JPH0242259Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0242259Y2 JPH0242259Y2 JP1582086U JP1582086U JPH0242259Y2 JP H0242259 Y2 JPH0242259 Y2 JP H0242259Y2 JP 1582086 U JP1582086 U JP 1582086U JP 1582086 U JP1582086 U JP 1582086U JP H0242259 Y2 JPH0242259 Y2 JP H0242259Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dental
- holding
- vacuum
- support part
- present
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、歯科診療補助具用保持装置に関し、
更に詳しく述べるならば、歯科用バキユームホー
ス等の歯科診療用補助器具を人手に代えて保持す
るための、所望に移動可能な装置に関する。
更に詳しく述べるならば、歯科用バキユームホー
ス等の歯科診療用補助器具を人手に代えて保持す
るための、所望に移動可能な装置に関する。
従来の技術
歯科診療においては、口腔内での切削作業に当
てられる時間は極めて多く、その際冷却の目的で
施術歯に注入されて口内に貯溜した水や施術中に
排出された唾液は歯科用バキユームによつて排除
されるのが通常である。その際、バキユーム系の
ホースおよび先端の器具(以下、バキユームチツ
プと呼ぶ)の保持は、診療補助者に任され、さも
ない場合には術者が行つてきた。しかしながら、
かような状況では、診療補助者をバキユームチツ
プの保持だけに専従せしめることになつて別の仕
事に従事させることができず、そのためにはもう
一人の補助者を要することになり、極めて不便か
つ不経済である。また、術者自身が補助者に代わ
つてバキユームチツプを持つことは、それがたと
え短時間の間であつても施術に集中できず、診療
姿勢に無理を生じ、かつ左手での口腔軟組織の圧
排などの必要な処理ができず、診療に重大な支障
を生じる原因ともなる。
てられる時間は極めて多く、その際冷却の目的で
施術歯に注入されて口内に貯溜した水や施術中に
排出された唾液は歯科用バキユームによつて排除
されるのが通常である。その際、バキユーム系の
ホースおよび先端の器具(以下、バキユームチツ
プと呼ぶ)の保持は、診療補助者に任され、さも
ない場合には術者が行つてきた。しかしながら、
かような状況では、診療補助者をバキユームチツ
プの保持だけに専従せしめることになつて別の仕
事に従事させることができず、そのためにはもう
一人の補助者を要することになり、極めて不便か
つ不経済である。また、術者自身が補助者に代わ
つてバキユームチツプを持つことは、それがたと
え短時間の間であつても施術に集中できず、診療
姿勢に無理を生じ、かつ左手での口腔軟組織の圧
排などの必要な処理ができず、診療に重大な支障
を生じる原因ともなる。
以上のような不都合を除くためには、バキユー
ムホースおよびバキユームチツプの保持器があれ
ばかなり有益である。かような観点から、実開昭
60−97114には、可撓性材料でできた保持杆を歯
科診療台のヘツド部に固定し、バキユームホース
のホルダーとすることが提案されている。しか
し、保持杆を一定の位置に固定すると、たとえそ
れが可撓性材料でてきていたとしても、種々の施
術部位に対してバキユームチツプ先端を素早く、
的確にあてがうことは極めて困難である。また、
かような保持杆は、患者の頭部付近に常時固定さ
れている必要は全く無く、逆に術者や助手の作業
の邪魔になる場合もある。
ムホースおよびバキユームチツプの保持器があれ
ばかなり有益である。かような観点から、実開昭
60−97114には、可撓性材料でできた保持杆を歯
科診療台のヘツド部に固定し、バキユームホース
のホルダーとすることが提案されている。しか
し、保持杆を一定の位置に固定すると、たとえそ
れが可撓性材料でてきていたとしても、種々の施
術部位に対してバキユームチツプ先端を素早く、
的確にあてがうことは極めて困難である。また、
かような保持杆は、患者の頭部付近に常時固定さ
れている必要は全く無く、逆に術者や助手の作業
の邪魔になる場合もある。
考案が解決しようとする問題点
上記の如き従来の保持器の持つ欠点を除くため
に、本考案者は、歯科用バキユームの保持手段を
移動可能なかつ安定した台上に搭載した。これに
より、台の位置を自由に変えられるので、施術歯
に対して理想的な位置および方向からバキユーム
チツプを容易にあてがうことができる。また、本
器を使用しない場合は、そこからただちに他所へ
移動させることができるので作業の邪魔になるこ
ともなくなる。しかして、本考案は、上述した如
き従来技術における問題点を悉く解消することの
できる歯科診療補助具用保持装置を提供すること
を目的とする。
に、本考案者は、歯科用バキユームの保持手段を
移動可能なかつ安定した台上に搭載した。これに
より、台の位置を自由に変えられるので、施術歯
に対して理想的な位置および方向からバキユーム
チツプを容易にあてがうことができる。また、本
器を使用しない場合は、そこからただちに他所へ
移動させることができるので作業の邪魔になるこ
ともなくなる。しかして、本考案は、上述した如
き従来技術における問題点を悉く解消することの
できる歯科診療補助具用保持装置を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段
本考案によれば、即ち、支持台部と、この支持
台部上に直立固定された支柱部と、この支柱部に
接続された、自在に屈曲可能な腕部と、およびこ
の腕部の先端部分に接続された、歯科診療補助具
を保持するための把持部とを具備してなる、歯科
診療補助具用保持装置が提供される。
台部上に直立固定された支柱部と、この支柱部に
接続された、自在に屈曲可能な腕部と、およびこ
の腕部の先端部分に接続された、歯科診療補助具
を保持するための把持部とを具備してなる、歯科
診療補助具用保持装置が提供される。
本考案に係る装置は、即ち、歯科用バキユーム
ホースなどの歯科用診療補助器具を人の手に代わ
つて保持することができ、必要のない場合にはそ
の場から容易に持ち去ることのできる移動式診療
補助装置である。
ホースなどの歯科用診療補助器具を人の手に代わ
つて保持することができ、必要のない場合にはそ
の場から容易に持ち去ることのできる移動式診療
補助装置である。
本考案に係る装置の一態様を添付第1図に模式
的に示す。図面に示すように、この装置の基本的
構造は、把持部1、腕部2、支柱部3および支持
台部4からなり、それらの細部構造と機能は次の
ようである。即ち、把持部1は、バキユームホー
ス8の先端具9などの器具を挟持、螺子止め等に
よつてワンタツチに乃至は極めて容易に、着脱可
能に把持する部分である。腕部2は、その先端に
おいて把持部1を支え、あらゆる方向と角度に手
で軽く屈曲でき、かつ、把持部1にある程度の負
荷を与えても、その状態を保持できる強度を有す
る、可撓性材料、蛇腹管あるいはその類似構造体
でできている。支柱部3は、円筒柱からなり、そ
こには腕部2の下端の円柱棒5が挿入され、この
円柱棒5を上下させることにより、把持部1の上
下位置を所望に調整することができる。また、こ
の位置は支柱に取り付けた螺子6により固定する
ことができる。支持台部4は、片手で容易に移動
でき、かつ、装置に安定性を与える程度の重量を
もつ金属円盤などからなり、底面にはキヤスター
などの移動補助具(図示せず)が備えられていて
もよい。また、腕部2および把持部1はそれぞれ
複数個備えられていてもよい(図示せず)。
的に示す。図面に示すように、この装置の基本的
構造は、把持部1、腕部2、支柱部3および支持
台部4からなり、それらの細部構造と機能は次の
ようである。即ち、把持部1は、バキユームホー
ス8の先端具9などの器具を挟持、螺子止め等に
よつてワンタツチに乃至は極めて容易に、着脱可
能に把持する部分である。腕部2は、その先端に
おいて把持部1を支え、あらゆる方向と角度に手
で軽く屈曲でき、かつ、把持部1にある程度の負
荷を与えても、その状態を保持できる強度を有す
る、可撓性材料、蛇腹管あるいはその類似構造体
でできている。支柱部3は、円筒柱からなり、そ
こには腕部2の下端の円柱棒5が挿入され、この
円柱棒5を上下させることにより、把持部1の上
下位置を所望に調整することができる。また、こ
の位置は支柱に取り付けた螺子6により固定する
ことができる。支持台部4は、片手で容易に移動
でき、かつ、装置に安定性を与える程度の重量を
もつ金属円盤などからなり、底面にはキヤスター
などの移動補助具(図示せず)が備えられていて
もよい。また、腕部2および把持部1はそれぞれ
複数個備えられていてもよい(図示せず)。
本考案に係る装置は、かように装置全体を自由
に最適の場所に移動し、所望に位置させることが
できるので、歯科用バキユームホースを保持する
場合でも、前述した特開昭60−97114に提案され
た装置に比較して、操作がはるかに容易であり、
また不要な場合や作業上邪魔な場合には直ちに徹
去することができるという極めて有益な利点を有
する。
に最適の場所に移動し、所望に位置させることが
できるので、歯科用バキユームホースを保持する
場合でも、前述した特開昭60−97114に提案され
た装置に比較して、操作がはるかに容易であり、
また不要な場合や作業上邪魔な場合には直ちに徹
去することができるという極めて有益な利点を有
する。
また、本考案に係る装置は、歯科用バキユーム
ホースのみならず、エアシリンジ、光硬化型レジ
ン用光照射器、ソフトレーザー照射器など各種歯
科診療器具の保持にも応用することができる。そ
して、これら諸器具の同時使用あるいは能率的な
使用のためには腕部2、把持部1をそれぞれ複数
にすると極めて有効、且つ、便利である。また、
支柱部3には診療用小器具の載せ板7などを取り
つけてもよく、このような工夫によつて保持装置
としての付加価値を更に高めることもできる。
ホースのみならず、エアシリンジ、光硬化型レジ
ン用光照射器、ソフトレーザー照射器など各種歯
科診療器具の保持にも応用することができる。そ
して、これら諸器具の同時使用あるいは能率的な
使用のためには腕部2、把持部1をそれぞれ複数
にすると極めて有効、且つ、便利である。また、
支柱部3には診療用小器具の載せ板7などを取り
つけてもよく、このような工夫によつて保持装置
としての付加価値を更に高めることもできる。
以上のような保持装置があれば便利なことは、
一般歯科診療のみならず、歯科大学等における臨
床実習および基礎実習についてもいえることであ
る。即ち、実習においては歯科学生に補助者は付
かず、従つて歯科学生は一人で切削作業とバキユ
ーム作業を同時に行わねばならず、初心者にとつ
てこれは大変困難な作業である。そこで、このよ
うな場合に、本考案に係る保持装置が導入されれ
ば、実習の成果も向上するものと期待される。
一般歯科診療のみならず、歯科大学等における臨
床実習および基礎実習についてもいえることであ
る。即ち、実習においては歯科学生に補助者は付
かず、従つて歯科学生は一人で切削作業とバキユ
ーム作業を同時に行わねばならず、初心者にとつ
てこれは大変困難な作業である。そこで、このよ
うな場合に、本考案に係る保持装置が導入されれ
ば、実習の成果も向上するものと期待される。
なお、本考案の装置は、患者の口内においての
みならず、口外での作業においても極めて有用で
ある。即ち、従来は、鋳造物の口内試適調整後の
仕上げ研磨や義歯調整の切削時には、わざわざ技
工室まで出向いて作業するとか、そのまま患者の
チエアサイドで粉塵を周囲に撤き散らしながら作
業を行つていたのが実情である。しかしながら、
本考案の装置を用い、バキユームチツプを患者の
口内から口外へ取り出して保持し、その吸い込み
口付近で技工物の切削、仕上げ、研磨等の作業を
行えば、切削粉塵はそこに吸い取られ、診療室の
床や空気を汚染することが非常に少なくなる。し
かして、かように通常の歯科用バキユームを本考
案の装置に保持して使用すれば、大型の専用粉塵
吸引装置(例えばデンパツクスなど)を設置する
ことも不要となる。
みならず、口外での作業においても極めて有用で
ある。即ち、従来は、鋳造物の口内試適調整後の
仕上げ研磨や義歯調整の切削時には、わざわざ技
工室まで出向いて作業するとか、そのまま患者の
チエアサイドで粉塵を周囲に撤き散らしながら作
業を行つていたのが実情である。しかしながら、
本考案の装置を用い、バキユームチツプを患者の
口内から口外へ取り出して保持し、その吸い込み
口付近で技工物の切削、仕上げ、研磨等の作業を
行えば、切削粉塵はそこに吸い取られ、診療室の
床や空気を汚染することが非常に少なくなる。し
かして、かように通常の歯科用バキユームを本考
案の装置に保持して使用すれば、大型の専用粉塵
吸引装置(例えばデンパツクスなど)を設置する
ことも不要となる。
第1図は、本考案に係る歯科診療補助具用保持
装置の一態様を示す模式図である。 1……保持部、2……腕部、3……支柱部、4
……支持台部、5……円柱棒、6……固定螺子、
7……小器具載せ板、8……バキユームホース、
9……バキユームチツプ、10……ホース固定螺
子。
装置の一態様を示す模式図である。 1……保持部、2……腕部、3……支柱部、4
……支持台部、5……円柱棒、6……固定螺子、
7……小器具載せ板、8……バキユームホース、
9……バキユームチツプ、10……ホース固定螺
子。
Claims (1)
- 支持台部と、この支持台部上に直立固定された
支柱部と、この支柱部に接続された、自在に屈曲
可能な腕部と、およびこの腕部の先端部分に接続
された、歯科診療補助具を保持するための把持部
とを具備してなる、歯科診療補助具用保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1582086U JPH0242259Y2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1582086U JPH0242259Y2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62128516U JPS62128516U (ja) | 1987-08-14 |
JPH0242259Y2 true JPH0242259Y2 (ja) | 1990-11-09 |
Family
ID=30807106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1582086U Expired JPH0242259Y2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0242259Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-02-07 JP JP1582086U patent/JPH0242259Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62128516U (ja) | 1987-08-14 |
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