JPH0239454Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0239454Y2 JPH0239454Y2 JP1985099817U JP9981785U JPH0239454Y2 JP H0239454 Y2 JPH0239454 Y2 JP H0239454Y2 JP 1985099817 U JP1985099817 U JP 1985099817U JP 9981785 U JP9981785 U JP 9981785U JP H0239454 Y2 JPH0239454 Y2 JP H0239454Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bed
- thigh
- head
- bed floor
- clutch element
- Prior art date
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- Expired
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- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 claims description 69
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 12
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 8
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 1
- 244000309466 calf Species 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
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- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、起伏し得るように構成されたベツ
ド床とそのベツド床を支えるベースとを備えてい
る起伏式ベツドに関し、特に、和室などに設置さ
れる座敷用起伏式ベツドに関する。
ド床とそのベツド床を支えるベースとを備えてい
る起伏式ベツドに関し、特に、和室などに設置さ
れる座敷用起伏式ベツドに関する。
[従来の技術]
この種の起伏式ベツドは、たとえば病人や老人
用のベツドとして使用されている。必要に応じ
て、病人等が楽な姿勢をとることができるように
するために、ベツド床の背もたれ部分を傾斜さ
せ、しかも足部分を起伏させることのできること
が望ましい。また、病気の種類によつては、病人
等の頭側または足側を他側よりも高く維持するた
めにベツド床を傾斜させまたは起伏させる必要も
生じてくる。このような観点から、起伏式ベツド
が既に市場に提供されている。
用のベツドとして使用されている。必要に応じ
て、病人等が楽な姿勢をとることができるように
するために、ベツド床の背もたれ部分を傾斜さ
せ、しかも足部分を起伏させることのできること
が望ましい。また、病気の種類によつては、病人
等の頭側または足側を他側よりも高く維持するた
めにベツド床を傾斜させまたは起伏させる必要も
生じてくる。このような観点から、起伏式ベツド
が既に市場に提供されている。
この種の起伏式ベツドを開示する先行技術とし
て、実公昭57−45883号公報および特公昭55−
46179号公報がある。実公昭57−45883号公報に示
されている起伏式ベツドは、予めセツトしておい
た相対起伏角度に頭部ベツド枠を起こすことによ
つて、ベツド枠の大腿部を連動して起こすことが
できるようになつている。特公昭55−46179号公
報に示される起伏式ベツドは、ボールスクリユー
装置を用いることによつてベツド床の起伏動作を
行なわせている。
て、実公昭57−45883号公報および特公昭55−
46179号公報がある。実公昭57−45883号公報に示
されている起伏式ベツドは、予めセツトしておい
た相対起伏角度に頭部ベツド枠を起こすことによ
つて、ベツド枠の大腿部を連動して起こすことが
できるようになつている。特公昭55−46179号公
報に示される起伏式ベツドは、ボールスクリユー
装置を用いることによつてベツド床の起伏動作を
行なわせている。
[考案が解決しようとする問題点]
しかし、従来の起伏式ベツドは、一般に病院に
おいて入院患者用ベツドとして使用されている。
そして、概して、ベツド床を起伏動作させるため
の機構が複雑でしかも大型である。そのため、た
とえば和室などに設置される座敷用ベツドには適
していなかつた。
おいて入院患者用ベツドとして使用されている。
そして、概して、ベツド床を起伏動作させるため
の機構が複雑でしかも大型である。そのため、た
とえば和室などに設置される座敷用ベツドには適
していなかつた。
上述された先行技術は、以下のような問題点を
含む。まず、実公昭57−45883号公報に開示され
ている起伏式ベツドでは、頭部ベツド枠や大腿部
ベツド枠が、単に下方から支持枠や揺動部材によ
つて支えられているだけである。つまり、頭部ベ
ツド枠や大腿部ベツド枠の上方への動きを禁止す
るものは何もない。そのため、頭部ベツド枠の傾
斜状態や大腿部ベツド枠の起伏状態は不安定であ
る。
含む。まず、実公昭57−45883号公報に開示され
ている起伏式ベツドでは、頭部ベツド枠や大腿部
ベツド枠が、単に下方から支持枠や揺動部材によ
つて支えられているだけである。つまり、頭部ベ
ツド枠や大腿部ベツド枠の上方への動きを禁止す
るものは何もない。そのため、頭部ベツド枠の傾
斜状態や大腿部ベツド枠の起伏状態は不安定であ
る。
また、実公昭57−45883号公報に開示された起
伏式ベツドでは、ベツド枠の傾斜動作あるいは起
伏動作を行なわせるための駆動源を有していな
い。具体的には、操作する人が、手で頭部ベツド
枠を支えながら、この頭部ベツド枠の傾斜角度を
変えなければならない。もしもベツド上に病人が
寝ている場合には、ベツド枠の傾斜動作や起伏動
作を行なわせるのに多大な労力が必要となる。ま
た、ベツド上に寝ている病人自身が、寝たままの
状態で自らの操作によつてベツド枠の傾斜状態を
調整することはできない。
伏式ベツドでは、ベツド枠の傾斜動作あるいは起
伏動作を行なわせるための駆動源を有していな
い。具体的には、操作する人が、手で頭部ベツド
枠を支えながら、この頭部ベツド枠の傾斜角度を
変えなければならない。もしもベツド上に病人が
寝ている場合には、ベツド枠の傾斜動作や起伏動
作を行なわせるのに多大な労力が必要となる。ま
た、ベツド上に寝ている病人自身が、寝たままの
状態で自らの操作によつてベツド枠の傾斜状態を
調整することはできない。
さらに、この公報に開示された起伏式ベツドで
は、頭部ベツド枠と大腿部ベツド枠とが連結杆お
よび揺動部材を介して連結されている。そのた
め、頭部ベツド枠および大腿部ベツド枠をそれぞ
れ単独に動かすことはできない。ベツド上に寝て
いる病人に対して快適なベツドの形態を与えるた
めには、頭部ベツド枠および大腿部ベツド枠をそ
れぞれ独立に動作させることのできる構成が望ま
しい。
は、頭部ベツド枠と大腿部ベツド枠とが連結杆お
よび揺動部材を介して連結されている。そのた
め、頭部ベツド枠および大腿部ベツド枠をそれぞ
れ単独に動かすことはできない。ベツド上に寝て
いる病人に対して快適なベツドの形態を与えるた
めには、頭部ベツド枠および大腿部ベツド枠をそ
れぞれ独立に動作させることのできる構成が望ま
しい。
特公昭55−46179号公報に開示された起伏式ベ
ツドでは、ベツド本体とこのベツト本体を支える
枠体とを連結する部材が、枠体に対して回動可能
とされている。そのため、ベツド本体に対する支
持構造が強度的に弱い。強度面を考えれば、ベツ
ド本体の少なくとも一部を、枠体に対して強固に
固定することが望まれる。
ツドでは、ベツド本体とこのベツト本体を支える
枠体とを連結する部材が、枠体に対して回動可能
とされている。そのため、ベツド本体に対する支
持構造が強度的に弱い。強度面を考えれば、ベツ
ド本体の少なくとも一部を、枠体に対して強固に
固定することが望まれる。
特公昭55−46179号公報に開示された起伏式ベ
ツドでは、ベツドの傾斜状態および起伏状態を変
更するための駆動源として、2つのハンドルを備
えている。一方のハンドルを回転操作すれば、頭
部ベツド床の傾斜角度が調整され、他方のハンド
ルを回転操作すれば、大腿部ベツド床の傾斜角度
が調整される。このような構造の起伏式ベツドで
は、駆動源として2つのハンドルを有しているの
で、病人をベツド上に寝かせた状態のままでベツ
ドの形態を変更することができる。しかも、頭部
ベツド床と大腿部ベツド床とをそれぞれ独立に動
かすことができるので、病人に対して快適なベツ
ドの形態を与えることができる。
ツドでは、ベツドの傾斜状態および起伏状態を変
更するための駆動源として、2つのハンドルを備
えている。一方のハンドルを回転操作すれば、頭
部ベツド床の傾斜角度が調整され、他方のハンド
ルを回転操作すれば、大腿部ベツド床の傾斜角度
が調整される。このような構造の起伏式ベツドで
は、駆動源として2つのハンドルを有しているの
で、病人をベツド上に寝かせた状態のままでベツ
ドの形態を変更することができる。しかも、頭部
ベツド床と大腿部ベツド床とをそれぞれ独立に動
かすことができるので、病人に対して快適なベツ
ドの形態を与えることができる。
しかしながら、特公昭55−46179号公報に開示
された起伏式ベツドでは、ベツドの形態を変更さ
せるための駆動源として2つのハンドルを備え、
この2つのハンドルがそれぞれ別の箇所に設けら
れている。操作性を考慮すれば、ただ一箇所で操
作できるようにするのが望ましい。また、ハンド
ルを回転させることによつてベツドの傾斜状態を
調整するものであるので、ベツド上に寝ている病
人自身が、寝たままの状態で自らの操作によつて
ベツドの形態を変更することはできない。
された起伏式ベツドでは、ベツドの形態を変更さ
せるための駆動源として2つのハンドルを備え、
この2つのハンドルがそれぞれ別の箇所に設けら
れている。操作性を考慮すれば、ただ一箇所で操
作できるようにするのが望ましい。また、ハンド
ルを回転させることによつてベツドの傾斜状態を
調整するものであるので、ベツド上に寝ている病
人自身が、寝たままの状態で自らの操作によつて
ベツドの形態を変更することはできない。
それゆえに、この考案の目的は、以下の構造お
よび動作を実現することのできる起伏式ベツドを
提供することである。
よび動作を実現することのできる起伏式ベツドを
提供することである。
ベツド床に対する支持構造が強固であるこ
と。
と。
ベツド床の傾斜動作または起伏動作を滑らか
に行なわせることができること。
に行なわせることができること。
頭部ベツド床および大腿部ベツド床を1つの
駆動源によつてそれぞれ独立に動かすことがで
きること。
駆動源によつてそれぞれ独立に動かすことがで
きること。
1つの駆動源によつて頭部ベツド床および大
腿部ベツド床をそれぞれ独立に動かすための機
構を、少ない部品点数でしかも簡単な構造で実
現すること。特に、座敷用ベツドとして有利に
利用することが可能なこと。
腿部ベツド床をそれぞれ独立に動かすための機
構を、少ない部品点数でしかも簡単な構造で実
現すること。特に、座敷用ベツドとして有利に
利用することが可能なこと。
ベツド床の上に寝ている病人自身が、寝たま
まの状態で自らの操作によつてベツド床の形態
を所望どおりに変化させることができること。
まの状態で自らの操作によつてベツド床の形態
を所望どおりに変化させることができること。
[問題点を解決するための手段]
この考案の起伏式ベツドは、ベツド床と、該ベ
ツド床を支えるベースとを備えている。ベツド床
は、頭側から足側に向つて順に配置された頭部ベ
ツド床、中央部ベツド床、大腿部ベツド床および
足部ベツド床の4要素に分割されている。また、
隣接する各要素は、互いに回動可能に連結されて
いる。上記4要素のうち、中央部ベツド床は、ベ
ースにしつかりと固定される。
ツド床を支えるベースとを備えている。ベツド床
は、頭側から足側に向つて順に配置された頭部ベ
ツド床、中央部ベツド床、大腿部ベツド床および
足部ベツド床の4要素に分割されている。また、
隣接する各要素は、互いに回動可能に連結されて
いる。上記4要素のうち、中央部ベツド床は、ベ
ースにしつかりと固定される。
頭部ベツド床には、頭部側ウオームホイールが
固定して設けられる。この頭部側ウオームホイー
ルは、頭部ベツド床の回動軸心を回転中心として
いる。また、大腿部ベツド床には、大腿部側ウオ
ームホイールが固定して設けられる。この大腿部
側ウオームホイールは、大腿部ベツド床の回動軸
心を回転中心としている。
固定して設けられる。この頭部側ウオームホイー
ルは、頭部ベツド床の回動軸心を回転中心として
いる。また、大腿部ベツド床には、大腿部側ウオ
ームホイールが固定して設けられる。この大腿部
側ウオームホイールは、大腿部ベツド床の回動軸
心を回転中心としている。
上記頭部側ウオームホイールに噛合うように頭
部側ウオームが設けられる。同様に、大腿部側ウ
オームホイールに噛合うように大腿部側ウオーム
が設けられる。上記頭部側ウオームおよび大腿部
側ウオームは、それぞれ、ベース上に回転自在に
支持される。
部側ウオームが設けられる。同様に、大腿部側ウ
オームホイールに噛合うように大腿部側ウオーム
が設けられる。上記頭部側ウオームおよび大腿部
側ウオームは、それぞれ、ベース上に回転自在に
支持される。
さらに、ベース上には、頭部側ウオームと大腿
部側ウオームとの間の位置で回転自在に支持され
る回転軸と、該回転軸を回転駆動するモータと、
クラツチ手段とが設けられる。クラツチ手段は、
回転軸の回転を頭部側ウオームおよび大腿部側ウ
オームに伝達したり遮断したりする。
部側ウオームとの間の位置で回転自在に支持され
る回転軸と、該回転軸を回転駆動するモータと、
クラツチ手段とが設けられる。クラツチ手段は、
回転軸の回転を頭部側ウオームおよび大腿部側ウ
オームに伝達したり遮断したりする。
クラツチ手段は、頭部側ウオームと一体になつ
て回転する頭部被動側クラツチ要素と、大腿部側
ウオームと一体になつて回転する大腿部被動側ク
ラツチ要素と、回転軸上を移動可能に設けられ、
頭部被動側クラツチ要素に近づくように移動した
とき頭部被動側クラツチ要素に係合して頭部側ウ
オームと回転軸とを一体になつて回転させる頭部
駆動側クラツチ要素と、回転軸上を移動可能に設
けられ、大腿部被動側クラツチ要素に近づくよう
に移動したとき大腿部被動側クラツチ要素に係合
して大腿部側ウオームと回転軸とを一体になつて
回転させる大腿部駆動側クラツチ要素と、頭部駆
動側クラツチ要素および大腿部駆動側クラツチ要
素の位置を電磁力によつて切換えるようにベース
上に設けられる電磁切換手段と、を備えている。
て回転する頭部被動側クラツチ要素と、大腿部側
ウオームと一体になつて回転する大腿部被動側ク
ラツチ要素と、回転軸上を移動可能に設けられ、
頭部被動側クラツチ要素に近づくように移動した
とき頭部被動側クラツチ要素に係合して頭部側ウ
オームと回転軸とを一体になつて回転させる頭部
駆動側クラツチ要素と、回転軸上を移動可能に設
けられ、大腿部被動側クラツチ要素に近づくよう
に移動したとき大腿部被動側クラツチ要素に係合
して大腿部側ウオームと回転軸とを一体になつて
回転させる大腿部駆動側クラツチ要素と、頭部駆
動側クラツチ要素および大腿部駆動側クラツチ要
素の位置を電磁力によつて切換えるようにベース
上に設けられる電磁切換手段と、を備えている。
[作用]
クラツチを噛合わせて回転軸の回転を頭部側ウ
オームに伝達すると、頭部側ウオームホイールが
回転する。この回転とともに頭部ベツド床は中央
部ベツド床との連結点を中心として回動する。
オームに伝達すると、頭部側ウオームホイールが
回転する。この回転とともに頭部ベツド床は中央
部ベツド床との連結点を中心として回動する。
また、クラツチを噛合わせて回転軸の回転を大
腿部側ウオームに伝達させれば、大腿部側ウオー
ムホイールが回転する。この回転に応じて大腿部
ベツド床が中央部ベツド床との連結点を中心とし
て回動する。
腿部側ウオームに伝達させれば、大腿部側ウオー
ムホイールが回転する。この回転に応じて大腿部
ベツド床が中央部ベツド床との連結点を中心とし
て回動する。
[実施例]
第1図には、この考案の一実施例が示されてい
る。図示するベツドは、概略、ベツド床1と、該
ベツド床1を支えるベース2とから構成される。
ベツド床1は、4つの要素、すなわち頭部ベツド
床3、中央部ベツド床4、大腿部ベツド床5およ
び足部ベツド床6からなる。ベツドが病人や老人
用に使用されるとき、一般的には、病人等の頭お
よび背中の部分は頭部ベツド床3上に位置する。
また、お尻の部分は中央部ベツド床4上に位置
し、大腿部は大腿部ベツド床5上に位置する。そ
して、ふくらはぎおよび足の部分は足部ベツド床
6の上に位置する。
る。図示するベツドは、概略、ベツド床1と、該
ベツド床1を支えるベース2とから構成される。
ベツド床1は、4つの要素、すなわち頭部ベツド
床3、中央部ベツド床4、大腿部ベツド床5およ
び足部ベツド床6からなる。ベツドが病人や老人
用に使用されるとき、一般的には、病人等の頭お
よび背中の部分は頭部ベツド床3上に位置する。
また、お尻の部分は中央部ベツド床4上に位置
し、大腿部は大腿部ベツド床5上に位置する。そ
して、ふくらはぎおよび足の部分は足部ベツド床
6の上に位置する。
中央部ベツド床4は、ベース2にしつかりと固
定される。頭部ベツド床3は、ピン7を介して、
中央部ベツド床4に回動可能に連結される。ま
た、大腿部ベツド床5は、ピン8を介して、中央
部ベツド床4に回動可能に連結される。さらに、
足部ベツド床6は、ピン9を介して大腿部ベツド
床5に回動可能に連結される。第1図において、
頭部ベツド床3、大腿部ベツド床5および足部ベ
ツド床6がそれぞれ傾斜または起伏している状態
を想像線で示している。
定される。頭部ベツド床3は、ピン7を介して、
中央部ベツド床4に回動可能に連結される。ま
た、大腿部ベツド床5は、ピン8を介して、中央
部ベツド床4に回動可能に連結される。さらに、
足部ベツド床6は、ピン9を介して大腿部ベツド
床5に回動可能に連結される。第1図において、
頭部ベツド床3、大腿部ベツド床5および足部ベ
ツド床6がそれぞれ傾斜または起伏している状態
を想像線で示している。
第2図は、ベース2の平面図を示す。ベース2
は、四方を囲むように配置された2個の長い枠部
材10,11と、2個の短い枠部材12,13と
を含む。また、枠部材10,11に沿つて2個の
側部底板14,15が設けられる。さらに中央部
分には、中央部底板16が設けられる。この中央
部底板16の上に、頭部ベツド床3および大腿部
ベツド床5を回動操作するための機構が配置され
ている。この回動操作機構については後述する。
は、四方を囲むように配置された2個の長い枠部
材10,11と、2個の短い枠部材12,13と
を含む。また、枠部材10,11に沿つて2個の
側部底板14,15が設けられる。さらに中央部
分には、中央部底板16が設けられる。この中央
部底板16の上に、頭部ベツド床3および大腿部
ベツド床5を回動操作するための機構が配置され
ている。この回動操作機構については後述する。
第1図を参照して、頭部ベツド床3を安定して
支持するために、好ましくは、該頭部ベツド床3
はその両側部に支脚17を有するようにされる。
1対の支脚17は、ベース2の側部底板14,1
5上に乗る。この支脚17には把手18が固定し
て設けられており、これら支脚17および把手1
8は共にピン19を中心として回動可能となるよ
うにされている。そして、頭部ベツド床3を第1
図において想像線で示すように下方へ傾斜させよ
うとするときには、把手18を回動操作して支脚
17を横方向に回動させる。
支持するために、好ましくは、該頭部ベツド床3
はその両側部に支脚17を有するようにされる。
1対の支脚17は、ベース2の側部底板14,1
5上に乗る。この支脚17には把手18が固定し
て設けられており、これら支脚17および把手1
8は共にピン19を中心として回動可能となるよ
うにされている。そして、頭部ベツド床3を第1
図において想像線で示すように下方へ傾斜させよ
うとするときには、把手18を回動操作して支脚
17を横方向に回動させる。
同様に、大腿部ベツド床5を安定して支持する
ために、好ましくは、該大腿部ベツド床5はその
両側部に1対の支脚20を有するようにされる。
この支脚20は、ベース2の側部底板14,15
の上に乗る。支脚20には把手21が固定して取
付けられており、それらは共にピン22を中心と
して回動可能に設けられている。
ために、好ましくは、該大腿部ベツド床5はその
両側部に1対の支脚20を有するようにされる。
この支脚20は、ベース2の側部底板14,15
の上に乗る。支脚20には把手21が固定して取
付けられており、それらは共にピン22を中心と
して回動可能に設けられている。
足部ベツド床6には、この足部ベツド床6の傾
斜角度を調節するために、突張棒23の一方端が
ピン24を介して回動可能に連結されている。こ
の突張棒23の他方端には係合ピン25が設けら
れる。係合ピン25は、ベース2の側部底板15
上に固定して設けられている調節板26の係合凹
部27と係合する。そのように係合ピン25と係
合凹部27とが係合することによつて、足部ベツ
ド床6の傾斜角度を決定する。第1図に示す状態
から、突張棒23の係合ピン25と調節板26の
係合凹部27との係合を解除すれば、足部ベツド
床6は下方へ傾斜する。
斜角度を調節するために、突張棒23の一方端が
ピン24を介して回動可能に連結されている。こ
の突張棒23の他方端には係合ピン25が設けら
れる。係合ピン25は、ベース2の側部底板15
上に固定して設けられている調節板26の係合凹
部27と係合する。そのように係合ピン25と係
合凹部27とが係合することによつて、足部ベツ
ド床6の傾斜角度を決定する。第1図に示す状態
から、突張棒23の係合ピン25と調節板26の
係合凹部27との係合を解除すれば、足部ベツド
床6は下方へ傾斜する。
第3図は、頭部ベツド床3および大腿部ベツド
床5を回動操作するための機構を示す側面図であ
り、第4図はその平面図である。
床5を回動操作するための機構を示す側面図であ
り、第4図はその平面図である。
第1図および第3図を参照して、頭部ベツド床
3には、全体形状がほぼ扇形とされた頭部側ウオ
ームホイール28が固定して設けられている。こ
の頭部側ウオームホイール28は、頭部ベツド床
3の回動軸心となるピン7を回転中心とする。同
様に、大腿部ベツド床5にも、全体形状がほぼ扇
形とされた大腿部側ウオームホイール29が固定
して設けられる。この大腿部ウオームホイール2
9は、大腿部ベツド床5の回動軸心となるピン8
を回転中心とする。
3には、全体形状がほぼ扇形とされた頭部側ウオ
ームホイール28が固定して設けられている。こ
の頭部側ウオームホイール28は、頭部ベツド床
3の回動軸心となるピン7を回転中心とする。同
様に、大腿部ベツド床5にも、全体形状がほぼ扇
形とされた大腿部側ウオームホイール29が固定
して設けられる。この大腿部ウオームホイール2
9は、大腿部ベツド床5の回動軸心となるピン8
を回転中心とする。
上述の頭部側ウオームホイール28および大腿
部側ウオームホイール29に関連して、ベース2
の中央部底板16には、頭部側支持台30および
大腿部側支持台31が固定して取付けられる。こ
れら頭部側支持台30および大体部側支持台31
は、それぞれ、頭部側ウオームホイール28およ
び大腿部側ウオームホイール29のそれぞれに噛
合う頭部側ウオーム32および大腿部側ウオーム
33を回転自在に支持している。
部側ウオームホイール29に関連して、ベース2
の中央部底板16には、頭部側支持台30および
大腿部側支持台31が固定して取付けられる。こ
れら頭部側支持台30および大体部側支持台31
は、それぞれ、頭部側ウオームホイール28およ
び大腿部側ウオームホイール29のそれぞれに噛
合う頭部側ウオーム32および大腿部側ウオーム
33を回転自在に支持している。
頭部側支持台30および大体部側支持台31
は、共通する回転軸34を回転自在に支持してい
る。この回転軸34には、スプロケツトホイール
35が固定して取付けられている。第2図を参照
して、ベース2の中央部底板16上には、モータ
36が配置されている。このモータ36は、可逆
モータであり、チエーン37を介してスプロケツ
トホイール35に連結されている。したがつて、
モータ36を駆動すれば、回転軸34が回転駆動
される。
は、共通する回転軸34を回転自在に支持してい
る。この回転軸34には、スプロケツトホイール
35が固定して取付けられている。第2図を参照
して、ベース2の中央部底板16上には、モータ
36が配置されている。このモータ36は、可逆
モータであり、チエーン37を介してスプロケツ
トホイール35に連結されている。したがつて、
モータ36を駆動すれば、回転軸34が回転駆動
される。
ベース2の中央部底板16には、さらに、回転
軸34の回転を頭部側ウオーム32および大腿部
側ウオーム33に伝達したり遮断したりするクラ
ツチ手段38が配置されている。第4図を参照し
て、このクラツチ手段38は、1対の被動側クラ
ツチ要素39,40と、1対の駆動側クラツチ要
素41,42と、1対の回動リンク43,44
と、1対のスライド部材45,46と、ソレノイ
ド47とを含む。
軸34の回転を頭部側ウオーム32および大腿部
側ウオーム33に伝達したり遮断したりするクラ
ツチ手段38が配置されている。第4図を参照し
て、このクラツチ手段38は、1対の被動側クラ
ツチ要素39,40と、1対の駆動側クラツチ要
素41,42と、1対の回動リンク43,44
と、1対のスライド部材45,46と、ソレノイ
ド47とを含む。
一方の被動側クラツチ要素39は、頭部側ウオ
ーム32と一体になつて回転する。他方の被動側
クラツチ要素40は、大腿部側ウオーム33と一
体になつて回転する。駆動側クラツチ要素41,
42はそれぞれ、被動側クラツチ要素39,40
と係合し得るような形状とされている。そして、
それら駆動側クラツチ要素41,42は、回転軸
34の両端部に摺動可能に嵌め込まれている。ま
た、駆動側クラツチ要素41,42は、たとえば
キーなどを介することによつて、回転軸34と一
体になつて回転するようにされている。
ーム32と一体になつて回転する。他方の被動側
クラツチ要素40は、大腿部側ウオーム33と一
体になつて回転する。駆動側クラツチ要素41,
42はそれぞれ、被動側クラツチ要素39,40
と係合し得るような形状とされている。そして、
それら駆動側クラツチ要素41,42は、回転軸
34の両端部に摺動可能に嵌め込まれている。ま
た、駆動側クラツチ要素41,42は、たとえば
キーなどを介することによつて、回転軸34と一
体になつて回転するようにされている。
第4図に示す状態では、駆動側クラツチ要素4
1,42は共に図において左方へ摺動した位置に
ある。その位置では、一方の駆動側クラツチ要素
41が、頭部側ウオーム32とともに回転する被
動側クラツチ要素39と係合している。したがつ
て、回転軸34の回転は頭部側ウオーム32に伝
達される。一方、他方の駆動側クラツチ要素42
は、大腿部側ウオーム33とともに回転する被動
側クラツチ要素40に係合していない。したがつ
て、回転軸34の回転は大腿部側ウオーム33に
伝達されない。
1,42は共に図において左方へ摺動した位置に
ある。その位置では、一方の駆動側クラツチ要素
41が、頭部側ウオーム32とともに回転する被
動側クラツチ要素39と係合している。したがつ
て、回転軸34の回転は頭部側ウオーム32に伝
達される。一方、他方の駆動側クラツチ要素42
は、大腿部側ウオーム33とともに回転する被動
側クラツチ要素40に係合していない。したがつ
て、回転軸34の回転は大腿部側ウオーム33に
伝達されない。
第4図に示す状態から、駆動側クラツチ要素4
1,42を共に右方へ摺動させれば、駆動側クラ
ツチ要素42と被動側クラツチ要素40とが係合
し、駆動側クラツチ要素41と被動側クラツチ要
素39との係合が解除される。したがつて、その
状態では、回転軸34の回転は大腿部側ウオーム
33に伝達されることになる。
1,42を共に右方へ摺動させれば、駆動側クラ
ツチ要素42と被動側クラツチ要素40とが係合
し、駆動側クラツチ要素41と被動側クラツチ要
素39との係合が解除される。したがつて、その
状態では、回転軸34の回転は大腿部側ウオーム
33に伝達されることになる。
回動リンク43,44、スライド部材45,4
6およびソレノイド47は、上述した駆動側クラ
ツチ要素41,42の摺動操作を行なうためのも
のである。回動リンク43,44は、それぞれ、
ピン48,49を介して頭部側支持台30および
大腿部側支持台31上に回動可能に支持されてい
る。回動リンク43は、その一方端43aが駆動
側クラツチ要素41と係合するようにされ、また
その他方端がソレノイド47によつてスライド操
作されるスライド部材45にピン50を介して回
動可能に連結されている。回動リンク44は、そ
の一方端44aが駆動側クラツチ要素42に係合
するようにされ、その他方端44bがソレノイド
47によつてスライド操作されるスライド部材4
6にピン51を介して回動可能に連結されてい
る。なお、第3図から明らかなように、回動リン
ク43,44は、共に、駆動側クラツチ要素4
1,42の回転を妨げないような状態でそれらに
係合している。
6およびソレノイド47は、上述した駆動側クラ
ツチ要素41,42の摺動操作を行なうためのも
のである。回動リンク43,44は、それぞれ、
ピン48,49を介して頭部側支持台30および
大腿部側支持台31上に回動可能に支持されてい
る。回動リンク43は、その一方端43aが駆動
側クラツチ要素41と係合するようにされ、また
その他方端がソレノイド47によつてスライド操
作されるスライド部材45にピン50を介して回
動可能に連結されている。回動リンク44は、そ
の一方端44aが駆動側クラツチ要素42に係合
するようにされ、その他方端44bがソレノイド
47によつてスライド操作されるスライド部材4
6にピン51を介して回動可能に連結されてい
る。なお、第3図から明らかなように、回動リン
ク43,44は、共に、駆動側クラツチ要素4
1,42の回転を妨げないような状態でそれらに
係合している。
次に、上述の実施例の動作を説明する。
第1図ないし第4図に示す状態のままでモータ
36を所定の方向に回転させる。すると、モータ
36の回転は、チエーン37およびスプロケツト
ホイール35を介して、回転軸34に伝達され
る。回転軸34の回転は、駆動側クラツチ要素4
1および被動側クラツチ要素39を介して、頭部
側ウオーム32に伝達される。この頭部側ウオー
ム32の回転によつて、頭部側ウオームホイール
28はピン7を中心としてたとえば図において時
計方向に回転し、それに応じて頭部ベツド床3は
上方へ向つて回動する。モータ36を上述したの
と逆の方向へ回転させれば、頭部ベツド床3が下
方へ向つて回動する。
36を所定の方向に回転させる。すると、モータ
36の回転は、チエーン37およびスプロケツト
ホイール35を介して、回転軸34に伝達され
る。回転軸34の回転は、駆動側クラツチ要素4
1および被動側クラツチ要素39を介して、頭部
側ウオーム32に伝達される。この頭部側ウオー
ム32の回転によつて、頭部側ウオームホイール
28はピン7を中心としてたとえば図において時
計方向に回転し、それに応じて頭部ベツド床3は
上方へ向つて回動する。モータ36を上述したの
と逆の方向へ回転させれば、頭部ベツド床3が下
方へ向つて回動する。
次に、ソレノイド47を動作させて、スライド
部材45,46を第4図において左方へスライド
させる。そして、モータ36を所定の方向へ回転
させれば、その回転は、チエーン37、スプロケ
ツトホイール35、回転軸34、駆動側クラツチ
要素42および被動側クラツチ要素40を介し
て、大腿部側ウオーム33に伝達される。大腿部
側ウオーム33が回転することによつて、大腿部
側ウオームホイール29は、ピン8を中心として
たとえば反時計方向に回転する。それに応じて、
大腿部ベツド床5は上方へ向けて回動する。モー
タ36を上述したのと逆の方向へ回転させれば、
大腿部ベツド床5は下方に向つて回動する。
部材45,46を第4図において左方へスライド
させる。そして、モータ36を所定の方向へ回転
させれば、その回転は、チエーン37、スプロケ
ツトホイール35、回転軸34、駆動側クラツチ
要素42および被動側クラツチ要素40を介し
て、大腿部側ウオーム33に伝達される。大腿部
側ウオーム33が回転することによつて、大腿部
側ウオームホイール29は、ピン8を中心として
たとえば反時計方向に回転する。それに応じて、
大腿部ベツド床5は上方へ向けて回動する。モー
タ36を上述したのと逆の方向へ回転させれば、
大腿部ベツド床5は下方に向つて回動する。
第1図を参照して、調節板26は複数個の係合
凹部27を有している。したがつて、突張棒23
の係合ピン25と係合凹部27との係合箇所を適
宜に変更すれば、足部ベツド床6の傾斜角度を適
宜に調節することができる。
凹部27を有している。したがつて、突張棒23
の係合ピン25と係合凹部27との係合箇所を適
宜に変更すれば、足部ベツド床6の傾斜角度を適
宜に調節することができる。
こうして、ベツド床1の形態は、モータ36の
回転操作、クラツチ手段38の切換操作、および
突張棒23の操作によつて、色々と変化する。し
たがつて、ベツド床1の上に横たわる病人や老人
等が都合の良い姿勢をとることができるようにな
る。
回転操作、クラツチ手段38の切換操作、および
突張棒23の操作によつて、色々と変化する。し
たがつて、ベツド床1の上に横たわる病人や老人
等が都合の良い姿勢をとることができるようにな
る。
なお、上述した実施例では、ソレノイド47を
用いてクラツチ手段38の切換操作を行なつてい
た。しかし、そのようなソレノイド47を必ずし
も用いる必要はなく、たとえば手動でクラツチ手
段38の切換操作を行なうようにしてもよい。ま
た、上述の実施例では、ベツド床1を起伏動作さ
せるための機構がベツド床の一方の側部にのみ関
連するように設けられていた。しかし、より安定
した起伏動作を行なわせるためには、同様な機構
をもう1組追加し、ベツド床の両側部を支持しな
がら起伏動作させるようにするのがよい。
用いてクラツチ手段38の切換操作を行なつてい
た。しかし、そのようなソレノイド47を必ずし
も用いる必要はなく、たとえば手動でクラツチ手
段38の切換操作を行なうようにしてもよい。ま
た、上述の実施例では、ベツド床1を起伏動作さ
せるための機構がベツド床の一方の側部にのみ関
連するように設けられていた。しかし、より安定
した起伏動作を行なわせるためには、同様な機構
をもう1組追加し、ベツド床の両側部を支持しな
がら起伏動作させるようにするのがよい。
[考案の効果]
以上のように、この考案によれば、ベツド床を
起伏動作させるための機構を、ベツド床とベース
との間の空間内に設けているので、起伏式ベツド
の小型化を図ることができ、特に座敷用ベツドと
して有利に利用することができる。さらに、ウオ
ームとウオームホイールとを組合せてベツド床の
起伏動作を行なわせるものであるので、この動作
を達成するための機構を簡易なものとすることが
できる。
起伏動作させるための機構を、ベツド床とベース
との間の空間内に設けているので、起伏式ベツド
の小型化を図ることができ、特に座敷用ベツドと
して有利に利用することができる。さらに、ウオ
ームとウオームホイールとを組合せてベツド床の
起伏動作を行なわせるものであるので、この動作
を達成するための機構を簡易なものとすることが
できる。
本願考案では、モータによつて回転駆動される
回転軸の回転を頭部側ウオームおよび大腿部側ウ
オームに伝達したり遮断したりするクラツチ手段
を備えることにより、1つのモータで頭部ベツド
床および大腿部ベツド床の傾斜位置をそれぞれ独
立に制御することが可能になる。こうして、ベツ
ド床の起伏動作を行なわせるための機構を簡易か
つ小型にすることができる。
回転軸の回転を頭部側ウオームおよび大腿部側ウ
オームに伝達したり遮断したりするクラツチ手段
を備えることにより、1つのモータで頭部ベツド
床および大腿部ベツド床の傾斜位置をそれぞれ独
立に制御することが可能になる。こうして、ベツ
ド床の起伏動作を行なわせるための機構を簡易か
つ小型にすることができる。
さらに、本願考案では、回転軸を回転させる駆
動源としてモータを使用し、駆動側クラツチ要素
の位置を切換える手段として電磁切換手段を使用
している。モータおよび電磁切換手段は、ともに
電気機器であるので、それぞれの操作スイツチを
ベツド上に寝ている病人の手元に設置しておけ
ば、病人自身が、ベツド上に寝たままの状態で自
らの操作によつて、ベツドの形態を所望どおりに
変更することができる。
動源としてモータを使用し、駆動側クラツチ要素
の位置を切換える手段として電磁切換手段を使用
している。モータおよび電磁切換手段は、ともに
電気機器であるので、それぞれの操作スイツチを
ベツド上に寝ている病人の手元に設置しておけ
ば、病人自身が、ベツド上に寝たままの状態で自
らの操作によつて、ベツドの形態を所望どおりに
変更することができる。
第1図は、この考案の一実施例を示す側面図で
あり、便宜上一構成要素であるベースの一部を取
除いて示している。第2図は、第1図に示されて
いるベース2の平面図である。第3図は、頭部ベ
ツド床3および大腿部ベツド床5を回動操作する
ための機構を示す側面図である。第4図は、第3
図に示した機構の平面図である。 図において、1はベツド床、2はベース、3は
頭部ベツド床、4は中央部ベツド床、5は大腿部
ベツド床、6は足部ベツド床、28は頭部側ウオ
ームホイール、29は大腿部側ウオームホイー
ル、32は頭部側ウオーム、33は大腿部側ウオ
ーム、34は回転軸、38はクラツチ手段、39
は頭部被動側クラツチ要素、40は大腿部被動側
クラツチ要素、41は頭部駆動側クラツチ要素、
42は大腿部駆動側クラツチ要素、43,44は
回動リンク、45,46はスライド部材、47は
ソレノイドを示す。
あり、便宜上一構成要素であるベースの一部を取
除いて示している。第2図は、第1図に示されて
いるベース2の平面図である。第3図は、頭部ベ
ツド床3および大腿部ベツド床5を回動操作する
ための機構を示す側面図である。第4図は、第3
図に示した機構の平面図である。 図において、1はベツド床、2はベース、3は
頭部ベツド床、4は中央部ベツド床、5は大腿部
ベツド床、6は足部ベツド床、28は頭部側ウオ
ームホイール、29は大腿部側ウオームホイー
ル、32は頭部側ウオーム、33は大腿部側ウオ
ーム、34は回転軸、38はクラツチ手段、39
は頭部被動側クラツチ要素、40は大腿部被動側
クラツチ要素、41は頭部駆動側クラツチ要素、
42は大腿部駆動側クラツチ要素、43,44は
回動リンク、45,46はスライド部材、47は
ソレノイドを示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 頭側から足側に向つて順に配置された頭部ベツ
ド床3、中央部ベツド床4、大腿部ベツド床5お
よび足部ベツド床6の4要素に分割され、かつ隣
接する各要素が互いに回動可能に連結されている
ベツド床1と、 前記ベツド床1を支えるベース2と、 を備え、 前記中央部ベツド床4と前記ベース2とは、固
定されており、さらに、 前記頭部ベツド床3の回動軸心が回転中心とな
るように前記頭部ベツド床3に固定して設けられ
る頭部側ウオームホイール28と、 前記大腿部ベツド床5の回動軸心が回転中心と
なるように前記大腿部ベツド床5に固定して設け
られる大腿部側ウオームホイール29と、 それぞれ前記ベース2上に回転自在に支持さ
れ、かつ前記頭部側ウオームホイール28および
前記大腿部側ウオームホイール29のそれぞれに
噛合うように配置される頭部側ウオーム32およ
び大腿部側ウオーム33と、 前記ベース2上であつて前記頭部側ウオーム3
2と前記大腿部側ウオーム33との間の位置で回
転自在に支持される回転軸34と、 前記ベース2上に配置され、かつ前記回転軸3
4を回転駆動するモータ36と、 前記ベース2上に配置され、かつ前記回転軸3
4の回転を前記頭部側ウオーム32および前記大
腿部側ウオーム33に伝達したり遮断したりする
クラツチ手段38と、 を備え、 前記クラツチ手段38は、 前記頭部側ウオーム32と一体になつて回転す
る頭部被動側クラツチ要素39と、 前記大腿部側ウオーム33と一体になつて回転
する大腿部被動側クラツチ要素40と、 前記回転軸34上を移動可能に設けられ、前記
頭部被動側クラツチ要素39に近づくように移動
したとき前記頭部被動側クラツチ要素39に係合
して前記頭部側ウオーム32と前記回転軸34と
を一体になつて回転させる頭部駆動側クラツチ要
素41と、 前記回転軸34上を移動可能に設けられ、前記
大腿部被動側クラツチ要素40に近づくように移
動したとき前記大腿部被動側クラツチ要素40に
係合して前記大腿部側ウオーム33と前記回転軸
34とを一体になつて回転させる大腿部駆動側ク
ラツチ要素42と、前記頭部駆動側クラツチ要素
41および前記大腿部駆動側クラツチ要素42の
位置を電磁力によつて切換えるように前記ベース
2上に設けられる電磁切換手段43,44,4
5,46,47と、 を備えている、起伏式ベツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985099817U JPH0239454Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985099817U JPH0239454Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS626820U JPS626820U (ja) | 1987-01-16 |
JPH0239454Y2 true JPH0239454Y2 (ja) | 1990-10-23 |
Family
ID=30969046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985099817U Expired JPH0239454Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0239454Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6550222B2 (ja) * | 2014-09-12 | 2019-07-24 | パラマウントベッド株式会社 | ベッド装置の制御システム、駆動制御装置及び身体支持装置の制御システム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835243U (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-08 | 株式会社 三英社製作所 | ギヤツプレス避雷器収納の特別高圧用ガス開閉器 |
JPS5951286A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-24 | Sankyo Co Ltd | カルバペネム誘導体の製造法 |
JPS59139213A (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-10 | 寺倉 正光 | 自在可変ベツト装置 |
JPS605292A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-11 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | デイ−プシヤフトにおける空気供給方法 |
-
1985
- 1985-06-28 JP JP1985099817U patent/JPH0239454Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835243U (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-08 | 株式会社 三英社製作所 | ギヤツプレス避雷器収納の特別高圧用ガス開閉器 |
JPS5951286A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-24 | Sankyo Co Ltd | カルバペネム誘導体の製造法 |
JPS59139213A (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-10 | 寺倉 正光 | 自在可変ベツト装置 |
JPS605292A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-11 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | デイ−プシヤフトにおける空気供給方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS626820U (ja) | 1987-01-16 |
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