JPH0242273Y2 - - Google Patents

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JPH0242273Y2
JPH0242273Y2 JP7244487U JP7244487U JPH0242273Y2 JP H0242273 Y2 JPH0242273 Y2 JP H0242273Y2 JP 7244487 U JP7244487 U JP 7244487U JP 7244487 U JP7244487 U JP 7244487U JP H0242273 Y2 JPH0242273 Y2 JP H0242273Y2
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JP
Japan
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clutch body
leg
clutch
support
lower clutch
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JP7244487U
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JPS63182735U (ja
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は支脚器支持装置に係り、特に分娩台な
どの医療台本体に対する取付角度の調整を行うこ
とができるようにした支脚器支持装置に用いて好
適なものである。
〔考案の概要〕
医療台から立設された支柱の軸線方向に沿つて
移動可能に取付けられた上部クラツチ体と、上記
支柱に回動自在に取付けられた下部クラツチ体と
でクラツチ部を構成すると共に、支脚器を下部ク
ラツチ体に取付け、上下のクラツチ体の断続を行
う上部クラツチ体に支脚器の荷重が加わらないよ
うにすることにより、支脚器の角度調整を容易に
行うことができるようにした支脚器支持装置であ
る。
〔従来の技術〕
分娩台又は検診台、或いは手術台等の医療台の
左右両側には、台上の人のかかとや股、或いは大
腿などの脚部を支持するための一対の支脚器が設
けられている。
上記一対の支脚器は使用する人の体型などに合
わせて足を広げる角度調整を行うことができるよ
うに支脚器支持装置を介して取付けられている。
従来の支脚器支持装置は第4図に示すように、
分娩台などの医療台本体から立設された支柱1に
クラツチ部を構成する上部クラツチ体2と下部ク
ラツチ体3とを夫々取付けて構成してある。下部
クラツチ体3は支柱1に一体的に取付けられてお
り、上部クラツチ体2は支柱1に対して回動及び
軸方向に沿つて移動可能に取付けられている。
支脚器は取付けアーム4を介して上部クラツチ
体2に取付けられている。支脚器の角度調整を行
う時は、上部クラツチ体2を矢印6で示すように
上方に持ち上げて上下のクラツチ体2と3とを離
間させ、矢印7で示す水平方向に回動させて行つ
ている。
なお上部クラツチ体2の上側の支柱1には押え
ねじ5が螺着されていて、これを締め付けておく
ことにより上部クラツチ体2が下方に固定され
る。この状態では夫々のクラツチ体2,3の対接
面に形成されている噛合歯8が噛み合つて水平方
向の回動がロツクされる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の支脚器支持装置は、上部クラツチ体2
に、支脚器を回動させる機能とクラツチ部を断続
する機能の両方を持たせ、そこに支脚器を取付け
ていた。そのために支脚器の荷重がクラツチ部を
接続する方向に加わつてしまうので、回動させる
時には支脚器を持ち上げなければならなかつた。
支脚器は分娩時などに加えられる異常な力に十
分耐えられるように堅牢に作られているので非常
に重く、従つてこれを持ち上げて上下のクラツチ
体を完全に離間させるにはかなり大きな力が必要
である。そのために支脚器を少し持ち上げながら
回動させる場合が多いが、このようにして回動さ
せると上下のクラツチの噛合歯8が接触しながら
回動してしまうので金属音が発生し、台上の人に
不快感を与えてしまう。
また支脚器上に台上の人の脚部を乗せた後で角
度調整を行わなければならない場合があるが、脚
部を乗せると更に重くなつてしまう。そのため従
来の支脚器支持装置は脚部を乗せたまま角度調整
を行うことが実質上できなかつた。
本考案は上述の問題点にかんがみ、小さな力で
クラツチ部を断続できるようにして支脚器の角度
調整を容易に行えるようにすることを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の支脚器支持装置は、医療台に装着され
る支脚器15を所定位置にロツクすると共に、角
度調整を行うために回動させることができるクラ
ツチ部を有している。
上記クラツチ部は分娩台10などの医療台から
立設された支柱(支持レール11)上に設けられ
ていて、上記支柱11の軸線方向に沿つて移動可
能な状態で取付けられた上部クラツチ体2と、上
記支柱11に回動自在に取付けられた下部クラツ
チ体3とで構成されており、支脚器15を下部ク
ラツチ体3で支持している。
〔作用〕
支脚器15を下部クラツチ体3に取付けてある
ので、支脚器15の荷重が上部クラツチ体2には
加わらない。従つて角度調整を行う時に支脚器1
5を持ち上げる必要がなく、上下のクラツチ体2
と3とを離間させるのに要する力は上部クラツチ
体2を持ち上げる力だけとなる。
好ましくは上下のクラツチ体2と3との間に、
上部クラツチ体2を下部クラツチ体3から離間さ
せるように付勢するスプリング21を配設してお
く。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す支脚器支持装
置の分解斜視図を示している。
第1図に示すように、この支脚器支持装置は分
娩台10(第3図参照)の左右両側から立設され
た支持レール11の上部に上下のクラツチ体2,
3を取付けて構成してある。この支持レール11
は台本体に設けられている上下動装置18に支持
されていて、これを上下に移動させることによつ
て支脚器15の高さを変えることができる。また
この支持レール11は水平方向に回動しないよう
にしてある。
支持レール11の上部には円形の支持板12が
固着されており、その上側に軸受部13とスプラ
イン部14とが形成されている。軸受部13に下
部クラツチ体3が挿着され、スプライン部14に
上部クラツチ体2が挿着されている。
上記上部クラツチ体3は第1図において矢印2
6で示すように軸受部13に回動自在に挿着され
ており、その周面上に取付アーム16が固着され
ている。台上の人のかかとを支持するための支脚
器15は第2図に示すように取付アーム16の遊
端部に取付けられている。
スプライン部14及び上部クラツチ体2の中心
に形成された挿通孔には夫々複数本のスプライン
17a,17bが形成されており、上部クラツチ
体2はスプライン部14にスプライン嵌合してい
る。従つて上部クラツチ体2は第2図において矢
印27で示すように支持レール11に対して上下
動自在で非回動となつている。
上下のクラツチ体2,3の夫々の対向面には鋸
歯状の噛合歯8が放射状に複数個形成されてい
て、これらのクラツチ体2,3を密着させた時に
は各噛合歯8が互いに噛み合つて下部クラツチ体
3の回動がロツクされる。即ち上下のクラツチ体
2と3とでクラツチ部を構成し、上部クラツチ体
2を支持レール11に沿つて下方に移動させるこ
とによつて下部クラツチ体3の回動をロツクで
き、反対に上方に移動させることによつて下部ク
ラツチ体3を回動できるようにしてある。
上下のクラツチ体2,3には噛合歯8が形成さ
れている面に開口する円形の凹部20が夫々形成
されている。これらの凹部20の直径は各クラツ
チ体2,3に形成されている挿通孔の直径よりも
若干大きく形成されている。第2図に示すよう
に、これらの凹部20内に押上スプリング21が
配設されていて、上部クラツチ体2は押上げスプ
リング21によつて上方に持ち上げられるように
付勢されている。
支持レール11の上端部は細径に形成されてい
てその周面に雄ねじ部22が設けられている。こ
の雄ねじ部22に固定ねじ23が螺着しており、
これを締め付けておけば上部クラツチ体2を下方
に移動させた位置に固定できる。従つてこの時に
は上下のクラツチ体2,3に形成されている噛合
歯8が噛み合つて、下部クラツチ体3の回動がロ
ツクされる。反対に固定ねじ23を緩めれば、押
上げスプリング21の弾力によつて上部クラツチ
体2が上方に持ち上げられて下部クラツチ体3の
回動ロツクが解除される。
第2図に示した例は固定ねじ23の下面に凹溝
を形成し、そこに例えばポリアセタールのような
合成樹脂で形成したクツシヨンリング24を圧入
してあり、金属で形成された固定ねじ23と上部
クラツチ体2とが直接接触しないようにしてあ
る。
本実施例の支脚器支持装置は上記のように構成
されているので、上下のクラツチ体2,3の噛合
を断続させる機能を持たせた上部クラツチ体2に
支脚器15の荷重が加わらない。従つて固定ねじ
23を緩めるだけで上部クラツチ体2を上方に持
ち上げることができ、クラツチ体2と3とを完全
に離間させることができる。従つて取付角度を調
整する時に支脚器15を上方に持ち上げる必要が
なく、第3図において矢印28で示すように水平
方向に回動させるだけでよいので操作者の労力を
大幅に軽減することができる。
また支脚器15を持ち上げなくても回動できる
ので、支脚器15上にかかとを乗せたままで角度
調整を行うことができ、最適な角度の設定が容易
となる。
また上下のクラツチ体2と3とを完全に離間さ
せながら支脚器15を回動させることができるの
で噛合歯8の接触による不快な金属音が発生しな
い。
なお上記実施例においては上部クラツチ体2と
下部クラツチ体3との間に押上げスプリング21
を配設したが、押上げスプリング21は必ずしも
設けなくともよい。この場合、上部クラツチ体2
を手で持ち上げることになるが、持ち上げるのに
必要な力は上部クラツチ体2の重量だけなので極
く僅かである。
また上下のクラツチ体2,3の対接面には噛合
歯8に代えて、一方の面に凹部を設けると共に他
方の面に上記凹部に嵌合する突部を設けるように
してもよい。
また支脚器としてかかとを受けるものと示した
が、股或いは大腿を受けるようにした支脚器も同
様に支持することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く、支脚器を取付ける分娩台
などの医療台本体から立設された支柱に対して下
部クラツチ体を回動自在に取付けると共に、上部
クラツチ体を上記支柱に対して軸線方向に沿つて
移動可能に取付けてクラツチ部を構成し、かつ支
脚器を下部クラツチ体で支持するようにしたの
で、クラツチ部を断続させるようにした上部クラ
ツチ体に支脚器の荷重を加えないようにすること
ができる。従つて小さな力で上下のクラツチ体を
離間させることができ、支脚器の角度調整を容易
に行うことができる。また支脚器に脚部を乗せた
ままでも容易に角度調整を行える。また上下のク
ラツチ体を小さな力で完全に離間させることがで
きるので、不快な金属音を発生させないようにす
ることが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す支脚器支持装
置の分解斜視図、第2図は支脚器を取付けた状態
を示す断面図、第3図は使用状態を示す分娩台の
斜視図、第4図は従来の支脚器支持装置の斜視図
である。 なお図面に用いた符号において、2……上部ク
ラツチ体、3……下部クラツチ体、8……噛合
歯、10……分娩台、11……支持レール、15
……支脚器、21……押上げスプリング、であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 医療台に装着される支脚器を支持するための
    支脚器支持装置において、 前記医療台に支柱を取付け、 前記支脚器を支持すると共に前記支脚器の位
    置調整を行うクラツチ部を前記支柱に設け、 前記支柱の軸線方向に沿つて移動可能な状態
    で前記支柱に取付けられた上部クラツチ体と、
    前記支柱に回動自在に取付けられた下部クラツ
    チ体とにより前記クラツチ部を構成し、 かつ前記支脚器を前記下部クラツチ体で支持
    するように構成したことを特徴とする支脚器支
    持装置。 2 前記下部クラツチ体と上部クラツチ体との間
    に、上部クラツチ体を下部クラツチ体から離間
    させる方向に押圧付勢するスプリングを配設し
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の支脚器支持装置。
JP7244487U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH0242273Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7244487U JPH0242273Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JP7244487U JPH0242273Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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Publication Number Publication Date
JPS63182735U JPS63182735U (ja) 1988-11-25
JPH0242273Y2 true JPH0242273Y2 (ja) 1990-11-09

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