JPH0240291Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0240291Y2 JPH0240291Y2 JP8299985U JP8299985U JPH0240291Y2 JP H0240291 Y2 JPH0240291 Y2 JP H0240291Y2 JP 8299985 U JP8299985 U JP 8299985U JP 8299985 U JP8299985 U JP 8299985U JP H0240291 Y2 JPH0240291 Y2 JP H0240291Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- weight
- nylon
- head cover
- wolastenite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 10
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- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 4
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
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- 229910052618 mica group Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は自動車用エンジンなどのシリンダヘツ
ドカバーに関するものである。
ドカバーに関するものである。
（従来技術及びその問題点）
エンジンのシリンダヘツドカバーは、近年軽量
化、意匠性向上の観点及び騒音防止の観点から樹
脂化が進められている。
化、意匠性向上の観点及び騒音防止の観点から樹
脂化が進められている。
例えば実開昭57−35432号公報には、種々の合
成樹脂製のシリンダヘツドカバーが開示されてい
るが、騒音低減の観点及び耐熱性の観点から改善
の余地を残している。
成樹脂製のシリンダヘツドカバーが開示されてい
るが、騒音低減の観点及び耐熱性の観点から改善
の余地を残している。
シリンダヘツドカバーの雰囲気温度は150℃近
くにまで昇るため、耐熱性のすぐれた材質を選択
することは重要である。この観点からはナイロン
６にガラス繊維を充填したものが良いと考えられ
るが、後述するように騒音低減を図る上で問題が
ある。又耐熱性にすぐれたものとして、ナイロン
６にマイカやタルクを充填したものも良いと考え
られる。これらはナイロン６にガラス繊維を充填
したものよりも、騒音低減効果にすぐれているこ
とが、後述の実験結果に示すように確かめられて
いる。しかし、更に騒音低減効果を高めたい要望
がある。
くにまで昇るため、耐熱性のすぐれた材質を選択
することは重要である。この観点からはナイロン
６にガラス繊維を充填したものが良いと考えられ
るが、後述するように騒音低減を図る上で問題が
ある。又耐熱性にすぐれたものとして、ナイロン
６にマイカやタルクを充填したものも良いと考え
られる。これらはナイロン６にガラス繊維を充填
したものよりも、騒音低減効果にすぐれているこ
とが、後述の実験結果に示すように確かめられて
いる。しかし、更に騒音低減効果を高めたい要望
がある。
（考案の目的）
本考案は上記に鑑み、耐熱性にすぐれると共
に、騒音低減効果が一段と高められたエンジンの
シリンダヘツドカバーを提供することを目的とす
る。
に、騒音低減効果が一段と高められたエンジンの
シリンダヘツドカバーを提供することを目的とす
る。
（考案の構成）
本考案は上記目的を達成するため、エンジンの
シリンダヘツドカバーを、ナイロン６を主材料と
し、これにウオラステナイトを20〜50重量％充填
した材質のもので構成したことを特徴とする。
シリンダヘツドカバーを、ナイロン６を主材料と
し、これにウオラステナイトを20〜50重量％充填
した材質のもので構成したことを特徴とする。
ウオラステナイトの充填量は20〜50重量％の範
囲で選択したが、好ましくは30〜40重量％が良
い。充填量が20重量％未満であると、耐熱性に不
具合が生じ、50重量％を越えると第２図に示すよ
うに騒音低減効果が低下する。
囲で選択したが、好ましくは30〜40重量％が良
い。充填量が20重量％未満であると、耐熱性に不
具合が生じ、50重量％を越えると第２図に示すよ
うに騒音低減効果が低下する。
又ナイロン６、ウオラステナイトの他に若干の
補助材料、例えばエラストマー（ゴム）を混入す
ることも可能である。
補助材料、例えばエラストマー（ゴム）を混入す
ることも可能である。
（実施例）
第１実施例は平均粒径50〜500μmのウオラステ
ナイト20重量％を、ナイロン６に混合した後、樹
脂成形して第１図に示すようなシリンダヘツドカ
バー１を得た。このときのナイロン６は80重量％
であることは云うまでもない。
ナイト20重量％を、ナイロン６に混合した後、樹
脂成形して第１図に示すようなシリンダヘツドカ
バー１を得た。このときのナイロン６は80重量％
であることは云うまでもない。
第２実施例は、上記同様のウオラステナイト40
重量％を、ナイロン６に混合して上記シリンダヘ
ツドカバー１を得た。
重量％を、ナイロン６に混合して上記シリンダヘ
ツドカバー１を得た。
第３実施例は、上記同様のウオラステナイト50
重量％を、ナイロン６に混合して上記シリンダヘ
ツドカバー１を得た。
重量％を、ナイロン６に混合して上記シリンダヘ
ツドカバー１を得た。
これらシリンダヘツドカバー１は６本のボルト
３を用いて、ダイハツ工業株式会社製のシヤレー
ド用エンジン（CB100cc）のシリンダヘツド２に
取付けて次の条件の下で騒音測定実験を行つた。
３を用いて、ダイハツ工業株式会社製のシヤレー
ド用エンジン（CB100cc）のシリンダヘツド２に
取付けて次の条件の下で騒音測定実験を行つた。
測定位置：シリンダヘツドカバー１の上方
10cm
エンジン回転数：800〜5000r.p.m
測定方法：20〜12.5KHzを1/3オクターブバ
ンドにて測定 測定装置：マイクロフオン装置 その測定結果は第２図に示す通りである。
ンドにて測定 測定装置：マイクロフオン装置 その測定結果は第２図に示す通りである。
（比較例）
第１比較例は上記同様のウオラステナイト60重
量％を、ナイロン６に混合して、上記シリンダヘ
ツドカバー１を得た。
量％を、ナイロン６に混合して、上記シリンダヘ
ツドカバー１を得た。
第２比較例は上記同様のウオラステナイト15重
量％を、ナイロン６に混合して、上記シリンダヘ
ツドカバー１を得た。
量％を、ナイロン６に混合して、上記シリンダヘ
ツドカバー１を得た。
第３比較例はタルク40重量％を、ナイロン６に
混合して、上記シリンダヘツドカバー１を得た。
混合して、上記シリンダヘツドカバー１を得た。
第４比較例はマイカ40重量％を、ナイロン６に
混合して、上記シリンダヘツドカバー１を得た。
混合して、上記シリンダヘツドカバー１を得た。
第５比較例はガラス繊維40重量％を、ナイロン
６に混合して、上記シリンダヘツドカバー１を得
た。
６に混合して、上記シリンダヘツドカバー１を得
た。
これら比較例も、第１実施例乃至第３実施例と
同一条件で騒音測定実験を行つた。その結果は第
２図に示すとおりである。
同一条件で騒音測定実験を行つた。その結果は第
２図に示すとおりである。
（実験結果）
第２図に示すように第１実施例、第２実施例及
び第３実施例の騒音低減効果が、各比較例に比べ
てすぐれている。特に第５比較例（ガラス繊維40
重量％）と比べるとその差異は明白である。
び第３実施例の騒音低減効果が、各比較例に比べ
てすぐれている。特に第５比較例（ガラス繊維40
重量％）と比べるとその差異は明白である。
尚、第１実施例、第２実施例及び第３実施例は
共に、630Hz以上で特に効果があることが実験で
確かめられている。
共に、630Hz以上で特に効果があることが実験で
確かめられている。
（考案の効果）
本考案は上記構成を有するので、耐熱性にすぐ
れると共に、騒音低減効果が一段と高められたエ
ンジンのシリンダヘツドカバーを提供することが
できるという効果がある。
れると共に、騒音低減効果が一段と高められたエ
ンジンのシリンダヘツドカバーを提供することが
できるという効果がある。
第１図は本考案の実施例を示す側面図、第２図
は本考案の実施例と比較例との騒音実験結果をエ
ンジンの回転数を横軸にとつて示すグラフであ
る。 １……シリンダヘツドカバー。
は本考案の実施例と比較例との騒音実験結果をエ
ンジンの回転数を横軸にとつて示すグラフであ
る。 １……シリンダヘツドカバー。
Claims (1)
- ナイロン６を主材料とし、これにウオラステナ
イトを20〜50重量％充填した材質からなるエンジ
ンのシリンダヘツドカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8299985U JPH0240291Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8299985U JPH0240291Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61198548U JPS61198548U (ja) | 1986-12-11 |
| JPH0240291Y2 true JPH0240291Y2 (ja) | 1990-10-26 |
Family
ID=30631230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8299985U Expired JPH0240291Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0240291Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-31 JP JP8299985U patent/JPH0240291Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61198548U (ja) | 1986-12-11 |
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