JPH0237476Y2 - - Google Patents

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JPH0237476Y2
JPH0237476Y2 JP6180087U JP6180087U JPH0237476Y2 JP H0237476 Y2 JPH0237476 Y2 JP H0237476Y2 JP 6180087 U JP6180087 U JP 6180087U JP 6180087 U JP6180087 U JP 6180087U JP H0237476 Y2 JPH0237476 Y2 JP H0237476Y2
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JP
Japan
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gas
flask
model
wall
casting
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JP6180087U
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JPS63170051U (ja
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  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は鋳物の鋳造に用いる鋳造装置に関す
るものである。
従来の装置 この考案の考案者の所属する会社と、企業集団
を形成する関連会社において、第9図及び第10
図に示すような鋳造装置を開発して開示した。
(実願昭61−49276号)。
この考案は上記の開示済考案を改良するもので
あるため、まず、この開示済の鋳造装置について
述べると同図において、aは鋳枠であり、bは砂
等の充填材、cは発泡ポリスチロール製の消失製
模型、dはそれと同一材質製の湯道、eは湯口で
ある。又fは筒状の抜気体であり、多数の抜気孔
gを有している。又hは着火装置、iはほのお、
jはローラー、kは炉口、は溶融金属を示す。
そして溶融金属は炉口kから湯口eに注入さ
れ、湯道dをガス化消失させて通り、消失模型c
に至り、同模型cをガス化消失させて、入れ替
り、鋳造が行われる。そして発生したガスは充填
材bの間隙を通り、抜気体fに、その抜気孔gか
ら侵入する。そして抜気体f中を上昇し、その上
部に達し、着火装置hにより着火されて燃焼す
る。そうすると抜気体f内に煙突効果が起り、抜
気体f内は、圧力が低くなり、ガスは一層流入し
易くなる。この鋳造装置は上記のように着火させ
るため、ポンプ等によつて吸引排出するのではな
いので、ポンプ等に連結することなく、鋳枠aは
独立して行動させることができ、ローラj上に、
多数の図示しない鋳枠を移動自在におき、油圧シ
リンダー等で押して移動させ、連続的な運転装置
を形成することができるようになつている。
考案が解決しようとする問題点 しかし上記の開示済の装置は鋳枠a中に抜気体
fが筒状に設けられていて、煙突効果によりガス
を吸込みはするものの、鋳枠a中からガスを素早
く排出させる機能はやや不充分である。この考案
はこのような問題を解決するためになされたもの
で、その目的は上記開示済考案よりも一層素早
く、鋳枠a中のガスを排出させることのできる鋳
造装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 この考案について述べると、それは、側壁に多
数の小孔を有する鋳枠内に、不燃性の充填材を充
填し、該充填材中に、加熱により分解して可燃性
ガスを発生する消失性模型を埋設し、該模型に湯
口を有する湯道を連通させ、前記側壁の外側に間
隔を隔てて外壁を設け、該外壁の下部を前記鋳枠
と接続させて、上方に開口を有するガス室を形成
し、上記開口に対応させて着火装置を設けたこと
を特徴とする鋳造装置である。
作 用 湯口から溶融金属を注湯すると、それは湯道を
溶解、ガス化させ乍ら進み、消失性模型に達し、
それをガス化消失させ、入れ替つて鋳造が行われ
る。発生したガスは充填材の間隙を通り、側壁に
達し、その小孔からガス室に入り、ガス室内を上
昇し、上部の開口に出、そこで着火装置により着
火される。そうすると、ガス室の内部圧力は低く
なり、一層良好にガスの流入が行はれる。そし
て、側壁の面積は前記開示済装置の抜気体に比較
し、それより大きく形成することができるから、
鋳枠内のガスの排出をそれよりも一層効率よく行
うことができる。又、前記抜気体は、その表面積
の半分が、消失性模型に対し背面となり、その背
面は前面に比較し、ガス吸込みの効果は低くなる
のであるが、この考案によれば背面となるものが
なく、すべて前面となるため、ガス吸込みの効果
が大巾に向上するのである。
実施例 第1図〜第6図において、1は鋳枠であり、鉄
製で箱状に形成され、2はその側壁で、多数の小
孔3を有している。この小孔3は第6図及び第8
図に示すように多数のスリツトで形成されてもよ
く、第7図に示すように多数の連続した気泡等で
もよい。又その他の図示しない小孔でもよく、砂
等の通過は抑制でき、ガスの通過を許すように形
成される。又第7図、第8図に示すもののように
それぞれセラミツクス板であつてもよく、又はそ
れぞれ金属板等で形成され、それぞれ取付けられ
るものでもよい。
4は砂等の充填物、5は一例としてポリスチロ
ールにより形成された消失性模型、6は同一材質
性の湯道、7は湯口、8は炉の口部、9は溶融金
属を示す。
又10は外壁、11は底部、12はガス室であ
り、13はフード、14は穴、15は着火装置、
16は炎である。又17はコロ等の移動装置であ
る。又、第5図に示すようにフード13を有しな
いものであつてもよい。又着火装置15は、ガス
によるものが用いられた。なお18は穴であり、
多孔の板体19は図示しない固定部材で、着脱自
在に固定される。そしてコロ17上の鋳枠1は図
示しない油圧シリンダ等により押して移動させら
れ、鋳枠1中に模型5の埋設、加振による砂の密
度上昇、注湯、冷却、製品取り出し等が回転式に
行われる。
考案の効果 この考案は前記のように構成され、鋳枠の側壁
に多数の小孔を形成し、側壁の外側に外壁を設
け、該外壁の下部を前記鋳枠に接続させて、上部
に開口を有するガス室を形成し、該開口に対応さ
せて着火装置を設けたことにより、消失性模型か
ら発生したガスは、充填材の間隙を通り、効果的
にガス室に入り、上昇し、着火させられる。この
場合、前記側壁は前記開示済装置の抜気体と異
り、ガス室の表面積を一層大きく形成することが
でき、かつ抜気体のような、模型に対し背側とな
る抜気孔がなく、すべて前記模型に対し表側とな
るため、発生するガスの処理を一層早め、効果的
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の実施例を示すもの
で、第1図は鋳造装置の断面図、第2図は同平面
図、第3図は同部分の断面図、第4図は同第二の
実施例を示す第2図に相当する図、第5図は同第
三の実施例を示す鋳造装置の斜視図、第6図は第
5図に示す装置の部分の斜視図、第7図、第8図
はそれぞれ第四、第五の実施例を示し、同装置の
部分の断面図、第9図はこの考案の考案者の所属
する会社の関連会社がすでに開示した鋳造装置の
断面図、第10図は同装置の他の状態を示す断面
図である。 1……鋳枠、2……側壁、3……小孔、4……
充填材、5……消失性模型、6……湯道、7……
湯口、10……外壁、12……ガス室、14……
開口、15……着火装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁に多数の小孔を有する鋳枠内に、不燃性の
    充填材を充填し、該充填材中に、加熱により分解
    して可燃性ガスを発生する消失性模型を埋設し、
    該模型に湯口を有する湯道を連通させ、前記側壁
    の外側に間隔を隔てて外壁を設け、該外壁の下部
    を前記鋳枠と接続させて、上方に開口を有するガ
    ス室を形成し、上記開口に対応させて着火装置を
    設けたことを特徴とする鋳造装置。
JP6180087U 1987-04-23 1987-04-23 Expired JPH0237476Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6180087U JPH0237476Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

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JP6180087U JPH0237476Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63170051U JPS63170051U (ja) 1988-11-04
JPH0237476Y2 true JPH0237476Y2 (ja) 1990-10-11

Family

ID=30895465

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JP6180087U Expired JPH0237476Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

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JPS63170051U (ja) 1988-11-04

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