JPH0242640B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0242640B2
JPH0242640B2 JP58032466A JP3246683A JPH0242640B2 JP H0242640 B2 JPH0242640 B2 JP H0242640B2 JP 58032466 A JP58032466 A JP 58032466A JP 3246683 A JP3246683 A JP 3246683A JP H0242640 B2 JPH0242640 B2 JP H0242640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary blade
drive motor
blade
motor
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58032466A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59161297A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3246683A priority Critical patent/JPS59161297A/ja
Publication of JPS59161297A publication Critical patent/JPS59161297A/ja
Publication of JPH0242640B2 publication Critical patent/JPH0242640B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、紙切カツターの紙切断後の回転刃を
正確な停止位置で停止させる機構を有するカツタ
ーに関するものである。
固定刃に対し回転刃が回転して紙を切断する従
来の回転式紙切りカツターにおいては、固定刃と
回転刃の間隔が開いている時に紙が送り込まれて
あらかじめ定められた長さだけ紙が通過した時に
回転刃がまわり切断する機構になつているが、こ
のとき回転刃の停止位置にばらつきがあると、回
転刃が回転をはじめてから紙が切断されるまでの
時間もばらつき、ひいては、紙の切断長さにも差
が出てくる。これは特に、紙が一定速度で送られ
る場合に影響が大きい。そこで、回転刃の停止位
置を一定にする必要がある。
従来の回転刃の停止位置決め方法としては、回
転刃を駆動するモータに電気的ブレーキをかけて
停止させるもの、又は、ストツパーを取り付けて
回転刃を停止させる方法などがある。しかし、従
来の紙切カツターでは、電圧変動や温度変化によ
り停止位置がばらつくという問題があつた。これ
はモータの回転エネルギーの方が回転刃の回転エ
ネルギーよりかなり大きいので、モーターの特性
の変化が回転刃の停止位置に大きく影響するから
である。
カツターの駆動モーターとしては、直流マグネ
ツトモーターが小型で安価であり、また回転中の
モーターの回路を短絡させることで発電機として
作動して速やかな回転制動効果を得ることのでき
る点から広く用いられている。
しかしこの種モーターは、電源電圧の変動や温
度変化によつてその特性が変化する傾向がある。
第7図は、この種の直流マグネツトモーターの特
性の例として、キヤノン精機株式会社CN35−
00200型モーターの特性を示すものである。モー
ターの出力回転数、トルクはともに駆動電圧に比
例し、また一定電圧であつても温度の変化によつ
て特性は変化する。カツターの駆動においては、
紙切断時のほかは所要トルクは小さく、したがつ
て制動開始時点では、モーターは空転時に近い高
回転数で回転することになる。すなわち、高温環
境下では、モーターの回転数が高い一方、短絡時
の制動トルクが低いため回転刃の停止位置は、オ
ーバーラン傾向となり、低温環境下ではこの逆と
なる。電圧変動に対しては、言うまでもなく高電
圧駆動時ほどオーバーラン傾向となる。
この発明は、紙切カツターの紙切断後の回転刃
を正確な停止位置で停止させることを目的として
いる。
固定刃と組み合わせてシート状物を切断する回
転刃を有するカツターにおいて、回転刃を駆動す
るための駆動モーターと、回転刃の回転軸の間に
は、この駆動力を断続するための機構があり、回
転刃の回転軸を定位置で停止保持するための弾性
ストツパーを有するとともに、駆動モーターが、
所定の回転をした所で駆動モーターに電気的ブレ
ーキが作用する機構を有しており、駆動モーター
にこの電気的ブレーキが作用すると、上記駆動力
の断続機構で駆動力を切断することによつて、回
転刃は上記弾性ストツパーの位置で停止するよう
になつていることを特徴とするカツターである。
この発明を実施例にもとづいて説明すると、第
1〜3図において、紙切カツターの駆動モーター
1から減速ギヤー2、クラツチ3を介して回転刃
5の回転軸6に接続され、その回転軸6にはカム
4が取付けられている。そして他方の回転軸7に
は、ストツパー8が取り付けてある。この駆動モ
ーター1が回転することにより、回転刃5が回転
し、回転刃5と固定刃9との間に送り込まれた紙
10を切断する。
電気回路は制御スイツチをONにして、モータ
ーが回転し、一定角度回転した時モーターに電気
的なブレーキが作用する様にしたものである。
第4図のようにモーター電源V1とモーター1、
リレー12が直列に接続されており、リレー12
の片方の端子13はモーター1が閉回路を作るよ
うに接続されている。また、リレー12のマグネ
ツト14とリレー電源V2の間には、制御スイツ
チ15とマイクロスイツチ11が並列に接続され
ている。マイクロスイツチ11を動作させるカム
4は回転刃の回転軸6に取り付けられていて、制
御スイツチ15によりモーター1が回転するとマ
イクロスイツチ11がONとなり、紙切断終了後
OFFとなるようになつている。マイクロスイツ
チ11がOFFになると同時にモーター1は短絡
し、電気的ブレーキが作用する。
また、第1図のクラツチ3について説明する
と、回転刃の駆動モーターの軸とかみ合うギヤー
を取り付けた軸をクラツチ3の入力側として、回
転刃の回転軸6をクラツチ3の出力側として紙を
切断する回転方向にモーターが回転する時クラツ
チ3がつながる一方向クラツチとする。
次に、第1図のストツパー8について説明す
る。第5図において回転刃の回転軸7にリング1
6を取付け、そのリング16にばね17をピン1
8によつて取付ける。これによつて回転刃5の回
転力をばねによつて吸収し一定位置に停止させる
ものである。例えば、第6図のように、回転刃の
回転軸7にリングをV溝加工したもの19をV溝
加工したもの19をボルト20で取付け、曲げ加
工した板ばね21をリング19に押付ける様にし
て固定する。回転刃の回転軸7と一諸にリング1
9が回転し、板ばね21の曲つた部分がV溝に落
ちて回転刃を停止させる。また回転刃5の回転力
がある程度変化しても、板ばね21がリング19
のV溝面を押さえる力で、回転刃5を一定の位置
で停止させることが出来る。
本発明の紙切カツターは、制御スイツチ15が
ONになると、駆動モーター1が回転する。その
回転は、減速ギヤー2、クラツチ3を経てカム4
を回転させマイクロスイツチ11をONにする。
制御スイツチ15は、マイクロスイツチ11が
ONになつた後OFFになるが、駆動モーター1は
マイクロスイツチ11がONになつたことで、回
転を継続し、紙切断後カム4によつてマイクロス
イツチ11をOFFにする。マイクロスイツチ1
1がOFFになると同時に、駆動モーター1は短
絡し、駆動モーター1に電気的ブレーキが作用す
る。電気的な制動をうけた駆動モーター1の回転
速度は、回転刃5の回転速度よりも速やかに減速
するため、クラツチ3により駆動モーター1の駆
動力は自動的に回転刃5より切り離される。それ
によつて慣性力だけで回転している回転刃5を回
転刃5の回転軸7に取り付けられた弾性ストツパ
ー装置8によつて容易に正確な停止位置で停止さ
せることが出来る。
このような構造の本発明のカツターでは、停止
時にストツパー8で吸収する運動エネルギーは、
回転刃5の回転エネルギーのみであり、駆動モー
ター1と減速ギヤー2の回転エネルギーは、クラ
ツチ3によつて切り離されているので電源電圧や
温度などによつてモーターの特性が変動しても回
転刃5を常に一定位置で停止させることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカツターの正面図、第2図は
第1図のA―A断面図、第3図はカム機構図、第
4図はモーターを駆動する電気回路図、第5図は
ストツパー機構図、第6図はストツパーの実施例
の図面である。第7図は直流マグネツトモーター
の特性を示すグラフである。 1…駆動モーター、2…減速ギヤー、3…クラ
ツチ、4…カム、5…回転刃、6,7…回転刃
軸、8…弾性ストツパー装置、9…固定刃、10
…紙、11…マイクロスイツチ、12…リレー、
13…端子、14…マグネツト用コイル、15…
制御スイツチ、16…リング、17…ばね、18
…ピン、19…リング、20…ボルト、21…板
ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定刃と回転刃を組み合わせて、シート状物
    を切断するカツターにおいて、 (イ) 直流マグネツトモーターからなる駆動モータ
    ーと、 (ロ) 前記駆動モーターの駆動軸と前記回転刃の回
    転軸との間に設けられた駆動力を一方向にのみ
    伝達するクラツチ機構と、 (ハ) 前記回転刃の回転軸を定位置で停止保持する
    弾性ストツパーと、 (ニ) 前記回転刃の回転軸の回転位置に応じて開閉
    する構造を有し、前記定位置付近で前記回転軸
    が停止し得るように、前記駆動モーターに電気
    的ブレーキをかけるスイツチ装置とを、 有し、前記電気的ブレーキにより前記駆動モータ
    ーは急速に減速し、もつて前記クラツチ機構によ
    り前記回転軸は前記駆動軸より切り離され、前記
    回転刃が前記弾性ストツパーにより前記定位置で
    停止することを特徴とするカツター。
JP3246683A 1983-02-28 1983-02-28 カツタ− Granted JPS59161297A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3246683A JPS59161297A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 カツタ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3246683A JPS59161297A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 カツタ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59161297A JPS59161297A (ja) 1984-09-12
JPH0242640B2 true JPH0242640B2 (ja) 1990-09-25

Family

ID=12359741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3246683A Granted JPS59161297A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 カツタ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59161297A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0731995Y2 (ja) * 1988-04-30 1995-07-26 リコー特機株式会社 カッタ回転刃の位置決め機構

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5197886A (ja) * 1975-02-26 1976-08-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5197886A (ja) * 1975-02-26 1976-08-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59161297A (ja) 1984-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3733951A (en) Sheet cutting apparatus
US3744362A (en) Shearing device for web strips
US4058037A (en) Full rotation type, sheet web shearing machine
US3956954A (en) Rotary paper cutting device
JPH0242640B2 (ja)
US2735029A (en) Motor control means
GB2134328A (en) Return stop for a self-starting synchronous motor
US3824415A (en) Apparatus equipped with a single-phase synchronous motor and a starting coupling
US4050000A (en) Motor-driven control device for a valve-actuating spindle
JPS6119579Y2 (ja)
US2761537A (en) Windshield wiper actuating mechanism
JPS60255396A (ja) 回転部材の位置制御装置
JP3688799B2 (ja) 単相可変リラクタンス電動機システムおよびその始動方法
JPS6131665B2 (ja)
CA1036487A (en) Full rotation type, sheet web shearing machine
EP1178588A3 (en) Stepping motor
JPS6110953Y2 (ja)
GB1115358A (en) Bi-directional motor reversal control device
CN112930640B (zh) 用于电动机的集成的机械制动器
JPH0113999B2 (ja)
JPS622358Y2 (ja)
US2558098A (en) Operating mechanism
JPS6218396Y2 (ja)
JPH0522526Y2 (ja)
JPS58177851A (ja) 用紙裁断装置