JPH023780A - 可変容量ポンプのライン圧制御装置 - Google Patents

可変容量ポンプのライン圧制御装置

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JPH023780A
JPH023780A JP63231456A JP23145688A JPH023780A JP H023780 A JPH023780 A JP H023780A JP 63231456 A JP63231456 A JP 63231456A JP 23145688 A JP23145688 A JP 23145688A JP H023780 A JPH023780 A JP H023780A
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JP
Japan
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pressure
line pressure
control
feedback
variable displacement
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JP63231456A
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English (en)
Inventor
Kazuya Murota
和哉 室田
Yoshiaki Kato
芳章 加藤
Nobuteru Hitomi
人見 宣輝
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は低回転から高回転までの吐出流量を必要最小限
に制御することができる可変容量ポンプのライン圧制御
装置に関するものである。
(従来の技術) この種従来の可変容量ポンプのライン圧制御装置として
は、例えば昭和62年3月日産自動車(株)発行「ニッ
サンREdROIA型フルレンジ電子制御オートマチッ
クトランスミッションE−AT整備要領書」に記載され
た第25図に示す如きものがある。図中10は可変容量
ポンプで、カムリング11と、カムリングの内部で回転
運動するロータ12と、カムリング11に内接し、ロー
タ12に径方向進退可能に設けられて油圧室を画成する
ベーン13と、ベーンをカムリング11に押付けるベー
ンリング14(背圧によりベーンを支持する場合には不
要)とを具える。
又可変容量ポンプ10の吸入ポートに吸入路15を、又
出力ボートにライン圧回路16を夫々接続する。
17はプレッシャレギュレータ弁であり、そのボー)1
7a、17bにはポンプ出力であるライン圧PLを導く
ようライン圧回路16が、又ボーH7cにはライン圧制
御因子に応じたモディファイア圧P。
を導くようモディファイア圧回路18が、更にボ−ト1
7dにはこれからフィードバック圧PFを導出するよう
フィードバック圧回路19の一端が夫々接続されている
。プレッシャレギュレータ弁17にはさらに、ボート1
7aからのライン圧PLによる図中下向きの力に対抗す
るスプリング20を作用させる。
フィードバック圧回路19の他端は途中をブリードオリ
フィス21を介して大気に連通させ、コントロールピス
トン23を具えたコントロールシリング24のフィード
バック油圧室22に接続する。コントロールピストン2
3のピストンロッド25は、ピボットピン26により枢
支されたカムリング11に当接させ、カムリング11に
はコントロールピストン23カらのフィードバック圧P
Fによる力に対抗する方向にスプリング27を作用させ
る。
次に作用を説明する。まず可変容量ポンプ10が図示し
ないエンジンによりロータ12を駆動されると、ライン
圧PLが回路16に発生してプレッシャレギュレータ弁
17のボート17a、17bに導かれる。
ここでこのライン圧P、による力が、ボート17Cに導
かれたモディファイア圧P。による力とスプリング20
のバネ力との和より大きい場合には、弁17が図中下方
へストロークしてボート17dをドレンボー目7eから
遮断してボート17bに連通し、ライン圧PLの所定値
PLmを超えた分がフィードバック圧PFとしてフィー
ドバック圧回路19によりフィードバック油圧室22に
導かれる。このフィードバック圧PFによりコントロー
ルピストン23が図中下降してカムリング11の偏心量
を減少させる。したがって可変容量ポンプ10の吐出容
量を減少させ、ライン圧PLを下げて所定値Pいに保持
するようなフィードバック制御が行われる。
一方、前述したボート17aへのライン圧PLによる弁
17aへの力が、モディファイア圧PMによる力とスプ
リング20のバネ力との和以上の場合には、ボート17
dと17eとが連通し、フィードバック油圧室22のフ
ィードバック圧PFがドレンされ、スプリング27のバ
ネ力がコントロールピストン23の押圧力に打ち勝って
カムリング11の偏心量を増大させる。したがって可変
容量ポンプ10の吐出容量が増加してライン圧PLを所
定値Pいに上昇させる通常のライン圧制御が行われる。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来例においては、ライン圧制御を閉ループの
フィードバック制御で行っていたから、プレッシャレギ
ュレータ弁17の流量ゲインが高く、ライン圧PLの急
上昇時等の過渡状態で第3図中点線により示す振動現象
(オーバーシュート)が生じやすくライン圧PLが不安
定になる。そこでその対策として従来フィードバック圧
回路19にブリードオリフィス21を設け、フィードバ
ック圧P、の一部をドレンさせることによりプレッシャ
レギュレータ弁17の流量ゲインを下げ、前記振動現象
を防止していた。
しかしこのようにすると、フィードバック調圧状態でブ
リードオリフィス21から常時油がリークしていること
となり、ポンプ効率が低下し、必要流量を確保するには
ポンプが大型化してしまうという問題があった。
一方、プレッシャレギュレータ弁17の流量ゲインを下
げるために、プレッシャレギュレータ弁17のポー目7
dの両端部に切欠きを設ける方法も考えられるが、辺の
場合フィードバック制御におけるライン圧PLの安定性
は確保できるが、ライン圧振動に対する制御の応答性が
大幅に悪化してしまう。
本発明は、ライン圧が所定値を超える時、ライン圧のオ
ーバーシュートをカットしてライン圧振動を減衰させる
ようフィードバック制御からフィードフォワード制御に
切換えることにより上述の問題を解決しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) この目的のため本発明は、可変容量ポンプと、この可変
容量ポンプの出力ライン圧を調圧するプレッシャレギュ
レータ弁と、このプレッシャレギュレータ弁を介し導か
れた圧力にフィードバック油圧室のピストンを応動させ
て前記可変容量ポンプを容量変更することにより前記出
力ライン圧をフィードバック制御するフィードバック制
御機構とを具えた可変容量ポンプのライン圧制御装置に
おいて、 前記ライン圧が所定値を超えると前記フィードバック制
御からフィードフォワード制御に切換わるようにする圧
力逃し部を設けたものである。
(作 用) 可変容量ポンプからのライン圧を導かれたプレッシャレ
ギュレータ弁は、このライン圧が所定値以上の場合には
、所定値を超えた分をフィードバック圧としてフィード
バック制御機構に供給し、それによりライン圧のフィー
ドバック制御が行われる。
ここでライン圧がフィードバック制御の上限値を超えた
場合には、圧力逃し部が圧力の排除によりフィードフォ
ワード制御に切換えるため、上限値を超えるライン圧の
オーバーシュートをカットしてライン圧振動を減衰させ
ることができる。これがため、従来のブリードオリフィ
スなしでもライン圧振動を抑制しつつ、安定性のあるラ
イン圧制御を行うことができ、ブリードオリフィスのな
い分ポンプ効率が高まり、ポンプの小型化が可能である
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の第1実施例の全体構成を示す線図であ
り、第25図の従来例と同様の部分には同一符号を付し
て示す。
この第1実施例の従来例との相違点は、ブリードオリフ
ィス21を廃止したことと、プレッシャレギュレータ弁
17が所定値以上のライン圧で過大ストロークする時ボ
ート17bに通ずるライン圧ドレンボート17fを追設
したことであり、このドレンボー)17fを本発明にお
ける圧力逃し部として機能させる。
次に作用を説明するに、ライン圧PLが前記所定値PL
i未溝0間、弁17は第2図(a)の位置より上方にあ
ってフィードバック圧PFを同図中点線矢印で示す如く
ドレンボート17eより排除しつつ低下させる。これに
よりスプリング27はカムリング11をロータ12との
偏心量が増大するよう押戻し、ポンプ10の吐出容量を
増大させてライン圧PLを上昇させる。ライン圧の上昇
につれ弁17は第2図(a)の位置に向は下降し、その
ストロークは第3図の如くに大きくなる。昇下降ストロ
ークがSsとなって弁17が第2図(a)の位置に達し
た処で、ボート17dをドレンボー)17eから遮断す
るため、フィードバック圧P、はこの時の値に保たれ、
カムリング11の停止によりライン圧PLはこの時の所
定値PLaに保持される。
ライン圧PLが所定値PLa以上になると、弁17は第
2図(a)の位置より更に下降されてボート17dをボ
ート17bに通じ、フィードバック圧Prを同図中実線
矢印で示す如きライン圧の補充により上昇させる。これ
によりピストン23はカムリング11をロータ12との
偏心量が減少するよう押動し、ポンプ10の吐出容量を
減少させてライン圧PLを低下させる。ライン圧の低下
につれ弁17は第2図(a)の位置に向は上昇し、その
昇下降ストロークが第3図4こ示す特性に沿って減少す
る。昇下降ストロークが31になって弁17が第2図(
a)の位置に戻った処でボート17dをボート17 b
から遮断するため、フィードバック圧PFはこの時の値
に保たれ、カムリング11の停止によりライン圧PLは
この時の所定値PLmに保持される。
以上の作用の繰返しにより、ライン圧PLはポンプ10
の容量変更を介して所定値PLaにフィードバック制御
される。
ところで、モディファイア圧P、の急変に応答してライ
ン圧PLが急上昇する時等の過渡状態で、ライン圧が第
3図中点線で示す振動現象(オーバーシュート)を生じ
、PL≧Pいになった場合の作用を次に説明する。PL
≧Pいになると、弁17が第2図(a)のフィードバッ
ク制御状態より更に大きく下降して第2図(b)の位置
に下降する。この時の弁ストロークSbでボート17b
がボート17dがら遮断されてドレンボート17fに通
じ、ライン圧PLをPLI+以上とならないようボート
17fから矢印の如くにドレンするリリーフ機能が発揮
される。これによりフィードフォワード制御に切換わる
こととなり、上限値Pいを越えるライン圧のオーバーシ
ュートがカットされ、ライン圧を第3図中実線で示す如
く速かに振動減衰させることができ、安定性、応答性の
良好な可変容量ポンプのライン圧制御装置を実現するこ
とができる。さらに本例ではブリードオリフィス21(
第25図参照)を廃止して部品点数を減少できると共に
ポンプ効率を高め得るという効果や、フィードバック制
御とフィードフォワード制御(ドレン調圧)との切換を
同一弁内で行なうようにしたため、これら制御の切換の
タイミングの設定が簡単にできるという効果も得られる
第4図(a)は本発明の第2実施例の全体構成を示す線
図であり、第1図と同様の部分には同一符号を付して示
す。
本例では、ポンプ10の容量を制御するコントスールシ
リンダ24をポンプ自身に形成し、これにコントロール
ピストン23をピン31の周りで揺動可能に嵌合してフ
ィードバック油圧室22を画成する。
この場合、回路19から室22へのフィードバック圧P
、はピストン23をピン31の周りに揺動させ、これに
よりカムリング11をスプリング27に抗しピン26の
周りに回動させてポンプ10の容量(ライン圧PL)を
制御することができる。又、プレッシャレギュレータ弁
17は前記実施例と構造を若干具にするが、基本的には
同様に機能するものであり、相違点のみ補足説明すると
、ポート17gからトルクコンバータへ常時作動油を供
給すると共に、ボー) 17 hから後退レンジ圧P、
を供給してモディファイア圧PMと同方向の力を弁17
に作用させるようにする。
しかして、ポート17gからのトルクコンバータ作動油
はライン圧PLに関与せず、又後退レンジ圧PRは通常
ドレンされてライン圧PLに関与しないため、以下では
これらを無視して説明を進める。なお、弁17にはライ
ン圧フィードバック制御の安定性を確保するために第4
図中)に明示する如き切欠き17j。
17jを設けるのが良い。
本例においては、フィードバック圧PFの脈動を防止す
るよう回路19に接続して設けたフィードバックアキュ
ーム32に本発明の要旨に係わる圧力逃し部を設置し、
第1図の例におけるドレンポート17fの代用とする。
フィードバックアキューム32はポート32aからのフ
ィードバック圧P、に応動するピストン32bを具え、
フィードバック圧Prに対抗するようスプリング32c
をピストン32bに作用させる。かくてピストン32b
はフィードバック圧P、の脈動をストロークにより吸収
し、この脈動が油圧室22に至ってライン圧制御に影響
するのを防止するが、ピストン32bのそれ以上のスト
ロークでポート32aに通ずるドレンポート32dをフ
ィードバックアキューム32に設ける。このドレンポー
ト32dは固定オリフィス32eを有し、本発明におけ
る圧力逃し部として機能し、第1図の例におけるドレン
オリフィス17fの代りに設ける。
次に作用を説明するに、プレッシャレギュレータ弁17
及びコントロールピストン23による前述した例と同様
のライン圧フィードバック制御中、モディファイア圧P
Mの急変等にともないライン圧PLが振動して前記上限
値PLbを越えると、弁17が第4図の調圧位置を越え
て図中右行し、ポート17 b 。
17d間を連通させる。一方、これにともなうフィード
バック圧P、の上昇でフィードバックアキューム32の
ピストン32bはスプリング32cのバネ力に抗して大
きくストロークし、ポート32aとドレンポート32d
とを連通させ、ライン圧P、がポート17b。
17d、回路19、ポート32a、32dを経てドレン
調圧され、リリーフ機能が発揮される。これにより上限
値ptbを超えるライン圧のオーバーシュートをカット
してライン圧振動を減衰させるフィードフォワード制御
を前述した例と同様に行うことができ、所期の目的を達
成することができる。
なお、この第2実施例において、フィードバックアキュ
ーム32にドレンポート32dを設ける代りに、上記と
同様のリリーフ機能を有するリリーフ弁をフィードバッ
ク圧回路19に設ける構成にしても同様の目的を達する
ことができる。
第5図及び第6図は第4図の要部変形例を示す。
第4図の例においてアキュームピストン32bのストロ
ークに対するドレンポート32(iのオリフィス開度特
性は第9図中aで示す如く、このドレンポートが開く時
振動減衰に必要な量と無関係にいきなり固定オリフィス
32eで決まる開度となる。しかして振動減衰に必要な
ドレン量に対応する開度特性は第9図中すで示す如きも
のであり、特性aでは無駄なドレンによってポンプ10
の効率低下を否めない。そこで第5図及び第6図の例に
おいては、固定オリフィス32eの径を小さくしたドレ
ンボート32dを複数個、ビストンストローク方向に配
列して設け、オリフィス開度特性が第9図中Cで示す如
く一層要求特性すに近似するようにし、ポンプ効率の低
下を回避する。
なおこの際第6図に明示する如く、同じビストンストロ
ーク位置におけるドレンボート32dも複数個1組とし
、これらをピストン中心点に関し点対称に配置すれば、
ピストン32bの径方向に作用する力を相殺させてピス
トン32bのスティックや偏摩耗を防止することができ
る。
なお、第5図及び第6図に代え第7図又は第8図の構成
を採用することもできる。
第7図の例では、ピストン32bに弁体32fを同軸に
突設し、これをプラグ32gに穿った大気連通孔32h
に摺動自在に嵌合する。そして、ピストン32bのスト
ロークにつれ、弁体32fの先端により順次開かれてポ
ート32aを大気連通孔32hに通ずるよう複数のドレ
ンボート32iをプラグ32gに形成する。本例ではド
レンボート32iの内径を第5図及び第6図の例におけ
るオリフィス32eの直径に対応させ、ドレンボート3
2iを第5図及び第6図におけるドレンボート32dと
同様に機能させる。
第8図の例では、ピストン32bを嵌合したハウジング
内にフィードバック圧回路19を通じた環状窪み32j
を形成し、ピストン32にそのストロークにつれ環状窪
み32jに開口する複数個のドレンボー)32kをビス
トンストローク方向に配列して形成する。
なお第5図乃至第8図の例では、オリフィス開度特性が
第9図中Cで示す如く階段状となるため、同図中の要求
特性すに一致させることができない。
そこで、第10図乃至第23図に示す如き構成によりオ
リフィス開度特性を連続的に変化するような可変オリフ
ィス33で圧力逃し部を成すのが良い。
第10図及び第11図の例では可変オリフィス33をハ
ウジングに切欠いて形成したドレンボート321と、ピ
ストン32bのストロークにつれこのドレンボートに対
する重なり量を増すようピストン32bに形成したチャ
ンファ面32mとで構成する。この場合、オリフィス開
度が連続的に変化することとなり、第9図中すの要求特
性に一層近付けることができる。
なお本例ではピストン32bの外周面とチャンファ面3
2mとの遷移部に第12図の如く段差部32mを設けた
り、第13図の如く条溝320を設けることで、ハウジ
ング内周面のゴミ等をかき落とす機能を持たせ、ピスト
ン32bのスティック防止の一層となすのが良い。
第14図乃至第16図の例では上記チャンファ面の代り
に傾斜切欠溝32p、32qをピストン32bに設ける
。しかして、切欠溝32p、32qは夫々ピストン32
bに対する傾斜角を適宜異ならせて要求特性に対応させ
ることができる。
この場合第17図に示す如く、各切欠溝を傾斜角の異な
るもの32P、32(lの組合せとすることもできる。
第18図の例では可変オリフィス33を、ピストン32
bに突設した弁体32fのテーパ面32rと、プラグ3
2gの大気連通孔32hとで構成し、第19図の例では
可変オリフィス33を、プラグ32gに一体の弁体32
sに形成したテーパ面32tと、ピストン32bの大気
連通孔32uとで構成し、第20図及び第21図の例で
は可変オリフィス33を、ハウジングに形成した大気連
通スリヅト32vと、ピストン32bの端縁とで構成す
る。
なお、上記のようにスリット32vをハウジングに形成
するのでは加工代が厚くて加工反力が大きくなる場合、
第22図及び第23図の如くプラグ32gを中空形状に
延長してその内部にピストン32bを摺動自在に嵌合し
、プラグ32gの中空延長部の外周に平坦切欠き32w
を形成してここにスリット32vを形成するのが良い。
本例では、両平坦切欠き32Wと連通ずる第11図に明
示する如きドレンボート321をハウジングに形成する
第24図は本発明の他の例を示し、本例ではライン圧P
Lが振動で上限値Pいを越える時オーバーシュート分を
カットするに当り、これに応動するプレッシャレギュレ
ータ弁17がボート17aを圧力逃し部として追設した
ドレンボート17kに通じさせることによりこれを行う
よう構成し、同様の目的を達成するようになす。なお本
例では、ボート17aのダンピングオリフィス171を
経由してライン圧のオーバーシュート分をドレンするた
め、ドレン量を当該ダンピングオリフィスにより制限で
きると共に、このドレン時パイロット室17mの圧力が
低下して弁17がドレンボート17kを自動的に閉じる
ことから急激な洩れ損失を生ぜず、安定的且つ効率的に
ライン圧の振動を防止することができる。
(発明の効果) かくして本発明の可変容量ポンプのライン圧制御装置は
上述の如く、ライン圧の振動侍所定値を超えるライン圧
のオーバーシュートをカットしてライン圧振動を減衰さ
せるようフィードバック制御からフィードフォワード制
御へ切換える構成としたから、ライン圧振動に対する制
御の応答性を確保しつつ、安定性のあるライン圧制御を
行うことができ、又従来必要だったブリードオリフィス
21が不要となってポンプ効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ライン圧制御装置の第1実施例を示す全
体システム図、 第2図(a)および(b)は夫々プレッシャレギュレー
タ弁の作動説明用断面図、 第3図は第1実施例のライン圧制御特性を示す線図、 第4図(a)は本発明の第2実施例の全体構成を示すシ
ステム図、同図(b)はそのIV−IV線断面図、第5
図は本発明の他の例を示すフィードバックアキュームの
断面図、 第6図は同じくそのVl−Vl断面図、第7図及び第8
図は夫々本発明の更に他の例を示す第5図と同様の断面
図、 第9図は第4図乃至第8図の例によるドレンボートのオ
リフィス開度特性を要求特性と比較して示す線図、 第10図は本発明の更に別の例を示す第5図と同様の断
面図、 第11図は同じくそのXI−XI断面図、第12図及び
第13図は夫々間じくその2変形例を示す要部断面図、 第14図は本発明の更に他の例を示す第5図と同様の断
面図、 第15図は同じくそのxv−xv断面図、第16図は同
例におけるピストンの端面図、第17図乃至第20図は
夫々本発明の更に他の例を示す第5図と同様の断面図、 第21図は第20図におけるスリットの平面図、第22
図は本発明の更に他の例を示す第5図と同様な断面図、 第23図は同例におけるプラグの斜視図、第24図は本
発明の他の例を示す全体システム図、第25図は従来の
ライン圧制御装置を示すシステム図である。 10・・・可変容量ポンプ  16・・・ライン圧回路
17・・・プレッシャレギュレータ弁 17f、17k・・・ドレンボート(圧力逃し部)18
・・・モディファイア圧回路 19・・・フィードバック圧回路 22・・・フィードバック油圧室 23・・・コントロールピストン 24・・・コントロールシリンダ 32・・・フィードバックアキューム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、可変容量ポンプと、この可変容量ポンプの出力ライ
    ン圧を調圧するプレッシャレギュレータ弁と、このプレ
    ッシャレギュレータ弁を介し導かれた圧力にフィードバ
    ック油圧室のピストンを応動させて前記可変容量ポンプ
    を容量変更することにより前記出力ライン圧をフィード
    バック制御するフィードバック制御機構とを具えた可変
    容量ポンプのライン圧制御装置において、 前記ライン圧が所定値を超えると前記フィードバック制
    御からフィードフォワード制御に切換わるようにする圧
    力逃し部を設けたことを特徴とする可変容量ポンプのラ
    イン圧制御装置。
JP63231456A 1988-03-28 1988-09-17 可変容量ポンプのライン圧制御装置 Pending JPH023780A (ja)

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JP63231456A JPH023780A (ja) 1988-03-28 1988-09-17 可変容量ポンプのライン圧制御装置

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JP7178488 1988-03-28
JP63-71784 1988-03-28
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018163767A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 マツダ株式会社 自動変速機の油圧供給装置
WO2018168337A1 (ja) 2017-03-16 2018-09-20 マツダ株式会社 自動変速機の油圧制御装置

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