JPH0242154Y2 - - Google Patents

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JPH0242154Y2
JPH0242154Y2 JP1985112388U JP11238885U JPH0242154Y2 JP H0242154 Y2 JPH0242154 Y2 JP H0242154Y2 JP 1985112388 U JP1985112388 U JP 1985112388U JP 11238885 U JP11238885 U JP 11238885U JP H0242154 Y2 JPH0242154 Y2 JP H0242154Y2
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shelling
rollers
roller
shell
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はひび入りゆで卵の殻剥取り装置に関す
る。
〔従来の技術〕
ゆで卵の殻を自動的に剥取る装置として、従来
から種々提供されているが、ゆで卵の形を損なわ
ずに殻を剥取る手段として、適宜手段で殻にひび
を入れたゆで卵を一対のローラ上に転動させて殻
をローラ間にくいつかせ、剥離させるようにした
もの(例えば実公昭46−2450号公報)が一般に用
いられている。
しかして上記従来の殻剥取り装置は、予め殻に
ひびを入れたゆで卵を一対のローラ間上に落下供
給し、一方のローラの長手方向側部にそつて配設
され周面にゴム紐等の紐条を中央から端部にかけ
て逆巻きした移送ローラによりゆで卵を長手方向
中央から左右両端部方向に移動させ、その間に一
対のローラ間に殻をくいつかせて剥取るようにな
つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の殻剥取り装置では、ゆで卵が一対の
ローラ間上に単に載つて転動するのみであるか
ら、ゆで卵が一対のローラ上で踊つて殻がローラ
間にくいつく機会が少なく、十分に殻を取除くこ
とができないという欠点があつた。またゆで卵を
一対のローラ間の軸方向中央部に受入れて左右端
部方向へそれぞれ転動させるので、ゆで卵の個体
差により殻の剥取り状態にばらつきが生じやすい
問題がある。特に上記従来の構造では、ゆで卵を
一対のローラの長手方向中央部に受入れるので、
ひび入れ装置に対し殻剥取り装置を複数台設置す
ることが機構上困難であり、処理能力が限定され
るという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は上記従来技術の問題点を除去するた
め、互いに反対方向に回転する一対の殻剥ぎロー
ラの一方を他方に対し低位に配設し、この低位側
の殻剥ぎローラの斜め上方には当該ローラに対し
所定間隔をおきかつ周面に一端から他端にかけて
摩擦性を有する螺旋状突条を形成した移送ローラ
を配設し、この移送ローラにはその周面と殻剥ぎ
ローラとの間に位置されるゆで卵を一対の殻剥ぎ
ローラ間に押しつける方向への回転を与えるよう
にした構成のひび入りゆで卵の殻剥取り装置を提
供するにある。
〔作用〕
上記の構成により、ひび入りゆで卵は移送ロー
ラの一端から他端に移送される間、一対の殻剥ぎ
ローラ間に斜め前下方へ向けて押しつけられる作
用を受け、これにより殻が殻剥ぎローラ間にくい
つく機会が多く与えられ、殻の剥取りを確実にし
たものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説
明する。
第1図は、本考案にかゝるひび入りゆで卵の殻
剥取り装置1の基本構成および各構成部材の配置
関係を示し、第2図は外筐内に装置した状態を示
している。
互いに周面の一部が接触して反対方向に回転が
与えられる摩擦係数の大きい材料からなる一対の
殻剥ぎローラ2A,2Bは、その軸芯2C,2D
を結ぶ線3が水平線4に対し角度α(約6゜)傾斜
して、一方の殻剥ぎローラ2Bが他方の殻剥ぎロ
ーラ2Aより低い位置に配設されている。
上記低い側の殻剥ぎローラ2Bの斜め上方であ
つて、外側の殻剥ぎローラ2A上には存在しない
位置に移送ローラ5が配設されている。この移送
ローラ5は、その周面が前記高位の殻剥ぎローラ
2A側から低位の殻剥ぎローラ2B側へ移動する
方向(矢印A方向)に回転が与えられるものであ
る。この移送ローラ5の周面には、ゴム紐等の摩
擦力の大きい紐状材を一端から他端にかけてスパ
イラル状に巻きつけて螺旋状の突条6が形成され
ており、この移送ローラ5の周面5Aと前記一対
の殻剥ぎローラ2A,2B間との間にゆで卵7が
丁度納まるようになつている。
上記のように一対の殻剥ぎローラ2A,2Bと
移送ローラ5との間に位置するゆで卵7の両側に
若干の間隔をおいて位置するガイドバー8,8′
が各ローラと平行に配設されている。
前記各ローラおよびローラ間の寸法の一例を示
すと、殻剥ぎローラ2A,2Bの直径は好ましく
は15m/m以下とされ、移送ローラ5の周面5A
部の直径40m/m前後、突条6の高さ5m/m前
後とされ、さらに殻剥ぎローラ2A,2Bの軸芯
2C,2Dを結ぶ線3と移送ローラ5の軸芯5B
との間隔Lは約70〜75m/m、上記線3に対し殻
剥ぎローラ2A,2B間における垂線と移送ロー
ラ5の軸芯5Bを通る垂線との間隔Mは約45m/
m前後とされる。そして殻剥ぎローラ2A,2B
の回転数300r.p.m、移送ローラ5の回転数150r.p.
m程度とされる。
上記殻剥取り装置1は、ゆで卵7から剥離され
た殻の回収能率を考慮して外筐9内に設置され
る。この場合は、第2図に示すように上面が開放
された外筐9の端壁9A,9Aが支持部材となつ
て殻剥ぎローラ2A,2Bおよび移送ローラ5の
各端部が軸承され、かつ移送ローラ5の始端側が
高く後端側が低くなるように殻剥ぎローラ2A,
2Bと共に傾斜して配設される。
上記外筐9の底部には殻を排出するための殻排
出口10Aと、脱殻されたゆで卵を回収するため
の卵排出口10Bが隣接して設けられ、必要によ
りこの殻排出口10Aの下部に排出コンベア11
を配置することにより殻を自動搬出されるように
するとともに、卵排出口10Bの外部には例えば
卵回収用のシユート10Cが設けられる。そして
ガイドバー8,8′の末端8A,8Aは脱殻され
たゆで卵を卵排出口10Bへ誘導するためゆるや
かに弯曲されている。なお、ゆで卵7が殻剥ぎロ
ーラ2A,2Bと移送ローラ5との間で円滑に移
送されるように水を供給するようにしてもよい。
第3図は本考案による殻剥取り装置1をライン
中に組入れる場合の配置例を示すもので、卵のボ
イル槽12、冷却槽13、ひび入れ装置14が適
宜配置され、このひび入れ装置14の出口14A
に続いて3基の殻剥取り装置1,1,1が並設さ
れ、通路15を通じひび入りゆで卵を各殻剥取り
装置1,1,1へ均等に分配供給するようになさ
れる。殻が剥取られたゆで卵は、外筐9内から卵
排出口10Bを通じて取出して検査槽16を経て
表面殺菌槽17へ送られるようにし、充填ライン
18へ供給するように配置される。
前記殻剥取り装置1を3基並設した場合の各ロ
ーラへの回転力の伝達は、第4図に例示するよう
に、フレーム19上に3基の殻剥取り装置1,
1,1を並設し、フレーム19の下方部に配置さ
れたモータ20から同速で回転されるプーリー2
1,21,21がそれぞれ軸承して設けられ、こ
れらプーリー21,21,21から一方の殻剥ぎ
ローラ2A,2A,2Aおよび各移送ローラ5,
5,5のプーリーにベルト22…,23…を介し
て矢印方向への回転が伝達されるようになつてい
る。
ひび入れ装置14は周知のものを使用すること
ができるもので、例えば特開昭52−79069号公報
に示されるように、円筒体の内周面にそつて軸方
向に多数の丸棒材を配設し、この円筒体内にゆで
卵を供給して円筒体を回転させることにより丸棒
材上をゆで卵が転動する間にひびが入れられるよ
うなものでよい。
つぎに作用を説明する。
ひび入れ装置14によりひびが入れられたゆで
卵7を、移送ローラ5と殻剥ぎローラ2A,2A
との間に上流側から供給すると、移送ローラ5の
回転に伴なつてゆで卵7はその後端が第5図に示
すように突条6によつて斜め前下方(矢印B方
向)への押圧力が作用することと、第1図に示す
ように殻剥ぎローラ2A,2Bの移送ローラ5側
の一方が低位に配置されていることによつて、移
送ローラ5の周面5Aの矢印A方向への回転によ
りゆで卵7は一対の殻剥ぎローラ2A,2B間に
押しつけられる作用を受け、これらの相乗作用に
よりひびが入れられた殻は殻剥ぎローラ2A,2
B間にくいついて剥離され、剥離された殻は殻剥
ぎローラ2A,2Bの間から下方へ排出され、外
筐9の底部の殻排出口10から排出される。な
お、ゆで卵7がおかれる位置の両側に図示実施例
のようにガイドバー8,8′を配設しておくこと
により、第1図において左側のガイドバー8でゆ
で卵の下方への脱落が防止され、同図右側のガイ
ドバー8′は殻が剥されて滑りやすくかつ柔かく
なつたゆで卵が移送ローラ5と殻剥ぎローラ2B
との間から滑り出ることを防止する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によるゆで卵の殻
剥取り装置は、支持部材間に、互いに反対方向に
回転する一対の殻剥ぎローラをその一方が他方に
対し低位に位置するよう軸承し、この低位側の殻
剥ぎローラの斜め上方には当該ローラに対し所定
間隔をおきかつ周面に一端から他端にかけて摩擦
性を有する螺旋状突条が形成された移送ローラを
軸承し、この移送ローラにはその周面と殻剥ぎロ
ーラとの間に位置されるゆで卵を一対の殻剥ぎロ
ーラ間に斜め前下方へ押しつける方向への回転を
与えるようにしたので、ゆで卵を移送ローラの螺
旋状突条によつて移送しながら一対の殻剥ぎロー
ラ間に十分に押しつけることができ、かつ移送ロ
ーラは殻剥ぎローラに対し所定間隔離間して設け
られているので移送ローラと殻剥ぎローラとの間
へのゆで卵の噛み込みがよく、これらによつてゆ
で卵のひび入り殻を殻剥ぎローラ間に確実にくい
つかせることができ、ほぼ100%脱殻することが
できる。またゆで卵を本考案装置の上流側から下
流側へ移送する間に殻剥ぎが行なわれる構成であ
るから、ゆで卵の連続的供給が容易であり、かつ
ひび入れ装置に続けて複数列配置することが可能
となつて連続的に多量の脱殻処理を行なうことが
でき、脱殻処理能力を大巾に向上することができ
るなどの種々優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるひび入りゆで卵の殻剥取
り装置の一実施例を示す配置構成図、第2図は同
外筐内に装置した場合の斜視図、第3図は本考案
装置をライン中に組入れた一例の平面配置図、第
4図は同各ローラへの回転伝達手段の一例を示す
側面図、第5図は作用の説明図である。 1……ひび入りゆで卵の殻剥取り装置、2A,
2B……殻剥ぎローラ、5……移送ローラ、6…
…螺旋突条、7……ゆで卵、8,8′……ガイド
バー、9……外筐、9A……端壁、10……殻排
出口、11……コンベア、12……ボイル槽、1
3……冷却槽、14……ひび入れ装置、15……
通路、16……検査槽、17……表面殺菌槽、1
8……充填ライン、19……フレーム、20……
モータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 支持部材間に、互いに反対方向に回転する一
    対の殻剥ぎローラをその一方が他方に対し低位
    に位置するように軸承し、この低位側の殻剥ぎ
    ローラの斜め上方には当該ローラに対し所定間
    隔をおきかつ周面に一端から他端にかけて摩擦
    性を有する螺旋状突条が形成された移送ローラ
    を軸承し、この移送ローラにはその周面と殻剥
    ぎローラとの間に位置されるゆで卵を一対の殻
    剥ぎローラ間に斜め前下方へ押しつける方向へ
    の回転を与えてなるひび入りゆで卵の殻剥取り
    装置。 2 前記支持部材を、移送ローラおよび殻剥ぎロ
    ーラを収納する外筐の端壁で構成した実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のひび入りゆで卵の
    殻剥取り装置。 3 前記一対の殻剥ぎローラの直径を15m/m以
    下とした実用新案登録請求の範囲第1項または
    第2項記載のひび入りゆで卵の殻剥取り装置。
JP1985112388U 1985-07-24 1985-07-24 Expired JPH0242154Y2 (ja)

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JP1985112388U JPH0242154Y2 (ja) 1985-07-24 1985-07-24

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JPS6221884U JPS6221884U (ja) 1987-02-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS485181U (ja) * 1971-06-01 1973-01-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS485181U (ja) * 1971-06-01 1973-01-20

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JPS6221884U (ja) 1987-02-09

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