JPH0238082Y2 - - Google Patents

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JPH0238082Y2
JPH0238082Y2 JP1988085670U JP8567088U JPH0238082Y2 JP H0238082 Y2 JPH0238082 Y2 JP H0238082Y2 JP 1988085670 U JP1988085670 U JP 1988085670U JP 8567088 U JP8567088 U JP 8567088U JP H0238082 Y2 JPH0238082 Y2 JP H0238082Y2
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JP
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cylinder
spindle sleeve
pressure tank
cylinder chamber
oil
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JP1988085670U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一端に工具が装着されたスピンドル
を回転可能に支持するスピンドルスリーブを、一
軸線方向に往復動して被加工物に加工を行う工作
機械に関し、特に、そのスピンドルスリーブの駆
動を制御する駆動制御装置に関する。
[従来技術] 従来、この種のものとして、例えば特公昭54−
17468号公報等に示されるような種々のものが提
供されているが、これらのものにおいては補助シ
リンダのピストン体を往動位置より原位置に復帰
するために、往動時に吐出された油を再び補助シ
リンダ内に戻すための別のエアシリンダを設けた
り、或いは被動体の往動時に圧縮され被動体の往
動時に復帰されるようなバネ体を設けたりしてい
た。
又、被動体の移動速度を制御するものとして、
特公昭55−17844号公報等に示されるように、オ
イルシリンダのピストン側圧力室とロツド側圧力
室との両方にオイルを供給可能に空気圧−油圧変
換タンクが接続されると共に、エアシリンダのピ
ストン側圧力室とロツド側圧力室との両方に圧縮
空気を供給可能に圧縮空気源が接続され、被動体
の往動及び復動の両方を速度制御可能にしたオイ
ルエアシリンダ機構が知られている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように、被動体を原位置に復帰させるた
めにエアシリンダやバネ体を利用するものや、被
動体の移動速度を往復動共に制御するものにおい
ては、機構が複雑化して高価になる等の問題点が
あつた。
本考案は上記の問題点を解消するものであり、
全体の機構を簡素化して安価に構成することがで
きるだけでなく、補助シリンダのピストン体を迅
速且つ確実に原位置に復帰できて加工時間を短縮
することができる工作機械における駆動制御装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本考案において
は、スピンドルスリーブをスピンドルの回転軸線
方向に往復動させるためのエア駆動手段と、前記
軸線と平行に配置されたシリンダ室と、そのシリ
ンダ室に往復動可能に装着され前記シリンダ室の
往復動に突出し前記スピンドルスリーブの往動時
にそのスピンドルスリーブの一部と係合可能なピ
ストン体とよりなる補助シリンダと、その補助シ
リンダのシリンダ室に連結され、そのシリンダ室
へ供給され、かつそのシリンダ室より排出される
油を蓄えると共に、前記エア駆動手段の作動流体
である圧縮空気の一部が供給されるようにされた
圧力タンクとを備え、前記圧力タンクと前記補助
シリンダのシリンダ室との間に、前記スピンドル
スリーブの往動時に前記シリンダ室から圧力タン
クに向かつて排出される油の流量を調節するため
の流量調節弁と、スピンドルスリーブの往動時に
は前記シリンダ室から圧力タンクに向かう油の通
過を許容せず、スピンドルスリーブの復動時には
前記圧力タンクからシリンダ室に向かう油の通過
を許容する逆止弁とを互いに並列して設けてい
る。
[作用] 本考案は上記した構成により、スピンドルスリ
ーブの往動時にその一部と補助シリンダのピスト
ン体との係合に基いてシリンダ室の油が流量調節
弁を介して圧力タンク内に吐出されることにより
スピンドルスリーブの移動速度が制限され、スピ
ンドルスリーブの復動に伴つてスピンドルスリー
ブの一部と補助シリンダのピストン体との係合が
解離されることにより圧力タンクの空間部内に圧
縮された気圧により圧力タンク内の油が主として
逆止弁を介して補助シリンダのシリンダ室に供給
されてピストン体が迅速且つ確実に原位置に復帰
される。
[実施例] 以下、本考案を具体化した第一の実施例を示す
第1図を参照してその詳細を説明する。
エアシリンダ1はフレーム(図示せず)に取付
けられ、内部にピストン2及びそのピストン2と
一体に形成されたスピンドルスリーブ3が摺動可
能に装着され、往動側室4及び復動側室5は切換
バルブ6及びレギユレータ7を介してポンプPに
接続され、切換バルブ6の切換操作に基いてピス
トン2及びスピンドルスリーブ3が往復動され
る。
前記スピンドルスリーブ3の内部に、そのスピ
ンドルスリーブ3の往復動方向にはそのスピンド
ルスリーブ3と一体に移動されるスピンドル8が
回転可能に支持され、そのスピンドル8の往動側
の端部にはドリル9が取付けられ、またスピンド
ル8の復動側の端部はスプライン・キー10及び
スプライン11を介して電動モータ12に接続さ
れ、その電動モータ12により前記スピンドル8
が回転駆動される。
前記スピンドル8の軸線と平行して油シリンダ
13がフレーム(図示せず)に取付けられ、その
ピストン14のピストンロツド15が油シリンダ
13より復動側後方に向つて延び、そのピストン
ロツド15の後端部に前記スピンドルスリーブ3
の後端に取付けられた係合片16がその往動時に
係合される。
前記油シリンダ13のシリンダ室17は、並設
された流量調節弁18と逆止弁19を介して圧力
タンク20に接続され、シリンダ室17の油Gが
圧力タンク20に吐出される時には流量調節弁1
8を介して油Gが流され、圧力タンク20よりシ
リンダ室17に向つて供給される時には主として
逆止弁19を介して流される。
前記圧力タンク20は前記油シリンダ13に供
給される油Gの余剰油が貯えられると共に、圧力
タンク20の上部が逆止弁21を介して前記切換
バルブ6とレギユレータ7との間の配管22に接
続され、その配管22内に圧縮空気により前記圧
力タンク20の空間部23の空気圧が大気圧より
も高められるように圧縮される。尚、油シリンダ
13内の油Gが圧力タンク20内に吐出される
と、圧力タンク20内の空間部23の体積が減少
しその空気圧が前記配管22内の圧縮空気の気圧
よりも高められるが逆止弁21により圧力タンク
20内の圧縮空気が前記配管22側に流れること
はない。
次に作用態様について説明するに、第1図に示
すようにスピンドルスリーブ3及び油シリンダ1
3のピストン14が夫々原位置にある状態におい
て、まず、切換バルブ6が切換えられると、スピ
ンドルスリーブ3がエアシリンダ1の速度でもつ
て早送りされる。その後スピンドルスリーブ3の
往動途中でスピンドルスリーブ3の係合片16が
油シリンダ13のピストンロツド15に係合する
と、油シリンダ13より流量調節弁18を介して
圧力タンク20に吐出される油量に応じた速度に
スピンドルスリーブ3の速度が制限されて所謂切
削送りが行われ、その後常に回転しているドリル
9が被加工物(図示せず)に係合してその孔明け
を行う。尚、この時、油シリンダ13のシリンダ
室17内の油が流量調節弁18を介して圧力タン
ク20に吐出されることにより圧力タンク20の
空間部23内の空気圧が次第に高まる。
スピンドル8が所要量往動され所望の加工がな
されると、切換バルブ6が切換えられてスピンド
ルスリーブ3は復動されて第1図に示す原位置に
復帰される。そのスピンドルスリーブ3の復動に
伴つてピストンロツド15は係合片16による往
動方向への押圧力が解除され、圧力タンク20内
の空間部23の空気圧により圧力タンク20内の
油Gが主として逆止弁19を介して油シリンダ1
3に供給されてピストン14がストツパー24に
係合する原位置まで復動される。
尚、この時圧力タンク20内の空間部23の空
気圧によつて圧力タンク20内の油が油シリンダ
13に向つて供給されるものであるから、逆止弁
19が円滑に開放されて油が確実に流れるため
に、ピストン14が確実且つ迅速に復動される。
そのため、次の加工を直ちに開始することができ
て、加工時間を短縮することができるものであ
る。
第一の実施例は以上のような構成、作用により
なるものであるが、圧力タンク20は第2図の第
2の実施例に示すように、逆止弁21及びレギユ
レータ30を介して切換バルブ6とエアシリンダ
1の復動側室5との間の配管31に接続されてい
ても、前記実施例と同様の作用を得るものであ
り、この第二の実施例においては、レギユレータ
30により圧力タンク20の空間部23に送られ
る空気圧をレギユレータ7とは別に調節すること
ができてピストン14の往動速度を適宜変更する
ことができる。
また、同様に圧力タンク20は逆止弁21を介
して切換バルブ6とエアシリング1の往動側室4
との間の配管或いはポンプPとレギユレータ7と
の間の配管に接続されていてもよい。
更に、圧力タンク20は適宜空気圧源に接続さ
れその空間部23の気圧が大気圧よりも高められ
た後は空気圧源との間の接続が遮断されるように
してもよい。
[考案の効果] 本考案は以上詳述したように、エア駆動手段に
よつて往復動されるスピンドルスリーブの往動速
度を制限する補助シリンダに供給するための油を
貯えると共に、外部に対し密封され油以外の空間
部の気体が大気圧以上に予圧された圧力タンクを
設け、その圧力タンクの空間部の気圧により圧力
タンク内の油を補助シリンダに供給して補助シリ
ンダのピストン体を迅速且つ確実に復動させるよ
うにしたものであり、加工時間を短縮することが
できると共に、ピストン体を復動させるために従
来のようなエアシリンダや発条等の別の駆動手段
を必要としないものであつて、装置全体の構成を
簡単にし得て安価な装置を提供することができる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した第一の実施例を示
す構成図、第2図は第二の実施例を示す構成図で
ある。 図中、1はエアシリンダ、2はピストン、3は
スピンドルスリーブ、8はスピンドル、9はドリ
ル、13は油シリンダ、14はピストン、15は
ピストンロツド、17はシリンダ室、18は流量
調節弁、19は逆止弁、20は圧力タンク、23
は空間部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端に工具9が装着されたスピンドル8を回転
    可能に支持するスピンドルスリーブ3を、前記ス
    ピンドル8の回転軸線方向に往復動して被加工物
    に加工を行う工作機械において、 前記スピンドルスリーブ3を往復動させるため
    のエア駆動手段1,2と、 前記軸線と平行に配置されたシリンダ室17
    と、そのシリンダ室17に往復動可能に装着され
    前記シリンダ室17の復動側に突出し前記スピン
    ドルスリーブ3の往動時にそのスピンドルスリー
    ブ3の一部と係合可能なピストン体14,15と
    よりなる補助シリンダ13と、 その補助シリンダ13のシリンダ室17に連結
    され、そのシリンダ室17へ供給され、かつその
    シリンダ室17より排出される油を蓄えると共
    に、前記エア駆動手段1,2の作動流体である圧
    縮空気の一部が供給されるようにされた圧力タン
    ク20とを備え、 前記圧力タンク20と前記補助シリンダ13の
    シリンダ室17との間に、前記スピンドルスリー
    ブ3の往動時に前記シリンダ室17から圧力タン
    ク20に向かつて排出される油の流量を調節する
    ための流量調節弁18と、スピンドルスリーブ3
    の往動時には前記シリンダ室17から圧力タンク
    20に向かう油の通過を許容せず、スピンドルス
    リーブ3の復動時には前記圧力タンク20からシ
    リンダ室17に向かう油の通過を許容する逆止弁
    19とを互いに並列して設けたことを特徴とする
    駆動制御装置。
JP1988085670U 1988-06-28 1988-06-28 Expired JPH0238082Y2 (ja)

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JPS6455303U JPS6455303U (ja) 1989-04-05
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5195350A (ja) * 1975-02-10 1976-08-20
JPS5417468A (en) * 1977-07-08 1979-02-08 Kinrei Kikai Seisakusho Automatic flyer type device for stabilizing tension of feed line
JPS5514281A (en) * 1978-07-18 1980-01-31 Fuji Photo Film Co Ltd Heat-sensing recording paper

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