状発熱
体1と、この面状発熱体1の一方の面上に接着さ
れたアルミニユウムなどの金属箔2と、この金属
箔2にメツキされたセラミツクス層3とからな
る。面状発熱体1は柔軟性を有する半硬質のたと
えばポリエステルなどからなる下部合成樹脂シー
ト4を有する。この下部部合成樹脂シート4の上
面には柔軟な材料からなる帯状の一対の電極5が
平行に離間して印刷されている。これら一対の電
極5は電熱体としてたとえば温度が60℃以上にな
ると抵抗値が増大して電流が流れるのを阻止する
複数の帯状の自己制御性の発熱素子6によつて接
続されている。これら発熱素子6も柔軟であると
ともに上記下部合成樹脂シート4に印刷されてい
る。そして、上記一対の電極5は給電部7に接続
され、この給電部7を介して給電されるようにな
つている。
上記下部合成樹脂シート4の上面には上部合成
樹脂シート8が接着され、この上部合成樹脂シー
ト8の上面に上記金属箔2が接着固定されてい
る。上記セラミツクス層3は、珪酸ソーダ
(Na2O.nSiO2)の電解溶液中で金属箔2を陽極と
して通電し、火花放電によつて珪酸イオン
(SiO3)を上記金属箔2に付着して形成されてい
る。
上記遠赤外線ヒータの製造順序としては、まず
上部合成樹脂シート8に金属箔2を接着してお
き、この金属箔2にセラミツクス層3をメツキす
る。ついで、電極5と発熱素子6とが印刷された
下部合成樹脂シート4に上記上部合成樹脂シート
8を接着固定すればよい。
このような構造の遠赤外線ヒータによれば、電
極5に通電して発熱素子6を発熱させると、この
熱によつてセラミツクス層3が金属箔2を介して
温められるから、このセラミツクス層3から遠赤
外線が放射される。上記セラミツクス層3は上部
合成樹脂シート8に金属箔2を介してメツキされ
ているため、十分な密着強度を有するばかりか、
薄く均一な層とすることができる。しかも、遠赤
外線ヒータは全体として屈曲自在な柔軟性を備え
ている。したがつて、耐久性に優れるばかりか、
遠赤外線を放射するための熱容量が少なくてす
む。また、金属箔2としてアルミニユウム箔を使
用したときには、アルミニユウムの性状により面
状発熱体1の上下部合成樹脂シート4,8や発熱
素子6などから放射されるそれぞれ異なる波長の
赤外線が上記アルミニユウム箔を透過することな
くこれを加熱する。その結果、アルミニユウム箔
によつてセラミツクス層3が良好に加熱されるか
ら、上記セラミツクス層3から最適な波長の遠赤
外線が効率的に得られるという利点がある。
なお、この考案において発熱素子はニクロム線
であつてもよい。また、合成樹脂シートはポリエ
ステル以外の材料であつてもよく、要は可撓性と
電気的絶縁性を備えていればよい。
〔考案の効果〕
以上述べたようにこの考案の遠赤外線ヒータに
よれば、セラミツクスをメツキによつて面状発熱
体の面に薄く均一に、しかも十分な密着強度で設
けることができるので、遠赤外線をわずかな熱で
良好に放射することができ、経済的であるばかり
か、耐久性に優れる。また、金属箔を介してセラ
ミツクスが設けられているので、このセラミツク
スへ面状発熱体からの熱が伝わりやすく、このこ
とによつても遠赤外線を良好に放射できる。さら
に、全体として屈曲自在な構造であるから、たと
えば寝具などのように屈曲がはげしい物品用とし
ても利用できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は拡
大断面図、第2図は一部除去した平面図である。 1……面状発熱体、2……金属箔、3……セラ
ミツクス層、4,8……合成樹脂シート、6……
発熱素子(電熱体)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柔軟な電熱体を、接合された一対の可撓性の合
    成樹脂シート間に設けて面状発熱体を形成し、こ
    の面状発熱体の一方の合成樹脂シートの面上に金
    属箔を介してセラミツクスをメツキしてなること
    を特徴とする遠赤外線ヒータ。
JP11732785U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH0243104Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11732785U JPH0243104Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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JP11732785U JPH0243104Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6226897U JPS6226897U (ja) 1987-02-18
JPH0243104Y2 true JPH0243104Y2 (ja) 1990-11-16

Family

ID=31002734

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JPS6226897U (ja) 1987-02-18

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