JPH0243086Y2 - - Google Patents

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JPH0243086Y2
JPH0243086Y2 JP240985U JP240985U JPH0243086Y2 JP H0243086 Y2 JPH0243086 Y2 JP H0243086Y2 JP 240985 U JP240985 U JP 240985U JP 240985 U JP240985 U JP 240985U JP H0243086 Y2 JPH0243086 Y2 JP H0243086Y2
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vibration suppressing
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フイラメント状陰極(以下、フイラ
メントと呼ぶ。)と制御電極(以下、グリツドと
呼ぶ。)との接触を防止するために陰極振動抑制
素子(以下、振動抑制素子と呼ぶ。)が設けられ
た蛍光表示管に係り、特に大形蛍光表示管及び高
輝度蛍光表示管に関する。
[従来の技術] 従来使用されている蛍光表示管の一般的な構成
は、絶縁体よりなる陽極基板の上面に蛍光体を被
着させて表示パターンを形成させた陽極を設け、
該表示パターンの上方に対向してグリツドを設
け、さらに該グリツドの上方にフイラメントを張
架配設し、前記陽極、グリツド及びフイラメント
等の電極部を真空容器部内に密閉したものであ
る。
ところが、例えば多数けたの数字を表示するよ
うにした大形蛍光表示管の場合において、前記フ
イラメントを各けた表示部の並設方向と平行に設
けて、各けた表示部に対して共通となるように張
架配設すると、取付けられるフイラメントが長く
なるので振動及び衝撃によりフイラメントの振幅
が大きくなり振動に対して弱くなるという問題点
があつた。また、例えば低電圧高輝度の蛍光表示
管においては、一般にフイラメントとグリツドと
の間隔が比較的狭く設定されているために、やは
り振動・衝撃を受けた際の動作の安定性に欠ける
傾向があつた。
すなわち、前記大形蛍光表示管や低電圧高輝度
の蛍光表示管等が振動・衝撃を受けると、フイラ
メントが振動するので、フイラメントとグリツド
と陽極との電界が変化して発光のちらつきが生じ
たり、場合によつてはフイラメントがグリツドに
接触し表示管又はドライバが破損する事故が発生
していた。
この問題に対する一解決手段として、従来使用
されている蛍光表示管の一般的な構成について説
明すると、一例として第4図及び第5図に示すよ
うに、陽極基板1の上面には陽極導体2が設けら
れており、該陽極導体2の上面には蛍光体3が被
着されて表示部4を形成している。該表示部4に
対向する上方には、グリツド5が配置されてお
り、該グリツド5は、前記表示部4の観察を妨げ
ない程度に細かいメツシユ状金属よりなる制御部
5aが支持枠体5bに固着されて形成されてい
る。さらに前記グリツド5の上方には、多数けた
が並設して形成された表示部4及びグリツド5の
並設方向と平行にフイラメント6が張架配設され
ている。しかして、前記表示部4をはさんで陽極
基板1の両縁部には、一組の取付金具7,7が封
着材7aによつて表示部4の並設方向と直交する
向きに対向されて固着立設されている。該取付金
具7,7間にはタングステン等よりなる陰極振動
抑制素子としてのワイヤダンパ8が、前記隣接す
るグリツド5とグリツド5との中間部上方のフイ
ラメント6近傍において該フイラメント6と直交
する向きに張設されている。
以上の構成において、蛍光表示管が衝撃を受け
ると、フイラメント6は、図示しない両端の取付
部を支点として振動するが、陽極基板1に対して
垂直方向の振動は、前記ワイヤダンパ8が振動垂
下してきたフイラメント6を押接支持することに
よつて抑止されるので、フイラメント6と、グリ
ツド5及び表示部4との間隔は一定に保持される
ことになる。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、前記従来の蛍光表示管においては、
ワイヤダンパ8は、取付金具7,7を介して絶縁
性の陽極基板1に直接取り付けられている。した
がつて周囲条件又は駆動条件等により陽極基板1
表面にマイナスの静電気が発生した場合には、取
付金具7,7を通して前記ワイヤダンパ8にマイ
ナスの電荷がチヤージされる。一方フイラメント
6からは電子eが放出されるが、ワイヤダンパ8
近傍の電子eは、ワイヤダンパ8にチヤージされ
たマイナスの電荷によつて斤力を受けるため方向
が曲げられるので、前記ワイヤダンパ8近傍の表
示部4には充分な電子が到達せず、表示部4が発
光しなかつたり輝度が低下したりする、いわゆる
字カケ現象を生ずるという問題点があつた。
[考案の目的] 本考案は、前記の問題点を解決するためになさ
れたものであり、例えば大形蛍光表示管や低電圧
高輝度の蛍光表示管におけるように信頼性を維持
するために陰極振動抑制素子を設けた場合におい
ても、陰極振動抑制素子にマイナスの静電気をチ
ヤージさせることなく、いわやゆる字カケ現象の
発生を防止することのできる蛍光表示管を提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 前記の目的を達成するため、本考案は以下の構
成を要旨とする。
すなわち蛍光体を被着した陽極とグリツドとフ
イラメントとから構成される三極管構造であつ
て、フイラメント状陰極に近接しかつ該フイラメ
ント状陰極と略直交する方向に張架された陰極振
動抑制素子を有する蛍光表示管において、前記陰
極振動抑制素子の一端に抵抗を介して所定の正の
電圧を印加する正電圧印加手段を設けたことを特
徴とする。
[作用] 上述した構成において、本考案の蛍光表示管を
駆動し発光表示させた場合、陰極振動抑制素子の
一端に抵抗を介して所定の正の電圧が正電圧印加
手段によつて与えられているので、陰極振動抑制
素子をマイナスに帯電させることがない。従つて
グリツド5による正常な電界が保持されるので、
フイラメントから放出硫された熱電子は、前記陰
極振動抑制素子の近傍においても進路を斤力によ
つて変更されることはなく、そのまま制御電極に
加速されて陽極の蛍光体に射突されるので、いわ
ゆる字カケ現象の発生は確実に防止される。
[実施例] 以下、本考案を第1図〜第3図に示す実施例に
よつて説明する。
実施例の蛍光表示管は、ダイナミツク駆動方式
の蛍光表示管であり、陽極基板11の上面に設け
られた表示部14は、それぞれが選択的に発光表
示できるように表面に蛍光体13を被着形成され
た複数の陽極12から構成されている。前記表示
部14の上方には、複数のグリツド15は表示部
14に対向して並設されており、該グリツド14
は、陽極基板11の外方に突設された制御電極端
子19と一体の支持枠体15bにメツシユ状の制
御部15aが固着された構成とされている。しか
して、グリツド15の上方には、複数本のフイラ
メント16が、前記表示部14の並設方向と平行
に所定間隔をもつて配設されており、陽極基板1
1の長手方向の両端に設けた支持部20,20の
ばね力によつて張架されている。該支持部20,
20は陰極端子21と一体に形成されており、該
陰極端子21,21は外部に突設されて、交流電
源ACからトランスTを介してフイラメント電圧
を印加されるべく接続構成されている。
さて、前記陽極基板11の略中央部には、前記
制御電極端子19と平行に一対の振動抑制素子用
端子22,22が、前記表示部14をはさんで対
向して設けられている。該振動抑制素子用端子2
2,22は、後述する外部の直流電源DCと接続
自在となるように、一端部が陽極基板11の外方
に突設されて外部端子とされており、内側の他端
部には導電材料よりなる取付部17,17がそれ
ぞれ固設されている。該取付部17,17間に
は、例えばタングステンワイヤよりなる振動抑制
素子18が、前記隣接するグリツド15とグリツ
ド15との中間上方のフイラメント16近傍にお
いて該フイラメント16と直交する向きに張設さ
れている。振動抑制素子18は、フイラメント1
6が振動した時に該フイラメント16と接触して
フイラメント16の熱を奪い、熱電子の放出を低
下させるので、なるべく線径を細くしフイラメン
ト16との接触面積を小さくすることが好まし
い。
次に、前記振動抑制素子18に、正電圧を印加
する正電圧印加手段について説明する。正電圧印
加手段23は、前記振動抑制素子用端子22と蛍
光表示管が取り付けられている基板等に設けられ
た直流電源DC及び抵抗24とにより構成され、
前記振動抑制素子18に所定の正電圧すなわちフ
イラメント電圧に対して正になる電圧を与えるよ
うに構成されている。直流電源DCは、蛍光表示
管自体の駆動電源を兼用してもよく、あるいは駆
動電源とは別個に設けるようにしてもよい。また
その電圧値としては前記振動抑制素子18にチヤ
ージされうるマイナスの電荷を除去できる程度の
ものでよい。さらに、抵抗24は、フイラメント
16が振動して前記振動抑制素子18と接触した
場合にフイラメント16に過大電流が流れるのを
防げる程度の抵抗値が必要であつて、例えば本実
施例では47kΩとしているがフイラメント電流に
応じて数kΩ〜数100kΩの範囲で選択することが
できる。
次に、第二の実施例として、前記正電圧印加手
段23を、次のように構成することもできる。す
なわち、正電圧印加手段23を前記振動抑制素子
用端子22と、蛍光表示管が取り付けられる基板
等に設けた直流電源DCと、蛍光表示管の内部に
おいて前記振動抑制素子用端子22と前記振動抑
制素子18との間に設けた抵抗と、によつて構成
するものである。
次に第三の実施例として、前記正電圧印加手段
23を次のように構成することもできる。すなわ
ち、陽極基板11上に前記振動抑制素子用端子2
2を設けると共に蛍光表示管が取り付けられる基
板等に直流電源DCを設け、振動抑制素子又は振
動抑制素子用端子又は取付部等のうちの一つの部
分を抵抗素子としての機能をもたせるように構成
したものである。
この場合、振動抑制素子に抵抗を持たせるため
に、一例として、該振動抑制素子を次のように構
成することができる。すなわち、例えばガラス繊
維等の絶縁材の表面に真空蒸着等の手法によつて
導電材料を薄く形成した半導電性の複合材料を用
意し、該複合材料を取付部17,17間に張設し
て振動抑制素子とするものである。なお、第二の
実施例及び第三の実施例においては前述した説明
以外の構成については第一の実施例と略同一の構
成とされている。
また、以上説明した実施例において、取付部具
17は前記のように振動抑制素子用端子22とは
別個に設けるようにしたが、振動抑制素子用端子
22を陰極端子21等と共に電極構体に形成させ
る際に、取付部17を振動抑制素子用端子22の
内側の他端部にプレス加工によつて一体に形成し
て設けてもよい。
また、以上説明した実施例において、振動抑制
素子18は、フイラメント16の下方近傍に配設
されているが、フイラメント16の上方近傍に配
設してもさしつかえない。
次に、以上説明した構成における作用について
説明する。
第一の実施例の蛍光表示管を駆動し発光表示さ
せると、振動抑制素子18には直流電源DCによ
つて所定の正の電位が与えられるので、陽極基板
11の表面に発生したマイナスの静電気が前記振
動抑制素子18を帯電させることはなくなる。従
つてフイラメント16から放出された熱電子は、
前記振動抑制素子18の近傍においても電気的反
発力を受けることはなく、そのままグリツド15
に加速されて陽極12の蛍光体13に射突される
ので、いわやゆる字カケ現象の発生は確実に防止
されることになる。
また、発光表示中に蛍光表示管が衝撃・振動を
受けた場合には、フイラメント16は、支持部2
0,20を支点として振動するが、陽極基板11
と垂直方向の振動は、前記振動抑制素子18がフ
イラメント16を押接支持することによつて確実
に抑止される。この際、直流電源DCと振動抑制
素子18との間には抵抗24が設けられているの
で、フイラメント16が振動抑制素子18と接触
してもフイラメント16に過大電流が流れること
はなく、フイラメント16の焼損は防止される。
次に、第二の実施例においては、前述のような
作用を示す他、抵抗を蛍光表示管の内部に設けた
ので蛍光表示管を取りつける基板に抵抗24を設
ける必要がなくなる。
次に、第三の実施例においては、第一の実施例
と略同一の作用を示すが、フイラメント16と振
動抑制素子とが接触した場合には、振動抑制素子
等自体が抵抗素子としての作用を示すことによつ
てフイラメント16に過大電流が流れることが防
止されるのである。
また、取付部17,17を振動抑制素子用端子
22と一体に設けた構成とした場合には、部品数
が減少し蛍光表示管の組み立てがより簡易化され
る。
以上説明した各実施例は、ダイナミツク駆動の
蛍光表示管に関するものであるが、本考案はスタ
テイク駆動方式の蛍光表示管に適用することもで
きる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、陰極振
動抑制素子を有する三極管構造の蛍光表示管にお
いて、該陰極振動抑制素子に所定の正の電圧を与
える正電圧印加手段を設けたので、陰極振動抑制
素子にマイナスの電荷がチヤージされるのを防
ぎ、いわゆる字カケ現象の発生を確実に防止する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第一の実施例を示す平面
図、第2図は、第1図における要部拡大平面図、
第3図は、第2図における−線断面図、第4
図は、従来の蛍光表示管を示す要部平面図、第5
図は、第4図における−線断面図である。 11……陽極基板、13……蛍光体、15……
制御電極(グリツド)、16……フイラメント状
陰極(フイラメント)、18……陰極振動抑制素
子(振動抑制素子)、22……振動抑制素子用端
子、23……正電圧印加手段、24……抵抗、
DC……直流電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蛍光体を被着した陽極基板と、陽極基板上の上
    方に配設した制御電極と、制御電極の上方に張架
    配設したフイラメント状陰極と、を有する蛍光表
    示管であつて、前記フイラメント状陰極に近接し
    かつ該フイラメント状陰極と略直交する方向に張
    架された陰極振動抑制素子を有する蛍光表示管に
    おいて、前記陰極振動抑制素子の一端に抵抗を介
    して所定の正の電圧を印加する正電圧印加手段を
    設けたことを特徴とする蛍光表示管。
JP240985U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0243086Y2 (ja)

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JP2771359B2 (ja) * 1991-09-13 1998-07-02 鹿児島日本電気株式会社 蛍光表示パネル

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