JPH0238600A - めっき液の加温保温装置 - Google Patents

めっき液の加温保温装置

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JPH0238600A
JPH0238600A JP18801988A JP18801988A JPH0238600A JP H0238600 A JPH0238600 A JP H0238600A JP 18801988 A JP18801988 A JP 18801988A JP 18801988 A JP18801988 A JP 18801988A JP H0238600 A JPH0238600 A JP H0238600A
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plating solution
tank
heating
hose
heat
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JP18801988A
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Tatsuo Nagai
達夫 永井
Takeshi Miura
毅 三浦
Yoshihiro Mutaguchi
牟田口 芳弘
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、めっき液を所定の温度まで加温し、その温度
で保温するめっき液の加温保温装置に関するもので、特
に、ダイヤモンド電着砥石を加工する場合などに用いら
れる熱分解しやすいめっき液の加温保温に適した加温保
温装置に関するものである。
(従来の技術) ダイヤモンド電着砥石は、合金にダイヤモンド砥粒をめ
っきによって電着させるという方法で製造される。その
場合、めっきにより合金に圧縮応力が加えられるように
すると、得られる製品が耐久性の高い良好なものとなる
。そのようなめっきは、ある種のめっき液を特定の温度
条件で用いることによって行うことができる。
そのめっき液は熱分解しやすいものである。しかも、使
用するときには、室温より高い温度、例えば50℃程度
にまで加温して、その温度で保温する必要がある。
そのようにめっき液を加温保温する場合、従来は、めっ
き液槽内に電気ヒータを投入して、そのヒータによって
直接めっき液を加温したり、めっき液槽内に熱交換器を
浸漬して、その熱交換器に蒸気や沸騰水を流1−ことに
よりめっき液を加温したりするようにしていた。
(発明か解決しようとする課題) しかしなから、電気ヒータの加熱表面は温度が極めて高
くなるので、そのようにヒータによって直接めっき液を
加温する場合には、そのヒータの加熱表面に接触するめ
っき液が熱分解してしまう。また、熱交換器を用いた場
合にも、高温の蒸気や沸騰水を流すものでは同様な問題
がある。そして、このような特殊なめっき液は高価であ
るので、そのようにめっき液が熱分解して寿命が縮まる
と、それたけ製品のコストに影響が及ぼされることにな
る。
比較的低温の温水を熱交換器に流すことによって、熱分
解を抑えなからめっき液を加温することも考えられるが
、めっき液槽の容量は大きく、加温ずべきめつき液か多
量であるので、そのようにすると、めっき液が所定の温
度に達するまでに長時間かかることになる。熱交換器を
大容量のものとすることかできればよいのであるが、め
っき液槽内ではめつき作業か行われるので、その作業ス
ペースの確保のために、大形の熱交換器を用いることも
てきない。
しかも、上述のようなめつきに用いられるめっき液は、
強酸性で腐食性か強いので、金属製のヒータや熱交換器
をめっき液中に浸すとそれらが腐食するという問題もあ
る。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、熱分解を生じることなくめっき液を速
やかに加温して所定の温度で保温することのできるめっ
き液の加温保温装置を得ることである。
(課題を解決するだめの手段) この目的を達成するために、本発明では、めっき液を満
たしためつき液槽のほかに温水を満たした加温槽と保温
槽とを設け、それら加温槽及び保温槽内の温水をそれぞ
れヒータによってほぼ所定の温度に加温保温するように
するとともに、加温槽の内部に螺旋状に配設された加温
用ホースを通してめっき液槽内のめっき液を循環させ、
めっき液槽の底部に配設された保温用ホースを通して保
温槽内の温水を循環させるようにしている。
(作用) このように構成することにより、めっき液は、加温用ホ
ースを通して循環する間に、加温槽においてその内部の
温水により加温される。
その場合、加温槽内では加温用ホースが螺旋状に配設さ
れ、その加温用ホースと温水との接触面積が十分大きく
されているので、加温槽内の温水が比較的低温であって
も、加温用ホースを流れるめっき液は確実に加温される
また、保温槽内の温水がめつき液槽内に配設された保温
用ホースを通して循環することにより、めっき液はめっ
き液槽においても加温される。その場合、保温用ホース
はめっき液槽内のめっき液を保温するたけの能力かあれ
ばよいので、めっき液槽の底面に沿って配設するたけて
よい。したがって、めっき液槽内の作業スペースは十分
に確保することかできる。
そして、このようにすることにより、加温槽及び保温槽
内の温水は比較的低温でよいことになるので、めっき液
の熱分解は確実に防止されるようになる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
図は、本発明によるめっき液の加温保温装置の一実施例
を示すもので、第1図はその全体斜視図であり、第2及
び3図はそれぞれその一部の切り欠き斜視図である。
第1図から明らかなように、めっき液槽1の一側には、
それより容量の小さい加温槽2と保温槽3とか設けられ
ている。そのめっき液槽1にはめっき液が満たされてい
る。そのめっき液の最適使用温度は例えば50°Cとさ
れている。また、加温槽2及び保温槽3にはそれぞれ温
水が満たされている。その温水は、加温槽2及び保温槽
3にそれぞれ取り付けられた電気ヒータ4.5によって
加熱され、例えば55〜60℃の範囲で保持されるよう
になっている。
第2図に示されているように、加温槽2内には、ビニー
ルホース等の耐腐食性の高い材料からなる加温用ホース
6が配設されている。そのホース6は、上下方向に多重
に重なるようにして螺旋状に巻かれ、円周方向に適宜の
間隔を置いて立設された支柱7,7.・・・によって支
持されている。その支柱7には、第4図に示されている
ように、上下方向にホース6の径よりもやや大きな間隔
を置いてほぼ半円形の切り込み8.8.・・・か設けら
れており、その切り込み8.8.・・・にホース6をは
め込むことによって、ホース6か上下にすきまを設けた
状態で支持されるようになっている。
加温用ホース6の両端はめっき液槽1内に挿入され、め
っき液中に開口するようにされている。そのホース6の
めっき液槽1と加温槽2との間に位置する部分には、め
っき液循環ポンプ9が設けられている。こうして、めっ
き液槽1内のめっき液がポンプ9によって吸引され、加
温槽2内で下方から上方へと螺旋状に巻かれた加温用ホ
ース6内を通り、再びめっき液槽1に戻されるようにな
っている。
また、第3図に示されているように、めっき液槽1の内
部には、その底面に沿って保温用ホース10がジグザグ
状に配設されている。このホース10も、加温用ホース
6と同様に、ビニールホース等のような耐腐食性の高い
材料からなるものとされている。そして、そのホース1
0の両端は保温槽3内に挿入され、その保温槽3内の温
水中で開口するようにされている。
そのボース10のめっき液槽1と保温槽3との間には温
水循環ポンプ11が設けられており、そのポンプ11に
よって保温槽3内の温水が保温用ホース10を通して循
環するようにされている。
次に、このように構成された加温保温装置の作用につい
て説明する。
めっきを行う場合には、ヒータ4.5のスイッチを入れ
、加温槽2及び保温槽3内の水を加熱する。すると、そ
の水は55〜60℃の温水となる。その場合、加温槽2
及び保温槽3の容量は比較的小さいので、その加熱は速
やかに行われる。
このようにして加温槽2及び保温槽3内の水を加熱した
後、あるいはその途中から、めっき液循環ポンプ9及び
温水循環ポンプ11を作動させる。めっき液循環ポンプ
9が作動すると、めっき液槽1内のめっき液が加温用ホ
ース6を通して循環する。そのホース6は、加温槽2内
で螺旋状に配設され、その内部の温水中に浸されている
部分か長い径路とされている。しかも、そのホース6の
上下間にもすきまが設けられ、そのホース6の全周に温
水が接触するようにされている。したがって、めっき液
は、そのホース6の加温槽2内に位置する部分を通る間
に十分に加温される。こうして、めっき液槽1内の低温
のめっき液が引き出され、温められた後に戻されること
により、めっき液槽1内のめっき液は急速に加温される
一方、温水循環ポンプ11か作動することにより、保温
槽3内の温水か保温用ホース10を通して循環する。そ
のホース10は、めっき液槽1の底面にジグザグ状に配
設され、そのめっき液槽1内の部分が長い径路とされて
いる。したがって、そのホース10を流れる温水は、め
っき液槽1内の部分で放熱し、その熱によってめっき液
槽1内のめっき液か加温される。その場合、そのホース
10がめつき液槽1の底面に沿って配設されているので
、めっき液槽lの底部に溜まる低温のめつき液か加温さ
れることになり、効果的な加温が行われる。そして、放
熱して温度が低下した温水は、保温槽3に戻されて加熱
される。
このようにして、めっき液かめっき液槽1の内外で加温
されることにより、めっき液の温度は短時間で目標温度
に達する。その温度は、放熱や熱伝達損失等により、加
温槽2及び保温槽3内の温水の温度よりやや低い50℃
程度となる。したがって、この状態を続ければ、めっき
液は所定の温度で保持されることになる。
この間において、めっき液の加温は主として加温槽2に
おいて行われるので、めっき液槽1内の保温用ホース1
0は、めっき液槽1の底部に溜まる低温のめっき液を加
温する機能さえあればよい。したがって、そのホース1
0はめっき液槽1の底面に沿って配設ずればよく、めっ
き液槽1内の有効スペースは十分に確保することができ
る。
また、加温槽2及び保温槽3内の温水の温度はめっき液
の目標温度よりもやや高い温度とすればよく、めっき液
の熱分解は確実に防止される。
そして、めっき液が直接接触するのは、加温用ホース6
及び保温用ホース10以外はめっき液循環ポンプ9のみ
であり、ホース6.10は通常のビニールホースてよく
、耐腐食性の高いポンプも化学薬品用等として種々のも
のが市販されているので、腐食性の強いめっき液の加温
保温にも容易に適用することができる。
この加温保温装置を用いて実際にめっき液の加温を行っ
たところ、めっき液が所定の温度に達するまでに要した
時間は0.5時間であった。
また、その後の温度も50±1°Cで保持された。
これに対して、同じめっき液を、従来のように電気ヒー
タを用いて直接加温したところ、所定の温度に達するま
でに2.0時間を要し、しかも、その後の温度は50±
5℃とかなり大きく変動した。
これは、本発明による加温保温装置ではめつき液を全体
的に加温するのに対し、ヒータではめっき液が局部的に
加熱されるためであると考えられる。そして、本発明で
は、温度変化の少ない温水を介して間接的にめっき液を
加温するので、めっき液の温度制御も正確に行われる。
また、本発明による加温保温装置を用いためっき液は3
か月にわたって使用することができたが、ヒータによっ
て加温保温しためっき液は1か月で使用不能となった。
すなわち、本発明の加温保温装置によって、めっき液の
寿命を3倍に延ばすことができた。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、めっ
き液槽の外部に加温槽と保温槽とを設けて温水を生成し
、その温水中に配設された加温用ホースを通してめっき
液を循環させるとともに、めっき液槽内に配設された保
温用ホースを通して温水を循環させるようにしているの
で、めっき液の熱分解を伴うことなく、めっき液を速や
かに所定の温度まで加温し、その温度で保温することが
できる。したがって、品質の良好なめっき製品を得るこ
とができ、しかもそのコストダウンを図ることができる
また、めっき液が触れる部分は加温用及び保温用ホース
とめっき液循環ポンプとのみとなるので、めっき液が腐
食性の強いものである場合にも容易に対応することがで
きる。したがって、使用するめっき液の自由度を増大さ
せることができる。
更に、めっき液の加温は主としてめっき液槽外の加温槽
で行われるので、めっき液槽内には底部に保温用ホース
を配設するのみでよく、めっき液槽内の作業スペースも
十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるめっき液の加温保温装置の一実
施例を示す全体斜視図、 第2図は、その加温保温装置の加温槽内に配設される加
温用ホースの状態を示す斜視 図、 第3図は、その加温保温装置のめっき液槽内に配設され
る保温用ホースの状態を示す斜視図、 第4図は、第2図のIV −IV線から見た加温用ホー
スの支持状態を示す断面図である。 1・・・めっき液槽 3・・・保温槽 6・・・加温用ホース 9・・・めっき液循環ポンプ O・・・保温用ホース ト・・温水循環ポンプ 4.5・・・ヒータ 2・・・加温槽 特許出願人 株式会社日本製鋼所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 めっき液を満たしためっき液槽と、 それぞれヒータによって加熱されてほぼ所定の温度に保
    持される温水を満たした加温槽及び保温槽と、 前記加温槽の内部に螺旋状に配設され、両端が前記めっ
    き液槽に接続される加温用ホースと、 その加温用ホースを通して前記めっき液槽内のめっき液
    を循環させるめっき液循環ポンプと、 前記めっき液槽の底面に沿って配設され、両端が前記保
    温槽に接続される保温用ホースと、その保温用ホースを
    通して前記保温槽内の温水を循環させる温水循環ポンプ
    と、 を備えてなる、めっき液の加温保温装置。
JP18801988A 1988-07-29 1988-07-29 めっき液の加温保温装置 Granted JPH0238600A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18801988A JPH0238600A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 めっき液の加温保温装置

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JPH0238600A true JPH0238600A (ja) 1990-02-07
JPH0568558B2 JPH0568558B2 (ja) 1993-09-29

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ID=16216240

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007021023A1 (ja) * 2005-08-18 2007-02-22 Ebara Corporation 無電解めっき装置及びめっき液

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753879A (en) * 1980-09-12 1982-03-31 Victor Co Of Japan Ltd High-speed searching system for reproducer of disk-shaped information recording medium

Patent Citations (1)

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WO2007021023A1 (ja) * 2005-08-18 2007-02-22 Ebara Corporation 無電解めっき装置及びめっき液

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JPH0568558B2 (ja) 1993-09-29

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