JPH024296Y2 - - Google Patents

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JPH024296Y2
JPH024296Y2 JP1984111864U JP11186484U JPH024296Y2 JP H024296 Y2 JPH024296 Y2 JP H024296Y2 JP 1984111864 U JP1984111864 U JP 1984111864U JP 11186484 U JP11186484 U JP 11186484U JP H024296 Y2 JPH024296 Y2 JP H024296Y2
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valve
spring
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valve body
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JP1984111864U
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電磁弁をその動作不良時等に手動で
駆動するための手動操作装置に関するものであ
る。
従来の技術 従来、電磁弁をその電磁操作部の操作によらず
に、手動ボタンによつて弁室内に設けたばねを押
圧し、そのばねによる可動鉄心の押圧復帰によつ
て手動操作するようにしたものは、例えば実開昭
55−34571号公報によつて公知である。
しかしながら、このような電磁弁では、そのば
ねを弁室内で可動鉄心の進路上に大きく突出した
状態に配置しているので、上記公知の電磁弁のよ
うに、弁座のまわりに余分の空間をとれる場合に
は支障がないが、そのような空間をとれない場
合、例えば二つの弁座を背向して設け、それらに
対向する弁体を押棒により連動させて開閉する弁
に施すときには、弁体を連動させる押棒のために
ばねを取付けることが不可能となるか、或いはこ
のばねを上記押棒の動きを妨げないように該押棒
を避けて取付ける必要があり、この場合にはばね
に特別の加圧を施したり、弁箱の形状を大きくせ
ざるを得ないという問題があつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、上記の欠点を解消するもので、手動
操作用のばねを、可動鉄心や押棒の妨げにならな
い位置に設け、しかも簡単な構造のばねで弁箱の
形状を大きくすることなく装着できるようにした
電磁弁を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、入力ポート、出力ポート及び排出ポ
ートを夫々設けた弁箱内に、上記入力ポート及び
排出ポートに通じる第1及び第2弁座の夫々に接
離して、それらのポート間の流路を切換連通させ
る弁体を設け、電磁操作部の可動鉄心に上記弁体
を駆動する押棒を設けた電磁弁において、弁箱に
おける上記各ポートと反対の側に、上記押棒と平
行する収容室を設け、この収容室に上記押棒と平
行する方向に伸びた手動操作ばねを収容し、その
手動操作ばねに、手動ボタンの押圧で伸張する弾
性湾曲部分、及びその伸張により可動鉄心を押圧
開放させる先端部を設け、上記収容室から弁箱表
面に開口する貫通孔に手動ボタンを摺動自在に嵌
挿して、その先端を上記手動操作ばねの弾性湾曲
部分に当接させることによつて、上記問題点を解
決したものである。
作 用 上記構成を有する電磁弁においては、弁箱側面
に設けた手動ボタンを押圧すると、手動操作ばね
が伸張して可動鉄心を上動させるため、第1弁座
が開開放し、同時に第2弁体が第2弁座を閉鎖す
る。
ばねによる押圧力が除去すれば、手動ボタン、
第1弁体及び第2弁体は、可動鉄心の復帰用ばね
及び手動操作ばねのばね力により、もとの状態に
復帰する。
而して、上記手動操作用のばねは、弁箱におけ
る上記各ポートを設ける位置と反対の側に設けた
上記押棒と平行する収容室に収容しているため、
可動鉄心や押棒の妨げになることがなく、しかも
該ばねは中間部を弾性湾曲部分とし、先端を可動
鉄心に対向させた簡単な構造を有しているため、
各ポートを設けた位置と反対の側のスペースに十
分収容することができ、弁箱の形状を大きくする
必要がない。
実施例 第1図について本考案の実施例を説明すると、
1は弁部を示し、その弁箱2に入力ポート3、出
力ポート4及び排出ポート5を夫々設けている。
そして、上記入力ポート3は、出力ポート4に連
通させた第1弁室6に開口する第1弁座7に連通
させ、上記排出ポート5は、第2弁室8に開口す
る第2弁座9に連通させている。また、上記第1
弁室6と第2弁室8とは、弁箱2における上記弁
座7,9の両側に設けた縦方向の二つの連通孔1
0a,10bによつて連通させている。
第1弁座7を閉鎖する弾性材製の第1弁体11
と、第2弁座9を閉鎖する弾性材製の第2弁体1
2とは、その一方が開放されているとき、他方が
閉鎖状態にあるように連繋させたもので、第1弁
体11は後述する電磁操作部の可動鉄心14に設
けられ、第2弁体12は可動鉄心14に突設して
上記連通孔10a,10bを貫通させた押棒13
a,13bの先端に当接させている。
上記第1弁体11を備えた可動鉄心14は、第
1弁室内において可動鉄心の鍔部15に作用させ
た第1ばね17によつて第1弁座7を閉鎖する方
向に付勢されており、また第2弁体12は第2弁
室8内において上記第1ばね17よりも付勢力が
弱い第2ばね18により第2弁座を閉鎖する方向
に付勢されている。
なお、19はは可動鉄心14の上方に設けた固
定鉄心、20は上記固定鉄心を励磁する電磁コイ
ルで、これらと上記可動鉄心14とで電磁操作部
21を構成し、この電磁操作部21は、弁箱2上
にシール部材23を介して適宜手段により着脱自
在に取付けられる。
従つて、電磁コイルへの非通電時には、第1ば
ね17の付勢力により第1弁体11は常時第1弁
座7を閉鎖し、第2弁体12は第2弁座8を開放
している。
弁箱2には、各ポート3,4,5を設けた位置
との反対の側に、上記第1弁室6に開口している
収容室25、及びこの収容室25から弁箱側面に
開口する貫通孔26を設け、該収容室25には、
先端27aを第1弁室6内に突出させて可動鉄心
14に近接させ、中間部を湾曲膨出させて弾性湾
曲部分27bとし、さらに基端部27cを収容室
25底部に位置させた手動操作ばね27を、上記
押棒13a,13bと平行する方向に配設し、ま
た、上記貫通孔26には、その先端が上記手動操
作ばね27の弾性湾曲部分27bに当接し、その
外端が弁箱2の外表面に現われた手動ボタン28
を設けている。この手動ボタン28は、その中間
部分の凹溝に嵌入したシール部材30によつて貫
通孔26に気密かつ摺動自在とし、貫通孔26の
口縁に設けた止め金31で抜脱を防止している。
なお、図中、32は収容室25と第2弁室8と
を連通させる連通孔を示している。
次に、上記電磁弁の電磁操作部21による作動
を説明する。第1図において、図示しない電源に
より電磁コイル20を励磁すると、固定鉄心19
が可動鉄心14を第1ばね17の付勢力に抗して
吸引するため、第1弁体11は上動して第1弁座
7を開放し、入力ポート3からの圧力流体は出力
ポートより外部に流出する。このとき、第1弁体
11の上動により、第2弁体12も上動して第2
弁座9を閉鎖するので、第1弁室6に流入した圧
力流体が連通孔10a,10b及び収容室25と
連通孔32を通つて第2弁室8に流入しても、排
出ポート5から排出されることはない。
電磁コイル20の励磁を解除すると、第1弁体
11は第1ばね17の付勢力で下動して第1弁座
7を閉鎖し、同時に第2弁体12は第2弁座9を
開放するので、出力ポート4からの圧力流体は、
連通孔10a,10b及び収容室25と連通孔3
2を通つて排出ポート5より外部に排出される。
上記電磁弁において、手動により第1弁座を開
放するには、手動ボタン28を手動操作ばね27
の弾性湾曲部分27bの弾性に抗して押圧する。
この手動ボタン28の押圧操作によつて、手動操
作ばね27はその弾性湾曲部分が伸張して、先端
27aが第1ばね17の付勢力に抗して可動鉄心
14を上動させ、従つて第1弁座7が開放されて
入力ポート3が出力ポート4に連通し、同時に第
2弁体12が上動して第2弁座9を閉鎖する。
この場合、手動操作ばね27はその弾性湾曲部
分27bを押圧すると、該弾性湾曲部分27bの
伸張により先端27aが略々可動鉄心の移動方向
に変位し、第1弁体11を上動させる。手動ボタ
ン28の押圧力を解除すれば、第1弁体11及び
第2弁体12は第1ばね17の付勢力により連動
して下動し、手動ボタン28は手動操作ばね27
のばね力により復帰して第1図図示の状態に戻
る。
第3図は、本考案の手動操作ばねの別の実施例
を示すもので、この実施例の手動操作ばね33に
よると、その弾性湾曲部分33bを押圧したとき
に、その先端33aは弁座方向へ撓みながら上動
して可動鉄心14を押動する。
なお、以上においては、第1及び第2の弁体に
よつて背向状態に設置した第1及び第2の弁座を
開閉するようにした場合を示したが、本考案は、
第1及び第2の弁座を対向状態に配置して、それ
らの弁座間に両弁座を開閉する弁体を配置し、こ
れを可動鉄心により押棒を介して押圧するように
した電磁弁に対しても適用することができる。
考案の効果 本考案は、弁箱の側面に設けた入力ポート、出
力ポート及び排出ポートと反対側の弁箱内に、押
棒と平行する収容室を設けて、ここに手動操作ば
ねを装着したので、弁箱が当然に有する余剰空間
を活用でき、弁箱を大形とする必要がない。
また、手動操作ばねの設置及びその伸縮は両弁
体を連動させる押棒の動きを妨げることがないの
で、弁体は確実に作動し、手動ボタンによる操作
の信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断正面図、第
2図は同上の電磁操作部を除いた弁箱の平面図、
第3図他の手動操作ばねを使用した場合を示す要
部の縦断正面図である。 2……弁箱、3……入力ポート、4……出力ポ
ート、5……排気ポート、6……第1弁室、7…
…第1弁座、8……第2弁室、9……第2弁座、
10a,10b……連通孔、11……第1弁体、
12……第2弁体、13a,13b……押棒、2
5……収容室、26……貫通孔、27,33……
手動操作ばね、28……手動ボタン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力ポート、出力ポート及び排出ポートを夫々
    設けた弁箱内に、上記入力ポート及び排出ポート
    に通じる第1及び第2弁座の夫々に接離して、そ
    れらのポート間の流路を切換連通させる弁体を設
    け、電磁操作部の可動鉄心に上記弁体を駆動する
    押棒を設けた電磁弁において、弁箱における上記
    各ポートと反対の側に、上記押棒と平行する収容
    室を設け、この収容室に上記押棒と平行する方向
    に伸びた手動操作ばねを収容し、その手動操作ば
    ねに、手動ボタンの押圧で伸張する弾性湾曲部
    分、及びその伸張により可動鉄心を押圧開放させ
    る先端部を設け、上記収容室から弁箱表面に開口
    する貫通孔に手動ボタンを摺動自在に嵌挿して、
    その先端を上記手動操作ばねの弾性湾曲部分に当
    接させたことを特徴とする電磁弁の手動操作装
    置。
JP11186484U 1984-07-24 1984-07-24 電磁弁の手動操作装置 Granted JPS6128957U (ja)

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JP11186484U JPS6128957U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 電磁弁の手動操作装置

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JP11186484U JPS6128957U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 電磁弁の手動操作装置

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JPS6128957U JPS6128957U (ja) 1986-02-21
JPH024296Y2 true JPH024296Y2 (ja) 1990-01-31

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JP11186484U Granted JPS6128957U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 電磁弁の手動操作装置

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JPS605160Y2 (ja) * 1981-11-19 1985-02-16 焼結金属工業株式会社 方向切換弁
JPS5998176U (ja) * 1982-12-22 1984-07-03 愛知電機株式会社 電磁弁の手動操作装置

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