JPH0242896B2 - - Google Patents
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- JPH0242896B2 JPH0242896B2 JP57188541A JP18854182A JPH0242896B2 JP H0242896 B2 JPH0242896 B2 JP H0242896B2 JP 57188541 A JP57188541 A JP 57188541A JP 18854182 A JP18854182 A JP 18854182A JP H0242896 B2 JPH0242896 B2 JP H0242896B2
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- platinum
- ornaments
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- alloy
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Adornments (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は指輪、ネツクレス、ブローチ、ネクタ
イピン、カフスボタン、時計枠、時計バンド、ラ
イター、筆記用具、眼鏡枠、イヤリング等の材料
として使用する白金合金の改良に関するものであ
る。 (従来技術とその問題点) 従来、上述の如き装飾品材料としては白金―パ
ラジウム(5〜15重量%)系合金が多用されてい
る。 この合金は、加工性、鋳造性に優れているが、
機械的強さに硬さが低い為、研磨中にすり傷、押
傷が付き易く且つ光沢が出にくく、また完成品と
して使用している場合も傷が付き易く、また宝石
付指輪の場合、宝石を止めている部分がゆるんで
宝石が脱落するという欠点があつた。 また、白金、金、パラジウム合金から成る装飾
品用白金合金においても十分な硬さが得られない
等、上記同様の欠点を有していた。 (発明の目的) 本発明は上記の欠点を解消せんが為に成された
ものであり、機械的強さ、加工性に優れた装飾品
用白金合金の製造方法を提供せんとするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、白金84〜96重量%、金2〜15重量%
残部パラジウムより成る合金において、該合金を
1300℃以上で溶体化処理を施し、次いで700〜800
℃で時効硬化処理することを特徴とする装飾品用
白金合金の製造方法である。 本発明による装飾品用白金合金に於いて、金を
添加している理由はPt―Auの2元状態図からも
明らかなようにPt―Auは1250℃以下の温度で2
相に分離するので、1300℃のα領域まで加熱急冷
する溶体化処理を行つた後、700〜800℃で時効さ
せると著しい時効硬化性を現す為である。 該時効させる際の温度範囲を700〜800℃とする
のは、時効温度が700℃以下であるとα相の析出
が非常に遅く、800℃以上であるとα相の析出が
起きなくなるためである。 従つて700〜800℃で時効させることがよいもの
である。 時効させる時間は30分から2時間が好ましく、
30分以内であると時効による硬化性が現れず、2
時間以上では硬化の程度が変化しなくなるからで
ある。 また、前記金の添加量が2重量%未満では硬さ
の改善が殆どなく、15重量%を超えると加工性が
悪くなるからである。 さらに、パラジウムを添加した理由は金の添加
によつて低下した白金の輝きを上げる為である。 以下、本発明による装飾品用白金合金の製造方
法の効果を明瞭ならしめる為に実施例等について
述べる。 表に示す成分組成の実施例、従来例および比較
例の白金合金を1300℃で溶体化処理後時効させた
もの、させないものの硬度、耐汗性について測定
した結果を該表の右欄に示した。 耐汗試験はNH4Cl15.5g/、NaCl20g/、
酢酸2.5g/、尿素5g/、乳酸15g/、PH4.7
の液組成で液温40℃、240時間浸漬後判定した。 また、表の実施例2について1300℃で溶体化処
理後、700℃、800℃の温度で時効処理を施し、そ
の硬度と時効時間の関係を測定したところ、図に
示す如く時効処理によつて顕著な硬度上昇を示す
結果を得た。
イピン、カフスボタン、時計枠、時計バンド、ラ
イター、筆記用具、眼鏡枠、イヤリング等の材料
として使用する白金合金の改良に関するものであ
る。 (従来技術とその問題点) 従来、上述の如き装飾品材料としては白金―パ
ラジウム(5〜15重量%)系合金が多用されてい
る。 この合金は、加工性、鋳造性に優れているが、
機械的強さに硬さが低い為、研磨中にすり傷、押
傷が付き易く且つ光沢が出にくく、また完成品と
して使用している場合も傷が付き易く、また宝石
付指輪の場合、宝石を止めている部分がゆるんで
宝石が脱落するという欠点があつた。 また、白金、金、パラジウム合金から成る装飾
品用白金合金においても十分な硬さが得られない
等、上記同様の欠点を有していた。 (発明の目的) 本発明は上記の欠点を解消せんが為に成された
ものであり、機械的強さ、加工性に優れた装飾品
用白金合金の製造方法を提供せんとするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、白金84〜96重量%、金2〜15重量%
残部パラジウムより成る合金において、該合金を
1300℃以上で溶体化処理を施し、次いで700〜800
℃で時効硬化処理することを特徴とする装飾品用
白金合金の製造方法である。 本発明による装飾品用白金合金に於いて、金を
添加している理由はPt―Auの2元状態図からも
明らかなようにPt―Auは1250℃以下の温度で2
相に分離するので、1300℃のα領域まで加熱急冷
する溶体化処理を行つた後、700〜800℃で時効さ
せると著しい時効硬化性を現す為である。 該時効させる際の温度範囲を700〜800℃とする
のは、時効温度が700℃以下であるとα相の析出
が非常に遅く、800℃以上であるとα相の析出が
起きなくなるためである。 従つて700〜800℃で時効させることがよいもの
である。 時効させる時間は30分から2時間が好ましく、
30分以内であると時効による硬化性が現れず、2
時間以上では硬化の程度が変化しなくなるからで
ある。 また、前記金の添加量が2重量%未満では硬さ
の改善が殆どなく、15重量%を超えると加工性が
悪くなるからである。 さらに、パラジウムを添加した理由は金の添加
によつて低下した白金の輝きを上げる為である。 以下、本発明による装飾品用白金合金の製造方
法の効果を明瞭ならしめる為に実施例等について
述べる。 表に示す成分組成の実施例、従来例および比較
例の白金合金を1300℃で溶体化処理後時効させた
もの、させないものの硬度、耐汗性について測定
した結果を該表の右欄に示した。 耐汗試験はNH4Cl15.5g/、NaCl20g/、
酢酸2.5g/、尿素5g/、乳酸15g/、PH4.7
の液組成で液温40℃、240時間浸漬後判定した。 また、表の実施例2について1300℃で溶体化処
理後、700℃、800℃の温度で時効処理を施し、そ
の硬度と時効時間の関係を測定したところ、図に
示す如く時効処理によつて顕著な硬度上昇を示す
結果を得た。
【表】
上記で明らかなように本発明による装飾品用白
金合金は、従来の装飾品用白金合金に比し時効処
理後の硬さが著しく優れ、耐汗性についても優れ
ていることが判る。 (発明の効果) 以上詳記した通り、本発明の製造方法による装
飾品用白金合金は加工性、機械的強さ、耐汗性が
極めて優れているので、従来の装飾品用白金合金
にとつて代わることののできる画期的な方法とい
える。
金合金は、従来の装飾品用白金合金に比し時効処
理後の硬さが著しく優れ、耐汗性についても優れ
ていることが判る。 (発明の効果) 以上詳記した通り、本発明の製造方法による装
飾品用白金合金は加工性、機械的強さ、耐汗性が
極めて優れているので、従来の装飾品用白金合金
にとつて代わることののできる画期的な方法とい
える。
図は、実施例No.2を700℃及び800℃で時効処理
したときの時効時間と硬度の関係を示すグラフで
ある。
したときの時効時間と硬度の関係を示すグラフで
ある。
Claims (1)
- 1 白金84〜96重量%、金2〜15重量%残部パラ
ジウムより成る合金において、該合金を1300℃以
上で溶体化処理を施し、次いで700〜800℃で時効
硬化処理することを特徴とする装飾品用白金合金
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18854182A JPS5976844A (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 装飾品用白金合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18854182A JPS5976844A (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 装飾品用白金合金の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5976844A JPS5976844A (ja) | 1984-05-02 |
JPH0242896B2 true JPH0242896B2 (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=16225508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18854182A Granted JPS5976844A (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 装飾品用白金合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5976844A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001335863A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | Tokuriki Honten Co Ltd | 装飾品用白金合金 |
JP4920013B2 (ja) * | 2008-07-08 | 2012-04-18 | リンナイ株式会社 | バーナ用ガスノズル装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50153716A (ja) * | 1974-06-04 | 1975-12-11 | ||
JPS5681646A (en) * | 1979-12-08 | 1981-07-03 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | Platinum alloy for accessory |
-
1982
- 1982-10-27 JP JP18854182A patent/JPS5976844A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50153716A (ja) * | 1974-06-04 | 1975-12-11 | ||
JPS5681646A (en) * | 1979-12-08 | 1981-07-03 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | Platinum alloy for accessory |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5976844A (ja) | 1984-05-02 |
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