JPH0242529B2 - - Google Patents

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JPH0242529B2
JPH0242529B2 JP27364185A JP27364185A JPH0242529B2 JP H0242529 B2 JPH0242529 B2 JP H0242529B2 JP 27364185 A JP27364185 A JP 27364185A JP 27364185 A JP27364185 A JP 27364185A JP H0242529 B2 JPH0242529 B2 JP H0242529B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は浸透性薄膜状物を用い、原料流体中の
成分の透過率を利用して原料流体から特定成分を
分離する流体の分離装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、浸透性薄膜状物を用い浸透あるいは
限外瀘過の原理を利用して流体混合物からの特定
成分の分離、濃縮等の処理を行なう装置が種々提
案されている。
第2図は従来の流体の分離装置の構成の一例を
示す断面図であつて、この分離装置10は筒状の
容器本体12と蓋体20とからなる筒状容器を有
している。容器本体12はその一端12aが封じ
られた形状であり、この一端12aには原料流体
の排出口14が設けられ、容器本体12の他端側
には原料流体導入口16が設けられている。前記
蓋体20はこの容器本体12に冠着されており、
分離流体取出口18を有している。図中、22は
筒状容器内を原料流体通過室24と分離流体室2
6とに区画する隔壁であつた、浸透性薄膜状物
(この例では中空糸)28の一端側が埋設され固
定されている。なお、中空糸28は分離流体室2
6と連通するように隔壁22に固定されており、
中空糸28の他端は接着樹脂29に埋め込まれて
封じられている。
この第2図の従来装置において、原料流体A
(例えば水素とメタンの混合ガス)は導入口16
から通過室24に導入され、その中に含まれてい
る特定の成分(本例では水素)は中空糸28の内
部に浸透して行き分離流体室26に入り取出し口
18から取り出される。中空糸を透過しない成分
(本例ではメタン)は排出口14から容器外に排
出される。
なお、このような流体分離装置は、ガスのみな
らず、液体中の特定成分の分離にもしばしば用い
られており、例えば血漿の分離などに広く用いら
れている。
ところで、このような流体の分離装置において
は、流体の分離量及び分離効率を高めるために、
装置10を多数連結して設置することが多い。第
3図は従来の一般的な接続例を示すものであり、
各単位分離装置10の原料流体排出口14が隣接
する単位分離装置10の原料流体導入口16へ配
管8によつて接続されている。図中9は分離され
た流体の取出し用配管である。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、このような従来例において、単位分
離装置10同志が所定の間隔を置いて配置されて
いるところから設置スペースが大きくなるという
問題がある。また、単位分離装置が外部の配管8
によつて接続されているのであるが、一般に原料
流体は極めて高い圧力であるので、熟練した作業
員による慎重な配管作業が必要となり、組立てや
分解、補修作業が極めて大変になる。また、高圧
配管の長さが長いからそれだけ流体漏れの可能性
も高くなり、保守管理も煩雑となる。
[問題点を解決するための手段] 本発明の目的は、上記従来技術の問題を解消
し、設置スペースが少なくて足り、かつ組立て、
分解等が簡単であり、しかも保守管理も容易とな
る流体の分離装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明の流体の分
離装置は、筒状容器内に浸透性薄膜状物が挿入さ
れ、筒軸方向一端側に原料流体導入口が、そして
他端側に排出口が設けられている複数個の単位分
離装置を、隣接するものと同志の筒軸方向が逆向
きとなるように互い違いに配設して、隣接する単
位分離装置の原料流体の導入口と排出口とを直結
せしめたものである。
なお、本発明において浸透性薄膜状物とは、薄
膜フイルムで形成した袋又は中空の繊維をいう。
[作用] 本発明おいては、隣接する単位分離装置の原料
流体導入口と原料流体排出口をそれぞれ直結した
ので、最初の(第1の)の単位分離装置内で流体
の一部が分離された残りの原料流体は、その原料
流体排出口から隣の第2の単位分離装置の原料流
体導入口へ直に入り、その原料流体は該第2の単
位分離装置内で再度分離処理がなされる。そし
て、分離残滓たる原料流体は第2の単位分離装置
の原料流体排出口から隣の第3の単位分離装置の
原料流体導入口へ直に入る。このようにして、原
料流体は各単位分離装置にて順次に分離処理され
る。
このように、本発明装置は配管等を用いること
なく、複数の単位分離装置をコンパクトに連結し
て構成されている。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
第1図は本発明の実施例に係る流体の分離装置
を示し、a図は正面図、b図は左側面図、c図は
平面図である。
この実施例に係る流体の分離装置においては、
複数個(本実施例では5個)の単位分離装置30
が互いに直に連結されて1系統の分離装置を構成
している。なお、本実施例ではこの分離系統が2
列に並設されている。
第1図a,cにおいて、図の最も右側には単位
分離装置30が立設(正立)され、その隣には単
位分離装置32が倒置されて立設されている。そ
して、順次に、単位分離装置34,36,38が
正立、倒立及び正立されている。しかして、各単
位分離装置30〜38は、上端側部に原料流体の
導入口40が設けられると共に、下端側部に原料
流体の排出口42が設けられ、下流側(第1図
a,cの左側)の単位分離装置の導入口40は、
それぞれ隣接する上流側の単位分離装置の排出口
42に直結されている。なお、各単位分離装置同
志の連結は、長ボルト44及びナツト46の締結
によりなされている。
次に、単位分離装置30〜38の構成について
第4図〜第6図を参照して説明するが、これらは
単位分離装置32,36が倒立して設置されてい
ることを除き実質的に同一構成とされているの
で、単位分離装置30の構成についてのみ説明
し、単位分離装置32〜38については同一部分
に同一符号を付してその説明を省く。なお、以下
の説明において、「上」「下」は、単位分離装置3
0が正立されている第1図a,bの姿勢を基準と
して指称するものである。
第4図は第1図の実施例に係る流体の分離装置
の縦断面図、第5,6図はその要部を示す拡大断
面図である。
第4〜6図において、48は筒状容器であつ
て、容器本体50とこの容器本体50の上端面に
取り付けられた蓋体52とからなる。容器本体5
0は直管状の筒部50aと、原料流体の導入口4
0を有する上ヘツド部50b及び原料流体の排出
口42を有する下ヘツド部50cとからなる。
これら蓋体52及び容器本体50は、炭素鋼な
どの金属製とされている。
第5図に示すように、上ヘツド部50bは厚肉
短筒状であり、直管状の筒部50aの上端に溶接
により連結されている。この上ヘツド部50a
は、その内周面に段部54が周回する如くして突
設され、円盤状の隔壁56の縁部がこの段部54
に係止されている。
前記蓋体52の下面側は若干窪んでおり、分離
流体室58が隔壁48との間に形成されている。
図中60はこの分離流体室54と外部とを連通す
る分離流体取出口、62は隔壁48で区画されて
形成された流体通過室である。
筒部50aの上端は、上ヘツド部50b内に延
長されており、この延長部63と上ヘツド部50
b内周面との間に分配室64を形成している。こ
の延長部は、導入口40の開口部を立ち塞ぐよう
に延在しており、導入口40から上ヘツド部50
b内に導入された流体は、まずこの分配室64内
に入り、周方向に分流される。
一方、前記した隔壁56は、例えば、直径が
200〜500μmのようにポリイミド樹脂からなる多
数の中空糸66が埋設固定された、例えばエポキ
シ樹脂から構成されている。この隔壁56は、例
えば炭素鋼からなる、金属製の環状部材68によ
つて取巻かれている。なお、中空糸66は前述の
ように分離流体室58に連通するよう、隔壁56
の上端面にまで達するように埋設されている。
しかして、この合成樹脂の隔壁56の上側の端
縁部は断面L字形に切り欠かれて段部70が周回
するように形成されており、一方、金属製の環状
部材68の内周面の中間部にはこの段部70に係
合する形状の突部72が突設されており、隔壁5
6と環状部材68とは段部70と突部72とが係
止するように嵌め合され、かつ接着剤によつてそ
の係止部分が接着されている。接着剤としては、
例えば、エポキシ系接着剤が用いられる。
上記環状部材68は突部72の上側部内周面を
大径とされて、隔壁56よりも上方に突出する、
大なる内径の筒部74を有している。この筒部7
4内に通気性を有する押え部材76が嵌合され、
隔壁56を分離流体室58の側から押圧支持する
ようにしている。即ち、押え部材76は中空糸6
6の延長軸線方向に沿う多数の孔78が貫設され
た金属製の押え部材本体76aと、この押え部材
本体76aと隔壁56との間に介在する多孔貫の
ステンレスなどの焼結金属又はセラミツクス等か
らなる多孔質層76bとによつて構成されてい
る。そして、環状部材68の下面と隔壁56の下
面とが面一に合致した状態で段部54上に共に載
置され、また、環状部材68の上面と押え部材本
体76aの上面とが面一に合致した状態で蓋体5
2の内面に共に当接され、その蓋体52が上ヘツ
ド部50bにボルト等の締付具80で締付けられ
ている。これにより、隔壁56は押え部材76に
より通気可能な状態で分離流体室58側からバツ
クアツプされている。
なお、第5図において押え部材本体76aの孔
78は明確化のため拡大して示しているが、実際
は第5図に示すよりも小径であり、多数穿設され
ている。
また、環状部材68の上下両面と蓋体52及び
段部54との当接部には夫々Oリングなどのシー
ルリング82が設けられ、それらの接合部の気密
性が保持されている。
上端が隔壁56に固定されている中空糸66
は、極めて多数本のものが束状をなして、筒部5
0a内の流体通過室62を下方に延在している。
第4,6図の如く、各中空糸66の下端は下部固
定板84に埋設されて固定されている。なお、中
空糸66の下端はこの固定板84の途中で止つて
おり、これによつて中空糸66の下端が封じられ
ている。なお中空糸66としては、例えば、外径
が200〜400μmなどのように1mm以下のポリイミ
ド樹脂製のものが用いられる。そして、この流体
の分離装置は、例えば、温度150℃、圧力150Kg/
cm2の運転条件で稼動される。
次に第6図を参照して下ヘツド部50c及びそ
の近傍部分の構成を説明する。
下ヘツド部50cは肉厚短筒状であり容器本体
50の筒部50aに溶接により固着され、一体と
なつている。下ヘツド部50cは、上下方向の貫
通光84を有しており、排出口42はこの貫通孔
とT字形をなして連通用に下ヘツド部50cに穿
設されている。貫通孔84は排出口42よりも上
方の部分で若干縮径して段部86が形成されてい
る。そして、貫通孔84には、途中部分にこの段
部86と係止可能な段部を有する中筒88が挿入
されている。この中筒の側壁には、排出口42と
中筒88の内部とを連通する窓孔90が開設され
ている。
なお、下ヘツド部50cの下面側から盲プラグ
92が貫通孔84に装着され、貫通孔84の下端
開口を封ずると共に、中筒88を支持している。
一方、下部固定板62には中心孔94が開設さ
れ、パイプ96がこの中心孔94に下側から装着
されている。
下部固定板62とパイプ96とは例えば接着剤
などにより固着されている。このパイプ96は下
方に延出しており、その下部は前記中筒88の上
部に挿入されている。なお、単位分離装置32、
36のように、単位分離装置30とは上下逆にし
て倒立させたものにあつては、パイプ96が中筒
88から抜け出して脱落するのを防止するため
に、パイプ96と中筒88とは、接着剤などによ
り固着される。
しかして、単位分離装着32,36は、倒立さ
れると共に単位分離装置30,34,38よりも
若干下側に配置し、単位分離装置32,36の導
入口40が単位分離装置30,34の排出口42
と同レベルとなるようにして、単位分離装置3
0,34の下ヘツド部50cと単位分離装置3
2,36の上ヘツド部50aとを長ボルト44で
連結して一体とする。単位分離装置32,36の
下ヘツド部50cと単位分離装置34,38の上
ヘツド部50b同志も同様にして連結されてい
る。
なお、第1,4図の如く、最も上流側となる単
位分離装置30の導入口40及び最も下流側とな
る単位分離装置38の排出口42にはそれぞれフ
ランジ付のノズル98が固着されている。また、
各単位分離装置の分離流体取出口にもフランジ付
ノズル100が固着されている。
このように構成された流体の分離装置におい
て、第1図及び第4図に示す如く図中最も右側に
配置された単位分離装置30の原料流体導入口4
0から原料流体が導入される。導入された流体は
分配室64によつて円周方向に均等に分流されか
つ延長部63を乗り越えるようにして流体通過室
62内の中空糸66同志の間を通過し、この途中
にて流体の分離が行なわれる。分離された流体は
中空糸66の中を通つて上昇し分離流体室58、
取出し口60を経て装置外に取り出される。中空
糸66を透過しなかつた流体は下部固定板84の
中心孔94を通り、次いでパイプ96、中筒8
8、窓孔90を経て排出口42に至る。そして、
隣接する単位分離装置32の導入口40から該単
位分離装置32内に入り、その流体分離室62内
を上昇し同様の分離が行なわれる。このように、
原料流体は、順次に各単位分離装置30〜36を
通り、第5番目の単位分離装置38にまで達し分
離処理が終了された流体はこの第5番目の単位分
離装置38の排出口42から装着外に排出され
る。
このように構成された流体の分離装置において
は、各単位分離装置30〜38の原料流体導入口4
0と原料流体排出口42が直結されているので設
置スペースが少なくて足り、分離量が多く分離効
率が高い。また、高圧配管を用いることなく単位
分離装置同志を接続しているので、配管作業が不
要で、分解、補修等が容易であると共に、流体漏
れなどもなく、保守管理が容易である。特に本施
例においては複数個の単位分離装置を直結した系
統を複数系統並列的に設けているので、単位面積
当りに設置できる単位分離装置の数が極めて多く
なり、著しくコンパクトな装置となり、分離量、
分離効率が極めて優れている。
本実施例の流体の分離装置においては、合成樹
脂製の隔壁56が押え部材76によつて分離流体
室58の側から押圧支持されているので、流体通
過室62に供給される流体が高圧であつても上方
への撓みが確実に防止される。そして、押え部材
76は多数の孔78が穿設された押え部材本体7
6aと多孔質層76bとから構成されているの
で、中空糸66で分離抽出された流体は分離流体
室58側へ円滑に流通する、即ち、押え部材本体
76aの孔78と中空糸66の上端開口部分とが
不一致であつても、多孔質層76b内のポーラス
部を介して両者が確実に連通し、流体が円滑に流
通するものである。
また、本実施例装置では、隔壁56の外周部は
金属製の環状部材68で取巻かれているので温度
の昇降があつても、この環状部材68と上ヘツド
部50bとの熱膨張差が無いか又は極めて小さ
く、したがつて隔壁56と上ヘツド部50b内周
面とのシールが完全なものとなる。
なお、本発明では、隔壁56をバツクアツプす
るための押え部材76は必ずしも必要ではなく、
例えば第7,8図に示すように、隔壁56の上端
面を分離流体室58に露出させる構成としても良
い。
また、本発明では、上ヘツド部50bの上端面
と蓋体52との間のシールを行なうOリング82
のかわりにオクタゴナルリングや、断面V字形の
Vパツキンを設けるようにしても良い。なお、V
パツキンを用いるようにしたものにあつては、上
ヘツド部50b上端面と蓋体36との合せ面には
Oリング64又はオクタゴナルリングを設けると
きのようなリング溝は不要である。
第7図は本発明の異なる実施例に係る単位分離
装置の上部の断面図である。この実施例において
は、上ヘツド部50bの内部が筒部50aよりも
大きな径にくり抜かれており、筒部50aとこの
大径の部分との境目に段部102が形成されてい
る。そして、断面逆L字形のリング形の台104
がこの段部102に設置されており、原料流体は
段部102よりも若干上部に開設された導入口4
0(第7図では図示せず。)から台104と上ヘ
ツド部50b内周面との間に形成された分流室1
06に入り、円周方向に分流した後、台104に
所定間隔毎に穿設され台104の内外を連通する
孔108を通つて容器内部に均等に流し込まれる
ように構成されている。
第8図は本発明のさらに異なる実施例に係る単
位分離装置の要部断面図である。
この第10図の実施例においては、隔壁56
は、合成樹脂等の注形可能な材料からなり、中空
糸46が埋設固定された中心部材56aと、この
中心部材56aの周囲を取巻き、かつ中心部材5
6aに接着剤によつて接着された金属製の環状部
材56bとからなる。そしてこの金属製環状部材
56bの側周面と上ヘツド部50b内周面との間
がOリング110によつてシールされている。
このようにシール面を構成する部材(環状部材
56bと上ヘツド部50b)がいずれも金属部材
であり、熱膨張係数が等しいか又はほぼ等しいの
で、装置稼動に伴つて温度の昇降があつても両部
材間の熱膨張差が無いか又は極めて小さく、従つ
て温度の昇降があつても良好なシールが行なわれ
る。またそのため、装置の運転温度を自在に変更
することが可能であり、分離量及び分離効率が更
に優れたものとなる。
なお、第8図において、環状部材56bの内周
面上端部には段部56dが突設されると共に、中
心部材56aにはこれに対応して凹部56hが形
成されている。また環状部材56bの下面には座
金状部材56cがボルト56eによつて取り付け
られており、これら段部56dと座金状部材56
cとで中心部材56aの周部を挾み付けるように
して堅固に保持している。56f,56gは座金
状葡材56cと環状部材56b下面及び中心部材
56a下面との間に介在されたクツシヨン材であ
る。
また上記実施例装置では、図の最も右側に配置
された単位分離装置30の導入口40から原料流
体を導入し、図の最も左側に配置された単位分離
装置38の束体間を流下させ、排出口40に導い
ているが、これと全く逆の流通経路をとらせるよ
うに原料流体を流通させて装置稼動をなすことも
可能である。
また、上記実施例装置においては、第4図の如
く複数系統を並列的に設けることなく、単に1系
統だけを設けるようにしても良いことは明らかで
ある。また、第9図の如く、折曲接続する構成と
しても良い。
なお、上記の説明は、単位分離装置を、その筒
軸方向が上下方向となるように配置した実施例装
置に関するものであるが、本発明装置は、これに
限られるものではなく、例えば単位分離装置の筒
軸方向が水平方向や斜め方向となるように配置し
ても良い。単位分離装置を水平方向配置する場
合、各単位分離装置を左右に並列させても良く、
上下に積み重ねるようにしても良い。
[発明の効果] 以上の通り本発明の流体の分離装置は、単位分
離装置を複数個、互いの原料導入口及び排出口を
直結して接続配列しているので、設置スペースが
極めて少なくて足り(例えば、従来の半分近くで
すむ。)、単位設置スペース当りの分離量が多く、
分離効率が高い。また、各単位分離装置を接続す
る外部配管が不要であるので、配管等の溶接も不
要で、組立てや分解作業が簡単であり、かつ高圧
ガスの漏れる可能性も殆どなく、保守管理も容易
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例装置の説明図であり、第2図は
従来の流体の分離装置の断面図、第2a図は第2
図のa部拡大斜視図、第3図は従来装置の系統
図、第4図は本発明の一実施例に係る流体の分離
装置の断面図、第5図及び第6図は第4図の要部
拡大図、第7図、第8図はそれぞれ本発明の異な
る他の実施例に係る単位分離装置の要部断面図、
第9図はさらに異なる実施例を示す平面図であ
る。 30〜38……単位分離装置、36……蓋体、
40……原料流体導入口、42……原料流体排出
口、56……隔壁、58……分離流体室、60…
…分離流体取出し口、62……原料流体通過室、
66……中空糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 筒状の分離装置容器内が、筒の軸方向と交差
    して設けられた隔壁によつて原料流体通過室と分
    離流体室とに隔離されており、該隔壁には浸透性
    薄膜状物がその中空部が分離流体室に連通するよ
    うに埋設固定されてなる単位分離装置を、複数個
    連結して一体となした装置であつて、 前記通過室の原料流体導入口を通過室の筒軸方
    向一端側に開設すると共に、排出口を該筒軸方向
    他端側に開設し、隣接する各単位分離装置を筒軸
    方向が逆向きとなるように配設して、隣接する単
    位分離装置の原料流体導入口と原料流体排出口と
    を直結せしめたことを特徴とする流体の分離装
    置。
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