JPH0238375A - セラミック板複合体 - Google Patents
セラミック板複合体Info
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- JPH0238375A JPH0238375A JP18677088A JP18677088A JPH0238375A JP H0238375 A JPH0238375 A JP H0238375A JP 18677088 A JP18677088 A JP 18677088A JP 18677088 A JP18677088 A JP 18677088A JP H0238375 A JPH0238375 A JP H0238375A
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はセラミック板をコンクリート成形体に接着した
複合パネルに関するものである。
複合パネルに関するものである。
外壁、内壁、床等の仕上材として最大寸法的2400X
900mmのセラミック大板が市販されているが、厚
さが3〜8IIImと薄いため、剛性が小さく、しかも
外力により変形し易いという欠点がある。
900mmのセラミック大板が市販されているが、厚
さが3〜8IIImと薄いため、剛性が小さく、しかも
外力により変形し易いという欠点がある。
また、躯体に取付ける方法としては有機質接着剤による
接着が主な工法であるが、有機質接着剤は経年劣化に対
して不明の点があり、せいぜい内装用であり、条件的に
厳しい外装への使用は問題視されている。また内装の場
合でもその取付けは温式1法であるため、取付は効率が
悪いばかりでなく専門の職人が必要で、大工仕事で節単
に内装工事が出来なかった。
接着が主な工法であるが、有機質接着剤は経年劣化に対
して不明の点があり、せいぜい内装用であり、条件的に
厳しい外装への使用は問題視されている。また内装の場
合でもその取付けは温式1法であるため、取付は効率が
悪いばかりでなく専門の職人が必要で、大工仕事で節単
に内装工事が出来なかった。
なおビス止めによる取付工法があるが、ビス頭が見え商
品価値が低下するため、実施されていない。
品価値が低下するため、実施されていない。
上記セラミック板の問題点の改善方法として、セラミッ
ク板1に10〜200mmのPC(プレキャストコンク
リ−1−) 、ALC(オートクレーブ養生軽景気泡コ
ンクリート)、あるいはGRC(ガラス繊維補強コンク
リート)層2を一体化した複合パネルが考えられた。
ク板1に10〜200mmのPC(プレキャストコンク
リ−1−) 、ALC(オートクレーブ養生軽景気泡コ
ンクリート)、あるいはGRC(ガラス繊維補強コンク
リート)層2を一体化した複合パネルが考えられた。
この複合パネルは、厚みが大となるため、剛性が高まり
変形しにく(なる。また第1図に示すようにセラミック
板ではなくコンクリート層2に取付は用ファスナー4の
ためのインサート金具3を埋込んだり、T型ファスナー
4′を使うための切溝5を形成することができるため、
躯体への取付けを容易にすると同時に、乾式取付工法で
あるため、施工能率がアップし、且つパネルを大型化で
きる。即ち施工の合理化を図ることができる。
変形しにく(なる。また第1図に示すようにセラミック
板ではなくコンクリート層2に取付は用ファスナー4の
ためのインサート金具3を埋込んだり、T型ファスナー
4′を使うための切溝5を形成することができるため、
躯体への取付けを容易にすると同時に、乾式取付工法で
あるため、施工能率がアップし、且つパネルを大型化で
きる。即ち施工の合理化を図ることができる。
しかし乍ら、他方において次のような欠点がある。
(1) ポルトランドセメント、あるいは混合セメン
トを使用したコンクリートでセラミック板を一体成形す
る場合は、コンクリート層2が硬化後乾燥により収縮す
るため、セラミック板1との収縮差(セラミック板は乾
燥してもほとんど収縮しない)により、複合パネルが反
ったりねじれたりするばかりでなく、セラミック板にひ
びわれが発生したり、セラミック板が剥離するなど、商
品価値の低下、取付は時の納まりの悪化、施工後におけ
るセラミック板の剥落などの欠点があった。
トを使用したコンクリートでセラミック板を一体成形す
る場合は、コンクリート層2が硬化後乾燥により収縮す
るため、セラミック板1との収縮差(セラミック板は乾
燥してもほとんど収縮しない)により、複合パネルが反
ったりねじれたりするばかりでなく、セラミック板にひ
びわれが発生したり、セラミック板が剥離するなど、商
品価値の低下、取付は時の納まりの悪化、施工後におけ
るセラミック板の剥落などの欠点があった。
(2)また、コンクリート成形体をあらかじめ作ってお
き、接着剤を用いセラミック板と貼り合わせる方法があ
るが、有機質接着剤の接合は経年老化による接着強度低
下の欠点が、無機質接着剤は弾性すなわち変形追従性に
劣るため剥離や反りの欠点があった。
き、接着剤を用いセラミック板と貼り合わせる方法があ
るが、有機質接着剤の接合は経年老化による接着強度低
下の欠点が、無機質接着剤は弾性すなわち変形追従性に
劣るため剥離や反りの欠点があった。
本発明は従来のコンクリート成形体を使用したセラミッ
ク板コンクリート層複合パネルが持つ欠点 即ち (1)変形(反り、ねじれ) (2)セラミック板のひびわれ発生 (3)セラミック板の剥離 のないものを提供しようとするものである。
ク板コンクリート層複合パネルが持つ欠点 即ち (1)変形(反り、ねじれ) (2)セラミック板のひびわれ発生 (3)セラミック板の剥離 のないものを提供しようとするものである。
本発明は前記の課題を解決するためなされたもので、硬
質粒子を含有したポリマーから成る下地層、ポリマーセ
メントモルタル層及びポリマー塗膜から成る無機弾性接
着材を以ってセラミック板とコンクリート成形体を結合
するようにしたものである。
質粒子を含有したポリマーから成る下地層、ポリマーセ
メントモルタル層及びポリマー塗膜から成る無機弾性接
着材を以ってセラミック板とコンクリート成形体を結合
するようにしたものである。
上記無機弾性接着材は、セラミック板やコンクリート成
形体と強固な接着力を保持しつつ、同時にコンクリート
成形体の収縮等に追従して変形し、セラミック板にコン
クリート成形体の収縮力等が伝達するのを絶縁する。
形体と強固な接着力を保持しつつ、同時にコンクリート
成形体の収縮等に追従して変形し、セラミック板にコン
クリート成形体の収縮力等が伝達するのを絶縁する。
そして、この作用により複合パネルの反り、セラミック
板のひびわれ・剥離がなくなる。
板のひびわれ・剥離がなくなる。
また、上記無機弾性接着材は無機質であるため、建築材
料として要求される耐火性、耐熱性、耐候性に優れた効
果を発揮する。
料として要求される耐火性、耐熱性、耐候性に優れた効
果を発揮する。
本発明に使用されるポリマーの種類としては下地層、ポ
リマーセメントモルタル層、ポリマー塗膜とも弾性タイ
プのアクリル系樹脂またはスチレン−ブタジェン系樹脂
が好ましい。
リマーセメントモルタル層、ポリマー塗膜とも弾性タイ
プのアクリル系樹脂またはスチレン−ブタジェン系樹脂
が好ましい。
また、接着方法は次の手順で行なうのが実用的である。
(1) コンクリート成形体の接着面にポリマーエマ
ルジョンを塗布し、ポリマー塗膜を形成する。
ルジョンを塗布し、ポリマー塗膜を形成する。
(2)一方セラミック板の裏面(接着面)に硬化粒子を
含有するポリマーを塗付は下地層を形成する。
含有するポリマーを塗付は下地層を形成する。
(3)次いでポリマーセメントモルタルを用いて、(1
)、(2)で処理した面を接着する。
)、(2)で処理した面を接着する。
下地層、ポリマーセメントモルタル層、ポリマー塗膜の
作用・効果は次の通りである。
作用・効果は次の通りである。
(1)下地層
弾性に優れ、接着材の変形追従性を発揮する。
セラミック板とポリマーセメントモルタル層の付着強度
を高める。
を高める。
(2)ポリマーセメントモルタル層
ある程度の変形追従性を発揮する。セラミック板とコン
クリート成形体の一体化を担う。
クリート成形体の一体化を担う。
(3)ポリマー塗膜
コンクリート成形体からの透水を防止する。また、コン
クリート成形体とポリマーセメントモルタル層の付着強
度を高める。
クリート成形体とポリマーセメントモルタル層の付着強
度を高める。
ポリマーセメントモルタル層に使用するセメントとして
はポルトランドセメント、混合セメント等の一般のセメ
ントを使用できる。
はポルトランドセメント、混合セメント等の一般のセメ
ントを使用できる。
セメントとして特公昭60−58183号公報で述べて
いる低アルカリ性、低収縮性のセメントをポリマーセメ
ントモルタル層に使うことにより、さらに次の性能が発
揮される。
いる低アルカリ性、低収縮性のセメントをポリマーセメ
ントモルタル層に使うことにより、さらに次の性能が発
揮される。
即ち、セメントが低アルカリ性(低pH)であるので、
ポリマーのアルカリ環境下における劣化がなくなり、長
期にわたって弾性を保持する等、下地層、ポリマーセメ
ントモルタル層、ポリマー塗膜の耐久性が向上する。
ポリマーのアルカリ環境下における劣化がなくなり、長
期にわたって弾性を保持する等、下地層、ポリマーセメ
ントモルタル層、ポリマー塗膜の耐久性が向上する。
またセメントが低収縮性であるのでポリマーセメントモ
ルタル層の乾湿による寸法の変化、いわゆるあばれが小
さくなりセラミック板とコンクリート成形体を長期にわ
たり密実に接着する。
ルタル層の乾湿による寸法の変化、いわゆるあばれが小
さくなりセラミック板とコンクリート成形体を長期にわ
たり密実に接着する。
第2図は本発明の実施例を示すもので、硬質粒子として
6号ケイ砂、ポリマーとしてSBRラテックスから成る
下地層11と、SBRラテックスと普通ポルトランドセ
メントから成るポリマーセメントモルタル層12と、S
BRラテックスのポリマー塗膜13から成る無機弾性接
着材Aで、セラミック板Bとして大型陶板と、コンクリ
ート成形体Cとしてプレキャストコンクリートパネルを
接着したものである。
6号ケイ砂、ポリマーとしてSBRラテックスから成る
下地層11と、SBRラテックスと普通ポルトランドセ
メントから成るポリマーセメントモルタル層12と、S
BRラテックスのポリマー塗膜13から成る無機弾性接
着材Aで、セラミック板Bとして大型陶板と、コンクリ
ート成形体Cとしてプレキャストコンクリートパネルを
接着したものである。
なお、具体的接着作業の手順としては、先ず、セラミッ
ク板Bの下面に下地層11を吹付は又は刷毛で形成して
乾燥し、一方コンクリート成形体Cの上面にポリマー塗
膜13を塗布して乾燥させ、然る後、ポリマーセメント
モルタル12で前記セラミック板Bとコンクリート成形
体Cを接着させる。
ク板Bの下面に下地層11を吹付は又は刷毛で形成して
乾燥し、一方コンクリート成形体Cの上面にポリマー塗
膜13を塗布して乾燥させ、然る後、ポリマーセメント
モルタル12で前記セラミック板Bとコンクリート成形
体Cを接着させる。
[発明の効果]
本発明に係るセラミック板複合体は、前述の無機弾性接
着材Aの働きによりコンクリート成形体Cが面内方向に
変形しても、無機弾性接着材Aがその変形を吸収して、
セラミック板11には影響を与えず、セラミック板11
の変形(反り、ねじれ)及びひびわれの発生がない。
着材Aの働きによりコンクリート成形体Cが面内方向に
変形しても、無機弾性接着材Aがその変形を吸収して、
セラミック板11には影響を与えず、セラミック板11
の変形(反り、ねじれ)及びひびわれの発生がない。
またポリマー塗膜13がコンクリート成形体からの水を
遮断し、無機弾性接着材の劣化を防止するので、長期に
わたって安定した接着強度を発揮する効果がある。
遮断し、無機弾性接着材の劣化を防止するので、長期に
わたって安定した接着強度を発揮する効果がある。
第1図は複合パネルの取付工法の説明図、第2図は本発
明の実施例の断面図である。 A・・・無機弾性接着材 B・・・セラミック板 C・・・コンクリート成形体 11・・・下地層 12・・・ポリマーセメントモルタル層13・・・ポリ
マー塗膜
明の実施例の断面図である。 A・・・無機弾性接着材 B・・・セラミック板 C・・・コンクリート成形体 11・・・下地層 12・・・ポリマーセメントモルタル層13・・・ポリ
マー塗膜
Claims (3)
- (1)硬質粒子を含有するポリマーから成る下地層、ポ
リマーセメントモルタル層及びポリマー塗膜から成る無
機弾性接着材を以ってセラミック板とコンクリート成形
体を結合したことを特徴とするセラミック板複合体。 - (2)無機弾性接着材のポリマーセメントモルタル層に
使用するセメントが、低アルカリ性、低収縮性で、水和
・硬化過程において水酸化カルシウムを生成しないセメ
ントであることを特徴とする請求項1記載のセラミック
板複合体。 - (3)コンクリート成形体が壁、天井、床等のコンクリ
ート構造物である請求項1記載のセラミック板複合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18677088A JP2787685B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | セラミック板複合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18677088A JP2787685B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | セラミック板複合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0238375A true JPH0238375A (ja) | 1990-02-07 |
JP2787685B2 JP2787685B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=16194325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18677088A Expired - Lifetime JP2787685B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | セラミック板複合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2787685B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0473351A (ja) * | 1990-07-16 | 1992-03-09 | Fuji Kogyo Kk | 石材先付けパネル |
JPH0476146A (ja) * | 1990-07-17 | 1992-03-10 | Fuji Kogyo Kk | 石材先付けパネル |
JPH04169639A (ja) * | 1990-11-01 | 1992-06-17 | Fuji Kogyo Kk | Alc複合パネル |
JPH04169638A (ja) * | 1990-11-01 | 1992-06-17 | Fuji Kogyo Kk | コンクリート複合パネル |
JPH0482220U (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-17 |
-
1988
- 1988-07-28 JP JP18677088A patent/JP2787685B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0473351A (ja) * | 1990-07-16 | 1992-03-09 | Fuji Kogyo Kk | 石材先付けパネル |
JPH0476146A (ja) * | 1990-07-17 | 1992-03-10 | Fuji Kogyo Kk | 石材先付けパネル |
JPH04169639A (ja) * | 1990-11-01 | 1992-06-17 | Fuji Kogyo Kk | Alc複合パネル |
JPH04169638A (ja) * | 1990-11-01 | 1992-06-17 | Fuji Kogyo Kk | コンクリート複合パネル |
JPH0482220U (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2787685B2 (ja) | 1998-08-20 |
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