JPH0711764Y2 - 気体分離膜モジュール - Google Patents

気体分離膜モジュール

Info

Publication number
JPH0711764Y2
JPH0711764Y2 JP1992039630U JP3963092U JPH0711764Y2 JP H0711764 Y2 JPH0711764 Y2 JP H0711764Y2 JP 1992039630 U JP1992039630 U JP 1992039630U JP 3963092 U JP3963092 U JP 3963092U JP H0711764 Y2 JPH0711764 Y2 JP H0711764Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
cap
gas
fluid
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992039630U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0629604U (ja
Inventor
康夫 越智
智尋 左古
正宣 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP1992039630U priority Critical patent/JPH0711764Y2/ja
Publication of JPH0629604U publication Critical patent/JPH0629604U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0711764Y2 publication Critical patent/JPH0711764Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、中空状気体分離膜を利
用して液体中の溶存気体を分離除去する膜式真空脱気装
置の如き、分離装置に使用される気体分離膜モジュール
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に気体分離膜モジュールの従来の一
例である脱気モジュールの断面が示される。この種の脱
気モジュールは、中空糸を集束して両端部を端の各開口
が塞がれないように接着剤で固着してなる中空糸集合体
を、筒容器3内に収容してモジュール本体1を形成し
て、該モジュール本体1の筒容器3両端部に、モジュー
ルキャップ2を嵌着することによって脱気モジュールが
形成される。この脱気モジュールは、一方のモジュール
キャップ2に設けられる液体流入チャンバから液体を圧
入し、モジュール本体1の中空糸集合体内部を経て他方
のモジュールキャップ2に設けられる液体流出チャンバ
から液体を取り出す一方、筒容器3に設けられる抽気口
を真空ラインに接続して抽気することによって、液体中
の気体を分離することが可能であり、同構造の気体分離
膜モジュールはその他に、気体からの気体分離、液体中
に気体を混入する曝気等にも応用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】脱気モジュールを使用
する膜式真空脱気装置が大容量になってくると、該脱気
モジュールの本数が多くなり、並列して用いるためには
図6に示すように、各モジュールキャップ2に接続する
液体管路4、前記抽気口に接続する気体管路5、それら
管路を纏めて接続するための各ヘッダ6,7,8の各種
部材が必要であり、そのための工事に要する手間がかか
ることから装置が複雑化するし、装置コストが高騰する
問題がある。
【0004】本考案は、このような問題点の解消を図る
ために成されたものであり、本考案の目的は、気体分離
膜モジュールに係る周辺各配管に対する諸仕様の簡便化
を図って低コストでコンパクトな装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本考案は、中空状気体分離膜の集合体からなるモジ
ュール本体の両端部にモジュールキャップを嵌着して形
成される気体分離膜モジュールにおいて、前記モジュー
ルキャップが、平行に相対向する接合面を側部に有する
立方体に形成されるとともに、一方のモジュールキャッ
プには、モジュール本体端部への嵌着により該端部の流
体流入部分または流体流出部分に接続されるチャンバか
らなる集合流体流路と、前記両接合面の対称位置にそれ
ぞれ開口し、かつ、前記集合流体流路にキャップ内部で
連通する流体用接続口とが設けられ、また、他方のモジ
ュールキャップには、モジュール本体端部への嵌着によ
り該端部の流体流出部分または流体流入部分に接続され
るチャンバからなる集合流体流路と、前記両接合面の対
称位置にそれぞれ開口し、かつ、前記集合流体流路にキ
ャップ内部で連通する流体用接続口と、モジュール本体
の抽気流路に接続するための独立したチャンバからなる
集合気体流路と、前記両接合面の対称位置にそれぞれ
口し、かつ、前記集合気体流路にキャップ内部で連通す
る気体用接続口と、前記両接合面以外の側面に開口し、
かつ、前記集合気体流路にキャップ内部で連通して、モ
ジュール本体の前記抽気流路に接続させる気体用接続口
が設けられてなることを特徴とする気体分離膜モジュ
ールである。
【0006】
【0007】
【作用】本考案によれば、気体分離膜モジュールの一方
のモジュールキャップには、集合流体流路と、平行に相
対向する接合面の対称位置にそれぞれ開口する2個の流
体用接続口とが設けられ、他方のモジュールキャップに
は、集合流体流路と、集合気体流路と、平行に相対向す
る接合面の対称位置にそれぞれ開口する2個の流体用接
続口と、平行に相対向する接合面の対称位置にそれぞれ
開口する2個の気体用接続口および前記両接合面以外の
側面に開口する1個の気体用接続口の合計3個の気体用
接続口とが設けられる。従って、気体分離膜モジュール
を複数本並列に接続する場合において、モジュールキャ
ップを順次重ね合わせて接合する組立てによって、同じ
側で接する一方のモジュールキャップの流体用接続口
相互を順次連結させることができて、最終の流体用接続
口を流入用または流出用の流体管路に接続すればよく
また、同じ側で接する他方のモジュールキャップの流
体用接続口相互ならびに気体用接続口相互を順次連結
せることができて、最終の流体用接続口を流出用または
流入用の流体管路に、また、残りの各気体用接続口を対
応するモジュール本体の抽気口にそれぞれ接続すればよ
く、このようにモジュールキャップを順次重ね合わせて
接合する組立てと簡単な配管接続とを実行することによ
って、集合配管系統容易に形成されるとともに、流体
系統および気体系統の配管接続が同時に行え周辺の配管
仕様が簡略化される
【0008】
【0009】
【実施例】図1は、本考案の実施例に係る脱気装置の外
観要部斜視図、図2は、本考案が適用される気体分離膜
モジュールの一部切欠示斜視図である。前記脱気装置の
要素部材である気体分離膜モジュールは、モジュール本
体1と2個のモジュールキャップ2とを備える。気体分
子は透過し、液体分子は透過しない壁を持つ中空糸を集
束して両端部を端の各開口が塞がれないように接着剤で
固着してなる中空糸集合体が、筒容器3内に収容され
て、モジュール本体1が形成される。このモジュール本
体1は周知の構造である。前記モジュール本体1の両端
部に、モジュールキャップ2をそれぞれ流体密に嵌着す
ることによって、気体分離膜モジュールが形成される。
前記筒容器3の胴部には、器内の中空糸集合体周囲に形
成される抽気流路13に連通する抽気口14が開口して
いる。
【0010】2個のモジュールキャップ2は、平行に相
対向する接合面が側部に存する立方体例えば直方体に形
成される。該モジュールキャップ2のうち、図1の手前
側に位置する方のモジュールキャップ2は、内部に1つ
のチャンバを有していて、このチャンバは、モジュール
キャップ2をモジュール本体1の端部に気密に嵌合し固
着することによって、中空糸集合体の端部の液体流入部
分に対して接続されて集合流体流路9を形成する。ま
た、このモジュールキャップ2は、一方の前記接合面に
液体用接続口11Aが開口し、他方の前記接合面に液体
用接続口11Bが前記液体用接続口11Aと対称の位置
で開口していて、それら接続口11A、11Bは、キャ
ップ内部で集合流体流路9に連通している。
【0011】一方、図1の奥側に位置する方のモジュー
ルキャップ2は、内部に2つのチャンバを有するととも
に、一方の前記接合面に液体用接続口11Aと気体用接
続口12Aとを開口して有し、他方の前記接合面に液体
用接続口11Bと気体用接続口12Bとを開口して有
し、さらに、モジュール本体1と嵌合させる面に気体用
接続口12Cを有する。2つのチャンバのうち、片方の
チャンバは、前述するチャンバと同じ構造であって、モ
ジュールキャップ2をモジュール本体1の端部に気密に
嵌合し固着することによって、中空糸集合体の端部の液
体流出部分に対して接続されて集合流体流路9を形成す
る。他方のチャンバは、独立して設けられていて、後述
するように、キャップ外部で前記抽気流路13と接続す
ることによって、集合気体流路10を形成する。液体用
接続口11Aと液体用接続口11Bとは対称の位置に設
けられて、キャップ内部で集合流体流路9に連通してお
り、気体用接続口12Aと気体用接続口12Bとは対称
の位置に設けられて、キャップ内部で集合気体流路10
に連通している。また、モジュール本体1と嵌合させる
面に開口する気体用接続口12Cは、キャップ内部で集
合気体流路10に連通している。
【0012】以上説明してなる気体分離膜モジュールを
複数本使用して形成される脱気装置の概略構造が、図3
に正面示され、図4に平面示される。複数本の気体分離
膜モジュールを並列し、モジュールキャップ2の接合面
によって順次接合し、この接合部分に、各接続口に対応
して孔が設けられたガスケット15を介在した状態で、
適宜の手段によりモジュールキャップ2相互を締め付け
ることにより、一体構造の脱気装置が組立られる。各気
体用接続口12Cは、対応する各抽気口14に対し配管
16にってそれぞれ接続し、最端部のモジュールキャッ
プ2の流体用接続口11Bに対して、一方には流入用流
体管路17を、他方には流出用流体管路18をそれぞれ
接続するとともに、片方のモジュールキャップ2の気体
用接続口12Bに対して、抽気管路19を接続する。な
お、開放している各接続口は、封栓20を螺合するなど
により、気密、耐圧的に閉塞する。このようにして、液
体系統、抽気系統との連結は簡単に行うことが可能であ
る。
【000n】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、モジュー
ルキャップ自体に集合流体流路、集合気体流路、流体用
接続口、気体用接続口が設けられているため、気体分離
膜モジュールを複数個並列使用する際に、配管の殆どが
省略され、また、ヘッダは全然必要が無く、接合組立を
行うなどの簡単な手段で済むことから、配管用材料は軽
減できるし、工数の節減が図れることになり、コンパク
トで、かつ、低コストの装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る脱気装置の外観要部斜視
図である。
【図2】本考案が適用される気体分離膜モジュールの一
部切欠示斜視図である。
【図3】本考案の実施例に係る脱気装置の概略構造を示
す正面図である。
【図4】図3に示す脱気装置の概略構造を示す平面図で
ある。
【図5】従来の脱気モジュールの例の断面図である。
【図6】従来の脱気装置の例の外観斜視図である。
【符号の説明】
1…モジュール本体、 2…モジュールキャップ、 3…筒容器、 9…集合流体流路、 10…集合気体流路、 11A,B…流体用接続口、 12A,B,C…気体用接続口、 13…抽気流路、 14…抽気口、 15…ガスケット、 16…配管(気体用)、 17…流入用流体管路、 18…流出用流体管路、 19…抽気管路、 20…封栓。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−132502(JP,A) 特開 昭60−261508(JP,A) 特表 平1−500649(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状気体分離膜の集合体からなるモジ
    ュール本体の両端部にモジュールキャップを嵌着して形
    成される気体分離膜モジュールにおいて、前記モジュー
    ルキャップが、平行に相対向する接合面を側部に有する
    立方体に形成されるとともに、一方のモジュールキャッ
    プには、モジュール本体端部への嵌着により該端部の流
    体流入部分または流体流出部分に接続されるチャンバか
    らなる集合流体流路と、前記両接合面の対称位置にそれ
    ぞれ開口し、かつ、前記集合流体流路にキャップ内部で
    連通する流体用接続口とが設けられ、また、他方のモジ
    ュールキャップには、モジュール本体端部への嵌着によ
    り該端部の流体流出部分または流体流入部分に接続され
    るチャンバからなる集合流体流路と、前記両接合面の対
    称位置にそれぞれ開口し、かつ、前記集合流体流路にキ
    ャップ内部で連通する流体用接続口と、モジュール本体
    の抽気流路に接続するための独立したチャンバからなる
    集合気体流路と、前記両接合面の対称位置にそれぞれ
    口し、かつ、前記集合気体流路にキャップ内部で連通す
    る気体用接続口と、前記両接合面以外の側面に開口し、
    かつ、前記集合気体流路にキャップ内部で連通して、モ
    ジュール本体の前記抽気流路に接続させる気体用接続口
    が設けられてなることを特徴とする気体分離膜モジュ
    ール。
JP1992039630U 1992-06-10 1992-06-10 気体分離膜モジュール Expired - Lifetime JPH0711764Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992039630U JPH0711764Y2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 気体分離膜モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992039630U JPH0711764Y2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 気体分離膜モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0629604U JPH0629604U (ja) 1994-04-19
JPH0711764Y2 true JPH0711764Y2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=12558424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992039630U Expired - Lifetime JPH0711764Y2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 気体分離膜モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0711764Y2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2953612B2 (ja) * 1996-05-23 1999-09-27 明久 湊 連設自在の濾過フィルター
US20060144777A1 (en) * 2003-02-03 2006-07-06 Atsuo Kumano Hollow fiber membrane module and module arrangement group thereof
KR20110097852A (ko) * 2008-11-19 2011-08-31 케이씨아이 라이센싱 인코포레이티드 동적 감압 치료 시스템 및 방법
JP5416432B2 (ja) * 2009-02-24 2014-02-12 株式会社潤工社 脱気装置
EP3473329A1 (en) * 2017-10-19 2019-04-24 3M Innovative Properties Company Integrated membrane module rack
JP7400869B2 (ja) * 2022-05-13 2023-12-19 Dic株式会社 化学分析装置
JP7400871B2 (ja) * 2022-05-13 2023-12-19 Dic株式会社 化学分析装置
JP7400872B2 (ja) * 2022-05-13 2023-12-19 Dic株式会社 化学分析装置
JP7400870B2 (ja) * 2022-05-13 2023-12-19 Dic株式会社 化学分析装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60261508A (ja) * 1984-06-08 1985-12-24 Ube Ind Ltd 流体の分離装置
JPS62132502A (ja) * 1985-12-05 1987-06-15 Ube Ind Ltd 流体の分離装置
DE282539T1 (de) * 1986-09-12 1990-11-08 Memtec Ltd., Parramatta, New South Wales, Au Hohlfaserfilterpatrone und -verteiler.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0629604U (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0711764Y2 (ja) 気体分離膜モジュール
US4871379A (en) Modular, shell-less, air permeator
US4225439A (en) Apparatus for selective separation of matter through semi-permeable membranes
US6389904B1 (en) Manifold for use with a pressure transmitter
KR20040030895A (ko) 분리 멤브레인 단부 캡
US4016081A (en) Staged membrane diffusion device and membrane support
CN112074315B (zh) 用于医疗输注线的过滤器
EP0343895A2 (en) Tubular membrane module
JP4280026B2 (ja) 直交流カセット型濾過器具のための分配板
US4231879A (en) Apparatus for selective separation of matter through semi-permeable membranes
US4261829A (en) Apparatus for selective separation of matter through semi-permeable membranes
US4411784A (en) Stacked plate transfer device
DE58904312D1 (de) Querstromfiltermodul.
US3912637A (en) Exchange device
US4224159A (en) Device for diffusing matter between two fluids via semi-permeable diaphragms
AU1017402A (en) Filter device and apparatus for holding the same
JP2917714B2 (ja) 濾過器
US4422936A (en) Device for the diffusion of substances between two fluids via semipermeable membranes
JPH0590167U (ja) プレートフィン熱交換器
CN216825674U (zh) 一种具有流量线性放大功能的过滤组件及过滤系统
CN210710873U (zh) 平板陶瓷膜、过滤装置及过滤系统
US20030029786A1 (en) Modular filter housing
JP7353941B2 (ja) 組立型減圧式濾過装置
CN218968935U (zh) 一种承压板式陶瓷膜
KR20240044346A (ko) 주입 의료 라인용 필터

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19950926