JPH0242405B2 - - Google Patents

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JPH0242405B2
JPH0242405B2 JP59032445A JP3244584A JPH0242405B2 JP H0242405 B2 JPH0242405 B2 JP H0242405B2 JP 59032445 A JP59032445 A JP 59032445A JP 3244584 A JP3244584 A JP 3244584A JP H0242405 B2 JPH0242405 B2 JP H0242405B2
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panda graph
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JP59032445A
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は車輌のパンダグラフの異常を検出し
て速やかに適切な処置を取り得るパンダグラフ異
常検出装置に関する。
〔発明の背景〕
従来、電車等の車輌のパンダグラフの点検は、
車輌の走行前と走行後に目視により行われ、走行
中および走行途中駅での停車時の点検はなされな
いのが通常であつた。
従つて、走行中にパンダグラフの変形、破損等
の異常が発生しても看過されてしまい、そのまま
車輌が走行し続けることにより架線事故が発生す
る場合があつた。また、逆に架線事故が原因とな
つてパンダグラフに異常が発生した場合には、車
輌の走行後にパンダグラフの異常が発見されるた
めに架線事故の発生場所を発見することが難し
く、車輌の走行軌道の全域にわたつて架線の点検
作業をしなければならないという欠点があつた。
この場合、架線事故の発見と修理が遅れると後続
車輌のパンダグラフも次々と破損されてしまうの
で、架線事故の発生場所の発見は急を要するもの
であつた。
〔発明の目的〕
この発明はかかる従来の事情に対処してなされ
たもので、走行中の車輌のパンダグラフの異常を
自動的に検出し、かつパンダグラフの異常の発生
した架線の区間から架線事故の発生場所を速やか
に推定し得るパンダグラフ異常検出装置を提供す
ることを目的とする。
〔発明の概要〕
すなわち、この発明は、撮像手段によりパンダ
グラフの像の静止画像として捕え、画像判定手段
により前記静止画像の映像信号からパンダグラフ
の異常の有無を判定する異常検出器を車輌の走行
軌道に沿つて適宜の間隔をおいて複数個設置し
て、パンダグラフの異常が異常検出器を設置した
走行軌道のどの区間で発生したかの発見を可能な
らしめるパンダグラフ異常検出装置である。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照しながらこの発明の一実施例を
説明する。
第1図はこの発明の異常検出器の回路構成例を
示すブロツク図である。図において、光束L0
発光する投光器1と該光束L0を受光して光電変
換し検出信号を発生する受光器2とが車輌の走行
軌道を挟んで設置され、該走行軌道上を走行して
来る車輌の進入を検知する。また、該投光器1と
受光器2の近傍で車輌の進行方向(図の矢印のX
方向)に関して該投光器1及び受光器2の前方
で、光束L1,L2を発光する投光器3と該光束L1
L2を受光し光電変換して検出信号を発生する受
光器4とが車輌の走行軌道を挟んで設置される。
なお、前記光束L1,L2は車輌のパンダグラフの
位置と同じ高さの空間上を伝播するよう投光さ
れ、かつ、光束L1と光束L2とは、車輌の進行方
向Xに関して所定の間隔で離隔されている。この
様にして、光束L1,L2をパンダグラフが横切る
時間間隔から、車輌の速度ひいてはパンダグラフ
の移動速度が算出される。
さらに、投光器3、受光器4の車輌進行方向前
方の走行軌道上方には上方からパンダグラフの静
止画像を撮像するシヤツタ付工業用テレビカメラ
6が設置されている。この工業用テレビカメラは
制御回路6に接続されており、該制御回路6はこ
の工業用テレビカメラ5に例えば1/60秒ごとに静
止画像を撮影させる様なシヤツタ動作信号等の制
御信号を入力し、かつ、該工業用テレビカメラ5
の映像出力信号を記録回路7へ伝達する。記憶回
路7は前記制御回路6を介して伝達される映像出
力信号をデイジタル信号に変換すA/D変換器8
と、該A/D変換器8によりデイジタル信号に変
換された映像信号を1フレーム分だけ記憶するメ
モリ9と、該メモリ9から読み出されたデイジタ
ル信号をアナログの映像信号に変換するD/A変
換器10とからなり、該D/A変換器10の出力
端子にはメモリ9に記憶された映像信号を静止画
像として再生するモニタ11が接続されている。
またD/A変換器10の出力信号は信号線S1を介
して、例えば各停車駅等の場所に設置された監視
装置に出力される。
前記受光器2,4は検出信号処理回路12に接
続されており、該検出信号処理回路12では前記
受光器2,4からの検出信号により、車輌の進入
を検知して該車輌のパンダグラフの移動速度を算
出する。また、該検出信号処理回路12には前記
制御回路6が接続され、前記工業用テレビカメラ
5のシヤツタ動作のタイミングを表わすシヤツタ
動作信号が入力される。検出信号処理回路12に
は画像判定回路13が接続されて、前述した車輌
の進入を検知した検出信号や、パンダグラフの移
動速度を表わす信号、シヤツタ動作信号等が該画
像判定回路13に入力される。画像判定回路13
では、前記記憶回路7に記憶された映像信号によ
りパンダグラフの形状の異常の有無を判定して、
判定信号を信号線S0に発生する。なお、該画像判
定回路13には前記記憶回路7のメモリ9に記憶
されたデイジタル化された映像信号を読み出し、
パンダグラフの画像情報と背景とのS/N比を改
善する空間フイルタや、前記メモリ9の記憶内容
を前記シヤツタ動作信号に合わせてラツチするラ
ツチ回路等の公知の回路も組み込まれている。
次にこの異常検出器の動作を第2図のパンダグ
ラフの上面図をも参照しながら説明する。
車輌が第1図、第2図の矢印のX方向からこの
異常検出器に接近して光束L0を横切ると、受光
器2より車輌の検出信号が発生し検出信号処理回
路12を介して画像判定回路13に伝達され、パ
ンダグラフの異常検出の準備がなされる。
次に該車輌のパンダグラフが光束L1,L2を横
切ると、受光器4よりそれぞれの光束をパンダグ
ラフが横切つたことを示す検出信号が発生し検出
信号処理回路12に入力され、該検出信号処理回
路12でパンダグラフの移動速度が算出され画像
判定回路13に入力される。
一方、工業用テレビカメラ5は車輌の接近とは
無関係に制御回路6からの制御信号により、例え
ば1/60秒毎に1コマの割合で映像を撮像し続けて
いる。工業用テレビカメラ5の撮像視野は例えば
横幅2mであり、1/60秒毎に撮像を行うことによ
り各パンダグラフの画像が必らず何れかのフレー
ムで撮像されるようになつている。この工業用テ
レビカメラ5により撮像された映像信号は制御回
路6を介して次々と記憶回路7に入力される。該
記憶回路7では、映像信号は先づA/D変換器8
によりデイジタル信号に変換され、メモリ9に1
フレーム分のデイジタル映像信号が記憶される。
このメモリ9に記憶されたデイジタル映像信号は
画像判定回路13よりラツチ信号が入力されない
間は1フレーム分の映像信号ごとに次々と書き換
えられている。
次に、車輌のパンダグラフが光束L2を横切り
受光器4より検出信号が出力されると、次のシヤ
ツタ動作信号によりメモリ9に記憶された1フレ
ーム分の映像信号(このフレームには必らずパン
ダグラフ像が入るように制御する)を前記画像判
定回路13に読み出してパンダグラフの形状の異
常の有無の判定が行われる。なお、前述したよう
に、該パンダグラフの上面像を示す映像信号は空
間フイルタによりS/N比の改善がなされる。
画像判定回路13中では、1フレームの画像中
の所定の基準線14から第1のパンダグラフ15
の後縁までの距離a、該第1のパンダグラフ15
の後縁から第2のパンダグラフ16の後縁までの
距離cおよび各第1、第2のパンダグラフ15,
16の上面部の幅b,dを静止画像の各水平走査
線毎に測定し、その測定結果を比較照合して、パ
ンダグラフが正規の形状であるか否かを判定す
る。すなわち、第2図の実線で示す様に第1、第
2のパンダグラフ15,16の上面の前縁、後縁
が略直線状であるのが正常な形状であるとし、図
の破線で示す様に第1のパンダグラフ15の前
縁、後縁が湾曲して変形したとすると、画像判定
回路13は前縁、後縁の形状の正規の形状からの
異常を判定して、異常を示す判定信号を信号線S0
上に出力する。なお、第1のパンダグラフ15の
後縁から第2のパンダグラフ16の後縁までの距
離cおよび第1、第2のパンダグラフ15,16
の上面部の幅b,dは設計値により設定される一
定の大きさの値であり、基準線14から第1のパ
ンダグラフ15の後縁までの距離aはパンダグラ
フ15,16の移動速度により異なる値をとる。
従つて基準線14から第1のパンダグラフ15の
後縁までの距離aの基準値は該第1のパンダグラ
フの移動速度に応じてその都度較正がなされる。
このようにして画像判定回路13によりパンダ
グラフの上演像の判定がなされ、異常が検出され
ると異常であることを示す判定信号が信号線S0
に出力されると同時に、該画像判定回路13より
記憶回路7にラツチ信号が出力され、異常の検出
されたパンダグラフの映像信号がメモリ9にラツ
チされる。そして、該メモリ9の映像信号をD/
A変換器10を介してモニタ11に読み出すこと
により、異常のあるパンダグラフの静止画像をモ
ニタ11上で目視できる。
第3図はこの発明のパンダグラフ異常検出装置
の一実施例の回路構成を示すブロツク図である。
図において、符号17は第1図にその一回路構成
例を示した異常検出器であり、該異常検出器17
は車輌の走行軌道の全線にわたつて適宜の間隔を
おいて複数個該走行軌道の近傍に設置され、該走
行軌道のどこでパンダグラフの異常が発生しても
その異常の発生した走行軌道の区間を迅速に発見
し得るようにされている。また、各異常検出器1
7のパンダグラフの異常の有無を表わす判定信号
が出力される信号線S0とパンダグラフの静止画像
の映像信号が出力される信号線S1とは、例えば各
異常検出器17近傍の停車駅等に設置される監視
装置18に接続されており、該監視装置18では
前記判定信号と映像信号とをモニタし(第1図の
モニタ11は監視装置18内に設けられる)、か
つ前記判定信号を中央管理装置19に中継する。
中央管理装置(例えば、日本国有鉄道のCTC)
19では信号線S′0により送信されて来る各監視
装置18の判定信号を受理し、異常を示す判定信
号が受信された場合には、異常の発生したパンダ
グラフを有する車輌20に対して停車命令等の必
要な指令信号S2を発信したり、前記異常を示す判
定信号を送信した監視装置18の近傍の架線の点
検を指令する等の必要な措置を講ずる。
次に本実施例の動作を説明するが、異常検出器
17の動作については第1図の回路構成例につき
説明したので、その説明を省略する。
パンダグラフの変形、破損等の異常が異常検出
器17により検出され判定信号が監視装置18に
伝達されると、この監視装置18を管理する人
は、該異常検出器17から同時に送られて来るパ
ンダグラフの静止画像によりパンダグラフの異常
の程度を判断することができる。また、異常を検
出した判定信号は信号線S′0により中央管理装置
19に伝送され、該中央管理装置19により事故
車輌20に対する停車命令等の必要な指令信号S2
が発信されたり、前記異常を検出した判定信号を
送信した監視装置18を表示して該監視装置18
の近傍の架線の点検、修理等の指令が発信された
りなされる。
〔発明の効果〕 異常の説明から分かるように、この発明にあつ
ては、パンダグラフの移動速度を検出し、採取し
たデジタル値の静止画像に対して速度による較正
を行つた上でパンダグラフの静止画像のデジタル
値に基づいてパンダグラフの前縁や後縁がほぼ直
線状となついるか否かをデータの線特性で判定す
るようにしているので、高速にパンダグラフの異
常判定ができ、車輌の走行状態において次のパン
ダグラフが到来してそれに対応してパンダグラフ
の異常検出を連続して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の異常検出器の回路構成例を
示すブロツク図、第2図は第1図の異常検出によ
り撮像される静止画像の一例、第3図は本発明に
よるパンダグラフ異常検出装置の一実施例のブロ
ツク図である。 1,3……投光器、2,4……受光器、5……
工業用テレビカメラ、6……制御回路、7……記
憶回路、11……モニタ、12……検出信号処理
回路、13……画像判定回路、14……基準線、
15,16……パンダグラフ、17……異常検出
器、18……監視装置、19……中央管理装置、
20……車輌。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車輌のパンダグラフを所定間隔おいてそれぞ
    れ検出して前記パンダグラフの移動速度と算出す
    るパンダグラフ移動速度検出回路と、前記車輌の
    上部からパンダグラフの像を撮影するカメラと、
    このカメラが捕らえた映像をデジタル値の形で静
    止画像として記憶するメモリと、このメモリから
    前記静止画像のデータを読出して前記パンダグラ
    フ移動速度検出回路からの速度信号に応じてそれ
    を較正して前記パンダグラフの長手方向の線のデ
    ータがほぼ直線状であるか否かを判定する画像判
    定回路とを備えることを特徴とするパンダグラフ
    異常検出装置。
JP59032445A 1984-02-24 1984-02-24 パンダグラフ異常検出装置 Granted JPS60177208A (ja)

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JP59032445A JPS60177208A (ja) 1984-02-24 1984-02-24 パンダグラフ異常検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577362A (en) * 1980-06-13 1982-01-14 Kikai Syst Shinko Kyokai Method for solidifying molten steel of continuous casting plant

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