JPH0238737Y2 - - Google Patents

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JPH0238737Y2
JPH0238737Y2 JP10644886U JP10644886U JPH0238737Y2 JP H0238737 Y2 JPH0238737 Y2 JP H0238737Y2 JP 10644886 U JP10644886 U JP 10644886U JP 10644886 U JP10644886 U JP 10644886U JP H0238737 Y2 JPH0238737 Y2 JP H0238737Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は保育器に関し、例えば体力的に未成熟
な早産児等の未熟児を保護育成する為の保育室内
に適宜温度及び湿度に制御した空気を供給するよ
うに構成した保育器に適用して特に好適なもので
ある。
〔従来の技術〕
周知の通り、体力的に未成熟な早産児等の未熟
児に対して、外気を遮断した最適な環境で保護育
成する為に保育器が用いられている。このような
保育器の一般的な構造としては、未熟児の為のベ
ツドを台座上に載置し、このベツドの周囲をアク
リル樹脂等から成る透明なフードにより覆つて外
気から遮断された保育室と成し、この保育室内の
空気を、保育室底面の一側端部近傍に形成されて
いる空気導入口からこの保育室の下側に設けられ
ている空気供給路に引込み、この空気供給路内
で、必要に応じて外部から引込んだ新鮮空気と混
合した後、この混合した空気を適宜温度に加熱し
たり加湿したりしてその温度及び湿度を調整して
いる。この空気流の湿度を調整する為に、空気供
給路には、加熱しただけの比較的湿度の低い空気
を流すドライ通路と、水と接触させることにより
加湿した空気を流すウエツト通路とに分離されて
いる。そしてドライ通路とウエツト通路の夫々の
出口開口から保育室内に導入される空気量の割合
を変化させることによつて、保育室内の湿度を制
御するようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の保育器では、空気供給路のドライ通路及
びウエツト通路の夫々の出口開口を直接保育室内
に開口させ、これらの開口に例えばスライド式の
湿度調整板を設けて、この湿度調整板をスライド
させることにより夫々の出口開口の開口面積を変
化させて、夫々の出口開口を通る空気流量を変化
させていた。しかし、このように構成すると、湿
度調整板をスライドさせて、夫々の出口開口を通
る空気流量を変化させる度に保育室内への空気の
吹出位置が変化してしまう不具合がある。例えば
保育室内に比較的乾燥した空気を供給する場合に
は、上記湿度調整板をドライ空気出口側に移動さ
せてこの出口開口を開放する。一方、湿つた空気
を供給する場合には湿度調整板をウエツト空気出
口側に移動させて行う。そして乾燥した空気と湿
つた空気との両方を或る割合で同時に供給する場
合にはドライ空気出口とウエツト空気出口の間に
上記湿度調整板を移動させて行うようにしてい
る。このように保育室内への空気の吹出位置が変
化してしまうと、保育室内を通る空気の流れにム
ラが生じてしまい、早産児等の未熟児が寝ている
ベツド面を常時均一な温度や湿度に保持しておく
ことができなくなつてしまう不具合が生じる。
又、乾燥した空気と湿つた空気の両方を保育室
内に同時に供給する場合には、上記したように湿
度調整板をドライ空気出口とウエツト空気出口の
間に位置させてドライ空気出口から乾燥した空
気、ウエツト空気出口から湿つた空気を夫々供給
するようにしているので、保育室内の或る場所に
は乾燥した空気が流れ、他の場所には湿つた空気
が流れていくというように現象が生じやすい。即
ち、保育室内の湿度が場所によつて変わつてしま
う不具合が生じる。
本考案は上述の問題点にかんがみて成されたも
のであり、保育室へ供給する空気の種類を切換え
た場合でも、その吹出位置を常に一定にしておく
ことができると共に、保育室へ乾燥した空気と湿
つた空気の両方を供給する場合に、これらの空気
を十分に混合してから送り込むことができるよう
にするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、第1図に示すように、児体を
収容する為の保育室2に温度及び湿度の制御され
た空気を供給する空気供給路3の下流端に形成さ
れているドライ通路60及びウエツト通路61と
上記保育室2との間に混合室105が設けられて
いる。この混合室105は第1の開口100を通
じて上記ドライ通路60と連通し、第2の開口1
01を通じてウエツト通路61と通じている。
又、これら第1及び第2の開口100,101と
対向しない位置に形成された第3の開口25を通
じて上記保育室2と連通している。
上記第1及び第2の開口100及び101の
内、少なくとも一方にはこれらの開口100,1
01を通る空気流量比を変化させ得る絞り手段1
02が設けられている。
〔作用〕
第1図において、空気供給路3の上流部27か
ら流れてきてドライ通路60側を通過した空気は
第1の開口100を通つて混合室105内に流入
する。又、上流部27から流れてきてウエツト通
路61側を通つた空気は第2の開口101から混
合室105内に流入する。上記開口100及び1
01を通過する空気流量比は、これらに配設され
た絞り手段102によつて調整できる。
上記混合室105内には、保育室2に通じる第
3の開口25が形成されているものの、この第3
の開口25は上記第1及び第2の開口100、1
01とは対向しない位置に形成されている。この
為に、上記第1及び第2の開口100、101を
通つて混合室105内に流入してきた空気の各々
は、そのまま上記第3の開口25を通つて保育室
2内に直接的に流れ込むことができない。
即ち、これらの空気流は混合室105の壁部に
当つて乱流を生じ、この混合室105内を少しの
間循環しながら十分に混ざり合つて略均一にな
る。このようにして略均一に混合した空気が第3
の開口25を通つて保育室2内に流入していく。
〔実施例〕
次に添付図面に従い本考案はの一実施例を詳述
する。
第1図は保育器1の全体の分解斜視図であり、
その上部に保育室2が設けられている。この保育
室2は、第2図に示すように、未熟児等の児体4
を外気さら遮断して収容する為に形成されている
ものであり、児体4を寝かせる為のベツド5を透
明なアクリル樹脂から成るフード6により覆つて
形成したものである。
第1図に示すように、フード6は底面が開口し
たボツクス状に形成されており、ヒンジ部37を
介して回動可能に保育器本体1aに取り付けられ
ている。そして必要な場合には、このヒンジ部3
7を回動中心としてフード6を上方へ回動させ、
保育室2を大きく開放できようになつている。
又、更に必要な場合には、フード6の全体を容易
に保育室本体1aから取り外すことができるよう
になつている。
フード6の前面には、児体4を出し入れする為
の比較的大きな矩形状開口部8が設けられてお
り、この児体出し入れ用開口部8に扉9が取り付
けられている。そして児体4に対する処置の殆ど
は、この児体出し入れ用扉9に設けられた円形の
小扉12a,12bを開けて、その開口部に手を
挿通して行なわれる。
フード6を閉じた状態では、第2図に示すよう
に、保育室2は外気から実質的に略完全に遮断さ
れる。そして保育室2内の空気は、この保育室2
の下側に設けられた空気供給路3を通じて循環さ
れ、この空気供給路3内でその温度及び湿度が夫
夫制御される。この目的の為に、空気供給路3内
には、空気を循環させる為のフアン34、空気を
加熱する為のヒータ36、空気の湿度を調整する
為の湿度調整部32が夫々設けられている。
そして、保育室2と空気供給路3とは仕切板2
3によつて互いに分離され、この仕切板23に設
けられた空気導入口24及び空気導出口25を夫
夫通じて、空気供給路3から保育室2内に空気が
導入され、又保育室2から空気供給路3内へ空気
が導出される。
第1図に示すように、空気供給路3の下流側2
8に設けられた湿度調整部32にはドライ通路6
0とウエツト通路61とが併設されている。ドラ
イ通路60はその左端壁に設けられた第1の開口
100を通じて保育室2に連通している。又ウエ
ツト通路61はやはりその左端壁に設けられた第
2の開口101を通じて保育室2に連通してい
る。そしてこれらドライ通路60とウエツト通路
61との間は隔壁63によつて区画されている。
ドライ通路60は空気供給路3の上流部27側と
連通していて、この上流部27側から送られてく
る空気がドライ通路60内に直接流入することが
できるようになつているが、ウエツト通路61は
上流部27側とは非連通となつており、この上流
部27側からウエツト通路61内へは空気が直接
流入することができないようになつている。
第1図〜第3図に示すように、上記ドライ通路
60とウエツト通路61とが形成されている位置
の下側には、これらの通路60、61を連通させ
る為の連通路62が形成されている。そしてこの
連通路62内に加湿用の水64が入れられてお
り、連通路62の上部空間が加湿通路67と成さ
れている。そしてこの連通路62へ空気を流入さ
せる為の空気流導出口65が、上記ドライ通路6
0に形成されていると共に、連通路62からの出
口となる空気流導入口66がウエツト通路61に
形成されている。
この時、上記ドライ通路60に設けられる空気
流導出口65は、このドライ通路60内における
空気の流れ方向に略沿つた壁面に形成されること
が重要である。このように構成すると、後述する
絞り手段である湿度調整板102aを操作してこ
のドライ通路60と保育室2との間の開口100
を全開にした場合、空気流はその全量がドライ通
路60内を素通りし、連通路62内には殆ど流れ
込まない。従つて、全く加湿されない湿度の比較
的低い空気が保育室2内に供給される。
一方、湿度調整板102aを操作して上記開口
100の開放面積を小さくすると、空気流の流れ
抵抗が大きくなる為に、その空気流の一部が連通
路62内に流れ込むようになる。そして連通路6
2内に流れ込んだ空気流はこの連通路62内で加
湿されてウエツト通路61へ流入し、このウエツ
ト通路61と保育室2との間の開口101を通じ
て保育室2内へ供給される。従つてこの場合に
は、ドライ通路60からの加湿されていない空気
とウエツト通路61からの加湿された空気との混
合流が保育室2内に供給されることになる。
更に、湿度調整板102aによつてドライ通路
60と保育室2との間の開口100を全閉にする
と、ドライ通路60に流入した空気の全部が連通
路62に流れ込む。そしてこの連通路62内で加
湿されてウエツト通路61から保育室2内に供給
される。この場合には、保育室2内は最も湿度が
高くなる。
以上のように、ドライ通路60を通つてくる加
湿されない空気と連通路62及びウエツト通路6
1を通つてくる加湿された空気との混合比を、主
としてドライ通路60と保育室2との間の開口1
00に設けられた湿度調整板102aによつて変
化させることにより、保育室2内の湿度が制御さ
れる。
本実施例に於いては、ドライ通路60とウエツ
ト通路61との間の連通路62を保育器本体1a
に対して引出式に着脱することができるようにし
ている。即ち、第1図および第4図に示すよう
に、保育器本体1aの前面側にボツクス状の凹部
69を設け、この凹部69内に加湿水槽ユニツト
68を差込んで取り付けるようにしている。
第4図に明示するように、加湿水槽ユニツト6
8は、細長い箱型に形成された水槽本体81の上
部に開口面に、上蓋82を着脱自在に取り付けて
構成したものである。この着脱は、上蓋82の下
面に嵌合突部91を突設し、この嵌合部91を上
記水槽本体81の開口面に嵌合させて行なうよう
にしている。
上蓋82には空気流導入口83と空気流導出口
84とが夫々形成されている。この上蓋82の空
気流導入口83は、第3図及び第6図に示すよう
に、加湿水槽ユニツト68を凹部69内の差込み
終了位置迄差し込んだ時に、保育器本体1aのド
ライ通路60に形成されている空気流導出口65
と丁度連通するような位置及び大きさに形成され
ている。又加湿水槽ユニツト68の空気流導出口
84は、この時に、ウエツト通路61に形成され
た空気流導入口66と丁度連通するような位置及
び大きさに形成されている。
第4図〜第6図に示すように、保育器本体1a
の凹部69と加湿水槽ユニツト68との間には、
ユニツト68の装着動作終了時に加湿水槽ユニツ
ト68を上方に移動させることができるガイド手
段が設けられている。即ち、第4図に明示するよ
うに、凹部69の底面69a上には、入口側から
みて前側と後側とに夫々押し上げ突部85と86
とが形成されている。図示の如く、後側の押し上
げ突部86は凹部69の底面69aの全幅に亘つ
て形成されており、その前面側にテーパ面86a
が設けられている。一方、前側の押し上げ突部8
5は、凹部69の底面69aの幅方向の中央位置
にのみ設けられた台地状の突部として形成されて
おり、やはりその前面側がテーパ面85aに構成
されている。
これに対し、水槽本体81の底板81aの外面
上には、第5図に示すように、ユニツト68の差
込終了位置に於いて、凹部69の前側に形成され
た押し上げ突部85に乗り上げて水槽本体81を
第6図中矢示80で示すように上方位置に移動さ
せることができる一対の乗り上げ突部87と、同
じく差込終了位置に於いて、凹部69の後側の押
し上げ突部86上に乗り上げて水槽本体81を上
方位置に移動させることができるやはり一対の乗
り上げ突部88とが夫々形成されている。第5図
及び第6図に示すように、乗り上げ突部87は比
較的幅狭に配設されたレール状に突設されてお
り、その先端部がテーパ面87aに構成されてい
る。一方、乗り上げ突部88は、上記乗り上げ突
部87の外側にやはりレール状に突設されてお
り、やはりその先端部がテーパ面88aに構成さ
れている。
第6図に示すように、この加湿水槽ユニツト6
8を凹部69に差し込む際には、先ず外側の乗り
上げ突部88が凹部69内に挿入されるが、この
外側の乗り上げ突部88は、第5図に示すように
幅広に配設されている為に、これらの突部88
が、凹部69内の手前側の押し上げ突部85上に
乗り上げることは無い。従つて、加湿水槽ユニツ
ト68の差し込み初期に於いては、ユニツト68
は単に水平方向に移動するだけある。
この加湿水槽ユニツト68の差し込み動作に於
いては、第4図に示すように、水槽本体81の上
蓋開口の周囲に形成されたフランジ81bの両側
面が凹部69の両側面に夫々摺接してユニツト6
8の左右方向の位置決めがなされる。
このように、加湿水槽ユニツト68の左右摺動
面をフランジ81bの側面とし、底部摺動面をレ
ール状の突部88及び87とすることによつて凹
部69の内面に対する接触面積を小さくし、従つ
て摩擦を小さくしてその摺動動作をスムーズに行
なえるようにしている。
第6図に示すように、加湿水槽ユニツト68が
或る程度押し込まれると、水槽本体81の底面に
設けられた乗り上げ突部88が凹部69の押し上
げ突部86に当接する。そしてこれと略同時に、
水槽本体81底部の内側に設けられた乗り上げ突
部87が凹部69の手前側の押し上げ突部85に
当接する。そしてこの状態で加湿水槽ユニツト6
8を更に水平方向に押し込むと、各突部85〜8
8に設けられたテーパ面85a〜88aの作用に
よつて、ユニツト68底部の乗り上げ突部87、
88が凹部69内の押し上げ突部85、86上に
夫々乗り上げ、加湿水槽ユニツト68が上方へガ
イドされて移動する。
本例においては、加湿水槽ユニツト68の上蓋
82に設けられた空気流導入口83及び空気流導
出口84の各々の周囲に合成ゴム等の弾性材料か
ら成るパツキン部材90を取り付けている。従つ
て、加湿水槽ユニツト68が上方へ移動した時に
これらのパツキン部材90が、保育器本体1a側
の空気流導出口65及び空気流導入口66の周囲
部分に圧着される。そしてこれらの互いに対応す
る開口65と83及び66と84とが外部に対し
て気密な状態で連通する。
本例においては、上述のように、加湿水槽ユニ
ツト68を保育器本体1aの凹部69内に単に押
し込むだけで、その装着動作の最終段階に於いて
加湿水槽ユニツト68が自動的に上方へ移動さ
れ、これにより、この加湿水槽ユニツト68に設
けられた空気流導入口83及び空気流導出口84
が保育器本体1a側の空気流導出口65及び空気
流導入口66に夫々圧着されるようにしている。
従つて、これらの連通口の間から空気が漏れ出た
り、又は外部から空気が侵入したりすることが無
い。この為に、保育室2内に供給する空気が外部
に漏れて、その供給量が減少してしまうような不
具合が生じず、又、外部から埃や細菌等の侵入す
ることを防止できる。
第4図に示すように、加湿水槽ユニツト68の
水槽本体81の底面上には乗せ片92が複数立設
されていて、これらの乗せ片92上に加湿フイン
93が載置されている。加湿フイン93は、熱伝
導性の優れた部材、例えばアルミニウム等の金属
で形成されたものであり、一体に成形された基板
部94上に互いに平行に所定間隔を置いて複数枚
形成されている。
これらの加湿フイン93は水槽本体81内に入
れられている加湿用の水64を加湿する作用を有
している。即ち、例えば水槽本体81の中に上記
基板部94の上面が丁度水没する程度の加湿用の
水を入れておくようにすれば、加湿フイン93は
その表面積の殆ど全部が水面から出た状態とな
る。従つて、空気流導入口83から加湿水槽ユニ
ツト68内に流入してきた空気はこれら加湿フイ
ン93の表面に良好に接触し、その保有する熱で
もつて加湿フイン93を加温する。即ち、空気が
加湿フイン93に熱を与える。これらの加湿フイ
ン93は上記したように熱伝導性の優れたアルミ
ニウムで形成したものであるから、空気によつて
与えられた熱を、加湿用の水64中に水没してい
る基板部94に良好に伝える。即ち、水面上に出
ている加湿フイン93が加湿されることによつ
て、水面下に没している基板部94部分も加温さ
れる。基板部94はこのようにして加温された時
に、加湿用の水64の水温を効率良く上昇させ
る。即ち、基板部94部分は水没しているもので
あるから、その周面は全て加湿用水64と接触し
ていて、その接触面積が大きい。従つて、熱交換
を良好に行うことができて、加湿用水64を良好
に加温することができる。上記加湿用水64はこ
のようにして加温されると、水面からの水分の蒸
発が活発になる。この為、連通路62の上部空
間、即ち加湿通路67(第3図参照)の湿度が上
昇し、空気流の加湿を良好に行うことができるよ
うになる。
又、第4図に示すような加湿パツド96により
上記加湿フイン93を被覆すれば、空気流の加湿
を更に良好に行うことができる。加湿パツド96
は吸水性の優れたガーゼ等の多孔性部材で形成さ
れていて、水64を毛細管現象により吸い上げて
これを保持することができる。この為に、加湿通
路67を通る空気はこの加湿パツド96からも水
分を吸収することができるようになり、その接触
面積が増大して十分に吸湿することができる。
本例の構成によれば、このように、連通路62
内を通る空気に対する加湿性を大幅に向上させる
ことができるので、従来のように邪魔板等を設け
て空気の流れを阻害することなく、加湿フイン9
3を空気の流れ方向に沿つて配設することができ
る。従つて、空気をスムースに流すことができる
から、加湿時に保育室2内に循環供給する空気量
が少なくなつてしまうという不具合が無い。
更に、本例においては、加湿水槽ユニツト68
の空気流導入口83がこのユニツト68内の水面
に対向するように形成されている。従つて空気流
導入口83から導入された空気が水面に対して略
直角に当たるのでユニツト68内の水と良好に接
触し、この水を温めやすく且つ吸湿しやすくな
る。
尚、上記実施例に於いては水槽本体81の上面
に着脱式の上蓋82を設けた例を示した。この場
合には、加湿水槽ユニツト68の内部の清掃を、
上蓋82を外して簡単に行うことができるので、
衛生管理上極めて有利である。しかし、上記上蓋
82を設けず、加湿水槽ユニツト68全体を一体
的に形成してもよい。この場合には、汚れた加湿
水槽ユニツト68をそつくり交換してしまえばよ
い。
又、上記実施例に於いては、加湿水槽ユニツト
68の上蓋82に空気流導入口83と空気流導出
口84を別個に形成し、これらを独立的に、保育
器本体1aのドライ通路60に形成された空気流
導出口65及びウエツト通路61に形成された空
気流導入口66に夫々連通させるようにした例を
示した。しかし、このように構成しなければなら
ないということはなく、例えば水槽本体81の上
面に、保育器本体1a側の上記空気流導出口65
及び空気流導入口66の両方に連通させることが
できる開口部を1個形成するようにしてもよい。
又、加湿水槽ユニツト68をその装着動作に伴
つて上方に移動させる為のガイド手段としては、
上記実施例のようなテーパ面を有する突部の他
に、例えば加湿水槽ユニツト68の側面上にガイ
ドピンを突設し、他方凹部69の側面上にガイド
溝を形成する等、他の手段とすることもできる。
尚、本実施例においては、湿度調整部32のド
ライ通路60とウエツト通路61との間に連通路
62を設け、この連通路62内に着脱式の加湿水
槽ユニツト68を設けている。従つて、ウエツト
通路全体を水槽部分と共に着脱する場合と違つ
て、着脱部分をコンパクトに構成することができ
る。即ち、保育器に設けられる加湿用のウエツト
通路は、その保育器全体のデザインに大きく左右
され、その取付位置や形状等がかなり限定されて
しまう。この為に、ウエツト通路の全体を着脱し
ようとすると、その着脱部分が大型化して取扱い
が不便になつたり、保育室に比較的近い箇所を開
けなければならなくなつて衛生管理上好ましくな
いものになる等、問題点が多い。
これに対し、本実施例においては、ドライ通路
とウエツト通路との間に連通路を設け、この比較
的自由に構成できる連通路内に加湿水槽ユニツト
を着脱するようにしている。従つて、その着脱部
分を小さくまとめることができ、又保育室からか
なり離れた箇所で着脱するように構成することが
できる。
次に、第1図、第2図及び第7図を参照して、
湿度調整部32の出口部の構成を説明する。
第1図及び第7図に於いて、102は、湿度調
整部32のドライ通路60の出口開口(第1の開
口)100とウエツト通路61の出口開口(第2
の開口)101とに配設された絞り手段であり、
本実施例に於いてはこの絞り手段102として、
これらの開口100,101に跨がつて一体的に
形成されたスライド式の湿度調整板102aを配
設している。
この湿度調整板102aは、第7図中矢示11
1で示したように、第1の開口100側又は第2
の開口101側にスライドさせることによつて、
保育室2内に供給する空気中の湿度を調整するこ
とができるようになつている。即ち、この湿度調
整板102aは、第7図に示すように垂直部10
3と水平部104が形成された断面略L字形に構
成されている。そして垂直部103の中央には上
記第1の開口100及び第2の開口101と略同
じ大きさに形成された開口103aが形成されて
いる。湿度調整板102aはこのように形成され
ているので、これをドライ通路60側にスライド
させて開口部103aを第1の開口100に完全
に連通させた時には第2の開口101を全閉にす
ることができる。又、反対に湿度調整板102a
をウエツト通路側にスライドさせて開口部103
aを第2の開口101に完全に連通させた時には
第1の開口100を全閉にすることができる。そ
して、上記湿度調整板102aをドライ通路側と
ウエツト通路側の中間位置にして、開口部103
aを第1の開口100と第2の開口101の各々
に部分的に連通させた場合には、連通させた面積
分だけ第1の開口100及び第2の開口101を
夫々開くことができる。そして、夫々の開口10
0、101を通過する加湿されていない空気と加
湿された空気との割合を変えることによつて、保
育室2内に供給する空気の湿度をコントロールす
るのである。
上記湿度調整板102のスライド操作は、第1
図に示すように、フード6を貫通して配設された
回動レバー106の内側先端部を、湿度調整板1
02a上に形成されている係合突起107(第7
図参照)に係合させて、この係合突起107を左
右方向にスライドさせることによつて行うことが
できるようになつている。
本実施例では、絞り手段102として、第1の
開口100と第2の開口101との両方を選択的
に絞ることができる湿度調整板102aを配設し
た。しかし、絞り手段102は、ドライ通路60
の出口である第1の開口100だけに配設するよ
うにしてもよい。これは、本実施例においては、
第1図からも明らかなように、連通路62とウエ
ツト通路61とから成る経路に比較してドライ通
路60が格段に空気が流れやすくなつている為で
ある。即ち、もしドライ通路60の出口である第
1の開口100が全開になつていれば、仮令ウエ
ツト通路61の出口である第2の開口101が全
開になつていたとしても、空気流は連通路62に
は流れ込まず、その全量がドライ通路60を流れ
て開口100から保育室2内に流入する。そして
この開口100の絞り具合によつて、連通路62
に流れ込む空気量の割合が決まる。
尚、ドライ通路とウエツト通路の構造によつて
は、上記とは反対にウエツト通路の出口開口であ
る第2の開口101のみに絞り手段を配設すれば
よい場合も生じるであろう。
第1図及び第2図に示すように、本実施例にお
いては、湿度調整部32のドライ通路60及びウ
エツト通路61と保育室2との間に混合室105
を設けている。この混合室105は上記第1の開
口100を介してドライ通路60と連通し、第2
の開口101を介してウエツト通路61と連通し
ている。又、第3の開口、即ち保育室2と空気供
給路3を区画する為の仕切板23上に形成された
空気導入口24を介して保育室2と連通してい
る。上記第3の開口25は、第1及び第2の開口
100、101とは対向しない位置に形成されて
いるので、保育室2内に供給する空気をこの混合
室105内において十分に混合することができ
る。
即ち、例えば上記湿度調整板102aをドライ
通路60とウエツト通路61との中間位置にセツ
トして、湿度調部32から、加湿されていなくて
比較的湿度の低いドライ空気と加湿空気との両方
を送り出す場合、この混合室105にこれらのド
ライ空気や加湿空気を一旦受け入れることによつ
てこれらを十分にミツクスすることができる。従
つて、保育室2内に送り出す空気の湿度を均一化
させることができるので、保育室2内の湿度の分
布を平均化させることができる。
又、第1図に示すように、本実施例に於いて
は、仕切板23の上記第3の開口25の近傍に吹
出補助口108を形成すると共に、この吹出補助
口108上に補助口カバー110を取り付けてい
る。この吹出補助口108は、ドライ通路60と
ウエツト通路61の上側にこれら両方の通路6
0、61に跨がつて形成されている。この為に、
ドライ通路60及びウエツト通路61はこの吹出
補助口108を介して保育室2と直接連通してい
る。しかし、吹出補助口108の下側には、第7
図に明示すように、湿度調整板102aの水平部
104が位置しており、この水平部104に設け
られた開口104aによつてその連通状態が制御
されるようになつている。従つて、ドライ通路6
0及びウエツト通路61と保育室2内との連通状
態は湿度調整板102aのスライド操作によつて
調節される。これは、前記した第1の開口100
及び第2の開口101に対する操作と同一であ
る。
上記補助口カバー110は、第1図に示す如
く、第3の開口25側を向いた面のみが開口され
ている。この為に、この吹出補助口108を通つ
て保育室2内に流入する空気は全て上記第3の開
口25側に向い、第3の開口25から保育室2内
に送り込まれる空気と合流して、保育室2内に流
れていく。第3の開口25から保育室2内に送り
込まれる空気は、上方に向つて流れるものであ
り、他方、吹出補助口108から送り込まれる空
気は、上記空気の流れとは直交する方向から合流
する。この為に、これら合流した空気は例えば渦
巻き状の乱流となつて保育室2内を循環してい
く。この為に、ドライ空気と加湿空気との両方を
保育室2内に送り込む時には、これらの空気を良
好にミツクスすることができて、送り込む空気中
の湿度を更に平均化させることができる。
湿度調整部32と保育室2との間に設けられる
上記混合室25は、既述したように保育室2内に
送る空気の湿度を均一にする作用の他に、保育室
2内の空気の流れを安定させる作用をも有してい
る。即ち、湿度調整部32から送り出される空気
は、その種類(ドライ空気、加湿空気、或いはこ
れら両方の空気)を変えることによつて、第1及
び第2の開口を夫々通過する空気の流速が変わる
為に、これらの開口からの空気吹出位置が変動し
てしまう。しかし、上記したように湿度調整部3
2と保育室2との間にこのような混合室25を設
けておけば、保育室2への空気吹出位置を常に一
定にしておくことができる。この為に、保育室2
内の空気の流れ状態を安定させることができて、
収容している児体4の保護育成環境を安定させる
ことができる。又、このように保育室2内の空気
の流れが安定しているので、保育室2内の温度や
湿度を安定して測定することができて、安定した
温度制御等を行うことができる利点もある。
上記のようにして保育室2内に供給される空気
は、空気供給路3の上流部27側か次のようにし
て送られてくる。即ち、第1図に示すように、空
気供給路3のケーシングである空気調整槽26内
に、上流部27側から下流部28側に向かつて順
番に空気合流室30、加熱室31、湿度調整部3
2が夫々設けられている。
空気合流室30は、第1図及び第2図に示すよ
うに、室内に循環フアン34を配設して構成した
ものであり、この空気合流室30の奥部壁面30
aには、外部の新鮮空気を内部に取り入れる為の
透孔35が形成されている。この透孔35には図
示省略したエアーフイルタが取り付けられてい
て、空気中に含まれる埃や細菌等をろ過すること
ができるようになつている。又必要な場合には、
この透孔32に酸素ボンベ等を連結して、保育室
2内に酸素を供給することができるようになつて
いる。
上記循環フアン34は、空気合流室30内に、
保育室2内の空気及び外部の新鮮空気を引き込む
と共に、引込んだ空気を空気加熱手段31側に送
出する為のものである。これを具体的に説明する
と、先ず循環フアン34の駆動によつて空気合流
室30内の空気が加熱手段31側に送出される。
この為に、空気合流室30内の圧力が負圧とな
る。この負圧によつて、上記仕切板23の一側端
部に形成された空気導出口25から保育室2内の
空気が空気合流室30内に吸い込まれると共に、
上記透孔35から外部の新鮮空気が吸い込まれ
て、これらが混合される。そして、この混合され
た空気が上記したように循環フアン34によつて
空気加熱室31側に送出されるのである。
空気加熱室31は、空気合流室30側から送り
込まれた空気を所定の温度に加熱する為に設けら
れたものであり、ここに空気加熱用のヒータ36
が配設されている。このヒータ36は、保育器本
体1aの前面に設けられた制御部40により制御
される。この制御部40には、第8図に示すセン
サユニツト38からの検出データが供給される。
次に、このセンサユニツト38について簡単に
説明する。
第8図に示すように、センサユニツト38は、
細長い箱状のケーシング46内に、気温センサ4
1、壁温センサ42及び湿度センサ45を一体に
組み込んだものである。このセンサユニツト38
は、保育室2を囲撓するフード6の一側面6aに
取り付けられるようになつており、この側面6a
に設けられた開口43を通して気温センサ41と
湿度センサ45とが夫々保育室2内に挿入される
ようになつている。この時、壁温センサ42は、
フード6の後壁部6bに設けられた壁温検出穴4
4内に挿入されてこの壁部6bの温度を検出する
ようになされている。
又、センサユニツト38のケーシング46に
は、水壷53が取り付けられるよになつており、
この水壷53に挿入されたガーゼ等を湿度センサ
45に巻き付けて、周知の如く湿度検出するよう
にしている。
このセンサ38の各センサで検出された各デー
タは、前記の制御部40に送られ、この制御部4
0の表示パネルに表示される。そしてこれらのデ
ータに基づいて、空気を加熱する為のヒータ36
や、或いは湿度調整部32の湿度調整板102a
等がマニユアル操作又は自動的に調整される。
第1図に示すように保育室2を囲撓するフード
6の前面には、児体出し入れ用開口部8が形成さ
れており、ここに児体出し入れ用扉9が配設され
ている。この児体出し入れ用扉9は、ヒンジ11
a,11bを支点として外側に倒れることができ
るようになつている。なお、このように上記扉9
を外側に倒した状態に於いて、ベツド5(第2図
参照)を手前に引出すことができるようになつて
いる。又、上記扉9には小扉12a,12bが夫
夫配設されていて、これらの小扉12a,12b
は係止具13a,13bを外すことにより、ヒン
ジ14a,14bを中心にして夫々左右に開き得
るようになつている。そして保育室2内に手を差
し込む必要が生じた場合には、これらの小扉12
a,12bを開けて、その開口部から手を差し込
み得るように配慮されている。
第1図に示した例は、保育室の保温性を改良す
る為のダブルウオールと呼ばれる型の保育器であ
つて、児体出し入れ用扉9の内側に前面パネルと
呼ばれる透明なパネル15を配設している。そし
て、本実施例に於いては、上記パネル15を第9
図に示すようにして上記扉9の内側に取り付けて
いる。即ち児体出し入れ用扉9を閉位置にロツク
する為の係合レバー16が、上記扉9上に配設さ
れているが、これら係合レバー16は支持ピン1
7によつて上記扉9上に回動自在に取り付けられ
ている。そして上記支持ピン17に雌ねじ部18
を形成し、他方上記パネル15の左右両側上方に
は、上記雌ねじ部18に螺合する雄ねじ部20が
形成された係合ピン21を設け、この雄ねじ部2
0を上記雌ねじ部18に螺着させることによつて
パネル15の上部を児体出し入れ用扉9の上部に
固着している。他方、パネル15の下部は、上記
扉9の下部に設けられた係止溝22内に差し込ん
で固定するようにしている。
パネル15をこのようにして係合レバー16の
部分で児体出し入れ用扉9の内側に取り付ける
と、取付の為の部品点数を減らすことができると
共に、すつきりときれいに取り付けることができ
る。
尚、第9図には支持ピン17側に雌ねじ部18
を形成し、係合ピン21側に雄ねじ部20を形成
した例を示したが、支持ピン側に雄ねじ部、係合
ピン21側に雌ねじ部を夫々形成するようにして
もよい。
尚、上記実施例に於いてはドライ通路60とウ
エツト通路61のそれぞれの底面上に、空気流導
出口65及び空気流導入口66を形成し、これら
の通路60、61の下側に凹部69を設け、ここ
に加湿水槽ユニツト68を装着するようにした。
しかし空気供給路のドライ通路とウエツト通路の
配置構成によつては他の位置に加湿水槽ユニツト
を設けることができる。例えば、空気供給路のド
ライ通路とウエツト通路とが上下に積層された形
の保育器であれば、加湿水槽ユニツトをこれらの
通路の側部に適当な取付手段により着脱できるよ
うに構成することもできる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、空気供給路のドライ通
路及びウエツト通路と保育室との間に混合室を設
け、且つこの混合室と保育室とを連通する第3の
開口を、混合室とドライ通路を連通させる為の第
1の開口、及び混合室とウエツト通路を連通させ
る為の第2の開口とは対向しない位置に形成した
ので、第1の開口を通つて混合室内に流入した比
較的乾いた空気と、第2の開口を通つて混合室に
流入した加湿された空気とを混合室内で十分に混
合してから保育室内に供給することができる。こ
の為に、保育室内の湿度を全体に亘つて均一にし
ておくことができる。
又、保育室内に供給する空気の流量比を調整す
る為の絞り手段を第1又は第2の開口に配設した
にもかかわらず保育室へは常時一定の吹出位置、
即ち第3の開口から供給することができる。従つ
て、児体が寝ているベツドの付近を常に均一な温
度や湿度に保持することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による保育器の全体
の分解斜視図、第2図は第1図中A−A線に沿う
上部断面図、第3図は第1図中B−B線に沿う要
部断面図、第4図は加湿水槽ユニツトの分解斜視
図、第5図は加湿水槽ユニツトの底面図、第6図
は加湿水槽ユニツトの差し込み動作を説明する為
の断面図、第7図は湿度調整板の配設状態を示す
斜視図、第8図はセンサユニツトの斜視図、第9
図は前面パネルの取付状態を説明する為の断面図
である。 なお、図面に用いた符号において、1……保育
器、2……保育室、3……空気供給路、25……
第3の開口、60……ドライ通路、61……ウエ
ツト通路、100……第1の開口、101……第
2の開口、102……絞り手段である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 児体を収容する為の保育室と、温度及び湿度
    の制御された空気を上記保育室内に供給する為
    の空気供給路とを夫々具備し、上記空気供給路
    が、比較的湿度の低い空気を流すドライ通路
    と、加湿された空気を流すウエツト通路とに分
    離されており、これらのドライ通路及びウエツ
    ト通路から上記保育室内に夫々供給される空気
    量を制御することによつて上記保育室内の湿度
    を制御するように構成した保育器において、 上記ドライ通路及び上記ウエツト通路と上記
    保育室との間に混合室を設け、且つ、 この混合室と上記ドライ通路とを連通する為
    の第1の開口、上記混合室と上記ウエツト通路
    とを連通する為の第2の開口及び上記混合室と
    上記保育室とを連通する為の第3の開口を夫々
    設け、 その際、上記第3の開口を上記第1及び第2
    の開口のいずれとも対向しない位置に設けるこ
    とによつて、上記第1及び第2の開口を夫々通
    過してきた空気流が上記混合室内で略均一に混
    合された状態で上記第3の開口を通じて上記保
    育室内に供給されるように構成すると共に、 上記第1及び第2の開口を通過する空気流量
    比を変化させ得る絞り手段を上記第1及び第2
    の開口の少なくとも一方に設けたことを特徴と
    する保育器。 2 上記絞り手段が、上記第1及び第2の開口に
    跨つて設けられた一体のスライド式開閉戸であ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の保育器。
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