JPH0242377A - レーダ装置を用いた物体の探索方法 - Google Patents

レーダ装置を用いた物体の探索方法

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JPH0242377A
JPH0242377A JP63192755A JP19275588A JPH0242377A JP H0242377 A JPH0242377 A JP H0242377A JP 63192755 A JP63192755 A JP 63192755A JP 19275588 A JP19275588 A JP 19275588A JP H0242377 A JPH0242377 A JP H0242377A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁波を用いた測定対象物の空間的な探索お
よび捕捉に使用されるレーダ装置に係り、特に短時間探
索および高精度捕捉に好適なレーダ装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
電波やレーザ光等の電磁波を用いて標的物体の空間的な
探索および捕捉を、短時間かつ高精度で行ないたいとい
うニーズがあり、従来から種々の検討がなされている。
例えば、レーザレーダにより物標の方位を検出する方法
として、−旦、シャープなビームによる物標捕捉に失敗
した場合に、レーザビームのビーム幅を拡げて物標を再
捕捉するようにして、二次元走査による時間のロスを防
止する方法がある。
(特開昭50−107965号公報)、また、目標捕捉
動作としてまずビーム幅が広い主ビームを用いて目標の
初期推定位置の周辺を探索することにより、全探索領域
を走査する時間を短縮する方法がある(特開昭57−4
5477号公報)、さらに、光と電波の二種類の電磁波
を利用した従来例(実開昭62−83987号公報)が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、標的物体の短時間探索および高精度捕
捉の双方については、必ずしも配慮されておらず、時間
もしくは精度のいずれか一方にのみ留意するに過ぎない
という課題があった。
本発明の目的は、短時間探索および高精度捕捉を両立さ
ることができるレーダ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的すなわち短時間探索および高精度捕捉は、探索
には指向角の広い電波を用いたレーダを使い、捕捉には
指向角の狭いレーザビームを用いるレーザレーダを組合
わせてなるレーダ装置を使用することより達成される。
上記課題を解決するための本発明に係るレーダ装置の構
成は、中心に導波管を取付けたパラボラアンテナと、前
記導波管の送信軸上に配設した副反射鏡とからなるレー
ダ用パラボラアンテナと、このレーダ用パラボラアンテ
ナを駆動することができるアンテナ駆動制御装置と、前
記導波管へ接続され、該導波管を介して電波を送受信す
ることができる電波送受信器と、を有するレーダ装置に
おいて、電波の波長の172以下の大きさの穴を、副反
射鏡と導波管とを貫通して一直線上に穿設し。
パラボラアンテナの反副反射鏡側の前記直線上にレーザ
用光学系を配設し、このレーザ用光学系と接続してレー
ザ光送受信器を設けるようにしたものである。
さらに詳細について以下に説明する。短時間探索を実行
するには、ビーム広がりの大きい電磁波を用いた探索方
法(言いがえれば、視野の広い探索方法)が有効である
。パルスレーダの場合、電波のパルスを送信する周期は
探索距離に依存して一定である。
第5図は、レーダの二次元走査方法の説明図である。図
中のSは、探索領域、円弧はビーム広がり角(Δθ)の
視野を表わし、第5図(a)は広がり角が小さい場合、
(b)は広がり角が大きい場合のラスク走査方法(後報
)を模式的に表わしている。従って、第5図に示すよう
に同一の探索領域Sを探索するにはビーム広がり角Δθ
が大きい方が早く全面探索を終了できることがわかる。
この場合、ビーム広がり角Δθi (i=le 2)の
間にΔθ1くΔθ2の関係があれば探索時間T1とTz
とは以下のようになる。
ただし、ここでは、以下の式が成立し、Δθとり。
λの関係を示している。ここで、視野の重なり率(オー
バラップ率)は一定とした。
λ Δ&=1.22−            ・・・(2
)λはビームの波長、Dは平行ビーム時の直径である。
第6図は、ビーム広がり角Δθ、Dの関係を示す横断面
模式図である。
次に高精度な捕捉について述べる。
第7図は、ビーム広がり角(大、小)のレーダー次元走
査図であり、41は物体、42はレーダの視野である。
これは第7図に示したようにビームの広がり角が小さな
方がより捕捉位置精度が向上できる事がわかる。
第8図は、ビーム重なり率(大、小)のレーダー次元走
査図である。一般に位置精度は、ビームの広がり角Δθ
に反比例するため、第8図のようにビームの重なり率を
上げてもサンプル数が増えるだけで捕捉位置の精度(ま
たは不確定性)は向上できない。
以上から明らかなように、短時間探索には広がり角Δθ
の大きなビーム、高精度捕捉には広がり角Δθの小さな
ビームというように、相反する2つのビームが要求され
る。この問題を解決するには、波長の長い電磁波(電波
)を探索用に、波長の短い電磁波(レーザ)を捕捉用に
使いわければ良いことがわかる。すなわち、物体(目標
)を発見するまでは通常のレーダで行い、発見後の捕捉
はレーザレーダに切換えて行なう方式とするわけである
しかし、単にレーダとレーザレーダを組合わせただけで
はうまく行かない、第9図にその例を示す。
第9図は、レーダとレーザレーダを分離して設置した場
合の側面暗示図である。
第9図の構成は、24は、レーダのアンテナ。
25は、レーザレーダ用光学系、26は、レーダ用送受
信器、27は、レーザレーダ用送受信器である。また、
レーダアンテナと、レーザレーダ用光学系との距離をり
、レーダの仰角OR1広がり角ΔθR,レーザの仰角θ
L、広がり角Δθしである。これはお互いに水平距離し
たけ離して、レーダのアンテナ24とレーザレーダの送
受用光学系25が設置されたものである。電波およびレ
ーザビームはビームの広がり角を持つため、両方のレー
ダで物体を探索、捕捉できる領域は、第9図に示す点線
の領域のみである。そこで、この方式の場合どの程度の
領域が同時に探索、捕捉可能かを第10図を用いて求め
て見る。
第10図は、レーダとレーザレーダの探索領域の重なり
を求める計算用の図である。この図において、θは仰角
、Δθはビームの広がり角、α。
βは夫々、ΔθBとΔθしの重なり領域の下、上限点で
ある。γは、ORとOLの交点である。記号の下添字の
RおよびLはそれぞれレーダおよびレーザレーダを示す
、θは仰角、Δθはビームの広がりであり、最大の探索
、捕捉領域は第10図のα。
βの間となる。レーダとレーザレーダの仰角の交点γは
以下のようにして求められる。三角形の公式より、 Q/5in(i−OL):L/5un(OL−OR) 
  −(3)式(3)よりレーダのアンテナ24(第9
図)がら交点Yまでの距1aQが求まる。
従って、式(4)より第10図で示したX −y座標系
における交点νの位置Pν(X、ty、) )が式(5
)のように得られる。
・・・(6) 同様にしてレーダビームとレーザビームの広がりによる
交点の位置Pα(Xα、yα)、ppCXp  * V
p  )が求まる。
・・・(7) 次にレーダビームの広がりについて第6図を用いて検討
する。ビームの広がり角Δθは式(8)で表わされる。
λ Δ θ=1.22− ・・・(8) ここで、λはビームの波長、Dは平行ビーム時の直径で
、レーダの場合はアンテナの直径を表わす。
例えば、電波の周波数f5 を100GHzアンテナ直
径り、を1m レーザの波長λ、を1.06pm(YAGレーザ) レーザビーム径DL を1.06膿 とした場合、各々のビームの広がり角Δθ、。
Δθ、は以下のようになる。
となり、約3倍ビームの広がりが異なる。
式(3)から式(9)を用いて、第9図において、レー
ダからの距離Qがlkm、レーダのアンテナ24とレー
ザレーダ用光学系の距離りが10m、θL=0,792
52  rad            −(10)従
って、第10図において式(9)と式(10)からそれ
ぞれの交点α、βの位置が求まる。
式(11)および式(12)から探索距離をdとすれば
、d =775.14m           −(1
3)以上から、レーダとレーザレーダを離して設置する
方式では両者のオーバラップの距離dが限られてくるた
め、オーバラップ領域が狭過ぎるのでこの方法は不適で
ある。
レーダとレーザレーダの視野のオーバラップ領域を確実
に100%とするには、レーダの電波送信方向とレーザ
レーダのレーザ光送信方向とを一致させるような方法を
考えれば良い、これには、一般に指向性の良い(ビーム
広がり角へ〇の比較的小さい)電波を出すためには、第
6図でも示したように副反射鏡を用いるパラボラアンテ
ナが用いられているが、第2図(詳細後報するが、第2
図は、本発明の一実施例の場合で、レーダ電波とレーザ
レーダの光軸が同軸である。)に示すように副反射鏡の
中央にレーザビームが通過できる穴をあけで、ここを通
してレーザ光を送信してやればレーダとレーザレーダの
視野は100%にできる。すなわち、レーダの視野の中
にレーザレーダの視野が完全に入るわけである。
ただし、この時注意しなければならないのは、副反射鏡
にあけた穴の存在によりレーダで用いる電波を乱さない
ことである。これは、電波の導波管に穴をあけて副反射
鏡までレーザ光を導く場合にも言えることである。レー
ザ光のみを通し、電波を通さないためには以下の条件が
成立すれば良い。
ここで、Dしはレーザビームの直径、λRはレーダで使
用する電波の波長である。従って、式(14)を十分に
満足できるような穴なら電波が存在する部分にあけても
、何ら電波に影響を与えないのである。レーダ用電波の
波長λRとしては、現在開発途上にあるものとしてミリ
波があげられる。これは波長のオーダが1であり、通常
レーザレーダに使用されるレーザ光の直径はllll1
1程度のため、上式はほぼ成立すると考えて良い。この
方式をとれば、たとえレーザ光と電波の送信方向がずれ
たとしても、レーザ光の視野は電波の視野の外に出る可
能性はかなり低くなり、使用上の問題はなくなる。さら
にレーザ光の視野が電波の視野内にあれば、レーダ用の
パラボラアンテナと副反射鏡を反射レーザ光の集光器と
して利用できる。電波の反射体は一般に金属膜が使用さ
れており、これらの反射体を鏡面仕上げをしておくこと
で反射レーザ光の集光器にパラボラアンテナは成り得る
また本方式の場合、レーザ光の送受信器をパラボラアン
テナ自身に取付けておけば(すなわち、パラボラアンテ
ナの駆動機構(走査機構)の上に設置しておけば)レー
ザ用の駆動機構は不要になり、第9図で示した場合に比
べて機構が簡単になる利点もでて来る。
〔作用〕
本発明のレーダ装置は、電波用のパラボラアンテナの副
反射鏡と導波管とに、電波の波長の一以下の穴をあけて
、ここを通してレーザ光を電波の送信方向に重ねて送信
する。この方法を用いることにより、従来は困難とされ
ていたレーザレーダとレーダの視野の重ね合わせ(レー
ザの視野がレーダの視野に含まれること)が可能となっ
た。この結果、まず初めに視野の広いレーダによる物体
の探索2発見の後に、視野の狭いレーザレーダによる物
体の捕捉に切換えることにより、短時間探索かつ高精度
捕捉することができる。この場合、レーザレーダによる
探索の最中には、レーダは常に物体の捕捉状態にある。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るレーダ装置を示す暗
示斜視図、第2図は、第1図に係るレーダ装置の要部を
示す模式図である。
第1図および第2図において、まず、レーダ装置の構成
につき概要を説明する。
本実施例に係るレーダ装置の構成は、中心に導波管33
を取付けたパラボラアンテナ32と、前記導波管33の
送信軸上に配設した副反射鏡31とからなるレーダ用パ
ラボラアンテナ30と、このレーダ用パラボラアンテナ
30を駆動することができるアンテナ駆動制御装置38
と、前記導波管33へ接続され、該導波管33を介して
電波を送受信することができる電波送受信器37−1と
を有するレーダ装置において、電波の波長の172以下
の大きさの穴を、副反射鏡31と導波管33とを貫通し
て一直線上に穿設し、パラボラアンテナ320反副反射
鏡側の前記直線上にレーザ用光学系40を配設し、この
レーザ用光学系40と接続してレーザ光送受信器37−
2を設けたものである。
さらに、補足して説明を加える。レーダ装置で使用する
電波の指向性を向上させるための副反射鏡31とパラボ
ラアンテナ32において、電波を送受する導波管33お
よび前記の副反射!131に電波の波長の半分よりも小
さな径のレーザ用の穴34をあけておき、ここを通して
レーザ光35を電波の送受信方向に合わせて送信するも
のである。
送受信電波および反射レーザ光36は前記のパラボラア
ンテナ32および副反射鏡31で反射されて送信とは逆
の径路で、電波送受信器(37−1)およびレーザ光の
送受信器(37−2)に戻り反射物体の存在の有無を検
出するのに使用される。
前記のパラボラアンテナ32は、アンテナ駆動装置38
により仰角および俯角の走査と回軸走査の二軸走査によ
り物体の探索と捕捉を行なうものである。この二軸走査
はアンテナ駆動装置38に接続されたアンテナ駆動制御
装置39による命令で実行される。
つぎに、動作について概要を説明する。
本発明の一実施例に示したレーダ装置(第2図)を用い
て、以下のような3種類の異った場合の動作を行なった
(ただし、装置は第2図に示したものを用いた)。
(1)電波の送信軸とレーザ光の送信軸を一致させた場
合(第21fi) 。
(2)電波の送信軸とレーザ光の送信軸に若干のずれが
ある場合(第3図)。
(3)電波のみ送信し、レーザ光は発振せず、物体から
の光を受信する場合(送信軸は一致)(第4図)。
上記の各々の場合における動作の流れを総括して示した
フロー線図が第15@であし−ただし、上記(3)の場
合は、レーザ光は使用してl、Nなし)。
以下、(1)〜(3)の動作につき詳細に説明する。
(1)の場合は、第2図において、電波は、電波送受信
器(37−1)から導波管33を通して副反射鏡31で
反射させてパラボラアンテナ321こ当て、再度反射さ
せ探索領域Sの方向に電波を送信する。探索領域Sから
の反射電波はノ(ラボラアンテナ32で反射され副反射
鏡31で再び反射されて導波管33に入射して電波送受
信器37−1で受信され、物体の検出に使用される。一
方、レーダによる物体の探索9発見後にレーザレーダで
物体の捕捉にあたるレーザ光35は、レーザ光送受信器
37−2で発振されレーザ用光学系40で電波の送信方
向に合わせて、パラボラアンテナ32から送信される。
この時レーザ光35は導波管33と副反射鏡31に電波
の界を乱さないようにあけられたレーザ用の穴34を通
して探索領域Sに向けられる。探索領域Sの物体からの
反射レーザ光は、電波の受信と同様にパラボラアンテナ
32と副反射鏡31で反射され導波管33にあけられた
レーザ用の穴34を通り、レーザ用光学系40を介して
レーザ光送受信器37−2で受信され、物体の捕捉およ
び精密な位置決めに使用される。この場合の条件として
は、前にも述べたように以下の式が成立することである
ΔθしくΔθR ・・・(15) DL DR わち、DLは式(14)による上限のほかに、下限につ
いても制限されることが示される。ただし、DL、はレ
ーザ光の直径、八〇Lはレーザ光の広がり角、ΔθRは
電波の広がり角、λLはレーザ光の波長、λRは電波の
波長およびDRは電波の直径(−船釣には、パラボラア
ンテナ32の直径、すなわちアンテナ直径)である。
次にパラボラアンテナ32の走査方法について述べる0
例えば第7図または第8図に示したように一次元のみの
走査を考える。第7.8図において、41は物体、42
はレーダの視野である。レーダの視野42に物体41が
入った時にのみ電波送受信器37−1 (第2図)で反
射信号が得られる。第7図または第8図では省略してレ
ーザレーダの視野は描いてなく、2次元走査も描いてな
い。
2次元走査の例を第5図に示す。第5図では探索領域S
の全面探索を行なうのに、ラスク走査を深川しているが
この走査法以外の方法でも全面探索は可能である。第5
図に示すラスク走査とは、1回の信号送受信で探索でき
るのは円弧(視野)の部分のみなので、2次元的広がり
を有する探索領域Sを全て探索するには、円弧を線状に
つなぎ、帯状探索領域をつくり、これを並べて2次元領
域をカバーする方法である。レーダによる物体41の捕
捉方法を第11図に示す、第11図は、レーダを用いて
物体を検出するための走査線図である。
同図中の41は物体、42はレーダの視野である。
この方法は一旦物体41を発見した後、その物体41の
位置の周辺で、使用電磁波の視野以下のピッチで詳細な
走査を開始し、反射信号が得られなくなった時点で次の
ラインの走査に移る方式である。
レーダでの捕捉が終了すると、レーザレーダによる物体
41の発見と捕捉が開始される0本実施例では、電波の
伝播方向とレーザ光35(第12図)の伝播方向が一致
している例である。第12図は、電波レーザ光の光軸が
一致している場合のレーザ光による物体の探索走査図で
ある。同図中の41は物体、42はレーダの視野、44
はレーザレーダの視野、45はレーザレーダの探索領域
、46はレーダの探索領域である。第12図の(a)の
ようになった状態からレーザレーダの捕捉が開始された
とする。レーダの視野42の中に必ず物体41が存在す
る保証(バックアップ)があるため、レーザレーダの探
索領域44は少なくて済む。
第12図(b)のようにパラボラアンテナ32を駆動し
てレーザレーダの視野44をレーダの視野42と一緒に
走査する。従って、この時のレーダの探索領域46は(
b)のようになり、必ず物体41を捕捉した状態が維持
できる。第13図は、レーザレーダを用いて物体を検出
するための走査線図である。同図中の44はレーザレー
ダの視野、46のレーダの探索領域である。レーザレー
ダで物体41が発見されると、前記第11図で説明した
のと同じ手順を表わす第13図で示す捕捉状態に入る。
本実施例によれば、探索領域中の物体41を短時間内に
発見し、高い位置精度で捕捉できる効果がある。
つぎに(2)の場合の動作を、第3図を用いて説明する
(1)の場合(第2図)との違いは、電波の伝播方向5
0とレーザ光35の伝播方向がずれている場合である。
(1)の場合と同様に電波は電波送受信機37−1から
導波管33を通して副反射鏡31およびパラボラアンテ
ナ32に反射して探索領域に向かう。探索領域で反射さ
れた電波は再度パラボラアンテナ32および副反射鏡3
1で反射され導波管33を通って電波送受信器37−1
で受信され、物体の検出に使用される。また、レーダに
よる物体の探索2発見後にレーザレーダで物体の捕捉に
あたるレーザ光35は、レーザ光送受信器37−2で発
振され、レーザ用光学系40で電波の伝播方向50とわ
ずかにずれて送信される。
この時レーザ光35は導波管33と副反射鏡31に電波
の波長の一以下の大きさにあけられた穴34を通して探
索領域に向けられる。探索領域の物体からの反射レーザ
光は送信の時とは異なり、パラボラアンテナ32と副反
射鏡31とで反射されて導波管33にあけられたレーザ
用の穴34を通って、レーザ用光学系40を介してレー
ザ光受信器37−2で受信され、物体の捕捉および精密
な位置決めに使用される。この時前記の式(14)〜式
(17)が成立することは言うまでもない、第14図は
、電波とレーザ光の軸方向が若干ずれている場合のレー
ザ光による物体の探索走査図である。
符号はすべて第12図と同一である。さらに第14図で
示すようにレーザレーダの視野44が100%レーダの
視野42に含まれる条件が加えられる。
この時のパラボラアンテナ32の走査方法は(1)の場
合で示したのと同様に、まず、探索領域全面を走査し、
物体41からのレーダ反射信号を検出したら捕捉走査に
入り、レーダによる捕捉が終了した後にレーザ光35に
よる探査用走査を行ない発見の後にレーザ光35による
捕捉走査に入り、以後終了するまで同じ動作を繰返す。
この場合の例によれば、レーザ光35と電波の伝播方向
が異なった場合でも、レーザレーダの視野44が100
%レーダの視野42にある限り、探索領域中の物体41
を短時間で発見し、高い位置精度で捕捉できる効果があ
る。
さらに、(3)の場合の動作は、第4図を用いて説明す
る。
第4図は、上記(1)、 (2)の装置中(第2図)レ
ーザ送信器は用いず、物体からの光を受信する場合を示
す。(3)の場合は、レーザ光は特に用いず、物体から
の光をレーダのアンテナを用いて検出するものである。
この場合の動作は以下のようになる。すなわち、電波は
電波送受信器37−1で発生され導波管33を介して副
反射鏡31およびパラボラアンテナ32で反射されて電
波の伝播方向50に沿ってビームとなり探索領域に向か
う。探索領域で反射された電波は再びパラボラアンテナ
32と副反射鏡31で反射され導波管33を通って、電
波送受信器37−1で受信される。−力先の方は、探索
領域の物体からの光または背景光をパラボラアンテナ3
2および副反射鏡31を集光器として利用し集光させた
後、導波管33に電波の波長の一以下の大きさであけた
光通過用穴34を通って光学系40を介して光受信器で
受信される。また、前記の副反射鏡31.パラボラアン
テナ32.導波管33.電波送受信器37−1、光学系
40および光受信器37−2は一体となってアンテナ駆
動装置38に設置され、仰角、俯角走査および回転走査
をアンテナ駆動装W138に接続されたアンテナ駆動制
御装置39の命令により実行する。
この場合には光は受動的検出のみをするので、前の2例
で述べたような捕捉位置の精密な検出は行なわない。従
って、パラボラアンテナ32の走査は電波による探索お
よび捕捉走査のみであり、第7図、第8図および第11
図で示した走査だけである。
この場合の例によれば、レーダの視野42(第7.8.
11図)に光を放出するか吸収する物体がある限り、光
でも物体を検出できるため、物体の検出確率を向上でき
る効果がある。
また、レーザ光を発振するに要する調整時間を節減する
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、レーダの視野の中にレーザレーダの視
野を100%含ませることができるため。
従来では困難とされていた短時間探索および物体の精密
な位置捕捉が、視野の広いレーダ探索と物体発見後の視
野の狭いレーザレーダによる探索と捕捉が短時間かつ高
精度でおこなえる効果がある。
また、同一地点で、探索、捕捉作業ができるため、作業
効率は向上し、人件費の低減ができる。
同時に、装置の集約化による設備費、動力費の節減に寄
与することになる。
以上要するに、短時間探索と高精度捕捉を両立させるこ
とができるような標的物体の探索捕捉用のレーダ装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るレーダ装置の暗示斜視
図、第2図は、第1図に係るレーダ装置の要部模式図、
第3図は、本発明の装置の光軸がずれた場合の構成模式
図、第4図は1本発明の装置でレーザ光を用いない場合
の構成模式図、第5図は、レーダの二次元走査図、第6
図は、電波とレーザ光の広がり角を示す断面図、第7図
は、レーダの一次元走査図、第8図は、レーダの重なり
率を示す一次元走査図、第9図は、レーダとレーザレー
ダとを分離設置した時の伝播方向暗示図。 第10図は、レーダとレーザレーダの探索領域の重なり
を求める計算用図、第11図は、レーダを用いて物体を
検出するための走査図、第12図は、レーダとレーザ光
の軸が同軸の場合のレーザ光による物体の探索走査図、
第13図は、レーザによる物体の探索走査図、第14図
は、レーダとレーザ光との光軸がずれた時のレーザレー
ダによる探索走査図、第15図は1本発明のレーダ装置
による探索、捕捉走査の動作のフロー線図である。 く符号の説明〉 24・・・レーダのアンテナ、25・・・レーザレーダ
用光学系、26・・・レーダ用送受信器、27・・・レ
ーザレーダ用送受信器、30・・・レーダ用パラボラア
ンテナ、31・・・副反射鏡、32・・・パラボラアン
テナ、33・・・導波管、34・・・レーザ用穴、35
・・・レーザ光、36・・・送受信電波および反射レー
ザ光、37・・・送受信器、37−1・・・電波送受信
器、37−2・・・レーザ光送受信器、38・・・アン
テナ駆動装置。 39・・・アンテナ駆動制御装置、40・・・レーザ用
光学系、41・・・物体、42・・・レーダの視野、4
3・・・電磁波の視野、44・・・レーザレーダの視野
、45・・・レーザレーダの探索領域、46・・・レー
ダの探索領域、50・・・電波の伝播方向、S・・・探
索領域、D、・・・レーダアンテナの開口、DL・・・
レーザビームの開口、Δθ5・・・レーザビームの広が
り角、Δθ。 ・・・レーザビームの広がり角、L・・・レーダアンテ
ナとレーザレーダ用光学系との距離、Q・・・レーダア
ンテナと両仰角交点との距離、θ、・・・レーダの仰角
、θ、・・・レーザレーダの仰角。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、中心に導波管を取付けたパラボラアンテナと、前記
    導波管の送信軸上に配設した副反射鏡とからなるレーダ
    用パラボラアンテナと、 このレーダ用パラボラアンテナを駆動することができる
    アンテナ駆動制御装置と、 前記導波管へ接続され、該導波管を介して電波を送受信
    することができる電波送受信器と、を有するレーダ装置
    において、 電波の波長の1/2以下の大きさの穴を、副反射鏡と導
    波管とを貫通して一直線上に穿設し、パラボラアンテナ
    の反副反射鏡側の前記直線上にレーザ用光学系を配設し
    、 このレーザ用光学系と接続してレーザ光送受信器を設け
    た ことを特徴とするレーダ装置。 2、副反射鏡と導波管とを貫通する穴の直径を、電波の
    波長の1/2以下で、且つパラボラアンテナの直径(レ
    ーザ光の波長/電波の波長)以上にした ことを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
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JPS5329281U (ja) * 1976-08-20 1978-03-13

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