JPH0240413Y2 - - Google Patents

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JPH0240413Y2
JPH0240413Y2 JP12953286U JP12953286U JPH0240413Y2 JP H0240413 Y2 JPH0240413 Y2 JP H0240413Y2 JP 12953286 U JP12953286 U JP 12953286U JP 12953286 U JP12953286 U JP 12953286U JP H0240413 Y2 JPH0240413 Y2 JP H0240413Y2
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JP
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spring
air supply
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air
shape memory
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、無窓畜舎等に使用される給気バツフ
ルの調節装置、特に気温に応じて自動的に開度を
調節することができる給気バツフル調節装置に関
する。
従来の技術 従来、豚舎等の畜舎において家畜の成育条件に
適した畜舎環境を図るため、畜舎を無窓構造にし
て、吸気孔と排気孔を設け、排気孔より強制排気
を行なうことによつて畜舎内の空気を攬拌して換
気を行なつて、畜舎内の汚れた空気を排出すると
共に舎内の温度と湿度を調節するようにしてい
る。
上記従来の無窓構造の畜舎の吸気孔には、通常
給気バツフルが設けられ、季節等に応じてその開
度を調節して流入風量を調節しているが、従来の
給気バツフルは、自動調節装置を有してなく、専
ら人手によつてその調節を行なつていた(例え
ば、実開昭54−2687号公報)。そのため、大きい
畜舎においては数多くの給気バツフルを備えてい
るので、各バツフル毎に個別に調節しなければな
らず、手間がかかつていた。しかしながら、近
時、複数個のバツフルを同時に調節することによ
つて、手間を省くようにしたバツフル調節装置も
提案されている。
上記提案されている従来の調節装置は、各バツ
フルに開度調節用ワイヤーを取り付け、該ワイヤ
ーを各バツフル間に渡つて長手方向に架設された
メインワイヤーに連結し、該メインワイヤーを手
動又は適宜の動力装置によつて長手方向に引つ張
ることによつて、バツフルの開度調節を一斉に行
なうようにしたものである。
考案が解決しようとする問題点 上記従来のバツフル調節装置は、複数のバツフ
ルをワイヤーで連結するので、構造が煩雑であ
り、しかもバツフルを複数個同時に調節するには
大きな動力を必要とし、自動的に行なう為にはそ
のための大型の動力装置を必要とする問題点があ
つた。しかもワイヤーで連結して調節するので、
正確に調節するのが困難であつた。
本考案は、上記実情に鑑み創案されたものであ
つて、構造が簡単でしかも温度変化に応じて自動
的にその開度を調節することができる給気バツフ
ル調節装置を提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本考案の給気バ
ツフル調節装置は、給気バツフル5の片面に立設
された調節ロツド7と、該調節ロツドに端部が嵌
合した他端部が建造物に固定される支持具8と、
前記調節ロツド7に嵌合されて前記バツフル片面
と前記支持具8間に介在される作動温度が異なる
複数個の形状記憶合金スプリング10,11と、
前記調節ロツドに前記支持具と一端が接して嵌合
されて前記形状記憶合金スプリングの作動バネ圧
よりもバネ圧が弱い閉鎖用スプリング12とによ
つて構成するという技術的手段を採用した。
作 用 季節の変化等に応じて気温が形状記憶合金スプ
リングの作動温度に達すると、該スプリング伸長
し、その伸長量に応じてバツフルの開度が調節さ
れる。作動温度の異なる形状記憶合金スプリング
を複数個組合せたので、温度の変化に応じて複数
段に開度が自動的に調節される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面により詳細に説明
する。
第1,2図は、給気バツフルを壁と天井間に設
けた状態における本考案の給気バツフル調節装置
の第1実施例を示している。図において、1は畜
舎の壁2と天井3間に開口された給気口であり、
該給気口1にバツフル5が壁2側に蝶番6によつ
て枢動可能に取り付けられている。バツフル5の
一側には図示のように調節ロツド7が突設され、
該ロツド7と天井3間に後述するように支持具8
が懸架され、バツフル5を支持している。
前記支持具8の一端は、調節ロツド7に嵌挿さ
れ、該支持具8とバツフル5間に作動温度を20℃
に設定した第1形状記憶合金スプリング10及び
動作温度を30℃に設定した第2形状記憶合金スプ
リング11を嵌挿し、これらのスプリング10,
11のスプリング高さの和によつて支持具8とバ
ツフル5との間隔を維持している。12は、閉鎖
用のスプリングであり、前記第1形状記憶合金ス
プリング10及び第2形状記憶合金スプリング1
1によりバネ力の弱いスプリングである。
以上のように構成された給気バツフル調節装置
は、例えば夏季になつて気温が30℃を越えると、
第1形状記憶合金スプリング10及び第2形状記
憶合金スプリング11が共に動作して伸長し、仮
想線Aの位置までバツフル5を開き、バツフル5
の開度を最大にする。また、春秋等気温が20℃〜
30℃になると、第1形状記憶合金スプリング10
のみ動作して伸張し、バツフル5を実線位置Bに
保つ。さらに、冬季になり気温が20℃未満に下が
ると、両スプリング10,11とも動作せず、収
縮した状態になり、バツフル5は閉鎖用スプリン
グ12のバネ力によつて仮想線Cの位置に保持
し、開度を最小にする。なお、作動温度は、上記
に限らず任意のものを採用することができる。
第3図は、本考案の第2実施例を示している。
前記実施例では、バツフル5の先端と天井3との
隙間の開度を調節した該隙間より外気を導入して
いたが、本実施例においては、天井3との隙間を
調節すると同時に、壁2との枢着部にも隙間を設
けて調節できるようにして、外気をバツフル5の
両端より導入するようにした。それによつて、舎
内空気の攬拌能力を向上させるようにしたもので
ある。
同図において、17は断面L字状のブラケツト
であり、その一端は壁2に固定された蝶番18に
固定され、他端に図示のようにバツフル5を支持
する支持ロツド19が設けられている。ブラケツ
ト17は、支持具の長手方向に複数個間隔をあけ
て取り付けられている。従つて、壁2、蝶番1
8、ブラケツト17、バツフル5で区劃される隙
間は、後述するようにバツフル5が下降して仮想
線Aの位置にあるとき最大となる。
バツフル5は、支持ロツド19に第1形状記憶
合金スプリング10及び第2形状記憶合金スプリ
ングよりバネ力の弱い圧縮スプリング20をブラ
ケツト17間に介在させて嵌合されている。21
はバツフル押し下げ用スプリングであり、支持ロ
ツド19の先端に螺合されているナツトによつて
バネ圧を調節できるようになつている。他の構成
は、第1実施例と同様である。
従つて、本実施例においては、気温が30℃以上
になつて第1形状記憶合金スプリング10及び第
2形状記憶合金スプリング11が共に作動したと
き、圧縮スプリング20も圧縮されてバツフル5
は仮想線で示すA位置に達する。その結果、壁2
側の隙間も最大となる。
以上の実施例においては、第2図に示すように
畜舎の外壁と内壁2間で構成するダクト4の出口
部に、給気バツフルを設置したが、第4図及至第
6図に示すものは、上記実施例装置を無窓豚舎の
妻部に適用した豚舎の換気システムを示してい
る。
同図における換気システムは、屋根裏の換気孔
25に本考案の調節装置を有する給気バツフルを
設け、天井裏に外気を導入するようにしてある。
一方、排気装置として換気扇26を、豚舎24の
外壁27に形成された排気孔28に面して設置さ
れた排気チヤンパー29の側壁に設けられてい
る。
換気扇24を駆動することによつて、舎内の空
気が排出され、舎内と外気とに圧力差が生じる。
この圧力差によつて、給気バツフルを通して外か
ら新鮮な空気が所定の速度で流入し、舎内空気を
攬拌しながら舎内全体の換気を行なう。図におけ
る換気システムでは、天井裏に流入された空気
は、天井中央部長手方向に設けられたダンパー3
0から吹き出し、舎内空気を攬拌しながら舎内に
配置してある養豚柵31を吹き抜けて、糞尿ピツ
ト32、畜舎の両側壁側の床面下に設けられた通
風路33、排気チヤンパー29の順に排気され
る。
上記換気システムでは、天井より給気し、床面
より排気するので、天井近傍の温暖空気を攬拌す
ると同時に、舎内全体に空気が流れ空気のよどみ
箇所を少なくすることができる。また、糞尿より
発するガスは、通風路33を通つて直接外方に排
出されるので、舎内の空気が常に清潔である。
効 果 本考案の給気バツフル調節装置は、以上のよう
に構成されているので、季節等の温度変化に応じ
て自動的にその開度を複数段に調節することがで
き、畜舎等への流入空気量を自動的に調節して最
適に換気することができる。また、構造が簡単で
あり、しかも作動が確実である等の優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の給気バツフル調節装置の実施
例の側面図、第2図はその設置状態を示す側面
図、第3図は給気バツフル調節装置の他の実施例
の側面図、第4〜6図は豚舎における換気システ
ムを示すもので、第4図はその斜視図、第5図は
正面図、第6図は平面図である。 1:給気口、2:壁、3:天井、4:ダクト、
5:バツフル、6,18:蝶番、7,15:調節
ロツド、8:支持具、10:第1形状記憶合金ス
プリング、11:第2形状記憶合金スプリング、
12:閉鎖用スプリング、17:ブラケツト、1
9:支持ロツド、20,21:スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 畜舎の開口部に開度調節可能に取り付られる給
    気バツフルの調節装置であつて、前記給気バツフ
    ルの片面に立設された調節ロツドと、該調節ロツ
    ドに端部が嵌合し他端部が建造物に固定される支
    持具と、前記調節ロツドに嵌合されて前記バツフ
    ル片面と前記支持具間に介在される作動温度が異
    なる複数固の形状記憶合金スプリングと、前記調
    節ロツドに前記支持具と一端が接して嵌合された
    前記形状記憶合金スプリングの作動バネ圧よりも
    バネ圧が弱い閉鎖用スプリングとからなることを
    特徴とする給気バツフル調節装置。
JP12953286U 1986-08-27 1986-08-27 Expired JPH0240413Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12953286U JPH0240413Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12953286U JPH0240413Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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Publication Number Publication Date
JPS6337939U JPS6337939U (ja) 1988-03-11
JPH0240413Y2 true JPH0240413Y2 (ja) 1990-10-29

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ID=31026183

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12953286U Expired JPH0240413Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0315514A (ja) * 1989-01-26 1991-01-23 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 真空成形機用自動シート供給装置

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Publication number Publication date
JPS6337939U (ja) 1988-03-11

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