JP2654497B2 - デュワー装置 - Google Patents
デュワー装置Info
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- JP2654497B2 JP2654497B2 JP6109104A JP10910494A JP2654497B2 JP 2654497 B2 JP2654497 B2 JP 2654497B2 JP 6109104 A JP6109104 A JP 6109104A JP 10910494 A JP10910494 A JP 10910494A JP 2654497 B2 JP2654497 B2 JP 2654497B2
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- Japan
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- spherical
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体あるいは生物体か
ら発生する磁場の計測を行うための医療用診断装置、材
料の透磁率を測定するための物性測定装置、磁気的な信
号伝送のインターフェイスのための通信装置等に用いる
SQUID(Superconducting Quantum Interference D
evice :超伝導量子干渉デバイス)を格納することに適
したデュワー装置に関する。ここに、SQUIDとは、
液体ヘリウムや液体窒素等により断熱容器(クライオス
タット、デュワー等)内で低温状態に維持され、ループ
内にジョセフソン接合を含む超伝導ループであるSQU
IDループに直流電流をバイアス電流として印加して駆
動し、このSQUIDループ内に、ピックアップコイル
や入力コイル等を介して外部からの磁束を結合して印加
すると、SQUIDループに周回電流が誘起され、ルー
プ内のジョセフソン接合における量子的な干渉効果によ
り、印加された外部磁束の微弱な変化を出力電圧の大き
な変化に変換するトランスデューサとして動作すること
を利用して、微小磁束変化を測定する素子である。
ら発生する磁場の計測を行うための医療用診断装置、材
料の透磁率を測定するための物性測定装置、磁気的な信
号伝送のインターフェイスのための通信装置等に用いる
SQUID(Superconducting Quantum Interference D
evice :超伝導量子干渉デバイス)を格納することに適
したデュワー装置に関する。ここに、SQUIDとは、
液体ヘリウムや液体窒素等により断熱容器(クライオス
タット、デュワー等)内で低温状態に維持され、ループ
内にジョセフソン接合を含む超伝導ループであるSQU
IDループに直流電流をバイアス電流として印加して駆
動し、このSQUIDループ内に、ピックアップコイル
や入力コイル等を介して外部からの磁束を結合して印加
すると、SQUIDループに周回電流が誘起され、ルー
プ内のジョセフソン接合における量子的な干渉効果によ
り、印加された外部磁束の微弱な変化を出力電圧の大き
な変化に変換するトランスデューサとして動作すること
を利用して、微小磁束変化を測定する素子である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデュワー装置としては、
円筒状などのデュワーに、その筒軸回りの回転が可能な
支持機構を設け、筒軸を傾斜可能な支持機構をも設け
て、それぞれ独立に調整可能とした装置、あるいは、デ
ュワーをX方向およびY方向に移動可能に構成した装置
などが知られている。
円筒状などのデュワーに、その筒軸回りの回転が可能な
支持機構を設け、筒軸を傾斜可能な支持機構をも設け
て、それぞれ独立に調整可能とした装置、あるいは、デ
ュワーをX方向およびY方向に移動可能に構成した装置
などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のデ
ュワー装置では、被験者等の姿勢、位置、状態等に合わ
せてデュワー先端部等のセンサ部位置を調整したい場合
であっても、座標位置を与える必要があったり、位置調
整機構が厳密かつ大掛かりである等の理由から、かえっ
て微妙な調整が困難であったり、微調整に長時間を要す
ることが多かった。本発明は、上記の問題点を解決する
ためになされたものであり、被験者等に合わせてセンサ
位置を容易かつ自在に微調整可能なデュワー装置を提供
することを目的とする。
ュワー装置では、被験者等の姿勢、位置、状態等に合わ
せてデュワー先端部等のセンサ部位置を調整したい場合
であっても、座標位置を与える必要があったり、位置調
整機構が厳密かつ大掛かりである等の理由から、かえっ
て微妙な調整が困難であったり、微調整に長時間を要す
ることが多かった。本発明は、上記の問題点を解決する
ためになされたものであり、被験者等に合わせてセンサ
位置を容易かつ自在に微調整可能なデュワー装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るデュワー装置は、球面の一部をなす球
状凹部を有する支持具と、当該球状凹部の球面と略同一
曲率の凸面の一部をなす球状凸部を有し当該球状凸部が
前記球状凹部にほぼ接するように載置され前記支持具に
より支持される被支持部が設けられかつSQUIDセン
サとその冷却媒体がその内部に収納され断熱状態に保持
されるデュワーと、を備え、前記球状凸部または球状凹
部の曲率中心を中心として前記デュワーを三次元的に回
転可能に構成される。
め、本発明に係るデュワー装置は、球面の一部をなす球
状凹部を有する支持具と、当該球状凹部の球面と略同一
曲率の凸面の一部をなす球状凸部を有し当該球状凸部が
前記球状凹部にほぼ接するように載置され前記支持具に
より支持される被支持部が設けられかつSQUIDセン
サとその冷却媒体がその内部に収納され断熱状態に保持
されるデュワーと、を備え、前記球状凸部または球状凹
部の曲率中心を中心として前記デュワーを三次元的に回
転可能に構成される。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、上記球状凸
部又は球状凹部の曲率中心を通るデュワーの回転軸のま
わりにデュワーを回転させたり、上記球状凸部又は球状
凹部の曲率中心を回転中心としてデュワー回転軸自体を
回転させたり、上記の2つの動作を同時に行うことによ
り、SQUIDセンサ位置を被験者等に合わせて容易か
つ自在に微調整することができる。
部又は球状凹部の曲率中心を通るデュワーの回転軸のま
わりにデュワーを回転させたり、上記球状凸部又は球状
凹部の曲率中心を回転中心としてデュワー回転軸自体を
回転させたり、上記の2つの動作を同時に行うことによ
り、SQUIDセンサ位置を被験者等に合わせて容易か
つ自在に微調整することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1ないし図5は、本発明の第1実施例である
デュワー装置の構成を示した図である。
明する。図1ないし図5は、本発明の第1実施例である
デュワー装置の構成を示した図である。
【0007】図に示すように、このデュワー装置1A
は、試験室等の天井6から吊下支持され、その先端に支
持部4L,4Rが設けられたアーム5L,5Rと、支持
部4L,4Rによって支持される被支持部3Aと、被支
持部3Aのデュワー挿入孔32内に挿入されて支持され
るデュワー2Aとを備えて構成されている。ここに、支
持部4L,4Rとアーム5L,5Rとは支持具を構成し
ている。
は、試験室等の天井6から吊下支持され、その先端に支
持部4L,4Rが設けられたアーム5L,5Rと、支持
部4L,4Rによって支持される被支持部3Aと、被支
持部3Aのデュワー挿入孔32内に挿入されて支持され
るデュワー2Aとを備えて構成されている。ここに、支
持部4L,4Rとアーム5L,5Rとは支持具を構成し
ている。
【0008】デュワー2Aは、液体ヘリウム温度約4K
で超伝導状態を示すニオブ等の超伝導材料で構成された
SQUID素子を有するSQUIDセンサ21Aとその
冷却媒体である液体ヘリウムLを収納可能な略円筒状の
内槽11Aと、この内槽11Aを包囲するとともに内槽
11Aとの間に真空層などの断熱層13Aを形成し、上
記SQUIDセンサ21Aおよび液体ヘリウムLを断熱
状態で保持する外槽12Aと、外槽12Aの外部に設け
られたコネクタ部24Aと、内槽11Aの首に相当する
部分に挿入されコネクタ部24Aと接続するネックプラ
グ23Aと、液体ヘリウムLとその蒸発ガスを外部空気
から遮断する蓋17Aと、SQUIDセンサ部21Aを
液体ヘリウムL中に支持するとともにSQUID21A
からの計測信号をデュワー2Aの外部に導く配線等を止
着または内蔵可能な配線部22Aと、を備えて構成され
る。このデュワー2Aの外槽12Aの中央付近の腹部に
は、被支持部3Aのデュワー挿入孔32内の係止用凹部
16により係止支持される鍔状の係止用凸部15が設け
られ、SQUIDセンサ部21A付近の外槽12Aおよ
び内槽11Aの底部は、被験者の頭部Hがすっぽり収納
可能な頭部収納用凹部14Aが設けられている(図1,
2)。
で超伝導状態を示すニオブ等の超伝導材料で構成された
SQUID素子を有するSQUIDセンサ21Aとその
冷却媒体である液体ヘリウムLを収納可能な略円筒状の
内槽11Aと、この内槽11Aを包囲するとともに内槽
11Aとの間に真空層などの断熱層13Aを形成し、上
記SQUIDセンサ21Aおよび液体ヘリウムLを断熱
状態で保持する外槽12Aと、外槽12Aの外部に設け
られたコネクタ部24Aと、内槽11Aの首に相当する
部分に挿入されコネクタ部24Aと接続するネックプラ
グ23Aと、液体ヘリウムLとその蒸発ガスを外部空気
から遮断する蓋17Aと、SQUIDセンサ部21Aを
液体ヘリウムL中に支持するとともにSQUID21A
からの計測信号をデュワー2Aの外部に導く配線等を止
着または内蔵可能な配線部22Aと、を備えて構成され
る。このデュワー2Aの外槽12Aの中央付近の腹部に
は、被支持部3Aのデュワー挿入孔32内の係止用凹部
16により係止支持される鍔状の係止用凸部15が設け
られ、SQUIDセンサ部21A付近の外槽12Aおよ
び内槽11Aの底部は、被験者の頭部Hがすっぽり収納
可能な頭部収納用凹部14Aが設けられている(図1,
2)。
【0009】上記のデュワー2Aは、中央にデュワー挿
入孔32が開設された被支持部3Aに挿入され、デュワ
ー2A外側の係止用凸部15が、デュワー挿入孔32内
に設けられた係止用凹部16により係止支持される。上
記の被支持部3Aは、外側面が球表面の一部である球状
凸部33Aを形成している。
入孔32が開設された被支持部3Aに挿入され、デュワ
ー2A外側の係止用凸部15が、デュワー挿入孔32内
に設けられた係止用凹部16により係止支持される。上
記の被支持部3Aは、外側面が球表面の一部である球状
凸部33Aを形成している。
【0010】上記のようにデュワー2Aをその内部に係
止支持した被支持部3Aの球状凸部33Aは、その球面
と略同一曲率の球面の一部をなす球状凹部31L,31
Rを有する支持部4L,4Rの凹部面上に載置され支持
される。この場合、上記の球状凸部33Aの凸面が球状
凹部31L,31Rの凹面にほぼ接触する。すなわち、
球状凹部31L,31Rの曲率半径は、球状凸部33A
の曲率半径より僅かに大きく設定され、デュワー2A及
び球状凸部33Aが支持部4L,4Rに搭載された状
態、すなわち、支持部4L,4Rに荷重のかかった状態
で、ほぼ曲率が一致するようにし、相互に容易に滑動可
能なように構成され、かつ相互の摩擦により相互の滑動
が妨げられることのないような一種のユニバーサルジョ
イントを形成している。
止支持した被支持部3Aの球状凸部33Aは、その球面
と略同一曲率の球面の一部をなす球状凹部31L,31
Rを有する支持部4L,4Rの凹部面上に載置され支持
される。この場合、上記の球状凸部33Aの凸面が球状
凹部31L,31Rの凹面にほぼ接触する。すなわち、
球状凹部31L,31Rの曲率半径は、球状凸部33A
の曲率半径より僅かに大きく設定され、デュワー2A及
び球状凸部33Aが支持部4L,4Rに搭載された状
態、すなわち、支持部4L,4Rに荷重のかかった状態
で、ほぼ曲率が一致するようにし、相互に容易に滑動可
能なように構成され、かつ相互の摩擦により相互の滑動
が妨げられることのないような一種のユニバーサルジョ
イントを形成している。
【0011】上記のように構成すれば、図4に示すよう
に、被支持部3Aの球状凸部33A又は支持部4L,4
Rの球状凹部31L,31Rの曲率中心Pを通るデュワ
ー2Aの回転軸42のまわりにデュワー2Aを容易に回
転させることができる。また、上記曲率中心Pを回転中
心としてデュワー回転軸42自体を、垂直軸41を中心
に角度±αだけ回転させることもできる。あるいは、上
記の2つの動作を同時に行うこともできる。したがっ
て、図5に示すように、SQUIDセンサ21Aの位置
を被験者の頭部Hの位置や姿勢等に合わせて容易かつ自
在に微調整することができる。上記において、デュワー
2Aの重心と上記曲率中心Pとを一致させるように構成
すれば、デュワー2Aの微調整はさらに容易となる。
に、被支持部3Aの球状凸部33A又は支持部4L,4
Rの球状凹部31L,31Rの曲率中心Pを通るデュワ
ー2Aの回転軸42のまわりにデュワー2Aを容易に回
転させることができる。また、上記曲率中心Pを回転中
心としてデュワー回転軸42自体を、垂直軸41を中心
に角度±αだけ回転させることもできる。あるいは、上
記の2つの動作を同時に行うこともできる。したがっ
て、図5に示すように、SQUIDセンサ21Aの位置
を被験者の頭部Hの位置や姿勢等に合わせて容易かつ自
在に微調整することができる。上記において、デュワー
2Aの重心と上記曲率中心Pとを一致させるように構成
すれば、デュワー2Aの微調整はさらに容易となる。
【0012】次に、本発明の第2実施例であるデュワー
装置について説明する。図6は、本発明の第2実施例の
デュワー装置の構成を示した図である。図に示すよう
に、このデュワー装置1Bは、試験室等の天井6から吊
下支持され、その先端に支持部4L,4Rが設けられた
アーム5L,5Rと、支持部4L,4Rによって支持さ
れる被支持部3Bが設けられたデュワー2Bとを備えて
構成されている。上記の第1実施例と異なる点は、デュ
ワー2Bの腹部の外側面自体が球状に突出して被支持部
3Bを形成している点である。ここに、支持部4L,4
Rとアーム5L,5Rとは支持具を構成している。
装置について説明する。図6は、本発明の第2実施例の
デュワー装置の構成を示した図である。図に示すよう
に、このデュワー装置1Bは、試験室等の天井6から吊
下支持され、その先端に支持部4L,4Rが設けられた
アーム5L,5Rと、支持部4L,4Rによって支持さ
れる被支持部3Bが設けられたデュワー2Bとを備えて
構成されている。上記の第1実施例と異なる点は、デュ
ワー2Bの腹部の外側面自体が球状に突出して被支持部
3Bを形成している点である。ここに、支持部4L,4
Rとアーム5L,5Rとは支持具を構成している。
【0013】デュワー2Bは、液体ヘリウム温度約4K
で超伝導状態を示すニオブ等の超伝導材料で構成された
SQUID素子を有するSQUIDセンサ21Bとその
冷却媒体である液体ヘリウムLを収納可能な両端が略円
筒状で中央付近が略球状の内槽11Bと、この内槽11
Bを包囲するとともに内槽11Bとの間に真空層などの
断熱層13Bを形成し、上記SQUIDセンサ21Bお
よび液体ヘリウムLを断熱状態で保持する外槽12B
と、外槽12Bの外部に設けられたコネクタ部24B
と、内槽11Bの首に相当する部分に挿入されコネクタ
部24Bと接続するネックプラグ23Bと、液体ヘリウ
ムLとその蒸発ガスを外部空気から遮断する蓋17B
と、SQUIDセンサ部21Bを液体ヘリウムL中に支
持するとともにSQUID21Bからの計測信号をデュ
ワー2Bの外部に導く配線等を止着または内蔵可能な配
線部22Bと、を備えて構成される。このデュワー2B
の外槽12Bおよび内槽11Bの中央付近の腹部は、上
述のように、その外側面が球表面の一部をなすように突
出し球状凸部33Bを形成し、被支持部3Bを形成して
いる。
で超伝導状態を示すニオブ等の超伝導材料で構成された
SQUID素子を有するSQUIDセンサ21Bとその
冷却媒体である液体ヘリウムLを収納可能な両端が略円
筒状で中央付近が略球状の内槽11Bと、この内槽11
Bを包囲するとともに内槽11Bとの間に真空層などの
断熱層13Bを形成し、上記SQUIDセンサ21Bお
よび液体ヘリウムLを断熱状態で保持する外槽12B
と、外槽12Bの外部に設けられたコネクタ部24B
と、内槽11Bの首に相当する部分に挿入されコネクタ
部24Bと接続するネックプラグ23Bと、液体ヘリウ
ムLとその蒸発ガスを外部空気から遮断する蓋17B
と、SQUIDセンサ部21Bを液体ヘリウムL中に支
持するとともにSQUID21Bからの計測信号をデュ
ワー2Bの外部に導く配線等を止着または内蔵可能な配
線部22Bと、を備えて構成される。このデュワー2B
の外槽12Bおよび内槽11Bの中央付近の腹部は、上
述のように、その外側面が球表面の一部をなすように突
出し球状凸部33Bを形成し、被支持部3Bを形成して
いる。
【0014】そして、上記の被支持部3Bの球状凸部3
3Bは、その球面と略同一曲率の球面の一部をなす球状
凹部31L,31Rを有する支持部4L,4Rの凹部面
上に載置され支持される。この場合、上記の球状凸部3
3Bの凸面が球状凹部31L,31Rの凹面にほぼ接触
する。すなわち、球状凹部31L,31Rの曲率半径
は、球状凸部33Bの曲率半径より僅かに大きく設定さ
れ、デュワー2A及び球状凸部33Aが支持部4L,4
Rに搭載された状態、すなわち、支持部4L,4Rに荷
重のかかった状態で、ほぼ曲率が一致するようにし、相
互に容易に滑動可能なように構成され、かつ相互の摩擦
により相互の滑動が妨げられることのないような一種の
ユニバーサルジョイントを形成している。
3Bは、その球面と略同一曲率の球面の一部をなす球状
凹部31L,31Rを有する支持部4L,4Rの凹部面
上に載置され支持される。この場合、上記の球状凸部3
3Bの凸面が球状凹部31L,31Rの凹面にほぼ接触
する。すなわち、球状凹部31L,31Rの曲率半径
は、球状凸部33Bの曲率半径より僅かに大きく設定さ
れ、デュワー2A及び球状凸部33Aが支持部4L,4
Rに搭載された状態、すなわち、支持部4L,4Rに荷
重のかかった状態で、ほぼ曲率が一致するようにし、相
互に容易に滑動可能なように構成され、かつ相互の摩擦
により相互の滑動が妨げられることのないような一種の
ユニバーサルジョイントを形成している。
【0015】上記のように構成すれば、上記第1実施例
と同様に、被支持部3Bの球状凸部33B又は支持部4
L,4Rの球状凹部31L,31Rの曲率中心(図示せ
ず)を通るデュワー2Bの回転軸(図示せず)のまわり
にデュワー2Bを容易に回転させることができる。ま
た、上記曲率中心を回転中心としてデュワー回転軸自体
を、垂直軸を中心に所定の角度だけ回転させることもで
きる。あるいは、上記の2つの動作を同時に行うことも
できる。したがって、SQUIDセンサ21Bの位置を
被験者の頭部Hの位置や姿勢等に合わせて容易かつ自在
に微調整することができる。また、さらに、第2実施例
の場合は、第1実施例と異なり被支持部3Bがデュワー
2Bに一体化されているので、可動機構がさらに簡易化
され、デュワー2B内に収納しうる液体ヘリウムの容量
も増大させることができる。上記において、デュワー2
Bの重心と上記曲率中心とを一致させるように構成すれ
ば、デュワー2Bの微調整はさらに容易となる。
と同様に、被支持部3Bの球状凸部33B又は支持部4
L,4Rの球状凹部31L,31Rの曲率中心(図示せ
ず)を通るデュワー2Bの回転軸(図示せず)のまわり
にデュワー2Bを容易に回転させることができる。ま
た、上記曲率中心を回転中心としてデュワー回転軸自体
を、垂直軸を中心に所定の角度だけ回転させることもで
きる。あるいは、上記の2つの動作を同時に行うことも
できる。したがって、SQUIDセンサ21Bの位置を
被験者の頭部Hの位置や姿勢等に合わせて容易かつ自在
に微調整することができる。また、さらに、第2実施例
の場合は、第1実施例と異なり被支持部3Bがデュワー
2Bに一体化されているので、可動機構がさらに簡易化
され、デュワー2B内に収納しうる液体ヘリウムの容量
も増大させることができる。上記において、デュワー2
Bの重心と上記曲率中心とを一致させるように構成すれ
ば、デュワー2Bの微調整はさらに容易となる。
【0016】上記の支持部や被支持部の材料としては、
FRPやジュラコン等の樹脂が適している。また、これ
らの球状凸部または球状凹部のいずれかあるいは両方の
面にフッ素樹脂系の潤滑剤を塗布しておけば、相互の摩
擦抵抗を相当程度低減することが可能である。あるい
は、球状凸部または球状凹部のいずれかの面に多数の微
小孔を開設しておき、その孔から空気等を噴出させるこ
とにより面摩擦を断つことができる。また、球状凹部表
面側の支点となる範囲にボールベアリング等を埋設して
おけば、ボールベアリングのころがり運動により支持部
と被支持部の相互の摩擦抵抗はきわめて小さくなる。
FRPやジュラコン等の樹脂が適している。また、これ
らの球状凸部または球状凹部のいずれかあるいは両方の
面にフッ素樹脂系の潤滑剤を塗布しておけば、相互の摩
擦抵抗を相当程度低減することが可能である。あるい
は、球状凸部または球状凹部のいずれかの面に多数の微
小孔を開設しておき、その孔から空気等を噴出させるこ
とにより面摩擦を断つことができる。また、球状凹部表
面側の支点となる範囲にボールベアリング等を埋設して
おけば、ボールベアリングのころがり運動により支持部
と被支持部の相互の摩擦抵抗はきわめて小さくなる。
【0017】また、支持部と被支持部の滑りが良すぎ
て、所定の姿勢で静止しない場合等も考慮し、デュワー
を所定位置で所定の傾斜状態のまま物理的に固定可能な
手段、例えば、ワイヤー、ボルト締結機構等を備えても
よい。また、デュワーの位置や傾斜角度等を正確に知る
ために、球状凸部の適宜位置に緯度、経度、角度等の目
盛等を設け、静止している支持部側に基準線や指針等を
設けておいてもよい。
て、所定の姿勢で静止しない場合等も考慮し、デュワー
を所定位置で所定の傾斜状態のまま物理的に固定可能な
手段、例えば、ワイヤー、ボルト締結機構等を備えても
よい。また、デュワーの位置や傾斜角度等を正確に知る
ために、球状凸部の適宜位置に緯度、経度、角度等の目
盛等を設け、静止している支持部側に基準線や指針等を
設けておいてもよい。
【0018】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0019】例えば、上記の実施例においては、冷却媒
体として液体ヘリウムを用いる例について説明したが、
これには限定されず、SQUIDセンサを高臨界温度超
伝導材料であるイットリウム・バリウム・銅酸化物など
により形成し、冷却媒体として液体窒素等を用いてもよ
い。また、上記実施例では、デュワー形状が円筒状であ
る例について説明したが、これには限定されず、デュワ
ーの支持部付近が球状であれば、デュワー自体は他の立
体形状であってもかまわない。また、上記実施例におい
ては、デュワーが天井から吊下支持される例について説
明したが、これには限定されず、床面や壁面から支持さ
れてもかまわない。また、支持部の数についても、上記
実施例のように2個には限定されず、3個以上であって
もよいし、底部が開口した1個の椀状の支持部などであ
ってもよい。
体として液体ヘリウムを用いる例について説明したが、
これには限定されず、SQUIDセンサを高臨界温度超
伝導材料であるイットリウム・バリウム・銅酸化物など
により形成し、冷却媒体として液体窒素等を用いてもよ
い。また、上記実施例では、デュワー形状が円筒状であ
る例について説明したが、これには限定されず、デュワ
ーの支持部付近が球状であれば、デュワー自体は他の立
体形状であってもかまわない。また、上記実施例におい
ては、デュワーが天井から吊下支持される例について説
明したが、これには限定されず、床面や壁面から支持さ
れてもかまわない。また、支持部の数についても、上記
実施例のように2個には限定されず、3個以上であって
もよいし、底部が開口した1個の椀状の支持部などであ
ってもよい。
【0020】また、上記実施例は、デュワーの傾斜角度
があまり大きくない場合を例にとって説明したが、デュ
ワーの傾斜角度がかなり大きい範囲でもよく、その場合
には、球状凸部自体を傾けてセットしておけばよい。例
えば、上記実施例では各支持部は天井から同一の高さに
保持されていたが、この支持部の高さを異ならせておく
ことにより、当初からデュワーを所定角度で傾斜させて
おくことができる。
があまり大きくない場合を例にとって説明したが、デュ
ワーの傾斜角度がかなり大きい範囲でもよく、その場合
には、球状凸部自体を傾けてセットしておけばよい。例
えば、上記実施例では各支持部は天井から同一の高さに
保持されていたが、この支持部の高さを異ならせておく
ことにより、当初からデュワーを所定角度で傾斜させて
おくことができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、上記構成を有する
本発明によれば、上記球状凸部又は球状凹部の曲率中心
を通るデュワーの回転軸のまわりにデュワーを回転させ
たり、上記球状凸部又は球状凹部の曲率中心を回転中心
としてデュワー回転軸自体を回転させたり、上記の2つ
の動作を同時に行うことにより、SQUIDセンサ位置
を被験者等に合わせて容易かつ自在に微調整することが
できる、という利点がある。
本発明によれば、上記球状凸部又は球状凹部の曲率中心
を通るデュワーの回転軸のまわりにデュワーを回転させ
たり、上記球状凸部又は球状凹部の曲率中心を回転中心
としてデュワー回転軸自体を回転させたり、上記の2つ
の動作を同時に行うことにより、SQUIDセンサ位置
を被験者等に合わせて容易かつ自在に微調整することが
できる、という利点がある。
【図1】本発明の第1実施例であるデュワー装置の構成
を示す正断面図である。
を示す正断面図である。
【図2】図1に示すデュワー装置の構成を示す図1のA
−A断面図である。
−A断面図である。
【図3】図1に示すデュワー装置における球状凸部と支
持部との関係を示す斜視図(1)である。
持部との関係を示す斜視図(1)である。
【図4】図1に示すデュワー装置における球状凸部と支
持部との関係を示す斜視図(2)である。
持部との関係を示す斜視図(2)である。
【図5】図1に示すデュワー装置の実施時の態様を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例であるデュワー装置の構成
を示す正断面図である。
を示す正断面図である。
1A,1B デュワー装置 2A,2B デュワー 3A,3B 被支持部 4L,4R 支持部 5L,5R アーム 6 天井 11A,11B 内槽 12A,12B 外槽 13A,13B 断熱層 14A,14B 頭部収納用凹部 15 係止用凸部 16 係止用凹部 17A,17B 蓋 21A,21B センサ部 22A,22B 配線部 23A,23B ネックプラグ 24A,24B コネクタ部 31L,31R 球状凹部 32 デュワー挿入孔 33A,33B 球状凸部 41 垂直軸 42 デュワー軸 H 被験者頭部 L 液体ヘリウム P 曲率中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 雅之 千葉県印旛郡印西町武西学園台2−1200 株式会社超伝導センサ研究所内 審査官 西脇 博志 (56)参考文献 特開 平7−333307(JP,A) 特開 平5−228818(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 球面の一部をなす球状凹部を有する支持
具と、 当該球状凹部の球面と略同一曲率の凸面の一部をなす球
状凸部を有し当該球状凸部が前記球状凹部にほぼ接する
ように載置され前記支持具により支持される被支持部が
設けられかつSQUIDセンサとその冷却媒体がその内
部に収納され断熱状態に保持されるデュワーと、を備
え、 前記球状凸部または球状凹部の曲率中心を中心として前
記デュワーを三次元的に回転可能に構成したことを特徴
とするデュワー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6109104A JP2654497B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | デュワー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6109104A JP2654497B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | デュワー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07297456A JPH07297456A (ja) | 1995-11-10 |
| JP2654497B2 true JP2654497B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=14501684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6109104A Expired - Lifetime JP2654497B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | デュワー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2654497B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008092978A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Hitachi High-Technologies Corp | 磁場計測装置 |
| US11439336B2 (en) | 2018-10-02 | 2022-09-13 | Ricoh Company, Ltd. | Biological information measurement system and recording medium |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6275719B1 (en) | 1998-09-09 | 2001-08-14 | Hitachi, Ltd. | Biomagnetic field measurement apparatus |
| GB2441795B (en) | 2006-09-15 | 2010-06-02 | Siemens Magnet Technology Ltd | A supported superconducting magnet |
| JP4893213B2 (ja) | 2006-10-05 | 2012-03-07 | 株式会社日立製作所 | 磁場計測装置 |
| JP5032247B2 (ja) * | 2007-09-03 | 2012-09-26 | 株式会社東芝 | 磁性微粒子イメージング装置およびコイル配設方法 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP6109104A patent/JP2654497B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008092978A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Hitachi High-Technologies Corp | 磁場計測装置 |
| US11439336B2 (en) | 2018-10-02 | 2022-09-13 | Ricoh Company, Ltd. | Biological information measurement system and recording medium |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07297456A (ja) | 1995-11-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |