JPH0237222A - 冷凍冷蔵庫付可搬型電子レンジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、冷凍冷蔵庫付可搬型電子レンジ、特に電子レ
ンジと冷凍冷蔵庫とを単一の電化装置として組み込み、
使用者が電子レンジ及び冷凍冷蔵庫をそれぞれ別個に、
或いは同時に使用することができ、更に外部電源として
商用電源とバッテリーとを選択可能とした冷凍冷蔵庫付
可搬型電子レンジに関するものである。

［従来の技術］ 近年、加熱源として電気エネルギーを用いた電子レンジ
が一般に広く用いられるようになり、あらゆる食品に対
する加熱調理に適するために利用されている。

特に、この種の電子レンジは、単一機能のみでなく、電
子レンジと同一筐体に他の電気ヒータ加熱回路を組み込
んだ多熱源調理器が実用化されている。

一方、冷凍冷蔵庫に関しては、車載用冷凍冷蔵装置とし
て、自動車に内蔵されたエアコンを利用しているクール
ボックス、またはアイスボックスや携帯用冷蔵庫等が実
用化され、それぞれの用途に応じて別個独立に、屋外や
屋内で広く利用されている。

ところが、現状の電子レンジ及び冷凍冷蔵庫は、それぞ
れ別個独立で設置されており、このため、同一の筐体内
に前記両装置を兼ね備えた複合機能を有する電子レンジ
は、今までに存在しなかった。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、以上のような従来の電子レンジ或いは冷
凍冷蔵庫はそれぞれ別個独立に存在し、一般家庭内の台
所スペースに設置され、屋内で広（利用されてきている
。

ところが、電子レンジと冷凍冷蔵庫とが組み合わされた
複合機能を何し、単一或いは同時に使用することを可能
とした電化装置は今までに存在しなかった。

特に、従来の冷凍冷蔵庫や電子レンジは屋内での設置に
より、広範囲に利用されているが、台所スペースに収納
できる小型で、且つ屋外へ持ち運び可能とする可搬型は
存在しなかった。

ごく一部に携帯用冷蔵庫としてアイスボックス、または
エアコンを利用し、自動車に内蔵されたクールボックス
等が利用されている。

しかしながら、外部電源としてバッテリーや、商用電源
を用いて、屋外へ持ち運び可能とし、必要に応じて食品
等の冷凍冷蔵または加熱調理する一体型の装置は得られ
なかった。

本発明は、上記の課題に鑑み為されたものであり、その
目的は、外部電源に商用電源またはバッテリーのいずれ
かを切換可能で、更に、使用者が必要に応じて冷凍冷蔵
或いは加熱調理することを可能とした腹合機能を有し、
屋内と屋外とを兼用できる可搬型として持ち運びが自由
な改良された加熱調理器を提供することにある。

［課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明は電子レンジ装置と
冷凍冷蔵装置とを共通の筐体に組み込み、単独或いは同
時に使用することを可能としている。

更に、両装置の電源としては、商用電源とバッテリとを
切換可能としたことを特徴とする。

すなわち、本発明は電子レンジ装置のマグネトロン高周
波電力を供給するインバータ回路を利用することにより
、外部電源としてバッテリーから電力が供給される時は
、電子レンジ装置と冷凍冷蔵装置の少なくともいずれか
一方の出力を所定値以下に制限する。

また商用電源による電力供給時は、電子レンジ装置の使
用時に冷凍冷蔵装置の使用を一時停止させる出力制御回
路とを何することを特徴としている。

このように、両装置を単独または同時に使用するため、
外部電源としてバッテリーから電力供給されるときは、
両装置の出力を制限し、また、商用電源に切換えて電力
供給するときは、電子レンジ装置の使用時に、冷凍冷蔵
装置の使用を一時停止させる出力制御回路と、電子レン
ジ装置へ高周波電力を供給するインバータ回路とを利用
して出力制御を行うことが好適である。

［作用］ 以上のようにして、本発明の冷凍冷蔵庫付可搬型電子レ
ンジによれば、外部電源の電力供給としてバッテリー、
または商用電源のいずれかを切換可能とし、使用者が目
的に応じて選択することができる。

ここで、外部電源にバッテリーを使用した時は電子レン
ジ装置にインバータ回路を利用しており、出力制御回路
が働くことによって、両装置の少なくともいずれか一方
の出力を所定値以下に制限し、低出力で使用することが
できる。

また、外部型［ｉと商用電源を選択したときは、出力制
御回路が働き、電子レンジ装置の電源部であるインバー
タ回路の制御を行っている。

そして、電子レンジ装置が使用されている時は、冷凍冷
蔵装置の使用を一時停止させ、出力制御を行うことがで
きる。

この結果、外部電源としてバッテリーと商用電源とを切
換可能とし、且つ両装置の通電を可能とした、単一機能
としての電子レンジと冷凍冷蔵庫とをそれぞれ単独に動
作させた場合と同等の性能を得ることができる。

［実施例］ 以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例について説
明する。第１図は、本発明の一実施例に係る冷凍冷蔵庫
付可搬型電子レンジの全体的な構造を示す斜視図であり
、第２図は本発明の制御回路部を含んだ全体の回路構成
図である。

以下、第１図、第２図の実施例を用いて、本発明の詳細
な説明する。第１図において、冷凍冷蔵庫付可搬型電子
レンジは共通した筐体（１０）内で上下に分かれており
、上側に冷凍冷蔵庫（１１）が配置され、下側には電子
レンジ（１２）が配置されている。

各冷凍冷蔵庫（１１）と電子レンジ（１２）には、それ
ぞれ前面に設けられた開閉扉の一端側に冷凍冷蔵庫コン
ロールパネル（１３）と、電子レンジコントロールパネ
ル（１４）とが配置され、使用者が加熱または冷凍冷蔵
の出力制御を行うことを可能としている。

次に、冷凍冷蔵庫（１１）の冷凍冷蔵庫コントロールパ
ネル（１３）上に設置された冷凍冷蔵切換ツマミ（１６
）は、使用者が必要に応じて低出力である冷蔵機能と、
比較的強力な冷蔵効果を得るための冷凍機能とを作動さ
せる選択可能な切換スイッチである。

また、電子レンジ側は電子レンジ（１２）の電子レンジ
コントロールパネル（１４）内の電子レンジタイマ（１
７）と、レンジスタートボタン（２０）とを有し、コン
トロールパネル内の上下方向に設置されている。

一方、共通した筐体（１０）内の右側面には外部電源と
して、バッテリー及び商用電源を接続可能とするバッテ
リー差込口（２１）と、商用電源差込口（２２）とを有
し、側壁面側へ、横一列に設置されている。

更に、共通した筐体（１０）の本体上面、すなわち、冷
凍冷蔵庫コントロールパネル（１３）の上面側には、選
択スイッチ（１５）が設置されているが、使用者の要求
に応じた冷凍冷蔵庫、または電子レンジとの切換えを可
能としている。

従って、外部電源であるバッテリーまたは商用電源との
いずれかを接続すれば、随時所望の冷凍冷蔵効果、加熱
効果を１台で行うことができる。

すなわち、バッテリー接続時には両装置の出力を所定値
以下に制限し、低出力で加熱または冷蔵を行っている。

また、商用電源が供給される時には冷凍冷蔵庫の使用を
一時停止させ、電子レンジのみの加熱調理を行うことを
特徴とする。

第２図には本発明にかかる出力制御回路を含んだ主要な
回路構成図が示されており、以下作用について説明する
。

第２図においては、外部電源として商用電源（２３）が
接続されており、この商用電源（２３）が接続されると
検知回路（２４）が働き、商用電源が接続されたことを
検知する。

そして、検知回路（２４）は電子レンジ使用時に冷凍冷
蔵庫の出力を一時停止するように、出力制御回路（３８
）へ検知信号を出力する。

一方、商用電源（２３）に接続された整流回路（２６）
は、昇圧トランス（３０）の−時巻線と直列に接続され
ているインバータ回路（２７）を介して、昇圧トランス
の入力側、つまり、−次巻線と並列に接続されている。

このような整流回路（２６）は商用電源（２３）で入力
された交流電圧を直流電圧へ変換し、昇圧トランス（３
０）へ直流電圧を供給している。

また昇圧トランス（３０）の−次側に供給された直流電
圧は電子レンジのマグネトロンへ、加熱効果に必要な高
周波電力を供給するため、昇圧トランス（３０）で昇圧
される。そして、その出力電圧はさらに倍電圧整流回路
（３１）を介して、マグネトロンに高周波電力を供給す
る。

一方、検知回路（２４）は、商用電源（２３）が接続さ
れたことを検知した場合は検知信号が出力され、出力制
御回路（３８）に入力される。

そして、出力制御回路（３８）はマイクロコンピュータ
（３３）とその出力信号であるレンジ出力制御指令（３
４）と、冷凍冷蔵庫出力指令（３７）とを出力し、さら
にレンジ出力制御指令（３４）を入力する加熱出力制御
回路（３５）とから構成されている。

前記検知回路（２４）の出力である検知信号を入力する
マイクロコンピュータ（３３）は、電子レンジまたは冷
凍冷蔵庫の出力を制御するレンジ出力制御指令（３４）
と、冷凍冷蔵庫出力指令（３７）をそれぞれ出力する。

このとき電子レンジの出力制御を行う加熱出力制御回路
（３５）は、入力されるレンジ出力制御指令（３４）に
基づいてインバータ回路（２７）へ出力制御信号を出力
する。

従って、トランジスタＴ「とコンデンサＣから構成され
るインバータ回路（２７）は、前記加熱出力制御回路（
３５）の出力制御信号によってトランジスタＴｒのスイ
ッチング作用である０Ｎ−ＯＦＦ制御が行われている。

そして、トランジスタＴ「と並列に接続されているコン
デンサＣによって昇圧トランスへ加熱作用に必要な電圧
を供給している。

このようにして、マグネトロンには、出力制御回路（３
８）であるマイクロコンピュータ（３３）の制御指令に
応じた電圧が昇圧トランスを介し、高周波電力として供
給されている。

一方、マイクロコンピュータ（３３）から出力される冷
凍冷蔵庫出力指令（３７）は、整流回路（２６）の入力
側、すなわち、外部電源である商用電源（２３）と並列
に接続されている冷凍冷蔵庫（３６）へ出力制御信号と
して入力している。

また、前記冷凍冷蔵庫（３６）は、外部電源として商用
電源（２３）と並列に接続されているが、外部電源とし
てのバッテリー（４１）も接続可能とするため、選択ス
イッチ（１５）を介して並列に接続されている。

更に、バッテリー（４１）は、前記電子レンジの外部電
源としても利用可能とするため、整流回路（２６）とと
もに並列に接続され、バッテリー（４１）と整流回路と
の負側電極を共用している。

ここで、１回路２接点のレンジ選択スイッチ（１５）は
共通端子をバッテリー（４１）の正側端子に接続されて
おり、一方の端子は冷凍冷蔵庫（３６）に接続され、さ
らに他方の端子は電子レンジの電源となる整流回路（２
６）の正側端子へ接続されている。

従って、選択スイッチ（１５）は、外部電源としてバッ
テリーが接続されたときに使用者の要求に応じた切換操
作により、任意に冷凍冷蔵庫或いは電子レンジを選択す
ることができる。

以上が本発明の全体的な回路動作の説明であるが、次に
外部電源として商用電源（２３）が接続された場合と、
バッテリ（４１）が接続された場合についてそれぞれ詳
細に作用について説明する。

外部電源として商用電源（２３）が接続されると検知回
路（２４）が働き、該検知回路（２４）は電子レンジの
使用時に冷凍冷蔵庫の使用を一時停止するように出力制
御回路（３８）へ検知信号を出力する。

また商用電源（２３）は電子レンジの電源部である整流
回路（２６）と冷凍冷蔵庫とが並列に接続されているた
め、電子レンジまたは冷凍冷蔵庫単独で使用することも
可能で、この時は通常の電子レンジとして加熱、或いは
冷凍冷蔵庫として冷凍することができる。

また、再装置が同時に使用されるときは、冷凍冷蔵庫の
通電を一時停止させ、電子レンジの通常使用状態で加熱
調理を行うことができる。

一方、外部電源としてバッテリー（４１）が接続された
場合は、冷凍冷蔵庫（３６）と電子レンジの電源部であ
る整流回路（２６）とが並列に接続されているため、°
選択スイッチ（１５）の操作により、使用者が任意に電
子レンジか冷凍冷蔵庫のどちらか一方のみしか選択する
ことができない。

しかし、この場合は商用型ｉ［（２３）が接続されてい
ないため、検知回路（２４）は検知信号を出力しない状
態にある。

従って、出力制御回路（３８）のマイクロコンピュータ
（３３）は電子レンジの出力または冷凍冷蔵庫の出力の
どちらかを所定値以下となるように制限するレンジ出力
制御指令（３４）と、冷凍冷蔵庫出力指令（３７）を出
力する。

すなわち、選択スイッチ（１５）の操作による電子レン
ジまたは冷凍冷蔵庫のどちらかのモードでは、所定値以
下の制限された低出力で加熱或いは冷蔵することが可能
となる。

以上のようにして、本発明に係る冷凍冷蔵庫付可搬型電
子レンジは、単一或いは共通の筐体内に電子レンジと冷
凍冷蔵庫とが組み込まれ、外部電源として商用電源とバ
ッテリーとを兼用することによって持ち運び可能とする
特徴がある。

すなわち、商用電源を接続した時は、この通常の単一機
能としての電子レンジまたは冷凍冷蔵庫を単独に使用す
ることが可能であり、さらに電子レンジ使用時には冷凍
冷蔵庫の使用を一時停止する作動状態となり、電子レン
ジの十分な加熱効果を得ることができる。

そして、電子レンジの使用が終了すると、再び冷凍冷蔵
庫が作動し、冷蔵することができる。

尚、本発明の実施例では、電子レンジ使用時に冷凍冷蔵
庫の使用を一時停止させるように制御されているが、外
部電源として商用電源を使用した場合は、出力制御回路
（３８）の制御方法により再装置を同時に通電させて低
出力で加熱調理または冷蔵させることも可能とすること
もできる。

また史にバッテリーを接続したときは再装置のどらか一
方の出力を所定値以下に制限した低出力として制御し、
低加熱または保冷を行う効果かある。

ところが、バッテリーを使用したこの実施例では、電子
レンジ或いは冷凍冷蔵庫のどちらか単独に使用した場合
について、出力を制限しているが、低出力で同時通電さ
せることも可能である。

［発明の効果］ 以上のように、本発明にかかる電子レンジと冷凍冷蔵庫
とを同一の筐体内に設置し、外部ｆ！源として商用電源
或いはバッテリーとを切換可能としたことは屋内に設置
または屋外へ持ち運びが可能となり、使用者が必要に応
じて食品の加熱調理や冷凍冷蔵を行うことができるよう
になった効果がある。

そして、本発明は、電子レンジの電源部として、インバ
ータ回路と、電子レンジと冷凍冷蔵庫の出力制御を行う
出力制御回路とからなる回路構成により、単独に或いは
再装置を同時に通電させて使用することを可能としたも
のである。

すなわち、外部電源として商用電源から電力が供給され
ているときには、電子レンジの使用中に冷凍冷蔵庫の作
動を一時停止させ、電子レンジのみを通電させ加熱作用
を行い、また、バッテリーから電力を供給される場合に
は、再装置の出力を所定値以下に制限して、低出力状態
で利用できる効果がある。

更に、電子レンジと冷凍冷蔵庫とを一体化することによ
り、一般家庭内め台所スペースを有効に使うことができ
、また加熱作用と冷凍作用を兼用することが可能となっ
た。

また、外部電源として商用電源とバッテリーとのどちら
かを選択することによって、電子レンジ或いは冷凍冷蔵
庫の少なくともいずれか一方を通電可能なため、屋内や
屋外、車内等へ持ち運び可能となり、幅広く利用するこ
とができるようになった効果がある。

すなわち、屋内に設置され、商用電源に切換えたときは
、電子レンジ使用中に、冷凍冷蔵庫の使用を一時停止さ
せるため、単独機能としての電子レンジと同一性能を得
ることが可能となる。

一方、バッテリーを電源として切換えた時は、屋外へ持
ち運びができ、電子レンジと冷凍冷蔵庫との少なくとも
どちらか一方の出力を所定値以下に制限させた低出力で
同時に保温と冷蔵機能とを作動させている。

このような従来にない電子レンジと冷凍冷蔵庫とを組み
合わせた複合機能を持つことによって、単一もしくは併
用が可能となり、持ち運びの自由な冷凍冷蔵庫付可搬型
電子レンジを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である冷凍冷蔵庫付可搬型電
子レンジの全体的な構造を示す斜視図、第２図は出力制
御回路を含んだ全体的な回路構成図である。 図において（１０）は筐体、（１１）は冷凍冷蔵庫、（
１２）は電子レンジ、（１３）は冷凍冷蔵庫コントロー
ルパネル、（１４）は電子レンジコントロールパネル、
（１５）は選択スイッチ、（１６）は冷凍冷蔵庫切換ツ
マミ、（１７）は電子レンジタイマ、（２０）はレンジ
スタートボタン、（２１）はバッテリー差込口、（２２
）は商用電源差込口である。 尚、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 マグネトロンへ高周波電力を供給するインバータ回路を
   備えた電子レンジ装置と冷凍冷蔵装置とが共通の筐体に
   組み込まれ、両装置が単独或いは、同時に使用可能であ
   り、且つ両装置の電源として、商用電源及びバッテリー
   に切換可能な冷凍冷蔵庫付可搬型電子レンジにおいて、 前記両装置がバッテリーから電力供給される時には、両
   装置の少なくともいずれか一方の出力を所定値以下に制
   限するとともに、商用電源による電力供給時には、電子
   レンジ装置の使用時に冷凍冷蔵装置の使用を一時停止す
   る出力制御回路を設けたことを特徴とする冷凍冷蔵庫付
   可搬型電子レンジ。