JPH0241541Y2 - - Google Patents

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JPH0241541Y2
JPH0241541Y2 JP18441185U JP18441185U JPH0241541Y2 JP H0241541 Y2 JPH0241541 Y2 JP H0241541Y2 JP 18441185 U JP18441185 U JP 18441185U JP 18441185 U JP18441185 U JP 18441185U JP H0241541 Y2 JPH0241541 Y2 JP H0241541Y2
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば車載燃料量等を計測する液
面計に関する。
〔従来の技術〕 従来の液面計としては、例えば第5図に示すよ
うなものがある。同図において、11はアーム、
12はフロート、13は摺動抵抗器である。前記
アーム11は一方の端部が回動自在に支持され
て、他方の端部に前記フロート12が固着されて
いて、液面位の変化によつてフロート12の位置
が変化し、アーム11の回転角度も変化する。前
記摺動抵抗器13は巻線抵抗14と接点15とで
形成されていて、この接点15が前記アーム11
に固定されている。従つて、液面位の変化に応じ
て前記接点15も移動し、これによる摺動抵抗器
13の抵抗値の変化を電気信号に変換して表示器
(図示省略)へ送るものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の液面計にあつ
ては、摺動抵抗器の接点をフロートによつて摺動
させ、燃料等の液面位変化を抵抗値の変化に変換
する構造のものであるため、可動部分における接
触不良が起り易いという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、常時空気中にある第1の検出素子
と常時液体中ある第2の検出素子と液面位の変化
方向に沿って適宜間隔で配列された複数個検出素
子からなる検出素子列とによる直列回路に電流源
よりの電流を流して各検出素子を自己発熱させ、
空気中の検出素子と液体中の検出素子の温度差に
よる電圧降下量の変化を利用して、検出素子列の
両端の電圧と第1及び第2の検出素子の両端電圧
とから液面位を正確に算出する構造とすることに
より、一切の可動部分を排除して前述の問題点を
解決するものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図は、この考案の一実施例を示す図であ
る。図において、1はレベル検出用のn個のダイ
オードを直列接続した検出素子列、2及び3は前
記検出素子列1のものと同一のダイオードよりな
る第1及び第2の検出素子、さらに20は熱補償
用ダイオードであつて、これらは、第2図に示す
ようにテトロン又はテフロン等の非伝熱性絶縁基
板30に互に直列に接続されて取付けられてい
る。前記第1の検出素子2及び前記熱補償用ダイ
オード20は常に空気中に、第2の検出素子3は
常に液体中に配設され、検出素子列1の各ダイオ
ードは液面位の変化方向に沿つて適宜間隔で配列
されている。4はこれら各検出素子2,3、熱補
償用ダイオード20及び検出素子列1に所定の定
電流Iを供給する電流源である。なお、第2図に
おいて、31,32は極細の(即ち熱伝導による
放熱の少ない)リード線である。
5,6,7は夫々差動型の増幅器で、2入力の
差に比例した信号を出力するものであり、その比
例定数、即ち増幅度は例えば1となつていて、各
入力端子は、増幅器5が第1の検出素子2の、増
幅器6が第2の検出素子3の増幅器7が検出素子
列1の両端に夫々接続されている。8はマルチプ
レクサで、パラレルに入力される各増幅器5,
6,7からの出力信号をシーケンシヤルに出力す
るものであり、9はA/Dコンバータである。ま
た10はA/Dコンバータ9からの出力信号を計
算処理して液面位を示すデータを表示器(図示省
略)へ出力するデイジタル演算器であり、これら
増幅器5,6,7、マルチプレクサ8、A/Dコ
ンバータ9、デイジタル演算器10によつて本考
案信号処理回路が形成されている。
次に作用を説明する。今、第3図に示すよう
に、検出素子列1のダイオードの内のk個が空気
中に、l個が液体中にあるとすれば、検出素子列
1のダイオード数nは、 n=k+l …… となり、検出素子列1の全長をLとすれば空気中
の長さLkは Lk=(k/n)L …… 液体中の長さLlは Ll=(l/n)L …… となる。また、検出素子列1の両端の電圧V0
空気中のダイオードの両端の電圧Vkと液体中の
ダイオードの両端の電圧Vlとの和から、 V0=Vk+Vl …… となる。
ここで、この検出素子列1及び第1、第2の検
出素子2,3には電流源4により定電流Iが供給
されて加熱されているが、液体中のダイオードは
空気中のダイオードよりも冷却されるので低温と
なる。今、液体中のダイオードの温度をT0、空
気中のダイオードの温度をTとし、T0における
ダイオードの順方向電圧をVd0とすると、検出素
子列1の両端の電圧V0は、式,,を用い
ると、 V0=nLl/L・Vd0+nLk/L {Vd0+α(T−T0)} …… となる。
但し、αはダイオードの順方向電圧の温度係数
で−1.5mV/deg程度である。
この式にLk=L−Llを代入し、△T=T−
T0とおいて整理すると、 V0=n/L〔Ll{Vd0−(Vd0+α△T)} +L(Vd0+α△T)〕 =n/L{Ll(Vd0−Vd1)+LVd1} …… となる。
ここで、Vd0は液体中の、Vd1は空気中のダイ
オード1個当りの順方向電圧である。
この式により液体中の長さLlは、 Ll=L/n・V0−nVd1/Vd0−Vd1 …… となる。
従つて、Vd1,Vd0,V0を差動増幅器5,6,
7で夫々計測すればn及びLは予め分つているた
め、各ダイオードの特性が均一なものであれば
個々のダイオードの温度を計測しなくとも液面位
を計測することが可能となる。
なお、実験によれば、第2の検出素子3と第1
の検出素子2の温度差による電圧差(Vd0
Vd1)は電流源4よりの電流Iを150mA程度とし
た場合、60〜70mV程度となるため、測定精度も
充分なものが得られる。
この第1の検出素子2、第2の検出素子3及び
検出素子列1の各両端電圧Vd1,Vd0及びV0は差
動型の増幅器5,6及び7よりマルチプレクサ
8、A/Dコンバータ9を介してデイジタル演算
器10へ送られ、デイジタル演算器10は式に
応じた計算処理を行なつて、結果を図示を略した
表示器へ出力する。
以上が、本考案液面計による液面位計測原理の
説明であるが、次に熱補償用ダイオード20によ
る熱補償作用について説明する。
この熱補償素子20が設けられていない場合に
は、検出素子列1や第1の検出素子2から直接電
流印加用又は信号読出し用のリード線を引出す構
造となるが、特に常時空気中に配設される第1の
検出素子2の電流源側端子には加熱用の比較的大
きな電流を流すことになるため、リード線として
は太目のものを使わざるをえず、この太目のリー
ド線を伝わつて逃げる熱が、他の熱放散の原因で
ある空気対流や熱放射に比べて大きく、計測結果
が不正確になることになる。
そこで、本考案の如く、第1の検出素子2の電
流源側端子に、該第1の検出素子2と電流印加用
リード線33(第2図参照)との熱勾配を自己発
熱によつて小さくする熱補償素子20を設けるこ
とにより、上述の如きリード線による熱損失をキ
ヤンセルできる。これにより、計測結果が熱損失
によつて不正確になることが防げることになる。
なお、第2図の如く、第1の検出素子2の両端
から引出されるリード線31,32を伝導による
熱放散の少ない細線にすることにより、さらに上
述の熱損失が少なくできる。
以上、図示の実施例について詳細に説明した
が、本考案はこれにのみ限定されるものでないこ
とはいうまでもない。例えば、各検出素子をダイ
オードの代りにサーミスタ等で構成することも可
能である。この場合、このサーミスタの電流源か
らの定電流供給時における電圧降下をダイオード
の順方向電圧に対応付け、抵抗温度係数による電
圧変化分をダイオード順方向電圧の温度係数によ
る電圧変化分に対応付ければ前記実施例のものと
同様な液面計を実現することができる。
また、熱補償素子としては、電流印加によつて
自己発熱するものであれば何んでもよく、ダイオ
ードの他にはサーミスタ、抵抗等が考えられる
が、検出素子と同種の素子を選択するほうが回路
の整合性を図りやすい。
さらに、デイジタル演算器もアナログの演算器
で代替することも可能である。さらにまた、第4
図に示すように、タンクの形状が径の太さに変化
がある場合には、検出素子列1のダイオード配列
を、太径の部分では密に、細径の部分では疎にす
ることでタンクの形状に対する補正をすることも
可能である。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、
その構成を、電流源4と、該電流源4からの電流
供給時に生じる電圧降下が温度依存性をもつ複数
個の自己発熱型の検出素子からなり、常時空気中
に配設され空気中での検出素子1個当りの電圧降
下量を検出する第1の検出素子2、常時液体中に
浸漬され液体中での検出素子1個当りの電圧降下
量を検出する第2の検出素子3及び液面位変化方
向に沿つて互に適宜間隔で配列された複数個の検
出素子からなる液面位検出用の検出素子列1から
なる直列回路と、前記第1の検出素子2の前記電
流源4側端子に近接配置され、前記電流源4から
供給される電流によつて自己加熱する熱補償素子
20と、前記第1の検出素子2の両端間電圧、前
記第2の検出素子3の両端間電圧及び前記液面位
検出用検出素子列1の両端間電圧を適宜入力し、
それらに基づいて液面位を算出する信号処理回路
5〜10とを備えてなる液面計としたため、可動
部分が一切排除されて接触不良の起る要因は無く
なり、検出部が安価にできるという効果が得られ
る。
また、この考案によれば、第1の検出素子2の
熱損失を補償する自己発熱型素子20を設けたの
で、計測結果が熱損失によつて不正確になること
を防止できる。さらに、この熱補償素子20への
電流を電流源4から供給するようにしたため、回
路構造が簡単になる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロツク
図、第2図はこの考案の液面検出部のアツシー
図、第3図はその動作を説明するための要部回路
図、第4図はこの考案の他の実施例の要部を示す
構成図、第5図は従来の液面計の一例を示す構成
図である。 1……検出素子列、2……第1の検出素子、3
……第2の検出素子、4……電流源、5,6,7
……差動増幅器、8……マルチプレクサ、9……
A/Dコンバータ、10……デイジタル演算器、
20……熱補償素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電流源4と、該電流源4からの電流供給時に
    生じる電圧降下が温度依存性をもつ複数個の自
    己発熱型の検出素子からなり、常時空気中に配
    設され空気中での検出素子1個当りの電圧降下
    量を検出する第1の検出素子2、常時液体中に
    浸漬され液体中での検出素子1個当りの電圧降
    下量を検出する第2の検出素子3及び液面位変
    化方向に沿って互に適宜間隔で配列された複数
    個の検出素子からなる液面位検出用の検出素子
    列1からなる直列回路と、前記第1の検出素子
    2の前記電流源4側端子に近接配置され、前記
    電流源4から供給される電流によつて自己発熱
    する熱補償素子20と、前記第1の検出素子2
    の両端間電圧、前記第2の検出素子3の両端間
    電圧及び前記液面位検出用検出素子列1の両端
    間電圧を適宜入力し、それらに基づいて液面位
    を算出する信号処理回路5〜10とを備えてな
    ることを特徴とする液面計。 (2) 前記第1の検出素子2の両端から前記信号処
    理回路5〜10への信号線31,32を、熱伝
    導の少ない細線で構成したことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の液面計。
JP18441185U 1985-12-02 1985-12-02 Expired JPH0241541Y2 (ja)

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