JPH0242444B2 - - Google Patents

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JPH0242444B2
JPH0242444B2 JP24483484A JP24483484A JPH0242444B2 JP H0242444 B2 JPH0242444 B2 JP H0242444B2 JP 24483484 A JP24483484 A JP 24483484A JP 24483484 A JP24483484 A JP 24483484A JP H0242444 B2 JPH0242444 B2 JP H0242444B2
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JP
Japan
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air
bypass
temperature
air duct
duct
Prior art date
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JP24483484A
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JPS61124334A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、幼年期の蚕の飼育環境を厳密に制
御して成虫後に作られる繭の品質を安定的に高め
るための稚蚕飼育用空調装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 幼年期の蚕(以下「稚蚕」という。)は、その
飼育される環境のうち、特に空気の温度、湿度、
風速等に敏感に反応し、その影響が餌の摂取量の
差として表われ、飼育環境が悪いと丈夫な蚕に成
長することができず、したがつて高品質な繭を得
ることができない。そのため従来から稚蚕の飼育
室には温調風路系のみで構成される稚蚕飼育用空
調装置が使用されていた。一般にこの飼育室内の
位置的環境差を少なくし、温湿度分布を平均的に
維持するために必要な循環空気量は、毎時間当り
飼育室容積の約20倍であるとされている。従来は
この量の空気を全て空調機に導入し、全風量をま
ず過冷却、過除湿したのち改めて再熱補償をして
所定の空気状態に戻し、これを飼育室に送風して
いた。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来の稚蚕飼育用空調装置では、全風量を
空調機に導入して温湿度処理を行つていたため、
過冷却、過除湿並びに再熱補償の操作が必要とな
り、結果的に稚蚕飼育装置の建設費やエネルギー
コストその他の維持費が高額となり採算性が悪い
という欠点があつた。この発明は、このような問
題を解決したものであり、その目的とするところ
は、簡単な構成により飼育室内の所定飼育環境を
維持するために必要な量の空気のみを調温、調湿
することができる稚蚕飼育用空調装置を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段を、実施例に
対応する図面を用いて以下に説明する。
この発明は、主としてそれぞれ各別に構成され
た温湿度を調節するための温調風路系イと、飼育
室8内の必要循環風量を補償するためのバイパス
風路系ロの2風路を有する空調装置である。
温調風路系イには、冷却除湿器、加熱器、送風
器等を含む空調機1と温調風量調整ダンパー2及
び温調空気用ダクト3を設け、バイパス風路系ロ
にはバイパス送風機4とバイパス風量調整ダンパ
ー5及びバイパス空気用ダクト6を設け、それぞ
れの吹出口9と吸込口10を飼育室8内に開口さ
せたものである。
(作用) 温調風路系イには、調温、調湿に必要な量の空
気量のみを、またバイパス風路系ロには飼育室8
が必要とする循環空気量から温調風路系イ側の通
気量を減じた分の空気量を通風させる。而して温
調風路系イの空調機1では温調に必要な空気量の
有するエネルギーのみを扱えばよいこととなり、
過冷却、過除湿及びそれに伴う再熱等のエネルギ
ー操作が不必要となり、またバイパス風路系ロに
より稚蚕飼育に必要な循環空気量を確保し、良好
な稚蚕飼育環境が保証される。
(実施例) 以下に、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。
図面において、イは温調風路系、ロはバイパス
風路系であり、温調風路系イには、その風路内に
冷却除湿器、加熱器、送風機、その他の制御機器
を含む空調機1と、温調風量調整ダンパー2及び
温調空気用ダクト3を設け、バイパス風路系ロに
は、バイパス送風機4と、バイパス風量調整ダン
パー5及びバイパス空気用ダクト6を設ける。こ
の温調風路系イとバイパス風路系ロをそれぞれ空
調送気ダクト7に接続し、この空調送気ダクト7
の先端には更に稚蚕の飼育室8内に開口して空調
空気を該飼育室8内に吹き込むための吹出口9を
設ける。またこの飼育室8内から還流される還空
気は、同じく該飼育室8内に開口する吸込口10
から空調還気ダクト11側に還流されるようにな
つており、空調還気ダクト11の風下側を温調空
気用ダクト3とバイパス空気用ダクト6に接続し
て還空気を分流させ、それぞれのダクト3,6は
空調機1とバイパス送風機4とに接続する。温調
風路系イ側のダクト3には、更にその風路中に外
気除塵(除菌)装置12、外気導入量調整ダンパ
ー13を配設して成る外気導入口14を接続す
る。
15は、飼育室8内に配置された稚蚕飼育用架
(棚)、16は稚蚕であり、また17は飼育室8の
排気口装置である。
この発明に係る空調装置は、温調風路系イとバ
イパス風路系ロを合体し、1台の空調ユニツトと
して構成することも可能であり、また上記実施例
において温調風路系イとバイパス風路系ロのそれ
ぞれに配置された専用の送風機、即ち空調機用送
風機とバイパス送風機4を省略し、還気風路(還
気ダクト11に相当する位置)又は送気風路(空
調送気ダクト7に相当する位置)のいずれか一方
に一基の送風機を設け、温調風路系イとバイパス
風路系ロの両者に対して押込み又は吸引送風機と
して使用し、送風機、風量調整ダンパーの配設台
数を減じることもできる。更に空調機部分とバイ
パス部分を完全に分離してしまい全く異なる2つ
の風路系とし、また温調風路系イ及びバイパス風
路系ロのいずれか一方又は両者の風路系からダク
ト部分を省略することも可能である。なおその設
置場所は、飼育室8の内外いずれでもよい。
(発明の効果) この発明は、以上のように構成したから、エネ
ルギーコスト等の維持費が安く、かつ省エネルギ
ー型の設備により、良好な環境の下での稚蚕飼育
が可能となり、空調装置自体も小形化され、装置
が占有する設置スペースを小さくすることができ
る。なおこの発明による稚蚕飼育用空調装置を使
用した夏季の空調維持費は、従来の装置のそれと
比較すると約30%程度減じることができ、また空
調装置に要する電源設備容量を約35%程度減少さ
せることができる等著しく優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明に係る稚蚕飼育用空調装置の
一実施例を示す概略構成縦断面図である。 イ……温調風路系、ロ……バイパス風路系、1
……空調機、4……バイパス送風機、8……飼育
室、9……吹出口、10……吸込口、14……外
気導入口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 温調風路系イと、バイパス風路系ロを有する
    稚蚕飼育用空調装置であつて、 前記温調風路系イは、空調機1と、温調風量調
    整ダンパー2及び温調空気用ダクト3を設けて成
    り、 前記バイパス風路系ロは、バイパス送風機4
    と、バイパス風量調整ダンパー5及びバイパス空
    気用ダクト6を設けて成り、 前記温調風路系イ及びバイパス風路系ロの吹出
    口9と吸込口10をそれぞれ飼育室8に開口連通
    したことを特徴とする 稚蚕飼育用空調装置。
JP24483484A 1984-11-20 1984-11-20 稚蚕飼育用空調装置 Granted JPS61124334A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24483484A JPS61124334A (ja) 1984-11-20 1984-11-20 稚蚕飼育用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP24483484A JPS61124334A (ja) 1984-11-20 1984-11-20 稚蚕飼育用空調装置

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Publication Number Publication Date
JPS61124334A JPS61124334A (ja) 1986-06-12
JPH0242444B2 true JPH0242444B2 (ja) 1990-09-21

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ID=17124651

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104430209A (zh) * 2014-12-12 2015-03-25 鹿寨县科学技术局 桑蚕饲养房

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Publication number Publication date
JPS61124334A (ja) 1986-06-12

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