JPH024288Y2 - - Google Patents

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JPH024288Y2
JPH024288Y2 JP1984164349U JP16434984U JPH024288Y2 JP H024288 Y2 JPH024288 Y2 JP H024288Y2 JP 1984164349 U JP1984164349 U JP 1984164349U JP 16434984 U JP16434984 U JP 16434984U JP H024288 Y2 JPH024288 Y2 JP H024288Y2
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JP
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valve body
valve
sphere
check valve
held
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JP1984164349U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は送水管路や揚水管路において逆流を阻
止しポンプなどの上流設備を保護する逆止弁に関
する。
〔従来の技術〕
従来のスイング型逆止弁においては弁体の開閉
作動の支点に長尺の弁棒(ヒンジピン)を弁箱側
にアームを介して固定しそれを弁箱へ枢支して開
閉作動を行つていた。また弁体は鋳物成形の偏平
状のものが使用されており、このため大口径の逆
止弁では弁体重量が増大するので2分割または4
分割の複葉弁を使用していた。
前記構造をした従来の逆止弁では弁体が重いた
め少流水量では開放が困難であつた。特に弁体が
大口径になるほど前記欠点は顕著となり、そのた
め従来は弁体を2分割ないしは4分割した複葉弁
が使用されていて、通常、弁箱中央に分割した弁
体を保持する構造となつており、弁棒や弁体が開
放時に管内に残るため、抵抗となり、水圧、水量
の損失を著しくしポンプ管路では送水効率を悪く
する原因となつていた。
ところで、構造が簡単でかつコンパクトな逆止
弁、即ち、弁棒をなくし弁体を軽量化して、少量
の水流でも対応できると共に弁体が大口径になつ
ても複葉弁構造としなくてすむと思料せられる逆
止弁が既に特公昭57−12906号公報に開示されて
いる。即ち、前記公報の逆止弁は、相フランジの
平端面において流体通孔の真上の縁部に装着穴を
穿設し、この装着穴に円板状の弁体の上端を固着
した球状支持体を回動自在に嵌合し、装着穴の縁
部をかしめることにより球状支持体を抜止め保持
し、上記流体通孔の周縁の弁座に弁体を接離自在
に当接したことを特徴としたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記公報に開示された逆止弁
は、弁体が球状支持体に一点で支持されるため、
弁体の開放状態(即ち、弁体が流体の流れによつ
て押揚げられている)のとき、特に乱流等によつ
て弁体が横振れしたり、回転(傾斜)することが
生じ、逆止弁の耐久性が劣り、特に傾斜した状態
で弁体の一部が弁座に引掛つた場合、閉作動不能
となることも考えられるなどの問題点があつた。
本考案は上記の点に鑑み創案されたもので、弁
体の開放状態において横振れや傾斜が生じること
がなく、スムーズに開閉弁できると共に、軽量化
を達成することができる逆止弁を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を解決するため、本考案において
は、スイング型逆止弁において、弁体の上端より
球体を先端に持つ支持棒を延設し、前記球体を頂
点とする仮想三角形の各底点に前記弁体の両側よ
り同じく球体を先端に持つ支持棒を延設し、前記
弁体の収装される弁箱に、前記頂点をなす球体が
弁体の回動中心として保持される保持部と、前記
各底点をなす球体が前記保持部を中心とした回動
半径上を摺動可能とするガイド部とを設け、前記
弁体を三点支持して開閉弁するようにしたことを
特徴とする。
〔作用〕
本考案の逆止弁は流体を一方向へ流す機能を持
つたもので、逆流が発生したとき、逆流圧力によ
つて弁体を閉じて該逆流を阻止する機能を持つも
のである。弁体の開閉動作は保持部に保持された
弁体上端の球体を支点として回動し、かつ支点を
頂点とする仮想三角形の2つの底点の球体をガイ
ド部に摺動可能に離脱しないように保持して左右
の横振れ及び傾斜を抑制しつつ前記頂点を回転中
心として開閉作動するものである。従つて、弁体
の開放状態において横振れや傾斜が生じることが
なく、スムーズに開閉弁することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。まず構造を示す。第1図は本考案の逆止弁の
実施例の断面図で第2図ないし第4図までは弁体
の構造を示す図面である。第2図に示すように、
弁体1の上端には支持棒が延設され、その先端に
球体の支点突起部2が固設されている。また、弁
体1の左右の側端にも支持棒が延設され、その先
端に球体のガイド突起部3a,3bが固設されて
いる。この場合支点突起部2を頂点とし、ガイド
突起部3a,3bを底点とする仮想三角形をな
し、特にこの三角形が二等辺三角形を成すのが望
ましい。弁体1の基本形状は縦長の楕円体を成し
その周囲が第1図に示す如く弁箱4の弁座5に逆
流圧力で圧接されて閉弁するように配設されてい
る。また弁体1は凸面状の板体であり裏面の凹面
状の部分には横リブ1a、縦リブ1bが固着ない
しは一体成形されている。リブの取付形状は格子
状であつても良く、楕円中央から放射状であつて
も良い。さらに弁体1の下辺には第1図の水流A
の方向に弁体脹らみ部1cを持たせ、一方弁座5
の下辺側にもそれに倣つて弁座脹らみ部5aを持
たせ閉弁時に当接するように配設する。以上の構
造の弁体1の支点突起部2は第1図に示す弁箱4
に固着した保持部6によつて保持され、ガイド突
起部3a,3bは弁箱4に固着されたガイド部で
あるガイド溝7に摺動可能にかつ離脱しないよう
に保持され、第1図の閉弁位置から開弁上限位置
1′まで保持部6と支点突起部2を支点として回
動できるように配設されている。該支点突起部2
に対する保持部6の保持の状態は第5図に示すよ
うに弁体回動方向の左右から球面で包み込むよう
な球面状の軸受で構成されている。またガイド突
起部3a,3bに対するガイド溝7の保持の状態
の実施例は第6図に示されている。
次に本考案の逆止弁の動作を述べる。まず少流
水量管路において水流Aは弁体1の下辺の弁体脹
らみ部1cに集まり束流を成す。該束流は保持部
6を支点として弁体1の略中央付近の重心を第1
の作用点とし弁体1の下辺を第2の作用点とする
テコの原理において、支点から最遠点である第2
の作用点に押圧力を与え最も効率良く弁体1を回
動させ、弁開動させる。
通常の水流による動作においては水流Aが弁体
1を押揚げると保持部6に保持された支点突起部
2を支点として回動し弁開動する。このとき弁体
1が横振れしても弁体1の支点突起部2は保持部
6により球面で保持されているので従来のように
弁棒で保持されたときのように横振れによる大き
い応力は発生せず保持部6と支点突起部2とは非
常に小形化される。また横振れ自体も弁体1の左
右両辺のガイド突起部3a,3bをガイド溝7が
保持することによつて押えられ動作の安定が計ら
れている。弁体1はリブ構造で軽量でありその横
リブ1aには水流に対して抵抗力が発生しその反
作用により非常に浮揚しやすいものとなつてい
る。一方弁体1は弁開動時にストツパーを設けて
いないため流水量が多い場合は水流Aと平行位置
まで浮揚されて弁開動され流水断面積が広くなる
のでポンプ管路での損失水頭を最少とすることが
できる。
逆流が発生した場合は弁体1には逆流の圧力が
第1図のB方向から加わり弁閉動を始め最終的に
弁座5に圧接されて閉弁し逆流を阻止するように
作動する。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案の逆止弁によれば、
弁体を三点支持して開閉弁するようにしたので、
弁体の開放状態において、流体の乱流等による弁
体の横振れや傾斜が生じることがなく、スムーズ
に開閉弁することができる。
また、本考案の逆止弁は前述のように弁棒がな
く弁体はリブ構造であるので全体として小形軽量
となつている。そのため製作が極めて容易となり
取り扱いも容易となつてコストの低減と工期の短
縮の面で大きな効果が得られる。また軽量に製作
できるので大口径の逆止弁の製造においては従来
弁体を2分割ないし4分割した複葉弁とせざるを
得なかつたのを単一の弁体とすることが可能にな
り、前記コスト低減と工期短縮の効果が著るし
い。
さらに本考案の逆止弁は流水方向に吐出する水
圧や水量に応じ弁体が浮揚される構造であり、通
常水量時には流水方向に水平になる位置まで浮揚
できる構造としたので流水断面を大きくすること
ができ損失水頭を最少とすることが可能となり、
ポンプ管路においてはポンプ性能に相当の余裕を
与える効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の逆止弁の実施例の断面図、第
2図は弁体の正面図、第3図は同弁体の第2図に
図示のXから見た下面図、第4図は同弁体の斜視
図、第5図は保持部と支点突起部との嵌合を示す
上面図、第6図はガイド突起部とガイド溝との嵌
合を示す断面図である。 1……弁体、1a……横リブ、1b……縦リ
ブ、1c……弁体脹らみ部、2……支点突起部、
3a,3b……ガイド突起部、4……弁箱、5…
…弁座、5a……弁体脹らみ部、6……保持部、
7……ガイド溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スイング型逆止弁において、弁体の上端より球
    体を先端に持つ支持棒を延設し、前記球体を頂点
    とする仮想三角形の各底点に前記弁体の両側より
    同じく球体を先端に持つ支持棒を延設し、前記弁
    体の収装される弁箱に、前記頂点をなす球体が弁
    体の回動中心として保持される保持部と、前記各
    底点をなす球体が前記保持部を中心とした回動半
    径上を摺動可能とするガイド部とを設け、前記弁
    体を三点支持して開閉弁するようにしたことを特
    徴とする逆止弁。
JP1984164349U 1984-10-30 1984-10-30 Expired JPH024288Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984164349U JPH024288Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984164349U JPH024288Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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Publication Number Publication Date
JPS6179079U JPS6179079U (ja) 1986-05-27
JPH024288Y2 true JPH024288Y2 (ja) 1990-01-31

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ID=30722211

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JP1984164349U Expired JPH024288Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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JPS5712906A (en) * 1980-06-30 1982-01-22 Kazafusukii G Yuniberushite Im Method and device for treating seed

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