JPH023786Y2 - - Google Patents

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JPH023786Y2
JPH023786Y2 JP1983202311U JP20231183U JPH023786Y2 JP H023786 Y2 JPH023786 Y2 JP H023786Y2 JP 1983202311 U JP1983202311 U JP 1983202311U JP 20231183 U JP20231183 U JP 20231183U JP H023786 Y2 JPH023786 Y2 JP H023786Y2
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JP
Japan
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gas
heat exchanger
reactor
supplied
air
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JP1983202311U
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JPS60112343U (ja
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金属の熱処理などのために用いられ
る吸熱形雰囲気ガスを発生するための装置に関す
る。
このような雰囲気ガスは、たとえば金属を浸炭
するための浸炭ガスである。
典型的な先行技術は、第1図に示されている。
常温程度の原料ガス、たとえば液化天然ガスや液
化石油ガスを気化したガスは管路1から、また、
空気は管路2から、管路3を経て外熱式反応器4
に供給される。この外熱式反応器4の経路25内
には触媒5を介在されている。触媒5の外周は、
バーナ6によつて加熱される。このバーナ6に
は、燃料ガスが管路7を経て供給される。反応器
4からの雰囲気ガスは、管路8から冷却器9に導
かれて冷却され、これによつて常温程度の雰囲気
ガスが管路10から導かれる。触媒5は、雰囲気
ガスを発生するための粒状元素たとえばNi,Ru
を球状の担体たとえばAl2O3に担持した構成を有
する。
第2図は、反応器4内のガス経路25の温度変
化を示す。管路3からの常温程度の原料ガスは触
媒5に接触して反応し、管路8にはたとえば85℃
程度の比較的高温度の雰囲気ガスが得られる。
前述の先行技術では、反応器4からの高温度の
雰囲気ガスを冷却器9によつて冷却しており、し
たがつて多量の熱が無駄になつている。
本考案の目的は、エネルギーを可及的に無駄に
しないようにした改良された雰囲気ガス発生装置
を提供することである。
本考案は、空気が供給される熱交換器14と、 熱交換器14からの加熱された空気を、燃料ガ
スの燃焼によつて加熱する予熱器16と、 予熱器16からの予熱された空気と、原料ガス
とを混合する管路18と、 管路18からの混合ガスが導かれ、触媒24の
働きによつて雰囲気ガスを発生する断熱形反応器
19とを含み、 断熱形反応器19からの高温度の雰囲気ガス
を、熱交換器14に導いて熱交換器14に供給さ
れる前記空気を加熱することを特徴とする雰囲気
ガス発生装置である。
第3図は、本考案の基礎となる構成を示す系統
図である。雰囲気ガスを発生するための原料ガ
ス、たとえば液化天然ガスや液化石油ガスを気化
したガスは管路11から、また、空気は管路12
から、さらに管路13を経て、熱交換器14に導
かれる。この熱交換器14からのガスは、管路1
5から予熱器16に導かれて予熱される。予熱器
16には管路17から燃料ガスが供給され、この
燃料ガスが撚焼されることによつて管路15から
のガスが加熱される。予熱器16からのガスは、
管路18から断熱形反応器19に導かれて雰囲気
ガスが発生される。この雰囲気ガスは、管路20
から熱交換器14を経て管路21から冷却器22
に導かれる。冷却器22では、雰囲気ガスは、常
温程度にまで冷却され、金属の熱処理たとえば浸
炭のために用いられる。
第4図は反応器19の分解斜視図である。反応
器19のガス経路23内には球状の触媒24が充
填されている。
第5図は、反応器19の温度分布を示す。管路
18から反応器19に供給される原料ガスの温度
は、予熱器16によつてたとえば550℃に予熱さ
れており、反応器19において発生される雰囲気
ガス温度は管路20にたとえば850℃で排出され
る。
この反応器19から管路20に導かれる雰囲気
ガスは、熱交換器14において管路13からの常
温程度のガスを加熱する。これによつて管路20
からの排気ガスの熱が回収され、省エネルギー効
果が発揮される。
第6図は、本考案の一実施例の系統図である。
この実施例は、第3図〜第5図に示された構成に
類似するけれども、注目すべきは、熱交換器14
には管路12,13から空気が供給され、原料ガ
スは予熱器16と反応器19との間の管路18に
管路11aから供給される。この第6図示の実施
例では、可燃性混合気の占める体積が、前述の第
3図の構成に比べて少ないので、安定性が向上さ
れる。また熱交換器14においては、管路13か
らの空気に炭素が含まれていないので、コーキン
グトラブルは生じないという利点があるととも
に、この熱交換器14では、管路13を経て空気
のみが供給され、原料ガスは供給されないので、
熱交換器14を、前述の第3図の構成に比べて小
形化することができるという利点も生じる。
本考案では、浸炭ガスの他にその他の金属の熱
処理のための雰囲気ガスを発生するために関連し
て実施することができる。
さらに本件考案者の実験によれば、管路12の
空気と管路11aの13Aの原料ガスとの体積比
を2.86とし、反応器19のガス温度が850℃であ
り、原料ガスの流量を1Nm3/Hとしたとき、管
路17からの燃料ガスは0.18Nm3/H必要であつ
た。これに比べて第1図示の先行技術では、バー
ナ6に管路7から供給する燃料ガスは1.15Nm3
H必要であつた。したがつて本発明による省エネ
ルギー効果が優れていることが確認された。
以上のように本考案によれば反応器からの雰囲
気ガスを熱交換器に導いて反応器に供給されるガ
スを加熱するようにしたので省エネルギーが図ら
れる。
特に本考案によれば、熱交換器14には、空気
が供給されるだけであつて、原料ガスは供給され
ず、したがつてこの熱交換器14においてコーキ
ングトラブルは生じない。
またこの熱交換器14には、上述のように空気
が供給されるだけであつて、原料ガスは供給され
ないので、この熱交換器14の構成を小形化する
ことができるという優れた効果が達成される。
さらにまたこの熱交換器14において加熱され
た空気を、予熱器16に導いてさらに加熱し、そ
の後に管路18において原料ガスと混合するよう
に構成したので、可燃性混合気の占める体積が比
較的少なく、安定性が向上されるとともに、危険
性がなくなるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術の系統図、第2図は第1図に
示された外熱式反応器4の温度分布を示す図、第
3図は本考案の基礎となる構成を示す系統図、第
4図は断熱形反応器19の簡略化した斜視図、第
5図はその反応器19の温度分布を示す図、第6
図は本考案の一実施例の系統図である。 14……熱交換器、16……予熱器、19……
断熱形反応器、22……冷却器、24……触媒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 空気が供給される熱交換器14と、 熱交換器14からの加熱された空気を、燃料ガ
    スの燃焼によつて加熱する予熱器16と、 予熱器16からの予熱された空気と、原料ガス
    とを混合する管路18と、 管路18からの混合ガスが導かれ、触媒24の
    働きによつて雰囲気ガスを発生する断熱形反応器
    19とを含み、 断熱形反応器19からの高温度の雰囲気ガス
    を、熱交換器14に導いて熱交換器14に供給さ
    れる前記空気を加熱することを特徴とする雰囲気
    ガス発生装置。
JP20231183U 1983-12-28 1983-12-28 雰囲気ガス発生装置 Granted JPS60112343U (ja)

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JP20231183U JPS60112343U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 雰囲気ガス発生装置

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JP20231183U JPS60112343U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 雰囲気ガス発生装置

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Publication Number Publication Date
JPS60112343U JPS60112343U (ja) 1985-07-30
JPH023786Y2 true JPH023786Y2 (ja) 1990-01-29

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