JPH0237893Y2 - - Google Patents

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JPH0237893Y2
JPH0237893Y2 JP16733184U JP16733184U JPH0237893Y2 JP H0237893 Y2 JPH0237893 Y2 JP H0237893Y2 JP 16733184 U JP16733184 U JP 16733184U JP 16733184 U JP16733184 U JP 16733184U JP H0237893 Y2 JPH0237893 Y2 JP H0237893Y2
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water
water supply
toilet
valve
pipe
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JP16733184U
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、簡易水洗便器を洗浄するための水を
一定量給水する装置に関する。
(従来の技術) 出願人が先に実願58−163178(実開昭60−70675
号公報)(簡易水洗便器定量給水装置)で提案し
た一定量給水装置があるが、これは、便器1台に
対して一個の給水タンクから一定量の水を給水す
るものであつた。(第1図) (本考案が解決しようとする問題点) 先の考案では、一定水量を給水するために洗浄
用水タンク内に定量給水装置を設ける。
第1図11は洗浄用水タンク内に設けられた定
量給水装置で、円筒11の底面にごく少量の水を
流す細溝を穿つた円筒形の受座があり、洗浄管1
3を介し開閉栓14まで、一つの水路を形成して
いる。12は水より軽い浮力体で、満水時は円筒
11の上部にある網により円筒内に留つている。
開栓前には開閉栓14までの水路は水で満されて
いる。開閉栓を開くと管内の水が流出し便器を洗
浄するが、この時、浮力体12は水と共に落下
し、円筒の底面に達し、水路をふさぎ一定量の洗
浄水を供給する。
閉栓後は円筒底面の細溝から管13内に水が流
入し、一定時間後浮力体12は浮上し、円筒11
内には定量の水が貯溜される。
この装置は多数の便器に給水する場合に問題が
あつた。即ち、公衆便所や数個の便器を設置した
集合便所で給水タンクを上部に1個設置し、その
タンクから各便器に配管給水する場合、タンク内
に前記の定量給水装置を設け、複数個の便器を同
時使用すると、洗浄水量に不足を来す問題があつ
た。又それを避けるためには、各便器に1個ずつ
の定量給水タンク(第1図)を設置しなければな
らなかつた。
(問題を解決するための手段) 1個の給水タンクから複数個の便器へ一定量の
洗浄水を供給し、同時使用に耐え得るために給水
タンクより便器に到る配管の途中その直管部分に
前記考案の原理による一定量給水装置を設け、上
記問題点を解決するものである。即ち、給水管の
一部に上下に停止機構を持つ空間を作り、その中
に浮力体を封入する。これを定量給水装置として
この部分の下流側に開閉栓を設ける構造を特徴と
する。
(作用) 給水タンク1には、ボールタツプによる自動給
水弁より給水され常時定量の水が入つている。複
数個の便器に配管された水路は開閉栓2までの間
が常に水で満たされている。開閉栓を開くと、管
内の水が落差により便器内に流入し便器を洗浄す
る。
この際、定量給水装置内の浮力体3は水と共に
流下し、該装置下方のストツパー4で止ると共に
下方への流出口5を閉塞するため、水はストツパ
ーに設けられたわずかな隙間6からしか流出せ
ず、殆んど流水はなくなる。
開閉栓を閉じると隙間6より流下する水は開閉
栓の上に溜りはじめ、一定時間後、浮力体3を押
し上げ上部ストツパー7の位置まで復帰させ、水
路内を満水状態にもどす。この状態から再び使用
可能となる。
(実施例) 自動給水弁により水道水源に接続された給水タ
ンク1より各便器への配管は通常の便器洗浄管と
して使用される口径32φの金属管又は合成樹脂管
を使用するが、少なくとも口径20φ以上のものが
流水抵抗を小さくする上からも望ましい。定量給
水装置は特別な太さ、長さのものを用いても良
いが、便所内での外観を考慮すると、洗浄管と同
質、同径の管を使用するのが適当と思われる。簡
易水洗便器の1回の洗浄水量は200〜400c.c.位であ
るから、仮に口径32φの洗浄管を用いると、その
有効容積(下部ストツパー5の上部より浮力体3
の下面まで)200c.c.、300c.c.、400c.c.の場合の長さ
は夫々約28cm、42cm、55cmとなる。従つて、その
希望する有効容積に浮力体、上下のストツパーの
寸法を加算して定量給水装置の寸法を出し、浮
力体を封入し上下のストツパーを管に固定し定量
給水装置を完成させる。尚その際、管を400c.c.用
の長さに定め、ストツパー7を400c.c.用の他、300
c.c.用、200c.c.用と順次長いものを用意すれば、現
場で配管作業時に任意の水量に設定することも可
能である。この定量給水装置は洗浄管と同径の管
を使用しているため、洗浄管用の接続継手で洗浄
管に接続させることが出来る。
浮力体3は耐久性のある中空の合成樹脂又は金
属で作られ、水より小なる見掛けの比重を持つて
いる。十分な耐久性のある膨潤しない合成樹脂発
泡体を用いても良い。
下部ストツパー4は水流と共に落下する浮力体
3を止める強度を要し、又大きな開口部を有
し、その上側面には流水用の切り欠き6をつけ
る。
この切り欠きの大きさによつて浮力体3が1回
に復する時間が決り、又開閉栓を開放し続けてい
る場合の無駄に流れる水量が決るので、開閉栓2
から下部ストツパー4までの距離を考慮し、浮力
体3が上部ストツパー7の位置まで復帰する時間
を30秒から1分の間になるよう実験に従つて切り
欠きの大きさを定める。上記のように下部ストツ
パーに切り欠きを作る他、浮力体に通水溝又は通
水孔を設けることも可能である。
開閉栓は瞬時に栓が全開し、多量の水が流れる
ものが望ましく、押し釦式、レバー式等任意のも
のを使用する。
(考案の効果) 外観は洗浄管そのままで、場所を取らずに定
量給水装置が組み込める。
1個の給水タンクで多数の便器への配管が出
来、何個所同時に使用しても洗浄水は一定量給
水出来る。
定量給水装置のコストが極めて低い。
切り欠き部6の大きさにより再使用までの時
間を定められるので、便槽に多量の水がたまる
のを恐れる公衆便所等では、切り欠きを小さく
し、一定時間後でなければ再洗浄出来ないよう
にすることも可能である。
簡単な構造であるため、故障がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は出願人が実願58−163178で提案した簡
易水洗便器定量給水装置の断面図。第2図は本考
案を便所に設置した全体図。第3図は本考案の斜
視図。第4図は同断面図。 図面中、1は洗浄用水タンク、2は開閉栓、3
は浮力体、4は下部ストツパー、5はストツパー
開口部、6は流水用隙間、7は上部ストツパー、
8は定量給水装置外筒、9は便器、10は洗浄
管、11は個別型定量給水装置外筒、12は同浮
力体、13は同洗浄管、14は同開閉栓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一個の洗浄用水タンクから、複数個の便器へ給
    水する配管の一部に開閉栓を設け、該開閉栓と洗
    浄用タンクの中間に上下に繋止手段を備え、一定
    容積を保持する空間を設け該空間内に浮力体を封
    入し、下部繋止手段に少水量の流水路を設けた集
    合便所の定量給水装置。
JP16733184U 1984-11-02 1984-11-02 Expired JPH0237893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16733184U JPH0237893Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16733184U JPH0237893Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6184774U JPS6184774U (ja) 1986-06-04
JPH0237893Y2 true JPH0237893Y2 (ja) 1990-10-12

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ID=30725130

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JP16733184U Expired JPH0237893Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

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JPS6184774U (ja) 1986-06-04

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