JPH0240548Y2 - - Google Patents

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JPH0240548Y2
JPH0240548Y2 JP1983013070U JP1307083U JPH0240548Y2 JP H0240548 Y2 JPH0240548 Y2 JP H0240548Y2 JP 1983013070 U JP1983013070 U JP 1983013070U JP 1307083 U JP1307083 U JP 1307083U JP H0240548 Y2 JPH0240548 Y2 JP H0240548Y2
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JP
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inner container
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magnetic
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magnetic measuring
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は各種の磁気変化を検出測定する三軸磁
力計に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来の三軸磁力計は第1図に示すように、磁気
変化を検出する磁気検出部a、この磁気検出部a
を制御する制御部b、その電源部c、磁気検出部
aで検出された測定データを記録する記録部dが
それぞれ別個に設けられており、これらの各部
a,b,c,dをケーブルeで接続するようにし
ている。しかしながら、このように三軸磁力計が
個々の部品に分離していたのでは、測定に際し
て、その現場にまで運搬するために、各部a,
b,c,dを別個に梱包する必要がある他、運搬
時の取扱いも煩雑となり、また、運搬後にはさら
に現場で各部a,b,c,dを組立てケーブルe
で接続せねばならないという不具合を生じる。ま
た、磁気を精度よく測定するには磁気検出部aを
地面に対して水平に(重力に対しては垂直に)保
つ必要があるが、このため、従来は磁気検出部a
を支持する基台hの水平調整足fの高さを調整し
て行なつている。しかしながら基台hを水平に保
つには水平調整足fを微調整せねばならず、徒ら
に時間を要し調整に手間がかかるという問題もあ
る。また、磁気検出部aを地磁気方向に合わせる
方位調整も磁気検出器aからの信号を制御部bで
モニタしながら方位調整つまみgで微調整しなけ
ればならず、水平調整を行うのと同様に煩わし
い。
このような調整の煩雑さを解消するために、従
来技術では、ケース内に2軸ジンバルを設け、こ
れら2軸ジンバルの各軸に、偏位角度を検出する
角度検出器を設け、さらに、ジンバル内に地磁気
検出用の磁力計とは別に、方位検出用の磁力計を
設け、これによつて、角度検出器で検出された偏
位角度と、方位検出用磁力計で検出された方位角
度とに基づいて、磁力計で得られる3軸方向の地
磁気検出出力を補正することによりその地点での
地磁気を正確に測定できるようにした装置が提供
されている(たとえば、実開昭58−51279号公報
参照)。
すなわち、上記構成の従来の装置では、地磁気
の北極、南極方向をX軸、東西方向をY軸、鉛直
方向をZ軸とする3軸に対して磁力計の3軸を電
気的処理により一致させる方位調整を行つている
が、このような電気的な処理を積極的に行おうと
すると、電子回路の構成が複雑になり、故障を起
こし易く長期間に渡る測定の信頼性が乏しくな
る。
また、測定に際しては、内部電源の消耗を極力
抑えるために、現地にこの装置を設置する直前に
電源を投入するのが望ましいが、従来、磁力計は
耐圧用の密封されたケース内に収納されているた
め、装置の設置直前に電源を投入することができ
なかつた。このため、電力を無駄に消費してい
た。
(ハ) 目的 本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもの
であつて、電気的な補正処理を特に行わなくて
も、地磁気の3軸に対して磁力計の3軸を物理的
かつ自動的に一致させることができて水平調整、
方位調整が不要で、また、電源投入を現地に設置
する直前に行うことができて電力の無駄が省け、
さらに、装置を現地に運搬、設置するに際して便
宜な三軸磁力計を提供することを目的とする。
(ニ) 構成 本考案は上記の目的を達成するため、本体と蓋
体とからなる外容器を備え、この外容器内には球
状の内容器が収容され、この内容器の内部には磁
気検出部、電源部、制御部等からなる磁気測定手
段が設けられ、この磁気測定手段の下部には半球
状のウエイトが固定され、このウエイトの底部に
は複数個のボールベアリングが取り付けられて前
記磁気測定手段とウエイトとを内容器内面におい
て移動自在に支持するとともに、前記内容器には
この磁気測定手段とウエイトの動きを阻止するク
ランプ手段が設けられ、さらに、前記内容器には
電源投入窓が形成される一方、前記磁気測定手段
には、電源投入窓の対向位置に前記電源部を起動
する受光ランプが設けられた構成としたものであ
る。
(ホ) 実施例 以下、本考案を図面に示す実施例について、詳
細に説明する。
本考案の三軸磁力計1は、第2図ないし第4図
に示すように、本体3と蓋体4とからなる外容器
2を備える。上記本体3と蓋体4とは上下対象形
をなし、これらは共に球面部3a,4a、この各
球面部3a,4aから延設された有底円筒状の座
部3b,4bおよび球面部3a,4aから外方に
張出したフランジ部3c,4cとを有している。
そして、この両フランジ部3c,4cがシートパ
ツキン6を介してボルト7とナツト8とで固定さ
れて、本体3と蓋体4とが一体的に結合されてい
る。なお、10は外容器2の両フランジ部3c,
4cにかけわたしたロープである。
この外容器2の内部には第5図ないし第7図に
示すように、内容器11が収容されている。内容
器11は共に半球状の上部12と下部13とがシ
ールテープ15で接合されて球状をなす防水構造
となるよう構成されている。また内容器11の外
径は外容器2の球面部3a,4aの内径よりも若
千小さく形成されている。そして、内容器11の
外面は上方の一部を除く全面がネツトバツク16
で覆われている。このネツトバツク16は内容器
11と外容器2の球面部3a,4aとの間に介在
されて、内容器11の衝撃を緩和するとともに、
内容器11の取出しを容易にする。さらに、この
内容器11の頂部には後述の磁気測定手段25と
ウエイト32の動きを阻止するクランプ手段17
が設けられている。クランプ手段17は、内容器
11の外方から内方へ貫通したクランプハンドル
20と、このクランプハンドルの内端に取付けた
断面円弧状のクランプ板21とで構成される。な
お、22はクランプハンドル20の一部に設けた
電源投入窓である。一方、内容器11の内部には
磁気測定手段25が設けられている。この磁気測
定手段25は中央の磁気検出部26の周囲にそれ
ぞれ電源部27、制御部を構成する電子回路基板
28、さらに上方に測定データの記録部である磁
気バブルカセツト30が一体に取付けられてな
る。31は電子回路基板28を連結する支柱であ
る。そして、上記磁気測定手段25の下部には内
容器11の内面にほぼ沿つた半球状のカエイト3
2が固着されている。そして、このウエイト32
の底部には複数個(本例では3個)のボールベア
リング33が周回状に設けられている。このボー
ルベアリング33はウエイト32より突出して内
容器11の内面に接し、ウエイト32と磁気測定
手段25とが内容器11内において、その内面に
沿つて任意の方向に移動するように支持してい
る。なお35は磁気測定手段25において、電源
投入窓22の対向位置に設けられた電源投入用の
受光ランプである。
従つて、この三軸磁力計1を第8図に示すよう
に、地面36に埋設して磁気を測定する場合に
は、まず、この地点まで三軸磁力計1をロープ1
0を持つて運搬する。次いで、ボルト7,ナツト
8を外して外容器2の蓋体4を第4図に示すよう
に開放する。そして、照明器具などを用いて内容
器11の外部から電源投入窓22を通して内容器
11の内部に設置された受光ランプ35に光を投
光し測定手段25に電源を投入する。次いで、ク
ランプハンドル20を回転して、クランプ板21
を磁気測定手段25から離間させる。外容器2が
傾斜していると、ウエイト32が重力の安定方向
へ移動するので、磁気検出部26の1軸は鉛直方
向を向き、地面36に対しては常時水平状態が保
持される。磁気測定手段25は残りの水平2軸が
互いに直交関係を保つよう構成されているので方
位調整も不要である。引き続いて、外容器2蓋体
4を閉じてボルト7,ナツト8で本体3を一体に
組立てた後、ロープ10を操作して所定の地点に
設置,埋設する。
(ヘ) 効果 以上のように、本考案によれば、クランプ手段
の拘束を解除すれば、磁気測定手段の1軸が鉛直
方向を向くので、電気的な補正処理を特に行わな
くても、地磁気の3軸に対して磁力計の3軸を物
理的かつ自動的に一致させることができる。この
ため、水平調整、方位調整が不要となる。また、
内容器を開けることなく外部から電源を投入でき
るので、装置を現地に設置する直前の電源投入が
可能となり、電力の無駄を省くことができる。さ
らに、装置の搬送時には、クランプ手段で磁気測
定手段とウエイトの動きをクランプしておけば、
磁気測定手段が揺られて破損するおそれがない。
したがつて、装置を現地まで安全に運搬して設置
することができるなどの優れた効果が発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の三軸磁力計の構成図、第2図
ないし第8図は本考案の三軸磁力計の実施例を示
し、第2図は平面図、第3図は正面図、第4図は
外容器の蓋体を開いた状態を示す正面図、第5図
は中央縦断面図、第6図と第7図とはそれぞれ外
容器を省略して示す−線ならびに−線に
沿う断面図、第8図は三軸磁力計の設置状態を示
す説明図である。 1……三軸磁力計、2……外容器、3……本
体、4……蓋体、11……内容器、17……クラ
ンプ手段、25……磁気測定手段、26……磁気
検出部、27……電源部、28……電子回路基
板、32……ウエイト、33……ボールベアリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体と蓋体とからなる外容器を備え、この外容
    器内には球状の内容器が収容され、この内容器の
    内部には磁気検出部、電源部、制御部等からなる
    磁気測定手段が設けられ、この磁気測定手段の下
    部には半球状のウエイトが固定され、このウエイ
    トの底部には複数個のボールベアリングが取り付
    けられて前記磁気測定手段とウエイトとを内容器
    内面において移動自在に支持するとともに、前記
    内容器にはこの磁気測定手段とウエイトの動きを
    阻止するクランプ手段が設けられ、さらに、前記
    内容器には電源投入窓が形成される一方、前記磁
    気測定手段には、電源投入窓の対向位置に前記電
    源部を起動する受光ランプが設けられていること
    を特徴とする三軸磁力計。
JP1307083U 1983-01-31 1983-01-31 三軸磁力計 Granted JPS59117977U (ja)

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JP1307083U JPS59117977U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 三軸磁力計

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JP1307083U JPS59117977U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 三軸磁力計

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Publication Number Publication Date
JPS59117977U JPS59117977U (ja) 1984-08-09
JPH0240548Y2 true JPH0240548Y2 (ja) 1990-10-29

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ID=30144464

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0725737Y2 (ja) * 1988-11-30 1995-06-07 株式会社島津製作所 磁気検出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851279B2 (ja) * 1977-02-18 1983-11-15 ヤマハ株式会社 電子楽器のタッチレスポンス装置

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JPS5851279U (ja) * 1981-09-30 1983-04-07 株式会社島津製作所 地磁気検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5851279B2 (ja) * 1977-02-18 1983-11-15 ヤマハ株式会社 電子楽器のタッチレスポンス装置

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JPS59117977U (ja) 1984-08-09

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