JPH023752A - 車両用vベルト式無段変速機の変速制御装置 - Google Patents
車両用vベルト式無段変速機の変速制御装置Info
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- JPH023752A JPH023752A JP8842189A JP8842189A JPH023752A JP H023752 A JPH023752 A JP H023752A JP 8842189 A JP8842189 A JP 8842189A JP 8842189 A JP8842189 A JP 8842189A JP H023752 A JPH023752 A JP H023752A
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- torque ratio
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- control device
- oil
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Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車両用■ベルト式無段変速機の変速制御装置
に関する。
に関する。
■ベルト式無段変速機は、パン・ドールネが発明した無
端金属Vベルトを2つのプーリに巻掛けて用いるもので
、このVベルトは、積層したスチールバンドの最も内側
のスチールバンドに多数のV型ブロックを互しくに間断
な(配置し、動力伝達をプーリ側面とV型ブロックの側
面間およびV型ブロック同士の押付力により行う点に特
徴がある。
端金属Vベルトを2つのプーリに巻掛けて用いるもので
、このVベルトは、積層したスチールバンドの最も内側
のスチールバンドに多数のV型ブロックを互しくに間断
な(配置し、動力伝達をプーリ側面とV型ブロックの側
面間およびV型ブロック同士の押付力により行う点に特
徴がある。
従来、この無端金属Vベルトを無段変速機として用いる
種々の提案がなされている。無段変速機としての課題は
、走行状態に合わせて的確にトルク比を変更する手段、
トルク比に応じて動力伝達を制御するための油圧制御装
置、NレンジからDレンジ又はRレンジにシフトすると
きのショックを防止する前後進切換機構等があるが、未
だ有効な提案はされていない。
種々の提案がなされている。無段変速機としての課題は
、走行状態に合わせて的確にトルク比を変更する手段、
トルク比に応じて動力伝達を制御するための油圧制御装
置、NレンジからDレンジ又はRレンジにシフトすると
きのショックを防止する前後進切換機構等があるが、未
だ有効な提案はされていない。
第33図は特開昭54−159730号公報に提案され
ている従来の車両用無段変速機を示している。入力軸a
には固定フランジbと可動フランジCからなる入力側プ
ーリが設けられ、また、出力軸dには固定フランジeと
可動フランジfからなる出力側プーリが設けられ、入力
側プーリと出力側ブーり間にはベルトgが張設されてい
て、入力軸aから出力軸dに動力を伝達している。この
車両用無段変速機の制御装置には、ポンプjが発生した
油圧を所定のライン圧に調圧するレギュレータ弁kが設
けられ、レギュレータ弁kによって調圧されたライン圧
を油路iを介して出力側プーリの可動フランジfに供給
して出力側プーリにベルトgを挟持する力を与え、入力
側プーリの可動フランジCに連結した油路りには、トル
クレシオ制御弁lによって選択的に油圧が給排されてお
り、これによって可動フランジc、fを移動させるよう
になっている。
ている従来の車両用無段変速機を示している。入力軸a
には固定フランジbと可動フランジCからなる入力側プ
ーリが設けられ、また、出力軸dには固定フランジeと
可動フランジfからなる出力側プーリが設けられ、入力
側プーリと出力側ブーり間にはベルトgが張設されてい
て、入力軸aから出力軸dに動力を伝達している。この
車両用無段変速機の制御装置には、ポンプjが発生した
油圧を所定のライン圧に調圧するレギュレータ弁kが設
けられ、レギュレータ弁kによって調圧されたライン圧
を油路iを介して出力側プーリの可動フランジfに供給
して出力側プーリにベルトgを挟持する力を与え、入力
側プーリの可動フランジCに連結した油路りには、トル
クレシオ制御弁lによって選択的に油圧が給排されてお
り、これによって可動フランジc、fを移動させるよう
になっている。
また、トルクレシオ制御弁lのスプールmの一端には、
ピトー管rにより入力軸aの回転数に比例した流体圧が
作用し、一方、スプールmの他端に、は、スロットルペ
ダルの動きに連動するカムpの回動による圧力が、レバ
ーq、スプリングrを介して作用している。従って、ト
ルクレシオ制御弁lによる入力側プーリの可動フランジ
Cへの油圧の給排を、入力軸aの回転数とスロットルペ
ダルの動きに応じて行っている。さらに、レギュレータ
弁にのスプールSの一端には、前記ピトー管nにより入
力軸aの回転数に比例した流体圧が作用し、一方、入力
側プーリにはその可動フランジCの軸方向の移動と連動
して変位される検出ロッドtが設けられ、スプールSの
他端には、検出ロンドもの圧力が、レバーU、スプリン
グVを介して作用している。従って、レギュレータ弁に
の調圧作用が入力軸aの回転数と無段変速機のトルク比
に応じて行われるように構成されている。
ピトー管rにより入力軸aの回転数に比例した流体圧が
作用し、一方、スプールmの他端に、は、スロットルペ
ダルの動きに連動するカムpの回動による圧力が、レバ
ーq、スプリングrを介して作用している。従って、ト
ルクレシオ制御弁lによる入力側プーリの可動フランジ
Cへの油圧の給排を、入力軸aの回転数とスロットルペ
ダルの動きに応じて行っている。さらに、レギュレータ
弁にのスプールSの一端には、前記ピトー管nにより入
力軸aの回転数に比例した流体圧が作用し、一方、入力
側プーリにはその可動フランジCの軸方向の移動と連動
して変位される検出ロッドtが設けられ、スプールSの
他端には、検出ロンドもの圧力が、レバーU、スプリン
グVを介して作用している。従って、レギュレータ弁に
の調圧作用が入力軸aの回転数と無段変速機のトルク比
に応じて行われるように構成されている。
ところで、上記したトルク比の制御において、この種の
無段変速機が一般の自動変速機と異なる点は、無段変速
機が、動力伝達を金属プーリと金属V型ブロック間の小
さい摩擦抵抗で行うため、高い作動油圧を必要とし、ま
た、エンジンアイドリング時(スロットル開度全閉)に
おいても、エンジンブレーキ時にVベルトが滑らないよ
うに比較的高い油圧を必要とする点である。
無段変速機が一般の自動変速機と異なる点は、無段変速
機が、動力伝達を金属プーリと金属V型ブロック間の小
さい摩擦抵抗で行うため、高い作動油圧を必要とし、ま
た、エンジンアイドリング時(スロットル開度全閉)に
おいても、エンジンブレーキ時にVベルトが滑らないよ
うに比較的高い油圧を必要とする点である。
しかしながら、上記従来の無段変速機のトルク比の制御
においては、スロットル開度が小になるに従いトルク比
が小になるように制御しているため、走行中スロットル
開度を開いた状態からアイドル状態(スロットル開度全
閉)に急速に切換えた場合、トルク比が小さい状態にな
ってしまい、エンジンブレーキがきかないという問題を
有している。
においては、スロットル開度が小になるに従いトルク比
が小になるように制御しているため、走行中スロットル
開度を開いた状態からアイドル状態(スロットル開度全
閉)に急速に切換えた場合、トルク比が小さい状態にな
ってしまい、エンジンブレーキがきかないという問題を
有している。
本発明は上記問題を解決するものであって、走行中スロ
ットル開度を開いた状態からアイドル状態に急速に切換
えた場合に、ダウンシフトするようにトルク比を変更し
、車速に対して安全かつ適正なエンジンブレーキを得る
ことができる車両用Vベルト式無段変速機の変速制御装
置を提供することを目的とする。
ットル開度を開いた状態からアイドル状態に急速に切換
えた場合に、ダウンシフトするようにトルク比を変更し
、車速に対して安全かつ適正なエンジンブレーキを得る
ことができる車両用Vベルト式無段変速機の変速制御装
置を提供することを目的とする。
そのために本発明は、入力側プーリ (31)と、出力
側プーリ (32)と、これら両ブーり間に張設された
Vベルト(33)と、入力側プーリおよび出力側ブーり
の有効径を可変にするトルク比制御装置(80)と、該
トルク比制御装置にスロットル開度信号θおよびその他
の信号(例えば入力側プーリ回転数)に基づいて変速指
令信号を出力する変速制御装置とを備え、スロットル開
度が全である。
側プーリ (32)と、これら両ブーり間に張設された
Vベルト(33)と、入力側プーリおよび出力側ブーり
の有効径を可変にするトルク比制御装置(80)と、該
トルク比制御装置にスロットル開度信号θおよびその他
の信号(例えば入力側プーリ回転数)に基づいて変速指
令信号を出力する変速制御装置とを備え、スロットル開
度が全である。
〔作用および発明の効果〕
本発明においては、例えば第27図に示すように、車速
センサ903により車速Vを読み込み、その時点で加速
度αを算出し、次に加速度αが車速に対して適当な所望
の加速度Aであるか否かの判別をする。加速度αが所望
の加速度Aより大のときには、ダウンシフトさせるため
に入力側プーリ目標回転数N7を現在の入力側プーリ回
転数Nより大きい値に設定し、加速度αが所望の加速度
Aより大きくないときには、入力側プーリ目標回転数N
0をスロットル開度θに対応した最良燃費入力側プーリ
回転数Nlに設定する。
センサ903により車速Vを読み込み、その時点で加速
度αを算出し、次に加速度αが車速に対して適当な所望
の加速度Aであるか否かの判別をする。加速度αが所望
の加速度Aより大のときには、ダウンシフトさせるため
に入力側プーリ目標回転数N7を現在の入力側プーリ回
転数Nより大きい値に設定し、加速度αが所望の加速度
Aより大きくないときには、入力側プーリ目標回転数N
0をスロットル開度θに対応した最良燃費入力側プーリ
回転数Nlに設定する。
また、例えば第29図に示すように、車速センサ903
により車速Vを読み込み、次いで車速Vと入力側プーリ
回転数Nから現在のトルク比Tを算出する0次いで現在
のトルク比Tがその車速に対して安全かつ適正エンジン
ブレーキが得られる目標トルク比T”より小さいか否か
を判別し、トルク比Tが目標トルク比T4より小さいと
きには、ダウンシフトさせるために入力端ブーり目標回
転数N0を現在の入力側プーリ回転数Nより大きい値に
設定し、トルク比Tが目標トルク比T”より小さくない
ときには、入力側プーリ目標回転数N0を現在の入力側
プーリ回転数Nに設定するものである。
により車速Vを読み込み、次いで車速Vと入力側プーリ
回転数Nから現在のトルク比Tを算出する0次いで現在
のトルク比Tがその車速に対して安全かつ適正エンジン
ブレーキが得られる目標トルク比T”より小さいか否か
を判別し、トルク比Tが目標トルク比T4より小さいと
きには、ダウンシフトさせるために入力端ブーり目標回
転数N0を現在の入力側プーリ回転数Nより大きい値に
設定し、トルク比Tが目標トルク比T”より小さくない
ときには、入力側プーリ目標回転数N0を現在の入力側
プーリ回転数Nに設定するものである。
従って本発明によれば、走行中スロットル開度を開いた
状態からアイドル状態に急速に切換えた場合に、所望の
加速度が得られるようにトルク比を変更し、車速に対し
て安全かつ適正なエンジンブレーキを得ることができる
。
状態からアイドル状態に急速に切換えた場合に、所望の
加速度が得られるようにトルク比を変更し、車速に対し
て安全かつ適正なエンジンブレーキを得ることができる
。
なお、上記した構成に付加した番号は、理解を容易にす
るために図面と対比させるためのものであり、これによ
り構成が何ら限定されるものではない。
るために図面と対比させるためのものであり、これによ
り構成が何ら限定されるものではない。
(実施例〕
以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は車両用Vベルト式無段変速機の模式図である。
100はエンジン、102はキャプレタ、20は該エン
ジン100と駆動側車軸との間に設けられた伝動装置で
あり、エンジンの出力側101に連結されたフルードカ
ップリング21、該フルードカップリング21に連結さ
れたVベルト式無段変速機30、該無段変速機30の出
力軸26に連結された前進後進切換用遊星歯車変速機4
0.咳遊星歯車変速機40の出力軸47に連結された原
則歯車機構23からなる無段変速装置により構成されて
いる。
ジン100と駆動側車軸との間に設けられた伝動装置で
あり、エンジンの出力側101に連結されたフルードカ
ップリング21、該フルードカップリング21に連結さ
れたVベルト式無段変速機30、該無段変速機30の出
力軸26に連結された前進後進切換用遊星歯車変速機4
0.咳遊星歯車変速機40の出力軸47に連結された原
則歯車機構23からなる無段変速装置により構成されて
いる。
フルードカップリング21は、エンジンの出力軸101
に連結されたポンプインペラ211およびフルードカッ
プリング出力軸214に連結されたタービンランナ21
2からなる周知のものである。なおフルードカップリン
グの代わりに他の流体式トルクコンバータまたは89.
城的クラッチを用いてもよい。
に連結されたポンプインペラ211およびフルードカッ
プリング出力軸214に連結されたタービンランナ21
2からなる周知のものである。なおフルードカップリン
グの代わりに他の流体式トルクコンバータまたは89.
城的クラッチを用いてもよい。
■ベル)・弐無段変速機30は、フルードカップリング
の出力軸214に連結された入力側プーリ31と、該入
力側プーリ31と平行に配設された■ベルト式無段変速
機の出力軸26に連結された出力側プーリ32と、これ
ら両フ゛−り間に張設されたVベル133から構成され
ている。
の出力軸214に連結された入力側プーリ31と、該入
力側プーリ31と平行に配設された■ベルト式無段変速
機の出力軸26に連結された出力側プーリ32と、これ
ら両フ゛−り間に張設されたVベル133から構成され
ている。
入力側プーリ31は、出力軸214に連結された固定フ
ランジ311と、該固定フランジ311と対向してV字
状空間を形成するよう設けられた可動フランジ312と
を有し、該可動フランジ312は油圧サーボ313によ
り軸方向に移動可能に設けられている。
ランジ311と、該固定フランジ311と対向してV字
状空間を形成するよう設けられた可動フランジ312と
を有し、該可動フランジ312は油圧サーボ313によ
り軸方向に移動可能に設けられている。
出力側プーリ32は、無段変速機3oの出力軸26に連
結された固定フランジ321と、該固定フランジ321
と対向してV字状空間を形成するよう設けられた可動フ
ランジ322とを有し、該可動フランジ322は油圧サ
ーボ323により軸方向に移動可能に設けられている。
結された固定フランジ321と、該固定フランジ321
と対向してV字状空間を形成するよう設けられた可動フ
ランジ322とを有し、該可動フランジ322は油圧サ
ーボ323により軸方向に移動可能に設けられている。
前進後進切換用遊星歯車変速機40は、サンギア41、
リングギヤ43、これらサンギア41、リングギヤ43
に噛合するダブルプラネタリギア44、該ダブルプラネ
タリギア44を回転自在に支持するキャリヤ46から構
成され、サンギア41は無段変速機の出力軸26に連結
され、キャリヤ46は、前進後進切換用遊星歯車変速機
4oの出力軸47に連結される。サンギア41とキャリ
ヤ46は、多板クラッチ45により着脱自在に連結され
ており、リングギヤ43は多板ブレーキ42により変速
装置のケース400に着脱自在に連結されている。
リングギヤ43、これらサンギア41、リングギヤ43
に噛合するダブルプラネタリギア44、該ダブルプラネ
タリギア44を回転自在に支持するキャリヤ46から構
成され、サンギア41は無段変速機の出力軸26に連結
され、キャリヤ46は、前進後進切換用遊星歯車変速機
4oの出力軸47に連結される。サンギア41とキャリ
ヤ46は、多板クラッチ45により着脱自在に連結され
ており、リングギヤ43は多板ブレーキ42により変速
装置のケース400に着脱自在に連結されている。
この前進後進切換用遊星歯車変速機40は、油圧サーボ
49に油圧が供給されたとき、多板クラッチ45が係合
し無段変速機の出力軸26の回転がそのまま前進後進切
換用遊星歯車変速機40の出力軸47に伝達され、前進
走行状態を可能にする。また、油圧サーボ48に油圧が
供給されたとき、多板ブレーキ42が係合しリングギヤ
が固定されるので、出力軸47は無段変速機の出力軸2
6の回転に対して逆回転して、後進走行状態を可能にす
る。
49に油圧が供給されたとき、多板クラッチ45が係合
し無段変速機の出力軸26の回転がそのまま前進後進切
換用遊星歯車変速機40の出力軸47に伝達され、前進
走行状態を可能にする。また、油圧サーボ48に油圧が
供給されたとき、多板ブレーキ42が係合しリングギヤ
が固定されるので、出力軸47は無段変速機の出力軸2
6の回転に対して逆回転して、後進走行状態を可能にす
る。
減速歯車機構23は、■ベルト式無段変速機30で得ら
れる変速範囲が通常の車両用変速装置により達成される
変速範囲より低いことを補うためのものであり、例えば
減速比1.45の減速を行いトルクの増大を行っている
。減速歯車機構23の出力軸は、ディファレンシャルギ
ア22と連結され、例えば減速比3.727の最終減速
を行っている。
れる変速範囲が通常の車両用変速装置により達成される
変速範囲より低いことを補うためのものであり、例えば
減速比1.45の減速を行いトルクの増大を行っている
。減速歯車機構23の出力軸は、ディファレンシャルギ
ア22と連結され、例えば減速比3.727の最終減速
を行っている。
第2図は第1図に示した■ヘルド式無段変速機の油圧制
御回路を示す。
御回路を示す。
油圧制御回路は、油圧i50、油圧調整装置60、N−
D、N−Rシフト時の衝撃を緩和するシフト制御機構7
0、およびトルク比制御装置8゜からなる。
D、N−Rシフト時の衝撃を緩和するシフト制御機構7
0、およびトルク比制御装置8゜からなる。
油圧源50は、油溜からオイルストレーナ51を介して
エンジンにより駆動されるポンプ52で汲み上げた作動
油を、リリーフ弁53が取り付けられた油路11を経て
、レギュレータ弁61に供給する。
エンジンにより駆動されるポンプ52で汲み上げた作動
油を、リリーフ弁53が取り付けられた油路11を経て
、レギュレータ弁61に供給する。
油圧調整装置60は、それぞれシフトレバ−(図示せず
)により手動操作されるマニュアル弁62、キャブレタ
102のスロットル開度θに応じデイテント圧およびス
ロットル圧を出力するデイテント弁64およびスロット
ル弁65、出力側プーリ32の可動フランジ322と連
動しその変位量に応じてデイテント弁64にライン圧を
供給し、且つスロットル弁65に設けた出力油圧フィー
ドバンク油路9を排圧するトルクレシオ弁66、および
油圧源50から供給された油圧を調圧しライン圧として
油圧サーボ323に供給するレギュレータ弁61から構
成される。
)により手動操作されるマニュアル弁62、キャブレタ
102のスロットル開度θに応じデイテント圧およびス
ロットル圧を出力するデイテント弁64およびスロット
ル弁65、出力側プーリ32の可動フランジ322と連
動しその変位量に応じてデイテント弁64にライン圧を
供給し、且つスロットル弁65に設けた出力油圧フィー
ドバンク油路9を排圧するトルクレシオ弁66、および
油圧源50から供給された油圧を調圧しライン圧として
油圧サーボ323に供給するレギュレータ弁61から構
成される。
マニュアル弁62は、運転席に設けたシフトレバ−のシ
フト位置P、R,N、D、Lに対応して第3図に示す如
くスプール621がP、R,N、D、Lの各位置に設定
され、表Iに示す如くライン圧が供給される油路lと出
力用油路3〜5とを連絡する。
フト位置P、R,N、D、Lに対応して第3図に示す如
くスプール621がP、R,N、D、Lの各位置に設定
され、表Iに示す如くライン圧が供給される油路lと出
力用油路3〜5とを連絡する。
表 I
表■においてOは油路lとの連絡状態を示し、×は油路
3〜5が排圧状態にあることを示す。
3〜5が排圧状態にあることを示す。
レギュレータ弁61は、スプール611と、デイテント
圧およびスロットル圧を入力してスブー/L/611を
制御するレギュレータバルブプランジャ612とを備え
、スプール611の変位に伴い第2出カポ−トロ14と
連通ずる隙間面積を調整し、出力ポートロ16から油路
1にライン圧を出力する。ボート614から排出された
油は、油路12を経てフルードカップリング、オイルク
ーラおよび潤滑箇所へ供給される。
圧およびスロットル圧を入力してスブー/L/611を
制御するレギュレータバルブプランジャ612とを備え
、スプール611の変位に伴い第2出カポ−トロ14と
連通ずる隙間面積を調整し、出力ポートロ16から油路
1にライン圧を出力する。ボート614から排出された
油は、油路12を経てフルードカップリング、オイルク
ーラおよび潤滑箇所へ供給される。
デイテント弁64は、キャブレタ102のちょう弁のス
ロットル開度θにリンクして連動し第4図に示す如く移
動するスプール641を備え、スロットル開度がO≦θ
≦θ1においては第4図(A)に示す如く油路5とレギ
ュレータ弁61に設けられた入カポ−)616’に連絡
するデイテント圧出力用油路7とを連通し、θ1〈θ≦
1゜0%のときは第4図(B)に示す如く油路7とデイ
テント弁64をトルクレシオ弁66に連絡する油路6と
を連通ずる。
ロットル開度θにリンクして連動し第4図に示す如く移
動するスプール641を備え、スロットル開度がO≦θ
≦θ1においては第4図(A)に示す如く油路5とレギ
ュレータ弁61に設けられた入カポ−)616’に連絡
するデイテント圧出力用油路7とを連通し、θ1〈θ≦
1゜0%のときは第4図(B)に示す如く油路7とデイ
テント弁64をトルクレシオ弁66に連絡する油路6と
を連通ずる。
スロットル弁65は、デイテント弁のスプール641に
スプリング645を介して直列に配置されると共に、他
方にスプリング652が前設されたスプール651を備
え、スプール641およびスプリング645を介して伝
達されるスロソトル開度θの変動に応じて動く上記スプ
ール651の作用により、油路1と連絡するポート65
3の開口面積を11整し、レギュレータ弁61に設けら
れた入力ポートロ18に連絡するスロットル圧出力用油
路8ヘスロツトル圧を出力する。スプール651は、そ
れぞれ油路8から分枝すると共に、オリフィス654お
よび655が設けられた出力油圧のフィードバンク用油
路9および10を介してランド656と該ランド656
より受圧面積の大きいランド657に出力油圧のフィー
ドバンクを受けている。
スプリング645を介して直列に配置されると共に、他
方にスプリング652が前設されたスプール651を備
え、スプール641およびスプリング645を介して伝
達されるスロソトル開度θの変動に応じて動く上記スプ
ール651の作用により、油路1と連絡するポート65
3の開口面積を11整し、レギュレータ弁61に設けら
れた入力ポートロ18に連絡するスロットル圧出力用油
路8ヘスロツトル圧を出力する。スプール651は、そ
れぞれ油路8から分枝すると共に、オリフィス654お
よび655が設けられた出力油圧のフィードバンク用油
路9および10を介してランド656と該ランド656
より受圧面積の大きいランド657に出力油圧のフィー
ドバンクを受けている。
トルクレシオ弁66は、出力側プーリ32の可動フラン
ジ322に連結ロンドを介してリンクされたスプール6
62を備え、可動フランジ322の移動量りがl、≦L
≦14 (トルク比Tがt2≧T≧11)のときは第
5図(A)に示す如くスプール662が図示左側部に位
置し、スロットル弁65に設けられた出力油圧のフィー
ドバック用油路9と連結した入力ポートロ64を閉じる
と共に、デイテント弁64への出力用油路6をドレイン
ボート665に連通して排圧する。可動フランジ322
の移動ILが第1の設定値l、より小さく、12≦l、
<12 (1,≧Tit、)のときは、第5図(B)
に示す如くスプール662が中間部に位置し、油路9と
連結するポート664とドレインポート666とが連通
し油路9は排圧される。
ジ322に連結ロンドを介してリンクされたスプール6
62を備え、可動フランジ322の移動量りがl、≦L
≦14 (トルク比Tがt2≧T≧11)のときは第
5図(A)に示す如くスプール662が図示左側部に位
置し、スロットル弁65に設けられた出力油圧のフィー
ドバック用油路9と連結した入力ポートロ64を閉じる
と共に、デイテント弁64への出力用油路6をドレイン
ボート665に連通して排圧する。可動フランジ322
の移動ILが第1の設定値l、より小さく、12≦l、
<12 (1,≧Tit、)のときは、第5図(B)
に示す如くスプール662が中間部に位置し、油路9と
連結するポート664とドレインポート666とが連通
し油路9は排圧される。
可動フランジ322の移動量りが第2の設定値18より
小さく、0≦L≦lx (ta ≧T>t、)のとき
は、第5図(C)に示す如くスプール662が図示右側
部に位置し、油路1に連結したポート663と油路6と
が連通し油路6にライン圧が供給される。
小さく、0≦L≦lx (ta ≧T>t、)のとき
は、第5図(C)に示す如くスプール662が図示右側
部に位置し、油路1に連結したポート663と油路6と
が連通し油路6にライン圧が供給される。
シフト制御機構70は、一方にスプリング711が背設
され他端に設けられた油室713からライン圧を受ける
スプール712を備えたシフト制御弁71、油室713
ヘライン圧を供給する油路lに設けられたオリフィス7
2、該オリフィス72と油室713との間に取り付けら
れたプレッシャリミンティング弁73、および後記する
電気制御回路により11 alされ油室713の油圧を
調整するソレノイド弁74からなる。
され他端に設けられた油室713からライン圧を受ける
スプール712を備えたシフト制御弁71、油室713
ヘライン圧を供給する油路lに設けられたオリフィス7
2、該オリフィス72と油室713との間に取り付けら
れたプレッシャリミンティング弁73、および後記する
電気制御回路により11 alされ油室713の油圧を
調整するソレノイド弁74からなる。
ソレノイド弁74がオンしてドレインポート741を開
き油室713を排圧しているときは、シフト制御弁71
のスプール712はスプリング711の作用で図示左方
に移動され、遊星歯車変速機40の多板クラッチ45を
作動させる油圧サーボ49に連絡する油路13と多板ブ
レーキ42を作動させる油圧サーボ48に連絡する油路
14とをそれぞれドレインポート714と715とに連
絡して排圧させ、多板クラッチ45または多板ブレーキ
42を解放させる。
き油室713を排圧しているときは、シフト制御弁71
のスプール712はスプリング711の作用で図示左方
に移動され、遊星歯車変速機40の多板クラッチ45を
作動させる油圧サーボ49に連絡する油路13と多板ブ
レーキ42を作動させる油圧サーボ48に連絡する油路
14とをそれぞれドレインポート714と715とに連
絡して排圧させ、多板クラッチ45または多板ブレーキ
42を解放させる。
ソレノイド弁74がオフしているときはドレインポート
741は閉ざされ、スプール712は油室713に供給
されるライン圧で図示右方に位置し、それぞれ油路3お
よび油路4を上記油路13および油路14に連絡し、多
板ブレーキ42または多板クラッチ45を係合させる。
741は閉ざされ、スプール712は油室713に供給
されるライン圧で図示右方に位置し、それぞれ油路3お
よび油路4を上記油路13および油路14に連絡し、多
板ブレーキ42または多板クラッチ45を係合させる。
本実施例においてはシフト制御弁71に油路13およ、
び油路14の出力油圧をフィードバンクする油室717
と油室716を設け、出力油圧の立ち上がりを緩和し多
板クラッチ45および多板ブレーキ42の保合時のショ
ックを防止している。
び油路14の出力油圧をフィードバンクする油室717
と油室716を設け、出力油圧の立ち上がりを緩和し多
板クラッチ45および多板ブレーキ42の保合時のショ
ックを防止している。
トルク比制御装置80は、トルクレシオ制御弁81、オ
リフィス82と83、ダウンシフト用ソレノイド弁84
、及びアップシフト用ソレノイド弁85からなる。
リフィス82と83、ダウンシフト用ソレノイド弁84
、及びアップシフト用ソレノイド弁85からなる。
トルクレシオ制御弁8Iは一方にスプリング811が背
設されたスプール812、それぞれオリフィス82およ
び83を介して油路lからライン圧が供給される両端の
油室815および816、ライン圧が供給される油路1
と連絡すると共にスプール812の移動に応じて開口面
積が増減する入力ボート817およびVベルト式無段変
速[30の入力側プーリ31の油圧サーボ313に油路
2を介して連絡する出力ポート818が設けられた油室
819、スプール812の移動に応じて油室819を排
圧するドレインポート814、及びスプール812の移
動に応じて油室815を排圧するドレインポート813
を備える。ダウンシフト用ソレノイド弁84とアンプシ
フト用ソレノイド弁85とは、それぞれトルクレシオ制
御弁81の油室815と油室816とに取り付けられ、
双方とも後記する電気制御回路の出力で作動され、それ
ぞれ油室815と油室816とを排圧する。
設されたスプール812、それぞれオリフィス82およ
び83を介して油路lからライン圧が供給される両端の
油室815および816、ライン圧が供給される油路1
と連絡すると共にスプール812の移動に応じて開口面
積が増減する入力ボート817およびVベルト式無段変
速[30の入力側プーリ31の油圧サーボ313に油路
2を介して連絡する出力ポート818が設けられた油室
819、スプール812の移動に応じて油室819を排
圧するドレインポート814、及びスプール812の移
動に応じて油室815を排圧するドレインポート813
を備える。ダウンシフト用ソレノイド弁84とアンプシ
フト用ソレノイド弁85とは、それぞれトルクレシオ制
御弁81の油室815と油室816とに取り付けられ、
双方とも後記する電気制御回路の出力で作動され、それ
ぞれ油室815と油室816とを排圧する。
第6図は第2図に示した油圧制御回路におけるシフト制
御機構70のソレノイド弁74、トルク比制御装置80
のダウンシフト用ソレノイド弁84およびアンプシフト
用ソレノイド弁85を制御する電気制御回路90の構成
を示す。
御機構70のソレノイド弁74、トルク比制御装置80
のダウンシフト用ソレノイド弁84およびアンプシフト
用ソレノイド弁85を制御する電気制御回路90の構成
を示す。
901はシフトレバ−がP、R,N、D、Lのどの位置
にシフトされているかを検出するシフトレバ−スイッチ
、902は入力側プーリ31の回転速度を検出する回転
速度センサ、903は車速センサ、904はキャプレタ
のスロットル開度又はアクセルペダルの踏込量を検出す
るスロットルセンサ、905は回転速度センサ902の
出力を電圧に変換するスピード検出処理回路、906は
車速センサ903の出力を電圧に変換する車速検出回路
、907はスロットルセンサ904の出力を電圧に変換
するスロットル開度検出処理回路、908〜911は各
センサの入力インターフェイス、912は中央処理装置
(CPU) 、913はソレノイド弁74.84.85
を制御するプログラムおよび制御に必要なデータを格納
しであるリードオンメモリ (ROM) 、914は入
力データおよび制御に必要なパラメータを一時的に格納
するランダムアクセスメモリ (RAM) 、915は
クロック、916は出力インターフェイス、917はソ
レノイド出力ドライバであり、出力インターフェイス9
16の出力をアップシフト用ソレノイド弁85、ダウン
シフト用ソレノイド弁84およびシフトコントロール用
ソレノイド弁74の作動出力に変える。入力インターフ
ェイス908〜9]1とCPU912、ROM913、
RAM914、出力インターフェイス916との間はデ
ータバス918とアドレスバス919とで連絡されてい
る。
にシフトされているかを検出するシフトレバ−スイッチ
、902は入力側プーリ31の回転速度を検出する回転
速度センサ、903は車速センサ、904はキャプレタ
のスロットル開度又はアクセルペダルの踏込量を検出す
るスロットルセンサ、905は回転速度センサ902の
出力を電圧に変換するスピード検出処理回路、906は
車速センサ903の出力を電圧に変換する車速検出回路
、907はスロットルセンサ904の出力を電圧に変換
するスロットル開度検出処理回路、908〜911は各
センサの入力インターフェイス、912は中央処理装置
(CPU) 、913はソレノイド弁74.84.85
を制御するプログラムおよび制御に必要なデータを格納
しであるリードオンメモリ (ROM) 、914は入
力データおよび制御に必要なパラメータを一時的に格納
するランダムアクセスメモリ (RAM) 、915は
クロック、916は出力インターフェイス、917はソ
レノイド出力ドライバであり、出力インターフェイス9
16の出力をアップシフト用ソレノイド弁85、ダウン
シフト用ソレノイド弁84およびシフトコントロール用
ソレノイド弁74の作動出力に変える。入力インターフ
ェイス908〜9]1とCPU912、ROM913、
RAM914、出力インターフェイス916との間はデ
ータバス918とアドレスバス919とで連絡されてい
る。
つぎにトルクレシオ弁66、デイテント弁64、スロッ
トル弁65、マニュアル弁62およびレギュレータ弁6
1で構成される本実施例の油圧調整装置60の作用を説
明する。
トル弁65、マニュアル弁62およびレギュレータ弁6
1で構成される本実施例の油圧調整装置60の作用を説
明する。
油圧制御回路に供給される作動油は、エンジンで駆動さ
れるポンプ52を供給源としており、ライン圧が高けれ
ばそれに応じてポンプ52により動力の消耗が増大する
。よって車両を低燃費で走行させるためには油圧制御回
路に供給するライン圧を必要最小限に近づけることが必
要となり、無段変速装置において該ライン圧は入力側プ
ーリ31および出力側プーリ32の各油圧サーボがVベ
ルト33の滑りを生ずることなくトルクの伝達を行える
油圧で規定される。
れるポンプ52を供給源としており、ライン圧が高けれ
ばそれに応じてポンプ52により動力の消耗が増大する
。よって車両を低燃費で走行させるためには油圧制御回
路に供給するライン圧を必要最小限に近づけることが必
要となり、無段変速装置において該ライン圧は入力側プ
ーリ31および出力側プーリ32の各油圧サーボがVベ
ルト33の滑りを生ずることなくトルクの伝達を行える
油圧で規定される。
エンジンを最良燃費となる状態で作動させた場合、入出
力軸間のトルク比Tの変化に対する必要最小限のライン
圧をスロットル開度θをパラメータとして第7図の実線
で示す。車両の発進時には両プーリによって実現可能な
トルク比の範囲では、エンジンを最良燃費の状態で作動
させることが不可能であるから点線で示す如く上記実線
で示した最良燃費の特性曲線より20%程度大きな破線
で示すライン圧とすることが望ましく、またエンジンブ
レーキ時にはスロットル開度θ=0においても一点鎖線
で示す、より高いライン圧特性とすることが望ましい。
力軸間のトルク比Tの変化に対する必要最小限のライン
圧をスロットル開度θをパラメータとして第7図の実線
で示す。車両の発進時には両プーリによって実現可能な
トルク比の範囲では、エンジンを最良燃費の状態で作動
させることが不可能であるから点線で示す如く上記実線
で示した最良燃費の特性曲線より20%程度大きな破線
で示すライン圧とすることが望ましく、またエンジンブ
レーキ時にはスロットル開度θ=0においても一点鎖線
で示す、より高いライン圧特性とすることが望ましい。
本実施例においては、レギュレータ弁6Iの出力である
ライン圧は、油圧調整装置60により、マニュアル弁6
2のシフト位置(L、D、N、R。
ライン圧は、油圧調整装置60により、マニュアル弁6
2のシフト位置(L、D、N、R。
P)、スロー/ )ル開度θおよび入出力軸間のトルク
比の変化により以下の如く調整される。
比の変化により以下の如く調整される。
(D位置)
前記表1に示すように、マニュアル弁62において油路
3のみが油路1と連通しており油路4および油路5は排
圧されている。このときはシフト制御機構70において
、シフト制御用ソレノイド弁74がOFF状態で油室7
13にライン圧が供給されている場合には、スプール7
12が右方に位置することにより、油路3と油路13と
が連絡され、油路3に供給されたライン圧が油路13を
通して前進用の多板クラッチ45の油圧サーボ49に作
用し、車両は前進可能な状態となる。
3のみが油路1と連通しており油路4および油路5は排
圧されている。このときはシフト制御機構70において
、シフト制御用ソレノイド弁74がOFF状態で油室7
13にライン圧が供給されている場合には、スプール7
12が右方に位置することにより、油路3と油路13と
が連絡され、油路3に供給されたライン圧が油路13を
通して前進用の多板クラッチ45の油圧サーボ49に作
用し、車両は前進可能な状態となる。
■ トルク比Tがtl ≦T≦t2のとき。
第5図(A)に示す如くトルクレシオ弁66は、油路1
に連絡したポート663を閉じ、油路6をドレインボー
ト665と連通して排圧している。
に連絡したポート663を閉じ、油路6をドレインボー
ト665と連通して排圧している。
これによりスロットル開度θの偵知にかかわらず油路7
にデイテント圧は生じない。またスロットル弁65は、
油路9と連絡したトルクレシオ弁66のボート664が
閉ざされており、スプール651がランド656の他に
ランド657にもフィードバック圧を受けるので、スロ
ットル開度θに対して第8図(ハ)に示す特性のスロッ
トル圧を油路8を経て調整弁61のレギュレータバルブ
プランジャー612に出力する。これによりレギュレー
タ61の出力するライン圧は第9図(へ)域および第1
0図(ホ)に示す如くとなる。
にデイテント圧は生じない。またスロットル弁65は、
油路9と連絡したトルクレシオ弁66のボート664が
閉ざされており、スプール651がランド656の他に
ランド657にもフィードバック圧を受けるので、スロ
ットル開度θに対して第8図(ハ)に示す特性のスロッ
トル圧を油路8を経て調整弁61のレギュレータバルブ
プランジャー612に出力する。これによりレギュレー
タ61の出力するライン圧は第9図(へ)域および第1
0図(ホ)に示す如くとなる。
■ トルク比Tがt、<’r≦t3のとき。
第5図(B)に示す如くトルクレシオ弁66はボート6
63を閉じており、油路9とドレインポート666とを
連通させる。また油路6はポート665を通して排圧さ
れる。よってデイテント圧は発生せず、スロットル圧は
、油路9が排圧されスプール651のランド656にフ
ィードバック圧が印加されなくなった分だけ増大し、第
8図(ニ)に示す特性曲線で表される。このときのライ
ン圧は第9図の(ル)域および第10図の(ト)で示す
特性を有する。
63を閉じており、油路9とドレインポート666とを
連通させる。また油路6はポート665を通して排圧さ
れる。よってデイテント圧は発生せず、スロットル圧は
、油路9が排圧されスプール651のランド656にフ
ィードバック圧が印加されなくなった分だけ増大し、第
8図(ニ)に示す特性曲線で表される。このときのライ
ン圧は第9図の(ル)域および第10図の(ト)で示す
特性を有する。
■ トルク比Tがt、 <’l’≦t4のとき。
第5図(C)に示す如く油路9はドレインポート666
から排圧され、よってスロットル圧は上記■と同様第8
図(ニ)で表される。しかるにポー)663が開口し油
路lと油路6とが連通ずるので、スロットル開度θが0
50501%の範囲内にあり、デイテント弁64のスプ
ール641が、第4図(A)に示す如く図示左側部にあ
る間は、′該スプール641により油路6は閉じられ且
つ油路7は油路5を介してマニュアル弁62から排圧さ
れているが、スロットル開度θが01%く05100%
のときは、第4図(B)に示す如くスプール641が図
示右側に移動し、油路6と油路7とが連通し油路7にデ
イテント圧が発生する。これによりライン圧は第9図の
(ヲ)域および第1θ図の(す)に示す如く、θ=01
%でステップ状に変化する特性となる。
から排圧され、よってスロットル圧は上記■と同様第8
図(ニ)で表される。しかるにポー)663が開口し油
路lと油路6とが連通ずるので、スロットル開度θが0
50501%の範囲内にあり、デイテント弁64のスプ
ール641が、第4図(A)に示す如く図示左側部にあ
る間は、′該スプール641により油路6は閉じられ且
つ油路7は油路5を介してマニュアル弁62から排圧さ
れているが、スロットル開度θが01%く05100%
のときは、第4図(B)に示す如くスプール641が図
示右側に移動し、油路6と油路7とが連通し油路7にデ
イテント圧が発生する。これによりライン圧は第9図の
(ヲ)域および第1θ図の(す)に示す如く、θ=01
%でステップ状に変化する特性となる。
(L位置)
マニュアル弁62において油路5が油路lと連通する。
油路3と油路4はD位置と同等である。
■ トルク比Tがt、≦T≦t2のとき。
スロットル開度θが0≦θ≦θ1%のとき、デイテント
弁64において油路5と油路7とが連通し、デイテント
圧が発生してスロットルプランジャーを押し上げ、高い
ライン圧を発生させる。スロットル開度θが01%く0
5100%のとき、油路7は油路6および第4図(B)
に示す様にトルクレシオ弁のドレインポート665を経
て排圧されてデイテント圧は発生せず、またスロットル
圧はD位置の場合と同じである。よってライン圧は第1
1図の(ル)に示す特性となる。
弁64において油路5と油路7とが連通し、デイテント
圧が発生してスロットルプランジャーを押し上げ、高い
ライン圧を発生させる。スロットル開度θが01%く0
5100%のとき、油路7は油路6および第4図(B)
に示す様にトルクレシオ弁のドレインポート665を経
て排圧されてデイテント圧は発生せず、またスロットル
圧はD位置の場合と同じである。よってライン圧は第1
1図の(ル)に示す特性となる。
■ トルク比Tがt、 <’l’≦t、のとき。
上記■との相違は、トルクレシオ弁66において油路9
がドレインボート666と連通して排圧され、スロット
ル弁65が油路8を介して調整弁61に出力するスロッ
トル圧が増大することにあり、これによりライン圧は第
11図の(チ)に示す如き特性曲線で表される。
がドレインボート666と連通して排圧され、スロット
ル弁65が油路8を介して調整弁61に出力するスロッ
トル圧が増大することにあり、これによりライン圧は第
11図の(チ)に示す如き特性曲線で表される。
■ トルク比Tがt、 <’l’≦t4のとき。
トルクレシオ弁66によって油路6と油路1とが連通さ
れ、油路9はドレインボート666から排圧されている
。油路6と油路5の両方にライン圧が供給されているの
で、デイテント弁64はスロットル開度に関係なくデイ
テント圧を出力し、該デイテント圧および上記■と同じ
スロットル圧を入力するレギュレータ弁61は第11図
(ヌ)に示すライン圧を出力する。
れ、油路9はドレインボート666から排圧されている
。油路6と油路5の両方にライン圧が供給されているの
で、デイテント弁64はスロットル開度に関係なくデイ
テント圧を出力し、該デイテント圧および上記■と同じ
スロットル圧を入力するレギュレータ弁61は第11図
(ヌ)に示すライン圧を出力する。
(8位11ij)
マニュアル弁62において油路4および油路5が油路l
と連通し、油路3は排圧されている。このときシフト制
御機構70において、シフト制御ソレノイド74がOF
F状態で油室713にライン圧が供給されている場合に
は、スプール712が右方に位置することにより、油路
4と油路14とが連通され、油路4に供給されたライン
圧が油路14を通して後進用多板ブレーキ42の油圧サ
ーボ48に供給され、車両は後進状態となる。
と連通し、油路3は排圧されている。このときシフト制
御機構70において、シフト制御ソレノイド74がOF
F状態で油室713にライン圧が供給されている場合に
は、スプール712が右方に位置することにより、油路
4と油路14とが連通され、油路4に供給されたライン
圧が油路14を通して後進用多板ブレーキ42の油圧サ
ーボ48に供給され、車両は後進状態となる。
(P位置およびN位置)
マニュアル弁62において油路3.4および5がともに
排圧されているためレギュレータ弁61の出力であるラ
イン圧はD位置と同じとなる。
排圧されているためレギュレータ弁61の出力であるラ
イン圧はD位置と同じとなる。
このライン圧調整においてマニュアル弁62をり、N、
Pの各シフト位置にシフトしている場合、トルク比Tが
t、<T≦t4の範囲にあるときのライン圧を第10図
の特性曲線(す)の如くスロットル開度01%以下で低
(設定したのは、アイドリングなどスロットル開度θが
小さく且つポンプの吐出量が少ない運転状況においてラ
イン圧を高く設定していくと、高油温で油圧回路の各所
からの油洩れが大きいときなどはライン圧の保持が困難
となり、さらにはオイルクーラーへ供給される油量の減
少により油温かさらに上昇してトラブルの原因となりや
すいため、これを防止するようにしたものである。
Pの各シフト位置にシフトしている場合、トルク比Tが
t、<T≦t4の範囲にあるときのライン圧を第10図
の特性曲線(す)の如くスロットル開度01%以下で低
(設定したのは、アイドリングなどスロットル開度θが
小さく且つポンプの吐出量が少ない運転状況においてラ
イン圧を高く設定していくと、高油温で油圧回路の各所
からの油洩れが大きいときなどはライン圧の保持が困難
となり、さらにはオイルクーラーへ供給される油量の減
少により油温かさらに上昇してトラブルの原因となりや
すいため、これを防止するようにしたものである。
また、マニュアル弁62がり、Rの各シフト位置にシフ
トしている場合、第11図の特性曲線(チ)、(ル)に
示す如くトルク比Tがt、≦T≦【、の範囲で且つスロ
ットル開度θが01%以下の運転条件においてライン圧
を高く設定したのは、エンジンブレーキ時においては低
スロツトル開度のときも比較的高い油圧が要求されるこ
とによる。
トしている場合、第11図の特性曲線(チ)、(ル)に
示す如くトルク比Tがt、≦T≦【、の範囲で且つスロ
ットル開度θが01%以下の運転条件においてライン圧
を高く設定したのは、エンジンブレーキ時においては低
スロツトル開度のときも比較的高い油圧が要求されるこ
とによる。
このように第9図に示す如くライン圧を第7図に示す必
要最小限の油圧に近づけることにより、ポンプ52によ
る動力損失を小さくできるので燃費が向上できる。
要最小限の油圧に近づけることにより、ポンプ52によ
る動力損失を小さくできるので燃費が向上できる。
つぎに、第6図で説明した電気制御回路90により制御
されるシフト制′4B機構70およびトルク比制御装置
80の作動を第12図のプログラムフローチャートによ
り説明する。
されるシフト制′4B機構70およびトルク比制御装置
80の作動を第12図のプログラムフローチャートによ
り説明する。
スロットルセンサ904によりスロットル開度θの読み
込み(ステップ921)を行った後、シフトレバ−スイ
ッチ901によりシフトレバ−位置の判別を行う(ステ
ップ922)。判別の結果、シフトレバ−がP位置また
はN位置の場合には、第13図に示すP位置またはN位
置処理サブルーチンによりソレノイド弁84および85
の双方を○FFL (ステップ931)、PまたはN状
態をRAM914に記憶せしめる(ステップ932)。
込み(ステップ921)を行った後、シフトレバ−スイ
ッチ901によりシフトレバ−位置の判別を行う(ステ
ップ922)。判別の結果、シフトレバ−がP位置また
はN位置の場合には、第13図に示すP位置またはN位
置処理サブルーチンによりソレノイド弁84および85
の双方を○FFL (ステップ931)、PまたはN状
態をRAM914に記憶せしめる(ステップ932)。
これにより入力プーリ31のニュートラル状態が得られ
る。シフトレバ−がP位置またはN位置からR位置に変
化した場合、およびN位置からD位置に変化した場合に
は、それぞれN−RシフトおよびN−Dシフトに伴うシ
フトショックを緩和するためにシフトショックコントロ
ール処理を行う(ステップ940.950)。
る。シフトレバ−がP位置またはN位置からR位置に変
化した場合、およびN位置からD位置に変化した場合に
は、それぞれN−RシフトおよびN−Dシフトに伴うシ
フトショックを緩和するためにシフトショックコントロ
ール処理を行う(ステップ940.950)。
このシフトショックコントロール処理について以下に詳
述する。
述する。
先ず、シフト制御機構70は前述した電気制御回路90
の出力により制御されるソレノイド弁74の作用で、遊
星歯車変速装置40の油圧サーボ48および49への油
圧の給徘タイミングを調整しシフト時の衝撃を防止する
と共に、プレッシャリミッティング弁73の作用で油圧
サーボ48および49へ供給される油圧の上限を設定値
以下に保つ作用を有し、クラッチおよびブレーキの係合
圧を制限している。
の出力により制御されるソレノイド弁74の作用で、遊
星歯車変速装置40の油圧サーボ48および49への油
圧の給徘タイミングを調整しシフト時の衝撃を防止する
と共に、プレッシャリミッティング弁73の作用で油圧
サーボ48および49へ供給される油圧の上限を設定値
以下に保つ作用を有し、クラッチおよびブレーキの係合
圧を制限している。
本実施例においては、第14図に示す如く、シフト制御
弁71のスプール712に設けたランドの受圧面積を、
図示左側順にSt 、St 、St、Szsスプリング
711の弾性力をF、い油室713の油圧をP、とする
と、前進時に係合される多板クラッチ45の油圧サーボ
49への供給油圧PCおよび後進時に係合される多板ブ
レーキ42の油圧サーボ48への供給油圧P、は、それ
ぞれシフト制御弁71の油圧平衡式である第0式および
0式から次のように与えられる。
弁71のスプール712に設けたランドの受圧面積を、
図示左側順にSt 、St 、St、Szsスプリング
711の弾性力をF、い油室713の油圧をP、とする
と、前進時に係合される多板クラッチ45の油圧サーボ
49への供給油圧PCおよび後進時に係合される多板ブ
レーキ42の油圧サーボ48への供給油圧P、は、それ
ぞれシフト制御弁71の油圧平衡式である第0式および
0式から次のように与えられる。
前進時
P3・St =Pc−5t +Fs+ ”’
■P c= (S l /S Z ) P M −(F
!I/S 2 )後進時 P、・St =Pb (St−5り+F!I ■P
b”C5+/C3+−5z))Ps (F s+/(S 、−s z ) )また、プレッシ
ャリミッティング弁73内に挿設された弁体731の受
圧面積をSl、該弁体731に前設されたスプリング7
32の弾性力をFszとすると、プレッシャリミッティ
ング弁73は油圧平衡式第■式によりP、の最高圧p
11m1tで作動する。
■P c= (S l /S Z ) P M −(F
!I/S 2 )後進時 P、・St =Pb (St−5り+F!I ■P
b”C5+/C3+−5z))Ps (F s+/(S 、−s z ) )また、プレッシ
ャリミッティング弁73内に挿設された弁体731の受
圧面積をSl、該弁体731に前設されたスプリング7
32の弾性力をFszとすると、プレッシャリミッティ
ング弁73は油圧平衡式第■式によりP、の最高圧p
11m1tで作動する。
P 11m1t xs s =F 3!
■P 11m1t =F sz/S s このときPCおよびP、は第0式および第0式に従って
最高圧Pc 1isit % Ph 11m1tが制限
される。
■P 11m1t =F sz/S s このときPCおよびP、は第0式および第0式に従って
最高圧Pc 1isit % Ph 11m1tが制限
される。
前進時
P climit = (S +/S z) P 11
m1t−P s+/S z ■後・進時 P b lin+it = (S +/(S t S
z ) ) P li+ait−(P□/(S+52
)) ■ソレノイド弁74は次式で与えられる
デユーティ (%)によってソレノイド圧P、を油室7
13に発生させる。
m1t−P s+/S z ■後・進時 P b lin+it = (S +/(S t S
z ) ) P li+ait−(P□/(S+52
)) ■ソレノイド弁74は次式で与えられる
デユーティ (%)によってソレノイド圧P、を油室7
13に発生させる。
デユーティ−(1周期におけるソレノイドON時間/ソ
レノイド作動周期)xloo (%)このデユーティコ
ントロールは、第15図に示す1周期K”におけるパル
ス中がL” −nM”(n=1,2.3、・・・)で表
され、次第にパルス中小さくなっていくパルスを第14
図に示すシフト制御用ソレノイド弁74に加えることに
よりなされる。このようにシフト制御用ソレノイド弁7
4をデユーティ−コントロールすることにより、シフト
制御弁71の油室713にデユーティ−に対応して調整
された油圧P、を発生させる。
レノイド作動周期)xloo (%)このデユーティコ
ントロールは、第15図に示す1周期K”におけるパル
ス中がL” −nM”(n=1,2.3、・・・)で表
され、次第にパルス中小さくなっていくパルスを第14
図に示すシフト制御用ソレノイド弁74に加えることに
よりなされる。このようにシフト制御用ソレノイド弁7
4をデユーティ−コントロールすることにより、シフト
制御弁71の油室713にデユーティ−に対応して調整
された油圧P、を発生させる。
第17図に示すソレノイド圧P、は、シフト制御弁71
により増幅され、第18図に示す油圧サーボ48または
49への供給油圧PCまたはP。
により増幅され、第18図に示す油圧サーボ48または
49への供給油圧PCまたはP。
が得られる。
N−DシフトおよびN−Rシフト時における保合ショッ
クを緩和する場合、油圧サーボ48または油圧サーボ4
9への供給油圧P、またはPCの立ち上がりを第16図
に示す油圧特性曲線の如くコイトロールし、図中、AC
間での多板クラッチ45または多板ブレーキ42の保合
を完了せしめる。このように油圧サーボ48または49
への供給油圧をコントロールするためのソレノイド弁7
4を制御するシフトショックコントロール処理940.
950のプログラムフローチャートを第25図に示す。
クを緩和する場合、油圧サーボ48または油圧サーボ4
9への供給油圧P、またはPCの立ち上がりを第16図
に示す油圧特性曲線の如くコイトロールし、図中、AC
間での多板クラッチ45または多板ブレーキ42の保合
を完了せしめる。このように油圧サーボ48または49
への供給油圧をコントロールするためのソレノイド弁7
4を制御するシフトショックコントロール処理940.
950のプログラムフローチャートを第25図に示す。
第19図は第15図で示した波形図の各パラメータK”
、L“、Moにより制御を行う場合のプログラムフロー
チャートを示す。ステップ941でショックコントロー
ル処理中のFLOGがオンか否かの判別を行い、PLU
Gがオンのときはシフトショックコントロール処理中で
ありステップ946に進み、FLLIGがオンでなけれ
ば、シフトショックコントロール処理の開始のためにR
AM914に記憶されているシフトレバ−位置と現在の
シフトレバ−位置とを比較することによって、シフトレ
バ−のP位置またはN位置からR位置への変化の有無の
判定(ステップ942)およびN位置からD位置への変
化の有無の判定(ステップ943)を行う。いずれかの
変化が生じている場合には、ステップ944.945に
おいてそれに対応する各パラメータに′″、L” 、M
”の設定を行う、と共にパラメータKをOに設定し、シ
ョックコントロール処理を行う状態であること示すPL
UGをオンにする(ステップ955)。いずれの変化も
生じていない場合にはリターンし、ショックコントロー
ル処理はなされない。
、L“、Moにより制御を行う場合のプログラムフロー
チャートを示す。ステップ941でショックコントロー
ル処理中のFLOGがオンか否かの判別を行い、PLU
Gがオンのときはシフトショックコントロール処理中で
ありステップ946に進み、FLLIGがオンでなけれ
ば、シフトショックコントロール処理の開始のためにR
AM914に記憶されているシフトレバ−位置と現在の
シフトレバ−位置とを比較することによって、シフトレ
バ−のP位置またはN位置からR位置への変化の有無の
判定(ステップ942)およびN位置からD位置への変
化の有無の判定(ステップ943)を行う。いずれかの
変化が生じている場合には、ステップ944.945に
おいてそれに対応する各パラメータに′″、L” 、M
”の設定を行う、と共にパラメータKをOに設定し、シ
ョックコントロール処理を行う状態であること示すPL
UGをオンにする(ステップ955)。いずれの変化も
生じていない場合にはリターンし、ショックコントロー
ル処理はなされない。
ステップ946において、−周期に0の終了を判別する
パラメータKが0より大きいか否かの判定を行い、Kが
0より太きいくないときは、KをK”−1、LをL”
、L”をL”−M”と設定しくステップ947)、ステ
ップ948でLがO以下か否かの判定を行い、LがO以
下でなければステップ9゛51に進み、Lが0以下であ
れば、全てのショックコントロール処理が終了したとみ
なしてPLUGをオフする。ステップ946で一周期に
0の終了を判別するパラメータKがOより大きいときに
は、K−1をKと設定しくステップ950)、次いで一
周期Kにお・けるオン時間の終了を判別するパラメータ
Lが0か否かの判定を行う(ステップ951)。Lが0
のときはソレノイド弁74のオフ指令を発しくステップ
952)、Lが0でないときはオン指令を発しくステッ
プ953)た後、L−1をLと設定しリターンする。
パラメータKが0より大きいか否かの判定を行い、Kが
0より太きいくないときは、KをK”−1、LをL”
、L”をL”−M”と設定しくステップ947)、ステ
ップ948でLがO以下か否かの判定を行い、LがO以
下でなければステップ9゛51に進み、Lが0以下であ
れば、全てのショックコントロール処理が終了したとみ
なしてPLUGをオフする。ステップ946で一周期に
0の終了を判別するパラメータKがOより大きいときに
は、K−1をKと設定しくステップ950)、次いで一
周期Kにお・けるオン時間の終了を判別するパラメータ
Lが0か否かの判定を行う(ステップ951)。Lが0
のときはソレノイド弁74のオフ指令を発しくステップ
952)、Lが0でないときはオン指令を発しくステッ
プ953)た後、L−1をLと設定しリターンする。
同様のシフトショックコントロール処理は、第6図のプ
ログラマブルタイマ920を用いても行うことが可能で
ある。
ログラマブルタイマ920を用いても行うことが可能で
ある。
次に本発明の特徴である変速制御について第12図に戻
って説明する。
って説明する。
N−[)シフトショックコントロール処E1950の次
には、入力側プーリの回転速度センサ902により実際
の入力側プーリ回転数Nを読み込み(ステップ923)
、つぎにステップ921で読み込んだスロットル開度θ
が0か否かの判別を行い(ステップ924)、θ≠0の
ときは、入力側ブーり目標回転数N゛を最良燃費入力側
プーリ回転数にセントするサブルーチン960を実行し
、θ=0でスロットル全閉時には、エンジンブレーキの
必要性を判断するため、シフトレバ−がD位置に設定さ
れているかまたはL位置に設定されているかの判別を行
い(ステップ926)、シフトレバ−がD位置に設定さ
れているときには、D位置のエンジンブレーキ処理サブ
ルーチン970を実行し、シフトレバ−がL位置に設定
されているときには、L位置のエンジンブレーキ処理サ
ブルーチン980を実行し、入力側プーリ目標回転数N
”を夫々に適した値に設定する。
には、入力側プーリの回転速度センサ902により実際
の入力側プーリ回転数Nを読み込み(ステップ923)
、つぎにステップ921で読み込んだスロットル開度θ
が0か否かの判別を行い(ステップ924)、θ≠0の
ときは、入力側ブーり目標回転数N゛を最良燃費入力側
プーリ回転数にセントするサブルーチン960を実行し
、θ=0でスロットル全閉時には、エンジンブレーキの
必要性を判断するため、シフトレバ−がD位置に設定さ
れているかまたはL位置に設定されているかの判別を行
い(ステップ926)、シフトレバ−がD位置に設定さ
れているときには、D位置のエンジンブレーキ処理サブ
ルーチン970を実行し、シフトレバ−がL位置に設定
されているときには、L位置のエンジンブレーキ処理サ
ブルーチン980を実行し、入力側プーリ目標回転数N
”を夫々に適した値に設定する。
上記した入力側プーリ目標回転数N0を最良燃費入力側
プーリ回転数にセットするサブルーチン960について
説明する。
プーリ回転数にセットするサブルーチン960について
説明する。
一般に、エンジンを最良燃費の状態で作動させるには、
第20図の破線で示す最良燃費動力線に従って運転する
のが好ましい。この第20図で横軸はエンジン回転数(
rpm)、縦軸はエンジン出力軸のトルク(kf・m)
を示し、最良燃費動力線は次の様にして得られる。すな
わち、第20図で実線で示すエンジンの等燃料消費率曲
線(単位はg/ps−h)と、2点鎖線で示す等馬力曲
線(単位はps)とから、図中のA点における燃料消費
率Q (g/p s −h) 、馬力をP(ps)とす
ると、A点では毎時 5=QxP (g/h) の燃料を消費することになる。各等馬力曲線上の全ての
点において1時間当たりの燃料消費量Sを求めることに
より、各等、5カ線上でSが最小となる点が決定でき、
これらの点を結ぶことにより各馬力に対し最良燃費とな
るエンジン運転状態を示す最良燃費動力線が得られる。
第20図の破線で示す最良燃費動力線に従って運転する
のが好ましい。この第20図で横軸はエンジン回転数(
rpm)、縦軸はエンジン出力軸のトルク(kf・m)
を示し、最良燃費動力線は次の様にして得られる。すな
わち、第20図で実線で示すエンジンの等燃料消費率曲
線(単位はg/ps−h)と、2点鎖線で示す等馬力曲
線(単位はps)とから、図中のA点における燃料消費
率Q (g/p s −h) 、馬力をP(ps)とす
ると、A点では毎時 5=QxP (g/h) の燃料を消費することになる。各等馬力曲線上の全ての
点において1時間当たりの燃料消費量Sを求めることに
より、各等、5カ線上でSが最小となる点が決定でき、
これらの点を結ぶことにより各馬力に対し最良燃費とな
るエンジン運転状態を示す最良燃費動力線が得られる。
しかるに本実施例の如く、エンジン100と流体伝達機
構であるフルードカップリング21とを組合わせた場合
には同様の方法にて、第21図に示すスロットル開度θ
におけるエンジン出力性能曲線と、第22図に示すフル
ードカップリング性能曲線と、第23図に示すエンジン
等燃費率曲線から第24図に示すようなフルードカップ
リング出力性能曲線上に最良燃費フルードカップリング
出力線を求めることができる。第25図は第24図に示
す最良燃費フルードカップリング出力線をスロットル開
度とフルードカフプリング出力回転数の関係におきかえ
たものである。このフルードカップリング出力回転数は
、本実施例の無段変速装置ではそのまま入力側プーリ回
転数N+、となる。
構であるフルードカップリング21とを組合わせた場合
には同様の方法にて、第21図に示すスロットル開度θ
におけるエンジン出力性能曲線と、第22図に示すフル
ードカップリング性能曲線と、第23図に示すエンジン
等燃費率曲線から第24図に示すようなフルードカップ
リング出力性能曲線上に最良燃費フルードカップリング
出力線を求めることができる。第25図は第24図に示
す最良燃費フルードカップリング出力線をスロットル開
度とフルードカフプリング出力回転数の関係におきかえ
たものである。このフルードカップリング出力回転数は
、本実施例の無段変速装置ではそのまま入力側プーリ回
転数N+、となる。
そのために第26図に示す入力側プーリ目標回転数N“
を最良燃費入力端プーリ回転数N、にセットするサブル
ーチン960では、スロットル開度θから予めデータと
してROM913に格納しである第25図のスロットル
開度θに対応した最良燃費入力側プーリ回転数N□デー
タのアドレスのセットをしくステップ961)、セット
したアドレスから最良燃費入力側プーリ回転数NBを読
みだしくステップ962)、読みだしたスロットル開度
θに対応した最良燃費入力端プーリ回転数N8のデータ
を入力側プーリ目標回転数N′にセットする(ステップ
963)。
を最良燃費入力端プーリ回転数N、にセットするサブル
ーチン960では、スロットル開度θから予めデータと
してROM913に格納しである第25図のスロットル
開度θに対応した最良燃費入力側プーリ回転数N□デー
タのアドレスのセットをしくステップ961)、セット
したアドレスから最良燃費入力側プーリ回転数NBを読
みだしくステップ962)、読みだしたスロットル開度
θに対応した最良燃費入力端プーリ回転数N8のデータ
を入力側プーリ目標回転数N′にセットする(ステップ
963)。
次に、第12図のエンジンブレーキ処理サブルーチン9
70,980について説明する。
70,980について説明する。
D位置のエンジンブレーキ処理サブルーチン970は、
第27図に示すように、車速センサ903により車速V
を読み込み(971)、その時点で加速度αを算出しく
972)、次に加速度αが車速に対して適当な所望の加
速変人であるか否かの判別をする(973)、加速度α
が所望の加速度Aより大のときには、ダウンシフトさせ
るために入力側プーリ目標回転数N6を現在の入力側ブ
ーり回転数Nより大きい値に設定しく974)、加速度
αが所望の加速度Aより大きくないときには、入力側プ
ーリ、目標回転数N9をスロットル開度θに対応した最
良燃費入力側プーリ回転数N。
第27図に示すように、車速センサ903により車速V
を読み込み(971)、その時点で加速度αを算出しく
972)、次に加速度αが車速に対して適当な所望の加
速変人であるか否かの判別をする(973)、加速度α
が所望の加速度Aより大のときには、ダウンシフトさせ
るために入力側プーリ目標回転数N6を現在の入力側ブ
ーり回転数Nより大きい値に設定しく974)、加速度
αが所望の加速度Aより大きくないときには、入力側プ
ーリ、目標回転数N9をスロットル開度θに対応した最
良燃費入力側プーリ回転数N。
に設定しく975)リターンする。車速と適当な加速度
Aとの関係は、第28図に示すように各車両について実
験または計算により予め求められたものである。
Aとの関係は、第28図に示すように各車両について実
験または計算により予め求められたものである。
L位置のエンジンブレーキ処理サブルーチン970は、
第29図に示すように、車速センサ903により車速V
を読み込み(981) 、次いで車速Vと入力側ブーり
回転数Nから現在のトルク比Tを次式により算出する(
982)。
第29図に示すように、車速センサ903により車速V
を読み込み(981) 、次いで車速Vと入力側ブーり
回転数Nから現在のトルク比Tを次式により算出する(
982)。
T= (N/V)xk
kはトランスミツシラン内部の減速歯車機構23の減速
比、車両の最終減速比およびタイヤ半径等から決定され
る定数である。次いで現在のトルク比Tがその車速に対
して安全かつ適正エンジンブレーキが得られる目標トル
ク比T′″より小さいか否かを判別しく983)、l−
ルク比Tが目標トルク比T1より小さいときには、ダウ
ンシフトさせるために入力側プーリ目標回転数N0を現
在の入力側プーリ回転数Nより大きい値に設定しく98
4)、リターンする。トルク比Tが目標トルク比T0よ
り小さくないときには、入力側プーリ目標回転数N0を
現在の入力側プーリ回転数Nに設定しく985)、リタ
ーンする。車速に対して安全かつ適正エンジンブレーキ
が得られる目標トルク比T4は、第30図に示すように
各車両について実験または計算により予め求められたも
のである。
比、車両の最終減速比およびタイヤ半径等から決定され
る定数である。次いで現在のトルク比Tがその車速に対
して安全かつ適正エンジンブレーキが得られる目標トル
ク比T′″より小さいか否かを判別しく983)、l−
ルク比Tが目標トルク比T1より小さいときには、ダウ
ンシフトさせるために入力側プーリ目標回転数N0を現
在の入力側プーリ回転数Nより大きい値に設定しく98
4)、リターンする。トルク比Tが目標トルク比T0よ
り小さくないときには、入力側プーリ目標回転数N0を
現在の入力側プーリ回転数Nに設定しく985)、リタ
ーンする。車速に対して安全かつ適正エンジンブレーキ
が得られる目標トルク比T4は、第30図に示すように
各車両について実験または計算により予め求められたも
のである。
上記のようにして入力側プーリ目標回転数N”が設定さ
れると、第12図において、次に実際の入力側プーリ回
転数Nと最良燃費入力側プーリ回転数N1との比較を行
い(ステップ927)、N< N *のときはダウンシ
フトソレノイド弁84の作動指令を発しくステップ92
8) 、SUN”のときはアップシフトソレノイド弁8
5の作動指令を発しくステップ929)、N”N”のと
きは両ソレノイド弁84および85のOFF指令を発す
る(ステップ920)。
れると、第12図において、次に実際の入力側プーリ回
転数Nと最良燃費入力側プーリ回転数N1との比較を行
い(ステップ927)、N< N *のときはダウンシ
フトソレノイド弁84の作動指令を発しくステップ92
8) 、SUN”のときはアップシフトソレノイド弁8
5の作動指令を発しくステップ929)、N”N”のと
きは両ソレノイド弁84および85のOFF指令を発す
る(ステップ920)。
トルク比制a装置80の制御は、第17図で求めた最良
燃費入力側プーリ回転数と、実際の入力側プーリ回転数
とを比較することにより、入出力プーリ間の変速比の増
減をトルク比制御装置、80に設けた2個のソレノイド
弁84および85の作動により行い、実際の入力側プー
リ回転数を最良燃費入力側、ブーり回転数に一致させる
ようになされる。
燃費入力側プーリ回転数と、実際の入力側プーリ回転数
とを比較することにより、入出力プーリ間の変速比の増
減をトルク比制御装置、80に設けた2個のソレノイド
弁84および85の作動により行い、実際の入力側プー
リ回転数を最良燃費入力側、ブーり回転数に一致させる
ようになされる。
(定トルク比走行時)
第31図(A)に示す如く、電気制御回路の出力により
制御されるソレノイド弁84および85はOFFされる
。これにより、油室816の油圧P1はライン圧となり
、油室815の油圧Pgもスプール812が図示右側に
あるときはライン圧となっている。スプール812はス
プリング811による押圧力P、があるので図示左方に
動かされる。スプール812が左方に移動され油室81
5とドレインポート813とが連通するとPtは排圧さ
れるので、スプール812は油室816の油圧P、によ
り図示右方に動かされる。スプール812が右方に移動
されるとドレインポート813は閉ざされる。この場合
、ドレインポート813とスプール812とのランドエ
ツジにフラットな切り欠き812bを設けることにより
、より安定した状態でスプール812を第31図(A)
の如く中間位置の平衡点に保持することが可能となる。
制御されるソレノイド弁84および85はOFFされる
。これにより、油室816の油圧P1はライン圧となり
、油室815の油圧Pgもスプール812が図示右側に
あるときはライン圧となっている。スプール812はス
プリング811による押圧力P、があるので図示左方に
動かされる。スプール812が左方に移動され油室81
5とドレインポート813とが連通するとPtは排圧さ
れるので、スプール812は油室816の油圧P、によ
り図示右方に動かされる。スプール812が右方に移動
されるとドレインポート813は閉ざされる。この場合
、ドレインポート813とスプール812とのランドエ
ツジにフラットな切り欠き812bを設けることにより
、より安定した状態でスプール812を第31図(A)
の如く中間位置の平衡点に保持することが可能となる。
この状態においては油路2は閉じられており、入力側プ
ーリ31の油圧サーボ313の油圧は、出力側プーリ3
2の油圧サーボ323に加わっているライン圧によりV
ベルト33を介して圧縮される状態になり、結果的に油
圧サーボ32.3の油圧と平衡する。実際上は油路2に
おいても油洩れがあるため、入力側プーリ31は徐々に
拡げられてトルク比Tが増加する方向に変化して行く、
従って第31図(A)に示すように、スプール812が
平衡する位置においては、ドレインボート8l4を閉じ
、油路1はやや開いた状態となるようスプール812と
のランドエツジにフラットな切り欠き812aを設け、
油路2における油洩れを補うようにしている。
ーリ31の油圧サーボ313の油圧は、出力側プーリ3
2の油圧サーボ323に加わっているライン圧によりV
ベルト33を介して圧縮される状態になり、結果的に油
圧サーボ32.3の油圧と平衡する。実際上は油路2に
おいても油洩れがあるため、入力側プーリ31は徐々に
拡げられてトルク比Tが増加する方向に変化して行く、
従って第31図(A)に示すように、スプール812が
平衡する位置においては、ドレインボート8l4を閉じ
、油路1はやや開いた状態となるようスプール812と
のランドエツジにフラットな切り欠き812aを設け、
油路2における油洩れを補うようにしている。
(アンプシフト時)
第31図(B)に示す如く電気制御回路の出力によりソ
レノイド弁85がONされる。これにより油室816が
排圧されるため、スプール812は図示左方に動かされ
、スプール812の移動に伴い、油室815もドレイン
ボート813から排圧されるが、スプリング811の作
用でスプール812は図示左端に設定される。
レノイド弁85がONされる。これにより油室816が
排圧されるため、スプール812は図示左方に動かされ
、スプール812の移動に伴い、油室815もドレイン
ボート813から排圧されるが、スプリング811の作
用でスプール812は図示左端に設定される。
この状態では油路lのライン圧がボート818を介して
油路2に供給されるため油圧サーボ313の油圧は上昇
し、入力側プーリ31は閉じられる方向に作動してトル
ク比Tは減少する。従ってソレノイド弁85のON時間
を必要に応じて制御することによって所望のトルク比だ
け減少させアップシフトを行う。
油路2に供給されるため油圧サーボ313の油圧は上昇
し、入力側プーリ31は閉じられる方向に作動してトル
ク比Tは減少する。従ってソレノイド弁85のON時間
を必要に応じて制御することによって所望のトルク比だ
け減少させアップシフトを行う。
(ダウンシフト時)
第31図(C)に示す如く電気制御回路の出力によりソ
レノイド弁84がONされ、油室815が排圧される。
レノイド弁84がONされ、油室815が排圧される。
スプール812は油室816のライン圧により図示右方
に動かされ、油路2はドレインボート814と連通して
排圧され、入力側プーリ31は拡がる方向に作動してト
ルク比増大する。このようにソレノイド弁84のON時
間を制御することによりトルク比を増大させダウンシフ
トさせる。
に動かされ、油路2はドレインボート814と連通して
排圧され、入力側プーリ31は拡がる方向に作動してト
ルク比増大する。このようにソレノイド弁84のON時
間を制御することによりトルク比を増大させダウンシフ
トさせる。
以上のように、入力側(ドライブ側)プーリ31の油圧
サーボ313には、トルクレシオ制御弁81の出力油圧
が供給され、出力側(ドリブン側)プーリ32の油圧サ
ーボ323にはライン圧が導かれており、入力側油圧サ
ーボ313の油圧をP8、出力側油圧サーボ323の油
圧をPoとすると、P0/P、はトルク比Tに対して第
32図のグラフに示す如き特性を有し、例えば、スロッ
トル開度θ−50%、トルク比T=1.5 (図中a点
)で走行している状態からアクセルを緩めてθ−30%
とした場合、P0/Piがそのまま維持されるときはト
ルク比T=0.87の図中す点に移行し、逆にトルク比
T=1.5の状態を保つ場合には、入力側プーリを制御
するトルク比制御機構80の出力によりP0/PLの値
を増大させ図中C点の値に変更する。このようにP、
/P、の値を必要に応じて制御することにより、あらゆ
る負荷状態に対応して任意のトルク比に設定できる。
サーボ313には、トルクレシオ制御弁81の出力油圧
が供給され、出力側(ドリブン側)プーリ32の油圧サ
ーボ323にはライン圧が導かれており、入力側油圧サ
ーボ313の油圧をP8、出力側油圧サーボ323の油
圧をPoとすると、P0/P、はトルク比Tに対して第
32図のグラフに示す如き特性を有し、例えば、スロッ
トル開度θ−50%、トルク比T=1.5 (図中a点
)で走行している状態からアクセルを緩めてθ−30%
とした場合、P0/Piがそのまま維持されるときはト
ルク比T=0.87の図中す点に移行し、逆にトルク比
T=1.5の状態を保つ場合には、入力側プーリを制御
するトルク比制御機構80の出力によりP0/PLの値
を増大させ図中C点の値に変更する。このようにP、
/P、の値を必要に応じて制御することにより、あらゆ
る負荷状態に対応して任意のトルク比に設定できる。
第1図は車両用Vベルト式無段変速機の概略図、第2図
は本発明の無段変速機における油圧制御回路の1実施例
を示す図、第3図はマニュアル弁の作動を説明するため
の図、第4図はデイテント弁およびスロットル弁の作動
を説明するための図、第5図はトルクレシオ弁の作動を
説明するための図、第6図は本発明の1実施例を示す電
気制御回路の構成図、第7図は油圧制御回路の必要ライ
ン圧特性を示す図、第8図はスロットル圧の特性を示す
図、第9図、第10図および第11図は本発明の制御装
置により得られるライン圧特性を示す図、第12図およ
び第13図は電気制御回路における処理の流れを説明す
るための図、第14図はシフト制御機構の作動を説明す
るための図、第15図は制御用パルスの波形図、第16
図は入力側および出力側の油圧サーボの供給油圧の特性
を示す図、第17図はソレノイド圧の特性を示す図、第
18図はシフト制御弁の出力油圧の特性を示す図、第1
9図はシフトショックコントロール処理を説明するため
の図、第20図はエンジンの最良燃費動力線を示す図、
第21図はエンジンの出力性能の特性を示す図、第22
図は流体伝達機構の性能曲線を示す図、第23図はエン
ジンの等燃費率曲線を示す図、第24図は最良燃費フル
ードカップリング出力曲線を示す図、第25図は最良燃
費フルードカップリング出力回転数の特性を示す図、第
26図、第27図、第29図は電気制御回路における処
理の流れを説明するための図、第28図、第30図は制
御用設定データを説明するための図、第31図はトルク
比制御装置の作動を説明するための図、第32図はトル
ク比と入出力側油圧サーボの圧力比との関係を示す図、
第33図は従来の無段変速機の概略図である。 30・・・Vベルト式無段変速機、31・・・入力側プ
ーリ、32・・・出力側プーリ、33・・・Vベルト、
80・・・トルク比制御装置。 出 願 人 アイシン・エイ・ダブり二株式会社代理人
弁理士 白 井 博 樹(外5名)第 図 第 図 (巳) 第4 図 (A) 篤6図 第 図 ’に:g/Cm2 ) 第9 図 第8 図 スーツトノし闇ノてθ スロットル闇ノtb 藁13図 第12図 第15図 第16図 Pc昆はPb (kg/Cm’) 第19図 S 百−八(−( 第20図 第21図 エンジン1.!1牡が (rPml 第22図 第23図 第26図 第24図 第25図 スOットル1闇戊ピ(ス) 第27図 第28図 第29図 亮30図 第32図 トルク比T (C) 第33図
は本発明の無段変速機における油圧制御回路の1実施例
を示す図、第3図はマニュアル弁の作動を説明するため
の図、第4図はデイテント弁およびスロットル弁の作動
を説明するための図、第5図はトルクレシオ弁の作動を
説明するための図、第6図は本発明の1実施例を示す電
気制御回路の構成図、第7図は油圧制御回路の必要ライ
ン圧特性を示す図、第8図はスロットル圧の特性を示す
図、第9図、第10図および第11図は本発明の制御装
置により得られるライン圧特性を示す図、第12図およ
び第13図は電気制御回路における処理の流れを説明す
るための図、第14図はシフト制御機構の作動を説明す
るための図、第15図は制御用パルスの波形図、第16
図は入力側および出力側の油圧サーボの供給油圧の特性
を示す図、第17図はソレノイド圧の特性を示す図、第
18図はシフト制御弁の出力油圧の特性を示す図、第1
9図はシフトショックコントロール処理を説明するため
の図、第20図はエンジンの最良燃費動力線を示す図、
第21図はエンジンの出力性能の特性を示す図、第22
図は流体伝達機構の性能曲線を示す図、第23図はエン
ジンの等燃費率曲線を示す図、第24図は最良燃費フル
ードカップリング出力曲線を示す図、第25図は最良燃
費フルードカップリング出力回転数の特性を示す図、第
26図、第27図、第29図は電気制御回路における処
理の流れを説明するための図、第28図、第30図は制
御用設定データを説明するための図、第31図はトルク
比制御装置の作動を説明するための図、第32図はトル
ク比と入出力側油圧サーボの圧力比との関係を示す図、
第33図は従来の無段変速機の概略図である。 30・・・Vベルト式無段変速機、31・・・入力側プ
ーリ、32・・・出力側プーリ、33・・・Vベルト、
80・・・トルク比制御装置。 出 願 人 アイシン・エイ・ダブり二株式会社代理人
弁理士 白 井 博 樹(外5名)第 図 第 図 (巳) 第4 図 (A) 篤6図 第 図 ’に:g/Cm2 ) 第9 図 第8 図 スーツトノし闇ノてθ スロットル闇ノtb 藁13図 第12図 第15図 第16図 Pc昆はPb (kg/Cm’) 第19図 S 百−八(−( 第20図 第21図 エンジン1.!1牡が (rPml 第22図 第23図 第26図 第24図 第25図 スOットル1闇戊ピ(ス) 第27図 第28図 第29図 亮30図 第32図 トルク比T (C) 第33図
Claims (3)
- (1)入力側プーリと、出力側プーリと、これら両プー
リ間に張設されたVベルトと、入力側プーリおよび出力
側プーリの有効径を可変にするトルク比制御装置と、該
トルク比制御装置にスロットル開度信号およびその他の
信号に基づいて変速指令信号を出力する変速制御装置と
を備え、スロットル開度が全閉の場合には、所望の加速
度が得られるように前記変速指令信号を修正することを
特徴とする車両用Vベルト式無段変速機の変速制御装置
。 - (2)前記変速指令信号の修正は、車速に対応した加速
度により行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載された車両用Vベルト式無段変速機の変速制御装置
。 - (3)前記変速指令信号の修正は、車速に対応したトル
ク比により行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項
に記載された車両用Vベルト式無段変速機の変速制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8842189A JPH023752A (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 車両用vベルト式無段変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8842189A JPH023752A (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 車両用vベルト式無段変速機の変速制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3726080A Division JPS56134658A (en) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | Controller for torque ratio of v-bent type stepless transmission for vehicle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH023752A true JPH023752A (ja) | 1990-01-09 |
JPH0262744B2 JPH0262744B2 (ja) | 1990-12-26 |
Family
ID=13942318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8842189A Granted JPH023752A (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 車両用vベルト式無段変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH023752A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11280880A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-15 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の駆動力制御装置 |
DE19642006B4 (de) * | 1995-10-12 | 2011-12-01 | Nissan Motor Co., Ltd. | Steuervorrichtung für stufenlos veränderliches Getriebe |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54157930A (en) * | 1978-05-03 | 1979-12-13 | Doornes Transmissie Bv | Transmission ratio controller of endless variable transmission of automobile |
JPS5536140A (en) * | 1978-09-05 | 1980-03-13 | Nissan Motor Co Ltd | Gear-shift controlling apparatus of automatic transmission |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP8842189A patent/JPH023752A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54157930A (en) * | 1978-05-03 | 1979-12-13 | Doornes Transmissie Bv | Transmission ratio controller of endless variable transmission of automobile |
JPS5536140A (en) * | 1978-09-05 | 1980-03-13 | Nissan Motor Co Ltd | Gear-shift controlling apparatus of automatic transmission |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19642006B4 (de) * | 1995-10-12 | 2011-12-01 | Nissan Motor Co., Ltd. | Steuervorrichtung für stufenlos veränderliches Getriebe |
JPH11280880A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-15 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の駆動力制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0262744B2 (ja) | 1990-12-26 |
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