JPH024167Y2 - - Google Patents

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JPH024167Y2
JPH024167Y2 JP6656083U JP6656083U JPH024167Y2 JP H024167 Y2 JPH024167 Y2 JP H024167Y2 JP 6656083 U JP6656083 U JP 6656083U JP 6656083 U JP6656083 U JP 6656083U JP H024167 Y2 JPH024167 Y2 JP H024167Y2
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JP
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pin
anchor plate
anchor
caulking
plate
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JP6656083U
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JPS59171108U (ja
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、アンカーピンの構成に係るものであ
る。
該アンカーピンは、そのアンカープレートを壁
面等に接着剤等で適宜接着して、該プレートに直
立したピンに内装材等を刺し通して取付け、該内
装材等の反対面に突出したピン先端に、ナツトプ
レートまたは、該プレートにプラスチツク製等の
キヤツプを套嵌したキヤツプ付ナツトプレートを
嵌着して、もつて、内装材等を壁面等に脱落しな
いように結着するに用いるものである。
而して、従来使用されているアンカーピンA
は、第1〜3図示の如く、下端部より僅かに上位
の周面に突条10を突設したピン2を、別設アン
カープレート1のピン孔11に嵌挿し、アンカー
プレート1の下方に突出したピン下端部をかしめ
付け12して、もつて、アンカープレート1にピ
ン2を抜け取れない状態に樹立結着して構成した
ものである。
1 従つて、ピン2とアンカープレート1の結着
は、上記かしめ付け12によつて形成された膨
出部(漬れ広がつた部分)だけによつて行われ
ているため、壁面等13にアンカープレート1
を接着固定しそのピン2に内装材等14を刺し
通し保持した時の、重量、引張り力、外部衝撃
等の各種負荷が全て該かしめ付け12部分に加
わり、該部分だけで耐久せねばならぬことゝな
り、しかるに、該部分はかしめ付けで単に周辺
に漬し膨出しただけであるため、耐久力が弱
く、該部分が簡単に欠損してピン2がアンカー
プレート1から抜け取れてしまう、即ち、ピン
に刺し通した内装材等14も一緒に壁面等13
から剥離脱落してしまう、という致命的な欠点
があり、その改善が強く要望されていたもので
ある。
2 また、ピン2は、鉄、真鍮またはアルミ等の
細丸状金属線材を自動機で連続加工して製造し
ており、上端の先鋭部4をプレス切断加工する
と共に、下端部付近に突条10を同じくプレス
加工して形成し、そして、周面は上端から下端
まで全て平滑面に形成されている。
一方、前述のように、壁面等に固着したアンカ
ープレート1のピン2に内装材等を刺し通し結着
し、反対面に突出したピン2の先鋭部4からナツ
トプレート3(またはキヤツプ付ナツトプレート
3′)を抜け止め状態に嵌着して、内装材等の脱
落防止及び安定的保持作用を行わしめるものであ
るが、該ナツトプレート3(または3′)は、通
常薄鋼板製の該プレート中心に、ピン2を挿通す
る中心孔15の周縁に放射線状の切り込みを切設
して逆止爪片16を形成して、一旦嵌挿したピン
2が抜けないように、その圧接ばね作用でピン2
周面に逆止的(抜け方向に対して)に喰付き係合
するようにしている。
ところが、前記のように、ピン2の周面が全く
の平滑面であるため、ピン2が柔かいアルミ製で
ある場合はまだしも、鉄や真鍮製であるときは周
面が硬いために、上記係止爪片16の逆止喰付き
が有効に作用せず、表面を滑つて簡単に抜け取れ
てしまうという、これまた、大きな欠点があつ
た。
本考案は上記欠点を解決すべくなされたもので
あり、アンカープレート1とピン2の各構成を従
来とは異なつたものとして、その両者を連結構成
することによつて、アンカープレート1からピン
2が容易に抜け取れないように極めて強固に一体
的構成とすると共に、ピン2の上端部の設定寸法
間の周囲に複数本の円周小突条を突設したことに
より、ナツトプレート3,3′の逆止爪片16が
該小突条に係合するため、極めて完全に逆止係合
作用して、一旦嵌挿したナツトプレートが決して
抜け取れないようにしたものである。
即ち、本考案は、 アンカープレート1にピンを樹立結着して成る
アンカーピンにおいて、 ピン2を、その上端の先鋭部4下位から設定寸
法間lの周面に複数本の円周小突条5を突設する
と共に、下端部に扁平頭部6を形成して設け、 一方、アンカープレート1を、中心にピン孔7
を穿設し該ピン孔7の周縁に放射線状の切り込み
8を切設して複数のかしめ片9を形成して設け、 上記アンカープレート1のピン孔7に、ピン2
をその扁平頭部6上面の基部まで嵌挿し、ピン孔
7周囲のかしめ片9を下方へ向つて、即ち、扁平
頭部6の上面及びピン2の基部へ向つて、強力に
プレスして、該かしめ片9を扁平頭部6上面に密
着せしめると同時にピン基部の周囲に強力にかし
め付けて、もつて、アンカープレート1とピン2
とを強固一体的に結着したアンカーピンA′を構
成したものである。
上記において、 ピン2の先鋭部4下方の設定寸法間lに突設す
る円周小突条5は、例えば、高さ0.5mm位、幅0.5
mm位のものを0.5〜1.0mm位の等間隔で、設定寸法
間lに突設する。該寸法lは、例えば、ピン2の
長さ30〜40mm位の場合に、内装材等14の反対面
に突出する寸法に見合つて、約10〜15mm位とす
る。
また、アンカープレート1において、複数穿孔
した小孔17は接着剤保持用のものである。ピン
孔7はピン2の径よりも僅かに小径に設けた方
が、ピン2を挿通したときに、その周面に対して
かしめ片9が強く圧接し、かしめ付けによつて、
より強力に結着し得ることから望ましく、例え
ば、ピン2の径1.6mmに対し、ピン孔7の径を1.5
mm位に設ける。
かしめ片9を形成する放射線状の切り込みは、
前記ばね的に逆止係合作用するナツトプレート
3,3′の逆止爪片16と異なり、強力にかしめ
付け固定するためのものであることから、短く切
設し、例えば、扁平頭部6嵌合用の円形凸部18
の部分だけ位(直径5〜6mm位)に切設した方
が、プレスしたときに強力にかしめ付けし得る。
ちなみに、通常、アンカープレート1は、ナツト
プレート3,3′の2倍近く厚い板材を使用して
いる。
本案アンカーピンA′は上記の如く構成したも
のであるので、 1 アンカープレート1に対するピン2の連結
は、当初から強固に形成されている扁平頭部6
によつて保持され、この保持状態を、ピン孔7
の周囲に設けたかしめ片9を扁平頭部6上面及
びピンの基部周囲に対して強力にかしめ付け固
定して行つているので、 本案アンカーピンA′のアンカープレート1
を壁面等13に接着し、内装材等14を刺し通
し結着して用いた場合、扁平頭部6は、前記従
来の単なるかしめ付け膨出部と異なり、当初か
ら通常の釘の頭と同様に一体強固に形成したも
のであるから、欠損したりすることは決してな
く、各々の負荷に対して極めて強力に耐久し得
る特長がある。
また、上記の如くアンカープレート1をピン
2の基部に強力にかしめ付け結着したので、該
プレート1がピン2から抜け外れたり、また、
従来の如く結着位置でガタついたりすることが
全くなく、一体的強固安定した製品として取扱
い使用し得る利点もある。
2 また、ピン2の先鋭部4の下位の設定寸法間
に円周小突条5を突設したので、内装材等14
の反対面に突出したピン2の先端部にナツトプ
レート3またはキヤツプ付ナツトプレート3′
を嵌着したときに、該プレート3,3′の逆止
爪片16先端が段設されている円周小突条5の
何れかに必ず係合するので、従来の如く平滑面
を滑つて喰付きが悪く、簡単に抜け外れてしま
うようなことが全くなく、一旦嵌挿結着したな
らば、その位置から絶対に逆戻り、抜け外れ等
をせず、極めて強固安定的に内装材等を保持し
得る優れた効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアンカーピンの使用状態を示す
一部縦断面図、第2図はそのピンの正面図及び平
面図、第3図はそのアンカープレートの正面図及
び平面図、第4図は本案アンカーピンの使用状態
を示す一部縦断面図及び要部の拡大断面図、第5
図は本案ピンの正面図及び平面図、第6図は本案
アンカープレートの正面図及び平面図である。 付号、A……従来のアンカーピン、A′……本
案アンカーピン、1……アンカープレート、2…
…ピン、3……ナツトプレート、3′……キヤツ
プ付ナツトプレート、4……先鋭部、5……円周
小突条、6……扁平頭部、7……ピン孔、8……
切り込み、9……かしめ片、10……突条、11
……ピン孔、12……かしめ付け、13……壁面
等、14……内装材等、15……中心孔、16…
…逆止爪片、17……小孔、18……円形凸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アンカープレート1にピン2を樹立結着して成
    るアンカーピンにおいて、 ピン2を、その上端の先鋭部4下位から設定寸
    法間の周面に複数本の円周小突条5を突設すると
    共に、下端部に扁平頭部6を形成して設け、 一方、アンカープレート1を、中心にピン孔7
    を穿設し該ピン孔7の周縁に放射線状の切り込み
    8を切設して複数のかしめ片9を形成して設け、 上記ピン2をその扁平頭部6上面の基部まで嵌
    挿したアンカープレート1のピン孔7周囲のかし
    め片9を下方へ向つて強力にプレスして、該かし
    め片9をピン2の扁平頭部6上面に密着せしめる
    と共に基部周囲に強力にかしめ付けることによつ
    て、アンカープレート1とピン2とを一体的に結
    着構成した、アンカーピン。
JP6656083U 1983-05-02 1983-05-02 アンカ−ピン Granted JPS59171108U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6656083U JPS59171108U (ja) 1983-05-02 1983-05-02 アンカ−ピン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6656083U JPS59171108U (ja) 1983-05-02 1983-05-02 アンカ−ピン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59171108U JPS59171108U (ja) 1984-11-15
JPH024167Y2 true JPH024167Y2 (ja) 1990-01-31

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ID=30196765

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JP6656083U Granted JPS59171108U (ja) 1983-05-02 1983-05-02 アンカ−ピン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH041235Y2 (ja) * 1985-12-27 1992-01-16

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JPS59171108U (ja) 1984-11-15

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